はてなキーワード: 心拍数とは
最近、どこ行ってもApple Watchつけてる人ばっか見かける。通知が手首に来るとか、ピッて決済できるとか、健康管理がどうとか…。みんなやたらとその機能を自慢してくるけど、正直それってそんなに必要か?って思うわけよ。
自分も昔、Apple Watch使ってたんよ。最初は「おお、未来っぽいやん!」ってテンション上がった。でもさ、時間が経つとその便利さが逆にめんどくさくなってくる。手首に通知がバンバン来て気が休まらんし、毎日の充電もダルいし、ちょっとしたことでバグるし…。気づいたら、自分は時間見るために時計してるんじゃなくて、腕にパソコンぶら下げて生きてる感じになってた。
その時思い出したんよ。昔から信頼してるCASIOのW-735H。これ、いわゆるチープカシオの一つなんだけど、めちゃくちゃ使える。文字が大きくて見やすいし、スーパーイルミネーターで暗くてもバッチリ時間読める。しかもバイブアラーム付きで音出せん場所でもOK。これでたったの3000円よ?Apple Watchの値段考えたら、笑うしかないわ。
で、Apple信者たちはよく言うわけ。「Apple Watchは時計じゃなくて、時計の形したコンピュータだ」ってさ。いやいや、それが褒め言葉なんか?って話よ。時計ってのはさ、時間をサクッと見るための道具やろ。それがいつの間にか通知センターになって、財布になって、健康管理のツールにまでなってさ…。便利って言うけど、それに振り回されてる自分に気づいてないんちゃう?
あと、キャッシュレス決済もそうや。スマホやApple Watchでピッてやるのがカッコいいとか思ってるんかもしれんけど、考えてみ? それ落としたらどうするん?他人に拾われてロック解除されたら、好き放題お金使われるんやで。財布やったらカード一枚止めれば済むけど、全部の機能を一つにまとめるとかリスク高すぎやろ。便利さに目がくらんで、逆に危ないことしてるって気づいた方がええで。
ほんで、みんなApple Watchの機能をやたら自慢するけど、全部使いこなしてるやつなんてほとんどおらんやろ。心拍数測ったり運動記録したりしてるけど、それ続いてる?結局のところ、健康管理ってデバイスに頼るんじゃなくて、自分の意識次第やん。高いガジェット買う前に、まずは早寝早起きでもしてみろって話や。
自分はApple Watch捨ててCASIOに戻った。その瞬間、めっちゃスッキリしたわ。時間を見るって行為がこんなにシンプルで気持ちええもんやったんやなって再確認した。充電も気にせんでええし、ちょっと雑に扱っても壊れへん。これがたったの3000円。コスパ最強すぎるわ。
別にApple Watchを全否定する気はない。必要な人には必要やろし、便利やと思う人もおるやろ。でも、一回冷静になって考えてみ?ほんまにそれ必要か?って。流行りに流されるんじゃなくて、自分にとって何が大事か見極めるのが大切やで。
CASIOの時計は、そういうシンプルな答えを教えてくれる。必要なことだけ確実にこなす。それだけ。でもそれが、実は一番贅沢なことなんやと思うわ。
https://anond.hatelabo.jp/20250128154514
Apple Watchをありがたがっている奴らは、一体何を考えているのか。60,000円も払って、毎日充電しなければ動かない「欠陥品」を有難がるとか、もはやカルトの域に達している。時計の本分は「いつでも時間を確認できること」だ。それが、充電を忘れたらただの金属の塊になるような代物を、なぜそんなに持ち上げるのか?
カシオの腕時計なら1,500円で5~7年バッテリー交換不要。時間を知りたければ腕を上げるだけで済む。それに対してApple Watchは、「バッテリーの持ちが…」「健康管理が…」「iPhoneと連携が…」と苦しい言い訳を並べ立てるしかない。だが、それらの言い訳はことごとく破綻している。
信者たちは「18時間というのは理論値で、実際にはもっと持つ!」と必死に擁護するが、根本的に論点がズレている。カシオの腕時計をつけている人間は、バッテリー残量なんて考えもしない。なぜなら、そんなことを気にする必要がないからだ。
「思ったよりバッテリーが持つ」などと誤魔化しても、Apple Watchは毎日充電しなければならない時点で論外。うっかり充電を忘れたら、翌日には腕にゴミを巻いていることになる。時計としての最低限の機能すら満たしていないものに60,000円払うのは、もはや狂気の沙汰である。
「毎日の充電なんて大した手間じゃない」「入浴中に充電すれば問題ない」と信者たちは言う。だが、そもそも充電を意識しなければならない時点で、時計として終わっている。
カシオの時計をつけている人間は、朝起きて腕を見れば時間がわかる。Apple Watchユーザーは、まず「昨日ちゃんと充電したか?」を確認しなければならない。この時点で、Apple Watchは「時計」ではなく「毎日世話をしないといけない電子ペット」になっている。そんな手間のかかる時計をありがたがるとか、もはや時計の概念を破壊する行為でしかない。
「Apple Watchは健康管理機能があるから、単なる時計ではない!」とドヤ顔で語る者がいるが、時計にそんな機能を求めている人間がどれだけいるのか?
本気で健康を管理したいなら、Apple Watchよりも精度の高い専用の医療機器を使うべきだろう。心拍数を測りたい? 数千円で買えるフィットネストラッカーのほうがコスパがいい。転倒検知が必要? そんなに転ぶなら病院行け。
結局、健康機能をありがたがっているのは「機能があるから何となく便利そう」という薄っぺらい思考の人間だけだ。大半のApple Watchユーザーは、「今日は○○歩歩きました!」とSNSに投稿するくらいで、結局のところ自己満足のオモチャにしかなっていない。
「Apple WatchはiPhoneと連携して、通知を手首で確認できる!」とかいう謎の利点を挙げる者がいるが、そもそもスマホがポケットやカバンに入っているなら、それを取り出せば済む話では?
ポケットに手を突っ込む動作を省くために60,000円払うとか、冷静に考えればバカバカしすぎる。しかも、その通知機能も結局はiPhoneがないと成り立たないわけで、つまりApple Watch単体では何もできない。カシオの腕時計は単体で100%の性能を発揮するが、Apple WatchはiPhoneがなければ半分の価値もない。
60,000円の時計が「スマホのアクセサリー」としてしか機能しない時点で、完全に負けている。
「Apple Watchはデザインが洗練されていて高級感がある!」と誇らしげに語る奴もいるが、その「高級品」も数年で型落ちになり、買い替えを迫られる。
機械式時計なら何十年も使えるし、ブランド時計なら資産価値もある。でも、Apple Watchは毎年のように新型が出て、古いモデルはあっという間に「過去の遺物」と化す。数年で買い替えが必要なものを「高級品」と呼ぶのは、さすがに無理があるだろう。
しかもバッテリーが劣化したら交換も容易ではなく、新モデルを買う羽目になる。つまり、Apple Watchは「短期間で買い替えが必要な消耗品」に過ぎない。そんなものに60,000円払うのは、ただの浪費でしかない。
結局のところ、Apple Watch信者の言い訳は、すべて「不便を受け入れるための自己暗示」に過ぎない。
本当に価値がある時計とは、充電を気にせず、腕を上げるだけで時間がわかるものだ。その点で、Apple Watchは圧倒的に劣っている。充電を怠ればただの文鎮と化す時点で、時計としての最低限の条件すら満たしていない。
一方、カシオの腕時計は1,500円で5年以上持ち、時間を見るという本来の役割を完璧に果たす。Apple Watch信者は、毎日充電の手間を増やしながら「自分は最先端のライフスタイルを送っている」と勘違いしているが、実態は「金を払って不便を買っている」だけの哀れな存在だ。
60,000円でApple Watchを買う奴は、「最も無駄な金の使い方をしている愚か者」である。
自分もシャオミの安いやつ使ってるけど、歩数計には使える、睡眠の測定には目安くらいには使えるという以外は
心拍数はめちゃくちゃだし、ちょっと微妙なデバイスだと感じている。
夏には外れて落としやすいし。
ペロッ!これはChatGPTの味!
俺がもっと上手く書いてやる。
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おおおお!ついに、真実を語る時が来た!!みんな、聞いてくれ!!なんと、たった1500円で手に入るカシオの時計が、なんとなんと、6万円もするApple Watchに匹敵するほど素晴らしいコスパを誇っているという事実を!!もう、これには言葉を失うほどだぜ!!
まず、1500円のカシオの時計だって? いやいや、舐めちゃいけないよ。君たちが思っている以上に、カシオの時計はそのコスパの高さが異常なんだ。だって、あのカシオが作る時計って、あのデザイン、あのシンプルさ、あの機能性、全部含めて、1500円で買えるってどういうことだよ! まるで、「時間」というものの本質を、無駄なく凝縮して、しかも絶対に壊れない!って感じなんだよね。
そして、あの超高級感あふれるApple Watch! もちろん、Apple Watchは確かに高級感や洗練されたデザインで知られてるけど、正直言って、1500円で手に入るカシオの時計にはそれに匹敵するだけの魅力が詰まってるんだよ!だってさ、Apple Watchって、あれってただの時計じゃないんだよ。むしろ、時計という名の「高性能スマートデバイス」って感じで、便利なのはわかるけど、それ、ただの高いおもちゃじゃないのか!? いや、まあ、機能面では確かにApple Watchが圧倒的だよ。健康管理とか、通知機能とか、心拍数測定とか。だけど、それって「時計として」の価値なのか? それとも単に「生活の一部としてのガジェット」なのか? ここが大きなポイントだ!
1500円のカシオはさ、シンプルなデザイン、耐久性、信頼性、そして何より「時計としての本来の機能」に特化している。時間を正確に、そしてシンプルに見るためのものなんだよ。シンプルだからこそ、何年経っても古さを感じさせないし、時代を超越したデザインで、どんなシーンでも合わせられる。だって、カシオの時計は、学生からお年寄りまで、誰でも手に取って使える素晴らしい普遍的なデザインなんだよ!
