用語・設定(ウォーズ)
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「ダンボール戦機」の記事における「用語・設定(ウォーズ)」の解説
神威島(かむいとう) 日本のごく近海に築かれ、神威大門統合学園が建てられている人工島。本土との人や物の連絡はフェリーで結ばれている。 町並みをはじめ、島内のインフラは日本の1960年代・高度成長期を模して建設されている。島内生活そのものも、原則として1960年代以降に作られた物は存在しないよう統制されており、学園支給のCCMやLBX以外は、電子機器の所持、使用も禁じられている。また、現実の世界情勢など島外から送られてくる情報は限られており、そのため学園の生徒はインフィニティーネットの使用も制限されている。さらに、学園から支給されたCCM(携帯電話)の通信キャリアすらも、2055年一般社会の電気通信企業ではなく、生徒が所属する仮想国家名義になっている。 島内には神威大門統合学園やその学生寮、神威商店街を構成する商店などさまざまな建造物があるが、「ダック」「スワン」「スワロー」「カモメ」「ふくろう」など、鳥の名前を持つ施設が多い。 神威大門統合学園(かむいだいもんとうごうがくえん) 一流のLBX職業者を養成するために設立された中〜高等教育機関。この種の学校は同校が世界唯一であるため、海外からも多くの生徒が入学している。校名の「神威」は所在地の神威島、「大門」は学園長・大門ジョセフィーヌの名字から採られている。このほか、「神の門」「LBXプレイヤーの聖地」とも渾名される。しかしワールドセイバーによる事件の後は、多くの生徒は学園を後にする。 学園に勤務する人員には、教員のほか、教務、施設運営維持のための職員、セカンドワールドの運営スタッフ、各仮想国家に属する「諜報班」などがいる。 ウォータイム 神威大門統合学園の生徒に参加が義務づけられる、LBXを使った世界戦争のシミュレーション 。生徒は学年別に無作為で30の敵対するグループに分けられ(現在は8つの連合国に再編されている)、そのグループ同士がセカンドワールド内でバトルを行う。各グループは「小隊」として仮想国家に属して戦い、各小隊はLBXプレイヤー隊長1名・隊員2名、LBXメカニック1名の4名で構成される。各仮想国の戦力は、設定された資源、技術力、人口、国同士の同盟関係等により算定され、LBX戦力として反映される。国連統合政府が推進する、起こる可能性のある戦争の結果を提示して世界平和の維持を目的とするエクスペリメント・リアリズム・プロジェクト(Experiment Realism Project、略:ERP)という計画に基づいている。 開始時刻は15:00。通常授業が14:30に終了すると、生徒たちは学園本校舎東の時計台基礎部分にある扉からセカンドワールドへ向かい、諸々の準備を行う。 なお、作戦途中でウォータイムが終了した場合、出撃したLBXはその場で機能停止、翌日その状態から戦闘を再開する。 実際はシミュレーションではなくERP加盟国が立ち上げた国家の存亡を賭けた代理戦争そのものであり、その結果は現実世界に反映され、セカンドワールドで滅んだ仮想国は現実の世界でもその国家が消滅している。ここで行われるウォータイムは、現実世界で戦争に発展しそうな外交問題を裁く調停システム(通称「静かな戦争」)であった。このシステムを実施以降3年間、ERP加盟国で戦争は起きていない。 セカンドワールド 声 - 渡辺明乃(セカンドワールド放送) 神威島地下に広がる直径10kmに渡る地球を模した巨大ジオラマ。LBXのサイズをほぼ生身の人間として換算し、日本列島やオセアニアなど、その地形が「地球上のものと全く同じ」ように再現されている。海と地形自体は物理的に造形されているが、そこに付属する草木や建造物といったオブジェクトの再現、空間の天井を支える支柱の不可視化は、ウォータイム開始と共にホログラフが投影されることで実現される。自動車などの移動するオブジェクトや時間経過、天候なども現実に近いものになっている。 原則として、人間はウォータイム時にセカンドワールド内各地の自陣営基地からLBXを出撃させる形で空間内にアクセスするが、見学や視察のため自らセカンドワールドを巡回することも可能である。この場合、浮遊移動機器に乗って雲の上から見渡すことになるが、高度を日本列島全体が視界に入る成層圏近くにして見おろすことも、雲の下へ降下してビルの合間を走る自動車が目視できる距離まで近づくこともできる。主人公瀬名アラタの属するジェノックの基地は現実の中国領地域にある海上基地で、壁にDキューブと同じ強化ダンボールの意匠がある。 LBXの操作はコントロールポッドから行う。コントロールポッドルームは地下数階にわたる巨大な吹き抜け構造であり、学園の全プレイヤーを収容できる大量のコントロールポッドがずらりと並ぶ。 セカンドワールド側と向かい合ってコントロールポッドルームを挟み見おろす壁面には、各仮想国家の司令室が設けられている。そしてその階下には戦況観覧室があり、セカンドワールドでのウォータイムの様子を眺めることができる。戦況観覧室はセカンドワールドの地域別(「北オセアニア地区」など)に設けられている。 パラサイトキーを使うことで、上層部「ロストエリア」に進入することが可能となる。 パラサイトキー セカンドワールドの上層部に存在する「ロストエリア」に入るためのプログラム。3本存在しそのひとつは東郷リクヤのDCオフェンサーの中に隠され、二つ目はエゼルダームに、もう一つは剣菱ワタルのガウンタの中にある。実際にロストエリアに入るには3本揃えることが必要であり、揃えればセカンドワールド内のウォータイムを自由に操ることができ、ひいては現実の世界情勢なども掌握できるに等しくなる。ただし、秘匿されたLBXがロストされた場合、ほかのLBXに移動し寄生する特性を持つため、バンデットは電磁ネットを使いデータ移動の制限を行うことでキーを特定した。 グランドマスター ロストエリア内に存在する管理コンピューター。その維持のためには人間が必要とし、開発者である美都英輔が生体ユニットとして閉じ込められている。 アンダーバランス グランドマスターにある、世界各国の軍事バランスが記録されているメモリーカード。 シルバークレジット ウォータイムで良い成績のプレイヤーに与えられるポイント。略称「SC」。生徒の評価基準となっており、ポイントを貯めると高価な装備やLBXとの交換が可能。また、神威島内でなら商店などで電子通貨としても使用できる。学年が高いほどバトルに熟達しているため、上位5位までのランキングの大半は高等部の生徒が占める。そんな中、法条ムラクは中等部2年でありながら5週連続1位を獲得している。また、技術革新などの功績があればメカニックであっても表彰の対象となる他、お小遣いや小隊費としても支給されている。 シルバークレジットを一定量獲得すると、司令官の資格を取れるシステムがある。 メカニック 1小隊に1人配属されている、LBXのメンテナンスや兵器開発を行う専門技術職。所属小隊の予算管理も担当するため、会計の知識、技能も必要とされる。ごく稀にプレイヤーからメカニックに転向する生徒もいる。セカンドワールド内にある兵器生産拠点「ラボ」では、機体の完全修理や新兵器の開発・生産が行える。 ウォータイムにおいては戦闘を行う小隊員が制服のままなのに対し、メカニックは作業着を着用する。 メカニックは小隊費として毎月シルバークレジットを受け取っているが、実際の運用には足りないことが多く、メカニックには自分のお小遣い費も捻出しメンテナンス費用に工面している者も多い。 完全破壊(ロスト) ウォータイム中にLBXが完全破壊されると「ロスト(LOST)」となり、プレイヤーは戦死とみなされ退学となる。敵の攻撃で行動不能となる「ブレイクオーバー」とは異なる(この場合、操作不能だがウォータイムから除外されない)。ロストされそうになったLBXは「エスケープスタンス」をとることで戦闘からの離脱が認められており、使用中は無抵抗となるものの、その状態で5秒間耐えれば離脱成功となる。 仮想国 セカンドワールド内での戦闘のために生徒達が所属する架空国家。仮想国はクラスごとに異なり制服の色も異なる。本来は30の仮想国(クラス)があるが、現在は8つの連合国に再編されている。アラビスタ同盟 仮想国のひとつ。所属生徒の制服色はカーキ。6つの仮想国で構成されている同盟。領土はアメリカ大陸。主力量産LBXはジラントとヴェルネル。同盟国の主権は尊重しているが、同盟の申し出を拒否した国に対しては敵対姿勢を見せる事も。 クルセイド 仮想国のひとつ。所属生徒の制服色は橙色。領土はグリーンランド及びクイーンエリザベス諸島。本拠地はコールロンド要塞。主力量産LBXはインビットとグラディエーター。ゲーム版ではハーネスと友好関係にある仮想国とジンから説明されるが、アラビスタの侵攻により滅亡。所属生徒の半数がロストし、残った半数はアラビスタに吸収され主力LBXも元クルセイド領地で運用されている。本編1年後を舞台とする外伝「LBX烈伝・番外編」に高等部3年4組のかつての所属生徒が登場した事から、ゲーム・アニメの時期は高等部2年4組だったと見られる。 グレンシュテイム 仮想国のひとつ。所属生徒の制服色は白。領土はドイツを中心としたヨーロッパ。仮想国の中でも最高の科学技術力を持っている。LBX烈伝・番外編にて高等部1年2組と判明し、ゲーム・アニメの時期は中等部3年2組だったと見られる。 ジェノック アラタ達が所属する仮想国のひとつ。中等部2年5組のみで構成されている。領土は日本を中心とした東アジア。所属生徒の制服色は青色(仮想国のイメージカラーとしては水色が使われている)。主力量産LBXとしてDCシリーズおよびセイレーンが支給されている。使用している学生寮はダック荘。19話からはハーネスと同盟を組み、『ジェノック・ハーネス混成軍』となる。 ハーネス ゲーム版の主人公が所属する仮想国のひとつ。中等部2年3組のみで構成されている。海道ジンが司令官(ゲームでは副司令官)を務める。所属生徒の制服色は紫色。領土はブラジルの南東部とウルグアイ。ジェノック、ポルトンの生徒とダック荘に同居している。主力量産LBXはジェノックと同じDCシリーズとセイレーンだが、カラーリングが異なる。19話からはジェノックと同盟を組み、『ジェノック・ハーネス混成軍』となる。なお、ゲーム版では主人公の名前と同様国名を自由に決めることができ、ラボを発展させることでハーネスの武器・LBXの開発ができる。 ポルトン 仮想国のひとつ。中等部1年1組。所属生徒の制服色は緑色。主力量産LBXはカナロアとロノ。領土はハワイを中心とした太平洋上の小島で、重要な施設もなく他国からまったく全く相手にされない。ジェノック、ハーネスの生徒とダック荘に同居している。 ロシウス連合 仮想国のひとつ。18クラス90小隊を擁する最大規模の仮想国。所属生徒の制服色はグレーである。領土は東アジアを除くアジア大陸とオーストラリア大陸、アフリカ大陸。本拠地はローズシティ。国独自の主力量産LBXとしてグレイリオおよびガウンタ等が支給されているほか、エルドバンドやラージドロイドなどの巨大兵器も多く保有している。使用している学生寮は、デスワルズブラザーズが入居していたスワン荘など。 ローズシティ陥落時には多くの生徒がロストし領土は大幅に縮小したものの、事前に本拠地を移動していたため国としては存続している。一部の小隊は他仮想国に転属となっている。 ロンドニア 仮想国のひとつ。高等部3年5組。所属生徒の制服色は深緑。領土はブリテン島とイベリア半島、フランスとギリシア。エリートばかりで構成されているとされる。 エゼルダーム セレディ着任時に新設された仮想国。所属生徒の制服色は黒。領土はセーシェル諸島を中心としたインド洋沿岸地域。拠点はジークギガンテス(旧ローズシティ)。バンデットのメンバーで構成されているが、現時点でエゼルダームとしての作戦行動は防衛以外一切起こさず、引き続きバンデットとして行動している。ただし、表向きにはキャリパーとゴルドーは開発過程で何者かにデータを盗まれ、バンデットに使用されていると説明している。ロシウス連合のローズシティ陥落時に正式にバンデットとの関係を公表した。 バンデット 戦闘中に突然現れ敵味方関係なく攻撃を仕掛けくる謎の集団。セレディ着任と同時にエゼルダームに集められたが継続してバンデットとしての活動も続けている。破壊活動の後、拠点占領もせずに去っていく姿から「バンデット(=山賊)」と呼ばれている。バンデットを見た者は胸のコアボックスを破壊され必ずロストさせられると恐れられている。ブレイクオーバーされたLBXは機密保持のために自爆される。構成員は国の垣根を越えて存在している。少数精鋭でありながらも組織力は極めて高く、デスフォレスト攻略戦では独自開発したラージドロイドを投入している。 実際の目的は全てのパラサイトキーを手に入れることであり、バンデットが現れるときに発生するノイズはパラサイトキーを確保するための電磁ネットだった。 ワールドセイバー 『ダンボール戦機ウォーズ』の劇中、国際テロ組織として人々に広く知られていた集団。約50年前の2000年代初頭からアフリカの辺境のサマリア共和国で発足したとされる。 