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「加賀屋」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 加賀屋とは

2024-10-13

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く その4

https://anond.hatelabo.jp/20241010224911から続く

おしん物語根底を流れているのが、「恩」であり「仁義であるということをこれまでの感想でも書いてきた。おしんイコール辛抱する精神というイメージが広く流布するなか、金儲けに走った息子の根性を叩き直すために、田倉家を滅ぼしてでもライバル会社に利する行動に出た、という物語ハイライトは、意外にもあまり注目されていない。私も正直なところ、全話を通してみるまで知らなかった。

今回は、物語類型としての「おしん」をみてみたい。

流浪するおしん股旅物としての評価

おしんは一代記ものとしては、タイムスケールがとても長い。おしん1901年昭和天皇と同年に生まれた設定である

そしておしんが生きた少女時代から後期高齢者の83歳になった1984年まで、それぞれの時代があまりにも違い過ぎるので、1983年の田倉家のシーンから明治回想シーン時代を一気に2世代くらい遡るときタイムトリップ感が半端ない

1983年おしんが息子・仁を裏切って、並木商店への説得どころか、積極的大手スーパーへの並木土地の売却を進めてくれとお願いした背景には、並木商店隠居の大旦那並木浩太に対する並々ならぬ恩があるからである

それは、どのような恩だったのか。おしんは息子たちには何も過去を語ってこなかったので、仁には知る由もなかった。そもそも並木浩太とは何者なのか。

おしんも誤解されるのが嫌でそれまで息子には一度も語ってこなかった。しかし、前年の1982年17号店進出を知ったおしんが息子の行動を阻止しようとしたとき、仁は、それが母の初恋の人への配慮であることを悟る。そして、仁はいう。商売ってそういうものじゃない、「母さん、みっともないよ。」と。今風にいえばいい歳してエモいことを言い出してんじゃねえよと思われたのであろう。案の上、誤解されてしまったおしんであったが、なすすべなく工事は進み、ついに開店当日を迎える。おしんはこれまでの人生の回顧の旅に出るのである

おしんと人の縁

おしんと浩太のいきさつをかいつまんでかくのも、がっつり書くのもいずれもけっこうしんどいしかし、今回のテーマの「股旅物」がわかるように、ややガッツリ目に書いておこう。股旅とは、大正時代に生み出された物語類型ひとつで、一宿一飯の義理人情に従って流浪する物語であり、多くは渡世人やくざなどが主人公である股旅物の元祖長谷川伸は、その後の日本小説戯曲、そして映画テレビドラマに至るまで多大な影響を与えた人物である。「飢餓海峡」で知られる水上勉は、長谷川伸の「夜もすがら検校」を読んで作家を志したことはよく知られている。「夜もすがら検校」を発表したのは1924年である明治が遠く過ぎさり、大衆大正デモクラシー自由への過大な期待から人々が少しずつ醒め始め、もう一度生き方を見直そうしていた時代である

おしん回想シーンだけをみると、浪花節にあふれた、まごうことな股旅であるしかし、おしん物語面白いところは、浪花節陳腐化し、古臭いものになってしまった現代1980年代)と交差している点である

キーワード加賀屋への恩】

並木浩太とおしん最初出会いは、おしん16歳、山形酒田の米問屋加賀屋奉公へ来てから7年が経った頃だ。おしんは、加賀屋の跡取りの長女・八代加代と姉妹同然に育ちながらも、大奥様・八代くにからは、肉親の孫娘・加代よりも商売イロハから茶道裁縫など良家の子女としての教養を徹底的に教え込まれていた。このときにの指導によって身に着けたものの考え方や教養が、のちのおしん人生で役に立つのである。加代はというと、将来は良家から婿をもらって加賀屋をどうせ継がさせられる自分のつまらない運命うんざりしていた。絵画が好きだった加代は、東京で別の”自由”な人生があるのではと夢をみる少女だった。そんな折、農民運動活動家・浩太と出会った。酒田訪問した際、官憲の目を逃れるためにおしんとお加代に助けを求めたのが最初出会いであるおしんとお加代は同時に、浩太に恋心をもってしまう。大正デモクラシー時代だった。インテリかぶれした加代は平塚雷鳥の本を手元におき、人形の家を著したイプセンなどに憧れを抱いていた。当時、大衆のなかで勃興していた人権運動先進的だと中身もわからず憧れていたのである農民運動、カッコいい!加代は浩太の活動ロマンを感じて恋に落ちてしまった。一方、おしんは、土地を持たない小作農民の自立を助けたい、という浩太の純粋な思いに心を打たれていた。おしん小作の娘であった。小林綾子が主演した「おしん少女編」では、おしんの母・ふじが冬の川に下半身を沈めて妊娠中絶を図ったり、小作農民の悲哀がこれでもかというくらい暗く描かれていた。そしておしんは冬の川に入った母の姿をみて、6歳で材木問屋奉公へ行く決心をしたのであるいかだに乗って、母ちゃんと叫ぶ、有名なシーンのアレである

ともあれ、加代とおしんは同時に同じ男性に恋をした。そしておおらかで情熱的な性格の加代は恋心を隠すことができず、おしんに打ち明けていた。そしてやがて加賀屋の跡取り娘でありながら、何もかも捨てて浩太へ会いに東京家出してしまう。しかし、おしんは、奉公先の跡取り娘であるお加代様の恋を大切に思い、自分の思いはそっと封印した。一方の浩太は、東京に出てきた加代の猛烈な求愛を受け止めつつ(東京で加代と同棲までした)、本心最初からおしんが好きだったのである

