ばかは永久に不滅だ!!ーー忘れらんねえよ、有馬和樹(おとぎ話)共同プロデュースの5thシングルを配信開始&インタヴュー
無観客ライヴ、24時間Ustream、2000回を超えるSEXジャンプなど、音楽を鳴らすという枠を軽く飛び越え、無謀だと思う企画でさえ乗り越えながら活動し続ける3ピース・ロック・バンド、忘れらんねえよ。共に応援し続けてきたOTOTOYの「売れてほしい」という願いは、もはや祈りに変わりつつあります。だって、こんなにも自分たちを知ってもらいたい、届けたいと思って身を粉にして動き回っているバンド、他に絶対にいないです!! 周りのバンドをめっちゃ気にしながらも、みっともないところさえネタにしてもがき続けるオーバー・サーティたち。ここまできたら、あとはブレイクするタイミングと運だけ、そしていまがそのタイミングなんじゃないかと思っています。『CからはじまるABC』『僕らチェンジザワールド』『この高鳴りをなんと呼ぶ』『僕らパンクロックで生きていくんだ』に続く、5作目のシングル『ばかもののすべて』。これは、盟友・おとぎ話の有馬和樹との共同プロデュースで作られた作品です。周りのバンドのこともそこまで気にせず、プロモーションの策に熱を入れすぎることもなく、純粋によい楽曲を作ることに専念した渾身の1作。OTOTOYは本作を配信するとともに、メンバー3人へのインタヴューを行ない、彼らの現在に迫りました。もちろん、彼らならではのおもしろ企画も発動!! その名も「全力中年」。その内容は野球(笑)!! もはやなにがなんだかわかりませんが、楽曲を聴きながら、少しでもいいので彼らに触れてみてください。いつの間にか虜になっていると僕は信じています!!(OTOTOY編集部・西澤裕郎)
忘れらんねえよ / ばかもののすべて
【配信形態】 wav / mp3
【配信価格】 単曲 257円 / まとめ価格 1,150円
収録曲 :
1. ばかもののすべて
2. 今夜いますぐに
3. 俺たちの日々
僕らはばかのひとつおぼえだ。柴田の挑戦企画「全力中年」シリーズ・スタート!!
第1弾
「全力野球!! 全力ピッチャーで三振を取れ!」
新曲「ばかもののすべて」の中で〈僕らはばかのひとつおぼえだ〉と歌っている忘れらんねえよ。そう言うからにはバンド自らが体現しなければならない、と誰に言われるわけでもなく自ら考えた結果、33歳の柴田隆浩(Vo.G)が全力で何かに挑戦する姿をお見せするという企画、題して「全力中年」を開始。
第1弾として用意された企画は忘れらんねえよ×OTOTOY「全力野球」。これまで「無観客ライヴ・シリーズ」や「24時間バンドやろうぜ」など、忘れらんねえよと共に個性的なコラボレーションを実現してきたOTOTOYならではのこの企画。とにかく“運動ができない君”こと柴田が、最も苦手とする球技である野球のピッチャーに挑戦。仮想敵から、見事三振を取るまで諦めないで頑張る姿をお届けする予定。果たして運動音痴の柴田はこの難局を乗り越えることができるのか? どんなピッチング・スタイルでマウンドに立つのか注目してほしい。
なお、この企画は第3弾まで用意されており、それぞれOTOTOY、NEXUS、ニコニコ生放送という3媒体とコラボして配信していくというクロスメディア配信企画となっている。
2015年2月6日(金)22時よりTV♭にて配信予定
INTERVIEW : 忘れらんねえよ
