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「1000ギニー」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 1000ギニーとは

2023-06-30

anond:20230629223718

男の種が偏ると、セントサイモン悲劇になるらしい。

セントサイモン悲劇

しかし、この繁栄は長くは続かず1910年代半ばには衰退を始めた。1908年から1914年にかけ有力な種牡馬が相次いで死亡、その上残った種牡馬も輸出されたり失敗したりで活躍馬を出せなくなり、牡馬クラシックホース1914年エプソムダービー勝馬ダーバー(Durbar、フランス産)が最後となる。最終的に、産駒世代17勝、その下の孫世代が27勝に達したセントサイモン系の英クラシック勝利数が、その下のひ孫世代では5勝に急減した。しかも5勝全てが牝馬1000ギニー2勝、オークス3勝)に偏り、牡馬はついに0勝に終わった。

この結果、イギリス国内セントサイモン系は急速に数を減らし、1930年ごろまでには親系統に当たるガロピン系を巻き込んで姿を消した。また、オーストラリア南アメリカに広がっていたセントサイモン系も同様に滅亡した。隆盛を極めたセントサイモン父系があまり短期間のうちに消滅してしまったために、日本では「セントサイモン悲劇」と呼ばれている[注 6]。

このような結果に終わった理由として、ある種牡馬の血が交配可能牝馬の大半に行き渡ると、その種牡馬系統に属する種牡馬は近親交配を避けるために満足な交配機会を得られず、その結果急に勢力を減じると理論づけられることがある[15][注 7]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%83%B3

2022-05-26

東京優駿(日本ダービー)予想、、、ではなくアスクビクターモアのこと

今週は日本ダービーだね

もはや予想しても馬券とれるかわからないのが今年の競馬なので、今週はただ推しについて語ろうと思う

推しというのはアスクビクターモアのこと

アスクビクターモアというと中山専用機なのに皐月賞負けた子、みたいなイメージしかない人もいるかもしれない

しかしそのイメージは今すぐ改めてもらいたい

ダービーでも必ずいい走りをするから

とりあえず今までの彼の経歴を語っていく

ビクターの戦いは本当に少年誌みたいだよ

第一章 デビュー

ビクターデビュー戦は2歳6月東京1800

騎手は戸崎

この新馬戦は、第三章クラシック編のボスになるジオグリフ、第一デビュー編でライバルになるアサヒが出ている

最終直線ではビクターアサヒが抜けだして一騎打ちになった

そしてアサヒに直線で幅寄せされてぶつけられ、ラフプレーをされて激しく競り合うという、漫画にしても描きごたえのある展開になった

2人は激しく競ったもののゴール手前でビクターは力尽きるという結果に…

しかし、勝ったのは競り合う2人を横目に鋭い差し足で交わしていった後の皐月賞ジオグリフ

クラシック編で倒す敵ジオグリフは強大だったものの、とにかくアサヒには借りを返さねばならぬ!

