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前回、やっとNEO390のメンテナンスが終了したと報告しました。
となれば、行くしかないでしょ、ということで、
2月26日日曜日、外房で浮いてまいりましたよ。
深夜のAM3:00少しすぎに出発し、現地着はAM4:40。
道中は霧も出ていて、風が弱いことを想像させます。
現地の気温は3℃でした。海辺であることを考えるとけっこう寒いです。
この日は12、3℃まで上がるはずです。
天気が良くて風が無ければ、防寒着が暑く感じるかもしれませんが、
朝はかなり冷えていたのでばっちり着込みました。
まだ日が昇る前に準備完了。ぐっちゃんは一番乗りでした。
その後登場したのはビル・ジャックさんとアルミボート夫妻。
天山さんチームのパーフェクター2艘、後から遅れてケンタレさんも参加。
ステキチさんは前日に大型ヒラメを上げていて、この日は不参加でした。
この日は少しゆっくりして、日の出とほぼ同時に出航しました。
ジギングポイント、やや深場と実績ポイントを叩いて行きます。
約50日ぶりの外房なのですが、
前回の年初釣行時と同じように水深60mほどにベイトがいます。
これはいけるパターンか?
この日は大潮でした。
風は北東で思ったよりは強め。やや波立っています。
でも、釣りをするのに気になるほどではありません。
問題は、「潮流」でした。
NEO390は喫水が大きく風ではあまり流されませんが、
潮流はモロに影響を受けます。
西から東へ流れる「正潮」で、風とは反対方向なのですが、
ボートは4km/hほどで東に向かって流されます。
ジグは潮上に投げ入れてもぐんぐん潮に流されるため、なかなか底が取れません。
これは釣り辛い。
使用ジグは130gなのですが、潮がジグに当たりとても重たく感じます。
これ以上重いジグを使うのは厳しいと判断し、
2時間ほどでいったんジギングに見切りをつけて、岸寄りに移動しました。
前日ステキチさんがイワシエサの泳がせで5kgオーバーのヒラメをあげたと聞いていたので、
ぐっちゃんも珍しくサビキ→泳がせ釣りにチャレンジしようと思いました。
もうひとつ、この釣りをやった理由は、
メンテナンス中にI-pilotのリモコン電池を変えたので、I-pilotの動作を確認したかったこと。
なかなかGPSを拾わずに少し苦労しましたが、
なんとかI-pilotも使えました。
ステキチさんの情報通り、アジ場はイワシで超満員状態でした。
サビキを落とすと、コマセなしでもこの通り。
あっという間に、
生簀はイワシだらけ。
中に数匹アジが混ざっていますが、
ステキチさん情報ではイワシエサにしか食わないとのことなので、
すぐに死んでしまうイワシをどんどん変えて左舷で泳がせ釣りをします。
そろそろベイトも十分貯まったので、
I-pilotのスポットロックを解除して流しながらの泳がせ釣りに切り替えようとしたところ、
アルミボート夫妻が近づいてきました。
「珍しいね~。こんなところで何してるの?」
「似合わねーなー。ぐっちゃんはアジ場じゃなくて沖だろ?」
なんてからかわれます。
「沖は潮流が速くて釣りにくいから、時合いまで泳がせやってるんですよ」
と答えたところ、
「俺たちヒラメ6枚釣ったから1枚やるよ。これで安心して沖でジギングできるだろ?」
アルミボート夫妻は食わせサビキでのヒラメ釣り名人なのです。
「ほれ、ネットを出しな!」
あっという間に60cm2kgのヒラメゲットです。
丁寧に血抜き済み。
確かにこれでもうヒラメに未練はありません。
「ありがとう!それでは本業に戻ります!」
その頃になるとそれまでよりもずっと風が弱まり、海はほぼ凪になっていました。
ジギングポイントに戻りました。
潮流は朝よりずいぶん緩くなっていて、ボートは2km/hほどで流れます。
これなら釣りになりそうです。
ひと流しごとに沖に移動し、水深60mまで来たものの、
ベイトはいても青物の反応はゼロでした。
前日、I君が遊漁船でブリを釣っていますが、これは水深80mほどだったとか。
「よし、もっと深場へ!」
ボートを80mラインまで移動させて魚探反応を見ると、
60mラインと変わらないか、むしろ良好な魚群反応が表示されます。
「ここで勝負してみよう」
ちなみに海面は
御覧のようなベタ凪状態。とても水深80mの沖にいるとは思えないほどです。
時間はAM11:30くらいだったと思います。
このころには気温がかなり上昇し、ぐっちゃんはインナーを一枚脱ぎました。
それでも暑くて、ジグっていると汗が出るくらいでした。
水深80mのジギングはけっこう地獄です。
ましてこの日はジグに潮がよく当たって、とても重く感じます。
潮が当たらなければ釣れないので、よい傾向ですが体には辛いんです。
「ゴゴンッ!」
あたりました!底から10mくらいです。
「ジジジジジッーーー!」
ドラグが鳴ります。
一気に数メートルラインが出ました。かなりでかい、というより重い感じです。
でも、やっと最初の突っ込みをかわしたのに、
「フッ」
痛恨のフックアウトです。
少しばかりのファイトでしたが、印象としてはヒラマサではなくブリっぽかったと思います。
パワーがあるというより、重いって感じでした。
2月の厳しい海で数少ないチャンスを逃して落ち込むぐっちゃん。
もう一度同じ場所に戻して流しなおします。
すぐに、
「ゴンッ」
とアタリ。今度は慎重に大きくアワセを入れます。
しっかりフッキングしました。
魚は暴れます。そこそこの重量感もあります。
でもドラグが出ません。
先ほどに比べたらやたら軽く感じます。
「カツオ?いやサバ?」
サバにしては大きそうです。何だろうと思いながら巻き上げてみると、
これは最近よく釣れていると噂のサワラじゃないですか!
