はてなキーワード: 婚礼とは
いよいよ外も秋めいてきていろいろなものが繁忙期になる頃だ。
観光やイベントで人がいろいろな場所へ出歩き私がいる婚礼業界も例外ではなく今年の秋は3年ぶりに盛大に結婚式が行われる会場がたくさんある。
しかしそこで問題になってくるのがどこの業界にも発生している人手不足についてだ。
仕事があっても人がいなければなにも進められず血眼になって現場を回すスタッフを探す。
繁忙期の人手不足は慣れているので様々なツテを頼って人をかき集めているが出来上がったそのチームは素人に毛が生えた程度だ。
秋に結婚しきをあげてはいけない理由もそれで察する事が出来ると思うが、せっかく長い時間かけて準備した人生一度きりの大舞台を良い季節と良い日に行いたいと設定したのは秋の大安。
だがそんな日に結婚式をあげたいと考えている人は日本中にいる。
今年でいえば10月22日(土)がその日で業界は久しぶりの繁忙期として人員を補強しているところは夏前から求人や広告を出していた。
現場はやっとみつけた素人に毛が生えただけの人物を事前に数回研修を受けさせただけで入れていく。
とりあえずその日の現場に穴を空けず撮影してあれば後でなんとか出来るし素材さえあればいかようにも出来るのだ。
そうして秋の繁忙期は過ぎていく。
秋に結婚式をあげてはいけない理由は、せっかくの晴れ舞台を素人集団の仕事で終わらされてしまうから。
そんな大切な思い出を素人に任せられるのだろうか。
「フリーのカメラマンは会場をよくわかってないから頼んじゃダメだよ」
第七条 美容師は、美容所以外の場所において、美容の業をしてはならない。ただし、政令で定める特別の事情がある場合には、この限りでない。
第四条 美容師が法第七条ただし書の規定により美容所以外の場所において業を行うことができる場合は、次のとおりとする。
一 疾病その他の理由により、美容所に来ることができない者に対して美容を行う場合
二 婚礼その他の儀式に参列する者に対してその儀式の直前に美容を行う場合
三 前二号のほか、都道府県(地域保健法(昭和二十二年法律第百一号)第五条第一項の規定に基づく政令で定める市(以下「保健所を設置する市」という。)又は特別区にあつては、市又は特別区)が条例で定める場合
お花ちゃんは早くに両親をなくしたけど、祖父母やおじさん夫婦に可愛がられ
成長すると村一番の器量良しの性格良しになった
とお花ちゃん祖父が名乗りを上げ、やる気満々だった庄屋と取り合い
そこへ「自分がやる」とお花ちゃんおじも名乗りを上げたそれが婚礼直前のこと
しまいには誰が一番お花ちゃんを可愛がったかをお花ちゃんのことをどれだけ知ってるかの暴露合戦に
いつまでも婚礼が始まらないので、誰が高砂を歌うかを花婿と花嫁に決めてもらうことにした
が、お花ちゃんは暴露合戦の内容に顔を真っ赤にして何も言えず、太作さんは隣で必しに笑いをこらえている 集まった村人は大爆笑
このままでは埒が明かないとお代官に決めてもらうことにした 話を聞いたお代官も大爆笑
結果は庄屋が歌うことで話は着いたとか
「やはり人徳だな」
何しろ2才の時にう○ちを漏らし、怒られると思ったか食べてしまい、でも口に詰まってばれた(見つけたのは先祖)とかそういう話を言い合っていたそうだから
そして律儀にそれを書き残した先祖よ・・
※ネタバレあり。
アニメ制作はここまで完了していて、続きはまだ制作中なのかな? とりまアマプラでは12話で一旦最終回っぽい。
物語の舞台は古代中国っぽい感じ。世界は上中下の三つの世界に別れている。最上階が神々の国、中間が人間界、最下層が鬼の世界。
主人公のシェ・リェンは元は人間界生まれの王子様で、だから「太子殿下」というあだ名で呼ばれている。太子殿下は二度天界に上がり神官となったものの、諸般の事情で二度とも追放され、人間界に落とされた。祖国はすでに滅びていたので、太子殿下は廃品回収をして糊口をしのぐことになった。
そして800年後、彼は三度目の飛翔をし神官に返り咲いたが、神官としての名声は地に落ちきっており信徒もいない。しかも飛翔をしたときの衝撃でうっかり器物損壊をしてしまったため、多額の賠償金を払わなければならなくなった。