2戦目は3か月後の9月、未勝利戦、中山1800

騎手は戸崎

前走で因縁のついた相手アサヒの出走に合わせたリベンジ戦となった

2人は中団以降から競馬選択し、どちらも3コーナーから大外まくりを仕掛けて競り合うのだけど、ビクター最後までアサヒに並ばせずに最後1馬身半つける完勝を見せる

2着アサヒは3着に5馬身差をつけたので、この2人の力が抜けていた

アサヒにきっちり借りを返したビクター

ここで勝ち抜けたビクターは次のステージに駒を進めた

第二章 クラシック出走権争い編

ビクターの次のレースは1か月後

リステッドアイビーステークス東京1800

騎手は戸崎

勝利から抜けてレースレベルは高くなるが、ここで1番人気に推される

当然、ここは勝てるレースだし、勝ってクラシックにつなげたい

レースは3番手に控えて順調に進むが、3コーナーではビクターのすぐ後ろの外側に位置取り、ぴったりビクターマークしていた2番人気の馬がいた

この馬の名前はドウデュース

ビクターにとって生涯のライバルとなるこの漫画ラスボスである

最終直線で前2頭の狭い隙間を一瞬で突いてビクターは伸びていくが、ビクターより速くスピードに乗せたドウデュースに追いつけず、再び屈辱を味わったビクター

ビクタークラシックで勝つには、このドウデュースを超えなくてはならない

ドウデュースに力の差を見せつけられ悩むビクターの前に現れたのが、第一章のライバルアサヒ鞍上にいた田辺騎手

ビクター鞍上は戸崎から田辺へと変わることになった

あのライバルアサヒの元相棒パートナーになることで、ビクターは新たな境地に進んでいく


次の3戦目は年明けての3歳1月

普通の1勝クラス中山2000

新たなパートナー田辺ビクターを信頼し切った騎乗を見せ、それほど着差はなかったものの、ステッキを打つことなく勝ち切った

これで中山は2戦2勝

ドウデュースへの借りを返す日を待つ

しかし、その間にあのライバル、ドウデュースは無敗のまま年末朝日杯を勝ってG1馬となり、最優秀2歳牡馬に選出されていた

世代チャンピオンとなった生涯のラスボス、ドウデュース

アイビーステークスの前と立場が逆転してしまった

だが、田辺という相棒を得たビクターも、以前のビクターではない


ドウデュースへのリベンジ舞台ビクターにとって初めての重賞レースとなる報知弥生賞ディープインパクト記念

ドウデュースは1番人気、ビクターは3番人気とすっかりビクターは追う立場

レースでは、中団に控えるドウデュースより早く4コーナーで仕掛けて直線で先頭に立つと、やはりドウデュースも追ってきた!

最後は抜け出した2人の競り合いとなるも、今度はビクターが並ばせない!

無敗の2歳王者ビクターが初めて土をつけ、ビクター重賞馬となった

負けた分はきっちり返す、これがビクター

こうして皐月賞の出走権を確保し、クラシック戦線へ駒を進めた

第三章 クラシック

弥生賞を勝ったビクター中山3戦3勝

そしてクラシック初戦皐月賞中山2000

強い相手はいても、中山なら勝負できる

相棒田辺中山巧者だ

ビクター師匠田村師はこう言っている

世代の頂点の18頭に名を連ねられたのは嬉しいこと」

「今度はG1馬(ドウデュースキラーアビリティ)も出てくる、東京前哨戦を勝った馬(ダノンベルーガ)も出てくる」

中山競馬場というビクターホームグランドで、そういう超一流の馬と一戦交えられるのは光栄なこと」

最後の直線でそういう人気馬と全開で叩き合えるような状況にしたい」

ライバルのドウデュース、新たなライバルとなるダノンベルーガ以外にも、ビクター新馬戦で負けた因縁相手ジオグリフもここに出てきている

体は弱くキャリア2戦だが破壊力抜群のイクイノックスも強敵

この4強にビクターはどう立ち向かえるかが皐月賞様相となった

この日、馬場は内が荒れて、内枠が不利となったが、ビクターは2番という内枠を引き、前に出る馬がいないために先頭でレースを引く形になる

この展開はビクターにとっては不利な流れ

対する2歳王者ドウデュース最後方に控える

それ以外の3強は先団後方に並んで控える

2コーナーではダノンベルーガは枠が1枠1番のため最内を通り、ジオグリフがその外、大外スタートのイクイノックスがその外につける

その形のままレースが流れ、最終直線手前から各々ついに仕掛け始める!

残り200m地点になって、最内をついたダノンベルーガ、先頭を引いていたビクター、外にかぶせたイクイノックス、大外を選んだジオグリフが4頭ぴったり並ぶ!!

並んだ!!さあここからは一歩も譲れない!!!

さあ誰が勝つの!?

そして王者ドウデュースはまだ来ない!?

先に抜け出したのはイクノック

だがそれを追ってジオグリフが伸びる

レースを先頭で引いて、内を通ったビクターには苦しい展開

これはもう、馬場の加減で仕方がない…

だが、なんと最内を通したダノンベルーガビクターを交わしていく!

