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6月15日(日曜日)、いつもの出航場所は海水浴シーズンに突入するため、
この日が最後の出航可能日でした。
これから3ヶ月間はボート師にとってはこの場所はシーズンオフです。
という訳で、前々回の記事で出航宣言させていただきました。
「行きます!」
「残念ながら行けません!頑張ってください!!」
など、けっこうな反響をいただいた結果、
驚きのボート軍団、集結です。
栃木からは小太郎さんが2度目の参戦!
黄色のエボシは小太郎さんに誘われた茨木の釣り仲間でtoshiさんです。
もちろん、ビル・ジャックさん、かっぱ美さん夫婦、ヤマダさん、
写真には写っていませんが日野さんチーム(日野さん、お兄さん、風来坊さん)、
いつもの只野さん、コメントくださったありかに丸さんもパーフェクターで参戦。
トレーラブルボートも加わり、今シーズン一番の賑わいでした。
ちなみにぐっちゃんは、気合いを入れてAM2:30に現地入りしたのですが、
既に何人かがスタンバイ済み。おいおい、気合入り過ぎだよ~
まだ暗かったので、ちょっと遊びでアジングをやってみたところ、
一投目から、
うーん、今日はイケる気がする!
ちなみに最初の写真は皆が準備を終えたAM4:30ころ、
ゴムボ全員集合で記念撮影したものです。
皆の準備が終了し、おのおのに出航!
快速艇ビル・ジャック号を先頭に、目指すはいつものジギングポイントです。
うーん、もうオイラの先導は不要なのね・・・
ぐっちゃんもみんなに追いつけ~と懸命に操船します。
既に太陽が昇っていて、一番の時合「朝まづめ」が過ぎかけています(汗)
ポイントに着くと、ゴムボート&FRPボートが点々と浮いています。
こんな沖にこんなにスモールボートが集合するのは初めてだと思います。
この後、数艘の遊漁船がやってきましたが、
見慣れない光景に驚いたのではと思います。
風は無風~そよ風程度、波はさざ波以下、
この後AM6:00には、べた凪状態になっていきます。
海況を心配していた小太郎さんも、これには驚いていました。
さて、釣果の方ですが、海況に反比例して非常に厳しい状態でした。
魚の反応はひっきりなしにあるのですが、青物と思われる反応が激薄
時間だけが過ぎて焦りが出始めたころ、
魚探のベイトの反応が切れて、その直後、
「ゴンッ!」
やっとあたりました!
グングンッといつも通りの首振り、けっこうなパワーで楽しませてくれます。
しかし、掛けたのはMCワークス574SSにステラSW6000、PE4号の組み合わせ。
全くドラグを鳴らすまでもなく、ほんの1分ほどで海面に・・・。
さすがに海面に来て暴れまわりましたが、適度にあしらってネットイン!
72cm、3.3kgのレギュラーサイズです。
なんだか、ヒラマサは夏に向けてどんどんパワーアップしているように思います。
魚類持ち帰り禁止令が出ているぐっちゃん家ですが、
しばらくヒラマサを持ち帰れない可能性が高いので、
ここは持ち帰り用に血抜きします。
少し離れたところで、ビル・ジャックさんが竿を曲げていました。
「おー、釣りあげたね!」
「ん?色が違うくね?」
なんとジギングでシイラゲット!
実はビル・ジャックさん、この後しっかり78cmのヒラマサをあげているのですが、
写真はこれしか撮りませんでした。
申し訳ない!
一方、栃木からデカマサを求めて参戦した小太郎さんは大苦戦。
きつい根に何度も根がかりをして、ジグロストの連続だったそうです。
一方のぐっちゃんも一本獲った後は沈黙。
小太郎さん同様根がかり連発でジグを3本もロスト。
583SS+ツインパワーSWの組み合わせが特に相性悪く、
ジグロストは全てこの組み合わせ。
最後は復旧させるのが面倒になり、574SS+ステラSWだけで勝負しました。
が、釣れず・・・、時間だけが経過。
ぐっちゃんを慕って参戦してくれたヤマダさんは、
ここで心が折れて沖上がり。
ヤマダさん、お疲れさまでした。次はきっと釣りましょうね!
AM10:00ころ、耐えられなくなってシャローのキャスティングポイントへ。
ここでは2時間近く投げまくりましたが、シイラのチェイスすらなし。
さすがのぐっちゃんも寝不足も相まってヘタレ気味です。
ボートの底に腰をついて一休みしていると・・・、
小太郎さんが、
「ジギングの方がまだ可能性がありそうだから、もう一度沖に行ってくる。」
と再び沖に向かって行ってしまいました。
気を取り直してキャスティングを再開しましたが、全く釣れる気がしないので、
最後にもう一度ジギングをしようと、
ぐっちゃんも小太郎さんを追いかけて沖に移動。
ポイントに着くと、
小太郎さんは、沖のジギングポイントで遊漁船と向き合って必死にしゃくっています。
ぐっちゃんも残っている574SSの方でしゃくり開始。
583SS+ツインパワーSWはラインが切れて放置したままです。
ひと流し、ふた流し・・・。
相変わらず魚探にベイトの反応はありますが青物の気配はありません。
時間は既に12:30、だんだんリミットが近づきます。
水深約30m。ジグを10回ほどしゃくって、おそらく水深20mあたりに来た時です。
突然、魚探のベイトの反応が割れたような気がしました。
ん?青物がいるのか?