おしんは加代の家出理由加賀屋に伝えることが忍びなく、おしん加賀屋から暇をもらって帰郷する。帰郷したおしんを待っていたのは、おしん女郎部屋へ売り飛ばそうとする父・作造と口利きの男であった。さら実家で目にしたのは、奉公先の製紙工場の過重労働健康を害し、肺結核で放り出され、今や死を目前にした姉・はるの姿であった。いまわの際に、はるは女衒に騙されそうになっているおしんを救うべく、自分の夢が髪結いになることだったことをおしんに告げ、東京の知人の髪結い師匠長谷川たかの住所を訪ねるように、伝えて息絶えた。

一方、加代は、浩太の心がおしんしか向いていないことを悟り、浩太のいない東京を去り、加賀屋を継いで見合い結婚する。

キーワード日本髪結いのおたかへの恩】

こうして、はる姉ちゃんが叶えなかった夢を託されたおしん東京へ出た。女郎部屋を売り飛ばそうとした父のいる故郷に心を残すものはなかった。髪結い師匠たかは、江戸時代から続く髪結いの昔気質職業観を持った女性だった。一人前になるための6~7年の下積みの苦労は当然であり、弟子には甘えを許さなかった。

しかし、大正という時代は、江戸から明治まで続いてきた日本髪の伝統の衰退期であった。大正浪漫とか大正モダンと言われる時代が到来しており、洋髪が東京流行し始めていた。おしんが修業している3年間の間に大きく時代が変わりつつあったのである

大衆身分から解放され、より自由髪型を求めるようになっていた。髪型をみれば、人妻なのかそうでないのか、はたまた、その人の職業身分がわかる、という時代は終わりつつあった。弟子入りなんてせず洋髪の専門学校をでて、理髪を仕事にする時代がきていた。おしんには洋髪のセンスがあった。たかおしん独立をすすめる。たかはいう。「昔は厳しかったんですよ。6年も7年も修業してやっと一人前になったら、それからまた、お礼奉公をして。10年近くもただ働きをして覚えたもんなんですよ。そんなことは今は通んなくなっちまったけど。やっぱりご時世ってもんですかね」。これは紆余曲折を経ておしんたかの元から独立し、その後、客先で出会った男性・田倉竜三と結婚挨拶たかを訪れたとき言葉である。その時、5人いたたか弟子はついにたった一人だけになっていた。

田倉商店を竜三の妻として支えるようになったおしんであったが、商売は順風ではなかった。おしん夫婦を陰で支えていたのはたかであった。田倉の経営が傾くと、おしんたかを訪れ、髪結いをして夫を支えた。たかもまた、洋髪の時代おしんの才覚を必要としていた。客商売は人の縁、ひととのつながりを大切にすることだと心に刻んだのはこの頃である

一方、田倉商店開店休業状態に陥るほど経営悪化していたが、おしん髪結いで稼いでいたので竜三はプライドを傷つけられ、すっかりおしんが稼ぎ出した金で遊び歩くようになってしまった。師匠たか相談すると別れちまえという。「ダメな男はどこまでいったってダメなんだよ」とすっぱり切り捨てるが、おしんは亭主をダメにしたのは自分だとと気が付いた。夫の更生のために妻の自分は黙って夫についていく姿勢を示すことを決意し、長谷川洋髪をやめることをたかに申し出る。稼ぎ頭のおしんに辞められるのはたかにとってもつらいが、受け入れる。やがて蓄えもつき、明日食べるコメもないどん底におちて初めて竜三は再起を決意する。しばらくは順調に田倉商店再生が進んで、おしん洋裁の才能も手伝って、田倉は子供服店を開店することになった。しかし、その直後、関東大震災おしん夫婦の夢を完膚なきまでに打ち砕いてしまうのである工場火災で焼かれ、絶望した竜三は「佐賀ゆっくり休みたかおしん佐賀はいいとこばい。。。」といって佐賀への帰郷の心を固める。竜三は大地主の三男坊なのである。こうしておしんにとって地獄佐賀編がスタートすることになった。

さて、佐賀に三男の嫁として入ったおしんを待ち構えていたのは、姑による徹底的な虐待だった。数か月もすると、おしん佐賀地獄から脱出を心ひそかに誓い、東京師匠たかのもとに、東京に戻りたいと手紙を書くのであるたかの元にいけば助かる、自分の腕一本で生きていると信じた。必死の決意で脱出し、やっと髪結いを再開しようとするも、さらなる不幸がおしん絶望に突き落とす。佐賀で夫に振るわれた暴力が原因で、右手の神経に麻痺が残ってしまっていた。髪結いを諦めざるを得なくなった。

こうしておしん流転の人生が始まる。屋台出店からまり故郷山形酒田と流れ流れ、ついに浩太の紹介で三重伊勢の魚の行商に落ち着き先を見出すのである佐賀に残った夫といつかは一緒になれると信じて手紙を書き続けるのである

キーワード:浩太の恩】

浩太の実家貴族院議員の父を持つ、太い実家だと先に書いた。しかし、浩太にとって本当のやすらぎのふるさとは、おばの伊勢実家網元のひさの家であった。浩太は、流浪人生を送るおしんを見かねて、伊勢網元をやっているおばのところに下宿し、行商を勧めるのである。これまで米問屋での奉公に始まり、ラシャ問屋子供服洋裁、洋髪・日本髪、農家の嫁地獄酒田の飯屋をやってきたおしんめし加賀屋は加代とおしんが切り盛りし、おしんにとって加代の元気な姿をみた最後の思い出となった。その職業遍歴に今度は魚売りが加わることになった。

伊勢に来て、笑顔を取り戻したおしん。竜三もおしん魚屋をやる決意をしてくれ、おしん人生好転し始めていた。

一方、加代の人生は、暗転した。加賀屋本体が夫の先物取引の失敗で負債を抱え倒産した挙句、夫は自殺してしまう。八代家の両親は過労で衰弱、入院費を工面するために加代は借金のかたに売春宿に沈められてしまう。両親は相次いで亡くなり、生まれたばかりの希望を抱えた加代をみて、おしんは救出を誓うが、借金の額に手が出せなかった。加代は翌日酒を煽って死んでしまった。希望は田倉で引き取ることにし、加賀屋の再興を果たしたい思いから、養子にはせず、八代苗字も変えなかった。

