はてなキーワード: 金貨とは
都内でITエンジニアをしていたが20代後半でうつ病になった。その頃は貯金も100万くらいしかなく、休んでいる間に貯金は底をつき、どん底を味わった
体調は良くならないし、ただお金がなくなっていくのは本当に辛かった。なのでなんとしても脱却しなければ、という気持ちになった
まず傷病手当金という制度があることを知り、休んでいる期間は給与の2/3が支給されることを知った。
半年分60万円くらいが支給されたので、ちょっといいグラボを買った。GTX1080Ti
元々機械学習エンジニアだったので、勉強の過程で自分で学習を行わせるために買ったが、
仮想通貨のマイニングにも使えることを知り、イーサリアムのマイニングをしていた。
当時は1ETH=3000円くらいだった。1ヶ月に1~2ETHゲットできるくらいだったが、電気代とトントンだったので、すぐ辞めてしまった
代わりにmonaという2ch発祥の仮想通貨をガッツリマイニングしていたが、イーサリアムを続けていれば良かったと後から後悔している
そこから傷病手当金を頼りに地方都市に引っ越して、知り合いが勤めている会社に転職して、超絶ホワイト企業を引き当てた
うつ病の影響で働けない日があるが、リモートワークで適度にサボりつつこなせる仕事量で
年収は700万円弱。手取りが月40万くらいあるし、地方都市なので家賃も安いので、お金がどんどん貯まる
しかも鬱になってから、お金がなくなる恐怖を味わったので、もし働けなくなっても困らないように
自力で生きていけるだけの資産を作ろう、つまりFIRE志向に目覚めてしまったので
支出は最低限、収入は旧つみたてNISAで少しづつS&P500に投資していった
旧つみたてNISAは月に33333円しか積立できなかったので、貯金が毎月20万円以上増加していき、
貯金が500万円を超えるたびに、100万円づつS&P500を特定口座で購入していった
カナダのメープルリーフ金貨や、オーストリアのウィーン金貨、日本の10万円金貨などだ。
新NISAが始まると、月20万円を積立し、(MAXの30万円はできなかった)
特定口座のS&P500を売却してNISA枠に移して、1年目360万円の枠を埋めた
今までは貯金がどんどん貯まるので、財布の紐が緩かったが
月に20万積立すると、結構ギリギリなので、節約思考になってきている
手取り40万円で
家賃5万
iDeCo2.3万円
残り貯金
な感じ
障害者控除の存在を知る。障害者手帳を持っていると、いろんな施設で割引が効くほか
年額27万円の所得控除が受けられる
これは所得税が20%の収入だと、27万円の約30%分の91000円税金が安くなることになる。
うつ病が緩和したあとも、予防として通院を続けていたので、精神3級の手帳を取得できた
FP2級のテキストは買って一度読んで、手元に置いておくと良い。資格取得までしなくても良い
あとは自分で確定申告をすること。自分で自分の税金の計算ができるようになると、節税意識が高まる
こんなことをしていたら、うつ病になって約6年で、総資産が2100万円ほどになってしまった
内訳は
仮想通貨:150万円
投資信託:800万円
この調子でもう10年くらい働けばFIREできそうな気もするけど
負荷が大きくなくて、地方にしては高い給与の今の仕事が続けられるなら続けたいと思う
FIREすると社会との接点がなくなるし、今でも仕事をサボりすぎると、気力が失われていく感じがあるので、
うつ病の時の惨めな思いを2度としたくなくて資産形成を頑張ってきたけど、もう少し趣味や旅行にお金を使ってもいいのかもしれない
高輪ゲートウェイみたいなダジャレじゃなくて本気のマジのマジで異世界転移できる駅があるんだけどさ。
うんもちろん転生じゃなくて転移ね。
よく転生転生っていうけど異世界転生だと正直「駅」であることのメリットって無くなるんだよな。