「独裁者達から世界を解放する」という思想の下にさまざまな破壊活動を行う世界的なテロリストたちであり、セレディはその最高指導者もしくは中核メンバーとみられ、西暦1990年代〜2010年代頃、若かりし頃の彼の従軍体験が組織の活動目的に反映されている。工作対象となる組織への浸透および諜報ノウハウ、多くのエージェントを動かし豊富な銃器、果ては潜水艦までをも保有できる潤沢な資金力を持つ。 劇中セレディの語るところでは、国家間の戦争の発生要因は国家間の経済格差にあり、戦争の根絶は全世界で国家の壁を解消し完全なる富の平等を実現することによってのみ達成されるという。よって、劇中ウォータイムを用いて進められている戦争の根絶は権力者による「欺瞞」に過ぎず、現実を人民に直視させずにセレディの考える真の戦争根絶を阻むものであり、ゆえにワールドセイバーがそのような現体制を暴力的に打倒することが必要だとしている。セレディは自身がオーバーロード能力者でもあり、新たな世界は自分たちオーバーロード能力者という階級により独裁されるべきだと考えている。 世界連合とエゼルダームの戦いの後、セレディの率いるワールドセイバーの部隊により神威島は占拠されるが、世界連合の再度の反撃により神威島を奪還され、セレディを含む島の全部隊が島外へと連行された。 セレディの「教え」を聴いた神威大門統合学園の生徒の中にも、貧困家庭に育ったなどの理由でワールドセイバーのイデオロギーに賛同し入隊する者が少なからず生じた。アラタも、セレディとワールドセイバーの方法論は認められないとしつつも、その主張には首肯できるところもあるとして、学園での戦いを終えた彼が「考える旅」に出るきっかけとなった。 世界連合 ワールドセイバーに反発した生徒達がジェノックとハーネスを中心に、仮想国の垣根を越えて集まった集団。司令官は出雲ハルキ(ほかの仮想国の生徒の推挙および周囲の同意にて決定)。アニメではほぼ反論もなく集まったが、ゲームでは腕ためしを挑まれている。空中空母ドル・ガルーダの撃破にこそ成功するものの破壊規模が大きすぎたため目的であるパラサイトキーを奪取しないまま撤退せざる得ず、学園自体もワールドセイバーに実力占拠されてしまう結果となった。自主的な組織行動はその一戦のみであったが、学園制圧後もセレディによって生徒側を一括して「世界連合軍」と呼称し強制的に戦闘参加を強いられた。その中で、美都玲奈がロストエリアに侵入したのを機に再び反旗を翻し、アラタがセレディを倒したことで神威島の解放に成功する。 ラボ セカンドワールド内に存在するLBXの開発だけでなく補修・生産が可能な統合設備。三次元集積演算システムを始めとする高性能な整備機器や工作機械が配備されているため最重要設備に指定されており、周囲に大部隊がいるなど警戒は厳重。現在のところジェノック領ではオーストラリア地区の都市・エルダーシティに存在している。 ダック荘(ダックそう) 神威島内に4つある神威大門統合学園の学生寮の一つ。ジェノック、ハーネス、ポルトン所属の生徒が居住する。建物はすべて木造。各室は2人部屋。朝夕2食付き。食堂は渡り廊下で行き来する別棟となっている。 本棟は3階建て。1階には男子寮と女子寮の双方、および受付、浴場等が、2階にも男子寮と女子寮の双方が入っている。女子寮のエリアは壁と扉で仕切られ女性以外は無断で出入りできない構造になっており、女子寮エリアに面した庭も男性は立ち入り禁止である。3階にも男子寮があり、302号室にアラタとヒカルが、サクヤが301号室に入居している。301号室も本来は2人部屋だがサクヤ1人しか入っておらず、空いているベッドはサクヤの各種LBXメンテナンスツールが散らかる物置と化している。 本棟の居住空間である3階よりさらに上へ階段を上がると、談話室が設けられており、LBXバトルの練習が出来るDキューブ、図書設備、ブラウン管テレビ、ソファー、小規模な会議テーブルなどが置かれている。 夕食は18:00から。入浴前であるため、この時は制服で食事する。一方、朝食は寝間着(男子は青、女子はピンク)のまま食べる生徒が多い。 寮訓は西郷隆盛の言葉「敬天愛人」。 LBX塚(エルビーエックスづか) ロストしたLBXの廃棄場。使えなくなったLBXをリサイクルするために年に一度本土に送り返されるが、それまでは廃棄場に貯めている。立ち入り禁止区域で、猿田教官は密かに廃棄前のLBXを慰霊祭をしているのだが、生徒の間では亡霊が出ると噂になっている。アラタ達は猿田教官の許可をもらい、LBX塚からパーツを確保している。 マルチギミックサック LBX背面のサックが形状変化やパーツ変更により「セットアップ」され、あらゆる戦況に対応する多目的兵装。現時点では、オーヴェイン、バル・スパロス、ドットフェイサー、ドットブラスライザーの4機がこれを搭載している。 フォーメーションアタック LBX3体による連携攻撃。デスグリフォン 縦一列に並んだ3機が突進、正面の1機が攻撃を防ぎつつ、後ろの2機が攻撃するフォーメーションアタック。デスワルズブラザーズのグラスターが使用。正面からの攻撃には強いが、側面からの攻撃には驚くほど脆い。 デルタクロス 3機が逆三角形に陣を組み、中心に捉えた敵を1機が投げ飛ばし、ぶつかりあった敵を2機で撃破する。『デスグリフォン』対策として第1小隊が完成させたフォーメーションアタックだが、直前にオーヴェインが行動不能に陥ったため、ゲンドウのDCエリアルと組んで発動した。 LBX TECHNOLOGY(エルビーエックス テクノロジー) 2055年に出回っているLBXの技術専門誌。正式誌名『月刊LBX TECHNOLOGY』。略称『Lテク』。『LBXマガジン』(『Lマガ』)が一般向けのホビー誌で週刊であるのに対し、『Lテク』はより難解な専門技術情報が掲載される月刊誌である。サクヤが愛読しているのをはじめ、神威大門統合学園の生徒なら大抵読んでいるが、アラタだけはその「字ばっかり」の内容の小難しさにさっぱりついていけない。劇中サクヤが読んでいたのは2055年第4号で、表紙はハカイガーのコアスケルトン透視図。題字はローマン体。製本は無線綴じ、装丁は左開き横組み。 オーバーロード 4年前に大空ヒロが発動していた、人間の脳が極限まで活性した過集中状態のこと。使用した際に瞳が光り、すべての事象がスローモーションにみえ反応が素早くなり、LBXと一体化した超高速な戦闘が可能になる 。オーバーロード能力の使用中は極端に脳活動が高まるため、使用後激しい疲労と虚脱に襲われる。回復させるためにチョコレートなどによる糖分の摂取が有効とされる。アラタ(とゲーム版主人公)が学園で初めて覚醒したほか、伊丹キョウジもウォータイム中に使用し対戦相手を圧倒した。理論上は訓練すれば誰でも使うことが可能だといわれる。 オーバーロード能力者は、アラタのような純粋種とキョウジのような人工種に分類される。ワールドセイバーは何らかの手段で人工的なオーバーロードの発現に成功しており、キョウジはその実験体にあたる。結果技術として確立したものをセレディが利用している。
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「グレイトフルデッド (漫画)」の記事における「用語・設定」の解説
僵尸(キョンシー) 一般的な僵尸とほぼ同じであるが、龍やコオロギの僵尸も登場する。西洋で僵尸と似た特徴を持つ「ヴァンパイア」も登場。 霊幻道士(れいげんどうし) こちらも一般的な霊幻道士とほぼ同じであるが、漫画の特性上、剣を使ったアクションで殺したりすることもある。 高揚る(ふりきる) コリンの感情のスイッチのようなもので、この状態のコリンが霊幻道士としての力を発揮する。素の状態とは表情の描写に差異はあるものの、素の状態に戻ったコリンに敬語で接してくるリンチュウに「もう戻ってます」と発言するなど、見た目でオンとオフの状態を判別することができない様子。また、記憶を無くしたりするわけではなく、本人もこの状態を自覚している。 壺中天(こちゅうてん) 表向きには、いわゆる風俗で本番有りの店。地下室が霊幻道士としての基地のようになっている。
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異世界 小人の住む世界。原始的な生活を送っている。主な移動手段はやや大きめの昆虫や両生類に似た生き物など。ちなみに、靴を脱いで足先を見せるということは非常にハレンチな行為である。 小人 異世界の住人。成人でも身長は人と比べてかなり小さい。なぜか日本語をしゃべる。 ベルゼーグル 小さく貧しい村。ティングルにある。 バルジダン ベルゼーグルの村を襲う強硬派の集団。 グリアニア 大きな王朝。 ティングル グリアニアの属国。
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「異能バトルは日常系のなかで」の記事における「用語・設定」の解説
黒き十二枚の翼(フォールンブラック) 一が創設した精霊戦争に勝つために集めた異能者集団。全員が異能者で、一の実力を信じついていっている。現在明かされているメンバーは、一、一十三、柳、愛希、柊吾、ファンタジア、運命子、檜枝岐、相模の9人。構成人数はまだ明かされていない。黒き十二枚の翼の目的は、精霊戦争に勝つこと。そのために他の異能集団を倒している。 実は前回の精霊戦争でソロで戦い抜いた桐生一が、チームプレイで精霊戦争を楽しむために結成したもの。 精霊戦争 精霊が管理する異能者同士のバトルロワイヤル。最後まで残った8人「ラストエイト」はどんな願いも叶えてもらえる。精霊戦争に参加する異能者にはそれぞれ担当の精霊がつく。精霊戦争で死んだ者は戦争と異能に関わる記憶を消されたうえで生き返り、日常に戻る。 ある事件(名称不明) 寿来と相模の中学時代に起きた事件。その事件をきっかけに親友と呼び合っていた2人が「知り合い」となった事件。 理想のカップルだと思っていた相模と環の泥沼の末の破局に巻き込まれて、寿来は人間関係の醜さや自分自身の幼さに失望し、相模との関係を白紙に戻して一時的に中二病も卒業した。
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「Switch (米原秀幸の漫画)」の記事における「用語・設定」の解説
アメリカの組織 人類の更なる可能性を求め、度重なる人体実験を行う組織。自力で施設から逃げ出したナナシを「完全なる完成体」とし捕獲を試みる。 ナナシが験体No.1215であることから1000人以上もの人間がモルモットになっているとされる。 スフィア ルネが開発した兵器で、片手に収まる大きさの球体。自ら転がったり、触角のようなものを使ったりして移動し、ボディの半分を牙のような形で開口し噛み付くように襲い掛かる。単体での移動は遅いが、複数で蛇のような形に連なり蛇行し、移動の速度を上げることもできる。攻撃されないように仕組まれたチップを持つことで標的にはならない。また、不完全ではあるが、子供は襲わないようにプログラミングされている(ただし、不完全なため、実際には少数ではあるが誤作動により、子供も攻撃していた)。 モスキート チームアブノーマルのアリモ・メネガッティの能力。人間が吐き出す二酸化炭素を感知して、その居場所を特定する。
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南風文化包丁 表向きには「包丁屋さん」だが、実は人助けのためなら穴掘りから警察沙汰ギリギリのことまで請け負う集団である。詳しく明らかにされていないが、「よろず何でも屋」が始まったのは、文平の祖父が息子(文平の父)のためにいろいろな仕事を持ってきたことから始まった模様。 マリダカ 物語の中で登場する都市伝説で、伝説の集団。10代の連中で構成され、窃盗・恐喝・銀行強盗などあらゆることで金を手にし、その額は数10億円と言う噂があった。その金は遊ぶ金に消えたという者がいれば、義賊だったという者もいる。名前は「マリリンモンローに抱かれたい」という店の名の略。
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「フォービリオンナイツ」の記事における「用語・設定」の解説
剪定科(せんていか) 東京・国立科学博物館(通称:カギ博)の植物園内の環境実験園に存在する裏の組織。 存在してはいけない危険な「枝」を、神戸が「選定」し、上木が「剪定」する。 統合階級章(とうごうかいきゅうしょう) 警察官・自衛官・海上保安官など「戦う公務員」に有効とされる階級章で、神戸は「流星四ツ」である。「流星四ツ」は警察では「警視監」、自衛隊では「将」に対応するとされる。 化け猫(ばけねこ) 「化け猫」と思われていたが、取り憑かれた加藤の風貌が化け猫のように見えていただけで、操っていたのは存在する筈のない巨大なクモだった。上空からクモの糸で加藤を操り、加藤の体に卵を産みつけ孵化させようとしていた。 上木の実力(うえきのじつりょく) 「特級射撃」「自由落下空挺」「レンジャー」に加え、海上自衛隊の「潜水員」の4つの徽章を持っていて、運動・身体能力は非常に高い。 上木の武器(うえきのぶき) 銃・高枝切り鋏・トランシーバーの機能を持った攻撃具とエコービジョンの機能を持った天狗のようなヘルメットを使用。 超感覚のヘルメットは"大天狗"、戦う武器は(大天狗配下の)"烏天狗"と見立て、勝ち誇るその姿はまるで「天狗」のようだった。
