お金儲けするのが成功なのかな。会社で出世するのが成功なのかな。それとも、世間で名前を知られるのが、成功なのかな。なんだか、そんなのがほんとうの成功に思えないんだけどな? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『成功の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
私は、成功哲学のなかには、どうしても、「愛の思い」というものを含まざるをえないと思うのです。(中略)私には、愛の思いを介さない成功というものは、底が浅いように思えてなりません。その人が、ほんとうに成功した人であるかどうかは、愛の思いを持ちつづけることができたかどうかに、深くかかわっているのです。(中略)
愛がない人には、ほんとうの意味で、「人類を幸福にしていく」ということや、「他の人々を幸福にする」ということは、分からないに違いありません。しかし、他の人を幸福にすることができなくて、いったい何の幸福でしょうか。何の成功でしょうか。自分一人が「成功した」と思っても、周りにいる人たちが悲しみに沈んでいたら、それが、いったい何の成功でしょうか。それで、どのような成果をあげたと言いうるのでしょうか。
私は、愛の思いを持ちつづけることは、とても大事なことだと考えています。そして、できうるならば、「愛の思いを持ちつづけた」ということが何らかの感化力となって、多くの人々を教化できることが、素晴らしいことだと思うのです。
それでは、この「愛の思い」とは、いったい何なのでしょうか。何をもって、愛の思いとするのでしょうか。私は、ここでも、三つの事柄を挙げておきたいと思います。
愛の思いとは、まず、他人に対する限りない関心です。(中略)
第二は、自己内部への洞察です。(中略)自分の心の奥を深く深く見つめながら、真実の愛、真実の自己というものに出会ったことがなければ、愛の思いは、おそらく分からないでしょう。真実の自己というものは、それほどまでに大事なものなのです。(中略)
三番目に大事なことは、「その愛を大きくしていこうと、常々、願っている」ということです。「愛のなかに発展の思いを抱く」ということです。
小さなもののなかに、いつもいつも満足していてはいけないのです。小さな自己満足や小さな善意だけでもって、「愛の思いを遂げられた」と思ってはいけません。「愛は、そのなかに発展を含むものだ」と私は考えるのです。
(24~28ページ)
愛なき成功は、ほんとうの成功ではない。
愛ある成功のための第一は、他人に対する限りない関心、第二は、自己内部への洞察である。
そして第三は、その愛を大きくしていこうと、常々願っていることである──。
うーん、これは、いわゆる「公案」ですよね。
さっと読んだだけで終わるのではなく、大切に記憶し、温めておいて、おりにふれて取り出してその意味を考え続ける。
そうやって、時間をかけて自分のものにしていくことで、自分のなかではじめて珠玉の叡知へと成長していく。
今日ご紹介した一節は、そういった深みのある智慧の教えであるのだと、改めて私は思っているのです。
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『成功の法』
大川隆法著
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