「VP」を含む日記 RSS

はてなキーワード: VPとは

2024-11-17

メルペイの退職エントリー

https://note.com/nu2_jp/n/nac8c7e2f20ab

これ

書かずにはおれない。

メルペイの退職エントリー

https://note.com/nu2_jp/n/nac8c7e2f20ab

これ

書かずにはおれない。

メルペイの退職エントリー

https://note.com/nu2_jp/n/nac8c7e2f20ab

これ

書かずにはおれない。

メルペイの退職エントリー

https://note.com/nu2_jp/n/nac8c7e2f20ab

これ

書かずにはおれない。

メルペイの退職エントリー

https://note.com/nu2_jp/n/nac8c7e2f20ab

これ

書かずにはおれない。

メルペイの退職エントリー

https://note.com/nu2_jp/n/nac8c7e2f20ab

これ

書かずにはおれない。

メルペイの退職エントリー

https://note.com/nu2_jp/n/nac8c7e2f20ab

これ

書かずにはおれない。

2024-11-15

anond:20241115104501

カマラハリスはアホ発言しかしてないよ。もう少し頭の良い人を最初からVPにしとくべきだったな!

2024-08-17

あなた山田太郎にだまされている。VISAは何も変わっていない、変えていない

[B! 山田太郎] 山田太郎議員クレカ規制撤回成功。次回参議院選挙出馬白紙

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2419641

クレカ規制本質は大したことではないのだが、その簡単なことを理解してないアホが多すぎる。

GAFAMにしろクレカ会社しろ、こうした企業が行なっているのは、犯罪に関連するものにはサービスを使わせないのが利用規約、それだけだ。

殺人詐欺麻薬などの犯罪に関わるものにはサービス提供しない。ここに異を唱えるバカはいないだろう。

そして犯罪には、非同意行為児童ポルノが含まれる。

このところ頻発しているクレカ規制は、単にそうした犯罪である同意行為児童ポルノを扱っているので、プラットフォーマーサービスの利用を拒否されたに過ぎない。

ワード規制は行わないと言質をとった?アホすぎる。最初からプラットフォーマーワード規制など行なっていない。違法コンテンツサービス提供してないだけだ。今回、VISAVP(Vice President)は、そもそもやってないことを、やってないと明言したに過ぎない。

ところで、VP副社長と訳されることがあるが、日本人イメージする副社長とは全然違う。何人もいる事業責任者の1人に過ぎない。欧米大企業ならVPと名乗る人は2桁は必ずいる。VisaのVice ChairはKelly Mahon Tullierでこの人が日本語でいう副社長に近いと思うが、山田太郎が会ったのはVice President Payments Policyだと言っており、単に支払いポリシー部門トップということだろう。少なくとも以下の経営陣のメンバーではないように思われる。名前を出してくれたらわかるのだが、突っ込まれたくないから敢えて名前を出してないという見方もできる。

https://investor.visa.com/corporate-governance/board-of-directors/default.aspx

話は戻るが、結局プラットフォーマー基準犯罪から、使わせない、それだけに尽きる。直近だと、とらのあなニュースがわかりやすい。


とらのあな」で作品掲載停止、作家の報告か話題 決済会社の「児童性的虐待コンテンツに該当」削除要請が背景か(オタク総研) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce62d6bb70e3dc04c102220587b154ec3bacd94f

先日、決済会社様より貴サ一クルの下記作品児童性的虐待コンテンツ(CSAM)に該当するとの通知があり、販売停止ならびに通販ペ一ジの削除の要請がございました

国際的犯罪だとみなされるCSAMを扱っているから止められる、それだけである

記事にまた的外れコメントが載っていて、ただ、これが日本で一番誤解されている、理解されてない部分だと思う。

該当作品年齢制限付きのアダルトコンテンツとなっているが、アーカイブページなどを参照した限りでは記録物ではなく、イラストによる架空創作物だった。そのため、この報告を見た一部ユーザーからは「CSAMには該当しないのでは」と決済事業者側の要請内容に疑問を呈したほか、とらのあな側が「要請内容の伝達ミス」の可能性も指摘するなど、さまざまな意見が飛び交っている

架空創作物ならCSAMでない、そんな常識世界的にはない。イラストであろうとCSAMはCSAMである

例えば以下はGoogleの一部のポリシーだが、「子ども性的虐待のすべての画像漫画も含む)や、子ども性的表現したすべてのコンテンツ」と明言されている。

https://support.google.com/faqs/answer/7425194?hl=ja

子ども搾取に関連するコンテンツ: 子ども搾取または虐待するコンテンツ禁止されています。これには、子ども性的虐待のすべての画像漫画も含む)や、子ども性的表現したすべてのコンテンツが含まれますGoogle ではこのようなコンテンツを削除し、アカウント無効化関係当局への報告など適切な措置を講じます



ここが世界日本ギャップを生んでいるところなのだが、日本では実在児童に関わるものでなければセーフとされている。しかし、それは世界では非常識なのだ日本コンテンツを楽しんでいるあなた方には文句があるだろう。しか世界的には犯罪とみなすのが標準なのだからあなた要望しなければいけないのは「ワード規制をするな」ではない。そもそもワード規制はされていないのだから

あなた要望しなければいけないのは、犯罪とみなす基準を変えろ、である

まりいい例ではないかもしれないが、覚醒剤コカイン麻薬から規制されてしかたないが、マリファナ麻薬じゃないと主張するようなものかもしれない。ちなみに欧米を始めとしてマリファナ合法化された国や地域が増えているが、クレカ決済は使えない。おそらく合法でも、プラットフォーマ基準では麻薬からだと思う(これに関しては完全に推測)

なので、クレカ規制をされたくないのなら、マリファナハードドラッグではないので麻薬とは区別して扱ってくれ、と主張するような努力必要なのだイラスト漫画のような非実在児童ポルノはCSAMではない、という国際的合意をとらない限り、今後も日本の各サービスではクレカ規制が発生すると断言する。