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「ヴァルキリーワークス」の記事における「用語・設定」の解説
神威(ケニング) 古の神々や英雄の武器や道具、もしくは力そのもの。元々は神界で管理されていたが手違いで地上にばら撒かれることとなってしまった。 戦乙女選定儀(ヴァルキリーワークス) 平たく言えば神威回収によるヴァルキリーの能力試験。神威にはその質と量によって「評価値」が定められており、その評価値の最も高いものが「勝者」となる。特にルールはないらしく、「最終的に評価値が最も高ければいい」ので初期のロスヴァイゼのように他のヴァルキリーから奪おうとする者もいる(ただし余りにも強力な神威はバランス上の問題から即天界に回収される模様)。また、本来ヴァルキリーワークスに参加しているヴァルキリーは他のヴァルキリーの名前を全て把握している。 絶対騎行域(ヴィーグリーズ) 神威が発動した際などに地上に被害を及ぼすのを防ぐ目的で展開される一種の結界。展開中の空間内部での被害は神界が肩代わりすることになる。基本的にヴァルキリーか神威しか活動できない。
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「特攻!! ゾイド少年隊」の記事における「用語・設定」の解説
ゾイドシミュレーター プラモデルのゾイドをコンピュータに読み込ませ、そのデータを仮想空間内に実体化させる技術。金属パーツはプラスチック部品より頑丈になるといった具合に、改造内容も忠実に反映される。 操縦には特別な技術は必要とされず、パイロットの思い通りにゾイドを動かすことができる。その延長で乗り手の運動神経の高さもそのまま機体の運動性能に影響していく。 戦いの舞台となる戦場は、コンピュータのプログラムによって作られる場合が殆どだが、ゴム製の大蛇が登場するなどジオラマを読み込ませたような描写がされることもある。 仮想空間にはゾイドに乗らず人間が集団で直接入り込むこともできる。 実物大ゾイド 本作内のトミーはプラモのゾイドを開発する際、無可動の実物大ゾイドを制作しているという設定があり、ウルトラザウルスやゴジュラスが登場している。 ゾイド生命体 実機編に登場するゾイドの心臓部。体を破壊されたゾイドでもこの部分が無事である限り何度でも蘇る事ができる。反面、その巨大なエネルギーは制御を失うと果てしなく暴走し、最後には都市を壊滅させるほどの大爆発を起こしてしまう。
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オカルトシステム 刈人が用いる、独自の理論と経験測に基づいた打牌。内容ごとに通し番号がつけられ、刈人がその戦術に言及するときは、番号も合わせて述べられる。精神論や非論理的な好調時・不調時の理屈があるが、中にはデジタル的な論理に基づいたシステムもあり、最初は否定的だった梨積もシステムの幾つかに印象に残る展開を利用した真実も隠していると分析している。 デジタルクルーズ 梨積率いる闘牌研究グループ。ツキや流れといったオカルト論を排除し、エラーの無い打牌を打ち続けることを目標に掲げる。発足して1年足らずで、麻雀界主要21タイトルのうち7タイトルを同メンバーが取得し、麻雀界にデジタル旋風を巻き起こした。 物語が進むにつれて、勢力の拡大からプロ全体をデジタル派閥で埋め、デジタル派以外を勝ち抜かせない出来レース展開を行う研究グループとは言えない側面が目立つようになる。 シャインリバー 麻雀のプロリーグの一つ。A~Dリーグが存在し、半期に一度入れ替え戦を行う。 麻雀四季(まーじゃんしき) 麻雀のプロリーグの一つ。段位が存在し、メンバーのネクタイには段位の数だけ星が入っている。
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かぐやが五つの宝物と集う満月の夜 五つの宝物がかぐやと集う満月の夜、大きな力が舞い降りる。そのときのかぐやの問いに「はい」と答えることが条件で、「はい」と答えることによってかぐやは月へ帰ることができ、断った場合は、かぐやの命と引き換えに悪しき力が舞い降りる。なお、この時の満月の夜は中秋の名月ではない。 半月の夜 半月の夜は宝物の力を借りずにかぐやは覚醒し半透明の大人の姿を見せる。作中2度目の覚醒でワープくんに「パラレルワールドとして存在している」ことと、五宝物がすべて揃う〔=かぐやが月に帰る〕と「この世界の存在は無くなり(何もなかったことのように)元通りに戻る」ことを伝えた。「何もなかったことのように」とは「この時代(次元)で経験したすべての記憶」も無くなる。
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地獄 一般では現世で悪事を働いた者が行き、罪の分だけ苦しめられると知られているが、実際は現世と全く変わらず、誰もが現世と変わらず平和な日々を過ごしている。 天国 一般では現世で良事をした者が行く事を許される極楽浄土の地として知られているが、実際は徹底した管理体制が敷かれ、個人の自由など全く存在しない「本当の地獄」。「宣伝戦略」により太古の昔により人々に、地獄に悪いイメージを植え付け天国へと勧誘し、天国の人口を拡大させていた。 警武官 現世を管理し、迷霊を天国・地獄へ送るための機関で、天国・地獄共に存在し、天国は「審官」と呼び名を変えている。 境界侵食 天国・地獄が現世へと行き来する方法で、時空を開口させる侵入する。開口時には空間の金切り音が聞え、大人数を進入させようとすると空間に歪が生じる危険性もあり、周囲の窓ガラスなども衝撃で破損する。 迷霊(ゴースト) 死んだ後も、現世に未練を残しているか、また悪意を持っての何らかの理由で現世に留まっている霊魂。心臓部に弾丸を打ち込むと成仏する。
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ファルコン文明 古代に存在していたと言われる伝説の文明。御伽噺の中の存在と言われ、実在を疑問視する声も多いが、数々の遺跡や遺物、文献があり、その存在を信じる者も少なくない。 現代にはない高度な技術を持っており、動力を生み出す動力石をもって栄えたが、その所有量をめぐり2つの勢力に分かれて戦いが始まり、その後第3勢力・ネオブラッドの誕生により、文明は終焉を迎えた。その時に作り出された生物兵器(勢力)が、化獣と巨獣である。 オールドブラッド ファルコンの血を引く人間。外見や身体能力は通常の人間と何ら変わらないが、化獣あるいは巨獣を操る特殊な力を持つ。ミルカによるとオールドブラッドは化獣か巨獣どちらかしか扱えないらしいが、作中で登場するのはほとんどが化獣を操るオールドブラッドである。女子はファルコンの記憶を持っているため、化獣とその名前、オールドブラッドの人間を見分ける能力が備わっている。男子は化獣を操り閃光を放つことができる。 オールドブラッドはその能力ゆえに一般社会から迫害されてきた歴史を持ち、そのためオールドブラッドの中には、厭世的な人間や世界に復讐心を抱いている人間が少なくない。両親が共にオールドブラッドの場合、子供にも遺伝する可能性が高いが必ず遺伝するという訳ではなく、オールドブラッドの血縁でありながら能力が備わっていない人間も生まれることがある。 ネオブラッド 進化したオールドブラッド。ネオブラッドは男子単体で化獣を覚醒させ自由に操ることができ、また化獣だけでなく巨獣をも従えられる。 化獣 ファルコン文明によって生み出された生物兵器。通常時は普通の動物と変わらない外見・能力だが、オールドブラッドの女子がその名前を呼んで封印を解くことで第2形態へと覚醒、この状態で男子が化獣に触れながら名前を口にすると、男子の体と融合し最終形態(第3形態)となる。最初に封印を解いたオールドブラッドの男女にしか従わない。 第2形態になると外見が大きく変化して獰猛になり、最初にその名を呼んだオールドブラッドの男子の命令に絶対服従する。最終形態(第3形態)では使用者の感情や意志に応じ、殺傷力の極めて高い閃光を放つ。閃光の種類や威力は、それぞれの化獣の種類によって異なり、融合した男子の精神的な感情によっても変化、さらに第4形態へ進化することもある。同時に複数の化獣と融合することも可能。白無のレオナによると、使い手によって化獣の形態は変わるらしいが、化獣の使い手を代えることはできないので確かめる方法はない。 なお作中で白無のジルは、使い手が長時間化獣と融合すると、体を化獣に支配される可能性を示唆している。 巨獣 化獣に対抗して作り上げられた生物兵器。現存の生物とはかけ離れた外見と巨大な体躯から、オールドブラッドでなくともひと目でそれと判別できる。その数は少ないが、化獣の閃光をものともしない巨大で強靭な体と、口から特大の閃光を放つ圧倒的な戦闘力を誇る。 激道 世界地図の南側に東西一直線に広がる、世界を2つに割っていると言われる海域。太陽熱による激しい上昇気流が常に立ち込めており、帆船では先へ進むことができない。何人もの海の男が過去幾度も激道越えに挑んだが、向こう側の世界を覗いて戻ってきた人間は未だ1人もいない。 動力石 ファルコン文明の遺産。動力の源となる石で、これを用いて動力炉を稼働させることで、さまざまな機械を自動的に動かすことができる。 虹 ファルコン文明最大の汚点であるライツワイズを封印するための施設。封印された場所が「虹の街」となり、化者によって長らく守られていた。 ファルコン文字 ファルコン文明の時代に使われていた文字。その古さ故に、限られた人間にしか解読することができない。 一見、記号のように見えるが、実は平仮名を記号化したものであり、中には登場する文字に意味を持たせるスタッフもいたという。
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「SDガンダム ザ・ラストワールド」の記事における「用語・設定」の解説
Gソウル SDガンダムの魂であり、相手に倒されるとGソウルとなって相手に吸収される。吸収しパワーアップすることによって巨神体に変化する。実際はオリジナルそのものではなく、ガンダム・ザ・ゴールドによって生み出されたSDガンダム達の心・技・体をコピーした魂の写し身であった。しかし騎士ガンダムは彼らにも魂が宿っているという。 巨神体 ガンダム・ザ・ゴールドと同じ巨体を持つ姿。Gソウルを吸収し続けることにより、専用の神器や武具を装着してリアルタイプに変形する。巨神体よりも小さい巨体の姿は「亜神体」と呼ばれる。 トーキョー 現在の人間世界に近い世界。しかし、ガンダム・ザ・ゴールドとスペリオルドラゴンの戦いの末、人間は消滅しSDガンダム達が集められた世界となる。その中心トチョーにはガンダム・ザ・ゴールドに似た黄金像が聳え立っている。天馬の国(2001年の現代)とも似て非なる世界らしい。実際は、この世界は散ったGソウルを閉じ込めるための虚構空間であった。 ザ・ラストワールドオリジナル世界 本作オリジナルキャラクターの出身作品として名称が設定された各種架空作品群。 それぞれのキャラクターファイルにおいて、まるでその作品が過去にあったかのように紹介されるという表現方法になっている。SDガンダム忍風伝 忍者軍団「天眼忍群」の物語。 『機動戦士ガンダム00』に登場するモビルスーツをモチーフとしたキャラクターが登場。 『SD戦国伝』や『SDガンダム シャドー忍伝』とも異なる世界とされている。 SDガンダム時空伝 ガンボイジャー21 GD.2017、グランガンボイ長官が結成した新チーム「ニューガンボイジャー」の物語。 ガンボイジャーの物語が完結した後の世界観となっている。 『機動戦士ガンダムAGE』に登場するモビルスーツをモチーフとしたキャラクターが登場。 ガンダムAGEと同じくレベルファイブが関わったタイムボカン24がガンボイジャーの元ネタとなっているタイムボカンの続編であることからか、こちらも同じように時間を示す数字を加えたネーミング、それに加えてのレベルファイブつながりのガンダムAGE登場モビルスーツのキャラクター化という二重のパロディの可能性がある。 こちらがあえて21なのは、20世紀が舞台だったガンボイジャーの舞台が21世紀になってからの物語であるからと思われる。 SDガンダム海賊譚 キャプテンセルフが海賊船メガファウナの仲間と共に七つの秘宝を求めて旅する物語。 『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場するモビルスーツをモチーフとしたキャラクターが登場。七つの秘宝という設定はおそらくGセルフの各種パックのパロディあると思われる。 ガンドランダーZERO ガンドランドの地で超兵器・超神飛翼ダイノオーキスを復活させようとする闇の海賊団と戦う剣豪ダッドランダーの物語。 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するモビルスーツがモチーフ。ダッドランダーはガンドランダーの父親であり、『ガンドランダー 闇の黙示録編』以前の過去のエピソードとなる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 06:46 UTC 版)