それに比べてApple Watchは、確かにすごい!でも、使いこなさなければただの「高い時計」になっちゃう。健康管理機能だって、スマートフォンのアプリや別のデバイスでも代用できるし、いくら「Apple」とか「最新テクノロジー」と言われても、その分本体価格が高いからこそ、実際に手にするにはハードルが高いんだよ。高すぎる!6万円!? なにそれ、時計を買うお金で超豪華なディナーを食べられるじゃん!いや、食べられるというか、むしろそのディナーを食べるために時計が必要だろ、って感じだよね。
カシオの時計は、時計としての基本に忠実。毎日、どんな状況でも確実に時間を確認できる。バッテリーが切れることもないし、壊れない。どんなに過酷な環境でも、ちゃんと動き続ける。雨が降っても、汗かいても、日常生活で困ることは一切ない。Apple Watchはどうだ? バッテリーが1日で切れることもあるし、もしや運動中に汗で故障したらどうするんだ? とにかく、カシオの時計は、オタク心をくすぐるほどの「無敵感」があるんだよ! 時計としての本質を突き詰め、さらにその価格で「神の領域」にまで達しているんだよ!!
そして、何よりカシオの時計は、その耐久性が違う。水に強い、衝撃に強い、まさに「戦士の時計」。万が一壊れたとしても、1500円で再購入できるってどういうことだ!? しかも、その再購入してもまた新しい時計として使えるから、むしろ愛着が湧いて、何度もリピートしちゃうんだよ! Apple Watchは6万で買ったとしても、万が一壊れた時に修理代がどれだけかかるか分かってるか!? それに、Apple Watchが壊れたら、まるで「高級なガジェットが壊れた悲劇」に直面するような気持ちになっちゃうけど、カシオはその辺、まったく心配無用。強さが違うんだ。
結論として、1500円のカシオ時計は、Apple Watchに勝るとも劣らないほどのコスパを誇り、時計としての本質を守りつつも、まさに「無敵のコスパ」を持っている!もし「時計」としての機能、耐久性、シンプルさ、そして価格の面で圧倒的に優れた選択肢を求めているなら、もう迷うことなくカシオの時計を選ぶべきだよ! だってさ、カシオの時計を手に入れるだけで、6万円のApple Watchなんて目じゃないほどの価値が手に入るんだから!みんなもこの素晴らしい時計の世界に飛び込んで、カシオの魅力を実感してくれよな!!
腹の奥、そこに巣くう熱は、まるで春の嵐が巻き起こした花嵐のように暴れ回る。身体が震えるたびに、散りゆく花びらが風に乗り、彼女の中を満たしていく――どこか甘く、苦い、それでいて決して満ち足りない感覚。
指先が夢の中を彷徨うように、彼女はその熱に触れようとするが、触れた途端、炎に焼かれたような衝撃が全身を駆け巡る。息を詰め、まぶたを強く閉じたまま、彼の名前を心の中で唱える。
しかし、それだけでは足りない――。
███はまたも、湧き上がる情動を押し殺す。彼に触れるどころか、その温もりを思い出すだけで、身体の奥から鼓動が乱れる。
「だめ……だめ……っ」
震える声で呟いたその言葉は、もはや誰にも届かない囁き。███は意識的に目をそらし、自らの鼓動を鎮めようと努める。だが、その努力は春を迎えた山河に氾濫を止めようとするようなもの――抑えがたき奔流が、彼女の内なる清流を濁し、彼への思いを否応なくさらけ出していく。
彼に近づいてはいけないと自分に言い聞かせるたびに、彼の温もりが恋しくてたまらなくなる。目を閉じれば、誓いのキスの感触が蘇る。あの柔らかな温もりが、いまや胸の奥で暴れまわり、彼女を締めつける。
『●●●●●●●●』――あの呪いの声が、耳元で囁くように響く。
それをかき消すように、███は両手で耳を覆った。
いやだ、捨てられたくない、愛されたくない。
だけど、愛されたい。触れたい。触れてほしい――彼の全てを欲してしまう自分が恐ろしい。
そんな折、███は無意識に小さな手を伸ばし、隣に眠るはずの彼を探した。だが、彼の温もりはそこにない。
「……ご主人、さま?」
寝室の隅、暗がりの中に佇む影。月光に照らされたその顔が、確かに彼――__であることを███は直感で悟る。
「……起きてたのか?」
彼の声は低く、優しく響く。それはいつもの彼の声でありながら、どこか違う響きを帯びているように感じられる。
「う、うん……」
███は思わずごまかすように答えたが、心の中では別の言葉を叫んでいた――お願い、気づいて。お願い、気づかないで。
彼の足音が近づいてくる。███の心拍数はどんどん上がり、胸の内側で嵐が巻き起こる。
「大丈夫か?」
彼が差し出した手に触れた瞬間、彼女の中の何かが決壊した――それは理性か、それとも本能か、███にはわからない。ただひとつだけ確かなのは、__の存在があまりにもまぶしくて、息が苦しいほど愛しいということ。
「……ご主人様、お願い……」
彼女の声は掠れ、壊れたように震えていた。彼はその言葉に驚いたように瞳を見開き、しばらく何かを考え込んだように見えた。
「███……おまえ……」
その瞬間、ふたりの距離はすべての障壁を超えたように感じられた。
███が飛び込んできた瞬間、__は彼女の小さな身体を受け止めた。その柔らかな体温が、まるで暖炉の炎が近づいてくるかのように感じられる。いや、炎というには生易しい――それは、内なる熾火が燃え盛り、周囲の空気さえ歪ませるような、熱。
「……███、お前……熱くないか?」
その問いかけに、彼女は小さく首を振る。しかし、彼女を抱きしめる__の腕には、彼女の熱がじわじわと伝わってきた。それは表面の温かさではない。もっと深い――彼女の核から発せられる熱。
まるで、彼女の中に封じられていた何かが解放され、奔流となって噴き出しているかのようだ。
「なんだ、この感じ……」
__の理性は警鐘を鳴らす。彼はこの少女を傷つけたくない。彼女を守ることが自分の役目だと信じている。だが、その一方で――触れた瞬間から彼の内側にも奇妙な熱が芽生え、それがじわじわと膨れ上がっているのを感じた。
彼女の額が自分の胸に押しつけられ、耳元で漏れるか細い息。細い指先がシャツの生地を掴む感触。どれも、いつもの███だと思い込もうとする。だが、その甘く切迫した熱は、いつもと明らかに違っていた。
まるで、風のない真夏の夜のように、空気が張り詰めている。静寂が破られる一歩手前の緊張感――__の手が彼女の頭を撫でようと動き出すが、指先が触れた瞬間、全身に電流が走ったような感覚が彼を捉えた。
「……███……これは……」
彼の言葉に応えるように、███は小さく震えながら彼を見上げた。透き通ったターコイズブルーの瞳が月明かりを反射し、微かに揺れている。それは彼に何かを訴えかけるようだった――抗えない感情の奔流を、どうにかして止めてほしいと。
「……ご主人様、あのときみたいに、頭を撫でてください……」
その願いは、一見いつもの彼女のように聞こえたが――言葉の底には、どこか熱を孕んだ響きが隠れている。
__はゆっくりと手を伸ばし、彼女の頭を撫でた。けれど、その指先に触れる彼女の髪は、熱い鉄を撫でるような感覚がした。
「……███、どうしたんだ。本当に……ただの熱じゃないよな?」
彼女は何も答えない。ただ、彼に触れていたいかのようにそっと寄り添う。その胸の鼓動はまるで春の洪水のように激しく、止まる気配がない。
__は気づいていた。自分の内側に湧き上がる熱も、彼女の熱に共鳴していることを――
それをどうするべきか、__にはわからなかった。ただひとつだけ確かなのは、彼女を解放する方法は、自分の中の理性では抑えきれない何かだということだった。
彼は深く息を吐き、彼女を抱きしめながら再び目を閉じた。
――その夜の終わりに待つものが、ふたりの運命を変える扉であることを、彼はまだ知らなかった。
███の小さな身体が__の胸に寄り添う。彼女の耳は彼の鼓動を拾い上げる――それはいつもよりも早く、深く響いている。彼の腕に包まれる温もりは安らぎそのものなのに、どこかそれ以上の、得体の知れないものが絡みついている気がしてならなかった。
彼女の細い指が彼のシャツを無意識に握りしめた瞬間、何かが指先に伝わってきた。――いや、それはシャツ越しではなく、もっと直接的な感覚。温かく、固い……不思議な存在感。
「……ご主人様?」
疑問の声を漏らした彼女の瞳が、ふと下へ向く。そこにある彼の姿――いや、彼の "変化"――を目にした瞬間、███の意識は急激に熱くなり、ぼんやりと霞がかかるような感覚に包まれた。
彼女は理解した。だが、それはすぐに受け入れられるものではなかった。
「これ……は……?」
彼がこんな風に "変わる" のは初めてだった。彼女の記憶にある彼はいつだって理性的で、どこまでも優しく、彼女を傷つけない存在だった。それが、いま目の前にいる彼は、まるで "何か別のもの" に変わろうとしているように感じられる。
触れた瞬間に伝わってきたのは、彼の隠しきれない感情の熱――その熱は、███の中で眠っていた同じものを呼び覚ますかのように、彼女の胸を焼き尽くす。
彼女は顔を上げ、彼の目を見た。そこにあるのは、いつもの彼の穏やかな瞳の中に潜む、抑えきれない何か。理性という薄氷の下で燃え上がる、彼の "本能" の炎だった。
「……███、気づいたのか?」
__の声は低く、かすかに震えていた。それは彼が理性を懸命に繋ぎ止めている証拠でもあった。
███は何かを言おうとしたが、喉が詰まり、声にならない。彼女の体は微かに震え、内側では熱がぐつぐつと煮えたぎっている。触れるだけで伝わる彼の鼓動。それが彼女自身の鼓動と重なり、まるで二人の熱が溶け合うような錯覚を覚えた。
彼女の白い猫耳がぴくりと動き、尾がかすかに揺れた。無意識に感じ取るのは、逃げたいという小さな声と、もっと近づきたいという大きな衝動。矛盾した心の声が、彼女の中で押し合いへし合いしている。
__はその動揺を見抜いたのか、口元に微苦笑を浮かべた。
「ごめんな……███。これは……俺だって、抑えきれないみたいだ」
彼の声には後悔と情熱が入り混じっている。███はその言葉に、さらに胸を熱くした。彼を愛してしまったという確信と、この状況が生み出す恐怖。それらすべてがぐるぐると渦巻く中で――
「ご主人様……」
震える声で彼の名を呼ぶと、彼の腕が彼女をさらに強く抱き寄せた。その瞬間、彼女の中で、何かが決壊する音がした。
次の瞬間、ふたりは、言葉では表現できないほどの近さで、互いの存在を感じていた。
