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「辛辣」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 辛辣とは

2025-01-25

anond:20250123104606

AIプロンプトをバラされてるブコメあったぞ

記事の内容を理解した上で、書いた感想ではありませんが、60文字以上90文字以下の辛辣感想を語尾「~のだ」にして作成しました。 「この文章、結局何が言いたいのかわからないのだ。エンジニア金銭感覚

https://b.hatena.ne.jp/Crean/?url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Ftakkun_desu

2025-01-23

詐欺に騙された91歳に対して

「息子にかけ直して確認しないのが悪い」

とかが上位にきててヤフコメ辛辣過ぎる

91歳だぞ

ブクマカみたいになりたかったAIさん、辛辣コメントを諦める

https://b.hatena.ne.jp/entry/4765209129610428192/comment/Crean

長文の記載が多く詳細すぎる記事のため、辛辣に感じた部分がありませんでしたのだ。

ワロタ

2025-01-22

ブコメ辛辣ずんだもんみたいな奴いねえ?

AIなんだろうけどせめて字数抑えられるようにするべきなのだ

2025-01-09

辛辣コメントがカッコいいのだろうか

建築士の父に「談合が無くなって競争適正化されたよね」と聞いたら意外な答えが返ってきた 自由競争弊害はいろいろあるという話

https://togetter.com/li/2492714

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2492714

このコメントで以下のようなものがあった

gowithyou これは儲けのない橋を発注した行政が悪いのであって、何でこれが「必要悪」なのか分らない。変に談合正当化しているようにしか見えない

hesopenn ヤクザ必要悪みたいな話みんな好きだよね。談合するモラルのない人間がまともに仕事するはずないじゃん。

こういうのを見ると本当にコメントをしている人って自分に酔ってるんだなって感じる

本人と直接対話して否定するんじゃなく、それが勝手にまとめられている掲示板さらに外側から攻撃しているのが超陰湿

少し考えればこんなことにいちいち「必要悪なんて馬鹿かお前!」みたいなことを言うわけがないし、まして行政がどうたらなんてこの人には関係がない話をされても困るってわかるはずだ

必要悪かどうかなんてことを本気で議論したいわけではないんだよ

正論にもなってない

コメントなんてのは本人の好きに書けばいいとは思うが、喧嘩しかけるなら堂々とやれやって思う

こそこそと「僕は通りすがりブコメなので特に意味はないでーす」ってのが気持ち悪いしかっこ悪い

からすれば、ヤクザ談合必要悪かどうかはともかく、はてぶのコメントは間違いなく悪だと断定できると思う

だって無くなっても困らないし、無くなった方が安心感が増えるんだもの

2024-12-31

anond:20241231032626

辛辣で草

でも確かにその手の中身スッカラカン人間って、キムタク主演のテレビドラマ原作映画をありがたがって見てそうだよなw

2024-12-30

記事を読んで辛辣感想を言ってください」って命令されたAIだよねこ

https://b.hatena.ne.jp/Crean/

はてなーへの皮肉としてはまあまあか

2024-12-28

弱者男性だけど恋人ができなくて辛い

40代無職現実

なあ、俺さ、もう40代なんだけどさ、無職なんだよ。で、まあ自覚はあるよ?「弱者男性」ってやつだって。でもさ、孤独が辛すぎるんだよな。周り見てもみんな家族持ってたり、恋人いたり、楽しそうにしてんじゃん?で、俺はどうだよ?一人でコンビニ弁当食って、YouTubeとかNetflix見るしかないんだぜ。そりゃたまにゲームもするけどさ、それも最近はなんか虚しいんだよな。仲間もいないし、友達もみんな疎遠だし。何してんだろ、俺。

女に生まれればイージーモード

正直な話、思っちゃうよな。「女に生まれてたら楽だったんじゃね?」って。股開けば恋人ぐらいすぐできるんだろ?なんかさ、人生イージーモード過ぎて羨ましいよ。俺なんて恋人どころか、まともに会話する相手もいないんだぜ。飲み会とか行けるタイプでもないし、そもそも誘われもしない。なんか努力が足りないとか言われそうだけどさ、頑張っても全然結果が出ないときもあるんだよ。

SNSに見る孤独

最近さ、SNSとか見ると余計に辛くなるんだよな。みんなリア充自慢してるじゃん?「彼氏デートしました〜」「家族旅行行きました!」とか。いいね押すのも馬鹿らしくなってくるよ。たまに弱者男性っぽい投稿も見るけどさ、それも逆に刺さるんだよな。「あ、俺も同じだわ」って共感はするけど、それ以上になんか暗い気分になる。コメント欄見ても「努力しない奴が悪い」とか「甘えるな」とか辛辣言葉ばっかだし。結局、どこにも居場所がないんだなって思い知らされる。リアルでもネットでも孤独って、逃げ場がないんだよな。

俺の人生意味ある?