一方、浩太は長く続けてきた農民運動に行き詰っていた。治安維持法により、弾圧が厳しくなり、ついに6年間も投獄され、苛烈拷問の末、転向を迫られた。敗北者となった浩太は、心身の傷をいやすために伊勢のおばのところに帰るのである。すっかり引きこもってしまい、おしんとも口を聞こうとしなかった。やがて、浩太は実家の縁談に応じて、並木家へ婿入りすることになって静かな人生を送るのである。やがて少しずつおしんとも再び心を開くようになるまで十数年を要した。

田倉家では、雄、次男の仁、そして希望がすくすくと育っていった。雄は戦争で亡くなるが、戦後も仁と希望兄弟のように母おしん魚屋を支えていた。大人になった仁が商才を発揮する一方で、希望商売に向いていない自分を見つめ直し、自己実現のために陶芸の道を歩みだす。

屈折10年、陶芸師匠の元で修業した希望がようやく独り立ちできる時期が来た。そのときに、希望のための釜・新居の支援をしたのは浩太である。お加代さんとの縁を思い出してのことである。浩太は、折に触れて田倉家のおしんを見守るように生きていた。おしんセルフサービスの店に挑戦するときも、銀行からの借り入れにあたって、浩太は並木の自宅を抵当にいれてくれたこともあった。

股旅物を取り込んだ現代劇~義理人情は古臭い観念かという現代人への問いか

さて、長いことおしんの半生を振り返ってきたが、一旦冒頭の仁のセリフ1983年の場面)に戻りたい。

仁が17号店の出店を並木商店の近くに計画していることを知っておしんが反対したときのことである初恋のひとに迷惑がかかる?「母さん、みっともないよ。」というのが仁の反応であった。しかし、もし仁が母おしんの半生をもう少し知っていればそんな言い方はなかっただろう。おしんは人の恩に深く支えられて生きてきたのである。田倉スーパーの出発点となったセルフサービスの店にしても浩太の支援があってこそであった。

ここには、自ら築き上げてきたスーパー廃業も辞さなおしんの思いは、長谷川伸の「夜もすがら検校」で大切な琵琶を燃やしてまで恩に報いたい思いと通じるものがある。

ドラマ構成として興味深いのは、おしんの半生を、徹底的に(一年間のドラマの大半部分を費やして)一宿一飯の義理人情で「世話物」的に(つまり当時の生活感覚として)描いておきながら、おしん戦後現代にいたる高度経済成長おしん自身義理人情を忘れてしまたことに気が付く、というメタで重層的な構成であるおしんにしても、商売は食うか食われるかだ、という厳しい姿勢戦後を突っ走り、16号店までたのくらスーパー事業拡大させてきた戦犯なのである。それが今になって17号店は昔に世話になった人に迷惑がかかるから反対、はない。突然反対し始めた母を見た1983年の仁の目からは、義理人情なんて古臭いものだという感覚であり、母の物語は「世話物」ではなく完全に「時代物」なのである。大切なものを置き忘れてしまった気がしたおしん問題17号店開店当日、失踪する。この世話物時代物が交差する、ところもドラマおしんの魅力である

2024-09-06

名作といわれるドラマおしんをみたので感想を書く

6月から見始めたおしん。ついに最終回に到達した。全297話を一気見して感慨深い。おしん明治に生まれ大正昭和と激動の時代をたくましく生き抜いた女の一代記である

これまでも2019年頃に再放送された際に断片的にはみていたのだが、フルバージョンで通してみたのは今回が初。全篇を通してみて、いろいろと誤解していたことも多いことに気が付いた。

おしん」に対する誤解、それはおしんは辛抱する女であり、苦難に耐えて自らの努力と才覚で成功する立身出世物語であるという誤解である

全く違った。もちろん困難に負けないといった不屈の精神みたいなテーマもあるし、海外ではむしろそこが受けたのだろう。しかし、おしん本質はそこだけではないというのが全話みた感想である。豊かになるにつれ老害化してゆくおしんの姿は、立身出世物語ありがちな主人公聖人化とはむしろ逆行していた。

辛抱する女であるという誤解。

いや、もちろん少女時代奉公先での過酷な試練は、おしんイメージともなっているし、全編通して苦労が絶えなかったのは確かである。それに耐えようとする根性もみせた。しかし、おしん最初奉公である材木問屋からは逃亡しているし、佐賀豪農の嫁となってからは、姑の嫁いびりに耐えきれずに幼い一人息子を奪うようにして家出している。7歳のおしんが座木問屋で受けた仕打ちにしても、24歳のおしん佐賀の田倉家で受けたイジメにしても、視聴者から見るに堪えないとのクレームがあったほどのもので、おしんが耐えきれないのも無理はないものである特に壮絶だったのは、妊娠したおしんに対する佐賀の姑の仕打ち。まかり間違えば自分が命を落としかねない危険死産経験したおしんはついに、佐賀の家を離れ東京行きを決意する。朝ドラとしては、佐賀時代は1ヵ月以上もあり、視聴者にとってもきつかっただろう。なにせ毎日いびられ、佐賀時代おしん笑顔を見せることはなかったのだから。朝から気持ちを明るくさせるという朝ドラの使命を真っ向から放棄した凄まじく理不尽な展開だった。