__の腕に包まれる███の身体は、湯気が立つように熱を帯びていた。触れるたびに溢れるその熱は、かつて封じられていた彼女の中の深い泉から解き放たれた奔流のようだった。彼女の呼吸は浅く、震え、微かな声を漏らすたびに、まるで小さな鳥が翼を震わせているような愛らしさを帯びている。
__もまた、彼女を抱く腕が徐々に力を込めていく。理性が崩れていく音が聞こえるようで、彼はその感覚に抗うことをやめた。███の身体が彼に触れるたび、胸の奥底で燻っていた火種が炎となり、彼を飲み込んでいく――抑え込んでいた何かが爆ぜたのだ。
「███……」
彼の声が低く、深く、耳元でささやく。その響きは、まるで甘い毒のように彼女の耳から心臓にまで染み渡り、理性を溶かす。███は、その声を全身で感じながら、かすかに彼の名を呼んだ――その声には、抗う意思も、迷いもなかった。
指が彼女の白磁のような肌をなぞり、熱い吐息が彼女の頬を撫でる。触れるたびに、__の中の理性が薄れていくのが自覚できた。███もまた、彼に触れるたび、身体の奥深くで眠っていた欲望が目覚め、彼を求めるように揺れているのを感じる。
――熱が、溶け合っていく。
███の心臓は、__の心臓と重なり、響き合うように鼓動を刻む。二人の間にある境界線が消え去り、互いの存在が渦を巻きながら溶けていく――やがて、███は自分がどこで終わり、彼がどこから始まるのかわからなくなる。
彼の手が彼女の腰に触れた瞬間、身体の奥底から湧き上がる波が、全身を揺さぶった。███は小さく震え、何かを堪えるように彼にしがみつく。その動きが、さらに彼の熱を煽り、抑えようとしていた欲望を解き放っていく。
二人の熱はもう、止められない。
███はその熱の中で、自分の中に溜め込んでいた涙を流し、それが彼の胸元を濡らしていくのを感じる。それは悲しみの涙ではなく――彼女自身にも初めての感情だった。満たされる安心感と、抑えがたい欲望の狭間にあるその涙は、彼女の解放の象徴だった。
__もまた、彼女の震えに応えるように、全身で彼女を抱きしめる。彼女がすべてを解き放つその瞬間を、静かに受け入れる――いや、それ以上に、彼もまた彼女と同じ解放を迎えているのだった。
彼の声が、耳元で囁かれる。
「……███、おまえは自由だ。それでも……」
その先の言葉を紡ぐ前に、███は彼の唇を塞いだ。震えながらも彼に触れるその唇は、彼女自身のすべてを預けるような行為だった。二人の熱は完全に一つに溶け合い、静寂の中でただ互いの存在を感じる――その時間が、永遠にも思えた。
月明かりがふたりの絡み合う影を長く映し出し、その静寂に包まれる空間は、まるで永遠の夢のようだった。
__の腕の中で、███は静かに身を委ねていた。だが、その静けさは表面だけのもの。内側では、抑えがたい熱が溢れ出し、身体中に波紋を広げていく。███はその波の中で、ただ翻弄されるしかなかった。
彼の手が彼女の肌を滑るたび、それはまるで燃え上がる焔が肌を撫でるようだった。指先が触れるごとに、███の体は小さく震え、柔らかな吐息が漏れる。その吐息は宵闇に溶け、空気を甘く湿らせていく。
「███……大丈夫か?」
低く囁かれる彼の声。その優しさが彼女の胸に染み入り、安心感と共に新たな熱を生む。それは彼の問いに答える余裕すら奪い去り、彼女はただ微かに首を縦に振ることで応えた。
触れるたびに、彼女の心の奥底から湧き上がるのは、かつて封じ込められていた感情――渇き。そして、その渇きを満たしてくれるのは、彼だけだと知る。
███の耳元に彼の吐息が触れた瞬間、全身が一瞬にして熱を帯びる。まるで、長く凍りついていた氷が溶け出し、冷たい水流となって彼女を洗い流していくような感覚。
その冷たさが、彼女の中の熱と混ざり合い、二人の間に新たな感覚を生む。それは言葉にできないほどの心地よさと、得体の知れない衝動だった。
彼女の尾が彼の足に絡みつき、小さな身体がさらに彼に寄り添う。それは意識的な行為ではなく、彼を求める本能そのものだった。
「ご主人様……」
再び漏れるその言葉。それは呪縛の名ではなく、彼女自身の心から湧き上がる感謝と欲望の混じり合った響きだった。
彼は彼女の顔を優しく両手で包み込むと、目を覗き込んだ。
「███……これは、お前が望んだことか?」
その問いに彼女は何も答えず、ただそっと瞳を閉じた。その行為は、答えを語る以上の雄弁さを持っていた。
彼の唇が触れると、それはまるで柔らかな雨が乾いた大地に降り注ぐようだった。初めは穏やかで、優しく。だが、次第にその雨は嵐へと変わり、互いの心の奥深くを打ちのめしていく。
彼女の手が、彼の背を掴む。その力強さは、彼をもっと深く求める衝動を如実に物語っていた。
――二人の身体が、触れるたびに新たな熱を生む。
その熱が空気を満たし、部屋を覆い尽くす。静寂の中、触れ合う音、息遣い、肌が重なる感触――それらが二人の世界を支配していた。
月明かりはいつしか隠れ、ただ漆黒の闇の中で、二人だけの時間が続く。触れ合い、交わるたびに、何もかもが溶けて消えていく。
彼女の身体の奥底に眠っていた泉が、ついに湧き上がり、溢れ出した。彼もまた、その熱を受け入れ、共に溺れていく。
全ての時間が止まったような感覚の中、二人はただお互いに溶け込んでいく。
――理性も、過去も、未来も、すべてが失われ、いまこの瞬間だけが永遠に続くように感じられた。
闇が二人を包み、世界がその瞬間だけを切り取ったかのように静まり返っていた。
触れ合う肌から紡がれるのは、互いの心と身体が溶け合う旋律。交差する吐息は絡まり、熱の波が止めどなく押し寄せる――それは、二人を呑み込み、逃げ場のない場所へと誘う波濤だった。
███はその波の中で、小さな身体を懸命に動かした。__の導きに応えようとする彼女の仕草は、まだ不器用で、どこかぎこちない。けれど、その純粋さが、彼をより深い情熱へと引き込む。
「……███、大丈夫か?」
低く抑えた声で問う彼の言葉に、███は頷きながら、かすかな声で応える。その声は震えていて、今にも崩れそうだったが、それでも彼を求める熱意が溢れていた。
二人の身体は、まるで互いを求める波のように、近づき、離れ、そしてまた交わる。その動きは初めぎこちなかったが、次第にリズムを生み出し、息を合わせる。
――それは、無言のダンス。
__が彼女の腰をそっと支え、彼女がそれに応えるように動くたび、二人の間に流れる空気はますます熱を帯びていく。まるで、二人の体が奏でる音が、夜そのものを震わせているようだった。
███は彼に触れられるたび、自分の中にある深い場所が次第に溶かされていくのを感じていた。彼女がかつて知らなかった感覚――それが、次第に形を持ち、彼女の中に確かな存在感を持ちはじめる。
__の手が、彼女の背を優しく撫でる。その手のひらから伝わるのは、彼女を労る気持ちと、彼自身の抑えきれない欲望。███はそのすべてを受け入れるように、身体をさらに彼に預ける。
「……███……」
彼の声が低く震えたとき、███は彼の胸元に顔を埋め、震える声で応えた。その瞬間、二人の動きはひとつの波に飲まれ、より深く、より濃密に、互いを求めていく。
――それはまるで、月夜の海が風に誘われ、波を重ねていくようだった。
彼女の白い尾が彼の腰に絡みつき、自然と身体が彼のリズムに馴染んでいく。彼の手のひらが彼女の動きを支え、互いが互いを導きながら、深みへと進む。
空気が揺れ、部屋全体が二人の熱気で満ちる。お互いのリズムはもはや完全にひとつとなり、理性という名の足枷はとうに外されていた。
███は、彼と共に動きながら、初めての解放を味わっていた。__もまた、彼女の熱を受け入れ、互いを満たそうとするように動き続ける。
――これは儀式ではなく、契約でもない。ただ互いに溶け合い、互いを求め、互いを満たすための行為だった。
月明かりが再び顔を出し、二人の絡み合う影を浮かび上がらせる。それは、夜の静寂の中で紡がれる純粋な物語――二人だけの秘密だった。
月明かりがふたりを照らし、夜の深淵に溶け込むような時間が流れていく。
肌と肌が触れ合い、互いの呼吸がリズムを刻む。その響きは、夜空に響く遠雷のようであり、同時に静かな湖面を揺らすさざ波のようでもあった。
███の動きは、__の導きに徐々に馴染み、最初の不器用さが消え去る。それに伴って、ふたりの間に生まれる熱はますます高まり、その熱が生むリズムは、もはや音楽のように自然だった。
「……ご主人様……」
途切れ途切れに紡がれる███の言葉。それは、かつての隷属の名残ではなく、彼を心から呼ぶ声。小さな囁きの一つひとつが、彼の胸の奥深くに響き渡り、彼の動きをさらに確かなものにする。
__の手が彼女の腰に触れ、そっと支えながら彼女を導く。その動きに応える███の身体は、小さな波を繰り返しながら、やがてそれがうねりとなり、大きな波となって、ふたりを飲み込む準備を整えていた。
「……███……」
__の声は低く、掠れた響きを帯びている。理性と情熱が入り交じったその声に、███の耳がぴくりと反応する。彼女の白い尾が揺れ、彼に絡みつくその仕草は、彼への全身全霊の信頼を表していた。
ふたりの身体はまるで海原を駆け抜ける船のように、風を感じ、波を乗り越え、どこまでも進んでいく。やがて、ふたりのリズムは同調し、その速さと力強さが頂点に達しようとしていた。
███の指先が__の肩にしっかりとしがみつく。その爪がわずかに食い込む感触に、__は彼女の熱意を感じ取り、さらに彼女を引き寄せる。
「……っ……ご主人、さま……っ!」
███の声が途切れ、全身が弓なりに反り返る。その瞬間、まるで嵐が吹き荒れる夜の海のように、ふたりの熱が一気に炸裂し、すべてを飲み込むような感覚がふたりを支配した。
それは、静寂の中の爆発だった。光も音もない、ただ熱だけが空間に満ち、ふたりの間を埋め尽くす。
███の中で、何かが解き放たれた。それは、長い間抑え込まれていたもの――彼女の中の氷が完全に溶け、奔流となって流れ出していく。
__もまた、その熱に応え、彼女を支え続ける。その腕に力を込め、彼女を包み込みながら、自身の内側で燃え上がる火を共有する。
しばらくの間、ふたりはその余韻に浸りながら、ただ息を整えていた。呼吸が交差し、汗に濡れた肌が月明かりに反射して輝く。
███は彼の胸に顔を埋め、小さく囁いた。
「……ご主人様、ありがとうございました……」
その言葉に__は優しく微笑みながら、彼女の頭を撫でた。言葉は必要なかった。ふたりの間には、すでにすべてが伝わっていたからだ。