山田太郎のやったことは何の意味もない。ワード規制そもそも行われていない。今後もイラスト漫画であっても、国際的にCSAMとみなされるコンテンツを扱うサービスは、クレカ規制を必ず受けるだろう。

anond:20240817073400


追記ブコメ適当にお返事

id:coper山田が聞いてきた現状の説明のことを執拗に“言質”と言い張る世間知らずがここにも登場している」言質を取ったと言ってるのは私ではありません。このポストhttps://togetter.com/li/2419641 に対する投稿であり、まとめの中で言質とおっしゃられている方々がいるので、それを引用しています。なので「“言質”と言い張る世間知らずがここにも登場」と書かれていますが、「ここ」ではなく、該当Togetterと書きたかったのですよね?そちらにもコメント残されているようですし

id:proverb 「本当に犯罪ならクレカ会社の前に警察が動いてる」警察が動いてなければプラットフォーマーが何もしないなら意味のあるコメントかもしれませんが、そんなことないですよね?例えばGoogle垢BANされた人は警察に追われていたのですか?CSAMが取り締まられる理由犯罪から、と雑に括ったからこういう反応が出てると思うが、とらのあなが具体的に明かしてくれたように現実としてCSAMだからクレカ規制は行われている。

id:Winston_Smith2b非実在合法なのは日本だけでは無い。台湾アメリカなども合法アメリカ合法とも言い切れません。 https://en.wikipedia.org/wiki/Legal_status_of_fictional_pornography_depicting_minors プラットフォーマー利用規約違法行為にはサービス提供しないことを謳っていますが、無駄リスクを取ってもしかたないので、グレーゾーンは厳しめに扱うのが一般的です。合法な国があるからOKとはならないのがこの問題

色々コメントいただいてますが、一部に緩い国があっても、非実在でもCSAMっていうのが流れで、この流れは全体的には進む方向なので、山田議員が何をしようとクレカ規制の現状は変わらない。DL.Getchu.comにしてもこのポストがぶら下がっている anond:20240817073400 が指摘するようにCSAMコンテンツは復活していない。

このポスト国際的プラットフォーマーがCSAMに非実在を含むことの是非は問うていません。私個人としては被害者なき案件表現の自由を鑑み慎重に扱うべきとは思いますが、現実として国際的プラットフォーマーがCSAMに非実在を含めている以上、解決策はローカル手段を使うか、プラットフォーマーに縛られない手段を使うことしかない、ということになります

本人が自覚的か否かは知りませんが、山田議員のやっていることは問題解決に何ら貢献しないという事実を指摘したまでです。意味がなくても支持者向けにパフォーマンスする人もいるよね。

2024-05-23

anond:20240522144650

俺も米スタートアップ日本からリモート勤務してるけど、1度従業員の数分の1を解雇するレイオフに遭遇したよ

幸いにも自分レイオフ対象にならず今も働いてるけど、うちの会社と大きく違うな~って思ったのはウチのスタートアップ場合はおそらくCEO/COO以外のマネージャーVP、CxO含めてレイオフされる側だったこ

いや凄いもの体験したと思ったよ

だってVPやManager, CxOクラスの人がバンバンfarewellメッセージSlackに残して去っていくんだぜ?

しろなんで俺がレイオフされなかったのか聞いてみたいが、誰がレイオフ対象を選別したのかも分からんしどうしようもない

ただ凄い面白いなと思ったのは、レイオフの2ヶ月後くらいにレイオフされた元従業員数名が普通に再雇用されて職場に戻ってきたこ

カリフォルニアだったかどっかは

レイオフは勤続年数長いシニア社員レイオフ優先度下げなければならない

レイオフ再雇用実施する場合レイオフされた元従業員を優先的に雇用しなければならない

って法律だか規則だかがあった気がするけど、レイオフしといてすぐ再雇用するとか、こんなのありかよ!って思ったわ

だってレイオフしたらストックオプションパーだぜ?戻る方もどんな思いで職場復帰したのか気になってしょうがないわ

しかレイオフ従業員が減ってストックオプション権利会社に戻ってきた後、残った社員に余ってダブついたSOが再分配されたんだぜ?えげつなさすぎだろ

元仲間の従業員のクビをぶった切って、死体に残った肉をレイオフされなかった社員山分けだぜ??資本主義って凄すぎだろマジで

アメリカ企業の徹底した合理主義利益第一主義ほとんど表に出さな人間間の個人的感情評価、これはアメリカスタートアップ体験できる凄まじいダイナミクスさだよ

貴重な経験だった

割とCxOにゴマすって、俺は上層部と仲いいんだぜアピールしてた奴とか、普通にレイオフ対象になってたからね

だけどことあるごとにCxOやVPにかみついて発狂しまくってたシニアエンジニア普通にレイオフ対象から外れてサバイブしてた

まあJTCでまったり働いてる奴には絶対経験できない世界だよ

表面上仲良く友好的な雰囲気な奴だとか、上層部喧嘩ばっかで仲悪そうな奴だとか、そいつらを会社利益から逆算して冷徹にどっちを残すか決めてるわけだから

日本だったら上層部喧嘩したシニアエンジニアとか良いチャンスだとばかりに解雇するだろ?

ところが全然違ったわけだから、徹底した資本主義ってむしろ尊いものだな~って感心したよ

資本主義教に俺も入信しちゃいそうだ

2024-04-26

anond:20240426093237

タオー6も重厚長大とはほど遠いボリュームだったからな

タオー2やVPの頃のトライエースは好きだったんだけどなぁ

2024-04-22

40代後半の転職活動

2023年秋まで外資系IT企業に勤めていた。本国レイオフの影響を日本法人も受けて無職に。社内異動も提示されたが、辞めるなら6ヶ月分の給与ボーナスをもらえるとのことで家族了解も得ず、勢いでサインしてしまった。まあしばらくのキャリアブレイクの後に、のんびり転職活動すればいいかと思った。しかし、思いのほか苦戦して4月まで引きずってしまったので、恥さらしだがここに記しておく。

スペック

2023年

知り合いや取引先に「いや〜外資系あるあるなんですよw」「御社にいいポジションあれば入れてもらえませんかw」などと軽い気持ちで打診していた。面接の設定はトントン拍子に進むし、代表者と即話せることが多いのだが、シニアなわりにCxOやVPでもなく、中途半端に前職年収が高い(1800万)のがネックで、「うちにはオーバースペックですねえw」「会社フェーズカルチャー的にフィットしないと思いますよw」などと体よく断られることが多かった。まあそんなこともあるか、すぐに他が見つかるだろうし、などと考えていたが今思うととんでもない思い上がりである。要は40代後半の文系で専門スキルなし(狭い業務領域ドメイン知識と多少のピープルマネジメント経験がある程度)の高コストおっさんであり、何度も断られるのには理由があったといえる。