「ハンドレッド (小説)」の記事における「用語・設定」の解説
ハンドレッド 触れた人間によって様々な武器の形状に変化することから、百武装(ハンドレッド)と名付けられた特殊な石。その原材料は地球上に落下した隕石から削りだされた「ヴァリアブルストーン」と呼ばれる赤い鉱石である。 武芸者と呼ばれる特別な者だけが使用できる。 サベージ 南極大陸に巨大な隕石と共に落下した、人類を襲う謎の異種生命体。惑星ノートルダムにも出現している。 鋼のように硬い皮膚と、黄色い模様が特徴であり、姿は昆虫のようなかたちをしている。 ヴァリアントや武芸者との関連は不明だが、コアはヴァリアブルストーンとほぼ同質であり、ハンドレッドとしての加工も可能。 ヴァリアブルストーン ハンドレッドの原料となる鉱石。サベージのコアとほぼ同じ構造をしており、武芸者やハンドレッドと同様各国のパワーバランスにも影響を及ぼす貴重な鉱物資源であり、金銭的にも高値で取引が行われる。 第一次遭遇(ファーストアタック) 宇宙より飛来した巨大な隕石が南極に落下する共にサベージが現れた事件のこと。その際に人類によって殲滅されたと思われていたが、それから3年後に再びサベージが出現する、「第二次遭遇(セカンドアタック)」が起きてしまう。 海上学園都市艦リトルガーデン 対サベージ用の拠点であり、ハンドレッドの研究開発と、それを用いて戦う武芸者の育成および開発製造も兼ねており、自走式のメガフロートによって運用されている。全長4000m、全幅1000m。 「ターミナル区画」、「ミリタリー区画」、「ファミリー区画」の3つに分かれている。 表向きは核融合を動力としているが、実際にはLiZAのエナジーが動力となっている。リトルガーデン生徒会 リトルガーデンの初等部、中等部、高等部普通科、武芸者を育成するための高等部武芸科、いわばすべての学生を束ねる事実上の最高権力機関。代表はクレア・ハーヴェイ。 ヴァリアブルスーツ 武芸者がサベージとの抗戦の際に着用するスーツ。ハンドレッドの元となっている、ヴァリアブルストーンが繊維の中に混ぜ込まれており、ハンドレッドと同じように、エナジーに反応して形状が変化する。 センスエナジー 武芸者の身体から放たれる微粒子状の物質。これに反応してハンドレッドは形状が変化する。通称エナジー。 サベージのコアとヴァリアブルストーンからもこれが放出されており、サベージはこれに引き寄せられて出現する。 武芸者(スレイヤー) ハンドレッドを用いてサベージと戦う者を指す。なおハンドレッドは隕石落下時に第二次性徴を迎えていなかった、限られたものにしか反応しないため、その構成は学生をはじめとした子供たちが中心である。 ヴァリアント 何らかの理由でサベージの体液を摂取、またはサベージの攻撃時に受けた傷口から体液が入った武芸者を指し、その因子は「ヴァリアントウィルス」と呼ばれる。従来の武芸者よりも強大な力を発揮するが、サベージの体液の成分が活性化すると好戦的な性格に変貌し、自制が利かなくなる。作中ではエミリアが幼少時にサベージから攻撃された際に傷口から感染、ハヤトはそのウィルスを吸い出そうとして彼女のウィルスを体内に取り込んだ。 ヴァリアントウィルス サベージの体液に含まれる因子。普通の人間ならば死亡してしまうが、一部の人間はこれに身体が適応してヴァリアントとして覚醒する。ヴィタリーの研究によると、一次遭遇以来既に全人類が大なり小なり感染している模様。 ヴァリアントが通常の武芸者に移し、一時的に強大な戦闘力を発揮する事も可能。作中では男女ということもあって主にキスをすることで移している。ウィルスに異性を引きつける性質と共に手段が手段な為にウィルスを得た武芸者が相手を異性として強く意識する事が多く、ハヤトがクレアやサクラに好意を寄せられるのは本人の人柄以外にそれもある模様。ヴァリアント同士の場合には暴走を抑制する作用があると共に男女の場合には両者のウィルスが引き寄せ合う性質もあり、それも相まってハヤトとクレアは異常な接近をして、一線を越えかけた。ただし、通常の武芸者へのウィルス譲渡はどのような副作用があるか分からず、危険度が高い。 作中ではエミリアがハヤトの暴走を止める際に、クレアがハヤトの気持ちを求めると共にそのウィルスを求めてキスをしている。 PDA (Private Digital Assistant) 海上学園都市艦リトルガーデンで暮らすすべての者が所有している薄型の携帯端末、身分証明証にもなる。
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最終戦争 21世紀初頭(ロシア語版およびゲーム版では西暦2013年)に起こった、全世界規模の核戦争。この戦争が原因で地上は放射性物質に汚染され、生き残った人間達は地下で暮らす事を余儀なくされる。 モスクワ地下鉄 モスクワの地下深くに作られた地下鉄。世界最大の核シェルターとしての側面も持ち、2033年時点ではおよそ4万人が暮らすとされている。最終戦争後、メトロ全体で管理統一体制がとられていたが、のちに崩壊し無政府状態に陥ってしまう。その後は元メトロ職員達がそれぞれの駅で主導権を握る事となり、現在ではひとつひとつの駅が都市国家のような状態になっている。 ただし、無法地帯や無人駅なども多い。同盟を結んでいる駅も存在し、複数の駅が一つの国家の様になっている場合もある。また、同じ駅でも路線が違う場合(乗換駅)はそれぞれ別の勢力が支配している事がある。 ミュータント 放射線に被曝し、本来のありようとは大きくかけ離れてしまった動植物の総称。巨大化した植物や空飛ぶ怪物、肩と首が無く体に直接頭と両腕が付いている二足歩行の化物などさまざまな種類が存在する。無条件で人間を襲うものが多い。 2033年の地上世界を支配する存在であり、汚染された大気と並んで人類が地上で暮らせない要因の一つである。 ストーカー(スタルカー) 地上に出て有益な物資を調達してくる危険な役務に従事する者たちの呼称。高度な戦闘訓練も受けている。メトロ内で最も尊敬される仕事とされる。レンジャー(後述)が登場するゲーム版においては地上での活動の痕跡のみを見る事が出来る。 自由商人 その名の通り、駅から駅を自由に旅して商売を行う者たち。メトロ内にさまざまな物が流通しているのは彼等の働きによるものである。トンネル内は危険が多いため武装している事が多い。 また、メトロ内に存在するさまざまな噂話を流布するのも彼等である。 怪現象(アノマリー) 駅と駅の間のトンネル内や地上の特定の場所で起こる、奇怪な現象。劇中では配水管の割れ目から響く精神を惑わす音や、目を閉じていると見える過去の幻影、見ていると引き込まれるクレムリンのルビーの星、無人のはずの駅で出会う「神意の使者」などさまざまなものがある。 ゲーム版ではアノマリーと呼ばれている。こちらでは強い電気を帯びた光の球やトンネルに引き込まれた死者の影(幽霊に似ている)などの視覚的に分かり易いものが主である。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 00:43 UTC 版)
呪い 智たち特殊な能力を持つ者たちに課せられた禁忌。これを破ると死の制裁が訪れる。呪いの証として、身体の何処かに「呪いの痣」が刻まれており、全部で8人が居るとされている。痣の形は全員が共通。 禁忌を破ると呪いに殺される(作品中では「呪いを踏む」と呼ばれる)、というのは、「呪い持ち」達は本能的に理解していることであり、経験則から学び取ったものではない(踏めば死ぬのだから)ため、実際にどんな形で死が訪れるのか本人たちも実はよくわかっていない。 能力・才能 智たちが持つ、特別な力。常識の外にある超常現象めいた「能力」。他人に話す時など、オカルトめいた言い方を避ける場合は「才能」と言ったりするが、明確に分けて表記されているわけではない。基本的には同じ意味。 ラトゥイリの星 ロシア語で書かれた古書。原題は「ラトゥイリ・ズヴィェズダー」。著者は不明。花鶏が、曽祖父のセルゲイ・アレクサンドローヴィチ・ズファロフから受け継いだ、ズファロフ家の遺産。 表向きは幻想物語の体裁がとられているが、真実は「呪い」の秘密について記されている。ただし、ロシア語でしかも古典、意図的に隠された内容など、実際に何が書かれているのかは花鶏にもわからない。日本で育った花鶏はロシア語は少々わかる程度であり、智たち「同盟」メンバーに出会うまでは呪いを解きたいなどとは欠片も考えていなかったため、解読しようとは思っていなかった。「呪い」の家系を誇りにしているがゆえの、その証明としての物品であり、内容そのものには興味を持っていなかった。 これが盗まれたことをきっかけに、「同盟」メンバーは運命の邂逅を果たすことになる。
※この「用語・設定」の解説は、「るいは智を呼ぶ」の解説の一部です。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 17:13 UTC 版)
以下の設定などは、原作であるゲーム版での設定を中心に記している。アニメオリジナル設定などはその旨を断ることにする。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 06:21 UTC 版)
「映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!」の記事における「用語・設定」の解説
フェアリーパーク 妖精達の作り上げたテーマパーク。海上にあり、施設までは長大なハイウェイで陸地と繋がっている。えりか曰く今までは何もなかったはずなのに突然現れたものだという。中には歴代妖精たちをモチーフにしたアトラクションがあり、レインボージュエルを保管している場所もある。 各作品において妖精たちはその存在が秘匿されているが、本作での妖精達は普通に来場客と接しており、「このテーマパークが妖精たちによって運営されている」という事実に客側が疑問を抱く描写はない。ただし、つぼみは「大胆なことをしてる」とコメントしている。 招待状には妖精達のホログラムが仕掛けられているが、ミルクだけはその中にいない。 レインボージュエル 1000年に1度目覚めるという、フェアリーパークの宝物。貝殻の中に収められており、上に浮かび上がっているハートマークの光が全て満たされた時完全に覚醒する。本作ではプリキュアの力の源という設定があり、これを奪われるとプリキュアは力を失い、衣装の色彩に曇りが生まれ、宝石型のアクセサリーは完全に色を失う。 クリスタルミラクルライト レインボージュエルの在処を示したり、プリキュアに力を与えるアイテム。フェアリーパークで妖精たちが配布していた。ライトの部分が宝石の形になっている。劇中では「ミラクルライト」と呼称されているが、DVDのチャプターでは正式名称がチャプタータイトルになっている。 歴代妖精・歴代サブキャラクター・『フレッシュ』までの歴代映画キャラクターがライトを振り、プリキュアたちをキュアレインボー化をさせた。
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「カムカムエヴリバディ」の記事における「用語・設定」の解説