向こうで職に就くにしてもスーパーやクリニックなんかは馴染みがあるからやっぱり住み家はこっちのがいい。
もちろん観光目的で行くにしても戻って来れないと不便この上ない。
向こうで定住できるかどうか見極めたうえでなら片道切符でもいいけどね。
俺は今、異世界でマヨネーズを売って得た銀貨をコッチに戻ってきて自販機に入れたら500円として認識されるからそれでマウンテンデューを飲んで生活してる。
最初は異世界でマヨネーズを売った金をチマチマ集めて、それを金貨にしたあと溶かしてコッチで売ろうとしたんだけどさ、換金ショップで金と認識されなくてめっちゃ恥かいた。
何軒も回ってると情報共有されてヤバイ奴みたいな扱いされてさらにいたたまれなくなって大変だったわ。
異世界の物質ってコッチの物質とは同位体の違いなんかをスッ飛ばして素粒子以前のレベル?で成り立ちが異なっている、というのは後日、ずっと後になってサンソー研の人から教えてもらったんだけどな。
まあそんなこんなでコリャえっちらほっちら金貨を集めても意味ねーなって思って、もうええわこの金貨で散財しよう!って思って異世界のいろんなうまいモンを食いまくることにしたんだ。
とりあえず高いモンってことで以前から目をつけてたのが何を隠そうエランヴィタール。
異世界のお祈り所で売ってる一番高い水なんだけどさ、それがエランヴィタールね。これさえ飲めば他には何も飲み食いしなくてよくなるっている奇跡の水なんだけど、
それをお祈り所のお祈りマスターに高い金払って入手してひと口飲んでみたらもうたまげたね。だってもうさ、味がもうマウンテンデュー。マウンテンデューそのものだったんだから。
異世界のエランヴィタールがこの世界ではマウンテンデューとして認識される。そしてコッチの自販機のマウンテンデューを異世界にもっていけばそれはエランヴィタールになる。
銀貨が500円ってのは自販機でいろいろ試行錯誤する過程で発見したんだけど、異世界ではどう見ても銀貨なのにコッチに持ってくるとどう見ても500円玉にしか見えないのよコレが。
しかも前の王様の顔のやつを持って来たら旧500円だったのは本当にたまげた。
だから俺はとりあえず駅を降りたら参道を目指して北へ直進、左手に見えてくる小洒落た集合住宅の小洒落た中庭に入って9:25を待つ。
時間が来たら204号室に異世界の門が開かれる。ピンポンを押したら鍵の開く音がするので、そのまま侵入する。
異世界の森に出るから、あとは手早くホロホロ鳥の巣から卵を盗んで、酢と味の素を入れてマヨネーズを作る。
街に入ったら殺菌ばあさんに殺菌魔法をかけてもらい、レストランに卸して銀貨をもらう。
銀貨を得たら森へ戻って、怒り狂ったホロホロ鳥から逃げ回って汗をかいたら、持参したマウンテンデューをクイッとして門が開くのを待つ。
もうこれを何年も続けている。
🇺🇸アメリカの14条~~‼️ガラガッシャンッ!誰ッ⁉️異常起きた🛸赤ん坊^_^ズバっヲ~~~~~~~入国⁉️金貨ァ流れェー~~✌️クイクイクイイイッ!!国ッ!破壊バラッバァー!!!
ゥゥ゛…商品購入用胎児~的な…!!ケツにアドレスっつけ(詐欺商法不可回避❗️❗️)、わ!未来、未来デース^_^...マーケットエリアか。
~~‼️はァィふわって思わん?ベネディクト…🪞💃「想像の共同体(既に液体💧)プヨ、プヨよォん」...ぴょんぴょんフラッシュ†✨"子宮INフリーMarket"**🚦ユートピァ…取り放題🎟️。(記念品カン❗️🎉)
ところで今...国境にケチャップ塗るやつ見た!!?? 出産という"共通儀式”超え、人類@国民パスポート争奪戦進行中…。結果⁉️国籍と書いて✍️矛盾⚔️→落下!!!!!!ねッ ッッ葉🍂…ッ...ヘッ(笑)
結局ゥ...?幻想と現実、ギュってッ粉砕ッさセちゃ!!ぎゅじゅッ✋♀️した...崩壊の音もッアリかって~✌️~が✋なんか平和🎨www👶?