2024年

年が明けてハロワに行き、国民年金に切り替え、社保の継続加入手続きiDeCoの変更などをしていくうちに、焦りが出てきた。何度面接しても結果が出ないのである3月末時点で書類落ち(転職エージェント転職サイトボタン一つで気軽に応募)は100件を超え、転職エージェントとの面談20件になった。企業とのカジュアル面談20社、落とされた面接は30社に上っていた。準備時間を含めてそれぞれにそれなりに時間コスト(本を買ったりウェブを読んだり)をかけているので、本命と思っているところから失礼なフィードバックがあったときは心が折れかけた。特に許せないのが某(意識高い系ニュースプラットフォーム運営企業ポジションを探して10回も面接をしたあげく、途中で社内の組織変更があったという不明瞭な理由募集ポジション消滅して見送り。それでも何とか心を保てていたのは、少し蓄えがあったのと、酒と麻雀スパ巡りを暇にかまけて再開したおかげかもしれない。…まじでおっさん趣味じゃないか

結局、先週になって前職の知人に紹介された外資系某社で拾ってもらえることになった。やっぱり外資フラット人間関係と高い年収の魅力には勝てないのよ。他には日系、大手スタートアップ含めいろいろ受けたが、本当の意味で入りたいと思えたのは某クラウド、某テレビ局、某AI関連企業の3社だけだった。都合50社と会ったとしても、社会人としてのキャリアの最終盤に「身を置いてもいい」と思えたところは1割にも満たなかった。若さが失われてリスク許容度が下がっているのと無関係ではないと思うが、その企業サービスプロダクトに対して「新しいものが新しく見えない」ようになっているのが最も大きな要因だと思う。40代後半ともなると成長しない企業や楽しくなさそうな企業SaaSスタートアップに多い)の見分けはつくようになるものだ。

というわけで、おっさんがやむにやまれ転職しようと思うと、受け入れてもらえるところに妥協してでも入るというスタンスになりがちだし、数打ちゃ当たると思ってしまうけれど、それでも結構時間がかかりますよというお話でした。

その他

2024-04-16

https://anond.hatelabo.jp/20240415150811

ただし、これで28万円くらいです。2万8千円ではないです。28万円です。

しかし、これが意外とコスパが良い。

単純にチケット代、ホテル代、グッズ代、DPA代といったものを積み重ねていったものを「原価」として考えて、バケーションパッケージVP)の価格比較すると、「原価」に対して「VP」は一人当たり1.5〜2万円ほどの上乗せとなっている。

これが例えば、年に1回行くか行かないかくらいの来園頻度で、

といったことをする費用+手配・実行する自身人件費比較した場合、事前にショー・アトラクションレストラン確約でき、何よりのんびり出来るのはコスパが良い。

2023-12-17

DEI must DIE

Diversity, Equity, and Inclusionの略として有名なDEIですが百害あって一利無しです。それなのに最近日本でも特にIT業界を中心にDEIをやろうなどと愚かなことを言い出す企業が大量に湧いて出てきているわけです。恐らくGAFAを始めとするアメリカ西海岸の行き過ぎたリベラルでwokeなカルチャー洗脳されたあまり頭の良くない人達と触れる機会が多かったからそうなったのでしょう。

本国でDEIというとだいたい黒人女性を重役につけてDEI VPなど無意味な職を与えてプロモカルチャーとの魔融合でどんどん新たな差別を生み出すのが一般的です。これは差別用語であるあれも差別用語である言論統制をどんどんと強いていき、ついてこれない者たちをbigot呼ばわりしていじめるのがお家芸です。またdiversity hiringという概念があり人種性別に応じて採用優遇したり冷遇したりと法律違反差別正義感を持って進めているのです。その結果として例えば女性であればより低い基準採用や昇進がされることでネガティブ偏見助長するという本来目的とは真逆の方向に突き進んでいますマジョリティマイノリティという言葉意味を都合良く変えるということも日常的に行われており、圧倒的マイノリティであるアジア人優遇対象にならずむしろアジア人というだけで圧倒的不利を被って差別されているのが現状です。

一方の日本では人種でとやかく言う事もなく性に厳しいキリスト教下地言語の中に性もありませんからDEIというと基本的女性を半数に持っていくぞということになるわけですね。IT系の人達が常に話題にしている陰キャ陽キャという観点では多様性を見ないというのもとても面白いところです。なぜ女性を半数にすべきであるかという質問トートロジー差別的な理由以外で答えられる人がいません。美容部員の半数を無理矢理にでも男性にするのが正義だと思い込んでいる人達がDEIを叫んでいるわけです。このような差別主義者達を許してはいけません。

2023-09-06

anond:20230906203407

失礼、外資に在籍したことがない奴が、妄想外資を語る場でしたか

まあ、30前でVPなったかならないかくらいで外資やめた奴が起業して、ex-GSとか堂々と書いてるのも多いから、それが「普通」なのかもしれないな

2023-08-12

[]8月11日

ご飯

朝:コーンフレーク。昼:ナポリタン。夜:豆腐えのきベーコンにんじんオクラ玉ねぎの鍋。たまごやき。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみー。

アーキタイプ・アーカディア

・はじめに

ケムコウォーターフェニックスコンビが送る文明崩壊した世界で何故か稼働し続けるVRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」を巡る、熱く燃える熱血ノベルゲーム

中人物達が遊ぶ「アーキタイプ・アーカディア」はゲームの設定が作り込まれていて、それを遊ぶ様がまず楽しい

そしてそんなゲームを遊ぶ日常がいつの間にか世界の命運を巡る壮大な物語に広がるんだけど、あくま個人の良いところもあれば悪いところもある生き様の格好良さで魅せる展開が多めの沸るシナリオ面白かった。

主人公のルスト、その妹クリスティンの二人っきりの旅から始まる物語が数多くの人を巻き込んでいきどんどん話が広がっていくのも群衆劇っぽくて好み。

インキャラ、サブキャラわず、どのキャラ重要役割があるを序盤から繰り返しやってくれるので、回想シーンやサブキャラの掘り下げが繰り返されるパートもダレずに楽しめた。

・「アーキタイプ・アーカディア」が面白そう

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」内の出来事物語の大半を占めているが、このゲームがよく考えられている。