2014年3月から約1年間に亘り対バンライヴ〈ツレ伝ツアー〉をおこなってきた忘れらんねえよ。筆者は何回か地方へと出かけてそのライヴを目撃したのだが、毎回その土地や対バン相手を意識したステージング、セットリストで観客を満足させようと努力している様子が感じられた。ライヴ終了直後に楽屋を覗くと真剣な表情で熱く話し合っていることもあり、その姿はツアーの中で何かを模索しているようにも見えた。そしてそれは、KEY TALK、Czecho No Republicらに代表される若手バンドでもなく、かといってフラワーカンパニーズ、ガガガSPのような長年に亘りファンとの確固たる絆を結んできたベテラン・バンドでもない、現在の忘れらんねえよのポジションを浮き彫りにしたものとなっていた。「毎回、強敵との戦いだった」という柴田隆浩(Vo.G)の言葉は決して単なる比喩ではなかったのだ。
現在のライヴハウス・シーンを猛烈に意識した前作『あの娘のメルアド予想する』と〈ツレ伝ツアー〉を経て生み出されたニュー・シングル『ばかもののすべて』は親しみやすい歌メロと8ビートでいつもの忘れらんねえよの音楽を聴かせながらも、彼らが現在大きな変化の中にいることも伺わせている。それを垣間見せたのがツアー・ファイナルとなった赤坂BLITZのアンコールで披露された新曲「ここじゃないけどいまなんだ」。観客を突き離しつつのめり込ませるようなオルタナティヴ、グランジ・サウンドは、これまでの忘れらんねえよの楽曲にはなかったものだ。今、バンドに何が起こっているのか? メンバー3人に現在のモードを語ってもらった。
インタヴュー & 文 : 岡本貴文
めちゃめちゃ不安だったんですよ
ーーまず〈ツレ伝ツアー〉を振り返ってみていかがですか?
柴田隆浩(Vo.G) : 1年前から比べるとライヴ・パフォーマンスが全然変わりましたね。もう戦争だったんですよ、強敵ばっかりで。毎回工夫と思考をひたすら続けていた感じですね。たまに「前回上手くいったことをなぞろう」みたいな気持ちでやって負けちゃうことがあったんです。例えば〈ツレ伝〉ではないけどキュウソネコカミのツアーに呼んでもらって大分、福岡、熊本の順に周ったんですけど、大分の1発目を、その前にフラカンさんとのライヴで上手くいったからセトリをそのまま使っちゃったんですよ。そしたら客層が違うのになぞる形でやっちゃって大すべりして。その後の福岡と熊本は全部変えて戦ったんですけど。とにかく変わり続けてましたね、セトリもSEも。その日だけのサプライズ的なものを極力用意することもやってたし。
ーーそれは毎回ライヴが終わるごとにメンバーで話しあっていたんでしょうか。
柴田 : 途中、梅津君が一旦休養に入った時にやっぱりめちゃめちゃ不安だったんですよ。ライヴの不安要素がひとつ増えたことで、いい意味で怖がるようになったというかしっかり準備するようになって、その頃からライヴ後の話し合いもしっかりするようになりましたね。
ーー酒田さんはサポート・ベーシストの方とコンビを組む上でいかがでしたか?
酒田耕慈(Dr) : やる前は不安だったんですけど、みんな腕がある人たちだったし、ライヴでも僕らをプッシュアップしてくれるようなプレイをしてくれていたんで。
柴田 : おもしろかったよね? ベーシストによって全然違うから。僕のレテパシーズの寺中(四)君は、歌モノとかにベースのメロディ・ラインを入れてくるんですけど「この高鳴りをなんと呼ぶ」とかめちゃくちゃ気持ちよくて。逆にアベちゃん(挫・人間のアベマコト)はノリがいいというか、割と梅津君とタイプが似ている人だったから。
ーーそして梅津さんが復帰して赤坂BLITZでファイナルを迎えました。最初のコール&レスポンスはグッと来たんじゃないですか?