同じく内を走った者同士、勝ちは無理でもお前にだけは負けられない!

奮起したビクター最後の力を振り絞って、一度開いた差を縮めにかかる!

ダノンベルーガだけは差すんだ!

差し返して先着する!

と、そこへ王者ドウデュースも飛んできた!!


鬼足を見せた王者もさすがに仕掛けが遅すぎ、勝ちは逃した

が、ベルーガビクターはまとめて交わして3着へ

勝ったのは新馬戦で負けたあのジオグリフだった

ビクターベルーガ差し返すか、という地点でゴールが来てしまい、クビ差負けての5着となった

あともうわずかに距離があれば…

ベルーガ、このままでは終われねえぞ…


そして次のレースは今週末のダービー

少年誌的な展開からすると、ここでのビクターライバルダノンベルーガ

皐月賞で内を通った者同士の決着をビクターはつけなきゃいけない

そして皐月賞馬となったジオグリフには新馬戦を含めてこれで2敗、まだ借りを返してない

ジオグリフ、お前にもここで決着をつける!

ダービーまでのストーリーはこんな感じだよ!

本編の続きが楽しみだね!

少年誌的には舐めてかかってくるベルーガジオグリフに対し、ドウデュースけがビクターを認めている会話がレース前に行われる

そしてレース結果として一番少年誌っぽいのは、ビクターベルーガジオグリフに先着して2着か3着になるんだけど、ドウデュースにはまたも届かない、という展開かな

クラシック編としては一応、ここでジオグリフとベルーガとは決着をつけておきたいね

菊花賞にはジオグリフはおそらく来ないもんね

田村先生について

田村先生の会見はいつもいい

清々しいような覚悟がいつも見て取れる

見た目ヤクザみたいでちょっと怖いけど、にじみ出る覚悟が美しい師匠

皐月賞前の会見でも、

https://www.youtube.com/watch?v=P0J4Pk3iuQU

前述したけど、「ホームグランドで、そういう超一流の馬と一戦交えられるのは光栄なこと」のような痺れる言葉を放っている

そして、

この18頭に名を連ねられるのは光栄なこと

馬はクラシックだとか、これが大きいレースだとか知らないし、皐月賞を取りたいだとかそんな個人的なことは終わってから考えること

気分良く走らせてあげて、ビクターには、田村君、楽しかったよ、って帰ってきてくれたら

のようなことを言っている

ダービー前の今回も、

https://www.youtube.com/watch?v=pQMGeyiraoE

https://www.nikkansports.com/keiba/news/202205250000483.html

グラム単位で絞ったりして、ものすごい緊張感の中で仕事をさせてもらえる幸せを実感している

幸せなひとときビクターモアがプレゼントしてくれた

まずは無事に走ってほしいと思うし、ジョッキーに楽しかったって言ってほしいし、馬にも一生懸命頑張ったねって言ってあげたい

こんな感じで、いつも心にグッとくるんだわ

田村先生、まじでかっこいいです…



あと、田村先生の今後に向けての注目ポイント

カスタディーヴァというニュージーランド産突然変異白毛牝馬がいてですね

の子日本に来て、ゴールドシップとの間に生まれたのがアオラキという白毛

ソダシを含むシラユキヒメ一族とはまた違う血統白毛馬が日本に登場したので、これはワクワクするね!