ゲームログインすると、今までの人生で印象に残っている記憶カードが4枚入ったアルバムもらえる。

アルバムからカードを取り出して呪文を唱えると、その記憶媒体としたアバター召喚されるので、アバター同士で戦うPvP

アバターは人それぞれで、ごっこ遊び記憶から剣や銃や石といった直接攻撃系もいれば、愛し愛されの記憶から回復系、単純な乗り物の移動系、辛い出来事を耐え忍んだ防御系、複雑な事情能力からも伝わる状態異常系などなど、記憶出来事ゲームっぽさとが融合している。

他にも色々とルールはあるのだけど、記憶と共に戦うから戦闘を通じて対戦相手過去理解していくストーリーと密着したシステムになっている。

そのため、ゲームの中のバトルがそのままキャラクタの掘り下げになっていて、バトル描写が退屈しない。

お歌で戦うアバターから元アイドルなのかな? 縄のアバターで縛る子はSM好きか? など敵の記憶を予想しながら楽しく遊べた。

全員分の掘り下げがあるわけじゃないのが残念なところだが、主人公が持つ4枚の記憶カードについてはじっくりたっぷりストーリーが楽しめる。

他人記憶カード交換することもできて、そうするとその能力だけでなく記憶のものも受け取ることになるので、主人公だけでなく他のキャラクタ達の掘り下げも多い。

物語が進むと色々なシステムによってそれだけじゃない手段でも記憶カードの中の記憶を辿るストーリーが楽しめる。

・翔太が可愛すぎる

そんなカードのやり取りで記憶の一端が描かれるメインキャラの中でも一際惹かれたのが翔太。

見た目と表向きの態度は可愛い思いやりのある女の子記憶カードでは回復を使える優しい子なんだけど、VRMMORPGのキャラメイクシステムを使って女性を演じている22歳の青年男性

ネットゲーム用語でいう「姫プレイ」のような遊び方をしており、取り巻きを作り閉じた人間関係の中で悪循環を回している中々に攻めた設定だ。

他人依存し自立できない幼さがある癖に、すぐ調子に乗り増長する愚かさが愛らしい。

であることがバレるのを怖がっているが、性自認女性というわけではなく、あくま他人から都合よく愛されたいがために異性装している打算あるキャラ

とまあ嫌な視点ばかり書いてきたが、そんな人間の愚かさをある意味肯定的に、ある意味否定的に描く、人間人間であるだけで尊いそんな弱くて愚かだけど強くて可愛いキャラだった。

主人公やその他の男性キャラとそういう雰囲気になる展開こそないものの、22歳男性が自立できずに大人の男の人に依存して甘えた態度を取るのはエッチだった。

攻略対象として専用ルートも用意されており、男性キャラながらゲーム内の見た目が女性なのでヒロイン的なポジションとも言える。

なお「ぷぷぷー騙されてやんのー。残念! 男でしたー。おじさん男相手エロいことしようと思ってたのウケるんですけどー」な二次創作Pixiv投稿されていると予想したが一切されておらず涙した。

大人リゲルさんをはじめとしたサブキャラ達も良き

記憶カードの掘り下げこそないものの、他のサブキャラ達も魅力がいっぱい。

特に防衛隊隊長リゲルさんは出番こそ控え目ながら、相手カメラ撮影すると閉じ込める状態異常系のアバターと、竣敏な動きで攻撃する猫の攻撃アバターと、バイクの移動系アバターの三種類を同時に使いこなす屈指の強キャラだ。

アバターの同時併用は二つでも高等技術扱いなので三つでかつそれぞれの役割が被っていないのは強キャラの風格があった。

防衛隊なので物語の都合上どうしても負けシーンは多いが、彼ほどの実力者が負けることに毎回きちんと理由があるし、それが主人公の乗り越えるべき大きな壁になるので、主人公師匠キャラっぽさもあるリゲルさんは美味しいキャラだった。

他にも映画大好きなキャンディさん、翔太の取り巻きながら男を魅せる集落代表最後最後で良いところを持っていく奇妙な倫理観ローズ、肉体を使った「癒し」が得意なカーラのお母さんなどが印象的なキャラだった。

インキャラだけでなく彼らサブキャラたちの想いも乗った熱い展開が幾つもあるので、サブキャラ書き込み上長に感じず楽しめた。

・メインキャラとの思想ぶつかり合いバトルが面白

先に翔太という例外と魅力的なサブキャラ達の感想を書いてしまったが、この作品のメインは記憶カードをぶつけ合って戦う思想の殴り合いだ。

VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」のシステムを利用した作戦や工夫のシーンも沢山ある。

この作戦を立てるシーンは楽しく、実際に何か3Dキャラを動かしたりステータスが変動する要素は一つも無いのに、このゲームを実際に攻略しているような気分になるのが面白い。

しかし、毎回色々、本当に色々あって、最終的には主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだ記憶カードと、章毎のメインキャラ達の思想のぶつかり合いが主題となる。

最強を目指して奪い取った様々な記憶カードに成り切り演じるリア、自身の犯した罪の意識から自死の願望が強いオリーブ恋人再起不能になったこから世界を憎むアレグロなど、様々な理由の「楽しい」以外の感情記憶対峙する。

これらを主人公ルイスはどのように破るのか、どの章でもここが見どころになってくる。

この思想バトル通じて得た仲間たちの輪がどんどん広がっていくのも良かった。

特にアレグロは表紙に映っているだけあって超重要キャラ対立が一度や二度じゃないのが、物語に深みが生まれていた。

主人公と表裏の関係にあるエピソードなんかもあり、名実共にもう1人の主人公だった。

彼らのエピソードはどれも単純な否定で終わらず、考え続けていくことで、作中でも後々には意見が変わることもあるのが、単純じゃ無さが伝わる難しい話だった。

良い/悪い、正義/悪のように一言で分類できないグラデーションのある多様な意見のぶつかり合いは読み応えがあった。

ゲーム楽しい

自己言及型のメタミステリのような物言いになるが、このゲーム主題を要約するとこれに尽きる「ゲーム楽しい」だ。

主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだゲーム記憶

これが物語最初から最後まで一貫して強く肯定される。

ゲーム楽しいシンプルな主張だが、多種多様な様々な状況においてもこの主張は繰り返される。

「悲しい時ほど遊ぶ」作中で何度も引用されるクリスティンの台詞

どのような意図なのかを細かに解体する必要もなく、遊んでいるプレイヤー自身もまたゲーム楽しいから遊んでいるのだから、この主張には納得しかない。

そんなメタ的な構造の話では終わらず、作中ではきちんと噛み砕いて説明してくれ、ゲームは殺し合いと違って次があること、次があるからこそ工夫をしたくなること、工夫するから技術進歩すること、終わったら勝っても負けても楽しいこと、誰かと時間を共有することの楽しさなどなど、ゲームの魅力をこれでもかと手を変え品を変えアピールしてくれる。

