さあ、お待ちかね! bonobosの新曲「夕景スケープ」がいよいよHQDで解禁となります。タイトルの通り、まるで真綿に包まれるような優しいサウンド・スケープが、レコーディングしたそのままに限りなく近い状態で味わえるのだから、これは是非体感していただきたい。
さて、予約受付開始の際に掲載されたインタビューはもうお読みになられたでしょうか? 実はこれまでHQD配信を行ってきたミュージシャン達にはひとつの共通点があるのだけれど、このインタビューを読む限り、bonobosというバンドもその例に漏れないようだ。それは、作品の音質面にはかなり明確なこだわりを持ちながら、自分達の楽曲がどのような形で受け取られるかに関しては、どこまでも寛容だということ。リスナーの数だけ音楽の楽しみ方は様々なのだから、それに幅広く対応するために高音質配信を行うのだということ。つまりこの配信に彼らのエゴはない。あくまでファンへの愛情あってのものなのだ。僕にはそれが目から鱗だったし、本人達がそういう気持ちで配信に臨んでいる以上、紹介する立場として、そこはどうしても伝えたい。
いきなり話が逸れた。そう、「夕景スケープ」だ。一聴しただけではあまりにスムーズ過ぎて見落としてしまいそうだが、とにかく曲の構成が素晴らしい。所謂ポップ・ソングにありがちなA→B→サビを繰り返すのではなく、サビに突入して以降は間奏を挟みながらサビのみで世界観を膨らませていくという、彼らのような高いソング・ライティング/アレンジ能力がなければ成り立たない展開だ。全編に哀愁を漂わせるホーン・セクション。逆回転で鳴るギター・ソロ。そして最後の勇壮なドラム・ロール。まるで昭和を舞台にしたショート・ムーヴィーを観ているような、懐かしくも優しい気持ちにさせられる。そう、聴く者に映像を喚起する歌だ。観る映画に合わせて映画館を選ぶ人っているよね? 彼らがHQD配信にこの曲を選んだ理由も、もしかするとそんな感じなのかもしれない。この曲の映し出す夕景が、より鮮明になって目の前に現れる。寒さに震える体を、内側から温めてくれるような1曲。この冬のサウンド・トラックはこれに決まりそうです。(text by 渡辺裕也)
夕景スケープ ダウンロード開始
待望のニュー・シングルは、夏に行われた野音ワンマン・ライヴで共演したミュージシャンをゲストに迎えて制作され、夕暮れから夕闇への経過を辿るかのような、哀愁が漂うサウンド・スケープが心地良い楽曲です。ギターの佐々木"コジロウ"康之の脱退、自主レーベル"ORANGE LINE TRAXXX"の立ち上げ、4thフル・アルバム『オリハルコン日和』のリリース、そして3年ぶりの日比谷野音音楽堂でのワンマン・ライヴと、彼らの怒濤の2009年を締めくくる作品を、是非HQDでお楽しみください。
夕景スケープ購入者特典
夕景スケープ(HQD ver.)をご購入頂いた方に、歌詞入りデジタル・ブックレットをプレゼントします。ヴォーカル蔡忠浩の味わい深い手書きの歌詞と、楽曲の世界観にぴったりな夕景が見事に合わさった、温かさ溢れるブックレットです。(PDFファイルでのダウンロードとなります。)
※特典ブックレットのダウンロード期間は終了しました。
夕景スケープ / bonobos
作詞・作曲 / 蔡忠浩
参加ミュージシャン : ギター : 木暮晋也(HICKSVILLE) / ピアノ : HAKASE-SUN(LITTLE TEMPO) / クラリネット : 武嶋聡(GOSSIP OF JAXX) / トロンボーン : 滝本尚史(GOSSIP OF JAXX) / トランペット : 川崎太一朗(GOSSIP OF JAXX)
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大橋トリオ特集ページ
PROFILE
bonobos
2001年8月、蔡を中心に結成。初めて製作したデモ・テープが、関西の学生によるCRJ-westチャートにて数週に渡り1位を獲得し、見事2002年の年間1位となる。またこの年には精力的にライブ活動を行い、EGO-WRAPPIN'のオープニング・アクト、COPA SALVOやThe Miceteethなどの人気バンドとも多数共演、次第に認知が高まる。2003年「もうじき冬が来る」でメジャー・デビュー。2008年12月末、Guitar.佐々木"コジロウ"康之が脱退。新体制となった2009年春、P-VINEに自主レーベル"ORANGE LINE TRAXXX"を設立。レコーディング・エンジニアにZAK、さらに多彩異才なゲスト・ミュージシャンを迎えた、構想2年、制作期間11ヶ月の4thフル・アルバム『オリハルコン日和』をリリース。12月頭には、夏に行われた3年ぶりの日比谷野音音楽堂でのワンマン・ライヴを収めたDVD『宇宙温泉へようこそ!』をリリースし、年明けには東名阪ライブ・ツアー"東海道三次 Vol.3"を開催することが決定している。
- bonobos web : http://www.bonobos.jp/
LIVE SCHEDULE
COUNTDOWN JAPAN 09/10
2009/12/31(木)@幕張メッセ国際展示場1〜8ホール、イベントホール
OPEN 12:00(予定) / START 13:30(予定)
チケット種別、料金等詳細は公式サイトをご覧下さい。
INFO : COUNTDOWN JAPAN 09/10事務局 (0180-993-634(24時間テープ対応、PHSからは不可))
bonobos 東名阪ライブツアー『東海道三次 Vol.3』
2010/1/22(金)@恵比寿LIQUIDROOM
OPEN 18:00 / START 19:00
INFO : Hot Stuff Promotion(03-5720-9999)
2010/1/23(土)@名古屋CLUB QUATTRO
OPEN 17:00 / START 18:00
INFO : JAILHOUSE(052-936-6041)
2010/1/28(木)@大阪CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
INFO : 清水音泉(06-6357-3666)
TICKET : 前売 \3,300 / 当日 \3,800(税込1drink別)
一般発売 12/19(土)〜
bonobosファン・クラブLIVE in 札幌市時計台
2010/1/30(土)@札幌市時計台2階ホール
TICKET : ¥3,300(オリジナルTシャツ付き前売券)※150名様限り