アオラキ君も今は田村先生のところで頑張っていて、この夏にデビューしてくると思う

ぜひ応援したいですね

血統家族のこと

ビクターのお父さんは日本競馬結晶ディープインパクト

お父さんディープは2年前に亡くなって、今年のディープインパクト産駒の2歳馬は6頭しか登録されてないらしい

実質的に、ディープインパクトの子供がダービーを走るのはこれが最後ということになりそう

今年のダービーに出てくるディープインパクト産駒は下記の6頭

アスクビクターモア、

キラーアビリティ

コマンドライン

ジャスティパレス

プラダリア、

ロードレゼル

最後の年に亡き父に勝ち星をささげる孝行息子はきっとこの中にいるはず

ビクターディープの息子たちの総大将と言えそう

キラーアビリティは、ディープ意思を継ぐ者同士、盟友と言えるかもしれない

ビクターのお母さんはカルティカというイギリスの馬

カルティカのお父さん(つまりビクターの母父)はレインボウクエストというアメリカの馬で、現役時代凱旋門賞を含む2400mのG1を2勝した馬

レインボウクエストサクラローレルのお父さんでもあるので、父系から言い方違うかもしれないけど、ビクターの伯父がサクラローレルということになる

カルティカの初仔はケマーというアイルランド調教活躍した牝馬

2番仔以降は

Niedziela(IRE)姉(8戦1勝?)

Almuhalhil(GB)兄(レース出走なし?)

Qaabil(IRE)兄(19戦0勝?)

と生まれている

Qaabilから1年空いて、その間に日本に渡ってきたようだ

お母さんが日本に来た経緯はわからなかった

そこから

5番仔はセブンフォールド

6番仔がアスクビクターモア

その下に未デビューの妹が2人

上の妹はシャルラハロートと名前がついたみたい

ダイワメジャー産駒で栗毛美人だよ

下の妹はキズナ産駒、そしてその下にブリックスアンドモルタルの子を受胎中

もう生まれてるかも?

ビクターお姉ちゃん、ケマーはフランス桜花賞にあたる1000ギニーで3着となり、イギリス牝馬限定NHKマイルカップのようなコロネーションステークス(G1)とフランスヴィクトリアマイルのようなロートシルト賞(G1)を勝ち、G1を2勝した名牝

お兄ちゃんセブンフォールドは父親ディープインパクトなのでビクターの全兄

お兄ちゃん中央勝利大井に転厩

しかし、そこからすぐさまダートで2勝して中央に復帰している

今は1勝クラスで芝で走っているけど、中央ではまだ勝てていない

ビクター兄弟は、4人が勝ち抜けて、2人が重賞なのはすごい

カルティカはいい母馬だと思う

ビクターの見た目

毛色は鹿毛と言われているけど、栗毛かと思うような明るい茶色で、ちょうどエフフォーリアと同じような色

鼻筋には白い筋があって、鼻のあたりまで白い

足元は4本とも、ソックスを履いているかのように足先が白くなっている

レースではメンコをかぶっているから鼻筋の特徴はわかりにくいけど、足元のソックスっぽいのはよくわかるよ


終わりに

とりあえずビクターのこと語ったよ

2枠3番に決まったようだし、内も有利な馬場になりそうと聞いている

これはもう、負ける要素ないんじゃないか

ビクターラスボスドウデュースを中心に買います

思えば皐月賞ビクターとドウデュースの2頭軸だったけど、馬連だったから外したんだった

今回も一貫させるで!

2021-09-15

普通に今年の凱旋門賞解説する

みなさんお久しぶりです

ウマ娘やっていますか?

私はダビスタを買ってしまったのでめちゃくちゃプレイ時間が減りました

さて、凱旋門賞が近づいてきましたね

再来週10月3日だそうです

ディープインパクトの娘のスノーフォールが出走するし、ディープボンドが前哨戦のフォア賞を勝ったし、日本現役最強馬のクロノジェネシス派遣されるので、なんだか盛り上がってきましたね

JRAネット投票や場外馬券場で、日本でも凱旋門賞馬券が買えるようですし、ぜひ当てたいですよね

しかし、欧州の馬の実績なんて見てもようわからない、どのレース格式高いの?どのレース勝ったらえらいの?って感じの人も多いかと思いますので、ちょこっとだけ凱旋門賞に向けて解説をしていこうと思います

海外競馬について

色んな国で競馬が行われ、色んな国で勝手G1と称されると、馬の実績の比較が難しくなるため「国際競馬統括機関連盟」という機関とその下部組織が、国やレース国際的な格付けを行っています