そこで太子殿下はまた人間界に戻り、人々の抱えている問題を解決して徳(いいことをすると貰えるポイントのようなものらしい)を稼ぎ、賠償金を払うことに。そして自分を祀るお堂を建てて信徒を増やして神官としてのレベルUPをはかることになった。
……というあらすじらしい。間違ってたらごめん。
原作はBLなのだけど、主人公の太子殿下が受けで、攻めは後に家出少年の三郎(サンラン)として登場しレギュラー入りするが、実は1話の終わり辺りで既に登場している。
中国ではBLは規制対象のため、このアニメ『天官賜福』も非BL作品として造られているが、規制の網の目を潜ってちょくちょく萌をぶっこんでくる。
まず、第1話でギャグの体で主人公太子殿下が花嫁衣装を着、攻めが婚礼衣装のような真っ赤な服(たぶん普段着だが)を着て合流、太子殿下をエスコートして事実上の結婚式を挙げてしまう。
その数話あとから攻めは家出少年三郎(サンラン)に扮し、太子殿下が自分のお堂を作るのをお手伝いをしてそのまま居候になる。事実上の新婚生活の開始である。
ヤベェ、中国思った以上にフリーダム。日本だったらBL作品という時点でスポンサーが着かなくてアニメ化自体が成功しないのにね。
中国では一般の人々も老若男女問わずに知ってるくらい人気のアニメなのだそう。人気があれば原作がどスケベだろうが別に構わないのだろうか。まあ、私は原作読んだことないからどスケベなのかどうかは知らないけど。でも同作者の『魔道祖師』は読んだが、今時の日本ではなかなか見ないタイプのどスケベ小説だったょ……。
異文化の国からやって来たアニメなので、設定がよくわからんのはある程度仕方ないと思うのだけど、それにしたってよくわからない。
とくに砂漠の中にある半月国に行ってからというもの、本編が実質14分くらいしかなくて、前回までのあらすじと本編後の中国無形文化遺産の紹介に尺を食われまくっていたのは、一体なんなのだろう?
本国版からして既に制作スケジュールの問題か何かでグダグダになっていたのか、それともアマプラ配信用に強引に尺を詰めたらああなったのか。そこら辺の事情を私は全く知らないんだけど、なんかもっとこう……なんとかならなかったのかな! ストーリー訳わからなさすぎて、萌えを楽しむどころの話ではなかった。
それでもTwitterを見ると「今回は泣いた」とか感想を述べている人々がおり、あれでよく感動できたな、それとも私がおかしいのか? と首を傾げてしまった。
最終回の12話のエンディングは映像がきれいで良かったが、もっぱら既出場面の再編集であるので、すごいとは言えない感じだったな……。
ちなみに、中国の規制は日本よりも厳しげというイメージを漠然と持っていたけど、そんなことはなさそう。原作では首吊り死体として登場する人物が丸太にくくりつけられた状態での登場に改変されていたり、キョンシーの群れを屠ってお肉の塊にする場面は暗転して、肉塊は見えない所に片付けられていたけど。一方、普通の人間が殺される場面はわりと普通に流血して死んだ。
魔道祖師もだったけど、ストーリーに支配者階級の政権争いや政治腐敗が絡んできて、それを社会のはみ出者の主人公が暴露いていく物語だったりするので、中国でそういうのがセーフ扱いされているのが意外だった。
ただし、『天官賜福』では支配者階級は「神々」で人間は下界で人間の国を成しているし、『魔道祖師』も人々の上に立つのは政治家ではなく仙道を修行する修士達なんだけど。
ともあれ、原作小説の日本語訳が早く出版されるといいな。面白そうだから。
オシラサマ思い出した
Japaaanマガジン 歴史・文化 なんと馬と結婚した女性の末路…「遠野物語」より、オシラサマのエピソードを紹介
@2019/08/18
世の中は実に広いもので、結婚と一口に言っても人間同士とは限らず、イルカや抱き枕など、様々な相手と結婚した方のニュースにふれると、愛情の形は実に色々あるものだと実感します。
と言っても別に昨日今日の話ではなく、日本でも人間と人間以外のパートナーが夫婦となったエピソードが残されています。
