岡山ローカル・アイドルの先駆け的存在“S-Qty”、ポセイドン・石川作詞作曲のシングルで第3期が始動!!
岡山ローカル・アイドルの先駆け的な存在とも言える「S-Qty」の第3期がついに始動! アーティスト性を高めた楽曲の数々で、名を馳せた「S-Qty」も、プロジェクト・スタートから10周年。そんな記念すべきタイミングでデビューを果たした第3期S-Qtyが、「原点回帰」を掲げ、ポセイドン・石川作詞作曲のシングル「薬指のプライベート / サンタとUFO」をリリース。今回OTOTOYではメンバーへのメール・インタヴューを実施し、彼女たちの魅力に迫ります。
ポセイドン石川作詞・作曲の楽曲、配信開始!
MAIL INTERVIEW : S-Qty
いまから9年前、岡山県で産声をあげたS-Qty。当時はAKB48やももいろクローバーZを筆頭に、アイドル戦国時代と呼ばれた激戦の幕開けであった。さらに、新潟のNegicco、名古屋のチームしゃちほこ(現在・TEAM SHACHI)、愛媛のひめキュンフルーツ缶、福岡のLinQなどローカル・アイドルも急増した。しかし2018年になると、アイドル・グループの相次ぐ解散・メンバーの脱退が続出し、「アイドルブームは終焉」と言われるようになった。そんな中でも、S-Qtyは初代、2代目とアイドルの看板を降ろすことなく戦い続けた。そして、2019年11月27日に3代目・S-Qtyがデビューした。今回はメール・インタヴューという形式で、メンバー5人の正体を探っていった。
文&構成 : 真貝聡
歌って踊るだけがアイドルではない
──S-Qty は2010年に岡山県で生まれたアイドル・グループで、1期のS-Qty、第2期のS-QTY:Rと続き、みなさんは伝統あるグループの第3期にあたります。まず、それぞれどんな人生を送ってこられて、どのような理由でアイドルの門を叩いたのか教えてください。
shion : 私は、2003年7月31日生まれの最年長です。小学生の頃に「いつか芸能人になってテレビに出たい!」という夢を持ちはじめました。そこでファッション雑誌を大量に買ったり、ドラマの演技を見て真似をしたり、1人でメイク動画やダンス動画を撮ったりしていました。とにかく、何か芸能に結びつきそうなことを積極的に取り組んでました。
──オーディションからグループに合格するまで、なるべく細かく教えてください。
shion : 私は中学1年生の時に、モデルとしてオーディションを受けて。書類を郵送した日から、ポストを毎日確認するようになりました。しかし2次試験の案内が一向に来なくて。2次試験まであと2日という時にも(案内通知が)来なかった時は「もう無理なのかな」って、本当に大粒の涙を流しました。でも次の日、ポストを見ると手紙が入っていたんです。その時、靴を履いたまま玄関で泣いたことを覚えています。その後、なんとか試験に合格して、夢へと1歩近づきました。
──モデル志望だったshionさんが、アイドルを目指した理由はなんですか。
shion : 私がアイドルになりたいと思ったきっかけは、先輩であるmy♪ラビッツさんとS-Qtyさんです。ライヴへ行った時に本当に輝いて見えて、お客さんを笑顔にしている姿に感動しました。そこで「あんな風にみんなが明日から頑張ろうって思えるようなアイドルになりたい」と思ったんです。
──次はharukaさんの経歴を聞かせてください。
haruka : 私は2004年9月19日生まれで、6人兄弟の4番目(次女)として生まれました。大家族の中で育ったわりに人見知りで泣き虫。保育園の頃の写真は、ほとんど半泣きの表情で写っていました。アイドルを目指そうと思ったのは、小学校4年生の時。ももいろクローバーZさんのDVDを見て、私もアイドルになってみんなを笑顔にしたいと思ったんです。それでStylish(S-Qtyの所属事務所)に入って、研修生のリトルスター★として活動してました。ちなみにnanakaとnicoは、研修生から一緒に頑張ってきたメンバーなので付き合いも長いです。
──nanakaさんお願いします。
nanaka : 私は2005年4月15日生まれです。小さい頃は2人の兄の影響もあり、兄妹で一緒にサッカーをするような活発な子供でした。もともとはモデル志望で事務所に入ったのですが、社長から「アイドルしてみない?」と言われてアイドルを目指しました。
──S-Qtyの存在は知ってましたか?