今季からTBSで「日本へようこそエルフさん。」というなろう系ラノベ原作のアニメが始まっているんだけど、主人公の現世のスペックが一番のファンタジーと言われている。
「25歳・都心高級マンション住まいのマイカー持ち・ホワイトカラー」30年ぐらい前のトレンディドラマの主人公のようなスペックで、ここまでならギリ現実でも有り得なくもないのだが「ノー残業主義」という設定でどうしてもファンタジー感が出てしまう。「底辺社畜が過労死で異世界転生」というよくある設定よりもファンタジー感が強くなってしまっている。
東京都内の25歳男性会社員の平均年数は470万。手取り月収で25万円〜30万前後。実現するには倍ぐらいの年収がほしいところ。
そこで主人公の設定を少しだけいじって、ありそうな感じにしてみる。
※一部ネタバレあるため閲覧注意
「会社員」という大枠は変えず具体的に若くても高年収の属性にしてみる。
例えば「商社マン」「広告代理店」「外資系金融・コンサル」など。これなら20代でも高年収で(いわゆるヤンエグ)、押上近辺の高級マンションにマイカー持ちの生活ができる。
ただしこれらの職業は日本でもトップクラスの高稼働で、おそらく時間外労働100時間年中出張転勤とか当たり前の世界だろう。
そうなると「ノー残業で帰宅して弁当作って即就寝」という生活は不可能となる。
20代で会社員となると優雅な生活を支える年収は難しい。ということで職業を変えてみよう。
例えば「Youtuber」「芸能人」「会社経営者」「フリーランスエンジニア」「投資家」など。「医師」なども考えられるが、25歳だと研修医の可能性が高くそこまでの年収は望めない。
これらの職業なら家賃や自動車関連費用を経費計上(一部)できるので、押上近辺の高級マンションにマイカー持ちの生活ができる。
問題は優雅な生活をするにはそれなりに成功していなければならず(それこそ家や車で節税しないといけないぐらい)、19時就寝生活ができるかどうかが微妙なところだ。
それこそ上記のヤンエグビジネスマンと変わらない稼働時間になりそう。25歳の年収1000万のフリーランスエンジニアなんてかなり限られそうだが(10年ぐらい前のmizchi氏?)
あと芸能人やYoutuberが美少女エルフと同棲しているとなると、文春砲的な何かが起こりそうでそれはそれで不穏である。
主人公は押上近辺の高級マンション高層階1LDKに居住していると思われるが、この条件だと家賃は19万円前後。
更に駐車場代が3万円となり家賃と自動車関連費用(保険車検含む)で25万円を超える。
1K/ワンルームならば9万円代に抑えられる。それでもまだ高いが、築年数や設備等で妥協すれば5万円代も見えてくる。スカイツリーから大分遠くなりそうだが。
車はこの際諦めよう。仮に車種を軽自動車にしても駐車場代は下がらない。スカイツリー近辺で駐車場代を抑えるのはかなり困難だ。そもそも車ではなく地下鉄とバスとタクシーで移動がデフォの地域である。
押上やその周辺地域は都心回帰の流れを受けて、近年家賃も不動産価格も高騰している地域である。主人公が住んでいるマンションを新築で購入しようとしたらおそらく1億円ぐらいになるだろう。
この際押上を諦めよう。都内で家賃を抑えたところで、車を持つのは難しい。東京湾岸部は同様の家賃で、山手線沿線も高い。郊外を見てみよう。
都心から比較的近い練馬ならどうか。1LDK家賃13万で駐車場1.8万。まだ高い。立川もそれほど変わらない。八王子も1LDKは意外と高い。横浜も高い。
神奈川・埼玉・千葉はターミナル駅や都心にアクセスの良い駅だと家賃は高い傾向にある。駐車場も高い。
一方で守谷や取手など茨城県まで行けば1LDK家賃7万円台で駐車場代も数千円、あるいは無料というところもある。
埼玉県内でも飯能や所沢なら家賃が比較的抑えられる。東京でも青梅あたりなら同様の家賃。通勤もドアトゥドアで1時間前後。
ただ「窓を開けたらスカイツリー」みたいな絵は作れなくなる。代わりにキャンプや家庭菜園でもやればいいか、マンションじゃなくて空き家を借りよう。もはや違うアニメ、「郊外エルフ」と名付けよう。
本業の収入だけだと厳しいなら副業ならどうか?職業を変えるのところで出てきたYoutuberやフリーランスエンジニアを副業でやるのはどうか?