梅津拓也(B) : そうですね、でも正直ちょっとそういうの苦手なんで(笑)。「いやそんなんしなくていいよ!」みたいな。でもすごく嬉しかったです。立ってライヴをやるのが久しぶりだったんで、本当に楽しくて。
ーーいろんな対バンを経てファイナルはお笑い芸人のキングコングが対バンをするというドラマがありましたね。20分も漫才をやると思わなくてビックリしました。
柴田 : いや~、なんか(ロックン・)ロールしてましたよね。本当におもしろかった。
ーーオープニング・アクトの変人変態女子二人の度胸もすごかったですね。出音もガシっとしっかりしていましたし。
柴田 : よかった! なんか緊張しているそぶりを全然見せなかったというか、太かったよね、人間として。いいバンドだしTwitterでも「すごくよかった!」って言ってる人もいたし。ブッといライヴしてましたね。
ーー彼女たちがOAに決まったのが〈24時間バンドやろうぜ〉でのオーディションだったわけですけど、インタヴューで24時間のことを訊けるのはOTOTOYだけだと思うので振り返って欲しいと思います。酒田さんはその後Kさん(sugar'N'spice)とどうなったんでしょうか?
一同 : (笑)。
酒田 : 近々で言うと、昨日もスタジオですれ違ったんですけど。
柴田 : Kさんはバンドマン兼、スタジオで店員さんをしているんですよ。酒田は個人練習で使ったりしているんで、あの後もよく顔を合わせているんです。
酒田 : でもなんか避けられてる感じが(笑)。連絡は11月1日からしてないです。
柴田 : 鎌倉にコロッケ食いに行くとか言ってなかった? もうそこの時点で中2っぽいじゃないですか!? 鎌倉にコロッケの名店があるから行こうって。遠いし拘束時間が長い!
酒田 : 鎌倉に行って上手くいったら、と思ったんですけど。もうだいぶスパンが開きすぎてその辺の恋愛メソッドが失われているんで。もうなんもないです。
柴田 : もともとメソッドなんてないだろ(笑)。
ーー梅津さんはお弁当を3食届けてくれたわけですけど、料理のスキルが上がりました?
柴田 : 音楽になんの関係もないですけどね(笑)。
梅津 : いやいや、でもあるよ! 味の調整だとか。やりすぎないようにとか。
ーー次があったら梅津さんも最初から参加してほしいですね。
梅津 : ああ~そうですね。
柴田 : いや、もう二度とやりたくない! 本当にキツかったっすアレ。俺、酒田が折鶴折ってる時に激怒してたから。なぜかわからないけど、なにかに対してすごく腹が立って。
酒田 : たぶんそのとき、忘れらんねえよの初めてのライヴ映像を流してたんだよ。
柴田 : あ、そうだ! 「なんでこれをみんなに公開してるんだろう?」ってイライラしてたんだ(笑)。魔の時間でしたよ。つらかったなあ…。
単純に俺らがいいと思っているものがすごくピュアな形で録れている
ーーその〈24時間〉でおとぎ話の有馬さんがゲスト・ライヴをやった時に今回のシングル発売の発表がされたわけですけど、今回アイゴン(會田茂一)さんではなく有馬さんとの共同プロデュースになったのはどうしてですか?
柴田 : アイゴンさんは本当に偉大で、完全におんぶにだっこになっているというか、僕らが自分で自分たちのサウンドを探さなきゃいけないと思ったんです。だから一旦アイゴンさんから離れようと決めて。でもまったくバンドだけということになるとサウンド・メイキングの技術が今の時点ではなかったから、そこを相談する意味で有馬君にバンド・メンバーみたいなノリで入ってもらって。アイゴンさんは責任を持って決めてくださるんですよ。「リズムはこれがベスト」という感じで。でも有馬君はそこを決めないで「そこを決めるのは柴ちゃんだよ」って。そういう関係性で言うと、メンバーが1人増えたような感覚でしたね。
ーー具体的には、作詞作曲面で有馬さんとどんなやりとりがあったんでしょうか?