間違っても何度でもやり直せるように取り返しのつかないことだけはしない、そして自分相手も許す、ゲーム肯定することがいつの間にか人間肯定することになっているテーマ性の広がりが最高に決まっていた。

・さいごに

主人公の妹クリスティンが興したギルドで使われていた仲間の中だけで通じる内輪ネタ「ラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカ」の意味オーラスオーラスで明らかになるんだけど、これこそが正にゲームだった。

ゲーム遊ぶことを肯定するどころか、ゲーム的でないもの否定するような強いメッセージ性のある強烈な作品でありつつも、そのような良い意味脱力する展開で、緊張がすごく解けてスタッフロールに迎えた。

ゲーム楽しい、そんな当たり前の感情を丁寧に解体して色々な部位で楽しませてれた。

僕もテキスト主体アドベンチャーゲームを一人で遊ぶのではなく、ステータスゲーム技術が求められる人と人との交流がある類のゲームを遊びたくなった。

2023-04-02

日本ではあからさまに無視されるTwitter Filse

https://twitter.com/mtaibbi/status/1636729166631432195

日本では、何故だかほとんどのメディアが取り扱わないTwitter Filse。

イーロンマスクTwitterを買収してからTwitter Filseもいつのまにか19まで登場した。

  

今回の#19は、主にコロナ関連情報監視するVP(Virality Project)って組織に関して。

スレッドはめちゃくちゃ長いけど、特にここの部分は注目だね。

https://twitter.com/mtaibbi/status/1636729200110452738

https://twitter.com/mtaibbi/status/1636729203323273216

https://twitter.com/mtaibbi/status/1636729233027260419

https://twitter.com/mtaibbi/status/1636729235837526016

  

VPは、たとえ真実情報であっても、コロナワクチンの接種を躊躇わせる情報に関しては"誤情報"と見なし検問対象したみたいだね。

ロバート・F・ケネディジュニアバチバチ監視

  

このTwitter Filse無視をするか「これはフェイク」「陰謀だ」とレッテル貼りする人が多数派だろうね(笑)

日本では「まともにメディアをやってるのが週刊誌くらいしかない」って現状に、慣れきってる人が多いから。

  

ただ、こうゆうのがイーロンマスクTwitterを買収して以降、英語圏ではしっかり共有されてて、日本では不自然にガン無視されてるのは知っとくべきだろうね。

いつか、こうゆう国家統制的な体制の中で、自分理不尽に命を落とす可能性も今後の世界情勢的には確率として高いからね。

2022-09-20

anond:20220919233819

エンジニアベースは高い方でも200K~250Kくらいなので、持続的に年600Kはなかなか難しい。

Sr. DirとかVPみたいな管理職で入ればそれくらい貰えるだろうけど、こういうのは過去マネジメント経験が問われるからアカデミアで教授やってたのは必要経験にならんのよ。

2022-07-05

内情として

https://kabumatome.doorblog.jp/archives/65997076.html

家電量販店ノジマApple製品値上げを理由に決済済み注文の強制キャンセル祭を開催


これ、仕方ないんだよ。

iMacの時から在庫管理を徹底してきたからね。

じゃぁ量販店が仏心だして「値下げして販売」したら?

もちろんAppleから連絡入るし、今後の取引にも支障が出るかもしれない。(また公正取引委員会の出番かな)

AppleStoreでさえオーダーが入っているすべての注文を出荷することが難しい場合もあるし

事後処理に右往左往しているんじゃないかな。(値上げすることが西海岸時間当日になって初めて分かる)


不思議なのがサプライヤーオペレーションが専門だった現CEOがこのコロナ禍で担当VPとともにのんびり構えているように見える事。

バックオーダーになっている学校機関向けや入札案件の処理、誰が損をかぶるんだろう??

2022-06-08

ガチ社会人を降りたい

転職しようと思うとLinkedinからエージェントがわらわら寄ってきて、あなたスキルセットにこれがはまるとか、スペシャルティが活かせるとか、年収もかなり上がるとか言われてすぐcvくれくれ攻撃が始まる cv送ったらそこのvpランチで会うからプロファイルシェアしておくよとか言われてすぐミーティングがセットされてしま

もらったjob descriptionに確かにスキルセットはハマってるとおもう そんなにごろごろ人材がいる界隈でもないかオープンポジションはずっとオープンで、限られた人間席替えみたいにころころ会社を変えてる 空いたところが埋まったら、あそこにあの人が行ったんだってさ、あーなるほどね、あそこからあの人がくるんだってさ みんな知ってる

その度に年収は上がるしエージェント仲介コミッションを稼いでみんなハッピー

もも疲れたんだよ

もう年収850くらいでいいからピリピリしない仕事がしたい

自分スキルセットじゃなくてもいい

でもそんな自分じゃなくてもいいポジションエージェントは持ってこない

自分というコマを高めのところに押し込んで小銭稼ぎたいだけだ

子供もいないしほしくないし配偶者自分より稼いでるしそんなにがんばるモチベーションがない

こういうとこにはまりこんだときみんなどうしてんの

降りる勇気がない

降りるパワーもない

2022-05-16

anond:20220515221349

うちは日本とかEU国だと低レベル帯=ヒラだとストック込で2000万円+αかなぁ

レベルだと3000万円はいくかもね、風の噂で最大税率行く人もいるとは聞いたけどいてもVPとかディレクターくらいの役職ついてそう。

厳密にはマネージャーは高レベルだけど、高レベルマネージャーとは限らない(たまにディレクター級のランクIC, individual contributorとかもいるけど色違いポケモンの頻度だよね)

2022-05-15

GAFAで5年エンジニアしてて気づいたこ

思いついた順に書いてるからまとまりなくてすまん

テクニカルな話はリーク避けるとほぼ何も言えないか会社の出してるACM論文ブログOSS読んでどうぞ

2020-10-18

で、シリコンバレーいくら稼げるのか(Part 8)