後年、佐賀の姑・清を演じた高森和子は、こんなことを言っている。

佐賀編で、田中裕子さん演じるおしんをいびる田倉家の姑・清を演じた高森和子さんも「私はさほど厳しいと思っていなかった。きついといえばきついけど清から見たらおしんのことを我慢できない部分も当然あっただろうし。だからまれ役のつもりはなかった」という。ところが、まず舞台地の佐賀からどっと清に対する反発の声が上がった。「役者冥利に尽きるとも言えるけど、そんなに怒られると思わなかったので、最初は少し落ち込みましたね(笑)」。とはいえ高森さんもおしん役の田中裕子さんの熱のこもった演技に、いびる立場でありながら「あまりにかわいそうで」思わずしたこともあったようだ。(NHKアーカイブより)

さほど厳しいと思っていなかったという回想は、放送から40年後に、おしんを視聴した私にとってはむしろ衝撃である。なるほど、あの姑・清の行動にリアリティがあるのはそのためか。清の役柄を完璧理解してこその発言であるプロしかいいようがない。おしんの娘が死産した際、ほぼ同時に出産した娘・篤子には乳が出なかった。困った清はおしんの乳をもらえないかと頼む。清は授乳するおしんの姿に慈母観音をみる思いだと感動し、死産した娘に愛と名付けていたことを知った清は、自分の孫に愛という名前をもらうことにした。もとはと言えば、おしん死産は田倉家での嫁としての過酷な日々により体力が奪われていた結果である自分の孫に愛と名付ける姑の無神経さもさることながら、こんなところにいたら殺されてしまうという思いがおしん東京行きを決意させた。その際、一粒種の息子・雄を清の手から盗み取って、自立しようと家出するおしんを手助けしてくれたのは、田倉家長男の嫁・恒子。恐らく当時の日本全国の農家の嫁たち(視聴者)は恒子の行動に大きな共感をもっただろう。誰しもおしんのように行動はできない。つらくても長男の嫁として根を張って生きてゆくしかない。真の意味で辛抱する女は恒子である

おしんに対する二つ目の誤解は、自らの努力と才覚で事業家になった、というもの

これは半分は正しいが、半分間違っている。確かにおしんは、9歳から16歳にかけての酒田の米問屋加賀屋奉公した際、大奥から見込まれお茶料理裁縫などありとあらゆる花嫁修業のみならず帳簿の分析の仕方など商いのイロハを徹底的に仕込まれた。これは加賀屋を継ぐことになる孫娘加代が商売に何ら関心がなく、将来とても加賀屋を任せられない不安から、加代をバックアップしてくれる存在としておしんに期待していたかである

しかし、全編通してみると、おしんの才覚はむしろ夫の事業や息子の事業サポートするために発揮されていることがわかる。10代の頃に加賀屋奉公時代に培った経験は、のちに田倉商会の旦那結婚し、田倉商店を支えようとするときに力を発揮する。帳簿をみて夫の田倉竜三の経営能力の弱さを見抜いたおしんは、そのを不安を源じいと相談する場面がある。源じいは佐賀本家から三男・竜三のお目付け役として東京で同居していた使用である。夢ばかり膨らみがちな竜三の経営には源じいもハラハラしており、おしんの商才を見抜いていた源じいは、おしんが竜三坊ちゃんを支えてくれるもの安心していた。しかし竜三は甘く世間知らずだった。田倉商店詐欺あい、あっけなく倒産してしまう。

田倉の再起をかけておしんは自ら稼ぐことを考えた。おしんは手先も器用だった。17上京した当時、日本髪に弟子入りした経験から、出前の洋髪を始めるとたちまち客がついた。一方、竜三は堕落した。会社員の月給の何倍も稼ぐようになったおしんしり目に、竜三はカフェを飲み歩く日々。完全に髪結いの亭主化してしまう。日本髪のお師匠さんに相談すると離婚してしまえと助言を受けるが、ここでおしんのとった行動がすごい。夫を再起させるために、自ら稼ぐことをやめてしまうのであるおしんが働くのをやめ、ついに貯金がつき、明日の米を買うお金も無くなった。お金が尽きたとお師匠さんに報告した際にいったタカ言葉ダメは男はどこまでいってもダメなんだよ」は自分の胸に突き刺さっていたい。どん底理解した竜三はプライドを捨て勤め人として働きだす。それからおしんは、再び商売を始める竜三に対して、どんなに商売センスがなくても温かい目で見守ることにした。先行きに不安でも、それを表には出さずヨイショを欠かさなかった。夫と一緒ならどんな苦労でもすると明るく振舞う。黙って俺についてくればいいんだと竜三に言わせることで、おしんは夫の背中を押していた。やがて子供服需要に目をつけ、竜三は工場建設に乗り出すも、関東大震災で多額の投資をした工場は瓦解、田倉商店の夢も泡と消えた。失意の竜三は佐賀に帰ろうと言い出す。そもそも三男坊である竜三は実家資金東京事業を始め、失敗し、夢破れて、太い実家をあてにして舞い戻ってしまうような根性なしだった。前述のおしん佐賀地獄はここから始まる。

それから数年、佐賀地獄から幼い息子を連れて脱出したおしんは、東京山形転々とし、最終的に伊勢に落ち着き、魚屋として地道に商売をする日々が続いた。いずれ夫と家族ともに暮らせる日を夢見て。最初の3年は一人で魚屋を切り盛りしていたおしんっだったが、夫の竜三から手紙を出せどなしのつぶて。そんな折、有明海干拓の夢破れた竜三が、満州で一旗揚げると別れの挨拶にひょっこり伊勢に現れた。渾身のタックルで、逃げようとする竜三をつかまえるおしんの演技は、天才女優田中裕子のすごさがわかるシーンである。竜三は自分には甲斐性がないことを承知していた。おしん行商した金で店を開くのに亭主面して乗り込めるかと、あくま干拓に拘っていたのであるしかおしんには会いたい。干拓の夢破れた自分を恥じて、おしんに顔を向けられない。おしんに見つかった途端に逃げ出してしまう竜三。そんな旦那にしがみついて、プライドを捨てて魚屋から一緒にやり直そうと説得するおしんの行動には、ある意味、全篇通して変わらないおしん本質がある。田中裕子の猛烈なタックルをみるだけでも「おしん」を見る価値がある。マイベストシーンといってもいい。