御菓子司(おかしつかさ)たちばな 安子の祖父・橘杵太郎が創業した岡山県の朝丘町商店街の和菓子店。杵太郎が他界し空襲で店舗焼失後は、最初は安子と金太、2度目は安子と算太により再建が計画されるも、金太の急逝と算太が資金を持って失踪したことによりいずれも頓挫した。 なお、1994年時点で、横須賀在住時代の健一がお気に入りだった同名の和菓子店が存在しており、その後全国に支店を持つ有名店であることが明かされてゆく。健一との縁から2003年のクリスマス・フェスティバルでスポンサーにもなっている。最終回では、幼い日に岡山で店の再建を目指していた金太と安子に出会い、商売の楽しさを教わった人物が創業し、たちばなへのリスペクトから自身の店の店名としたという経緯が明かされる。 設定にあたり、岡山市北区の表町商店街に実在する「御菓子司 翁軒(おきなけん)」が取材されている。 あんこのおまじない 橘杵太郎が御菓子司たちばなの職人らに指導した、美味しいあんこを作るために小豆を茹でる際の心得。小豆を茹でるまじないの言葉として息子の金太、孫の算太と安子、ひ孫のるい、玄孫のひなたへと伝授されていった。 雉真繊維(きじませんい) 雉真家が経営する繊維会社。創業時は足袋会社であったが千吉が一代で事業を拡大し、安子が物心ついた頃には地元の有力企業となっており、太平洋戦争開戦直後くらいまでは長男・稔と共に海外との取引を目指してきた。稔が戦死後は次男・勇が後継者候補となり、千吉から仕事を学びながら働く一方、社内で野球チームを結成し社員らの仕事へのモチベーションを上げていく。千吉が病床に臥してからは勇がトップに就任。1962年頃には大阪に移住したるいが「岡山出身」「雉真」と名乗ると当社が連想されるほどの大企業になっている。野球部も1990年代には社会人野球の強豪として認知されている。千吉の遺言もあり、時代が変わっても原点である足袋は製造が続けられている。 竹村(たけむら)クリーニング店 大阪・心斎橋で竹村平助・和子夫妻が営むクリーニング店。1962年の春に平助がホテルの面接に向かうるいの服を汚したことがきっかけで、面接に落ちたるいを住み込みで働くきっかけとなった。1963年にるいが錠一郎にプロポーズされた際に、一代限りで閉めることをるいに明かしている。1960年後半に平助が体調を悪化したことが理由に店を畳んだ。 棗黍之丞(なつめ きびのじょう)シリーズ ひなたが特に好きな時代劇シリーズ。 初代桃山剣之介主演映画。1939年公開の第2弾『棗黍之丞 仁義剣』が作中で初登場。安子にとって稔と観た思い出の作品となっている。るいが18歳時の1962年には第20弾作品『棗黍之丞 女狐乱れ桜』が公開された。第21弾の『妖術七変化 隠れ里の決闘』は磯村吟によって「映画史上まれに見る駄作」と酷評された(詳細は後述)。 初代桃山剣之介亡き後、二代目桃山剣之介主演でテレビドラマシリーズ化される。当初、登場人物である茶屋の娘「おゆみ」を美咲すみれが演じ、彼女がブレイクするきっかけとなる。また、放送当時流行していたカンフーを殺陣に取り入れたり、唐突におゆみの綿入れから座布団が出てきたりと、時代劇にも関わらず特殊な演出が施された「黍之丞危機一髪、おゆみ命がけ」の回は、ひなたと五十嵐等にとって名場面として記憶に残っている(美咲自身は忘れていた)。2006年には『妖術七変化 隠れ里の決闘』再映画化で左近役を務めた武藤蘭丸が主演を務める『棗黍之丞2006』がテレビドラマとして放送された。『妖術七変化 隠れ里の決闘』 1963年公開の棗黍之丞シリーズ第21弾作品映画。主演は初代桃山剣之介。敵役の小野寺左近役は伴虚無蔵。初代桃山の遺作となった。 仕事への価値観の相違から仲違いする父・初代桃山剣之介と息子・桃山団五郎(後の二代目桃山剣之介)を和解させようと条映が企画し、当初、小野寺左近役は桃山団五郎が演じる親子共演の予定であった。 親子共演が実現しなかった内幕について、すみれはひなたに「業界内の噂」として「団五郎が出演を断り、それに憤った剣之介が当てつけに、当時大部屋俳優の一人であった伴を左近役に起用した」と話している。しかし、当事者の伴はひなたと五十嵐に「団五郎は出演を承諾したが剣之介が彼を不承知、当時息子のように目をかけていた自分を起用した」旨を明かす。 更に二代目桃山剣之介の回想によれば、不承知の理由を詰め寄った団五郎に対し、剣之介が答えた伴の起用は、団五郎よりも余程良い役者だからとしている。これを聞いた団五郎は当初は当てつけと判断するが、サンタ、ひなた、大月の回転焼きとの出会いを経て、初代の真意は「息子に対して、斬られ役に甘んじず主役として映画界に帰ってくることを望んでいた」「斬られ役俳優として一目置いていた伴を抜擢した」と見解する。 伴は映画が世間で駄作と評価された原因として、自分の台詞回しが下手でNGを連発した末、ほとんどの場面がカットされたことと分析している。しかし、この映画をラジオで解説した磯村吟は物語について酷評する一方、伴が活躍するラストの殺陣を好評しており、リバイバル上映を鑑賞したひなたと五十嵐も同様の評価をしている。また、るいと鑑賞した若かりし頃の錠一郎は、決め台詞が心に刻まれ、時代劇好きになるきっかけとなる。 1984年、二代目桃山剣之介主演・轟強監督で再映画化。左近役はオーディションで選ばれた武藤蘭丸。他には1983年ミス条映コンテスト優勝者の高山理恵がおふね役で出演し、五十嵐はおふねを庇い左近に斬られる伊織役で出演した。 リメイク版はヒットしたものの、本作を最後としてテレビ、映画問わず時代劇は衰退の一途を辿る事になる。 条映太秦映画村(じょうえいうずまさえいがむら) 1975年に映画会社条映がオープンさせたテーマパーク。施設内の街並みは時代劇撮影のオープンセットも兼ねており、敷地内には撮影スタジオや道場 が存在する。屋外シーンは東映太秦映画村で撮影された。 カットリくん 条映太秦映画村のキャラクター。本名はカットリ半蔵。「大きな声でカットとさけび」「悪いやつらをばっさりカット」「実は恥ずかしがり屋ですぐカッカと赤くなる」そんな愛すべきカラス。 ミス条映コンテスト 条映太秦映画村で行われたミス・コンテストで、優勝者には賞金50万円と「棗黍之丞」シリーズへの出演資格が与えられる。 サムライ・ベースボール 2004年に公開予定のハリウッドと条映太秦映画村の共同で製作する映画。 みんなあつまれ磯村吟です 磯村がパーソナリティを担当する番組。 番組を放送している局の周波数は1107kHz ひなたのサニーサイドイングリッシュ ひなたが担当するNHKのラジオ番組。本作品「カムカムエヴリバディ」の話全体が、このラジオ番組のスキットという設定というメタフィクション構造になっており、本編のナレーター城田優演じる「ウィリアム・ローレンス」が、「ひなたのサニーサイドイングリッシュ」のナレーターという設定になっている。この設定は、本放送の最終週で初めて徐々に明かされ、総集編では、この設定を早めに明かした上で再編集されている。なお、放送回によってはナレーションが全く無い回もあり、様々な考察が放送当時なされたが、あくまでこの設定を踏まえた演出である。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 11:52 UTC 版)
リコリス 銃器を用い犯罪者を処分することを任務とする、DAの実働部隊。戸籍のない孤児の少女たちで構成され、対象に警戒されないよう高校生風の制服を着用している。制服の色はランクを示しており、ファーストは赤、セカンドは紺、サードは薄いベージュ。 リコリスはヒガンバナ(学名 : Lycoris radiata)の別名でもあり、その徽章にもヒガンバナが図案化されている。 アラン機関 「匿名支援の代名詞」として知られる謎の人物、アラン・アダムス名義で活動している支援団体。貧困層などからあらゆる分野の才能ある子どもを見つけて無償支援を行っている一方で、銃取引に関わるなど実態の不透明な組織。フクロウのようなチャームをトレードマークとしており、機関の支援を受けた人々(「アランチルドレン」)にも贈られている。 なお、「所属員は支援対象者に接触してはならない」という規則が定められている。
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南北朝鬼ごっこ 時行と、彼の命を狙い迫り来る者との生死を賭けた攻防戦を鬼ごっこと称している。鬼に見立てられた者はそれぞれ伝説上の鬼の名前が冠され、異形のイメージで描かれる演出がなされる。 神力(しんりき) 武力や知力では測れない不思議な力。頼重の未来予知や諏訪湖の御神渡りもこの力によるもの。人の目が届かない領域にのみ存在できる力であり、文明の発達に伴い人の力が強まるほど、相対的に弱まっていく。南北朝時代は人と不思議が共存した最後の時代とされる。
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聖衣(シュラウド) 正式名称はBDU(Bestial Dress Uniform/獣装戦闘服)。対マガツヒ用として開発された強化服で破魔の鎧などとも呼ばれる。内部にマガツヒを封印し、装着者に高い戦闘力をはじめとする異能の力を与える。なお装着者は封印されたマガツヒと意思疎通が可能な素質を持った少女(巫女)に限られる。封印は全部で五段階施されており封印を解くごとに内包したマガツヒの力をより引き出せるようになる反面、魔力を引き出すための運用経費も上昇していく。 巫女(みこ) マガツヒとコミュニケーションをとることが可能な特殊な適性を持った人材。そのほとんどは年若い少女で、一体のマガツヒは多くの場合一人の少女にしか懐かない。聖衣は封印されたマガツヒの魔力で駆動しているため、巫女以外の人間が装着することはできない。 獣装巫兵(じゅうそうふへい) 聖衣を装備し、マガツヒの迎撃・駆逐を主たる任務とする兵士。事実上マガツヒと対等に交戦可能な唯一の戦力であるため偵察や拠点防衛など多種多様な任務に投入される。獣装巫兵の待遇は戦闘機のパイロットとほぼ同等。戦場における花形として国民からの人気も高い。しかしその分既存の軍部からの風当たりも強く、予算や物資の割り当て面では必ずしも優遇されているとは言えない。 禍憑妃(マガツヒ) 突如世界に出現した怪物たちの総称。単に「妖獣」とも呼ばれる神話や伝承に語られてきた災厄の獣。種類は多様でそれぞれが超常的な能力を備え、通常兵器ではほとんど対抗できない。ごく稀に人類と意思を通わせ共存可能な個体も存在し、それらは「霊獣」と呼ばれる。 破局粒子(はきょくりゅうし) 物理的に不連続な現象を引き起こす粒子、または波動であり場であるもの。マガツヒおよびその力を利用した聖衣の魔力の正体で、前者にとっては肉体そのものでもある。美しい燐光のようなものでこの粒子の影響下では既存の物理法則は適用されない。 固有権能(こゆうけんのう) マガツヒが使う特殊能力のこと。ほとんどのマガツヒはその種族特有の固有権能を持つ。全ての聖衣も固有権能を有するがそれは内包したマガツヒの権能と同一であり、ゆえに同型の聖衣であっても能力まで同じとは限らない。 極東自衛機構(きょくとうじえいきこう) 政府や自治体、企業などの依頼をうけマガツヒ関連の任務を請け負う民間軍事会社の一つ。本社は京都。所属する兵士は傭兵であり正規の軍人ではないが、国際法上民兵としての武装権、交戦者資格を持つ。
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魔法 携帯電話で異界幻想機構(ゼノリアルネットワーク)からダウンロードし、端末のカメラを通して現実を書き換えるシステム。携帯使いが使うような大規模な魔法は、データ量が膨大なため、数万から数百億円のパケット通信量が発生する。そのため、一般人は料金が安価で簡素な魔法だけを使っている。 なお、魔法を使う際にも利用限度額が存在し、限度額を超えると魔法を使えなくなる(このため、セラも魔法が使えなかったことがある)。 グリードフォン 通常は携帯電話の電波が届かない、空中や地下などでも魔法が使用可能な万能通信端末。対幻機動隊のメンバーの他、一般人では限られた人物しか持っていない。現在確認されている限りでは、カシオとパンテックが所有している。 バッテリー 現在、世界は“ワイヤレス電源“が主流になっており、電源切れはもう過去のものとなっている。 そのため、基本的に利用されることのないものであるが、ワイヤレス電源は、電波と違い帯域が非常に狭く、圏外になることも多いため、一時的な電源保持のため今でもあらゆるケータイに予備電源として搭載されている。 幻想 異界幻想機構(ゼノリアルネットワーク)から時折出現する化け物の総称。共通する特徴として、『人間を無差別に攻撃する』『一定時間で消滅する』『核(コア)を破壊されると消える』があるが、詳細は不明。 異界幻想機構(ゼノリアルネットワーク) 魔法をダウンロードできる電子ネットワーク。ゼノリアルネットワーク管理局 その名の通り、ゼノリアルネットワークを管理する国際組織。 対幻機動隊(Anti-Phantasm-Force) 幻想に対抗するための組織。国連が主体となっている。 内閣中央情報局 米国のCIAにあたる、内閣直属の諜報機関。 月 現実の月とは違い、作中では幻想機構の本体とされている天体。何らかの理由で、50年間地球からその姿が観測できなかった。 月の少女の欠片(サーティフラグメンツ) O.L.W.(ただ独りの魔法使い)の分割された30の人格。 かつては地球と月の間をめぐり輪廻する存在だったが、60年前の月消滅時、そのほとんどが月内に閉じ込められた。 現在地球上の個体は、月消滅時、取り残された4体と、魔法によって具現化されている“2体“の計6体のみである。 亜空間 光学的に認識出来るが物理的に接触することはできない、原子、分子などの比較的大きい粒子の位相をずらした空間のことである。 位相差空間とも。 亜空間に関する魔法は多様性に富んでおり、自らを亜空間内に移動させることであらゆる攻撃を無効化することや、敵の攻撃を亜空間内に移動させ接触不可能にすることも可能。 ただし、亜空間内にいる間はワイヤレス電源の供給を受けられないめ、バッテリーが猛烈に消費されるという問題点もある。 階層(セクター) 世界を構成する11個の次元。 また、その11個の次元に干渉する魔法のカテゴライズ。 世界を書き換える技術である魔法は、干渉する次元によってセクターごとに区分され、アクセス制限が設けられている。また、従来の方法でアクセスできるセクターは、第五階層が限界とされる。