nanaka : 小学生の頃、タワーレコードの前を通りかかったら、誰かがライヴをやっていたみたいで。すごい人たちだなぁと思って、私もつい見いちゃって…… それがS-Qtyとの出会いでした。まさか、そのグループに私が入ってるなんて運命を感じちゃいます。
──グループに入ってから、アイドルのイメージは変わりましたか?
nanaka : もともと、アイドルは厳しい世界だと思っていたんです。…… だけど、いざ自分がアイドルの世界に入ってみると思っていた以上に厳しいなって。だからもっと自分に厳しくなりたいです。
──次はnicoさんの経歴を教えてください。
nico : 2005年5月19日生まれです。私は幼稚園の頃からピアノと水泳を習い、小学校に入ってからはそれに加え、習字、ダンス、塾といろんなことに挑戦してきました。水泳は6年生でやめてしまったけど、4泳法を泳げるのが自慢です。もちろんダンスはいまも大好きで、たくさんの方を魅了できるように練習しています。
──ダンスをはじめたのは、どうしてですか?
nico : E-girlsさんに憧れたのがきっかけです。最初はそこが入りだったんですけど、S-Qtyに入ってアイドルのイメージが大きく変わりました。理由は2つあります。1つ目は、歌って踊るだけがアイドルではないということ。2つ目は、どんな時も自分がアイドルだという自覚を持っておかなければいけないことです。厳しい世界ですけど、楽しい気持ちだけは忘れずに頑張りたいです。
──最後はamiaさんお願いします。
amia : 2005年12月30日生まれで、最年少の13歳です。出身は岡山県岡山市になります。小学校に入る前の1年間、おばあちゃんとカナダに住んでいました。その間に日本語をすっかり忘れてしまって、日本に帰ってきて覚えている言葉は「くさい」だけ。…… なぜ「くさい」だけ覚えていたのかは謎です。小学校に入ったらみんなが仲良くしてくれたおかげで、いつの間にかまた日本語が話せるようになっていました。
──幼少期からアイドルは好きでしたか?
amia : 小さい頃から歌って踊るのは好きでしたけど、アイドルになるとは夢にも思っていませんでした。モデルとして所属していた事務所から「アイドルをやってみないか?」と言われた時には、「私がアイドル!?」と驚いて。私にできるか不安もありましたが、テレビの中に映っているアイドルさんたちの輝いている姿を見て、日に日に「私もあんなふうになりたい!」という気持ちが大きくなっていきました。
──S-Qtyのことは知ってました?
amia : Youtubeで初代S-QtyさんのMVやライヴ映像を見て、歌もダンスも上手で、なによりお客さんの盛り上げ方がうまくてすごいな、と思っていました。特にYUIちゃんは、スタイル良くて、可愛くて、ダンスにキレがあって憧れていたので、同じ赤担当に決まった時はすごくうれしかったです! 2代目のS-QTY:Rさんは、とにかく歌がとっても上手で、しかも癒される声なんです。いつまででも聴いていたくなるような心地よい声なので、私もあんなふうに歌えたらと思っていました。
──オーディションで苦労したことはありましたか。
amia : ダンス中、「笑顔がずっと同じ表情をしている」と指摘されました。その時、ふと「ずっと笑顔の人は、ある意味無表情で魅力がない」という、どこかで聞いた言葉を思い出したんです。それで表情にも気を付けるようになりました。その後も歌詞を間違えて叱られたりしながら、時に泣きながら頑張ってきました。
あの時は、涙が止まらないほどうれしかった
──改めてS-Qtyはどんなグループか教えてください。
amia : 5人とも個性が強くて、違った味があっておもしろいグループです。それぞれの強みが上手に生かされているし、お互いをカヴァーしあえている。私のおじいちゃんが亡くなってすぐのライヴで、メンバーのみんなが「今日のステージはamiaのおじいちゃんのために!」と言ってくれて、ライヴ中には観に来てくださったみなさんも私の名前をたくさんコールしてくれたんです。あの時は、涙が止まらないほどうれしかった。いま、思い出しても涙が出るくらいで、これからもずっと忘れることはないと思います。
haruka : グループの歴史が長く初代、2代目、そして私達3代目とそれぞれカラーが違う。とにかく明るくて、元気なグループです。
nanaka : 気を使わずに過ごせるので、家族のような感覚です。
nico : 個性豊かで一人一人の色が出ている、元気いっぱいのグループです。なによりも岡山愛は誰にも負けません!