その一番レベルの高い国がパートI国と言います

パートI国の初期メンが、アイルランドアメリカイギリスカナダドイツフランスなので、これらが競馬名門国と考えてよいかと思います

中でも競馬発祥の国イギリスは最高格だと思ってよいです

4年後の2期メンオーストラリア含む南半球の7国追加

さらに18年後に3期メンUAE

そしてその4年後2007年にようやく日本が加わります

2016年香港が加わったのが最後で、今はパートI国は16国あることになります

今は日本競馬レベルが高いですが、パートI国初期メンのG1レース日本G1と同等かそれ以上の質がある、と考えておいてよいかと思います

もちろん年による出来不出来もあるので一概には言えないですけどね


では、国ごとではなく、レースごとの格付けです

一般的には、ダービーステークスキングジョージ6世andクイーンエリザベスステークス凱旋門賞の3つがヨーロッパ最高峰レースとされています

ちなみにヨーロッパの最高賞金額レース凱旋門賞です

しかし、そのようなイメージとは別にレースにも毎年変動する国際格付けがあります

主な2000-2500m級レースの格付けは、2020年版では

(右スクロールあるよ→)

1位 インターナショナルステークスイギリス2063m、有力な国際競走)
2位 アイリッシュチャンピオンステークスアイルランド2012m、アイルランド2000m級最強決定戦)
3位 ジャパンカップ
4位 ブリーダーズカップ・ターフアメリカ、2400m、アメリカ芝中長距離最強決定戦)
4位 天皇賞(秋)
6位 エクリプスステークスイギリス2002m、ヨーロッパ上半期2000m級最強決定戦)
10位 有馬記念
11位 凱旋門賞フランス、2400m、ヨーロッパ下半期2400m級最強決定戦)
21位 パリ大賞典フランス、2400m、3歳限定クラシック三冠レース一角(フランス菊花賞?))
23位 キングジョージ6世andクイーンエリザベスステークスイギリス、2406m、ヨーロッパ上半期2400m級最強決定戦)
26位 大阪杯
38位 オペラフランス2000m、フランス2000m級牝馬最強決定戦)
43位 宝塚記念
47位 日本ダービー
60位 皐月賞
93位 ダービーステークスイギリス、2420m、イギリスダービー

ということになっています

出走馬の偏りによる質の差で変動するから、必ずしも納得できるわけではないですけど、ひとつの参考にはなると思います

また、2000-2500m 以外の距離か、2000-2500mだけど上記100位以内に入ってはいないものの有力なレースはあるのでいくつか紹介しておきます

ヴェルメイユ賞G1

フランス ロンシャン2400m

ヴェルメイユ賞フランス牝馬三冠レースの3つめ

ただし4歳以上も参加できる

日本で言えば秋華賞ができる前のエリザベス女王杯みたいなもの

凱旋門賞前哨戦でもあるし、フランスの2400m級牝馬最強決定戦でもある

ヨークシャーオークスG1

イギリス ヨーク2385m

4歳以上も参加可能イギリスの2400m級牝馬最強決定戦

日本で言えばエリザベス女王杯みたいなもの

イギリス牝馬三冠1000ギニーステークス、オークスステークス、セントレジャーステークスなので、ヨークシャーオークスはいわゆる三冠レースではない

・60位 セントレジャーステークス(G1)

イギリス ドンカスター2921m

3歳馬限定クラシックレース最後の一冠

イギリス牡馬牝馬三冠目はセントレジャーなので、牡馬牝馬同時に三冠馬が出ることはない

日本で言えば菊花賞にあたる

メロディーレーンが牝馬なのに菊花賞出たよね

デューハーストステークス(G1)

イギリス ニューマーケット1408m

イギリスのみならず、欧州中の2歳馬限定レースの中で特に重要とされる1戦

勝てば欧州最優秀2歳馬に選ばれるチャンスが高くなる

日本で言えば朝日杯FSにあたる

・フォア賞(G2)