そこで今回は柳田國男『遠野物語』から、オシラサマの話を紹介したいと思います。
あまりに馬が好き過ぎて……
むかす、あったづもな(昔、こんな事があったそうだ)。
とある農家に一人娘がおりまして、気立ても器量もいいのに、年頃になっても縁談を断り続けていました。
あまりの事に、将来を心配した父親がその理由を糺したところ、娘はなんと「おらァ、ウチの馬と夫婦(めおと)になりてぇ」などと言い出します。
この申し出には父親も仰天しましたが、確かに以前から、厩(うまや)に一人で籠もって馬に向かってずっと独り言を続けている様子を目撃していました。
確かに馬は昔から、単なる家畜ではない「家族」だけれど……(イメージ)
馬といるのが何でそんなに楽しいのかと訝っていたら、なるほどそんな眼で見ていたとは夢にも思っていませんでした。
「バカもん!お前を永年、手塩にかけて育てたのは馬なんぞにくれてやるためじゃない!」
父親として当然の思いを伝えると、思い切って遠野城下へ出かけていきます。
「……お前が『馬と夫婦になりたい』などと言い出すのは、村にロクな男がいないからに違いない。よぅし、これからお町でこれ以上ない好青年との縁談を取りつけてきてやるから、楽しみに待っておれ!」
父親が出かけてしまうと、娘は馬と夫婦になりました(具体的なやりとりについては割愛されています)。
馬の首に縋りついた娘が……
さぁ、娘が馬と「夫婦になった」ことを知った父親は、烈火の如く怒り狂います。
「おっ父ぅ、やめてけろ!」
懇願する娘も顧みず、父親は馬を裏庭にある桑の木につるし上げ、斧でその首を叩っ斬ってしまいました。
「あぁ……何てむぞい(かわいそう)!」
娘が叩っ斬られた馬の首に縋りついて泣いていると、どういう訳か、馬の首ともども飛んでいってしまったそうです。
たった一人の大切な娘を失った悲しみに暮れていた父親は、ある晩不思議な夢を見ました。
「おっ父ぅ、親不孝な娘でごめんなぁ……その代わりって訳じゃあねぇんだども……」
「裏庭の桑の木で、私たち夫婦を彫ってお祀り下されば、きっと功徳がありましょう」
自分たちの結婚を認めて欲しい……そんな娘の思いに、とうとう父親も折れて馬と娘の像をお祀りするようになりました。
その像は桑を削った棒の先端に顔を彫り込んだ素朴なもので、幾重にも布を着せて支えるのですが、どういう訳か迷い事などある時には馬の顔がどちらかへ向いて「お知らせ」してくれるので、いつしか「お知らせ様」と呼ばれるようになり、それが転じて「オシラサマ」として今日に伝わっているそうです。
どんどはれ(昔話などで「おしまい」の意)。
役目を終えた婚礼道具たちをメルカリで手放そう。場所も取るし。と決意してひと月が経ったが、全く手放せそうにない。
仕事の合間に吟味選定してひとつひとつ揃えた苦労と、すべてを揃えあげたらどんな式になるのか想像して眠れなかった楽しさと、無事に本番当日を迎えられて大切な人たちの前で役目を果たせた喜びと、まだお別れできそうにない。
道具は何も語らないが、ひとつひとつに「お幸せに」と作った人の願いが込められているような気がして、私はその願いにずいぶん背中を押されて、なんとか心折れずに準備を進められたのだ。
役目を終えた今もまだ、心細くなったときは道具箱の蓋を開けて、励まされている。
特別な一日のためにあつらえられた道具たちの気高さ美しさ清らかさに、特別じゃないふだんのまいにちを引き続き支えてもらっている。
あぁ、私は生きていていいんだ。幸せを望むことを肯定されているんだ。あたたかい。結婚してよかった。https://medium.com/@pminu997/videa-hd-kuty%C3%A1k-%C3%A9s-macsk%C3%A1k-3-a-mancs-parancs-2020-teljes-film-magyarul-online-videa-2489f2179bac
役目を終えた婚礼道具たちをメルカリで手放そう。場所も取るし。と決意してひと月が経ったが、全く手放せそうにない。