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試練 本作の特徴でもあるデスゲーム。詳しくは#試練を参照。 出席者 名称自体は『弐』に登場。出席者の試練に参加させられる日本の15歳から18歳の子供。『第壱部』の主人公である高畑瞬をはじめとした『第壱部』に登場したゲーム参加者全般や『弐』に登場する青山仙一などは出席者である。神の子 一部の出席者の別名。当初は一部の人間達が「だるま」「まねきねこ」をクリアした出席者を指す言葉だったが、後に「うらしまたろう」までクリアした出席者の事を指す言葉として描かれた。世間は「神の子」を特別扱いしているが、実際は必ずしも世間が思っているほど特別な存在とは限らず、瞬もただ生き残りたかっただけだと思っている。 『弐』ではセイン・カミはカミーズjr.が影なら神の子は光と言っており、セイン・カミはカミーズjr.の宿敵であるとしている。 欠席者 『弐』に登場。欠席者の試練に参加させられる日本の15歳から18歳の子供。『弐』の主人公である明石靖人などは欠席者である。カミーズjr. 一部の欠席者の名。『弐』の主人公である明石靖人も後にカミーズjr.と呼ばれる。 都立みそら高校 瞬たちが通っている高等学校。 立方体 世界中に出現した試練と関連性のある巨大な立方体の形をした物体。日本では108個確認されている。瞬達の「うらしまたろう」が終了してから3ヶ月後の時には巨大なサイコロにもなった。 『弐』では日本に109個目の立方体が存在する事が判明した。 神の子ブーム 瞬たちの「うらしまたろう」が終了した頃から発生していったブーム。世間が神の子(「うらしまたろう」までクリアした出席者)を特別扱いするといった事。クリスなど神の子ブームに乗っている神の子もいるが、一部のゲーム参加者は神の子ブームを快く思っていない。 ビーフ・オア・チキン 『弐』に登場。第1話で青山が明石に対して放った言葉。「ビーフ」には勇敢な牛という意味がこめられており、「チキン」には腰抜けという意味が含まれている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 14:11 UTC 版)
アイヌ7人殺人事件 1902年、金塊を巡ってアイヌ7人が殺され、「のっぺら坊」が逮捕服役した事件。殺されたのはウイルクの仲間だったシロマクル(有古力松の父)、メシラ、スクタ、イレンカ、ラッチ、オシケポロ、老人のキムシプ。ウイルクたちはかつて金塊集めに関わったキムシプを山の中で発見し、アイヌによる北海道独立を計画する(この時キロランケと決裂する)。仲間から距離を置いたシロマクルからこのことを聞いた鶴見中尉は、シロマクルにウイルクはロシアでの革命運動の資金目当てと吹き込む。結果キムシプ含む7人のアイヌが殺し合いになる。一人生き残ったウイルクは自分と仲間の顔の皮を剥ぎ、自分が殺されたように偽装工作をした上で逃走。鶴見中尉に追われて支笏湖を渡り、囚人を違法に労働させる監獄部屋に駆け込んで、網走監獄の犬童四郎助典獄に金塊の隠し場所を知っていると名乗り出る。第七師団と犬猿の仲の犬童たちがウイルクを網走監獄へ移したことで「のっぺら坊」が誕生した。 ロシア軍艦カレバラ事故 作中で語られる架空の海難事故。幕末、北海道アイヌの過激派が幕府に対して蜂起するため、金塊2万貫を集め、帝政ロシアの海軍大佐から横流しされた軍艦や武器弾薬を購入しようとした。しかし1867年、取引直前になってロシア側の関係者が乗船していたカレバラ号がウラジオストク沖で客船と衝突して沈没、計画は頓挫した。 土地の権利書 武器購入に失敗したアイヌたちは蝦夷共和国の榎本武揚を頼り、北海道各地の開拓の進んでいない土地を金塊で購入する契約を交わす。榎本は契約の場に英仏普蘭伊米の各国大使を立ち会わせ、蝦夷共和国解体後も明治政府に契約が引き継がれるようにした。アイヌ側は明治政府に金塊の半分1万貫を支払い、権利書と残りの金塊をある場所に隠した。 ゴールデンカムイ 第271話で鶴見中尉が口にした言葉。アイヌは真鍮や鉄を加工するが金は使用しない。あらゆるもの、病気や厄災にもカムイがいると考えるが、アイヌの砂金は多くの人の命を奪っている。金のカムイ、つまりゴールデンカムイはこれからも厄災をもたらすだろうと語って、口を閉ざすアシㇼパを揺さぶった。
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「長門有希ちゃんの消失」の記事における「用語・設定」の解説
文芸部 『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』や原作においてはSOS団のたまり場となっているが、『長門有希ちゃんの消失』においては、ちゃんとした部活で長門が部長という設定。同作においては長門1人しか部員がいないことから廃部の危機に立たされており、12月1日の時点で(長門を含めて)部員が5人集まらないと年内廃部という事態に追い込まれていた。最終的には長門の勧誘を受けたキョンと朝倉が入部し、状況を知ったキョンが谷口と国木田の名前を借りたことで無事存続できることとなった。しかし、部長である長門ですら部活中にゲームをしていたり、ハルヒ登場後は、そのハルヒが文芸部(と、書道部のみくると鶴屋さん)を巻き込んで勝手な行動に出たり、行事を催すことが多くなり、文芸部らしいことはあまりできていない。しかし、ハルヒは逆に、その自分が起こした行動や行事を、文芸部の活動として、文芸部らしく書類や冊子として北高に提出しているため、文芸部の活動は教師らからはまったく疑問視されていない。 書道部 原作では、みくるが入っていた部活として触れられたり、原作の『消失』で(ハルヒがいないために)みくるが書道部部員となったままでいる程度であったが、本作では、SOS団の存在しない日常を描いている関係で書道部の様子も少し描かれている。しかし、やはりみくると鶴屋さんは文芸部と関わっていることの方が多い。 光陽園学院 原作4巻『消失』で起こった、改変後の世界と同じく、女子校(お嬢様学校)ではなく、共学の進学校という設定。ハルヒがキョンと朝倉が現在勉強している授業の問題を見て、「去年の範囲」と言っていることから、授業の進度は北高より遥か先に進んでいる様子。北高文芸部と光陽園学院のハルヒ、古泉の関係は、物語途中よりハルヒが作成し、半ば強引に文芸部部長の長門にサインを書かせて北高に提出した書類によって、「部活動中の学校間交流」ということになっている。ハルヒや長門らが2年生の時の学園祭が北高での共同開催となった。なお、3年生は受験のために文化祭の参加が認められていない。
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「オリーブ! Believe,"Olive"?」の記事における「用語・設定」の解説
表記揺れのある用語については使用回数の多い表記を採用。 オリーブ スズたちの通う高校にある手品部の愛称。現世で暮らしたい魔法使いの子がうまく魔法を使って現世社会に溶け込めるよう訓練をする所。顧問はみづき。 カグヤノクニ 魔法世界に存在する国の一つ。カグヤとも略称される。ポータルを通ることで熱海と行き来できる。熱海の山の中に築かれており、カグヤノクニ側の杖閣という塔と、熱海の守人の祈祷の力によって維持されている。 魔法世界 現世と隔離された、魔法使いの住む世界。日本の魔法世界は「五畿八道13国」に分かれ、カグヤノクニもその内の一つ。魔法使いは人との長い歴史の中で自分たちとその世界の存在を人から隠すようになった。 現世(うつしよ) 魔法の存在を知らない人間たちが暮らす世界に対する魔法世界側の呼称。魔法使いは現世の人間に魔法の存在を明かしてはいけない決まりになっている。 隠り世(かくりよ) 現世とも魔法世界とも異なる、召喚獣と魔物の住む第三の世界。カグヤノクニはこの世界とのつながりを厳重に管理かつ遮断している一方、魔法使いは魔法陣を用いてこの世界の召喚獣を呼び出すことができる。 ポータル 現世と魔法世界をつなぐ結界。現世の人間には感知することも通過することもできない。熱海―カグヤノクニ間のポータルは現在はみづきが管理している。 守人(もりびと) 月之宮家の一族が代々務めてきた役職。毎日の祈祷によって熱海とカグヤノクニのバランスを保つ。当代はスズの父礼司。守人の一族は魔法は使えないものの代々強力で特殊な力を生来的に有している。 杖閣 カグヤノクニを維持するために建てられた巨大な塔。作中では老朽化した旧型の五本の杖閣と新型のより大きな一本のみの杖閣が存在する。文化祭前日にカグヤノクニが隠り世とつながったのは、当日に行われていた新杖閣への切り替えテストの際にカグヤノクニの空間魔力のバランスが崩れてしまったため。
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「絶対城先輩の妖怪学講座」の記事における「用語・設定」の解説
東勢大学(とうせいだいがく) 戦後、織口財閥によって創設された私立大学。所在地はM県天寺市縄代町奴羅山1000-1。ローカルな通称は「東大」。元々は戦中の工場施設を流用したものであり、使える施設だけを残していったことで複雑な配置になっている(例として大学図書館と文学部の間にはグラウンド3,4つ分ほどもある森が存在している)。海にほど近く、経済学部、文学部、理工学部、農学部が存在し偏差値はそこそこ、文武両道で運動部も豊富。文学部四号館の四階以外は絶対城から借り上げているらしい。 真怪秘録(しんかいひろく) 大正時代、井上円了とその一門が編纂しようとした『真怪』についての記録資料。下書きの段階までは完成していたものの、理由は不明だが実際には刊行されなかった。『真怪秘録』そのものではないが絶対城はこれの元となる覚書など関連資料を幾つか所有している。 実は秘密裏に刊行されており、一部は海外で保管されている模様。現在確認されているのは「第4巻・ぬらりひょんの講」と「8巻・憑キモノ之講」の2冊。 白澤は国立文書館でこれを全巻保管していたが、組織の崩壊時に全焼した。ただ、《白》の記憶を得た阿頼耶によれば、既に知っていることや後の時代の研究で明らかになり公表されている事柄、明らかに間違っている説もあり、貴重で優れた資料ではあるが、「正直、それほどでもなかった」とのこと。 妖怪 阿頼耶の説明だけで登場したものではなく、真怪とされたもの、実在が確認あるいは遺体などの実在の証拠が確認されたものだけを記す。ぬらりひょん ぬうりひょんとも呼ばれる、夕暮れ時に人里近くに現れる頭の長く小柄な老人の姿をした妖怪。 実態は誤怪であり、その正体は大陸を渡り日本にたどり着いたネアンデルタール人の末裔。古くは日本各地の山々に偏在していたものの徐々に数を減らし、明治ごろには奴羅山(現・東勢大学)に生息する個体群が残るばかりとなっていた。その個体群に関しては、地域住民から「ぬらりぼとけさま」と呼ばれて一種の畏敬対象となり、害のない隣人として共存していたが、明治14年に織口財閥が地域住民の意見を無視して行った工場建設を目的とした開発を行った際に虐殺され、絶滅した。なお、営利目的で絶滅危惧種を殲滅したという事実は日本の国際評価を著しく下げかねないという理由から、厳重に隠匿されることとなった。 覚(さとり) 山中に住み、人の心や気配を読む妖怪。物語の中では必ず負ける存在である。 いわゆるサイコメトリー能力を持った山住民族を指し、思考や感情、気配(=残留思念)を読む方法が不明であるため真怪とされている。「思考を読む」という特性上、イメージを伝え幻覚を見せる性質を持つのっぺらぼうとは相性が悪い。壊れやすい物品などに注意を向けさせることで読心能力を封じることが可能。能力を封じた状態でも露骨な敵意や殺意であれば感じ取ることはできる。さらに、直接触れ合うことや、水や体液のような電気抵抗の低い物質を介することで、イメージの伝達効率は数十倍にも上昇する。読心能力を最大限に強化した状態なら、意味不明な言語で会話する相手の思考からでも大まかな意味を理解することもできる。 二口(ふたくち) 後頭部にもう一つの口を持った女性の妖怪。民話などで「食わず女房」と呼ばれるものに由来する、都合のいい相手を求める人間の真理の象徴。 先天的なものと、前世の因果がもととなり傷口から後天的に生じるものがある。前者については一種の病気であり、脳の位置に摂食・呼吸器が発生しているのにもかかわらず記憶や思考に影響を与えない理由が不明なため真怪とされる。 実はのっぺらぼうと同種の精神感応者であり、頭に出来た突起が「第2の口」であるという視覚的なイメージを無差別に送信してしまうという疾患に当たり、実際写真で口の部分を撮影しても口の形の隆起はあっても歯や舌は見当たらない。人面瘡と同様の存在であるため、貝母を投与することで徐々に縮小し、この治療を1年ほど継続すれば無事に完治する。 供毘永大神(くびながのおおかみ) 供毘永神宮の祭神とされる竜神。大百足から自身を助けた者たちに長寿を授けたという伝承が伝わる。 その正体は、限りなくゼロに近い確率で不老不死を手に入れた大型首長竜の変異体。さらにその血液を摂取したものは常人離れした長寿と老化の遅延を与える効果がある(人間の場合、100歳を超えていても見た目は50代ほどにとどまる)。2,000年近く昔に「大百足」によって捕らえられた個体で、大百足たちが蛇津波村の祖となる9人の男たちに倒されてからも1800年を超える長きにわたって12年に1度生贄を奉げられる代わりに麻薬で麻痺させられ血を抜き取られていた。蛇津波村では日本における竜蛇信仰の本家本元だとされており、その不死性が西洋のドラゴンにも影響を与えた可能性すらあるという。 阿頼耶たちが151回目の祭りを滅茶苦茶にしたことで偶然自分の首が届く位置まで下りてきていた供毘永神宮の宮司に長年一方的に血を搾取されていたことに対する復讐を遂げ、彼らの手で拘束を解かれ海へと帰っていった。 