やがて伊勢根付いて20年が経ち、この伊勢の小さな魚屋軍部お抱え業者としての水産加工工場にまで事業拡大させたのは竜三の手腕である

しかしそれも敗戦でなにもかもを失い、夫は自殺する。

竜三と長男・雄を戦争で失い、おしんはもう一度魚屋として再出発する。魚屋を手伝い始めたおしんの息子たちはやがて魚屋アメリカ式レジを導入したセルフサービスの店に転換しようと奮闘する。それがのちのたのくらスーパーの出発点となった。今日ではどんな店でも当たり前のレジによる精算が当時は画期的な仕組みだったというのも興味深い。それまでは品物の中央に座りザルをぶら下げて、商品の受け渡しと代金の受け取りをするのが一般的だったのである

魚屋として地域に根差し、身の丈に合った商売をしたかったおしんは当初は反対していたくらいであり、事業原動力となったのは次男の仁であるおしんは夢ふくらむ仁の行動に不安を覚えつつも、その後の事業拡大を支えていたのは間違いなくおしんであった。しかし、情熱をもって会社リードしていたのはおしんというより次男の仁であったというのは間違いない。

こうしてみてくると、おしん実業家として全く野望を持っておらず、本心は堅実に地域根付いた商売をしたかっただけである

おしんに対する三つ目の誤解は、おしん立身出世成功物語であるという誤解である

極貧の小作の娘から、女一代でスーパー16店舗をかまえる地域実業家になった、というのは筋としては間違ってはいない。しかし、大正戦前戦後とその時代時代おしんがしてきたことは、成功しようと夢見みて危険なかけにでる夫や息子の行動を冷静に分析し、正しく軌道修正しようとすることであった。事業拡大をしようと竜三や仁がいうときおしんはいつも反対してきた。これまで大切にしてくださったお客様など義理人情を捨ててまで商売をしようという考えはおしんには全くない、ある意味とても保守的人間であり、実業家によくある野心家では全くなかった。野心家は夫の竜三であり、その血を引いた次男の仁のほうだった。

もちろん、おしんにはおしん商売に対する信念があった。それは人のつながりを大切にすることであり、恩を大切にすることであるおしんは昔から自分を育ててくれたり支援してくれた人たちへの恩を忘れず、いつでも義理人情に生きようとする人なのである

大正時代に縫製工場を拡大したときも、従業員をこき使おうとする竜三に、社員健康福利厚生の大切さを説いていたおしん。ここにはかつて製糸工場結核になったおしんの姉・はるが使い捨て同然に実家に戻され亡くなった経験がにじみ出ている。伊勢魚屋店舗を構えることになったときおしんはお世話になったお客様を忘れず、なかなか行商をやめようとはしなかった。

またおしんをめぐる当時の関係人物にはそれぞれやはり、一宿一飯の恩義という観念がつよく働いていた。それを象徴するのが、息子・雄の戦友である川村である。雄は南方戦線で亡くなってしまうが川村は戦友に報いるために自分が取得した駅前土地を田倉家に譲渡するという行動に出る。そしてなんといってもおしん人生最大の恩人は16歳のとき初恋相手・浩太である。浩太にとってもおしんは恩人であり、かつ激動の時代を共にしてきた戦友のような存在だった。

おしん物語は、事業家としての成功の一代記というより、ひとの縁と恩を大切にする人生観がより胸に迫ってくる物語である。いってしまえば浪花節である。いやそもそも成功などせず、ほぼ失敗して物語は終盤に向かう。その失敗についても、その救済についてもいろいろと誤解していたことがわかった。

https://anond.hatelabo.jp/20240908082812(その2)へ続く

https://anond.hatelabo.jp/20241010224911(その3)へ続く

2021-03-22

私がどっちだっけ?ってなるもの

呪術かいせん?せんかい

ラップやるやつ…ヒプノシス…ヒプシノスマイク…?

加賀屋で復帰したのって加賀?賀屋?

宮下草薙どっちがどっちだ…?

・うちの近くにあるハンバーガー屋、モスだっけ?ロッテリアだっけ?

みんなのどっちだっけ?ってごっちゃになるやつも教えてね!

2020-04-18

多分7年前から戦艦土佐オタクだった

艦これは秋イベが終わる直前ぐらいから始めた。

それまでは東方オタク幻想郷の与太話をこねくり回しながら、ボカロを聴いたりラノベを読んだりするライトオタクだった。

最初にハマったのはてんたつだった。そこからながむつに言って、球磨姉妹に紅魔館一家みたいな実家感を感じながら、

徐々に増えていく自分鎮守府キャラクター

そこで、赤加賀にハマった。

具体的に言えば空母赤城空母加賀にハマった。

ツイッターグダグダ萌えるカプの話をしながらデジタル雑踏で深夜徘徊するのも日課になった頃、ツイッターの夜で出会ったのはなりきりアカウント群だった。

なりきりチャットとかは、噂程度に聞いたことはあった。

なりきりスレおもしろ半分に数回観測した程度。

からそういう文化と相性悪いのかな。って思いもしてたけど、ガチレズ大井bot正規空母赤城さん、ヘタレ加賀自分をいい感じのオタクにしてくれた。

最初の方にあった瑞阿武は未だに喉の奥に引っかかっている感じがするし、大井の部屋とか、ドスジャギィ金剛のこととかが今書いててとても懐かしい。

ヘタレ加賀伝説になったし、ちょっとだけカムバックしてくれた時は本当に熱いものが込み上げた。

ボットの中身さんはオルタの方で元気だし、身の方は色々と成功?されてるみたい。

慢心さんの方もちょっと横目に観測してたけど、結局中の人のことは知らず終いって言ってたのが(幻覚じゃなければ)ずっと心の何処かに突き刺さってる。

今のV文化も好きなんだけど、いまいちいかけきれない。

自分おたくとしてのあり方と、いまいち波長が合わないんだと思う。

んだけど、かえみとの、2018年8月時点で私たち終わってたかもしれないんだよね。っていう配信だけは、観測したし、おもいものが胃の中に落ちてきたし、そのフレーズ空気感言葉にできないものをずっと咀嚼してる。