フランス ロンシャン2400m

凱旋門賞前哨戦で、4歳以上の馬用のレース

真に有力な馬は前哨戦に出ずに直接凱旋門賞に出てくるので、フォア賞に勝ったから本番の好走を約束される、というわけではない

日本で言えばジャパンカップ凱旋門賞なら、フォア賞はアルゼンチン共和国杯みたいなもの

G2で完勝するのは立派だし、すごいことだと思うけど、アルゼンチン共和国杯勝ったならジャパンカップもいけるで!みたいなテンションにはならないように、フォア賞の結果で何かを語れるほど甘くはないという認識でいたほうがよい

ディープボンドはコースへの適性も示したし、足切りクリアでひとまず安心、くらいの気持ち


ちなみに馬にもレーティングがあります

今年1月以降の実績のみで評価されており、世界ランクトップ36頭までが発表されていますが、1位3頭、4位1頭、5位2頭、7位4頭、11位7頭、18位19頭という同率順位が多すぎる評価となっています

日本馬の世界ランクは、

レート121世界11タイグランアレグリア
レート120世界18位タイクロノジェネシスエフフォーリア、グローリーヴェイス、シャフリヤール

となっており、

日本馬だけのランキングだと、

レート121日本1位グランアレグリア
レート120日本2位タイクロノジェネシスエフフォーリア、グローリーヴェイス、シャフリヤール
レート119日本6位ワールドプレミア
レート118日本7位タイディープボンド、ダノンキングリーユニコーンライオン、ラヴズオンリーユー、レイパレ

となっています



凱旋門賞有力馬紹介

上記レース特性をもとに「フランス牝馬チャンピオン」のような肩書で紹介をしているけど、実際にはフランスレース外国馬が来て優勝すると「アイルランド馬だけどフランスチャンピオン」のようなことが起きています

香港最強のロードカナロア」みたいな感じだけど許して


ダイヤー    欧州最強馬

アイルランドまれイギリス育ち   3歳牡馬

レーティング127 世界1位タイ   6戦3勝(G1 2勝、重賞 2勝、イギリス3勝)

2400mは3戦2勝(2着1度)、海外レース経験なし

メイクデビュー以外5連続連対中、G1を2連勝中

3頭しかいない現時点で世界最高レーティング127を持つ最強馬の一角

欧州最高峰の格のある3レースのうち2つ、イギリスダービーキングジョージ6世andクイーンエリザベスステークスの両方を今年勝った3歳馬

これはアダイヤーのお爺ちゃん種牡馬ガリレオ以来の20年ぶりの快挙らしい

イギリス最強と言って差し支えないし、世界最強に片脚突っ込んでるとも言える

このまま凱旋門賞を勝てば名実ともに2400m級世界最強に、もっと言えば史上最強になる

フランス遠征経験がないのだけが心配だけど今年の実績で言えば本命でいい

本当は前哨戦ニエル賞に出す予定だったのが後ろ脚の感染症回避となって凱旋門賞直行になった

予想の意味では難しくなったけど、凱旋門賞への影響はないと思われる

ちなみに日本ダービージャパンカップの両方を勝った馬はシンボリルドルフトウカイテイオースペシャルウィークジャングルポケットディープインパクトウオッカの6頭しかいないらしいが、同年で両方勝っているのはジャングルポケットだけ

なんでよりによってそいつなんや

下で紹介するハリケーンレーンとは同馬主、同厩舎

レーススタイルは先行

2、3番手に控えて最終直線で怪物的な加速でぶち抜く

イギリスダービーでは内ラチ沿いの狭い隙間も構わずぶち抜いた

まさに怪物だと思った

お父さんのフランケルマイラーだけど、14戦14勝、G110勝、重賞12連勝の特別な化け物

フランケルのお父さんがガリレオ

日本ではソウルスターリングモズアスコット、グレナディアガーズのお父さんもフランケル


セントマークスバシリカ    2000m級欧州最強馬  *引退決定

フランスまれアイルランド育ち  3歳牡馬

レーティング127 世界1位タイ  9戦6勝(G1 5勝、重賞 5勝、イギリス2勝、アイルランド2勝、フランス2勝)

2400m級以上は経験なし、フランスはロンシャン1600m、シャンティイ2100mのみ出走経験あり(ともに1着)