ただ高い家賃と自動車経費を賄うにはそれなりに稼働する必要があり、結局19時就寝生活が不可能になる。
25歳という若者だからファンタジー感が強い。よし、年齢を上げてみよう…。
東京都男性35歳で680万、45歳でも720万。東京都民、稼いでますな。このぐらい稼がないと都内で暮らせないというのもありそうだが(都内通勤者の多くがが郊外に住んでいる)。
ただ「適正家賃上限は手取りの1/3」という条件から行くと、仮に月収40万円だとしても家賃13万円が上限でとても押上の高級マンションには住めないし、ましてや車も無理。
年齢を上げたうえで勤務先または職業を変えるか副業する必要があり、もはや主人公が完全別人となり別アニメになってしまう。
最初アニメを見たとき「ノー残業25歳でこれか、実家が太いのかな?」と思ったけど、調べてみたら主人公はネグレクトを受けていて祖父母に育てられた設定だった。
なので「両親が資産家で、居住しているマンションは実家の持ち家。または家賃を実家が負担している」という設定に変えてみる。
ラノベで高校生がやたら家賃高そうなマンションに一人暮らししている場合はだいたいこれ。雪ノ下雪乃方式である。現実でも松井ケムリがこれなので意外と実現可能性は高い。
あるいはいっそのこと実家住まいにしてはどうか?押上の実家の1室に住む25歳エリートサラリーマン。意外と行けそう?年齢的にもこどおじに当たらず悲惨にはならない。
問題は主人公の設定が大幅に変わり、物語の展開が変わってしまうところか。実家に美少女エルフ連れ込むとか流石に無理だろうし。
そもそもラノベ原作アニメなんだから、「主人公の住んでいる日本=現実の日本」である必要はない。エルフを現世に召喚しているわけだし。
考えられるのは
要は「デフレと低成長で物価が上がらない」か「インフレと高成長で賃金が上がっている」のいずれか。
現実の現在の日本は、物価上昇に賃金上昇が追いつかないスタグフレーション状態。40年の間に歴史的分岐点がこれだけある。
一見するとファンタジー的に妥当な方法に見えるが、もはや歴史改変SFとなってしまいジャンルが変わってしまう。
一晩寝て思いついた。現世で格安で手に入り異世界で高く売れそうなものを転売する手段。
今季やっている「アラフォー男の異世界通販」や「とんでもスキルで異世界放浪メシ」、「佐々木とピーちゃん」「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」などなろう系ではメジャーな資金獲得手段だ。
弁当とお茶を枕元に置いて就寝すれば異世界に持っていけるのだから、小荷物ぐらいは持っていけそうだ。あの異世界が一般的なナーロッパならば、胡椒や砂糖、茶葉やタバコあたりが有望か?向こうの通貨に換金後に貴金属を購入し、現世で再度換金すればいい。
ただすでに1話目で「異世界の物品を現世に持ち込めない」ような描写がある。一緒につれてきてしまったエルフさんは全裸だった。
原作未読なのでそういう設定があるか不明だが「現世と同じく、持ってきたいものを枕元に置けば物品も持ち込める」というふうにすれば可能か。
難点があるとすれば税務処理。異世界から得た収入を無申告にしておくと税務調査が来そうだし(こいつ年収の割にやたら散在してるなって税務署に目をつけられそう)そもそも納税証明がないとあの高級マンションの賃貸審査が通りそうにない。
かといって雑所得で申告するには金額が大きいし、事業所得にするには「なんの事業?」となる。そもそも貴金属を定期的に買取業者に持ち込んでいる時点で、反社会的な何かを疑われそうである。
異世界食堂や佐々木とピーちゃんでは異世界からの売上はすべて異世界で使っていた。