どうあがいても、中に入っていけないし、入っていく気もない。

コミュニティとか界隈とかクラスタとか、そう言ったものの一歩外側でずっと眺めてるだけのぼっち、で、感傷マゾ

ヘタレ加賀加賀屋万筆堂の「白い涙がきこえない」は結局プレビュー版をDLしたっきりで本編は永遠に買い損ねたままだし、EEAAの姫ってつまりこういう。は永遠に焦がれたままだ。

繋がってないようで自分の中では繋がってる話を戻す。

ありえたかもしれない可能性。もしかしたら失ってたかもしれない可能性。

そういうのが好きだ。

オタク(お宅)も、そういうの、好きだろ?

しかしたら今の形にまで至ってなかったかえみと。

そいういう可能性の上に立って今の存在観測できている

そんな寂寥。

戦艦土佐っていう概念とのファーストコンタクトは、艦これをやりだして、元になった艦船wikiを足がかりに各種資料とかを漁り始めたまさにそんな時だった。

ありえたかもしれない可能性。

でも、そうはならなかった存在

感傷マゾ的にど真ん中に突き刺さった。

あるいはありもしない存在に(ゲーム的には実装されてない存在に)感情ベクトルを向けるゲームキャラ。っていう構図に、どうしようもなく心を惹かれたのかもしれない。

案の定マイナージャンルで、でも、業の深いオタクがエモくて重い作品を書いてくれてて。

そんな本を求めてコミケの会場中を探し歩いたりもしたけどそれはまた別の話だ。

どうしようもなく惹かれて、でも公式(艦これ)では未実装のまま。

ガワが固まりきらないキャラ輪郭っていうのは、そこが抜けた鍋のように、注ぎ込んでも注ぎ込んでも、いつまで立っても何かの形を結ぶことはなかった。

とは言え、そんな与太話をこねくり回しているのはそれはそれで楽しかったけど。

キャラの基盤を知ってるから、その流れでアズールレーンもやるようになった。

エンタープライズの夢女子として、いい感じに捗っている。

アメリカメイン?だからびっくりするほどキャラが多いけど、それぞれちゃんキャラが立っててすごいなーと思いながら、のんびり気長にプレイしてる。

戦艦加賀と、戦艦天城が実装された時には悲鳴をあげた。

何かの記事で、中には土佐名前も見受けられるから、いつかは。というのは思っていたけど、まさかそっちから来るとは。

って感じだったし、天城も土佐も履修済みの身としては、失った片割れを重ねて疑似姉妹ごっこっていう構図は随分とそそるものがあった。

今回、やっと土佐実装された。

基盤になるものはすでに履修済み。

加賀戦艦の2番艦。

起工日、なんていう今となっては意味の薄い日の話は置いておいて。

加賀が一月早く進水したけど、すぐに建造中止、2年ほど待って、身を作り変えるという決定を受けた側と、何もなさぬままに沈めと自決を言い渡された側と。

戦艦加賀が持ってた仮面土佐に受け継がれてて、非常にエモくなった。

つのたむけだったんだろうか。

その辺りも、これから本編(というかイベントストーリー)で実装してくれるんだろうか。

いつまでも形を持つことのなかった自分推しキャラ受肉して、めんどくさいオタクたちの感情ベクトルが向かったり向かなかったりすると思うと、

からクワクが止まらない。

どちらかといえば、そんな感情を食べて生きている側だから

そういえば最近だと夢見りあむお気持ち表明採点bot感情を食ってるって公言してたっけ。

あそこまで突き抜けてこそないけど、原作をぶつけられて吐かれる巨大感情が美味しいから、インターネット徘徊はいつまで立ってもらやめられない。

土佐のアレコレソレが溢れるインターネットを待っている。

2019-10-27

常識クイズ!どれだけ分かるかな?

  1. 川島 田村 →(    )
  2. 川島 城野 →(    )
  3. 橋本 中野 →(    )
  4. 河本 井口 →(    )
  5. 河本 井上 →(    )
  6. 石田 井上 →(    )
  7. 太田 田中 →(    )
  8. 遠藤 田中 →(    )
  9. 山根 田中 →(    )
  10. 清水 和泉 →(    )
  11. 清水 竹内 →(    )
  12. 三村 大竹 →(    )
  13. 村本 中川 →(    )
  14. 中川 中川 →(    )
  15. 千原 千原 →(    )
  16. 田村 田村 →(    )
  17. 設楽 日村 →(    )
  18. 徳井 吉村 →(    )
  19. 徳井 福田 →(    )
  20. 中西 西田 →(    )
  21. 中山 松野 →(    )
  22. 西本 浅田 →(    )
  23. 松本 浜田 →(    )
  24. 松本 島田 →(    )
  25. 松本 加賀屋→(    )
  26. 萩本 坂上 →(    )
  27. 増田 岡田 →(    )
  28. 濱口 有野 →(    )
  29. 兼子 北野 →(    )
  30. 板倉 堤下 →(    )
  31. 高田 小森 →(    )
  32. 光浦 大久保→(    )
  33. 後藤 福徳 →(    )
  34. 後藤 岩尾 →(    )
  35. 伊達 富澤 →(    )
  36. 塚地 鈴木 →(    )
  37. 天野 鈴木 →(    )
  38. 三浦 鈴木 →(    )
  39. 中田 藤森 →(    )
  40. 石塚 石井 →(    )
  41. 石塚 恵  →(    )
  42. 石橋 硲  →(    )
  43. 石橋 木梨 →(    )
  44. 内村 南原 →(    )
  45. 岡村 矢部 →(    )
  46. 宮迫 蛍原 →(    )
  47. 山崎 山里 →(    )
  48. 小木 矢作 →(    )
  49. 浜谷 神田 →(    )
  50. 大谷 大地 →(    )