ボウズ回避&美味しい外道です。
NEO-Gucchan号再出発のこの日がボウズじゃなくて良かった!
ただ、ルアーを見ると、
なんとアシストフックは一本が無残に切られ、
もう一本もかろうじてつながっている状態。
リーダーもボロボロです。
よく上がったなーという感じでした。
次もサワラだったら今後は切られてしまうかも…。
だったら切れなくしましょ、ということで、
こんなサワラ専用のアシストフックを装着です。
サワラ注意報が出ていたので一応用意していたんですよ。
そして次の流しで、
「グゥオンッーーー」
と豪快なアタリ!
「ジ、ジジジ、ジジ…」
最初ほどではありませんが、かなりドラグが鳴りました。
ぐっちゃんのツインパワーSWは3kgのヒラマサで鳴るか鳴らないかレベルに設定しています。
なかなかのパワーです。それ以上に重い。
先ほどのサワラの比ではありません。
ラインが出たり巻けたりとそれなりに楽しんだのですが、
水深75mでヒットしていますから、巻き上げるだけで重労働。
そして釣り上げたのは、
超メタボワラサでした。
ここでようやく自撮りする気になりました。
どやっ!
2kgのヒラメ、80cmオーバーのサワラ、そしてこの75cm5kgオーバー(推定)のワラサです。
もうおなか一杯!
もう少し頑張ろうと2、3流ししましたが、
すっかり体が音を上げてしまって、PM1:00少し過ぎたところでストップフィッシング。
凪の海を気持ちよく帰還します。
ここで、新調した油圧操舵システムの使用感をレポート。
ビックリするくらい軽くて、今まであんなに苦労して堤防に接岸していたのがうそのよう。
操船はほとんど指1本とか2本でできてしまいます。
ワイヤーステアリングに比べステアリングの回転数が多いので、
キャプテンハンドル仕様はとてもGoodです。
このシステム、高いお金を払って導入した甲斐がありました。
もう、ワイヤーステアリングには戻れませんね。
耐久性についてはこれから検証ですが、常識的に考えてワイヤーよりはるかに長持ちするはずですから、
ぐっちゃん的には納得の投資です。
あ、今まで調子の悪かったチルトアップも今回はばっちり止まっていてくれて、
トレーラー上げ下ろし時も安心してゆっくりできました(喜)
凪で飛ばせたので最高速はけっこう出ましたね。
移動距離は東西への大移動がなかった割には走った方だと思います。
持ち帰ったワラサは脂がノリノリで、
トロの刺身とトロのしゃぶしゃぶで食べましたが、超Goodでした。
今まで持ち帰ったブリワラサの中で一番美味しかったです。
ヒラメとサワラも少し刺身で食べましたが、この日はワラサがチャンピオンでしたね。
冷蔵庫には大量の魚がドカッと切り身で残っています。
おそらく大半は、
こいつのエサになるでしょう。
相変わらず贅沢なワンコですね(笑)
新生NEO-Gucchan号、試運転は上々の操縦感とこの季節としてはできすぎの釣果に終わりました。
今まで2月は釣れないとボート釣りを控えてきましたが、
沖まで行ける海況の良い日に行けばけっこう面白そうだとわかったのは収穫です。
さあ、これから春シーズンまで、一気に突っ走りますよ!
それではまた おやすみなさい