仕事の合間に吟味選定してひとつひとつ揃えた苦労と、すべてを揃えあげたらどんな式になるのか想像して眠れなかった楽しさと、無事に本番当日を迎えられて大切な人たちの前で役目を果たせた喜びと、まだお別れできそうにない。
道具は何も語らないが、ひとつひとつに「お幸せに」と作った人の願いが込められているような気がして、私はその願いにずいぶん背中を押されて、なんとか心折れずに準備を進められたのだ。
役目を終えた今もまだ、心細くなったときは道具箱の蓋を開けて、励まされている。
特別な一日のためにあつらえられた道具たちの気高さ美しさ清らかさに、特別じゃないふだんのまいにちを引き続き支えてもらっている。
子供時分に商店の倅だった者だが、コロナ騒ぎを見ていて、またいくつかの店が飛ぶ
と思うと胸が痛い。こういうことになると、だいたいギリギリでやってたところが、
卸との間に支払いが滞ったのか、棚がどんどんスカスカになっていった。主人は
確か脱サラした細身の男で、東京六大学を出たとかで、田舎にしてはしゃれた柄物
のブラウスとか扱っていたが、最後空っぽのガラスケースに囲まれて、家賃も
払えなくなっても、店の真ん中の椅子に座り込んで、立ち退こうとしなかった。
なんか最後、何人かスーツ着た男の人が来て、連れていったそうだ。
・手を広げて夜逃げした贈答品店
中元歳暮や婚礼などの進物を扱う店で、郊外のロードサイドにも店を出すなどして
羽振りが良かった。倅が小学校の同級生だったので、家に呼ばれてよく遊んだ。
おやつに皿に乗った紅茶が出て、ブルボンとかの透明な袋に入ったお菓子が添えて
あるのが衝撃だった。ある日突然店が閉まってスッカラカンになった。親父に聞くと
手を広げすぎて、以前から経営は良くなかったらしい。自慢のキャラクター付きの
自転車が店の前に放置されていたのが生々しく、記憶に残っている。学校の噂で
大阪の方に行ったと聞いた。
これはうちも迷惑を被ったので、よく覚えている。親父も、工事の代金を踏み倒されて
あの野郎と、怒りまくっていた。以前から、支払いが渋いことで商店連中の間では有名
だった。小さい娘とその弟がいて、店のカウンターの端っこで二人並んでよく勉強してた。
ある時、地元のチンピラともめたのか、普通の定食屋だったのにガラの悪い連中が入り
びたるようになった。そんで一気に客足が遠のいて、潰れた。問題は潰れる直前に取込み
詐欺みたいなことをやって逃げた。高価な食材や機器、家電などを馴染みの店に注文し、
届くと同時にドロンした。親父は大家と一緒にシャッターをこじ開けてなかに入ったが、
めぼしいものは持ち去られた後で、残っていた子供の目覚まし時計を持って帰って
暁の薄光、絡みつく葦の藪、もう動かない重い体、迫り来る野猿の牙
もう助からない――覚悟を決めた私を救ったのは、遠方から刺す一本の矢だった。
髪を凛々しく結い陽の光を背に弓を持った彼女は
※ ※ ※
彼女は私に歩み寄りながら話しかけてきた。綺麗な長い手が差し出される。
ティアラはそう言って本当に可笑しそうに笑った。
「じゃあタワヤミア(か弱い女の子の意)。みんなからそう言われてるし」
「ふぅん、じゃあこれからヤミアね。そう呼んでいい?よろしくね」
そう言ってティアラは私の手をとった。
帰り道の空はもう明るく、風も柔らかい。
あんなに恐ろしかった葦の大草原も、ティアラと手をつないていれば何も怖くなかった。
※ ※ ※
男性顔負けに馬を駆り、弓を引けば国一番の腕前、おまけに血筋は首長の娘だ。
それでいて決してお高く止まったりはしない。
国に来たばかりの私にも気さくに接してくれた。
「かっこいいよね…」ティアラの話になると、
機織りのときさえ時折手を止め話をしはじめ、よく怒られる。
「身近にあんな人いたら結婚する気なくなるわ…ハードルあがるもの」
婚礼の祭りは毎年、春分の日が過ぎた最初の新月の晩に行われる。
暗闇の中、年頃の男性たちが夜通し歌い踊り続け、
朝の明けるのを待って最も技巧みとされた男性から順に気に入った女性に声をかける。
※ ※ ※
今日はいつもの凛々しい結い髪ではなく、髪をおろし化粧を施した
大人の女性の姿だった。赤々とした夕日に映える、美しい姿だった。
話をしたくなった私は、櫓に這い登った。
