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進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

三重県の海にチャレンジ!

2024年07月09日 | アジング/メバリング

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7月になりました。

天気がいいととんでもなく暑いです。

この週末はいずれも35℃前後の最高気温予報。

さて、何処に行きましょうか。

 

前日に飲み会があった影響で、

6日土曜日は早起きできませんでした。

早起きしたら琵琶湖に行こうと思っていたのですが、

これでは夕まづめ狙いの海釣りがベターですね。

琵琶湖タナゴ釣りは翌日の7日に行くとして、

6日は海に決定。

毎回和歌山というのも芸がないし、

前回の釣行記に書きましたが、

調べてみると三重県の海も案外近いんです。

ただ、高速道路がほぼ無くて、山道を行くので時間はかかりますが。

目的地は紀伊長島港&尾鷲港に決定!

 

一般道の山道をゴリゴリ行く計画ですが、

実は出発して間もない桜井市の山に入りかけたころに、

周囲が公園になっている溜池を発見。

なかなかのサイズの池です。

奈良盆地及びその周辺にある池はほぼ釣り禁止なので、

奈良県内で本格的に竿を出すのは初めてです。

まあ、タナゴはいないでしょうが、

小物が遊んでくれるかな、と。

ちなみにバサーが1組先客でいました。

バスはいるんでしょうね。

 

水がけっこう澄んでいたので、魚が泳いでいるのが見えます。

そして記念すべき奈良県ファーストフィッシュは、安定のギルでした。

小さいのから大きいのまで、たくさんのギルが泳いでいます。

 

これはやや大きい方。

これだけギルの魚影が濃いと、タナゴは期待薄ですね。

ギルに遊ばせてもらいましたが、

本来の目的である、三重の海に向かう事にしました。

 

 

何度も峠を越えて、最後に少し高速道路を走り、

紀伊長島港に到着です。

正直、高速道路と峠道、同じ100kmでも全然違うと実感しました。

 

水面を覗くと、コバルトスズメの青い魚影が見えました。

さすが、南国系の海です。

ちなみにこのあたりはボラが巨大化します。

この日も50cmは楽にありそうな巨ボラが悠々と泳いでいました。

 

ここがメインの堤防ですが、ファミリーフィッシングのサビキ釣りが少々、という感じ。

できるとしたら堤防の際でカサゴ釣り、という感じかな。

時間は14:00。メチャクチャ暑くて、釣りをする気にもなれず、

遅めの昼食を摂ることに。

 

向かったのは道の駅紀伊長島マンボウ。

予想はしていましたが、ほとんど飲食店が無くて、

しかも14:00を過ぎるとほぼ閉まってしまい、

道の駅ぐらいしかお店が無かったんです。

ラーメン&海鮮丼で1000円。

あまり期待していませんでしたが、結構おいしかったですよ。

ちなみにここはマンボウの串焼きを売っているのですが、

ちょっと食べる気にはならなかったです。

 

30年ほど前、ぐっちゃんは名古屋市に勤務し、

月に1度くらいのペースで紀伊長島、尾鷲、熊野方面に出張していました。

また、その頃はクロダイのイカダ釣りに嵌っていて、

週末はよく尾鷲港沖のイカダに乗っていました。

仕事で来るときは尾鷲のビジネスホテルが定宿で、

担当営業と尾鷲市内や紀伊長島の飲み屋によく行きました(ぐっちゃんは飲めませんが…)

もう30年も行っていないので、大きく変わったでしょう。

そんな尾鷲を見たくなって、紀伊長島港はパスして尾鷲港に向かう事に。

 

30年の年月は尾鷲市を大きく変えていました。

当時の尾鷲で一番大きい産業は、中部電力尾鷲三田火力発電所でした。

国道42号線にはそれなりに飲食店があって、

尾鷲駅から伸びる繁華街には、

遠洋漁業の漁師、中部電力に来るビジネスマンのために、

150件ものスナック、パブ、クラブがありました。

ぐっちゃんが通っていた頃は既に街も繁華街も衰退がはじまっていたのですが、

それでも人口は25000人ほどいました。

そして、人口当たり飲み屋が最も多い街、と言われていたんです。

 

漁港で地元の釣り師に聞いたのですが、

現在の尾鷲市の人口は、周りの村を合併したにもかかわらず、

15000人ほどしかいないそうです。

そして2018年、尾鷲三田火力発電所が閉鎖

これが決定打になったそうで、一気に街は衰退してしまったのだとか。

確かに営業している飲食店はほとんどなく、

昔からあったイオン(当時はジャスコ)、マクドナルドくらいしか目ぼしいものがありません。

定宿だったビジネスホテルはまだ存在していましたが、おそらく名称は変わったと思われます。

 

ネットで調べてわかっていたことですが、

この巨大な堤防は、当時はありませんでした。

 

堤防先端から正面に見える、

この小さな沖堤は30年前もありました。

対岸側からだと100mちょっとしか離れていなくて、

ここを手漕ぎの2人乗りゴムボートで渡った経験があります。

当時狙っていたクロダイは釣れませんでしたが、

良型のカサゴがバンバン釣れて、

さすが沖堤のポテンシャルは違うと感心したものです。

 

堤防の内側に船が接岸できる小さな堤防が作られていて、

ファミリーフィッシングの好ポイントになっていました。

船と筏類をつなぐためにロープとブイがたくさん入っていて、

内側は投げ釣りやルアー釣りには向かない感じです。

 

堤防の上は適度な風が吹いていて、

トンビが頭上2~3mの至近距離で止まったように飛んでいます。

おそらく、人に慣れていて、食べ物や魚を奪おうとしているんでしょう。

そういえば外房のゲレンデでも、

おにぎりやまんじゅうを持っていると、空から急降下してトンビが奪っていくという、

驚くような経験を何度かしました。

 

さらにサギが釣り人が魚を与えるのを待っています。

サビキなら小魚がけっこう釣れるので、

彼らはそれをよく知っているんでしょう。

 

実は夜までジグ単やキャロで投げ倒したのですが、

2度ほどワームをかじられた、おそらくフグのアタリと、

底でコツンとあたった小魚(根魚?)のアタリがあっただけで、

釣り自体はノーフィッシュに終わりました。

このところ尾鷲港にはタチウオが接岸しているそうで、

タチウオ用のルアーを投げている人が何人かいましたね。

ぐっちゃんは手持ちがありませんでしたけど。

 

帰りは真っ暗な山道を3時間近くかけて帰りました。

釣行としては残念でしたし、

わかっていたことですが、魚影が濃くて爆釣というようなエリアではありません。

正直、三重で釣りをするなら鳥羽方面や志摩方面へ行った方が確率が高いように思います。

 

久し振りに野生の猿を見ましたし、山道ではひょっこり鹿が姿を現しました。

30年前も尾鷲周辺のローカルな道を走っていると、かなりの確率で猿を見たのですが、

それは変わっていないんだなあ、と思いましたね。

 

距離は変わらなくても、和歌山の海の方がはるかに行きやすいので、

尾鷲方面の釣りはしばらくいいかな、という感じです。

和歌山以上に食事できるところが少ないですしね。

 

帰りが遅くなってしまいましたが、

翌日の準備をする必要もないので、

さっさと寝て翌朝早起きして琵琶湖に行く予定です。

7月7日琵琶湖編に続きます。

 

それではまた おやすみなさい

 

 

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