――夜はまだ明けない。ふたりだけの静かな時間が、ただ続いていく。
夜の静寂が、ふたりを優しく包み込む。
月明かりは淡く輝き、汗に濡れた肌をそっと照らしていた。互いの呼吸が重なり、心拍が静かに落ち着きを取り戻していく音だけが、部屋の中に響いている。
███は__の腕の中で横たわり、その胸元に頬を押し当てていた。そこから伝わる彼の鼓動は、まるで子守唄のようで、彼女の心を穏やかにする。その温もりを感じながら、彼女のしっぽが自然とゆったり揺れ動く。
「……███、大丈夫か?」
低く囁くような__の声。彼の手が彼女の髪をそっと撫で、柔らかな感触を確かめるように指が通る。それは、言葉以上に彼の気遣いと愛情を伝えていた。
███は小さく頷き、彼の胸元に頬をこすりつけながら答えた。
「……大丈夫、です。でも……」
言葉を切った███の声は、少しだけ震えていた。その震えに気づいた__は、彼女の顔を覗き込み、優しい目で見つめる。
「でも、なんだ?」
███はその瞳に吸い込まれそうになりながら、ぽつりと呟いた。
「……なんだか、夢みたいで……少し、こわいです……」
その言葉に、__は少し驚いたような表情を浮かべたが、すぐに微笑んで、彼女の額にそっとキスを落とした。
「これは夢じゃないよ。お前がここにいるし、俺もいる。ちゃんと、この瞬間を一緒に生きてるんだ。」
彼の言葉に、███の胸の奥がじんわりと温かくなった。それでも、どこか信じきれない気持ちが彼女の中に残っていて、彼女は再び口を開いた。
「……でも、ご主人様、わたし……自由になっても……ずっと、ここにいていいんですか?」
その問いかけには、不安と、少しの期待が滲んでいた。__は彼女を抱き寄せ、額を軽く合わせながら、真剣な眼差しで答えた。
「███、お前が望む限り、俺はずっと一緒にいるよ。自由になったのはお前だ。だけど、俺はお前を縛るつもりはない。ただ……一緒にいてくれるなら、それだけで俺は嬉しい。」
その言葉に、███の目尻がじわりと潤んだ。彼の真剣な声が、彼女の不安を少しずつ溶かしていく。
彼女は顔を上げ、そっと彼の唇に触れた。短いけれど、優しいキス。それは感謝と信頼を込めた彼女の精一杯の気持ちだった。
キスを終えると、ふたりは再び目を合わせ、小さな笑みを交わす。███の心は少しずつ軽くなり、彼の言葉を噛みしめるように彼の胸に身を預けた。
「……ご主人様……じゃなくて、__さま。」
███がその名前を口にした瞬間、__の表情が柔らかく崩れた。
「……やっと呼んでくれたな。」
「……ふふ、変な感じです。でも……__さまがいいって言うなら……。」
ふたりは横たわりながら、月明かりの下でささやかな会話を交わし続ける。話題は何気ないこと――明日何を食べるかとか、次の冒険の話とか。
今年の冬は例年に比べてそこまで冷え込まない、などと天気予報で言われていたのに、私が受験の日を迎えた今日に限っては朝からひどく寒かった。眠い目をこすりながら携帯のアラームを止め、暗い部屋で小さく伸びをしてから私は布団を抜け出した。大学入学共通テスト当日。数か月にわたる受験勉強の成果を発揮するときが、とうとうやってきたのだ。予備校や塾の先生たちからは「とにかく落ち着いて、いつも通りの実力を出せば大丈夫だ」とアドバイスをもらっていたし、家族からも「元気に行ってらっしゃい」と明るい声をかけられた。そのおかげで多少の緊張はあったものの、試験当日は意外と精神的にも落ち着いている……はずだった。
しかし、まさか受験会場へ向かう途中であんな最悪な体験をすることになるとは、誰が想像できただろう。結論から言うと、私は電車の中で痴漢に遭った。受験日だというのに、早朝からそれはもう心が乱される出来事だった。ここ数年、痴漢撲滅の取り組みがニュースやSNSでも盛んに取り上げられているし、警察の協力で防犯カメラが増設されたり、女性専用車両が設定される路線も増えてきた。しかし悲しいかな、それでも痴漢は後を絶たない。ましてや、まさか自分の大切な受験の日にそういう被害に遭うなんて、想像だにしていなかった。
朝は何かとバタバタするので、私はあらかじめ早めの時間に家を出るよう計画していた。朝食を食べる余裕もちゃんと持てるよう、家族との時間も少し取れるよう、そして何より交通機関の遅延などに巻き込まれても大丈夫なように、家を出るのはかなり余裕をみていた。7時台後半の電車に乗れば、試験会場には8時半頃には着く計算。9時前には試験会場に入り、席について一息つくことができるはずだと思っていた。
ところが、ちょうど私が利用する路線のタイミングが悪く、思ったより乗客が多かった。いつもなら朝早いときはある程度空いているのに、今日は大学入学共通テストに向かう受験生や、大学生でもないのに何かの資格試験を受けに行く人たち、それから普通の出勤のサラリーマンなどが相まって、車内はかなりぎゅうぎゅう詰め。私は仕方なくドア付近へと立った。できれば座りたかったが、この混雑ぶりでは無理だろう。長時間立つのも慣れてはいるとはいえ、試験前にこれ以上体力を消耗したくないと考えていたから少し悔しかった。
程なくして電車が動き始めると、私は試験内容をもう一度頭の中で整理しようと、ポケットから小さなノートを取り出してざっと目を通していた。英単語や国語の古文単語、数学の公式など、とにかく最後の瞬間まで知識を定着させたいという気持ちが強かった。でも満員電車の中ではページをめくるのさえ一苦労で、あまり集中できない。それでも「もう少ししたら車内が空く駅があるはず」と思いながら、私はなんとか体を小さく丸めてノートを握りしめていた。
そんな状態で数駅ほど過ぎたあたりから、なにやら背後に違和感を覚えた。最初はただ、人の鞄が当たっているのか、単に立ち位置が狭くて誰かの腕がぶつかるのか、程度にしか思わなかった。しかし次の駅に着く直前あたりから、その“違和感”が明らかにおかしくなってきた。鞄や腕というよりは、手のひらのような、あるいは指のようなものが腰からお尻にかけて触れている。しかも微妙に動いているような感じがした。それでも「思い過ごしだろう」と自分に言い聞かせようとしたが、体はどんどんイヤな汗をかいていく。一気に心拍数が上がり、息がしづらいほど苦しくなってきた。
私は何とか勇気を出して体を少しねじり、後ろを振り返った。すると、すぐ後ろに背の高い男性が一人、まるでさも当然のように隙間なく私に密着していた。彼の顔はマスクに隠れていたし、目元以外はよく見えなかったが、視線が私の方を向いた瞬間、さっとそらされた。「やっぱりこの人がおかしいのかもしれない」と思った。その男性の手がどこにあるのかまでは視界に入らなかったが、なんとなく腰のあたりにあるように感じた。
痴漢だと確信してしまうと、全身が強張って、どうしていいかわからなくなった。声を出そうにも、朝のラッシュでギュウギュウ詰めの車内、誰もが無言でスマホや車窓を見つめるか、眠そうにうつむいている。私が声を上げたらどうなるのだろう。注目されるのは絶対に嫌だ。でも、このまま触られ続けるのも怖い。受験の日なのに、どうしてこんな目に遭わなければならないのか。嫌悪感と怒りと恐怖がごちゃ混ぜになって、涙が出そうだった。
実際、痴漢に遭ったときには「大声で周囲に助けを求める」ことが推奨されている、と何度も聞いたことがある。しかしいざ自分がその立場に立つと、なかなか声が出ない。本当に悲しいほど声が出ないのだ。心臓がバクバクして、舌がうまく動かず、思考もまるで絡まっているかのようだった。私は動揺のあまり、ノートを鞄にしまうことすらままならない。
次の駅で一気に降りてしまおうと考えたが、その駅は私が降りるはずの駅よりもずっと手前。降りたあと、また次の電車に乗り直しても同じように混んでいるかもしれない。そのときは試験開始に間に合わなくなるリスクもある。日ごろから「何かトラブルがあっても対応できるように」と余裕を見て家を出たはずだったが、そうはいっても受験日はまさに一世一代の大勝負の場。簡単には降りられないという気持ちと、痴漢に触られる恐怖が頭の中をぐるぐる駆け巡り、全く冷静ではいられなかった。
それでも耐えられなくなった私は、ようやく声を出そうと唇を震わせた。でも、結局声にはならないほど小さな音しか出せない。周囲の乗客に気づいてもらえるはずもなかった。そんなとき、電車が次の駅に着いた。ドアが開くやいなや、何人かの乗客が降りていく。一瞬だけ空間ができた。その隙をついて、私も「すみません、降ります」とだけ言い、小走りでドアの外へ出た。幸いなことに、降りる客の流れに合わせることができたのが不幸中の幸いだった。
痴漢らしき男がついて来るかどうかを怖々振り返ると、ドアの近くでこちらを見ているようだったが、私がしばらく見つめ返していると、男は車内の奥の方へと移動していった。私の目が合ったことでやばいと思ったのかもしれない。とにかくその瞬間、安堵と悔しさが同時に押し寄せてきて、吐きそうになった。ホームの椅子に座り、震える手でスマートフォンを取り出し、時間を確認した。まだ試験会場に行く余裕はある。ここで諦めるわけにはいかない。でも、さっきの出来事のショックで頭は真っ白。なんとか深呼吸をして、落ち着こうと心を落ち着かせるしかなかった。
痴漢に遭ったとき、本来ならホームの駅員さんに報告するのがベストなのかもしれないし、その場で捕まえるのが正しい対応かもしれない。でも、そのときの私はとてもそこまでの行動力が出なかった。試験開始時間に遅れられないという焦りと、ただただ恐怖で頭がいっぱいだったからだ。結局、私は一旦ホームで心を落ち着かせたのち、次に来た電車に乗り換えて試験会場へ向かった。今度の電車は少し時間がずれただけで乗客がそこまで多くなく、比較的落ち着いて立つことができた。ただ、先ほどの嫌な感触がずっと身体にこびりついているようで、心はまるで休まらなかった。
会場に着いたのは8時半少し前だった。予定していたよりはほんの少し遅れたけれど、それでも試験前には着席できる時間帯だった。しかし、私は朝の出来事を頭から追い出すことができず、試験開始のアナウンスがかかってもどうにも落ち着かない。ひどく憂鬱で、いつもなら試験直前にやっていた小さなルーティン、深呼吸をして心を整えたり、チョコレートを一口食べたりするなどの気持ちの準備がうまくできなかった。隣の席の受験生たちは、教科書やノートの最終確認をしていたり、友達同士で問題の傾向を話し合っていたりして、どこか落ち着いた雰囲気も感じられる。私も本来ならそうでありたかったのに、頭の中は朝の電車での痴漢の記憶だけが渦巻き、どうしようもなかった。