大百足 滋賀県、石川県、群馬県などに伝わる巨大な百足の妖怪。大蛇や竜と対立する関係にあり、足の数だけ有利とされるが、多くの場合、竜に協力する人間によって討たれる存在である。一般的には山を掘って鉱物を採掘する鉱業集団の暗喩であると言われている。 作中では、蛇津波村に龍神・供毘永大神と共にその伝説が伝わっている。その正体は、およそ2000年前に古代中国から日本へやって来た武装集団。彼らが百足と呼ばれたのは、赤い細い板を節のように繋いだ鎧を着ていたこと、縦に長い列を作った戦法を好んだこと、後述の2つの麻薬の扱いに精通し手足を失っても戦い続けたこと、の3点に由来する。秘薬は2種類存在し、1つは身体能力の増強と痛みの消去の効果を持った朱百足、もう1つは痺れと眠りの効果を持った黄百足。武装集団が滅んだ後は蛇津波の村民が製法を継承し、村中で原料の薬草が栽培され氏子衆が神事の際などに使っている。「白澤」も把握しており、朱百足は《澤》たちが服用している。 鵺(ぬえ) 頭は猿、手足は虎、胴体は狸、尾は蛇、鳴き声はトラツグミという特徴を持つ『平家物語』などに記される妖怪。天皇を悩ませるも、宗教的なバックアップを得ずに武力のみで退治された伝承を持つ。討伐された後の死体は船で流され、芦屋市などの地域に漂着したともされている。 実態は仮怪であり、正体はかつては北半球全域に生息していた絶滅種の古代レッサーパンダの生き残り。木に登るために発達した爪が虎のように見え、よく動く長い尾が蛇に例えられた。身体の構成要素に危険な捕食者には例え難いものが含まれているのも、鼻が低く平たい顔つきや体の色と形がそれぞれ強いて言うならば猿と狸に似ていたことによるとのこと。体長は少なく見積もっても1m半という巨体で、当時の平安人の身長と同じかそれ以上の体格を誇っていたことも化物扱いされた理由の一つ。いわゆるレフュージア(避難場所)で日本列島に近年まで生息していたものの、平安時代すでに絶滅寸前で、山奥から都に迷い込んだ個体が樹上生活を行う習性から高い建物、つまり御所に上ってしまったことが怪異として記され討伐されることにつながったとされる。作中では芦屋市の断絶した旧家が、流れ着いた遺体をミイラとして秘密裏に保存していたものが登場した。 天狗(てんぐ) 元は「音を発して空を飛ぶ」存在で、時代を経るとともに鴉天狗、鼻高天狗といったバリエーションが見られるようになる山の妖怪。 その正体はヒメハルゼミの亜種に相当する古代種の巨大な蝉。クラウス教授からは仮に「天狗蝉」と名付けられている。体は平たく体表は赤と黒のまだら模様に覆われる。この種がもとでその他の蝉も天狗と呼ばれるようになったとされる。通常の蝉と同様に樹液を摂取するだけでなく、鳥類・哺乳類の血液を摂取することもある。宿主とは共生関係を築き、微量の血液と共に老廃物を吸い出すほか、特殊な超音波を発して外敵を撃退し、羽を広げて落下や激突から宿主を守り、吸血時に流し込む唾液には宿主の健康を維持する効果まである。また、口吻で刺されてもあまり痛くないらしい。なお、この蝉が寄生した鳥類の姿が「鴉天狗」と呼ばれるようになったとされる。猿田彦を崇めていた修験道の一派がこの蝉を飼育し利用していた。鼓膜が破れそうな大音量だけでなく、「天狗笑い」や「天狗囃」と呼ばれる多様な音も発生させられる。なお、「天狗倒し」は、本種が生育に大量の樹液を必要とするために引き起こされる立ち枯れが原因である。さすがに大の大人を抱えた状態では滑空が精一杯だが、人間の子供くらいなら抱えて飛ぶことができるほどに力が強い。現在はかなり減少しているものの、鳴き声で山を揺らし人を攫って喰らうというオオゼミ伝説が伝わる茨城県笠間市の愛宕山に今も生息している。丁寧に育てれば生態的変異を起こし、体長は60cm程、翅は差し渡し1m以上まで巨大化して、数年にわたって生き続けるとされる。 トウビョウ 群れをなす小さな蛇として表現される憑き物の一種で、床下の土瓶で飼われている。一般的に心怪とされる憑き物の中で、県境(大学から2時間半ほど)にほど近い朽縄(くちなわ)町という小さな町の旧家・真萱(まがや)家に伝わるものは本物とされる。 正体は和名を「マガヤモジホコリ」という粘菌の一種。変形体がのばす黒い菌糸が蛇に見えたことが由来とされる。電気信号を発したり、電気に反応する性質を持つため、他の粘菌に比べて判断速度や移動速度が格段に速く、人間の体温と同じ温度で活性化する性質を持つ。粘菌アメーバの状態で経口で宿主体内に侵入し、接合して変形体になると血流にのって人体で最も電気的刺激の活発な脳に寄生する。宿主は思考力が低下し多幸感を覚えるようになるが、消化管にいる間は腹痛を引き起こすことがある。体内の環境に適応した結果外気に触れ続けることに弱く、熱や乾燥が弱点で、さらにえんどう豆に触れると死滅してしまう。 また、体内で増殖しすぎると変形体が体内からあふれ出し、宿主の全身を覆うようになる。この状態では粘菌が宿主の体を電気的刺激によって勝手に動かしている状態で、宿主の意識はない。この姿になった被害者のことを朽縄町では「川坊主」と呼んでいる。ただし、一晩も経てば乾燥で変形体は死滅してしまい、その時には宿主の記憶の一部を道連れにする。 地上に見える部分だけでも高さ5 - 6m、幅10mを超える大きさまで成長した「大トウビョウ」こそが新興宗教『大日本護法息滅会』のトップで、長い年月をかけて構築した人間に匹敵する高度な知性を持ち自らの体をコンピュータに接続することで自分の意思を伝えることができる。真萱家が不当にこうむってきた差別に対する復讐のため、教祖と信者を操り浄水場に粘菌アメーバを流して人々を操ろうと企んだが阿頼耶たちの活躍により失敗、巨大なカエルかナメクジのような「ガイラゴ」と呼ばれる形態となって浄水場に向けて移動を開始するが、地中に埋まっていた不発弾を踏み全身を高熱で焼かれて死滅した。 分類としては仮怪。ただし、真萱家当主に代々伝わる操り歌で制御が可能で、その原理は一切不明であるため、「技術としての真怪」であるともいえる。 のっぺらぼう 闇夜の象徴とされる顔を持たない妖怪。 真怪で、他人に念を送り相手の五感で近くした情報を自分のイメージで上書きすることで幻覚を見せることができるという能力を持った精神感応者のこと。熟練すれば体格・性別・年齢すら自在に変化させられるが、力が未熟でイメージをうまく伝えられないと目鼻のないつるりとした顔として認識されてしまう。周囲の全員の視界を一気に奪って、目の前を真っ暗にすることもでき、晃はこの技を小泉八雲の作品になぞらえて「むじな」と名付けている。 河童 全国各地の川に生息し、手足に水かきをもつ小柄な妖怪。 その正体は局地的な進化で人間に近い姿を得た両生類の一種。本来の姿は「青緑色の皮膚と目に半透明の膜を持つ人型の生物」だが、擬態によって「色白な未成年」に見える姿に化けている。人間に匹敵する知能を持ち、言葉を話し文字を解する。ひと跳び約10mの跳躍力、牡鹿を川に引きずり込んで殺す怪力を有するほか、体表からは麻痺性の毒液を分泌する。恒温性を獲得しているかは不明だが、真冬の水中でも活動できることから少なくともそれなりの低温には耐えられる模様。長期間の休眠を行うこともでき非常に長生き。イモリなどと同様の高い再生力を持ち、手足を切断されても時間と共に元通りになる。また、切断された後も表皮から栄養を吸収させれば組織は生存し、河童の手足を人間に移植すると全く異なる生物であるにもかかわらずきれいに癒合して元のように動かせるが、河童の組織に侵食される恐れがある。今では人間に紛れて地上生活を送っているが完全に水辺から離れられたわけではなく、卵生で清流に産卵する。 なお、現在よく知られる皿や甲羅を持つ河童は九州で仲間が捕らえられたときに流したダミーの情報をもとにしたもので実際には存在しない。 牛鬼 水中に住み人を襲うという特徴を持つ、西日本を中心に様々な姿で語られる妖怪。 その正体は絶滅したとされていたマチカネワニの生き残り。W県香宇良山の「牛鬼堂」では化石化していないマチカネワニの頭骨が祀られていたことからその可能性が提唱された。「牛鬼(うし おに)」という字も、狩りの方法が潮の満ち引きのように見えることから「潮似(うしお に)」が変化したと推察されており、一部の地域で伝えられる「影を嘗められると死ぬ」というのも水中に鰐の影が見えるときに水辺に近づいてはいけないという戒めではないかとしている。 ナンジャモンジャ 畏敬の念を抱かせるような迫力を持つ、種類がはっきりとしない謎の巨木の総称。 神籬村と呼ばれていた廃村に生えている物は、ヤマザクラの古木を飲み込んで一体化したクスノキで、樹高が30mに幹の直径が7mもある巨木。その大きさから推定される樹齢は1500年にもなる。 いつしか成長の過程で、分泌する化学物質のアレロパシーにより他の生物を変質させ操る能力を手に入れている。野生動物から身を守るためにクロナガアリに人の姿をとらせ、それが通用しない人間に対してはワラシタケの効果で多幸感を与えて自らの周囲に村落を形成させた。化学物質・温度差・電位差などを感知し周囲の状況や人間の感情などをある程度察知する能力が備わっているようで、集落の人間たちが自分を刈り倒そうとすると、手を下される前に無数のワラシタケを活性化させ、その毒成分により村人たちを皆殺しにし、その死体はアリたちに処分させる、という行為をおよそ100年周期で繰り返していた。 阿頼耶たちに自分が行ってきたことを暴かれ、いずれ自分が危険視されて滅ぼされるだろうと察したのか、大量の花を咲かせ自らの記憶と能力を載せた遺伝情報を花粉の形でばらまき、エネルギーを使い果たしたことで立ち枯れた。阿頼耶たちが村を訪れるずっと以前から花粉によって自身が得た情報を子や孫の代に伝えていた可能性があることから、日本中のどこかですでに同じ能力を有する樹木が発生しているのではないかとされる。座敷わらし 岩手県を中心とする東北地方に伝わる子供の妖怪で、福徳や盛衰を司るといわれる。 神籬村に伝わる座敷童の正体はワラシタケと呼ばれるベニカサダケの変異体、つまり特殊な茸の1種である。白い茎と赤い笠を持ち、成長した物は一見すると童子に見える。多幸感を与える化学物質を生成、分泌する性質を持つ。日当たりの悪い場所に生育し、快感物質を蒸散しながら菌糸を伸ばして栄養を集め、栄養が十分貯まると1m強まで急成長し、直後に胞子をばらまきながら自壊する。生成する快楽物質を摂取すると発汗や麻痺といった徴候が見られる。ただし、その中には微量ながらドクササコにも含まれる有毒物質のアクロメリン酸が含まれているため大量に吸入すると致死的。快楽物質の生成にはナンジャモンジャが分泌する化学物質が必要なようで、別の場所で胞子から育てた株は快楽物質を合成できない。座敷わらしの伝承の中に茸と関係するものが多いのもその影響ではないかと述べられている。 ナンジャモンジャがほかの樹に花粉を介して情報を伝えていた可能性を考慮したうえで、同種のもの、あるいは樹木から独立して人に擬態する性質を持つ茸として日本中に散らばっている可能性もあるといわれる。 ノタバリコ 岩手県に伝わる下級の座敷わらしで、土間から現れて座敷を這いずり回る4 - 5歳の子供の姿をした妖怪。 神籬村のノタバリコは、ナンジャモンジャの化学物質の作用で操作され、人間の子供の姿に擬態するクロナガアリの集団。このアリたちは他地域に生息する個体群とも特に生物学的な違いはなく、別の地域で採取した個体群を神籬村に連れてきても同じような行動を示す。普段は身長60m程の黒い子供のような姿に擬態して鳥獣や害虫からナンジャモンジャを守り、生物の死体を土中で分解しているが、ナンジャモンジャが危険を感じると身長2m程の巨体と化して実力行使を行う。 ナンジャモンジャがほかの樹に花粉を介して情報を伝えていた可能性を考慮したうえで、同種のもの、あるいは樹木から独立して人に擬態する性質を持つ昆虫として日本中に散らばっている可能性もあるといわれる。 ダイダラボッチ 日本全土に伝承を残す山や湖を作ったとされる巨人。 基本的には男性型であるが、Y県伍来(ごらい)半島沖60kmに浮かぶ御場島(おんばじま)という火山島には女性の姿で伝わる。この島では1000年前の大噴火を食い止めた地中の大女神ダイダラボッチを崇拝する「ダイダラボ講」という土着信仰が今なお行われており、鎮女と呼ばれる神職がオフサギという神事を行い火山を鎮めるという風習がある。 その正体は真鎧鉱業でサンプル番号「A51」と呼ばれる古細菌の一種。この生物は1,000℃近い溶岩の中に生息する超耐熱性を持ち、熱エネルギーを食べて電子を放出することで仲間を吸い寄せあって動く、手近な物質を包み込んでその形状を拡大する、火山ガスの粒子に付着して空気中を漂うといった特殊な性質をいくつも持っている。初代鎮女であったシズという女性が1000年前に起きた大噴火を食い止めるため火口に身を投げた際に、その死体の周囲にA51が集合して形状を拡大、「噴火を止めたい」という強い意志が電気刺激としてA51にコピーされ、その後も噴火が起ころうとするたび彼女の遺志を引き継いで噴火を食い止め続けていたというものだった。その姿は乳白色のガス状で全長数百mもの巨大な女性であり、阿頼耶はダイダラボッチという名称も「大きく太い裸の母(大太裸母)」が転じたものではないかと考えている。 