shion : 全力で元気でパワーがあって、いつでも一生懸命なグループです。
──個性という言葉が目立ちましたが、自分ならではの長所を教えてください。
shion : 私の長所は喋りだと思います。MCの時はテンションMAXでみんなが聞き取りやすいように喋ったり、盛り上げるときには間を取ったりすることを心がけています。そのおかげで憧れのアイドルさんから「MCが上手だね!」と言ってもらい、すごくうれしかったです。
nico : 8歳の頃から習っているダンスが得意です。また、パフォーマンス力を上げる為に体幹トレーニングやストレッチを頑張っています!
nanaka : 私の特徴は歌っている時の声が高いところです。この個性を活かして、私の歌声でしか出来ない曲も挑戦してみたいです!
haruka : ダンスが大好きなので曲の振り付けをすぐに覚えられます。好きなことをやっているので、ダンス中は自然に笑顔になれます。
amia : 英語が話せるので、握手会に海外のお客様が来られても対応できます。それと相当凹むことがあっても一晩寝れば忘れるので、これは大きな長所だと自分では思ってます!
歌詞を読んで、私の理想の恋はこんな感じだと思いました
──みなさんは11月27日に、シングル「薬指のプライベート / サンタとUFO」でデビューをされました。作詞・作曲を担当されたポセイドン・石川さんの印象はいかがでしたか?
haruka : はじめはちょっと怖い印象が強かったのですが、話してみるとおもしろく演技も上手くて「すごいな〜」と思いました。
amia : テレビでも拝見していたので、はじめてお会いした時は緊張して。でも優しくてフレンドリーな方なので安心しました。いちばんの印象はやっぱり声ですね。歌声はもちろんですけど、お話されてる時の声もとってもステキなんですよ!
nanaka : MV撮影の時にいろいろとお話させていただいたんですけど、知的で話しやすい方でした。
nico : とてもシャイな方なんだろうなと思いました。ポセイドン・石川さんの曲はカッコよくて都会なイメージなんです。ドライヴ中に聴きたくなるような心地よい感じがします。
shion : 出演するイベントの楽屋挨拶ではじめてお会いしました。会う前はずっと緊張していて「どうしよう、どうしよう」とずっと言っていました。しかし、会った際にとても優しくて緊張が一気にほぐれました。また、MV撮影の移動中に2人で話す機会があり、「表情やカメラ目線がすごく上手いね!」と褒めて頂きました。ポセイドン・石川さんの曲は、歌詞に込められている想いや伝えたい気持ちが曲に全て詰まっているので、聴いてて楽しくなったり体を動かしたくなるような曲だと思います。
──曲についてもお聞きします。「薬指のプライベート」は、片思いをしている女の子の心境を描いたラヴ・ソングですね。それぞれ解説をお願いします。
amia : ガーリーで可愛い曲です。サビのところだけじゃなくて、最初から最後まで心地よくキャッチーなメロディーと、繊細な言葉が重なる歌詞が魅力だと思います。
haruka : 元気な私達にピッタリな曲だなと思いました。すごくノリやすい曲です!
nanaka : 歌詞を読んで、私の理想の恋はこんな感じだと思いました(笑)。曲中に〈酸素さえも甘い〉という歌詞があるんですけど、そこが好きなんですよ。好きな人のことを思っていると、息を吸う度に胸がキュンとなるのかなって。私の聴いてほしいポイントですね!
nico : はじめてこの曲を聴いた時は、片思いで切ない印象がありました。中でも〈君との距離をはかる 定規がありさえすれば〉という歌詞がお気に入りです。あと曲中でポセイドン・石川さんにコーラスを歌っていただいているので、そこも注目して聴いてほしいです!
shion : この曲はただの恋愛ソングではなくて、主人公の気持ちをいろいろな言葉を使って鮮明に描かれている曲だと思います。「好き」と「隙」のような言葉遊びも注目して聴いてほしい。他にも「知られたい 届けたい」というフレーズは、アイドルの自分と重なる部分もあるので歌っていて、とても心に響きます。
──2曲目「サンタとUFO」は、タイトル通り言葉遊びを感じるクリスマス・ソングに仕上がってますね。
shion : 「サンタ」と「UFO」という、普通で考えたら合わさることのない2つを組み合わせたユニークな曲です。ロマンチックなのですが淡い感じも混ざって、聴いていると主人公の気持ちが分かる。しかもポセイドンさんのコーラスが曲全体の深みを増していると思います。歌詞に込められた想いも感じながらクリスマスに聴いて欲しいです!
