ねえ、また今週も、週刊新潮って、幸福の科学の記事を書いたんだってね。なんで、しつこく大川隆法先生の「霊言」がウソみたいな与太話を、いつまでも書くのかね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『「仏説・降魔経」現象編――「新潮の悪魔」をパトリオットする』(幸福の科学出版)で、「週刊新潮の悪魔」と自称する斎藤十一の霊を呼び出して、次のようにインタビューアとの対話を紹介しておられます。
齋藤十一 (質問者に)ちょっと、ちょっと、逆に、質問させてくれ。なんで、あれだけたくさんの霊人を呼べるんだ?
里村 それが能力ですよ。
齋藤十一 いや、ありえない!
小林 いやいや。それが、「仏陀の証明」なんです。
齋藤十一 ありえない。普通は……。
小林 もう少し、仏教などの宗教を勉強してください。
齋藤十一 何か縁がある人や、会ったことがある人なら分かるよ。それは、うちでもやれる。だけど、おまえたちのところは、とんでもない偉い方から、(ビート)たけしみたいな、この世的な人間(守護霊)まで、誰でも引っ張ってこれる(『ビートたけしが幸福実現党に挑戦状』〔幸福実現党刊〕参照)。それって、なんなんだ! ?
小林 それは、「天人師(如来の称号の一つ)」だからです。地上の人間も、天上界や地獄界の、いろいろな霊存在も、全部、呼んでこられる権威があるんですよ。
齋藤十一 そんなこと、誰が信じるか。
小林 現に、“召喚状”が出て、あなたは頭をつかまれ、ここまで連れてこられたわけでしょう?
齋藤十一 ん?
小林 あなたは、ここに来ることに抗えなかったわけでしょう?
齋藤十一 いや、俺は来たくなかったんだけど、いきなり連れてこられた。つまり、“拉致”されたんだ。おまえたち、犯罪者か!
小林 (苦笑)いやいや。「拉致」と見るか、「召喚」と見るかは別として……。(中略)あなたも、ここには来ざるをえなかった。これが、「仏の権威」というものなんですよ。
齋藤十一 何が権威だよ。
とにかく、権威か何か知らないけど、確かに、正直に言うと、不思議なのは不思議なんだ。なんで、あんなに、いろんな人間を、たくさん同時に連続して呼んでこれるのか。そして、なんで、本心を言っちゃうのか(注。公開霊言シリーズでは、三年半で約二百冊を刊行し、登場する霊人は二百数十人に上っている)。(中略)
でも、幸いなことに、ほとんどの人は信じてないから、いいけどね。これを、多くの人が信じるようになってきたら、大変なことになるじゃないか!
小林 (笑)(会場笑)
里村 大変なことが、今、起きてきているんですよ。
齋藤十一 大変な営業妨害だ!(中略)うちらは、地上で、記者が汗水垂らして取材して、記事を書いてるのに、おまえたちは、こんな涼しいところで、パーンッて呼んできて、パーンッて(会場笑)、一週間ぐらいで本ができちゃう。なんだ! もう、そんなの許せないよ! そんな卑怯な方法は許せない。
(116~121ページ)
なぜ、あれだけたくさんの霊人を連続して呼べるのか、その霊人がなぜ本心を言ってしまうのかが分からないし、信じられない。
実際に自分も、(この公開霊言の場に)召喚され、来たくなかったのにいきなり連れてこられた。
これを多くの人が信じるようになってきたら、(週刊誌にとって)大変な営業妨害になる。そんなのは許せない――!
斎藤十一という人は、週刊新潮の創刊に携わって、死の直前まで週刊新潮を取り仕切っていたと言われる、有名編集者です。
その人の霊が、死後も新潮社に巣くって、週刊新潮を霊的に指導する「新潮の悪魔」だと称して、大川隆法先生のもとに現われ、邪魔してくることから、この公開霊言は収録されることになったことが、本書の冒頭で紹介されています(18ページ)。
たしかに週刊誌の立場からすれば、もう250冊を超えたという大川隆法先生の「霊言集」の大量刊行は、許し難いものなのでしょう。
しかし、自らが大川隆法先生に召喚されて「霊言」をしながら、大川隆法先生の霊言を何とか否定しようとしている、この斎藤十一の霊の発言(「霊言」)は、自己矛盾に満ちていて、とてもこっけいに感じます。
週刊新潮は、この公開霊言の発刊から1年が経過しても、まだつまらない誹謗中傷記事を出しているわけですが、「事実は事実、真実は真実」という仏言の重さを、そろそろ認識すべきときが来ているのではないかと私は思うのです。
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『「仏説・降魔経」現象編――「新潮の悪魔」をパトリオットする』大川隆法著
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