「そろそろ大人の格好もしなきゃって婆ちゃんがね、婚礼の祭りもあるし」
ティアラは照れながら言った「変でしょ?」
「ううん、おしゃれしたティアラもすごく綺麗!」私は本心からそう言った。
「ティアラもお祭りに出るんだ…どんな男性が来るんだろうね。ドキドキするな。」
「ふふ、ああいうのって大体相手は決まってるのよ。特にあたしみたいに堅苦しい血筋だとさ。今年は海の民が踊りにくるじゃない?あそこの男と結婚するよ。」
その話を聞いて私は正直驚いた。海の民といえば荒くれ者で有名で、
人を招けば国を奪いに来ると警戒されていた。彼らと祭りをするとは。
「ほら、こないだ向こうの国から来たお嫁さんが3人、みんな女の子を産んだじゃない?あれが和解の印になったのよ。優しい女の子が生まれたから、侵略の意図はないんだって。」
「ええ、何かおかしくない?それ、あらかじめ『女の子が生まれたら海の民に侵略の意図はない』って言ってから生まれたのならわかるけど、順番逆ならなんとでも言えるじゃない…」
「ヤミアのゆーとーりだね。あたしもそう思うよ。」ティアラは寂しそうに言った「でもしょーがないじゃん。首長の娘が我儘言うとみんなが困るんだし。」
ティアラはふと欄干に足をかけ、夕暮れに矢を放った。いつもの凛とした所作だった。
「もう弓遊びも終わり。あたしも大人にならなくちゃね。」
そう言って櫓の梯子を降りていった。あたりには薄墨色の夕暮れ空だけが残っていた。
矢の行き先はわからない。
※ ※ ※
ほどなくして海の民の男性たちが国にやってきた。7日7晩逗留し、
「海の民、ガサツで嫌い…」ワカピルミアは口を尖らせた。「畑荒らしたり、そこらじゅうでお酒飲んだり…こないだ神殿で酔っ払って吐いたんだって。」
「まあ、風習の違いとかあるんじゃないの?」私は答えた。「畑とか手伝いたかったけど間違っちゃったとか。」
「おしゃべりをやめなさい!」
またワカピルミアが怒られた。私にとばっちりが来ないように目を伏せて機織りに勤しむ。
「綺麗どころがいっぱいじゃねえか!家に閉じこもって何してんだい?」
天井から大声が響いたかと思うと上から人馬が舞い降りてきた。否、人馬ではない。総面の馬皮の衣装を纏った海の民の男性だった。
機織り小屋は騒然となった。ワカピルミアは恐怖のあまり足腰も立たなくなっている。
私もどうしたらいいかわからず、あちこちを右往左往するばかりだった。
「無礼者!」凛とした声を張って助けに来てくれたのは、やっぱりティアラだった。
喉元に突きつけ組み伏せた。
ティアラが凄んだ。その時、後ろから声が聞こえた。ティアラの祖母、大婆様だった。
「大婆様…でも、こやつは機織り場で狼藉を…」
「だからといってあなたも乱暴をするのですか?嫁入り前の娘でしょう?」
ティアラはしぶしぶ立ち上がり、男性を開放した。男性は立ち上がるとティアラをしげしげと見つめた。
「元気のいい女は嫌いじゃないぜ?お前が首長の娘か?気に入ったよ。」
「俺は海の民の首長の子、ツツァ。祭りでは俺の踊りを見てくれ。」
ツツァと名乗った男性は、小屋の出口に向かいながら言い放った。
「惚れ直すぜ。」
※ ※ ※
婚礼の祭りの前日、酒を出し鶏と豚を屠り、国中が大忙しだった。
夜もふけると男性たちの踊りが始まる。海の民たちはもろ肌を脱ぎ帯をほとんど腰下まで押し垂れ、情熱的に踊る。ほとんどの観客は、普段の海の民の狼藉を忘れ夢中になって見ていた。
特にツツァの踊りは自負するだけあって力強く美しく、ティアラも本当に惚れ直すのではないかと思った。
そういえばティアラはどこにいったのだろう。夜更け過ぎから姿が見当たらない。
あたりを見回すと、松明を持って広場の外れに行く姿が見えた。
私は直感した。ティアラだ。祭りの真っ最中に何をしに行くのか、追いかけた。
行先は薄暗い洞窟で、ティアラは石扉を閉じて閉じこもってしまった。
「ヤミア?追いかけてきたの?」扉の向こうでティアラが答えた。「今は一人にして…」
「何言ってるのよ、あなたがいないとお祭りが終わらないじゃない。」
「でも」ティアラが聞いたこともない弱い声で答える。「ツツァと一緒に暮らし続ける自分が想像できない…」