nico : キュンキュンして可愛い! そしてファンタジーな曲です。この曲を聴いてから、サンタと言えばUFOが頭から離れません。謎めいた歌詞がとても不思議なので、ぜひ歌詞に注目してほしいです。
nanaka : サンタさんは自分、UFOが好きな人。〈サンタさんがUFOにさらわれた〉という歌詞は、好きな人に心を奪われたのかなって考えてキュンキュンしました。
haruka : ラヴ・ストーリーも描かれているので、すごく聴きやすくていい曲です。
amia : クリスマスっぽいステキなメロディーで、子どもから大人まで、みんなに好きになってもらえる曲だと思います。「オカルティック」とか「システマチック」とかちょっと難しい言葉が絡まって、メロディーもちょっと複雑で、それでいて一度聴いたら忘れられないサビの部分です。
──最後に今後の目標を聞かせてください!
amia : 岡山を飛び出して、日本全国で知られるアイドルになりたいです。そして大好きなBABYMETALのように、世界で活躍できるアイドルになるのが目標です!
haruka : いろんな人に私たちのことを知ってもらって、大きなステージでワンマン・ライヴをしたいです。
nanaka : NHKホールを満員にしてワンマン・ライヴをしたいです!
nico : 老若男女、誰からも愛されて、オールマイティに活躍できるアイドルを目指します。第3期S-Qtyが、初代や2代目の思いを受け継いで大事に楽曲を歌っていきたいと思います。
shion : ライヴを観たあとに「明日からお仕事や学校を頑張ろう!」と思ってもらえるようなアイドルになりたいです。まずはライヴハウスを満員にするが目標です! 満員になったらもっと大きな会場で、その次はもっともっと大きな会場…… としていくうちに、いつかは東京ドームまで辿りつきたいです。
編集 : 鈴木雄希
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新→古
LIVE SCHEDULE
2019年12月21(土) FM岡山 イベント@アリオ倉敷 ポセイドン・石川 & S-Qty
2019年12月22(日) イコライ〜岡山イコットニコット・ライヴ
2019年12月28(土) Stylish年末スタジオ・ライヴ
2019年12月29(日) 天空音パレード・my♪ラビッツ・S-Qty 3組合同ライヴ@大阪アイドルテラス
2019年12月29(日) タワーレコード難波店 インストア・ライヴ
2019年12月30(日) S-Qty「amia」生誕 Stylishスタジオ・ライヴ
2020年01月05(日) 岡山女子組曲〜新春SP@倉敷REDBOX
2020年01月11(土) I DO LOOKIN OKAYAMA Vol.01@岡山CRAZYMAMA KINGDOM
2020年01月13(祝・月) my♪ラビッツ みゆ 祝成人&生誕ライヴ@倉敷REDBOX
2020年01月26(日) イコライ〜岡山イコットニコットライヴ
【詳しいライヴ情報はこちら】
http://stylish-inc.com/schedule
PROFILE
S-Qty(エス・キューティ)
2010年10月、岡山ローカル・アイドルの先駆デビューを飾った「S-Qty(エス・キューティ)」
いまやKing&Prince“シンデレラガール”をはじめ、欅坂46“二人セゾン”など多くのメジャー・アーティストに楽曲を提供する「Soulife(ソウライフ)」が手掛けた数々の秀曲を引き下げ、他の追随を許さない勢いでその名を馳せた第1期「S-Qty」。
更にアーティスト性を高めた楽曲の数々と歌唱面で、他のアイドルとの差別化を図った第2期「S-QTY:R」。
第3期「S-Qty」は、“平均年齢歴代最年少”となる5人のメンバーで【原点回帰】を掲げ、2019年4月に第2期よりバトンを受け継ぎデビュー!
平成から令和へと受け継がれたそのバトン=「S-Qty」は、オリンピック・イヤーを迎える2020年にプロジェクト始動10周年を迎える!!
【公式HP】
http://s-qty.com
【公式ツイッター】
https://twitter.com/SQty_PROJECT