柴田 : 例えば「ばかもののすべて」のCメロ〈行けるんだ ほら、夢のようなこの空へ飛ぶんだ〉の所は、頭のコード1つ目は有馬君が「ここどう?」っていう提案をしてくれたんですけど、それは俺の今までの感覚だったら絶対にやらない場所だったんです。でもその先は俺が考えて。だから、いい感じで有馬君がパスを送ってくれた感じかな。それで蹴るのが俺ら、という。今までは俺らがパス出してアイゴンさんが一流のシュートを打つ、みたいな感じだったのかもしれないです。
ーー〈ツレ伝〉でいろいろなバンドの影響を受けてきた結果、今作は忘れらんねえよが持っている歌メロのよさを活かしたシンプルな演奏に回帰した気がします。
柴田 : う~ん、例えばKEY TALKが早い4つ打ちの曲をやってるからそれをまんま真似した曲をやろうとかいうことではなくて、それを観た時に「このビートで踊るお客さんの前で俺らが出来るおもしろいことってなんだろう?」みたいな、相手をリスペクトしつつ自分たちのこともちゃんとリスペクトしようという影響のされ方だったんです。今回の『ばかもののすべて』に関していうと、8ビートをちゃんとやろう、ということで。それにBPM感覚とかは〈ツレ伝〉で培ったものを取り入れて、今シーンを席捲している高速4つ打ちが好きな人たちにも刺さる8ビートを作ろうということを考えていました。
ーーそれで言うと、赤坂BLITZで最後に演奏した「夜間飛行」は、少し前まで“今のこの曲は刺さらない”と言っていた曲でしたけど〈ツレ伝〉を経てブラッシュアップされたことでファイナルのラストに持ってこれたのかなと感じました。
柴田 : それはおっしゃる通りで、「夜間飛行」は途中からライヴでやらなくなったんですよね。僕らがライヴ映えさせることができなかったんです。結構テンポからリズムから色々いじって、〈ツレ伝〉を経て自信を持って出来るようになったんですよね。だから元々あったよさに回帰しているのはその通りなんですけど、それがよりパワーアップして取り戻せたみたいな感じなんです。
ーー演奏面で言うと梅津さんの特徴的なブーストされたベースは影を潜めている感じですが、音色の作り方はどんどん変わって来ているんでしょうか?
梅津 : ギターを前に出そうという感じになっていると思います。周りの音の変化もありますね。
ーー酒田さんのドラムはライヴを重ねてどんどんレベルアップしていると感じるんですが、音色等に変化はありますか?
酒田 : 前作で「ばかばっか」をやった時に、バンドのモード的に今まで使ってた厚めの木のスネアを浅胴の鉄で出来た「カンカン!」って鳴るロック的なスネアにしたいなと思っていて、今回のレコーディングで何曲かで使ったんですけどその影響は大きいかも知れないですね。
柴田 : 出来上がった後の全体のサウンドが、単純に俺らがいいと思っているものがすごくピュアな形で録れていると思うんです。だからキラキラしてるんですよね。
ーー曲によってエンジニアの方も違うんですね。
柴田 : そうなんです。それぞれキャラも全然違うんですよ。今回初めてなのが日下(貴世志)さんという、ACIDMANとか9mm Parabellum Bulletとかをやってた人で。日下さんはもう、おもしろクレイジーな人(笑)。
一同 : ははははは!