G1を5連勝中

3頭しかいない現時点で世界最高レーティング127を持つ最強馬の一角

欧州で最も価値のある2歳馬G1デューハーストステークスに昨年勝った2歳チャンピオンで、今年もフランスクラシック三冠レース最初の2つ(プール・デッセ・デ・プーランジョッケクルブ賞)を勝っている

その後、三冠目のパリ大賞典へは出走せずに古馬戦線へ移行し、今年7月ヨーロッパ上半期2000m級最強決定戦のエクリプスステークス、今月のアイルランド2000m級最強決定戦のアイリッシュチャンピオンステークスを勝っている

朝日杯FS桜花賞皐月賞を勝ってクラシック卒業して、そのまま宝塚記念天皇賞(秋)を勝ったような感じ

名実ともに2000m級ヨーロッパ最強馬

このアイリッシュチャンピオンステークスでは2400m級女王ルナワに勝っている

2400mは経験がないのでわからないけど、父と母父が昨年の凱旋門賞馬ソットサスと同じなので、2400mも別に問題ない気はする

お父さんがシユーニ、お母さんのお父さんは大種牡馬ガリレオ

ディープインパクトの娘のスノーフォールとは同馬主、同厩舎

レーススタイル差し

最終列より少し前で控えておいて、最終直線でえげつないスピードでぶち抜く

瞬間の切れ味で言えば現役最強だと思う

2400m女王ルナワのラストの切れ味も相当やばいけど、アイリッシュチャンピオンズステークスではタルナワの切れ切れの伸びでも差を縮めさせなかった

切れ味勝負の展開に持ち込めばタルナワと同等以上と思っていい


シュリ    ドバイクロノジェネシスを破った馬  *出走回避確定

アイルランドまれイギリス育ち  4歳牡馬

レーティング127 世界1位タイ  13戦7勝(G1 3勝、重賞 4勝、イギリス3勝、UAE1勝、サウジアラビア1勝、フランス2勝)

2400m級は2戦1勝(2着1回)、フランスドーヴィル2000m、シャンティイ2100mのみ出走経験あり(ともに1着)

3着以内を5連続

3頭しかいない現時点で世界最高レーティング127を持つ最強馬の一角

昨年のフランスダービー馬(ジョッケクルブ賞(2100m)勝利

サウジアラビア出走2回、UAE出走1回の経験があり、今年春のドバイシーマクラシックではクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーの3頭で叩きあいになり、勝ったのがこのミシュリ

ただし、イギリス帰国7月欧州上半期2000m級最強馬決定戦のエクリプスステークスに出走するも2000m最強馬セントマークスバシリカに3馬身差以上つけられ3着

さら欧州上半期2400m級最強馬決定戦のキングジョージ6世andクイーンエリザベスステークスに出走するも欧州最強馬アダイヤーに1馬身差以上つけられ2着

今のレーティング1位同士の対決ではいずれも敗れている

しかし、直近の8月イギリスで最も格式ある2000m級の国際戦、インターナショナルステークスでは2着に6馬身差をつけての完勝

これで一気にレーティングを上げて世界最高ランクに並んだ

これを見ると、クロノジェネシスは当然欧州格式あるG1で勝つことは可能だろうけど、セントマークスバシリカやアダイヤーに勝負できるのか?と言われると、うーん、となってしま

予想をたてる上でミシュリフとの比較基準になりそう

スタイルは直近のレースは先行、少し前は追い込み

ドバイシーマクラシックでは最後から追い込みをかけて、ラヴズオンリーユーやクロノジェネシス以上の伸びを見せた

キングジョージ6世andクイーンエリザベスステークスでも追い込んで、素晴らしい伸びを見せた

ダイヤーがそれ以上だっただけ

エクリプスステークスでは先行2番手からインターナショナルステークスでは中段前目に控えていた

レース展開やペースに応じて色んなレース可能な器用な馬だと思う

どんな展開になっても、最終直線はぐんぐん伸びる


続きます

 
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