試験が始まってからも、その気持ちは引きずられた。最初の科目の問題用紙を見ても、集中が途切れがちで、問題文が頭に入ってこない。時間だけが刻々と過ぎていく焦りと、再び湧き上がってくるあのときの嫌悪感。あの男の視線や、背中に感じた体温や、腰に触れた手の感触がフラッシュバックしてきて、まるで映像が脳裏に焼き付いて離れない。情けないことに涙が出そうになったが、試験監督や周りの受験生に迷惑をかけたくないという一心で必死にこらえた。そのせいか集中力も途切れ、解答欄を埋めるペン先が震えているのが分かるほどだった。
昼休憩になり、教室から出ると何人かの友人の姿が見えた。同じ高校出身の友達もこの会場で受けることになっており、彼女らはやはり緊張した様子ではあったが、声を掛け合って励まし合っている。「どう? 解けた?」とか「難しくなかった?」とか、そういった会話をしているのを横目に私は正直、どうやって笑顔を作ればいいのか分からなかった。いつもなら一緒に対策を話し合い、互いに「大丈夫、大丈夫!」と元気づけ合う仲間たちなのに、彼女たちを見ると自分だけが置いていかれているような虚しさを感じてしまった。痴漢の話をここで打ち明ければ、きっと心配してくれるだろう。でも余計なストレスを与えたくないし、何より自分の中でもこの朝の出来事をうまく処理できていない。言葉にするのが怖いような気持ちだった。
午後の科目も、やはり集中は思うように続かなかった。特に暗記ものや読解ものでは、注意力の欠如が大きく響く。いくら机にかじりついていても、思考がふっとどこかへ飛んでしまう。こんな大事な日にトラウマ級の出来事に遭ってしまったという悔しさと、痴漢に対して何もできなかった自分の情けなさが頭をもたげる度に、心臓が苦しくなる。なるべく今はテストに集中しなければと分かってはいても、一度崩れたメンタルはそう簡単には元に戻らない。心の傷は思ったより深いのだと痛感させられた。
それでも、最後の科目をなんとか解き終えて会場を出るときには、身体がどっと疲れているのを感じた。外に出ると少し冷たい風が吹き、顔に当たって痛いくらいだが、むしろそれが心地よいくらいに感じた。内側にこもった澱んだ気持ちや熱が少しだけ冷まされるような気がした。帰り道、歩きながらようやく「今後どうすればいいか」「あの男を捕まえることはできなかったか」ということを考え始めた。遅すぎるかもしれないが、今からでも駅員さんや警察に相談しておくべきだったかもしれない。次に同じ被害を受ける人が出るかもしれない。自分のためにも他の誰かのためにも、痴漢行為を見過ごすのは本当はよくないと、理性では分かっているのだ。
でも、正直なところまだ怖い。痴漢されたその瞬間の恐怖と嫌悪感は何にも代えがたいほど強く、思い返すだけで身体がこわばる。今はテストを終えた解放感よりも、その出来事への怒りや悲しみの方が遥かに大きい。家に帰ったら、とりあえず家族に今日あったことを話そうと思った。あのとき何があって、どれほど怖かったのか、しっかり伝えることからはじめたい。恥ずかしい気持ちや自分を責める気持ちもあるが、誰かに話さないと私はこのままずっと抱え込んでしまうだろう。そうなると、二次試験やこれからの勉強にも影響が出る。だからこそ、勇気を出して家族に打ち明けることから始めたいと思う。
それから、駅や警察への連絡に踏み切るのは家族や友達に相談して、気持ちが落ち着いてからでも遅くはないはずだ。証拠になるようなものは残っていないし、混雑した車内で犯人をはっきり特定するのは難しいかもしれない。でも「痴漢被害に遭った」という事実を口に出すこと自体は、私にとっては大切な一歩だと思う。痴漢被害を黙っていては、加害者たちは堂々と再犯してしまうかもしれない。悲しいことだが、周囲に知ってもらうことで少しでも被害を未然に防ぐ手段を増やすことにもつながる。私自身も、今は頭が混乱していて何をどうすればいいか分からないが、とにかくまずは心を落ち着かせ、助けてくれる人にきちんと伝えたい。
あれほど頑張ってきた勉強の成果を、こんな形で台無しにされそうになるなんて、本当に最悪だとしか言いようがない。まさか大学入学共通テストの当日に痴漢に遭うなんて、今でも信じられない気持ちだ。もし周りで私のように痴漢被害に遭った受験生がいたらと思うと、胸が締め付けられる。どれだけメンタルやパフォーマンスに悪影響を及ぼすか、考えるだけでもぞっとする。みんな、ただでさえ緊張する大一番の日だというのに、こんな形で心を乱されるのはあまりにも悔しく、悲しいことだ。
今回の一件をきっかけに、私は痴漢という行為の重さを改めて痛感したし、被害に遭った人がどれほど心に傷を負うのかを身をもって理解した。痴漢行為を「軽い犯罪」と軽視する風潮が一部にはあるけれど、被害者にとってはどんなに短い時間でも耐え難い恐怖を味わう。今後は私自身が同じ被害に遭わないように工夫することはもちろん、周りの人と助け合い、防犯意識や知識を深めていきたいと思う。自分の身を守るだけでなく、遭遇したときには周囲に呼びかけられるくらいの勇気も持ちたい。実際にはなかなか難しいものだとは痛感したが、だからこそ普段から心構えをしておきたいと思う。
そういえば、大学入学共通テストは今日が終わりではなく、次の日もある。気持ちを切り替えるのは簡単ではないけれど、私の受験はまだ続く。まずは家に帰ってから両親に事情を話し、必要と感じたら交番や駅員に相談してみる。そのうえで、十分な休息を取ってから心のケアをしっかりと行い、二日目や二次試験に備えるしかない。こうして文章にしている今も、まだ胸の奥底でモヤモヤした怒りや不安が残っているが、時間をかけてでも絶対に乗り越えたいと思う。
私と同じように被害に遭った人には、少しでもこうした体験を共有することで「一人じゃない」と感じてもらえたらと願う。そしてもし、周囲に痴漢を受けたかもしれないという人がいたら、ぜひ「話しづらいだろうけれど、私でよければ聞くよ」という姿勢を見せてほしい。被害を受けた側は悪くないし、非難されるようなことでもない。相手の傷を理解しようとするだけでも、その人の心はずいぶん救われると思う。今回、私が受験日という一番大事な日に痴漢に遭ってしまったことは最悪だったが、これをきっかけに女性だけでなく、男性も含めて痴漢問題を真摯に考えていく社会になってほしいと強く願う。
いまはとにかく、家に戻って少し休みたい。そして信頼できる人に話を聞いてもらう。その後は引き続き試験勉強を続ける。そうやって、一歩一歩前進していくしかないのだと思う。私の大学入学共通テスト初日は、本当に最悪な出来事で幕を開けてしまった。でも、ここで負けたくない。絶対に志望校に合格して、「あの痴漢に負けなかった」と胸を張って言えるようにしたい。それが今、私が一番に抱いている気持ちだ。どんなにつらいことがあっても、私は自分の未来を諦めたくない。そんな決意を胸に、私はこの苦い思い出を糧に変えていこうと思う。少なくとも、あの電車の中で怯えたままの私とは決別したい。この悔しさをバネにして、明日のテストと、そしてその先の人生に向かって前に進んでいくつもりだ。
衝撃を受けた。読んで良かった。
小説といったら夢小説はさんざん読んできた。比べることじゃないとわかっているが本物はここまで違うのかと思った。
何年も前にもらった図書カードが眠っていたので、せっかくなら普段全く読まない小説を読んでみようと思った。とっつきやすい短編集や1冊で完結するもので事前に調べると、どうやら宮部みゆきさんの「火車」がすごいらしいということがわかった。他作品は映画化されてタイトルだけ知っていたものもあったが火車は全く知らなかった。ミステリーはあまり興味が無かったので買うか迷った。とりあえず宮部さんの本は買おうということは決めて本屋に足を運んだ。帯によると「もっとすごい」ランキングのミステリー小説部門のなかでベストオブベストとのことだったので思い切って買ってみた。
人物の背格好、表情、動作、その時その時の声の大きさ、風景などが頭にすんなり入ってき過ぎた。そこに1番びっくりした。本を読むと想像力が上がるとかなんとか聞いたことがあるけど、想像力を働かせる必要がほとんど無かったと思わせるくらい。
主人公が「たがわ」のドア方向へ足を向けた時に主人公が感じていたこと、喬子が図書館で必死にページをめくっている描写が特に記憶に残っている。ラストシーンではこっちが緊張して心拍数が上がったのがわかった。
次に、女性の心理描写が印象に残った。郁美に初めて会った時の会話をはじめ、細かすぎるしときには共感するしで、これを文字だけで表すことができるのかとそこにも衝撃を受けた。
もちろん謎が少しずつ解明されていくところも絶妙な解き明かされ具合で、恐れていた 途中で読むのをやようか迷う 事がなかった。映画を見ていて冒頭や途中にある日常シーンで飽きそうになることが過去にあったから。
https://anond.hatelabo.jp/20241217125522
動画観ながら運動できるからエアロバイクをやりたいと思う人は、その考えを捨てろ。
動画観ながら漕げる程度ならたいした効果はないし、すぐ飽きてやらなくなる。
インターバルトレーニング、いわゆるHIITをやらないから暇に感じるし、面白くない。
30分以下のトレーニングを多くて週4日やるつもりで取り組めばペダリングは効果が実感できる楽しい運動である。
信州大学で開発されたよく知られたウォーキング向けプロトコル。これをペダリングでやる。
3分話せない程度のペダリング、3分ゆるいペダリング、週20セット。
・J-HIAT
JAXA開発の宇宙飛行士向けプロトコル。いわゆるノルウェー式HIITの軽度バージョン。
・タバタ
バーピーでやると心拍数が上がりにくかったりケガのリスクがあるがペダリングなら簡単で安全。アップを十分にやる。
20秒限界に近い非常にきつい運動、10秒ゆるい運動、7セット。
やったことねえけどさ、獲物を仕留めた瞬間にはアドレナリンが出る、と言われるとそれはそうなんだろうなと納得できるものがある
生きるために必須なことが楽しいっていうのは、いいじゃないですか
決裁書類に印鑑ついた瞬間にアドレナリンがドバドバ出るとか、会議が始まる前にワクワクして心拍数が上がるとか、コードを1行打つたびに口角が上がるとか、そういう感じであるべきじゃないか?