2015-07-03

ぼったくられて3ヶ月経ちました。


新宿歌舞伎町で2人で20分呑んで260400円でした。

「新宿歌舞伎町で2人で20分呑んで260400円でした。」から一日後

を書いた者です。



4月のあの日、

この街は悪が100%勝ちだ、ダメだ(涙目」と震えて帰ったものです。


あれから約3ヶ月が過ぎ、

6月下旬の一斉摘発で、俺がやられた店にもガサが入り、

昨日の警視庁新宿区商店街連合キャンペーン

走ったようで。やっと本腰が入ってきたなと。


同僚から「アフィで儲かったんじゃないのぉ?」と

冷やかされますがなんせ匿名ですし・・・一銭も。


この期間でここまでの顛末を拝むことになったことに

間違った表現ですがある意味「感慨深い」です。


失ったゼニをいまさら取り返すのも徒労なので諦めるとしても

100%負け」では終わらなかったのが意外でした。


イタい思いはしないほうが良いですが、

思ったことは書くもんだなと改めて思い至る次第です。

備忘録として以下、俺主観時系列をまとめます


==============================

時系列振り返り:

==============================


・4/7夜、ぼられた。


・4/8未明増田投稿

 4/8午前中の段階でホッテントリに挙がっていて職場で手が震える。


・4/9、増田追記、エゴサーチ開始(汗

 複数まとめサイト転載?され出す動きを知る。

 一部まとめ/バイラルサイトネタロンダリング具合を垣間見る

  →ぶコメ2chスレ風に変換して記事化とか


新宿青島弁護士の日次更新レポートを見て被害実態驚愕・・・。

 「活況のど真ん中に、バカな俺は何故か、テンプレのような手順で

  アホなことをしてしまったんだ、これ」と猛省の日々。


・4/中旬、一人で黙っていることに堪え切れず複数同僚に漏らすと

 「・・・見た、それ、ネットで・・・、そんなバカ奴が居るんだと」

 「って、え、お前?・・・大丈夫?いろいろと」

 「一緒にいた友人って○○さん?(同僚)」

  →十数名と話して一様に上記反応で電脳世界情報共有力に恐怖

   ついでに○○さんとそんな印象が付くほど呑んでいるのかと反省


・4/17

 歌舞伎町新宿コマ劇場跡地に「TOHOシネマズ新宿」が開業

  →浄化が始まることを期待


・4/23夜、hagexさんらと現場検証

・4/24AM、hagexさんの記事がupされる。

 はてな匿名ダイアリーで26万円ぼったくり被害を書いた人間は私の友人でした。hagex-day-info 2015-04-24

  →「訓練された人間」の撮った写真はすごいなと驚愕するばかり。


・5/5午後:

 複数の友人から立て続けに

 「今すぐ、yahoo!トップを見ろ!」「お前やっちまったな!」

 と揃って興奮した様子の連絡を貰い困惑する。

 →魚拓:言われてとりあえず取ったトップ画面


 弁護士ドットコム記事を見て以下

 一瞥目「俺は何も聞いてないよ!?」
 二瞥目「タイトル詐欺ジャン!!」
 三瞥目「さすがに、上戸彩ドラマでのロケットおっぱい記事には勝てないか」


・6/12夜:

 懲りずに歌舞伎町散歩。22時過ぎなのにあの交番前がさっぱりしてて

 いつもの警官3名と別にでっかく「POLICE」と書かれた赤ちゃんちゃんこ

 着た応援と見られる人が5人も立ってて「もしかしてなにか変わったの?」とよぎる。


・6/16:

 一斉摘発の動き:

 →ソースが軒並み削除されてますね・・・(汗

  ・歌舞伎町ぼったくり 11人逮捕(2015年6月16日(火)掲載) - Yahoo!ニュース


・6/25:

  ・新宿・歌舞伎町 ぼったくりキャバクラ3店摘発(2015/6/25、TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース

 →おおおおおおお、あの店もガサが入ったのですね!!!


・6/29:

  ・歌舞伎町で支払いトラブル最多のキャバクラ店摘発(2015/6/29、TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース


・6/26、東京弁護士会ぼったくり被害110番」開設

  「ぼったくり被害110番」夜の歌舞伎町に弁護士が常駐 「10分で解決」のケースも (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース

  →3ヶ月前にお会いしたかった!!!


・7/2:

 警視庁新宿区での「撲滅キャンペーン」開始

  新宿・歌舞伎町でぼったくり撲滅訴え NHKニュース (2015/7/2)


イマココ



あとがき

とわいえ、ぶコメなどで頂いた「呑むな」「行くな」「付いて行くな」「払うな」「逃げろ」「アホは死んでも治らない」など数々のご指摘の通り

不要気持ち雰囲気で身の丈に合わない飲み方はしないものだなと反省しています

ぜひ、皆さんの周りの「呑み過ぎそう」な方に一言ボラれるなよ?」、とヒヤリハット共有して頂けると幸いです。



------------------------------

ブコメへの返信:

id:hagex 警察もがっちり調査してハズレ無しで攻めるんでしょね

id:ncc1701 ええ、ホントそうですね、身に沁みます

id:sabacurry 酔っ払うことそのものがスキだらけなのでなおさらですね、信頼、大切です。

id:IthacaChasma 何よりも皆さんの「関心を持つ」力だと。

id:okemos 万歳!とは行きませんが、気持ちのケリがつきました。

id:honeybe ざす!