梅津 : 楽しかったよね。
柴田 : 最初に「聴いた奴の鼓膜を破るミックスにしたいんだよね」とか言ってて。何言ってんだこの人!? って(笑)。でもすっごいアツい方で歌録りの後でTwitterのDMをくれて「歌録りの音を聴いてる時に何回も震えたよ。宝物が1つ増えた、ありがとう」って。アツかった。 梅津:おぉ~、すごいね。
やっぱり俺たちの良さって2面性なんですよね
ーー日下さんが手掛けたうちの1曲が「ここじゃないけどいまなんだ」。タイトルはデビュー当時からキャッチフレーズとして使われてきた言葉ですが、満を持して曲にした感じなんでしょうか。
柴田 : 元々歌としてはあったんですよ。でも今のバンドの状況とか自分が日頃感じている精神のモードとかから「今歌いたいな」って思ったんです。俺は周りのバンドとかいろいろなことを気にしちゃうから、そういうときにこの歌を歌うのは気持ちいいよなって。「ここじゃないけどいまなんだ」って正論じゃないですか? でも“揺れる”っていう、正論なのにそれをどうしても信じきれないのはまさに今の俺だなって(笑)。だからこの曲をバンドでやりたいなと思ったんです。
ーー赤坂BLITZのアンコール1曲目でも演奏されましたが、今までにないサウンドになっていますよね。
柴田 : 関係者からの評価が異常に高いんですよね(笑)。これをやってみてバンドとしても勝算が見えたというか、次はこういう方向で行きたいなと。「ばかもののすべて」は全体的にスケールがデカいリッチな音像、というのを作ったんですけど、それって「この高鳴りをなんと呼ぶ」から始まった1つの流れだったと思うんです。それが極まったから、次は新しいことをしたくて。「ここじゃないけどいまなんだ」はミディアム・バラード的に作ったんですけど、これを例えば今のフェスやライヴハウス・シーンでみんなが盛り上がるような感じで作ったら、おもしろいんじゃないかと考えているんですよね。
ーー以前TwitterにFenderのJaguar (ニルヴァーナのVo.カート・コバーンが使用していたギター)の画像をアップしてましたし、最近ニルヴァーナの名前を出すことが多いですよね。柴田さんは今そういうモードなのかなって。
柴田 : そう、なぜかベタ中のベタを今聴いているという(笑)。でも新鮮なんですよ。「You know you're right」という曲があって、それが音数がすごく少ないんですよね。ヴォーカルも死ぬ間際の人の絶叫みたいな感じで〈You know you're right〉って繰り返すんですけど、繰り返し過ぎなんですよ(笑)。そこも狂気を感じるんですけど、今それがすごく新鮮なんですよね。
梅津 : レコーディング中に柴ちゃんが「ニルヴァーナってありかな?」みたいなことを急に言い始めたんですけど、「そんなの得意分野ですよ!」って応えて。
酒田 : たぶん、一周したんだろうね? 大学時代とか聴きまくってたもんね。
ーーそれを久しぶりに聴いたら新鮮だったという?
柴田 : それに今自分がやりたいものと一致したんですよね。今までは俺が「他のバンドに負けちゃいけない」とか数字が誰に抜かれたとか気にしてて。いまだにすごく気になりますけど、ちょっと前まではもう異常なくらいで。それが少し抜けてきたというか。忘れらんねえよを今好きだと言ってくれているお客さんに信頼されていれば、それが一番正しいし。
酒田 : 一番のAメロはその想いの供養かもしれないね(笑)。
柴田 : そう! 供養だね!
酒田 : ミックスで1番のAメロ(の歌詞〈あのバンドが売れたのは ただ運が良かったから~〉)が流れるたびにみんな「プッ」て笑っちゃいましたから。
柴田 : 「これひでえな!」みたいな(笑)。その供養がひと段落済んで、元々バンドをやりたいなと思った時に音楽っておもしろいなとかこういうサウンドを鳴らしたらカッコイイなとか、そういう純粋な所に少し戻り始められたのかなという気がしています。
ーー「俺たちの日々」は渋谷の居酒屋、山家(やまが)をモデルに勝手にテーマ曲を作ったという(笑)。
柴田 : はい、勝手に作りました。沼みたいな店ですよね。渋谷にある沼(笑)。
ーージャケットはどうしてこうなったんでしょう?
柴田 : 気の迷いです。
梅津 : 迷ったらこうなったって(笑)。
柴田 : でもここは今後も力を入れて行くポイントですから(笑)。やっぱり俺たちの良さって2面性なんですよね。バカでおもしろいんだけど、グッとくる歌を歌うという。どっちもないと駄目だと思うんで。今回のシングルは、楽曲はグッと来るものが多いから、ちゃんとジャケで笑わせようという意味で思いっ切り振り切りました。
梅津 : アートワークは毎回いいと思いますね。なんでこんなアホなことを思いつくんだろう? って(笑)。
ーー2015年はこれからどんな活動を考えていますか?