その直後、
「グァッツゥゥンンン!!!」 (良い表現が見つかりません)
「おおーっ、久々のアタリ!」
喜んだのは一瞬。合わせを入れた瞬間、信じられないパワーが全身を襲いました。
ロッドはMCワークスの574SS、リールはステラSW6000HG、
メインラインはPE4号、リーダーはフロロカーボンの16号です。
リールのドラグはおそらく5~6kg。
朝の72cmのヒラマサをドラグ一つ鳴らさずに引き上げた設定のままです。
そのステラのドラグが、
「ジジジジジジジーーーーーッ!」
止まりません。
「ゲゲッ!」
その半端ないパワーはとどまるところを知らず、ロッドを片腕で支えられないほど。
両腕で支え、竿尻をお腹にあてるキャスティング時のポジションに変更。
引きが緩んだところで左手でドラグを締め込みつつ、巻き上げます。
しかし、巻いた分だけラインを出されるの繰り返し。
ジギングで中層であたっていますから、
シャローのキャスティングのように一切ラインを出さずに力勝負という訳ではありません。
それでも、ヒットポイントからボトムまではせいぜい10~15m、
どんどんラインを出せるわけではなく、徐々に力勝負に持ち込みます。
おそらく、ファイト時間は約10分。
後から追いかけてきて先に釣っては小太郎さんに申し訳ないので、
こっそり上げるつもりでしたが、相手がそれを許しませんでした
小太郎さんがファイト中のぐっちゃんに気付き近づいてきます。
「おおーっ、デカイんでないの?」
「ハァハァ・・・」 (注:エッチではありません)
姿が見えました。一目でわかるそのデカさ
「たぶん、10kgコースですよ!」
何度もボートの下に入り込もうとするヒラマサをロッドワークでいなして、
最後はランディングネットに頭をねじ込んで、
後は一気に体ごとボート内にひっぱり込みました。
「うわーっ、でかい!」
小太郎さん、すぐに写真を撮ってくれました。
103cm、11kg。
正真正銘のデカマサゲットです。
魚類持ち帰り禁止令の上に、こっそり持ち帰る用のヒラマサは既にクーラーの中。
「小太郎さん、これ、要りますか?」
「うん、持って帰る!」 (契約成立です)
「じゃあ、締めますね」
だいぶ戻りますが、一本目と比べてみてください。
同じプラケースとは思えないデカさでしょ?
半分しか入らないため、体が変なところで曲がってしまっています。
決して細くない
(むしろ太いです。1つ前の小太郎さんが撮ってくれた写真を見てください)
のですが、お腹がヘっ込んで痩せているように見えますね。
これ、失敗でした。このまま硬直してしまいました(汗)
「小太郎さん、オイラもう満足したんで、先に上がりますよ」
「そんなの見せてもらって、おいらも満腹だよ。もう帰ろう」
そんなやりとりをした後、2人で仲良く凱旋しました。
出航場所で仲間たちがこのデカマサを出迎えてくれました。
「ビル・ジャックさん、写真撮って」
「おお、やっちゃいましたね~」
お腹がヘっ込んで見えるのは勘弁してください。現物は丸々太っています。
約束通り、小太郎さんに進呈。
せっかくなのでパチリ。小太郎さん、小柄なのでヒラマサがさらにでかく見えます(笑)
重すぎて左手を前に出せないようです。その気持ちよくわかります
いやー、最終日の終了間際に、記録更新のデカマサゲットです。
しかも、キャスティングではなくジギングでの釣果!
この海の可能性がまた膨らみました!
風や潮流が穏やかで釣りやすい日でした。
その分、釣果的には厳しい日でもあったわけですが・・・、
なんとか有終の美を飾ることができました。
そして、この日集まってくれたボート仲間の皆さん、すごく楽しかったです。
ブログにも感謝ですね。
この日来れた方も、来れなかった方も含め、たくさんの友人ができました。
本当にありがとうございました。
こっそり持ち帰った1匹目のヒラマサ。
なんとか奥さんの許しが出て、本日刺身でいただきました。
「うまっ!」
本当に、日に日にヒラマサは美味くなっています。夏が旬の魚なんですね。
この春シーズンは最高の結果を残せました。
トップでメーターオーバーのヒラマサを獲り、
ジギングのポイントを確立して入れ食いまで体験、
4月以降ボウズなしのヒラマサ連勝街道、
最後にジギングで再びメーターオーバー11kgですからね。
一生分のツキを使いきったかもしれません(大汗)
来週以降、別の出航場所からのエントリーになります。
おそらく内房方面から、ワラサやアオリイカを狙う事になるのかな。
暑いので、陸っぱりで夜釣りも捨てがたい。
そして、秋にまたデカマサを求めて戻ってきますよ。
それではまた おやすみなさい
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