石扉の前で私は立ち尽くした。もう夜が明ける。ティアラがここにいるとみんなに伝えるべきだろうか。
※ ※ ※
時が過ぎ、一人また一人と異変に気づいた。
そろそろ夜が明ける頃なのに、空が暗いままなのだ。
いつまでも明けぬ朝を目の前に、国の人々は誰彼となく噂をはじめた。
異変にはツツァも気づいていた。悪い噂に負けぬよう、一層情熱的に踊る。
しかし、その横でもうひとり、力強く踊る者がいた。
桶を伏せ足を踏み轟かせ、背をそらし高らかに歌い踊る。あたりは暗く、何者かはわからない。
みなはその者の踊りに夢中になった。
不吉な噂を忘れ、誰もが今宵の一番の踊り手を決めた時、日は東の空の中空からわずかずつ姿を現した。奇跡が起きた。みなはそう信じた。
「日は昇った!嫁を貰い受けに行く!」一番の踊り手は高らかに叫ぶと、
ツツァは目を凝らし一番手を見た。まだ薄暗く姿ははっきりと見えないが
洞窟の中にティアラは座っていた。いつまでもこんなところでいじけてはいけない。
それはティアラ自身がわかっていた。夜が明ける前に広場に戻ろう。そんなことを考えていた矢先、
扉の向こうから再びヤミアの声が聞こえた。
「ティアラ、出てきて。みんなが待ってる。ツツァより美しく、情熱的な踊り手があなたを迎えにきたよ。」
外は薄明るく、ようやく人の姿がわかるようだった。
開けて見えたのは、海の民の男たちのように胸をはだけ、帯を腰下まで垂れたヤミアだった。
「私が踊ったの。みんな私が一番だって認めたわ。」
一番手を追いかけ洞窟の前にたどりついた観客達は騒然となった。
あの激しく、美しく、情熱的な踊りを踊っていたのは、海の民ではなく、
まして男性ですらなく、か弱いタワヤミアだったのだ。
「ヤミア、あなたが踊ったの?!」ティアラは思わず声をあげ、そしてたまらないという表情で笑いはじめた。
「どうして笑うのよ…」
「まさか、あなたがこんなことできるなんて…もうあなた、タワヤミアなんて名前似合わないわ。今度からウンツミア(迫力のある女の子の意)とでも名乗ったら?」
「それもいいわね」私は今までで一番力強い笑顔で笑った。そして、ティアラの手をとり洞窟の入り口を出た。
「ねえ、ウンツミア。朝ってこんなに明るいのね。それにあんなに恐ろしかった洞窟への道も、あなたと手をつないていれば何も怖くないわ。」
ティアラは私にそう言った。私も同じ気分だった。
多大なるインスピレーションを与えてくれた id:guinshaly のブコメに感謝
オリエンタルランドなら、現行ルックでハーバーリハとか、スペシャルフォトの撮影までやって、新しいハーバーショーで「新しいコスチューム(ニュールック)ですよ!」って出すのかと思ってた。
ニュールックが初めて世に出たのは、上海開園前の関係者向けグリだった。インスタグラムが初出。2016年4月のこと。
当時から「ミッキーとミニーの顔が変わった!」と話題になってたよ。ただ、あくまでもコアなファンの間だけで、一般層まで情報は広がらなかった。
2016年6月に上海ディズニーランドが開園して、ニュールックが正式なものに。この段階から、いわゆるアンチニュールックの人たちはいた。
「上海はディズニー社の悲願。ローカライズしただけでは?」っていう見方もあった。だけど、アナハイム、香港、パリ、そしてフロリダに続々とニュールックが導入されていく。
アウラニやクルーズラインでも、どんどん切り替わっていった。フロリダは現行・ニューを併存させていたけど、これはヘッドの数が全然違うからね。「もしかして、フロリダは残すの?」なんて声もあったけど、結局はグリも全面切り替えに。
そして残ったのが東京だった。
切り替え時期としては、2017年3月のシー15周年終了が一番のタイミングだったと思う。私も絶対に、ここで舞浜にニュールックが来ると思ってた。例年は3月末日までの年パスデザインが、年度途中で変わるって予告されてたし。
だけど、イベント終了日の深夜、なぜかハーバーで「ファンタズミック」のリハが行われたんだよね。リハ自体は珍しくないんだけど、実はこのとき船にはミキミニも乗せてた。
今から考えると、「イベントが終わっても、ミキミニの顔は変えないよ」っていうメッセージだったのかもしれない。ただの私の妄想かもだけど。
そりゃ、いくらマーケティングが下手くそ(だと思われている)オリエンタルランドだって、SNSであれだけニュールックが叩かれてたら、導入を迷うでしょ。
だけど、オリエンタルランドはフランチャイズ。ディズニーに言われたら、まず拒否はできないはず。
しかも、キャラクターのヘッドって、日本製じゃなくて、アメリカから買ってるって話も。もしニュールックしか売ってくれなかったら、導入するしかない。そうだとしたら、少しずつファンに導入を匂わせるやり方を取るはず。
新しいショーのプレス向け素材は現行だったけど、本番始まったらニュールックでした!なんて、フロリダみたいな事したら、大炎上だからね。
まず始まったのが、実写グッズの大量投入。そしてディズニーホテルの貸し切りグリ。オリエンタルランドとしても、実写グッズが売れるのは分かってるはずだから。
次にタイミングだったのが、2018年4月のランド35周年イベント。ドナデジのヘッドが変わったのは、ランド20周年イベントだったし、可能性はあった。35周年が始まる前に、ニュールックが舞浜に納品されてるって噂もあったし。
だけど、ここでは導入されなかった。ランドのアニバーサリーイベントは儲かるし、地方向けのプロモーションも大々的に打つ。20周年のときのドナデジみたいに、ポスターは現行、現場はニューってことにしたら混乱しちゃうって考えたのかも。
そして、35周年イベントでも、実写グッズの大量投入。ウェブからミキミニに関係する画像の削除。TDSイースターのコンセプトアートが、明らかにニュールックを思わせるデザイン。年パスのデザインが、実写からイラスト柄へ。
オリエンタルランド以外にも、ディズニージャパンもニュールック浸透に力を入れてた。
ミッキーのお誕生日企画で、京都に行ったのもニュールック。オンアイスはフランチャイズ扱いだけど、管轄はディズニージャパン。だからミキミニも早い段階で、ニュールックに切り替え。
ミニーの日企画で、ニュールックのミニーちゃんが雑誌に登場。こうやって考えてみると、かなり慎重に進めているよね。
さて、シーのハーバーショーは、ニュールックを導入することが決定。あとはグリーティングと他のショーをどうするのか。
終演とリニューアルに合わせて変えていくのが、一番現実的だと思う。もうすぐ終わるワンマンに、ニュールックを導入するとは思えないし。
一番みんなが気になってるのは、婚礼・ホテル宴会・バケパグリの3つかな?婚礼なんて、日本人がアメリカでミキミニの顔にクレーム付けて、トラブルになってるくらいだからね。ミリアルも今から戦々恐々じゃないの?
たぶん、今のパンフレットで契約してる人は、現行ルックでやると思う。だってトラブルになって、支払い拒否されたら大変だもん。舞浜にとって、一番の重課金ゲストですから。
さて、どうなることやら…。
TwitterとかFacebookの公式投稿見てると、リプ欄が荒れ放題。まあライト層にとっては、新幹線のN700SとN700Aを見極めるような感じかね。熱心に通っている人じゃないと、違いなんて分からないと思うよ。
最後に、私が敬愛する人のウェブサイトのリンクを貼っておきます。
中山道みたけ館の「みたけのお嫁入り」展を拝見してまいりましたわ
江戸時代から昭和あたりまでの御嵩町の婚礼についてまとめられていました
結納が何度も使い回され、最大で六回にも達したことが興味深かったですわ
1933年の婦人倶楽部では嫁入り道具が744円(現在の300万円)で、
1928年の御嵩の商家竹屋が次女の嫁入りに要した費用が4270円(現在の1700万円)でしたわ
公民館での結婚が試みられた時代もあって写真や道具が残っている点が興味深かったです
それと銃後の生活のミニ展示もあって、棒の先にホタテ貝をつけただけの「杓子」には戦慄しましたの
そのはずですわ
チェリオのメロンソーダを買った自販機があったタバコ屋のカウンターから
山際の竹林の繁り方が危ういですの
くちくりんしてやりますわ、一本残らず!
前回です
もう何年も前の話ですが、私は学生時代にアイドルをしていました。
たくさんのファンの方に応援していただき本当に感謝をしていますが、どうにもモヤモヤするというか、腑に落ちないことがあるのでここに吐き出させてください。
それは30~50代にもなってメンヘラなおじさんがあまりにも多いということです。
・病弱アピおじさん
私が公式のSNSで「インフルエンザのため公演はお休みします、ごめんなさい」と書くと「僕は不治の病でもっと辛いです」「おれなんて入院を勧められた!」と謎のアピール。
全然伝わってねえ~~!!
ことあるごとに「おれ理系だからさ」「法学部卒としては…」とマウント取るおじさん。
・実家凸おじさん
最終公演の日、家を出たら玄関に佇んでてびびった。
通報すればよかった。
・ネットストーカーおじさん
アイドルを卒業して社会人となり何年も経った頃にプライベートのSNSを探し当てられた。
内容は「よくも裏切ったな!!お前を殺して僕も死ぬ!!」「思い上がるなブス」「リスカなう」など。
戦慄した。
「アイドルは大変だね、変な客も相手にしなきゃいけなくて…おれはいつでも話聞くよ、今度プライベートで会おう?」
ウザい。
アイドルと付き合えるなんて期待しないでください。
対価を払わないのにかまってもらえるとは思わないでください。
自分は他のファンとは違う、アイドルとの距離が近い特別な存在だと勘違いしないでください。
適切な距離で見守ってください。
長々と読んでくださりありがとうございました。
その時付き合ってた人が色々と難点が多く、踏み切れずにわかれてここまで来てる。
つい先日、少しいいなと思う人がいたけれど、収入が自分よりも少し下回りそうな生活が見えて残念だけど疎遠に。
この間飲んだ勢いで結婚して専業主婦で元スイーツな感じの人にどんな人なら結婚出来るのとか絡まれたんだけど、
結局はお金だよなー。
記念日にちょっといいご飯食べたいのに、相手の財布を気にしなくてはいけないのは本当惨めな気分になる。相手の分が出せるけど、自分の生活も平均的な金額なのでそこから何かを犠牲にしないといけない。
もし自分が即金でマンションが手に入るような生活をしていれば気にならないのだろうけど、残念ながら社会人としては平均。
かといって高すぎるのも引け目を感じそうだけど、こうも悲しい気分にはならない気がする。
その子は収入8桁の旦那さんと仲良くやってるし、相手に乗っかってて平気なタイプだからこの価値観はきっと理解できないと思う。
まあそんな事を思ってにある程度の収入はね、と答えたけど、お金だけじゃないよ。。みたいな事を言うんだよね。カネなんだよ。
この年で平均的な金額が持てない人ってのはお金以上に知識や職場を見極める能力や将来に対する対策も考えられないとしか思えないんだよ。
誰かと一緒にはいたいし、居たらいたで窮屈があるのは当然だけど、最初から見えている悲しさを取り除くのは当然のことではないんだろうか。
https://anond.hatelabo.jp/20171208065942
イエスが現代に現れて三日目、西野カナの結婚披露宴があり、イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。
ぶどう酒が足りなくなったので、 マネージャーがイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。
しかし、マネージャーはバンケットスタッフたちに、「この人があなた達に何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。
そこには、鏡割りに使われる樽がたくさんおいてあった。
いずれも5升入りの樽である。
イエスが、「樽にストロングゼロをたくさん入れなさい」と言われると、バンケットスタッフは近くのコンビニでストロングゼロを買い占めると、樽にストロングゼロを満たした。
イエスは、「さあ、それを披露宴会場のウェイターのところへ持って行きなさい」と言われた。
このストロングゼロがどこから来たのか、水をくんだバンケットスタッフたちは知っていたが、 世話役は知らなかったので、花婿を呼んで、言った。
「だ、だれでも初めに、ぶ、ぶどう酒に良いものをぶどう酒を出し、 酔いがまわったこ、こ、ころに、おったのを出すんだが、あなたはえらい!ほんとえらい!良いぶどぶど、ぶどう酒を今まで取って置かれてほんろうにえらい!」
「いいえ、それはストロングゼロです。」