バケギツネ 人間を化かす力を持つとされた狐の妖怪。一般には人間の先入観や幻覚とされていたが、実際に人間を化かす力を持つ狐を作中ではバケギツネと呼称している。 その正体はホンドギツネとよく似た姿を持つイヌ科の哺乳類。茶色い毛並みでやや太い尾を持ち瞳孔は縦に細く体長は大人で80cmほどと狐(もしくは雑種の和犬)によく似た形態を持つが、狼のように群れを作って狩りを行い「コンコン」と鳴くなどの違いがある。本来日本において「狐」と呼ばれていたのはこの生物で、近代以降「ホンドギツネ」という生き物と混同されたものと見られている。化かす力のタネは他の生物に対して判断力を低下させ物事を信じ込ませやすくする作用を持った即効性の高い強力な化学物質。元々は繁殖に使っていた無臭のフェロモンを進化の過程で狩りへ転化したものとされ、何かに染みこませて携帯することでも効果を発揮する。非常に知能が高く、人間の言語を理解したうえで独自の言語に変換することもできる。この能力と人間とのコンビネーションを利用した情報の高速伝達は「狐飛脚」と呼ばれていた。孤高山という山間部の一帯に古くから生息しており、祈祷者まがいの詐欺師が「孤高山外道院」を開山してからは彼らと共存し、廃仏毀釈で寺院が放棄されてからも現在までひっそりと生き続けている。 件(くだん) 未来を予言する動物型妖怪の一種で、牛から生まれる人面牛身の妖怪。同様の予言獣として海に現れる人面魚の「神社姫」、山に現れる人面獣の「くだべ」、平地から海岸に現れる人面鳥の「アマビコ」などが存在している。 その真相は仮怪の物怪にあたり、一部の脊椎動物の前頭葉を発達させることにより顔を人面に変形させる性質を持ったウイルス(「件ウイルス」と仮称)に感染した新生牛。この件ウイルスはもともと海洋性のもので、魚類・鳥類・牛などの一部哺乳類に感染した場合のみ顕著な症状を呈し、肥大した前頭葉に耐えられずほとんどは出生後すぐに死亡してしまう。この性質から牛を対象とする酪農家にとっては甚大な被害をもたらす疾病といえ、件ウイルスが常在しているY県橋倉市の柴田山一帯では一時期酪農業が断絶してしまったこともあった。ただし、空気感染こそするもののそれ以外の生物ではさほど強い毒性を示さず、鳥類は比較的高い耐性を持つことから自然界では野鳥が宿主となっているとされる。なお、本来は脳が発達した生物を宿主とすることを想定したウイルスであるらしく、人間へ感染した場合は5分ほどで全ウイルスが死滅してしまうものの、その間のみ脳の機能が異常なレベルで底上げされ予知に近い極めて正確な予測が可能となる。これらの予言獣による逸話は、件ウイルスを感染動物からうつされて唐突に思考能力が活性化した人間が、自身の変化に動揺し眼前の奇妙な動物によってその未来を伝えられたと解釈したことで生まれたものとされる。また、このウイルスに持続感染し体内に変異したウイルスを保有している者は、普通の人間より勘が鋭くなり判断力に優れる傾向がある。治療法についても研究されており、10日ほどかければ本来の牛の顔に戻すことができる効果を持つ薬品が開発されている。アマビコ 前述の予言獣の一種で、人面鳥身、あるいは3本足の鳥といった姿で描かれる妖怪。別名アマビエ。 伝承として伝わっているものは件ウイルスに感染した鳥類だと考えられており、人面になった個体はウイルスへの耐性が低く頭部のみが変異してしまったものだが、足を増やしたものはウイルスへ適応し知能が発達したことにより細かな作業をするための新たな肢を欲したことで誕生したとされ、後者に該当するウイルスと完全な共生を遂げたルリビタキの変種が柴田山周辺に生息している。脳だけを巨大化させて顔面を変形させるのではなく体のバランスを保ったまま脳を肥大させるという選択をとったことで、原種よりはるかに大きい全長3mにまで成長する。人の言葉をある程度理解できるほどの非常に高い知能を持っているため、この巨体でありながら今まで誰からも存在を知られることなく種を維持できていた。ただし生息域周辺では巨大鳥類を誤認したUFOの都市伝説が語られていた。また、この姿から八咫烏とも何らかの関わりがある可能性がある。 「白澤」が自身の力の源である件ウイルスの存在を狙っていることを快く思っておらず、超思考力でその危機を察知したことで阿頼耶の元へと飛来し、彼からウイルス株の処分を託された。 一本ダタラ 熊野の果無山脈一帯を中心に伝えられる一眼一足の巨人。別名は一本足、一蹈鞴、一つだたらなど。とにかくバリエーションの多い妖怪で、「果ての二十日」と呼ばれる12月20日にだけ出現する、相撲が好きな怪物、猪笹王という巨大猪が死後に化けた鬼神、河童のような妖怪が山に入って姿を変えた、宙返りして足跡を残すだけ、出くわしかけた時に狼に助けられる、昔はいたが退治されてもう出てこない、熊野の盗賊だった、といった様々な伝承が残っている。古代中国の山の鬼神「夔」が原型になったとも、タタラ製鉄で片足でふいごを踏む動作と関係があるともいわれる。 その正体とは動物でも人でも自然現象でもない、明治頃まで西日本の山中に密かに息づいていた「一本ダタラ流」とでも呼ぶべき流派。技の名前であり、格闘技の体系であり、武芸者の号を指し、中世に古代中国から伝わった古武術が、修験者系の行者によって山間部で改変されて完成した一撃必殺にして攻防一体の技で、真怪秘録覚書にある「一本ダタラ類に係る写」は「一本ダタラ流」の「技法書」になっている。足場の悪い山間部専用の格闘技で、両足を揃えた上で絡めるという特徴が1本足に例えられた。スイトン 鳥取と岡山の県境だけに伝わる、覚と同じく山中に現れ心を読み取ってしまう妖怪。山の中に現れる1本足の妖怪であり、一本ダタラのバリエーションの一種とされる。物語の中で必ず負ける覚とは違って唯一敗走を知らない妖怪で、心を読む力で邪な心を嗅ぎ付けて悪い心を持った人のところにだけ出て、スイーッと来てトンと立ち獲物を引き裂いて食べてしまうと言われている。 その正体は「一本ダタラ流」を踏まえて、覚の能力を持つ人々が編み出した「相手の心が読めることが前提の格闘術」。アルコールで読心能力を機敏にしてから戦うため、「酔呑(すいどん)」と呼ばれた。体の動かし方、技のかけ方、読心能力を薬草で増幅する方法などまで含まれる技術の体系で、最大限に強化した覚のスキルで相手の判断を読み取り、反射的に動くという点で他の格闘技とは根本的に違っており、会得すれば銃も矢も怖くないという。 猫また 猫妖怪の代表格で、化け猫の代名詞と言える怪異。猫又、猫股とも書く。文献での初出は13世紀初期に藤原定家が記した『明月記』とされ、名前が違うが特徴が類似する猫の化け物の記述はさらに古い『本朝世紀』1150年の記事にあり、『徒然草』でも名前が出ている。現代のイメージは尻尾が2つに分かれた猫で、喋ったり人を化かして災を為すものとされるが、これは江戸時代以降に定着したもの。古代から中世にかけての猫また像は、群れで行動する猫より明らかに大きい夜行性の獣で、不思議な力を使うことも尻尾が分かれていることもない。これは一説では、狂犬病を発症して山から降りてきた山犬だと考えられている。なお、尻尾の分かれた猫またが生まれたのは、名前の印象と、二尾の妖狐が本性だったという『玉藻前』の影響だとされる。 元徳2年に明確な猫岳伝承の由来が残る、Y県の南端側にある寧駒ヶ岳(ねこまがたけ)で祀られた「猫またの骨」を調査した結果、古い伝承に出てくる猫またはそもそも猫ではなく、フェリネストリクスと命名された絶滅種の肉食アナグマではないかと推察された。日本に現存するニホンアナグマは雑食で体長60cm前後だが、フェリネストリクスは体長1mあまりと中型犬以上に大柄で、家族単位で群れを成して狩りをする完全な肉食性の哺乳類だったという。化石が発見されたのはシベリアだが、鵺(古代種レッサーパンダ)の事例と同じくレフュージアによって日本にも近年まで生息していたものとしている。 猫の王 熊本県の阿蘇の根子岳(猫岳)に住むと伝わる、猫を統べる化け猫。里に降りて家庭に入り込む『猫ばば』とは違い、基本的に人前に姿を見せることはない。また、化け猫の群れが住むという「猫岳伝承」は日本各地の山、特に火山で多く語られる。 その正体とは、不特定多数の猫の群れの中に現れる超知性としての統合意識で、猫の群れそのものが本体である。単独ではカラスより小さいイエネコの脳容量だが、情報を交換するネットワークを形成することで、情報を高速かつ並列に処理する事が可能になり、疑似的な単一の脳として「1つの心を共有している」状態となる。イメージとしては歌川芳藤が描いた『五十三次之内猫之怪』に近い。自らを私/我々/猫と呼称する。脳に比してオーバースペックな程に優れた2つの嗅覚器官と、顔だけでも6つある匂いを出す分泌腺を利用して、オンオフの2進法しか使えないデジタル通信や脳の信号より高速で複雑な情報交換を行っているとされるが、匂いだけで知性の維持と高度な情報交換を行っているとは考えにくいので、まさしく真怪であると言える。化け猫が群れる伝承を持つのも、正確には「群れることで猫は化け猫になる」ためで、狐狸とは違い妖怪としての個体名を持たないのは集団性に起因する怪異であるため、伝説で語られる執念深さは超知性に保存された記憶に基づいて行動しているためである。理論的には世界中6億匹全ての猫が猫の王の構成要素であり、各々の猫の中に小分けして保存された情報や知見は猫同士の交流で共有され、他の猫と匂いを交わすことができる状況にさえいれば猫の王は生まれ得る。その知性は人間以上であり、「意図的に漏電を起こして出火させ、その罪を鼠になすりつける工作を行う」、「鍵の構造を理解して戸を開閉し、なおかついざという時に逃亡の成功率を上げるため開け方を知らない演技をする」、「集団で煽り立てるように鳴くことでストレスを与えて判断力を失わせ狂騒状態にした野犬をけしかける」、「日本語を理解するのみならず、思念のチャンネルを覚に合わせて調整することで会話すら成立させる」といった芸当をこなしている。人間を家畜や家禽程度の下等動物としか見ておらず、猫を虐め殺す人間を報復で食い殺して死体を完璧に処分し、人類を脅すためにその身分に成り代わることもある。 他の種のように進化したり改良を受けることもなく、人間が猫にへつらい餌を取らなくても生きていける環境を維持することが目的であり、超知性の存在が知られれば人間に忌避されるか利用されることが予測されるため、自分の存在が世間に知られることを望まない。白澤の知識を人間である阿頼耶が得たことを危険視して接触を図り、その過程で礼音が妖怪学を学んだ覚であると知ったため先に始末しようと画策した。阿頼耶と礼音に自らの正体を明かし群れで殺そうとするも、イエネコに分化した250万年前からほとんど形状が変わっていないという弱点を突かれ、マタタビ同様の効果を発揮するキウイフルーツの木の根の粉末を吸引した事で統制を失い、猫を終宿主とすることで知られるトキソプラズマの中でも寧駒ヶ岳のコウモリ以外の生物を死滅させた強毒型の固有種を世界中にばら撒き、他の生物ごと猫を絶滅させると阿頼耶に脅されたことで排除を躊躇し、猫の王のことを明かさないことを条件に2人を狙うのをやめ、監視役としてテンマルを常駐させることに決める。
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用語設定
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「トリガーハート エグゼリカ」の記事における「用語設定」の解説
チルダ 地球から遠く離れた星系の超惑星規模防衛組織。エグゼリカらが属する側の組織。 ヴァーミス 自律戦闘単位集団。金属細胞と生体装甲を持つ兵器群。兵器として進化するために、戦闘によって淘汰を受けると共に、接触した相手から情報を取り込む。エグゼリカらの敵。 トリガーハート 対ヴァーミス局地戦闘用として有人兵器を超える高性能化のためにチルダが造った12体の少女型兵器。人間とほぼ同様の人格を持つ。 12体のうち、エグゼリカは「TH60」、クルエルティアは「TH32」、フェインティア(オリジナル)は「TH44(『アーカイヴ・アンカー』の設定ではTH38)」のトリガーハートナンバーを持つ。防諜上の理由から、完全な連番になっていない。 トリガーハートの人格が女性型の理由は、ヴァーミスの浸食に対して女性型の人格AIに耐性があったため。 エグゼリカ、クルエルティア、フェインティア(オリジナル)以外の9体の詳細は、健在5、半壊1、ロスト1、封印中1、調整中1となっている。 半自律随伴砲撃艦 ゲーム中においてエグゼリカやクリエルティアが使用している戦闘ユニット。トリガーハートの右側面から僅かに離れた位置を浮遊しショット攻撃やボムを発射する。ゲーム上は自機の一部として扱われるが、設定上は単なる携帯火器ではなく人間サイズに小型化された無人艦艇とされ、トリガーハートやアンカーユニットと艦隊を組む僚艦であると位置づけられている。劇中のステージ開始時やボムの使用時などで、トリガーハートらがこれらの僚艦に号令をかける様子が描写されている。 アンカーユニット 半自律随伴砲撃艦と共にトリガーハートの左側面に浮遊している戦闘ユニットで、アンカーシュート攻撃を発射する。
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