承前 : Part-7 https://anond.hatelabo.jp/20201014091325

次回 : Part-9 https://anond.hatelabo.jp/20201101061517

前提

交渉DOs/DONTs

前回までで収入構成要素については大体解説を終えた。細かいところまで含めればESPPだとかRoth IRAだとかまだあるが、大した違いにはならない。今回はその収入源となるサラリーやRSU、ボーナス入社時あるいは入社後に交渉する段において、やるべきこと(DOs)、やってはいけないこと(DONTs)を解説する。最初に言っておくが、今回のトピックオファーを受けた後の交渉だ。オファーを受けるための準備や面接心得などについては扱わない。

DO : RecruiterとHiring Managerは誰で、何ができるのかを把握する。

これは交渉以前の常識だ。応募者の交渉はRecruiterとHiring Managerが二人三脚で行う。

会社部門、応募者のランク等々によって、この両者の関わり方は動的に変わる。

一般的には低ランクの応募者の場合ではRecruiterの裁量が大きく、高ランク場合では逆だ。

自分が聞き及んだ、そもそもレベル換算すら不可能な大物のhire時などはRecruiterがまったく絡まなかった。面接さえ行われなかった。VP達が低姿勢でselling modeの会話をするのを面接と呼ぶのでなければ。Blank checkが送られたという噂もあったが、流石に誇張だろう。

Recruiter

彼ら彼女らは大抵技術素養特定のチームとの関連も無く、最終的な決定権を持つことはほぼない。専任仲介役である

しかし、仲介役を侮るなかれ。Recruiterが交渉の主導権を握ることもある。Recruiterが頑迷給与交渉無視すれば応募者はなす術もないし、こんな奴へのオファーはrescindしろと言えばhiring managerも大抵心を変える。Hiring managerの中には、交渉をRecruiterに丸投げする者もいる。Hiring managerとは違い、特定のチームの事情を勘案しない代わりに会社全体の利益を代弁するのでlow-ballオファーから始めてくる者もいる。まさにペーター危惧したとおりだ。

それでも、Recruiterが出来ることには大きな制限がある。最終的にはHiring managerあるいはその上のVPから承認必要となる。

Hiring Manager

大抵、彼ら彼女らは入社後、応募者の上司となる。非常に重要交渉相手だ。

  • そもそも入社後に上司となる相手に無理目の交渉をするのは得策でない。嫌われたらどうするのだ。
  • 彼らにとって採用業務のごく一部でしかない。我々と同じなのだ。手間がかかりすぎる案件は嫌われる。
  • 応募者を直接欲しがっているのは彼らであり、TCを大幅に上げる交渉は彼らを説得することなしにはありえない。

但し、会社によってはhiring managerと入社後のチームに関りがないこともある。L3/L4などのspecializedでない段階の入社、あとはfacebookなど入社後にbootcampで配属先を決める方式の所だ。しかし、Facebookでさえも近年、高ランク技術者とくにinfra側ではheadcountをpreallocateする場合が多い。専門性を買って高ランク応募者を雇ったのに、入社後に目的のチームが定員過多で入れなければ宝の持ち腐れだ。

さて、hiring managerもランクによって出来ることと出来ないことがある。応募者のランクによって定められたバンド幅を超過するような変更は大抵VP以上でなければ出来ない。そのほか、特例となるような変更は大抵VPから承認必要になるので、下のランクのhiring managerは大抵考慮すらしないだろう。

DONT : 不可能要求はしない。

先述のバンド幅超過の例など、採用からすれば馬鹿らしい手間でしかない。そもそも(ほぼ)不可能なのだ

また、一旦ランクが決まった後のランク上昇交渉も多くは不可能である

例えばL6 loop面接を受け、オファーをもらったとしよう。これに対してL7にup-levelしろなどというのは全く不可能要求だ。L6とL7では面接内容からして違うので、最初からやり直しでもしなければどうしようもない。但し、低ランク場合会社によってオファー後のup-levelもある。

こういった理不尽要求をし続ければ採用側は諦めて他の応募者に行く。

verbalオファーは無かったことにされ、オファーレターさえrescindされることもある。

例えrescindされなかったとしても、入社してどんな顔をしてその上司と働き続けるというのか。

ペーターにはこれを知っておいてほしかった。

DO : バンド幅を調べる。

オファーをもらったら、或いはその以前から、そのランクバンド幅を調べると交渉がうまく行きやすい。

levels.fyi等で調べることもできるし、recruiterに聞けば教えてくれる場合も多い。

もしもバンド幅の下限でのオファーであれば交渉をしない理由がない。オファーを出す側からしても、そんなオファーで応募者が交渉をせずにacceptしたらgood for meだ。自分はそういったオファーはunethicalだし長期的にその社員の意欲を削ぐと思っているが、残念ながら多々ある。

DO : Competing offersを得る。

オファーが一つしかなければ交渉は非常に難しくなる。採用側にオファーを変更する動機が薄い。

そのため、交渉で最も重要なのは複数オファーを得ることだ。すべてのオファーが魅力的である必要はない。とにかく複数あることが重要である。それらのオファーが競合他社からのものであればなおよい。当然、現在勤めている会社からのcounterも含まれる。

DONT : 複数社で時期をずらして面接する。

しかし、この条件を満たすためには数社で面接し、かつオファーがほぼ同時期に出される必要がある。

多くの会社ではオファーは2週間以内にexpireする。業界によっては極端に早い、いわゆるexploding offer(2-3 days等)もあるそうだが、シリコンバレー上場IT企業では寡聞である会社の評判に影響する。

もしもオファーが同時期に出されなければ、先にオファーを出した会社に延長交渉をしなければならない。

応募者がどれだけ求められているかによって、この交渉も難しい時がある。採用側としてもheadcountの制約がある以上、他に行きそうな応募者へのオファーをずっと延長し続けたくはない。応募者が口で言う通り自社のオファーにexcitedなら何故他の会社オファーを待っているのか、と。応募者の中には苦しい言い訳を並べ立てるものもいる。

ある例では「両親と相談しなければならないので」と言う。2週間で相談できない両親は一体どこにいるのだ。大体、子供就職に親が本当に決定権をもっているのか?ちなみにこれを言った応募者は延長後に貰った他会社オファーを受けた。

こういった苦しい交渉を避けるためにも面接時期を大体合わせてオファーETAを調節することをお勧めする。

ちなみに、今まで見た中でもっと効果的なオファー延長理由two-body problemであった。つまり配偶者やsignificant otherも同時期に職探しをしている。住む場所を合わせなければならないので、そちらの進展を待つ必要がある、と。採用からすればぐうの音も出ない。進展の詮索すらできない。しかし、卒業時や移住時などにしか使えない理由だ。