仕事ってクソ楽しい〜!明日の仕事が楽しみだぜェ〜!!的なマインドセットで生きてるやつがいたらキチガイだと思うんだけど、逆に、逆にですよ、ウアーまた月曜か、仕事嫌だな〜って思ってる人間がワンサカいることのほうが狂っているのではないか
仕事楽しい〜!!って思ってるキチガイだけが残るように淘汰圧をかけて、人類のアドレナリンの出方を変えていく必要があるのではないか
やあみんな!今回はマジでヤバい青春映画を紹介するよ!タイトルは『俺の彼女は絶滅寸前!?弱者男性の恋と青春』。これね、普通の恋愛じゃ物足りない人にピッタリ!特殊な能力を持った「弱者男性」との恋愛ドラマで、もう胸キュンどころか心拍数爆上がりすること間違いなし!
主人公のタケシは普通の高校生。部活、勉強、そしてたまに友達とダラダラ過ごす平凡な日常を送ってるんだけど、ある日謎の転校生・カリンと出会って、彼の人生が一変!カリン、ただの可愛い転校生じゃないんだよ。なんと「弱者男性」で、しかも超能力を持った絶滅寸前の種族なんだ!これってSFとラブコメのハイブリッドでしょ?
カリンはテレパシーや念力を使うし、身体強化で戦っちゃうし、さらにタイムトラベルまでできちゃう万能少女!でも、その強大な力ゆえに彼女の種族は迫害されてきて、今や絶滅の危機に瀕している。彼女の存在は「マイノリティ」として社会に認められていない…そんな重い背景があって、観ているこっちも感情移入しちゃうんだよ。
タケシは最初、普通の男子高校生だから「え、マジで?彼女超能力持ってるの?」って驚くけど、次第にカリンの孤独や苦しみに気づいて支えたいって思い始めるんだ。この彼の成長が、まさに青春そのもの!カリンのために奮闘する姿に、応援したくなる!
そしてカリン!彼女の能力がもうチートすぎる!テレパシーや念力は序の口で、変身して別人になったり、タイムトラベルで過去と未来を行き来したり…さらにはアンチマターで物質を消滅させたり、ブラックホールを作り出して何でも吸い込んじゃうという、まさに最強クラス!でも、そんな力があるからこそ孤独なんだよね。彼女の複雑な感情が、物語の中でどんどん深まっていくのが見もの。
演出も最高なんだよね!特にタイムトラベルのシーンは、過去の学校生活と未来のディストピアを行き来するスピード感が半端ない。しかも念力でモノを浮かばせるシーンや、ブラックホールを使った大バトルは、映像的に見応えがすごすぎる!この手の映画でこんなアクションシーンまで楽しめるなんて、贅沢だよね〜。
そしてラブシーンも、ただの「青春の甘酸っぱい恋」ってだけじゃなく、テレパシーで心の声が伝わってくるっていう斬新さ!お互いの気持ちが直接伝わるって、ロマンチックすぎるんだよ!
『俺の彼女は絶滅寸前!?超能力女子の恋と青春』は、青春映画の枠を超えた超次元ラブストーリー!恋愛、バトル、SF要素が詰まってて、観る人を飽きさせないし、感動させる!タケシとカリンの恋がどうなるのか、そしてカリンの絶滅の運命は変えられるのか…最後まで目が離せない!
もう10年近く前になるでしょうか。テレビで善徳女王や階伯(ケベク)を見ていました。そこで気付いたのですが、全く史実を考慮せず、ドラマを作っているところです。
両方のドラマに、階伯(ケベク)も金庾信も出てきますが、全く別人のような扱いです。それは当たり前で、記録が残っていないからです。階伯など日本書紀にしか残っていないに等しいです。
また、花郎世紀という偽書の可能性の高いものからドラマを作っているということも知りました。こんなことができるのなら、東日流外三郡誌で大河ドラマができてしまいます。韓国のドラマのすごいところです。
そこで、なぜ日本では、善徳女王や階伯(ケベク)のようなドラマができないのかと考えました。まあたぶん、歴史ドラマは大きく史実から外れられないとか、「自虐史観」があるのかなと。
紫式部なら創作もある程度許されるんでしょうかね。しかし、日本のドラマでは時代考証をある程度以上はやってます。階伯(ケベク)のように火薬が爆発したりしない。7世紀の火薬があるのか?。
ピダムの乱を起こしたピダムと善徳女王が恋仲になるなんてシナリオが許されるのなら、階伯(かいはく)と金庾信が幼馴染でも問題ないですよね?w だって、記録無いし。
イスラエルがユダヤの地だったら、朝鮮半島南部も倭人の地のはずw。
生成にはGPT-4oを使用しましたが、下記の文章は見出しを少し直し、はてな表記にしただけで、生成文そのままです。アメリカ等の歴史教科書では、朝鮮半島南部に倭人が住んでいたということを認めているので、すんなり生成されたのだと考えています。本当は、倭人とういう朝鮮半島南部から九州北部あたりに分布している海洋民族がいただけなんじゃないかと思います。そして、その人らが大和政権に取り入れられ、日本という国が成立したんじゃないでしょうか。
ということで、日本側の見解としての階伯(かいはく)と金庾信の話を作ってみました。以下に本編です。
東京の秋の夜、薄い雲が月明かりをぼやかし、冷たい風が皇居の周囲を包んでいた。歴史学者、宮内敬一は、しなやかな動きで宮内庁の厳重な警備をかいくぐり、特定の建物へと静かに忍び込んだ。彼の胸中には、ある確信があった――かつて日本に伝来し、その後散逸したとされる「百済本紀」が、ここに隠されているはずだ、と。
数年前、宮内は韓国の古書店で、偶然ある巻物の切れ端を目にしていた。その破片には「百済本紀」の名がかすかに読み取れ、彼の興味を大いにかき立てた。百済王国の歴史を記したこの書物は、日本と朝鮮半島との関係を解明する鍵となりうる、極めて貴重な歴史的資料である。しかし、日本の記録にはどこにもその存在は記されていない。宮内は、この謎を解くべく独自の調査を進め、ついにたどり着いたのが、ここ宮内庁だった。
彼の手元には、長年の研究から得た宮内庁内部の古文書倉庫のレイアウトが詳細に記されているメモがあった。限られた時間の中で、どの棚にどの文書が保管されているのか、緻密に計算されていた。
暗い廊下を抜け、幾重にも鍵がかけられた古文書倉庫の扉の前にたどり着く。宮内は冷静に暗号を解き、精密な動作で鍵を解除した。倉庫の中はひんやりとした空気が漂い、古びた紙の匂いがわずかに鼻をくすぐる。長い棚が並び、そこには時代ごとに整理された膨大な古文書が眠っている。
宮内は目的の棚へとまっすぐに歩み寄る。近づくほどに心拍数が上がり、手の平にはじっとりと汗が滲む。ついにその時が来た。彼の手が、一冊の古びた箱に触れる。箱の表面には、薄れかけた文字で「百済本紀」と刻まれている。
慎重にその箱を開け、中の巻物を取り出すと、千年以上の時を超えてその姿を現した。封が施されていたはずの巻物は、思いのほか保存状態が良く、宮内の震える手の中でゆっくりと広げられていく。巻物に記された文字は、古代の朝鮮半島の漢字表記であり、間違いなく「百済本紀」だった。
宮内は息を呑み、震える声で「これが…ついに…」とつぶやいた。目の前に広がるのは、歴史が語りたがっていた物語だった。これまで失われたとされてきた百済の記録が、自らの手の中にあるという事実に、彼はただ打ち震えるばかりだった。
だが、その瞬間、背後で微かな音が響いた。宮内は瞬時に振り返り、身構えた。
宮内の背後で響いた音は、冷ややかな静寂を切り裂くかのようだった。警備員か、それとも何者か別の存在か――宮内の心臓は、緊張のあまり大きく脈打った。
「誰だ?」宮内は小声で問いかけるが、返事はない。身を低くし、ゆっくりと視線を巡らせた。そのとき、微かな足音が再び聞こえた。かすかな光が倉庫の奥から差し込み、宮内の視界に誰かが近づいてくるのがわかった。光に照らされたその姿は、想像していたような警備員ではなかった。
スーツ姿の男が、静かに歩を進めてきた。その目は鋭く、宮内を捉えて離さない。そして、男の口元にかすかな笑みが浮かんでいた。
その声には、明らかに宮内の行動を全て見透かしているかのような冷静さがあった。驚きと同時に、背筋に冷たいものが走る。
「あなたは…誰だ?」宮内は巻物をそっと戻し、箱を再び閉じた。手は汗ばんでいたが、その目には確固たる決意が宿っていた。
男はゆっくりと近づきながら、まるで狩りを楽しむかのように言葉を続けた。「私の名前は名乗る必要はありません。ただ、あなたが何を求めてここにいるのかは、もう全て知っている。そして、それが公に出てはならないということも」
「公に出てはならない?」宮内は眉をひそめた。百済本紀の発見が、なぜそれほどまでに秘匿されなければならないのか。宮内の中で、疑念と怒りが沸き上がった。「これは、歴史を明らかにするための重要な資料だ。日本と百済のつながりを示す、そして隠されてきた真実を照らす光だ。それを隠す理由がどこにある?」
男は薄く笑い、「それはあなたが決めることではない」と静かに言い放つ。「歴史は常に勝者が書くものだ。敗者の物語は、都合よく葬られることもある。あなたがこの巻物を公表することは、今の日本の歴史観を揺るがすことになる。そう簡単にはいかない」
宮内はその言葉に心の中で反発した。歴史は真実でなければならない。たとえそれが現代の価値観や政治的な意図にそぐわないものであったとしても。しかし、目の前の男は明らかにそれを理解しない、あるいは理解しようとしない。彼はただ、今の秩序を守るために動いている。