柴田 : 今はとにかく曲を作りたいなと思っています。それとまた対バンをしたいですね。自分たちを成長させてくれてスリルもあるものだし。だから〈ツレ伝2〉みたいなことをやるかもしれない(笑)。アルバムも年内に出したいです。次は音楽的に冒険をしたいし挑戦したいし、見つけたいですね。ライヴの規模もデカくしたいですし、そしてやっぱ「Mステ」に出たい! Mステ、Zepp2Days、それでやっぱり武道館行きたいよね、どうしても行きたい。
西澤(OTOTOY編集部) : 横からすいません。今日は付き添いで来たはずなんですけど、どうしても一言だけ言いたくて(笑)。ぼくは〈24時間Ust〉とか〈無観客赤坂BLITZ〉とか音楽以外の頑張りをメインにサポートさせてきてもらっていているんですけど、ここまで本気でバンドを売りたいって考え抜いているバンドって観たことないんですよ。だから、願うのは売れて欲しいということ、それだけです。
柴田 : それは最近よく言われますね、なんかみんな、応援から祈りに変わっているというか(笑)。
西澤 : あと、3人揃って売れてほしいです。僕の中では忘れらんねえよの3人は漫画の『ろくでなしBLUES』なんですよ。柴田さんが前田太尊、酒田さんが(山下)勝嗣、梅津さんが(沢村)米示。
一同 : ははははは!
柴田 : 『ろくでなしBLUES』かあ、嬉しいなあ。でも漫画の巻数的にはそろそろブレイクする頃だから(笑)。売れたいっすね!
共同プロデューサー・有馬和樹のバンド、おとぎ話の音源はこちら
有馬和樹(おとぎ話)×柴田隆浩(忘れらんねえよ)泥酔対談
「ツレ伝ツアー」で対バンしてきたバンドマンたちとの対談を振り返ろう
>>>ツレトイ企画 第1弾 居酒屋対談インタビュー 忘れらんねえよ・柴田隆浩 × Czecho No Republic・武井優心
>>>ツレトイ企画 第2弾 居酒屋対談インタビュー 忘れらんねえよ・柴田隆浩 × THE ORAL CIGARETTES・山中拓也
>>>ツレトイ企画 第3弾 お花見対談インタビュー 忘れらんねえよ・柴田隆浩 × グッドモーニングアメリカ・たなしん
LIVE SCHEDULE
BAYCAMP 201502
2015年2月7日(土)@川崎CLUB CITTA’+A’ttic
おとぎ話「CULTURE CLUB」リリース・ツアー「CUTE BEAT CULTURE CLUB BAND TOUR」
2015年2月21日(土)@静岡UMBER
N'夙川BOYS presents 「Do you like Rock n Roll !?」発売記念 何時でも何処でもバンドが見たい! 5都市2マンミラクルパーティー!
2015年3月5日(木)@新潟GOLDEN PIGS・RED STAGE
HAPPY JACK 2015
2015年3月14日(土)、15日(日)@熊本B.9 V1、V2、V3、Django、ぺいあのPLUS’
MBS×I♥RADIO 786「SANUKI ROCK COLOSSEUM」~BUSTA CUP 6th round~
2015年3月21日(土・祝)@有料会場 高松オリーブホール、高松DIME、高松MONSTER、高松SUMUS Cafe
無料会場 瓦町駅地下広場(天地下ブリスク)、ジャンヌガーデン
the coopeez presents 『BANPAKU6』
2015年3月29日(日)@京都MOJO
SA presents BIGTOP TOUR 2015〈承〉
2015年3月30日(月)@名古屋CLUB QUATTRO
CLUB UPSET 10th ANNIVERSARY「PAN結成20周年記念イベント 20祭やDAY! 4発目」〜忘れPANねえよっ!!!〜
2015年4月20日(月)@名古屋CLUB UPSET
PROFILE
忘れらんねえよ
ここじゃないけど、今なんだ。
僕たちは、この胸の高鳴りを信じる。
柴田隆浩(ボーカル、ギター)
梅津拓也(ベース)
酒田耕慈(ドラム)