DO : 適正な金額を正直に、理由を明確にして要求する。

RSUをあと1000株寄越せというにしても、その数字がどこから来ているのか説明できなければ響かない。採用側がどうしてもその応募者が欲しい状況でなければ、単に現在オファー数字が如何に適正なのか繰り返すだけだろう。

それに対し、応募者側から数字の明確な説明があれば採用側がdecision makerとなって悩むことになる。Turn the tables! また、hiring managerがその上を説得する材料となる。

例えば、「X社のオファーTCに合わせるため」、「Y社のRSU Refresher方式との違いを考慮し、同額になるためのRSU量」などは説得力が高い。「バンド幅のmedian」も成功例だった。

Wrapping up

まだまだ書きたいことはあるが、長くなってきたのでここで切り上げる。

さて、大体の要素は網羅したのであと1,2回でこのシリーズを終わらせる予定だ。

後は何を書こうかと思って今までの回のブクマ数を見てみると:

なんということだ、前途有望な若者調子に乗って痛い目を見る話の方が受けが良いのだ。

やはり人間は糞である古今東西Reproducible。そんな増田住人のため、次回は皆が不幸になる胸糞の悪い話をする。路頭🙏おじさんも大満足だろう。

次回「恐怖のPIP。Coasterは生き残れるのか。屑社員と糞マネジメントの大決戦!」

2020-10-08

で、シリコンバレーいくら稼げるのか(Part 5)

承前 : Part-4 https://anond.hatelabo.jp/20201006121559

次回 : Part-6 https://anond.hatelabo.jp/20201011065246

前提

前回、交渉すればL4になれたのに交渉しなかった学生の例を紹介した。あまりのnaiveさに周りのgrown upは頭を抱えたが、ある意味で微笑ましい事例とも言える。

今回紹介するのはその逆で、ダメ交渉をしてしまい彼自身を含め関係者に苦々しい思いを残した。この例は今でも自分に怒りと後悔を覚えさせる。

増田にこのシリーズを書いた動機にも関わる。長くなるが、事の始まりから書いていく。

導入

ある時、自分はある会社のある部署で働いていた。高ランク技術者ばかりがいる部署で、非常に刺激的、かつ全員がいい人であった。

自由雰囲気で、ランクや年齢に関わりなく皆が家族のように親しんでいた。その時の同僚とは今でもつながっている。COVIDが来てもZoom乾杯をする仲だ。

ある年、その部署新人が来た。仮に彼をペーターと呼ぼう。ペーターの雇い方は稀とは言わないが少し特殊であった。

ペーターは、やたら押しの強い人が多い気がするある国の出身で、やたら社交的な気がするある国の有名工科大でポスドクをしていた。

そして、その部署のあるmanagerがあるプロジェクト必要技術下調べをしているとき、彼の論文が目に留まった。

その論文を皆で議論しているうちに、著者のホームページを見てみるとポスドクであることが判明した。ということは求職中の可能性がある。専門家がいるならその人にそのまま実装してもらえばいいし、その後も戦力になるだろう。

そのmanager、のちにペーター上司となる、が早速彼と連絡を取り、面接をすることに。自分面接に加わった。高ランク技術者たちとの質疑でも物怖じせず、専門分野でもかなりいい線を行っているという感触を得た。

ほかの社員も同様だ。すぐさまL4オファーが出され、彼は渡米することになる。

我々はペーターを温かく迎え入れた。家族の一員であるビザGCのことでいろいろと相談にも乗ってあげた。

彼の専門分野は自分も興味を持っていたところなので議論も多くした。彼から学ぶことも多く、利発で高生産性という印象を強めた。春秋に富む若者だ。

ペーター、残される

さて、そうこうしているうちに彼とは無関係にその部署であることが起き始めた。人が辞め始めたのだ。

その部署は非常に心地よいところだったが、高騰を続けるシリコンバレー給与水準(と家の価格)についていけていなかった。

ある程度の期間であれば仕方がないが、長期間続けばやりがい搾取である暖かい家族のような、アットホーム職場、日々新しいことを学べますしか給与は奮わない、ブラックフラグ満貫である

最初に辞めたのはアメリカ人であった。彼は利に聡く、情勢に通じ、交渉も上手であった。多くのオファーを得て、その中からさらに値を吊り上げ、TCを大幅に上げて出て行った。

そして我々は家族なので、そういった情報が共有された。なんというoutside world! 一人、また一人と彼に続いた。みなL7付近オファーを大量に得、上手な交渉をしていった。

彼らの情報手法は我ら家族に惜しみなく共有され、非常に学ぶところが多かった。交渉成功例として次回以降にいくつか取り扱いたい。

また、彼らがうまく各企業に散らばってくれたおかげで、自分はいろいろな企業情報を得ることができている。

そして自分も辞めた。しばらくしてペーター上司も辞めた。

ペーターは、一人残された。

ひどいな、と思ったが新しい職場で忙しく、どうすることもできない。ただ、機会があれば何かしてあげたいとは思っていた。

アルムさんとの邂逅

さて、自分は次の会社で忙しく働いていたのだが、他部署のある技術者と知り合いになった。仮に彼をアルムさんと呼ぼう。

アルムさんは年季の入った技術者で、ちょっと頑固なところはあるが自分コードに誇りと情熱もつ好漢だ。

自分が長年L6であることに不満は覚えつつも、金は求めない自分プロジェクト成功させたい、と邁進していた。肩書上managerではあるが、軸足は今もコードに置かれている。

自分はそういう人が好きであるので、すぐに仲良くなった。

そんなアルムさんが自分プロジェクトを加速させたいと願い出、無事に追加のheadcountが付与された。そして、いい人いないか、と自分に尋ねてきた。彼のプロジェクトペーターの専門分野と少々重なりがあったので、自分はすぐにペーターのことを思い浮かべ、彼に連絡した。彼は他に行きたがっていた。渡りに船だ。

この時、自分ペーターのreferを正式にはしなかった。大抵の会社ではreferral bonusがあるが、自分はそんなことよりペーター

助けになりたかったのだ。単に知り合いの中継ということにしてペーターアルムに引き合わせ、自分はそ知らぬふりでアルムからどんな面接を予定しているかどんな素養を見ているか聞き出し、秘密裏ペーター面接対策を施した。もちろん面接者は何人もいるが、最も重要なのはアルムさんの心象だ。