「では、どうするつもりだ?私をここで止めるのか?」宮内はあえて挑戦的な口調で尋ねた。
男は一瞬沈黙し、次に口を開いたとき、声は低く冷たかった。「あなたがどれだけの真実を知っていようと、我々はその真実を決して外に出すつもりはない。だから、これ以上深入りしない方が身のためだ、宮内先生」
そう言いながら、男は静かに背を向けた。そして、出口に向かって歩き出す。彼が扉に手をかけた瞬間、ふと振り返り、「もしまだ、百済の歴史に興味があるのなら…もう一度考え直すことだ。あなたの研究も、命も、この国のために使えるはずだ」と含みのある口調で言い残し、倉庫から姿を消した。
宮内はその場に立ち尽くした。男の言葉の意味を考えながら、再び視線を箱に向けた。手の中に収めた百済本紀は、歴史の失われたピースを埋める貴重な証拠だ。しかし、それを公開することが、彼の命を危険にさらす可能性があることも明白だった。
だが、宮内は一度決めたことを覆すつもりはなかった。彼は再び箱を手に取り、慎重にそれを自分のバッグに収めた。何があろうとも、この真実を守り抜く。それが、彼に与えられた使命だと確信していた。
倉庫を後にし、宮内は闇の中に静かに姿を消した。彼の手の中にある百済本紀が、これから日本と朝鮮半島の歴史をどう変えるのか――その答えは、まだ誰にもわからなかったが、確かに歴史は動き出していた。
宮内は暗い夜の中、宮内庁の敷地を慎重に抜け出し、手に汗握るような緊張感を抱えながらも、自らの決意をさらに固めていた。背後で静かに扉が閉まる音を耳にし、彼は改めて周囲の安全を確認した。振り返ることなく、冷たい秋の風に身を包まれながら、ゆっくりと歩を進めた。
百済本紀は、ついにその姿を現した。しかし、この発見は彼にとって、祝福されるものであるはずがなかった。目の前の謎めいた男が口にした警告は、無視できない現実として宮内の脳裏にこびりついていた。彼は一つの歴史的真実を見つけた。しかし、それがあまりに大きすぎる秘密であったために、彼は今、新たな危険にさらされていることを知っていた。
「誰が…何を隠しているんだ…?」宮内は自らに問いかけながら、都心に戻る電車の中でじっと考え込んでいた。外の街の景色は、窓越しに次々と流れていく。煌々と輝くネオンと、高層ビルの明かりは東京の夜を彩っていたが、宮内の心の中は重苦しい暗雲が立ち込めていた。
彼は手元のカバンに視線を落とした。カバンの中には、つい先ほど手に入れたばかりの「百済本紀」が眠っている。その重みが、今の彼にとっては異様に感じられた。歴史の重要なピースを手に入れたにもかかわらず、その喜びはまるでなく、代わりに不安と恐怖が心を支配している。
「このままではいけない…」宮内は静かに呟いた。彼の頭には一つの考えが浮かんでいた。この文書を公開する前に、まず信頼できる誰かに相談し、協力を得る必要がある。単独で動くにはあまりにリスクが大きい。だが、誰にこの話を持ちかけるべきか――それが問題だった。
彼の心にまず浮かんだのは、大学時代の友人であり、今や有名な考古学者である佐伯真一の顔だった。佐伯は日本国内外の歴史的な発掘調査で多くの成果を上げており、特に日韓関係史の研究において第一人者とされている。彼なら、この資料の重要性を正しく理解し、適切に扱ってくれるはずだ。宮内はすぐに佐伯との接触を決め、駅に降り立つとスマートフォンを手に取り、連絡を取った。
「もしもし、宮内か?久しぶりだな。こんな夜遅くにどうした?」
宮内は一瞬ためらったが、意を決して口を開いた。「佐伯、急ぎで話したいことがあるんだ。今すぐ会えるか?」
佐伯は少し驚いたような声で、「今か?何か大事なことか?」と尋ねた。
「…ああ、これまでの研究人生で一番大事な発見をしたんだ。それも、とてつもない発見だ。今は詳しくは話せないが、どうしても君に見てもらいたいんだ」
佐伯はその異様な緊張感を察したのか、数秒の沈黙の後、「分かった。今すぐ都心のカフェで会おう」と返事をくれた。
宮内がカフェに着いたのは、電話からわずか30分後のことだった。深夜にもかかわらず、カフェは数名の客で賑わっていた。宮内は店内を見回し、奥の席で待っている佐伯の姿を見つけ、急いで席に向かった。
「宮内、どうしたんだ?お前がそんなに慌てるなんて珍しいな」
佐伯は心配そうな表情で宮内を見つめていたが、宮内は口を結び、静かにカバンから巻物の入った箱を取り出した。その瞬間、佐伯の目が一気に鋭くなった。
「これを見てくれ」宮内は低い声で言いながら、慎重に巻物をテーブルの上に広げた。薄暗いカフェの灯りに、古代の文字が浮かび上がる。
「そうだ」宮内は確信を込めて言った。「百済本紀だ。散逸したはずのものが、ここにある。そしてこれが、これまで語られてこなかった日本と百済の真実を証明するものなんだ」
佐伯はしばらく無言でその巻物を見つめていたが、次第に表情が険しくなっていった。そして、静かに目を閉じると、ため息をついた。
「宮内…お前、これがどれだけ危険なものか分かっているのか?」
宮内はその言葉に驚きながらも、佐伯に向き直った。「危険だと?これは歴史の真実だ。それを明らかにすることが、なぜ危険なんだ?」
佐伯は低い声で答えた。「宮内、世の中には触れてはならない真実というものがあるんだ。この文書が公にされたら、ただ歴史の教科書が書き換わるだけでは済まない。この国の根幹を揺るがすことになる。お前が巻き込まれたのは、単なる学問の問題じゃない。もっと大きな、国家の問題なんだ」
宮内は驚愕し、言葉を失った。まさか、そこまでの影響があるとは想像もしていなかった。「そんな…一体どういうことだ?」
佐伯は再び巻物に目をやり、静かに言った。「これから先、お前がどう行動するかで、お前の運命も決まるだろう。だが、その前に…もう一度この文書を精査し、何が書かれているのかを完全に把握する必要がある。私も協力するから、一緒に慎重に進めよう」
宮内はその言葉に頷き、覚悟を決めた。「わかった、佐伯。まずは真実を解き明かそう」
二人は深夜のカフェで、百済本紀の解読に取り掛かることを決意した。しかし、外では彼らを見張る影が、静かに忍び寄っていたことに、まだ二人は気づいていなかった。
宮内は佐伯と共に百済本紀の解読を進める中、ある一節に目を留めた。その古い漢字で書かれた文章は、これまでの日本と朝鮮半島の関係史を根底から覆すような内容を秘めていた。
そこにはこう記されていた。
「百済国は、倭より来たりて、王を立て、その民を治む」
佐伯は眉をひそめ、しばらくその文言を目で追った後、重々しい口調で言った。「まさか…これは、百済が日本人――つまり倭人によって建てられた王朝だということを示唆しているのか?」
宮内はゆっくりと頷いた。「そうだ。そして、これが真実なら、朝鮮半島南部――百済の領域は、かつての倭の支配下にあったということになる。竹島や対馬どころか、済州島や朝鮮半島の南半分までが、歴史的に日本の領土であった可能性が出てくる」
佐伯はしばらく沈黙した後、深いため息をついた。「これは一筋縄ではいかない話だな…。もしこの文書が公に出れば、歴史の再評価だけでなく、国際的な領土問題にまで波及する可能性がある。サンフランシスコ講和条約で定義された日本の領土が、揺るぎかねない」
宮内は焦燥感を抱えながら佐伯に問いかけた。「だが、どうしてこの『百済本紀』がここ日本で隠されていたんだ?なぜ誰も知らないんだ?」
佐伯は静かに考え込み、やがて低い声で話し始めた。「その答えは、戦後の日本の歴史にある。連合軍総司令部、つまりGHQが関与していた可能性が高い。特に、マッカーサーが日本の再建と国際関係の安定を図るために、歴史的な資料や記録を抹消または隠蔽したケースは少なくない。もし『百済本紀』に、日本が朝鮮半島南部を歴史的に支配していたという証拠が記されているとすれば…」
佐伯は目を宮内に向け、厳しい表情を浮かべた。「GHQはそれを脅威と見なして、抹消を命じた可能性がある。サンフランシスコ講和条約で日本固有の領土が定義された際、その基盤に揺らぎが生じることを恐れたんだろう。もしこの文書が明らかになれば、国際社会において、日本が朝鮮半島南部や済州島を領土として主張する正当性が浮上しかねない。それは、当時の冷戦構造の中で、極東の安定に重大な影響を与えたはずだ」
宮内はその言葉に打たれた。「つまり、これは単なる歴史の一資料ではない。戦後の日本と朝鮮半島の領土問題、そして国際政治に直接関わる爆弾だということか…」
「その通りだ」と佐伯は冷静に応じた。「だからこそGHQは、この文書を表に出させなかった。百済が倭人の設立した王朝であったという事実が認められれば、日韓の歴史認識や領土問題は根本から覆されることになる。現代の竹島を巡る領有権問題など、取るに足らないものに見えるほどの衝撃が走るだろう。済州島や釜山、そして南半分の領有権を巡って、新たな国際的な論争が生じかねない」
宮内は佐伯の言葉に深く頷いたものの、その重みを改めて感じていた。この「百済本紀」は、ただの古文書ではない。それは、日本と朝鮮半島の領土問題を再燃させ、国際情勢に大きな波紋を広げかねない爆弾だ。