現世でもアルバイトを雇って小口で換金しつつ、フリマアプリやファンティアやskebなどを使って偽装的に売上にするという手もあるけど、それは本物の反社がやっているマネーロンダリングなので垢BANされるか税務署か警察がやってきそうである。
「日常系ファンタジーアニメで色々考えるのは無粋」となりました。
ネットでは消費税廃止やお金配りが圧倒的支持を受けるが、結局は自民党が圧勝する。面白い現象だ。
普通に生きる一般人は与党続投で何の問題もなく、人生がうまくいっていない人がネットで愚痴ったり、れいわを支持したりする。
しかし現実的には、それが悪い選択だとも言い切れない。ばら撒きをするということは、インフレを起こすということだからだ。
自民党でさえドル円が100円から150円になるのだから、もし本当にれいわの政策が採用されれば300円ぐらいは狙える範囲だ。
そして、それをあらかじめ予測してポジションを取っておけば国民を出し抜いて優位に立つことは確かに可能だ。
値動きが少ないといわれる金、例えば1オンス金貨でさえ一枚16万だったものが10年で48万にまで高騰した。
このまま円安が進めば金貨一枚100万になっても驚きはしない。大事なのは周りが気付く前に席を取ることだ。
民主主義の信奉者は投票率の低さや高齢者の多さを嘆くが、民主主義国家に生まれたからといって皆が狂信者である必要はない。
一.
ワイフもらって 嬉しかったが
何時も出てくる 副食物(おかず)はコロッケ
これじゃ年がら年中コロッケ
こりゃ可笑し(おかし)
二.
開けて見たらば金貨が
株を買おうか 地所を買おうか
思案最中に 眼が覚めた
こりゃ可笑し
三.
芸者が嫌なら 身受けしてやろ
帶も買ってやろ
ダイヤもやろう やろう
いふて呉れるやうな客がない
こりゃ可笑し
四.
亭主もらって 嬉れしかったが
何時も出て行っちや滅多に
帰らない 帰らない
これじゃ年がら年中 留守居番
こりゃ可笑し
NHKドラマ「おしん」のなかで、大正12年9月1日、田倉商会の新しい工場の開業祝いの準備中に子守を任された源じいが歌っていたのが、このコロッケの唄(大正6年版)。wikipediaによるとコロッケの唄は、その後、昭和37年に浜口庫之助(五月みどり)版、平成版、令和へとなんどかリメイクされて歌い継がれてきたようだ。
大正時代のコロッケは、現代と違って、手ごろなお惣菜ではなく、東京などの洋食店でしか食べられない高級食品。この夫婦が富裕層であることがわかる。二番以降もあわせてみると、大戦後の好景気を反映し、一般投資家が増大した世相を色濃く映した、興味深い唄だ。
それはおしんの番外編。1983年放送当時の8月、おしんを演じていた田中裕子が過労静養のため撮影を中断せざるを得なくなった事態になって、急遽制作され、放送時間帯に15分ずつ6日にわたって放送された番外編「もうひとりのおしん」だ。これは、おしんと同時代を生きた山形や東京の女性に当時の話を聞くという番組。関東大震災前、おしんはラシャ問屋がつぶれたあと、子供服の店を田倉と始める。同番組では当時、日本橋横山町で子供服を始めたというおばあちゃん(放送当時90歳)の話を聞く場面がある。まさにこういう話を聞きたくて、わざわざDVDまで購入したのだが、見てよかった。
それまで和服に日本髪というのが当たり前だった日本人の服装が、洋服に変わっていったのは、関東大震災の後だといわれる。
このおばあちゃんはインタビューで「大震災があったでしょ、それからみんな裸になっちゃいましたから。それからだいぶん、服が変わっちゃいました」と答えている。この簡潔な一言に歴史のダイナミズムが凝縮されている。
おしんの物語では、田倉商会が時代を先取りする形で安価な既製服商品としての子供服のポテンシャルを見抜き、田倉の再起を賭けた。そのドラマの展開にリアリティを与えるインタビューだった。