id:sds-page 「ここはあなた死ぬところじゃない・・・」バタリ

id:QJV97FCr 図星を振り切り、ネット界隈=身近に起きた出来事として(苦

id:Sediment 運が悪い、いや、飛んで火に入るなんとやら・・・(涙目

id:migurin なんちゅー!!!お金が欲しければ○沢ウイングさんに相談し(略

id:kash06 見ず知らずにもかかわらず労いのお言葉、忝く。

id:sukekyoアリーナ席」良い比喩ですね、でででもどんだけプレミア!?(滝汗

id:c_shiika ○○さん本は9割方「ニュー加賀屋」で管を巻く話になってしまうので来世にでも。

id:hironove食べログ」あたりにキャバクラレビューが書けると淘汰できそうですね。

id:sona-zip ええ同意です。市民は彼らを動かすための「泣き所」を押える必要を感じます

id:kingworld ´ω`)ノ

id:takeson なるほど。しわ寄せ出ちゃいますね。

id:RondonZoo TV報道「今後、警戒を強化する」と言います法律が変わるワケでもなく今回の見せしめ摘発で大人しくしろよと言っただけですね(汗

id:prdxa 聞くところ、シネコン契機で浄化が始まって捕まる限界までぼったくりまくるハラで居たようです。そりゃムチャもするなと。

id:kazoo_oo お酒は控えめに。遊ぶときパイセンを盾に(ぉぃ

id:peperon_brain このあとの歌舞伎町がどんなところになるのか気になりますね。

id:blueboy 良い知見を有難うございます。これ読んでれば・・・。

id:uunfo ほんと、当局一連の動きは、なにキッカケだったのかと。

id:repon いたちごっこで終わらないことを祈ります

id:hate2hate オレみたいなユルい人が居る限り、そうですね・・。

id:cyberglass 金額が・・・(滝汗 いつも高速ブコメに敬服いたします。あと、ご自愛ください(汗

id:ahmok ぃぇぃぇ、これからもお気をつけください、(俺がですね(汗

id:mats3003 怖くてまだ行ってません。大阪トリプルレットカードなる店も気になってます

id:type-r 客側が変わらない限り、あっちは姿形を変えて間違いなく来ますね。

id:vinyufi そう言って貰えると、この邪悪な魂も救われます

id:kurotora-kun ペンの脇に立っていたというか。ネット集合知ならでわと。

id:asus-sonicmaster hagexさんに鼻で笑われてしまうので出直したいと思います



2014-08-05

【理研・笹井氏自殺】遺書は秘書の机に2通、現場に3通 「心身共に疲れていた」 理研が会見 - MSN産経ニュース

 加賀屋氏は、遺書のようなものは、少なくとも秘書の机の上に2通あったほか、笹井氏が自殺を図った現場に3通あったと聞いていると明らかにした。あて名については、現時点で公表を控えるという。

笹井氏自殺:遺書のようなもの少なくとも4通 理研が会見 - 毎日新聞

 笹井氏は自殺したものとみられており、遺書のようなもののうち、1通は人事課長と総務課長宛てで、笹井氏の秘書の机の上に置かれていた。遺体の近くでも3通が見付かっているという。その他の宛先や内容について、加賀屋室長は「現状では答えられない」と述べるにとどめた。

以上が広報記者会見ソースの記事

以下が記者会見と別ソース

理研:笹井芳樹副センター長が研究棟で自殺 現場に遺書 - 毎日新聞

カバンに3通の遺書、1通は小保方氏宛て

イキナリ鞄の中改めたんか、とか。「小保方氏宛て」とか。感想変わるよね。

2014-07-17

常識クイズ!どれだけ分かるかな?

  1. 川島 田村 →(    )
  2. 川島 城野 →(    )
  3. 橋本 中野 →(    )
  4. 河本 井口 →(    )
  5. 河本 井上 →(    )
  6. 石田 井上 →(    )
  7. 太田 田中 →(    )
  8. 遠藤 田中 →(    )
  9. 山根 田中 →(    )
  10. 清水 和泉 →(    )
  11. 清水 竹内 →(    )
  12. 三村 大竹 →(    )
  13. 村本 中川 →(    )
  14. 中川 中川 →(    )
  15. 千原 千原 →(    )
  16. 田村 田村 →(    )
  17. 設楽 日村 →(    )
  18. 徳井 吉村 →(    )
  19. 徳井 福田 →(    )
  20. 中西 西田 →(    )
  21. 中山 松野 →(    )
  22. 西本 浅田 →(    )
  23. 松本 浜田 →(    )
  24. 松本 島田 →(    )
  25. 松本 加賀屋→(    )
  26. 萩本 坂上 →(    )
  27. 増田 岡田 →(    )
  28. 濱口 有野 →(    )
  29. 兼子 北野 →(    )
  30. 板倉 堤下 →(    )
  31. 高田 小森 →(    )
  32. 光浦 大久保→(    )
  33. 後藤 福徳 →(    )
  34. 後藤 岩尾 →(    )
  35. 伊達 富澤 →(    )
  36. 塚地 鈴木 →(    )
  37. 天野 鈴木 →(    )
  38. 三浦 鈴木 →(    )
  39. 中田 藤森 →(    )
  40. 石塚 石井 →(    )
  41. 石塚 恵  →(    )
  42. 石橋 硲  →(    )
  43. 石橋 木梨 →(    )
  44. 内村 南原 →(    )
  45. 岡村 矢部 →(    )
  46. 宮迫 蛍原 →(    )
  47. 山崎 山里 →(    )
  48. 小木 矢作 →(    )
  49. 浜谷 神田 →(    )
  50. 大谷 大地 →(    )
 
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