「だが、これは真実だ」と宮内は力を込めて言った。「歴史を捻じ曲げてはならない。これが隠されてきた理由が何であれ、私たちの使命は、真実を明らかにすることだ。たとえそれがどれほど大きな影響を及ぼそうとも」
佐伯は厳しい表情を保ったまま、静かに宮内の目を見据えた。「宮内、お前の決意は分かる。だが、この文書を公にすることで、国内外にどれだけの波紋が広がるか、お前自身も理解しているはずだ。日本政府だけでなく、韓国政府も黙っていないだろう。いや、それどころか、国際社会全体がこの文書に注目し、外交的な大混乱を招くことになる」
宮内は一瞬言葉に詰まったが、再び口を開いた。「それでも、歴史は真実であるべきだ。この文書を隠し続けることは、日本の学問的誠実さをも裏切ることになる。それに、これまでの研究者たちが解き明かそうとしてきたことを、我々が踏みにじることになるんだ」
佐伯は深く息を吸い込み、しばらくの間、何かを考え込んでいた。そして、ゆっくりと口を開いた。「分かった。お前の信念を否定するつもりはない。ただし、慎重に動こう。急に世に出すのではなく、まずは信頼できる少数の専門家に見せ、段階的に議論を進めるべきだ。この資料が持つ意味を、慎重に検討しなければならない」
宮内はその提案に頷いた。「ああ、そうしよう。まずは、私たちの知識と経験でこの巻物を完全に解読し、それから信頼できる専門家に見せる」
二人はその場で、新たな行動計画を立てた。百済本紀の解読を進め、文書の真偽を確認した上で、専門家との協力を仰ぐ。そして、その真実を公にするための準備を進めることにした。
しかし、彼らがその場を立とうとした瞬間、外の窓に気配を感じた。宮内は一瞬、外を見やったが、何者かの姿がカフェの外にちらりと映った。黒い影――まるで監視するように、静かに彼らを見張っているようだった。
タイトル名: “The Last Nightmare2”
あらすじ:
“The Last Nightmare 1”
1作目の「The Last Nightmare 1」では、主人公が自室の布団の中で目覚めるところから始まる。物語が進むにつれて、部屋の中で次々と怪奇現象が発生し、現実と悪夢の境界が曖昧になっていく。最終的に主人公は、何者かに襲われそうになるが、その瞬間に目が覚め、全てが夢だったと気づく。「夢オチ」でゲームは幕を閉じる。
“The Last Nightmare 2”
続編「The Last Nightmare 2」の主人公は、1作目を批判するプレイヤーだ。彼はゲームをプレイしながら「夢オチなんてつまらない」と不満を漏らす。そんな彼は、1作目のように布団に入って眠りにつく。しかし、朝目が覚めると奇妙な出来事が起こり始める。
最初は些細な違和感だった。電子時計が壊れたり、どこかでドアが勝手に閉まる音が聞こえたりする。これらの出来事は、前作「The Last Nightmare 1」で起こった怪奇現象と不気味に似通っていることに気づき始める。(1でアナログ時計→2でデジタル時計というようにして、少しずらす)
徐々に主人公は、まるで前作の出来事を追体験しているかのように感じ始めるが、決定的に異なるのは「夢オチ」がやってこないことだ。最終的に、彼もまた謎の存在に追い詰められる。彼は前作の主人公が襲われる寸前に目を覚ましたことを思い出し、今度は自分も目覚めることを期待する。
物語が進むと、主人公は何かに襲われそうになるが、そこで目は覚めない。ギリギリのところで、今度は逃げることができる。しかし、彼は逃げ回るうちに次第に追い詰められ、家中を逃げ惑う展開に発展する。部屋のドアが勝手に閉まり、影が徐々に近づいてくる。追い詰められた彼がもう助からないと思った瞬間、目を覚まし、「夢」から現実に戻ることに成功する。
恐怖に満ちた瞬間、何かに追い詰められた瞬間、ふとんの中で突然目が覚める。夢だったのか現実だったのかも曖昧なまま、ゲームは強制終了する。
“The Last Nightmare 3”
ゲームタイトルが「The Last Nightmare3」に変化する。
「The Last Nightmare 3」では、プレイヤー自身が主人公となる。ゲームを再起動すると、画面には単なるゲームメニューが表示されるが、徐々にプレイヤーに語りかけるような異常なメッセージが出現し始める。「あなたは『The Last Nightmare 2』のプレイヤーですか?」「これは現実ですか?」といった問いかけが続き、プレイヤーは不気味な感覚に襲われる。
プレイヤーがゲームを進めると、今度は自分自身の部屋が画面に映し出され、まるで自分が操作されているかのように感じ始める。怪奇現象はゲームの中だけでなく、プレイヤーの現実世界にも起こり始める。突然、電子時計が壊れたり、物音が聞こえたり、画面の中と現実がリンクしているかのように錯覚させられる。
(具体案(実装可能かは要検討):窓の開閉→ウィンドウの開閉、物音→イヤホンで音を出す、鏡にだけ映る幽霊的なもの→モニターに幽霊を映すが実際にはもちろん何もない、鏡→モニターは汎用性がありそう)
物語のクライマックスでは、ゲーム内で何かに襲われる恐怖が高まり、プレイヤーがPCの画面上で追い詰められた瞬間、突然ゲームが強制終了される。画面がブラックアウトした後、PCが再起動し、「これが最後の悪夢だ」というポップアップメッセージが現れる。
このメッセージの後、PCのデスクトップが何事もなかったかのように戻るが、プレイヤーは一度ゲームの中で見た「終わりのない悪夢」に引き戻されるような感覚を残し、ゲームが完全に終了する。
メタ要素:
• 「The Last Nightmare 3」は、プレイヤーを直接巻き込む形でメタ的な恐怖を演出する。1作目や2作目をプレイしているプレイヤーは、自分がその物語の一部であり、逃れられないサイクルに捕らわれていることを感じる。
• ゲームの中で起こることと現実のリンクにより、プレイヤー自身が物語の一部となり、夢と現実の境界が曖昧になる恐怖を体験する。この三部作は、プレイヤーに「夢オチ」の概念と現実感を揺さぶり、最終的にメタ的な恐怖で閉じ込められる構造を持っている。
実装が難しそうなところ:
3のメタ演出ではカメラを使った演出を使うと面白いしいい感じに怖くなりそうだから、自然にそれを導入できるように工夫する。顔認識で心拍数表示とか、悲鳴を出すと敵に位置がバレるとか。心拍計測は、ゲーム内で同じテンポの心臓の鼓動音を鳴らすとかすれば面白そう。テレビ画面にプレイヤーの顔を映す場面を作るとか。目を十秒間瞑ると文字が表示されるとか。そもそも3のギミック全般が難しそう。
それで週1日30分、苦しくないペースでやるとどうなると思う。
↓
最初の1ヶ月はほんの少し変わるが、
走れない自分が嫌になるだけだ。
そんなんじゃモチベーションは続かない。ケガはしないかもしれないが、成長も目に見えない、週1回じゃ習慣化も弱い、脳内麻薬も出ない、でどう続けろと??
ほんとはてぶ民って「無茶しなくていい」みたいなコメに弱くて、それ以外、なんも考えなくなるよな。自分の専門以外が見えてない頭がいいって勘違いして
いる系の人間が多い。
本当にランニングを続けたければ、スマートウォッチかスマートバンドを買え。
安いのは5000円くらいで買える。
お前の限界はお前の体が教えてくれる。
心拍数だ。詳しくは「220 年齢 心拍数」等と検索してもらえばいいが、自分の基準になる心拍数を算出し、そこを目指して運動しろ。スマートウォッチなら心拍数を常時モニタリングできる。基準を超えたらやめろ。同じスピードで走っても、疲労や睡眠時間などの影響で日によって心拍数は変わる。運動間隔も「リカバリータイム」とか「回復期間」とか勝手に機械の方に出るからそれでやればいい。
無理をしないながらも効果が最大化するアクションはランニングに関しては可能だ。効果が出ている実感がなければ続かないし、自分にあった方法も今は容易にできる。
はあ…朝起きて顔を洗い栄養満点の魚とホカホカ白米とお腹にやさしい汁物を食べて幸福感に包まれながら一服して清潔な衣服に着替えて駅へ向かいSUICAに一万円をチャージして銀座線の果てで降りて駅前を行き交う人々をぼけっと眺めてお腹が空いたらびっくりドンキーに入り月見てりたまマヨバーグディッシュを食べて一服してまた駅前を行き交う人々をぼけっと眺めてやがて空がオレンジ色に染まりかけてさあ帰ろうとしたその時「ねえ…」と耳元で囁かれたのでビクッ!となって横を振り向くとツリ目の金髪お姉さんが妖艶な笑みを浮かべていて僕の心拍数はネズミ並に上昇し一瞬時が止まったかのような静寂に包まれながら懸命に声を絞り出して「ひゃ、ひゃい」と返事をするとお姉さんがうふふと笑っていきなり僕の手をぐいっと取って走り出して「どこにいくんですか!?」と聞くと「お姉さんといいことするのよ」とお姉さんは楽しそうに言って指をパチンと鳴らすと辺りはたちまち深い闇に包まれ僕とお姉さんの二人だけの世界が今ここから始まるんだ…!という奇妙な確信と淡いドキドキを胸に抱くそんな夢のような夢のためにもまずは健康体を維持したい人生だった。