もっとも、おしんは当初、夫である田倉竜三の羅紗問屋の事業失敗に懲りていて、大して商才もないのに夢ばかり大きい夫の行動が不安で仕方がなく、本当は手堅く地固めをしたい。子供服作業場の拡張には反対していた。だがやがて夫を信じようと思いなおし、夫の夢に賭けるようになる。
おしんのドラマは、10年に一度くらい再放送で目に留まって数話くらいずつ散発的にみていたのだが、今回、腰を据えて全297話をみていると、ドラマの演出がなかなか面白いことにも気が付いた。例えば、夫に商売の才能がない部分を自分の働きで夫婦の稼ぎをカバーしようと自分なりの仕事を始めて成功してしまう場面。プライドを傷つけられた旦那は「髪結いの亭主」さながら飲み歩くだけの怠け者になってしまう。夫を堕落させたのは自分だと気が付いたおしんは、あえて自ら稼ぐことをやめ、夫を立て夫がいつかまじめに稼いでくれるのを信じることにした。その結果、やがて今日明日の米に困るほど夫婦は追い詰められてしまう。田倉はようやく目が覚めて商人の道を諦め、勤め人として働きだすようになった。その様子をみて安心したおしんは、田倉商会の将来的な再興を目指して、子供服の商売のための子供服のデザインなどこつこつと準備を始める。おしんのデザインをみた田倉はおしんの才能を知り、いったんは勤め人として手堅く暮らそうとしていたのに、勤め人をやめて子供服の商売にまた再起を賭けようと夢を語り始めた。おしんに相談もせず勝手にミシンを購入したり、ひとを雇ったりとおしんを戸惑わせた。あげくは事業拡大のために借金をして工場建設をすると鼻息荒くしていう。
そんななか、ドラマの背景で、東京の街中で流れてくるのは「船頭小唄」。おしんの不安を象徴させる、にくい演出だと思った。
そして、大震災当日の朝、順風満帆で工場開業の祝賀を催す準備のさなか、田倉竜三の子供のころからのお目付け役である源じいが歌っていたのが冒頭の「コロッケの唄」だ。源じいは昼に発生した地震で亡くなってしまうので、源じいが幸せだった最後の瞬間だったといえる。その浮かれた雰囲気を、その時代の空気とともに、この歌はとてもよく演出している。
その後のドラマの展開は、田倉の本家である佐賀へ舞台をうつし、橋田壽賀子お得意の嫁姑地獄が待っている。
これ、原作のFUNA臭さを徹底的に脱臭してるんだよな。基本勘違い女子の無双伝みたいになってるんだけど、原作ではFUNA臭さというか、独特の風味(?)があるんだよ。
大筋のストーリーは継承しているけど、原作とは別ものなんだけど、こればっかりは正解だったと改めて思うわ。
それに対しいて、若干FUNA臭を抜いたのが「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」で、「ポーション頼みで生き延びます!」は原作に忠実……FUNA臭がそのまんまと言う感じなんだが、ちょっと見ていて辛いなって思うところがある。
で、いずれも原作からのファンで、もちろん原作も好きなんだけど、あれは活字だからよいのであって、そのまんまメディアの違いを考えずにやると駄目なんだよなって思う。
実は漫画がつらい。のうきん(略称)は、コミカライズが2種類ある。
漫画で見事にメディアの特性に合わせて昇華していたのがアーススターのねこみんと版コミカライズだったんだけど、これはねこみんと先生のご病気で途中で連載が止まってしまった。アニメもねこみんと版からのネタを結構拾っていた。
その後スクエニ発行のiimAn版がはじまったんだが、これは原作には忠実だったんだろうがメディアの違いを考慮してない感じがあって微妙。 作画もこれで金とるんかよこれってぐらいクソだったし
連載スピードだけが取り得だったけど、それも高速で打ち切りになって中途半端に終わっている。