それがどれぐらい奏功したかからないが、無事にアルムさんはペーターを気に入った。彼がペーターのことを褒め称えているのを聞いて、自分の責務を果たした気がした。

オファーが出され、1週間ほどたった。さてどうなったかアルムさんに聞いてみた。

彼は苦虫を噛み潰したような表情で言った。

「なんなんだあいつは。自分VPだとでも思っているのか」

一週間前とは真逆の反応である。何があったのだ?詳しい話を聞き、自分は非常に混乱した。

アルムさんが出したL4オファーを、ペーター報酬が低すぎるといって、最低でもRSUがこれだけなければ、という数字を出してきたのだ。

その数字というのがL7に相当するものであった。なんだそれは。

経験のない人によくある、4年分のRSUと1年分のRSUを取り違えたのでは?自分若いころ勘違いして舞い上がり、その後でがっかりしたことがある。恥ずかしい。アルムさんに質したが、ペーターは確かにこの数字を出したという。

ペーターの誤解

訳が分からないのですぐにペーターを捕まえ、なぜそんなことをしたのか聞いた。自分は聞き役に徹した。

「あのオファーは安すぎるよ」

そうは思わなかったが・・。彼はL5を希望していたのか?交渉次第ではありえなくもない。転職ランク上げの好機である

「...だってRSUから収入サラリーよりも低いじゃないか

聞き役に徹するまでもなく、この時点で自分は声を失った。

TCの大部分はRSUになるんだろ?Xさんはサラリーなんてpeanutだって言ってたよ」

XはL7Amazonに行ったんだ。Amazonサラリーが早々に頭打ちするためにRSU-heavyの特殊場所だ。大体お前はL4じゃないか

この時点で全容が大体見えてきた。彼は高ランク技術者に囲まれ、彼らの武勇伝を、分け隔てない風潮の中で

聞いているうちに、とんでもない期待を持ち始めたのだ。以前の回で書いたようにランクが上がれば確かにTCの大部分がRSUになる。しかL4やL5の段階ではまだまだそんなことはない。そもそも彼はL4などという用語さえ知らなかった。

「わかってるよ、交渉大事なんだろ?discountしたオファー最初に出すのは交渉なんだ。」

そんなことはない。アルムさんがdiscountをする動機が全くない。彼は小さなチームのmanagerであってRSU depletionを心配するのはもっとずっと上の人々である。彼はheadcountを埋めてさっさと仕事に戻りたいだけだ。大体今回の件はrecruiterの関与が最小限の、ほぼ直接hiringである。お前はそもそもrecruiterとhiring managerの違いが分かっているのか。

交渉の仕方はわかっているよ。買う方が$10っていったら、売るほうが$100って言って、買う方が$20って言って・・・徐々に双方の提示を近づけていくんだろ。常識だよ」

どこの常識だ。

大阪のおばちゃんの値切り方か。お前の国は確かに南のほうだが、ミナミ次元トンネルでつながってるのか。いつからだ。

「値切り交渉になるだろうから少し高めの額を言っておいたよ。返事を待ってるんだけどなかなかこないんだよね、せかしてくれない?」

もう二度とアルムさんはお前と連絡を取らないよ。

彼は自分が忙しい中でお前のために面接をこしらえて、上司交渉して迅速にオファーを作ってきたんだ。

オファーの作り直しにどれだけ手間がかかるのかわかってるのか。なぜ交渉の向うに自分と同じ、忙しい一人の人間がいることに気付けない。

自分のfair valueを事前に調査しておくことすらしなかったひよっこ技術者になんでほかの人間が汗をかかなければならない。

交渉をするにしても相手迷惑をかけないやりようがいくらでもあっただろうが。大体お前competing offerもないのに交渉することの意味理解しているのか。

自分は怒りと絶望で頭がおかしくなりそうだった。なんなんだこいつは。自分を何だと思っているんだ。

Naive greedy ignorant selfish tard. Do ur f-ing DD or never leave your mom's basement!!!

そして、自分やほかのgrown upどもが転職経験の彼に不完全な形で吹き込んでしまった情報が遠因であると知り、なんてやつを紹介してしまったんだ、自分が関わっていることを知られるとまずい、と思い始めた。

まず、アルムさんにはペーターと連絡を取っていることは以降も完全に秘密とした。馬鹿げたやつもいるもんだ、彼のことはよく知らないけどびっくりだね、と同調に回った。

アルムさんはペーターからメールは全部無視するよ、と言っていたので多分ばれてはいない。

そして、ペーターには、以降連絡を取らなかった。残念だったね、どうしてだろうね、とだけ言っておいた。

その後、ペーターがある会社L4で移ったのを知った。いい会社だし失敗しなければ彼ならL6まではいけるだろう。

今回L5になる可能性もあったのをふいにしたが、長い目で見れば大した影響はないのかもしれない。ただ、自分は彼と金輪際関わり合いになりたくない。

教訓

ペーターへの怒りは絶えないが、時間をおいて何が悪かったのか冷静に分析してみた。

  • 彼がnaive greedy tardであったのは確かだ。しかし、それがすべての原因だったか?誰しも最初世間を知らないし、馬鹿な期待を抱いたりすることってないか
  • 彼はselfishであった。しかし、経験のないことをする際に、その周囲の人々の事情をすっぽり見過ごしてしまうことはないだろうか?

自分にはあった。では違いは何だ。due diligenceだというのが私の結論だ。

からないなら調べろ。levels.fyiでもTeamblindの糞に塗れた情報でもいいからとにかく集めて分析しろ

どこで情報を集めるのかわからないなら人脈・Google何でもいいから駆使して聞きまわれ。

人生重要な転機なんだから当然する。ペーターはしなかった。そしてそれがほかの要素と相まってこんな結果となったのだ。

こういったことに強いのはいつもアメリカ人だ。日本人やそのほか外国人は開始地点からして遅れている。悲しい。どうすればせめて開始地点を近づけられるか。

情報だ。自分はそれを伝えたかった。できれば不完全でない形で。相場機微常識も、USに行く前に最低限抑えておいて欲しい。

TCの大部分がRSUになるのか、ふむふむ」とだけ受け取る人を少なくしたい。これが増田投稿した理由の一つである

もう一つの理由は、誰にも言えない怒りを周囲の誰も見ないところに便所の落書きとして吐き出したかったのだ。すっきり快感である

次回は株価上下による収入への影響について。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん