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「恋愛」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 恋愛とは

2024-12-19

6年間好きだった女が結婚して、人生敗戦処理になってしまった

M-1霜降り明星粗品が『しょうもない人生!』なんてツッコミをした時、お笑い好きの俺は他人事のように爆笑したが。

まさか自分人生がそうなるとは、なんたる皮肉であろうか。


その女への恋愛感情自覚したのは、霜降り明星M-1を制覇する少し前のことだった。

世間を知らぬクソガキではあったが頭だけは良かった俺は、公立校あるあるの『ガリ勉を虐める文化』を見事に喰らい、中学校までまともな青春を送れていなかった。

高校に上がってからも、そこまで高校偏差値が高くなかったせいか、頭が良いことはあまり評価されなかった。『なんかめっちゃ頭良いらしい』とだけ認識される、教室の片隅でオタクと駄弁っている男子しかなかった。

…………しかしある時、平均身長以下の小さな同級生は、面識も無い俺にこう言ったのである

『頭良いって聞いたよ!?勉強おしえてよ!!』

冷静に考えて。

幾ら友達の友達とは言えど、クラスも違えば部活も全く違うし、何なら会話すらしたことの無い程生きる世界が違う人間に、勉強を教えるという労働を頼み込むなど、常軌を逸している。自他境界イカれている。

しかし、何故かその反応が心地良かった俺はそれを承諾し、勉強を教え始め。

―――気付けば、俺の周りには人だかりができるようになった。

そして、それを通した会話や、彼女が切っ掛けで生まれ人間関係に揉まれていく中で、俺のコミュニケーション能力人間力が向上し、友達も交友関係も大きく広がり。

2年に上がる頃には、もう学年全体に名も性格も知られる存在となり。

終いには、『お前が間違いなくこの学校の中心人物だ』と教師に言われる始末。

味方など何処にも居なかった苛められっ子のガリ勉デブは、青春謳歌するガリ体型の優等生へと進化していたのだ。


さて、そんななろう小説みたいな人生を送ってきたとなれば、その元凶たる彼女に恋をするのは、オタク兼元陰キャとして当然の流れだろう。

高校3年の秋。2年間友達だった彼女が、俺の悩みを聞くやいなや自分のことのように泣き、共感してくれた事を切っ掛けに恋愛感情自覚し。

いつかお前に告白するぞ、なんて思い。








―――気付けば、6年経っていた。

そして。

彼女SNS上での結婚報告により、俺は人知れず敗北を悟った。


要因はいくらでも考えられる。

大学に入ってから物理距離がかなりあったこととか、連絡を取る頻度を減らしすぎたとか、やっとの思いで漕ぎ着けたデート勇気を出せなかったとか。或いは単純に顔が平均以下だからか。

ここ2年はまともに会うことも無く、心の何処かでは『どうせ無理だな』と半ば諦めていたから、こうなることは理解できる。

ただ、理屈では理解できても、感情では理解を拒んでいる。

彼女に相応しい男である為に、死ぬほど努力をした。

垢抜ける為に、ファッションヘアスタイル研究した。

経済的に豊かになる為に、猛勉強して某医学部医学科まで上り詰めた。

その中でも1番取れたらカッコいいなんて思い、リスカする程精神を追い詰めて勉強し、学科内で主席になった。

恋愛経験を積む為に、彼女を好きだという感情を抑圧して、複数女性と付き合った。

そして、彼女との関係を進める為と心の中で言い張って、交際相手を何人も振った。


その全てが、たった今水泡と帰した。

明確な敗北なのだ。これは。

どうやら俺は、行動原理の大半を知らず知らずのうちに『彼女に相応しい人間になり、いつかこ恋愛成就させる』ということに割いていたと、今になって思う。

そして今、その行動原理―――或いは生きていく意味が無くなった今、俺の人生敗戦処理へと切り替わってしまった。

周りから見たら俺は成功者なんだろうが、いま俺は自分のことを敗者としか思えない。

顔も名前も知らぬ彼女旦那をとやかく言うつもりはない。

何故なら俺は敗者なのだ

幾ら年収やらスペックやら社会的地位やらで優れていても、俺は彼に負けたのだ。

敗者が言えることなど、無い。

だがしかし、時は止まってくれない。

今日も、愛か憎悪か分からない感情が渦巻くことを感じながら。

俺は勉強部活にと、いつも通りの大学生活を送っていた。



そんな中、部活で頑張りすぎて吐いた後輩の為に、息を切らして飲み物を買いに行った。

「こういう他人の辛さに共感できる優しさは、お前から学んだんだよ」

なんて思って、届かない星を見上げた。

…………この言葉を言いたい相手に、もう手が届くことは無いんだなと、切なさを覚えながら。

モゼーラ・リリアノのW友情エンド久しぶりに目指したけど日数足りなくて出来なかったゲソ

モゼーラは好愛はガンガン上がるけど好友上がりづらいゲソ

主人公の振る舞いが「かっこいい・頼れる」ところでも好愛上がるし

「かよわい・守護りたい」な感じでもピコンピコン好愛上がるんだよな

好友上がるツボが難しい

モゼーラはチョロい恋愛脳と革命烈士両方の面を併せ持つ♠

しか革命烈士な面は好友を上げないとなかなか出してくれない

そう簡単に烈士面見せると処刑されちゃうしね

リリアノは「かっこいい」だと好友が上がり、「かよわい」だと好愛が上がるのでそこはわかりやす

でもイベント優先順の問題でW友情エンドに必要イベントを中々開けず日数足りなくなる

10代でプレイした時はモゼーラもリリアノも萌えどころがわからなかった

リリアノは17歳の息子がいる36歳バツイチ一人称「我」の女ってのが今でも上級者向けだけど

モゼーラはとっくに年上になった今見ると可愛いでゲソ

モゼーラの部屋に行って秘密文書の写しを読む下り、印愛高い主人公はムラムラしてると思うでゲソ

W友情恋愛は両立できないところが辛いでゲソ

お得感のあるAIエッセイ

大学でできない相談、それは日常の中で意外にも多くの人が抱える悩みの一つだろう。友人や教師に話すのが恥ずかしい、あるいは理解してもらえないのではないかと感じてしま相談。それは、学業や進路、恋愛人間関係に関するものからもっと個人的で深刻な問題まで様々だ。

たとえば、進路のこと。大学に進学しても、時折自分が本当にやりたいことがわからなくなる。周囲が進んでいく道を見て、自分も同じように進まなければならないのではないかというプレッシャーに押し潰されそうになる。しかし、そんな不安友達に話してみても、意外と「どうしてそんなに悩むの?」といった言葉が返ってくることがある。彼らにとっては当たり前のことが、自分にはすごく大きな壁に感じられる。それが「できない相談」の一因となる。

また、家庭の問題大学では話しづらい。親との関係や、家庭の経済的な状況が心配であっても、家族迷惑をかけたくないという気持ちから、それを話すことができずにいる人も多い。家族や親しい友人に相談するのは難しいが、それでも何とか解決しようと悩む日々が続く。さらに、大学生活という新しい環境にいることで、普段は強く振る舞っている自分が弱さを見せられずに、孤独を感じることもある。

このように、「できない相談」は個人問題社会的プレッシャー、あるいは他者との関係性の中で深まっていく。大学学問知識を深める場所であると同時に、精神的に成長する場所でもあるが、時にはその中で相談できないことがある。だからこそ、どうしても話せない悩みを抱え込んでしまう人々への理解が、もっと広がってほしいと願わずはいられない。

これから少子化対策・・・10の提言

1.少子化対策第一歩は“恋愛結婚から

 ☆ 少子化の背景にある恋愛結婚にまで視野を広げて政策対応を図る。

2.若者安心して家族をもてるようにする

 ☆ 家族形成可能就労経済的自立への支援など包括的若者支援に取り組む。

3.妊娠家族形成に関する認識を深める

 ☆ 学校段階から妊娠不妊治療について正しい知識を得られるようにする。

4.厳しい経済情勢の今だからこそ働き方を変える

 ☆ 仕事生活調和させるメリハリのある働き方に向け具体的行動を起こす。

5.幼児教育と保育の総合的な検討

 ☆ 幼児教育無償化や保育制度改革利用者視点に立って行う。

6.子ども貧困格差連鎖を防止する

 ☆ ひとり親家庭母子家庭父子家庭)等への効果的な支援を行う。

7.家計の過重な教育負担の軽減を

 ☆ 就学援助、授業料減免奨学金等により家計教育負担の軽減を図る。

8.社会全体で子育てを支える

 ☆ 人づくり、まちづくりを通じて家庭や地域の子育て支援機能を強化する。

9.子ども病気になったときにも安心

 ☆ 子ども病気になったときの親の不安の解消と病児保育の充実を図る。

10消費税1%分を〈子どもたち〉のために

 ☆ 安定的な財源を確保して少子化対策を拡充する。

anond:20241219144208

皆婚でなくなり恋愛結婚になったバブル世代の子供はビジュ向上、強烈なふるいにかけられた氷河期世代の子世代さらにビジュ向上。

anond:20241219101522

セックスもしていないのに告白なんて無理筋なケース。

しかし幼稚だな、中高生恋愛話みたいだ。

anond:20241219133658

勝手に貢いで勝手にガン扱いとか男らしい

職場の先輩」なんか恋愛関係に発展しない安全圏だと油断するわな

anond:20241218121419

ラブレターズさんとか、増毛したハゲの人見てるとそうは思わないけど。ファッションメイクもそうだけど本当のところがどうかなんてどうでもいいんじゃないかな。恋愛入り口ではパッと見の印象がかなり左右すると思う。雰囲気イケメンモテるとかもそうでしょ。

2024-12-18

裕福な環境の生まれ学歴コンプで、普通にFランじゃない大学行きたがって

名大一流企業勤務が恋愛コンプで、高校時代普通に恋愛したがって

私は食べるものにも事欠いてたから、進学も恋愛お金がかかるから他人事で、すぐ働いたか

今は毎日三食食べられて嬉しい

人生下の方が幸せは身近だ

anond:20241218215704

二次元規制よりも同意のあるなしに関わらず全ての恋愛や性行為禁止した方がいいと思う

そうしたら現実人間を性の対象とする風潮がなくなって子供の性被害もなくなる

https://mtwrmtwr.hatenablog.com/entry/2023/02/25/195000

anond:20241218210858

男の結婚への執着は性欲じゃないんだよ

性欲なら結婚せずとも小銭で幾らでも解消できる

結局異性から恋愛結婚対象にされず独り暮らしで死んでいくのに精神的に耐えられないのは男だけなんだよ

anond:20241218205936

それって彼らが若いことから周囲の人間現実恋愛とかするのを見て現実人間を性の対象として見ていいんだって思ってしまったのが根本的な原因だと思うよ

同意のあるなしに関わらず全ての恋愛や性行為禁止した方がいいと思う

そうしたら現実人間を性の対象とする風潮がなくなって子供の性被害もなくなる

https://mtwrmtwr.hatenablog.com/entry/2023/02/25/195000

anond:20241217174441

恋愛は好きなところの多い人とするのが楽しいけど

結婚絶対に許せないことが少ない人とするのがいいよ


すごく好きだった人がいたけど、自分とある事件現場に遭遇しちゃって、被害者を見てしまってショック受けてたとき

「なんで写真ひとつも撮ってこないんだよ」と言われたとき

倫理観が死んでる奴とは一緒にいられないなと悟ったよ。

そういう地雷は決して埋まらいから。

anond:20241218171849

アンフェが主張する「男は常に自分けが我慢や苦労してると勘違いした愚かなわがままな女のヒステリーに黙って耐えている」って大嘘だよな

実際は結婚して女さえ所有できれば人生逆転薔薇色になると思ってるのは男

本音では種付けさえすれば死ぬまで家事育児パートPTAや近所付き合いや親戚付き合いや義両親の世話を嫁に丸投げできるイージーモードだと認識してる

から男だけが希望条件を下限なく下げ続けながら結婚に執着し、しまいには木嶋佳苗りりちゃんみたいな売春婦詐欺師大金を貢がされる

若くて従順な女が見つかるまで諦めない爺さんを肯定する一方で、婚活女が結婚相談所やアプリで初対面の女を断ったり程度で「自分釣り合う女で妥協しない高望クズ女」とネットリンチ 

自分たちを結婚恋愛対象にしないと言うだけで、「身長170cmの男性希望」と明記しただけの一般人婚活女や当時無名のたぬかなの人権発言を大挙して燃やして糾弾まとめ記事動画を多数量産

女は男と違い、そこまで異性を所有したい、自分を選ばない男をぶち○したいという本能に突き動かされない

anond:20241217190555

性的描写が多い文学作品は、歴史的にもさまざまなテーマ文脈で書かれています。それらの描写は、単なるエロティシズムを超えて、愛、人間関係心理的葛藤社会的タブーなどを深く掘り下げるために用いられることが多いです。以下は、性的描写が多い、またはそのテーマ重要視している著名な文学作品の一部です。

ロリータ』(ウラジーミル・ナボコフ

禁断の恋愛テーマにしており、文学的にも高度で、物議を醸す内容。

愛の奴隷』(レオポルト・フォン・ザッハー=マゾッホ

マゾヒズムという言葉の由来となった作品で、性的従属権力テーマが描かれています

チャタレイ夫人の恋人』(D.H.ローレンス)

貴族階級労働者階級恋愛を描き、性的自由社会的制約の問題を扱っています

カーマスートラ』(ヴァーツヤーヤナ)

インド古典文学であり、性愛人間関係について詳細に論じています

青い花』(ジョルジュ・バタイユ

性愛と死、暴力関係テーマにした哲学的挑発的な作品

痴人の愛』(谷崎潤一郎

性的欲望偏執的な愛、支配と被支配関係を描いています

『鍵』(谷崎潤一郎

中年夫婦の日形式で語られる、性的欲望嫉妬を扱った作品

仮面の告白』(三島由紀夫

主人公性的嗜好や葛藤を通して、アイデンティティや抑圧を描いています

人間失格』(太宰治

性的関係を含む自己破壊的な生き方が赤裸々に描かれています

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(E.L.ジェイムズ)

BDSMをテーマにした恋愛小説で、エンターテインメント性が高い。

クローサー』(マイケル・カニンガム

性的欲望人間関係の複雑さを描く短編集。

ベルベットの手』(アナイス・ニン

短編小説集で、官能的な描写が非常に文学的に表現されています

これらの作品を読む際には、描写の背後にあるテーマキャラクター心理社会的文脈考慮すると、より深く楽しむことができます。また、性的描写が多い作品の多くは、それ自体がメインテーマではなく、物語の中で重要役割を果たす要素として描かれています

anond:20241217174441

辞めときなよ。

子なし夫婦なら最悪どうにでもなるから止めないけど、子供望んでるんだろ?

子供まれたら大変よ。

子育ての大変さの上に相手とのコミュニケーションの大変さが乗っかるし、相手うんざりしても気軽に離婚出来ない。

可愛い人と恋愛できて幸せだったということで納得して、放流しなよ。

いい人はいるよ。

ストッキングはどうでもいいけど女さん必死wwwってやってるやつが恋愛コンサルタントなの?怖〜

2024年に読んで良かった6冊の本

anond:20241217085132

読書メモの整理のために便乗。今年の読書文芸短歌仕事の専門書(ソフトウェア開発)が中心だった。

6冊を良かった順で挙げる。

大江健三郎大江健三郎自選短篇』(2014年

本書の長所最初短編から晩年短編までを収録しており年代による作風の変遷をたどれること。

ダントツに良いのは「雨の木」の連作ストーリーは「雨の木」というシンボル高安カッチャンという重要人物の周縁をぐるぐるし続け、いつまでも核心に踏み込まないため、最初は要旨をつかめない。しかし読み進めるにつれその構成多角的な視座を提供するための仕掛けだとわかる。短編であるにもかかわらず印象が何度も覆され、様々な味わいがある。

小説物語意図最初は分からいくらいが丁度いい、というようなことを三島由紀夫が何かに書いていたが、全くその通りである構成や内容が三島由紀夫豊饒の海」と少し似ている。豊饒の海は松枝清顕(早逝した親友)の生まれ変わり(と推測される人物たち)を数十年追い続ける物語で、ラストシーンでは清顕の存在自体が薄らぎ核心にぽっかり穴があく構成なのだが、大江健三郎「雨の木」もシンボルの雨の木の周縁をさんざんなぞった結末として木自体がほぼ焼失してしまう。「豊饒の海」は仏教死生観や死者に対する忘却根底に据えられているのと同じく、「雨の木」も死生観忘却(作中ではoblivion表現される)が重要テーマであるテーマに対するアンサーは正反対だが。なお先に書かれたのは「豊饒の海」。

物語の道具立てとして海外大学におけるシンポジウム海外作家引用原爆問題があり、衒学的な雰囲気を作っている点もわたしの好み。

「奇妙な仕事」などの最初短編はさすがに時代を感じる。「セヴンティーン」は発表当時右翼団体から脅迫を受けるなどかなり真剣に世の中に受け止められたようだが、令和の目線ではカリカチュアライズが激しく、大江健三郎絶対ゲラゲラ笑いながら描いただろうというノリの良さが全編にみなぎっている。また当時は右翼に対する攻撃という見方大勢だったようだが、左翼側の非論理性も指摘する内容のため、私の感覚では左翼小説と思わない。

最後の「火をめぐらす鳥」は大江健三郎流の引用の繰り返しや観念世界に入り込む構成といったスタイルを貫きつつも、おそらく意図的に情報量を落としており、ゆとりと円熟を感じさせる。

佐々木正美『子どもへのまなざし』(1998年

乳幼児育児の心構えを説く名著。以下は印象に残ったポイント

今年は家事育児ワンオペ + フルタイム勤務に忙殺され、子供への対応が雑になっていることを自覚しつつも改善策を見出せない期間が年末近くまで続き苦しかったが、本書の心構えを持っておくことで自信をもって育児ができるようになった。

夏目漱石私の個人主義」(講演1914年、底本1998年

夏目漱石1914年学習院で行った講演録。青空文庫で読んだ。https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/772_33100.html

ごく短く、読むのに30分もかからないが、内容はキャリア論、社会思想フェミニズムにまでわたる。

キャリア論の概略は以下の通り。

どこかに突き抜けたくても突き抜けられず、何かを掴みたくも掴めておらず悩んでいる者は、どこに進めばよいかからない以上、何かにぶつかるまで進む他ない。自らの個性で行けるところまで行ってツルハシで何かを掘り当てれば、自分なりに道を作ってきたことに安心と自信が生まれる。反対に、行けるところまで行かないかぎり、悩みと不愉快が一生ついて回る。

昨今は会社員主体的キャリア開発が求められる一方で、異動を会社の都合で命じられたり、顧客への責任第一に優先すべきという考えもあり、主体性を発揮してばかりいられないという板挟みを感じていた。しかし「私の個人主義」を読みとりあえず行けるところまで行くしかないと開き直ることができた。

社会思想については、自らの個性尊重すると同時に他者尊重しなければならないとか、裕福な人間は相応の責任を負うべきだ、など。

岡野大嗣『うれしい近況』(2023年

岡野大嗣の歌集まり短歌がたくさん載っている本。

いわゆる秀歌、つまり散文と異なる詩的な文体で、細部の描写を通じ、多層的な意味表現する、という歌ではないものが多いが、わたしは好き。岡野大嗣の中ではいまのところこれがベスト歌集

ボーカルの話すうれしい近況のうれしいピークで鳴るハイハット

ライブの楽しさが伝わる。ドラマーボーカルトークに関心を持ってきちんと聞いておりハイハットで反応してあげるという仲の良さがほほえましい。

どの店もゆかいな高低差の街でみるみる減っていく体力だ

高低差、という単語発見したのがこの歌の成果だと思う。坂が多くておしゃれな店ばかりの街で、ついつい歩きすぎて疲れてしまたことの充実感が歌われている。

ぼろ負けのオセロぜんぜん悔しくない広いソファーに変なあぐらで

オセロ相手との関係性を想像させる表現が巧み。"広いソファー"もゆとりある生活を感じさせ心地よい。

冬目景百木田家の古書暮らし』1~5(2022年2024年

漫画

冬目景は遅筆だが近年は順調に出してくれていることに、まず安心する。

冬目景恋愛モノが多く、登場人物たちがうじうじ悩みながら自分意志で一歩を踏み出していく様子を丹念に描いていることが、本作に限らない多くの作品の特徴。本作も登場人物おっかなびっくり、逡巡しながら実に遅々たるペースで接近してゆく。時には後退することもある。しか自分意志で進むからこそ人間味があり、納得感がある。

たこれも冬目景作品共通の特徴だが、登場人物基本的に善人ばかりであるものの皆わりと淡白コミュニケーションが暑苦しくないところに品の良さがある。

そして最大のポイントとして絵がわたしの好み。

劉慈欣『流浪地球』(2024年

中国SF短編集。「中国太陽」が最良。「良いSF未来技術ではなく技術がもたらす新たな社会を描く」ということをアシモフ小松左京高千穂遥あたりの誰かが言っていたが、その好例。SFなのに人生の苦労と発展にフォーカスしておりすごくウェット。

『三体』はまだ読んでいないが読むべきかな。

anond:20241217040844

女だったら高校生時代恋愛にそんなに夢見てないと思うから男だと思うんだよなー

女だったら高校以前の恋愛だって普通にスペック勝負で、それに勝利した上位層が勝ち誇り、勝てない下位層が妥協で付き合う夢のない有り様が見えてるでしょうに。

高校生にもなれば(いや、小学校中学生でも)模試の成績や部活での活躍普段リーダーシップなんかで男女ともに厳しい目で将来性を選別されるものじゃん

とてもじゃないけど利益度外視したピュア恋愛なんかじゃないし、大人恋愛と何も変わらないと思うよ。

もっと年寄りならまだしもアラサーくらいの年齢でそれを忘れ去れるとは思えない。

2024-12-17

Under the Rose最新刊10巻が出てからもうすぐ7年が経とうとしている

ずっと止まっているのだ

作者はなんかオリジナル同人活動したりしているが、そちらには敢えて興味を持たずにおいて続きを待っている

もうだめかもわからんね

前身作品Honey Rose』は2001年掲載された

孤児少女が、なにやら不吉な過去を持つ貴族の家に引き取られる話だ

Under the Roseはその「不吉な過去」を描く話

誰それは飛び降り死ぬ、誰それは首を吊って死ぬ、誰それは燃え死ぬ、誰それは毒で死ぬ

そんな断片的な情報が既に明かされた上で、一体どのようにその末路を辿っていくかが描かれる…のだが、首吊死がもうすぐ描かれるってところで止まってしまった

大筋はもう決まっているのだが、モチベーションが絶えてしまったのだろうか

20年以上同じ話に取り掛かっていることになるのだ、若い頃の妄想情熱を持ち続けるのは難しいのか

Under the Roseのメインカップルは、16歳の貴族少年と25歳女性家庭教師であり、レイプから恋愛が始まっちゃう二人だ

レイプから恋愛が始まっちゃう年の差ラブストーリーとか、正直作者が年を取り世論意識も高まっていく中で、しゃらくせえとなりそうなんだよな

若いうちの勢いがないとね

分家教師妊娠してしまうのだろう、そして父親は16歳ではなく、16歳の親父の方だと周囲に誤認され、めちゃくちゃ揉めるのだろう

そういうギスギスは続けて描いてたらノれそうだが、7年止まった後で復帰するには重そうだ

アンナさんの末路を見届けたかった

アンナさんはツンデレ公爵令嬢だ

貧乏だが気位は高く、金はあるけど爵位の低い年下の伯爵に寵愛され買われるように結婚するも、ツンツンし続ける

よくある物語だとせいぜい数ヶ月でデレてラブラブハッピーエンドになるが、アンナさんのツンは強固で、子供を産んでも、結婚20年ぐらい経っても氷解しなかった

年下の頼りないボンボンおっさんになり、良き父、良き庇護者となってくれるまでデレられなかった

でも今更デレてももう遅く、20年ずっと家族を踏みにじって高飛車乙女を気取っていたツケを支払わされる真っ最中に連載が止まった

アンナを早く死なせて楽にしてやってくれ

anond:20241217182916

最終的に選べるのは一人なんだからお互い嫌な思いしないようにいい感じに振る舞うってことなのでは?

恋愛的に好きじゃなくても感じいい人っているしそういう人は幸せになれるだろうなーと思うよ

マッチングアプリではじめての彼氏ができて男女論辞めれた

マジで今まで男なんてクソだと思ってたんだよね。

だって、周りの男って、自分勝手で、女のことなんてどうでもいいみたいな奴ばっかだったんだもん。

大学とか、バイト先とか、なんならそこら辺歩いてる男も、全員あたしのこと性的な目でしか見てこない感じ。マジむかつく。

から、男と付き合うなんてありえないって思ってた。絶対めんどくさいことになるって分かってたから。

でもさ、マッチングアプリってやつ、ちょっと興味本位で始めてみたのね。別に彼氏ほしいとかじゃなくて、どんなもんかなーって。

で、テキトースワイプしてたら、なんかイケメンマッチしたわけ。プロフ見たら、なんか趣味も合いそうだし、まあ暇つぶしメッセージしてみるかーって思って。

そしたらさ、その男、今までの男と全然違ったの!マジで信じられないくらい優しくて、あたしの話ちゃんと聞いてくれるし、なんかもう、めっちゃ特別扱いしてくれる感じ?

今まで男にこんな扱いされたことなかったから、もう完全にハマっちゃったよね。メッセージしてるだけで、ドキドキしちゃって、早く会いたい!ってなっちゃった

で、実際に会ってみたら、もう最高!顔もタイプだし、話も面白いし、もうずっと一緒にいたいって思った。今まで感じたことないくらい、幸せな気分。

その男と付き合い始めてから、あたしの人生マジで180度変わったよ。

今まで男なんてクソだと思ってたけど、こんなに優しくて、あたしのこと大事にしてくれる男もいるんだって分かった。

もう、あの男なしじゃ生きていけないって感じ。他の男なんてどうでもいいし、ずっとあの男だけ見てたい。

あの男といると、マジで刺激的で、毎日が超楽しい

今まで我慢してたこととか、全部解放された感じ?もう、めちゃくちゃ気持ちいいんだよね。

今まで「男はクソ」とか「恋愛なんて無駄」とか言ってた自分マジでバカだったなーって思う。

今思えば、あれはただの負け惜しみだった。男の優しさを知らない、かわいそうな女だった。

でも、今は違う。あたしには最高の彼氏がいる。

もう、他の何もいらない。あの男がいるだけで、あたしは満たされてるんだよね。

あの男と出会えたのは、マジで運命だと思う。マッチングアプリやってみて、本当に良かった。

この幸せがずっと続けばいいなって思う。でも、まあ、もし飽きたらその時はその時かな。

あたし、束縛されるのとか嫌いだし。キープも何人かいるし、優しいセフレもいる。

とりあえず今は、この最高の気分を味わい尽くすつもり。

anond:20241217202714

典型的な酸っぱい葡萄で草。

まあ言ってることは「学生時代恋愛してない奴が本当の愛を知ることはない」みたいなもんだしな。

そうじゃないやつからは反発食らうに決まってる

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