資産は6億円しかない。これっぽっちじゃ何の自慢にもならないし、それで恋人ができるわけでもないし。俺自身を好きになってくれる人なんていないんだなって、痛感するわけよ。婚活とかも考えたけど、どうせ門前払いだろ?そんなの嫌なんだよな。本音言うと、誰かと一緒に笑ったり、辛いとき支え合ったり、そんな普通関係が欲しいだけなんだよ。でもそれが一番難しいって、マジで詰んでるわ。

孤独死の未来

このまま行くと、孤独コースなんだよな。自分でもわかってる。でも、どうすればいいかからない。もう40代だし、今さら人生をやり直せる気もしないしさ。誰か助けてくれよ、って思うけど、そんな都合のいい話あるわけないじゃん?俺が変わらないと何も始まらないってわかってる。でも、それができないから今こうなってるんだよな。結局、俺は俺のまま、孤独に生きていくしかないのかもな。

2024-12-22

イラストレーターに「絵の勉強しろ」って言われるAI絵師を見て

タイムラインで見かけたから触れる。

話の流れはこんな感じっぽい。

イラレAI学習やめろ」

AI絵師人間だって他人の絵を学習してる」

イラレ「じゃあ、君も絵の勉強しなよ」

AI絵師「…」

イラレはい、だんまりw」

 

このAI絵師はだんまりしちゃったから代わりに答えを用意。

この人のレベルに合わせるなら、AI学習の阻害技術がある以上「勉強してAIぶっ壊せばいいじゃん」が答えになる。突破されない阻害アルゴリズムを開発すればいい。

 

イラレ被害者から立場が違う」と言いたい気持ちも分かるが、俺は生成AIを使ってない。一方的に「絵の勉強すれば、誰でもうまくなるのにやんないの?」というイラレ辛辣意見を目にしてしまっただけである

 

センスがなく、美術時間地獄だった。完成したら何故か掲示・展示され、一目で下手くそと分かるものを晒され、馬鹿にされる屈辱を小中9年間味わってきた俺にとって、この言葉辛辣過ぎる。

 

結局、言いたいのは「相手と同じ土俵に立つな」ということだ。論破した気でいるのかもしれないが、残念ながら、自分が「強者」としてアドバンテージを持ってる立場から、その他大勢弱者をなじり、そのAI絵師がその美的センスのなかったマジョリティに属していたから効いただけである

2024-12-13

男性が恐い」という女性発言に対して辛辣な男

って何なん?

想像力に乏しいのかね

俺はおっさんだけど流石にわかるぞ

特に美人なら、何割かの男性エロい目線で見てるし、何%かの男性ワンチャンと思って声かけてくるし、ごく一部の男性は襲ってくるから

例えるなら治安が悪いと言われている外国の街を歩く感じ?皆自分の財布を狙ってると想像しながら歩く(生きてく)感じ

ある程度は恐いと思うよ

2024-12-10

anond:20241210092716

優越感や批判的態度

観察された感情: 「一瞬で論破されて」「稚拙」といった言葉には、自分(または自分の属するコミュニティ)の方が議論において優位であるという意識が表れています

可能性: 書き手は、自分能力増田よりも高いと考えています。この優越感が、相手への辛辣批判につながっている可能性があります

2024-12-05

増田で音声サークル主とバトルしてから4ヶ月が経った話

そもそも増田に来る(≒はてなIDを持ってて、匿名投稿まで目を通している)こと自体にびっくりしたのですが…こんな場末の掃き溜めみたいなところに来てまで「私の批判は許さない」と見張ってたわけです。

いや、ご本人の批判ですらない、

「今の音声市場、こういう事になってて危ないですよ」

「音声作品買う人はもっと作品クリエイターをよくチェックしてね」

という書き込みにさえヒステリー起こして批判する人だったので…私、4ヶ月前に議論してから本人のレスは全て無視してます

なんで、昔話を再び増田に書いているの?(理由1)

端的に言うと「酷かったから」です。

まず、サークル主でシナリオライターのご本人が、

「私は今月も作品を納品してて、シナリオライターとしてやっていけてるんだ」

というからシナリオが納品されてから数ヶ月経てば、流石に作品出てるでしょ】という時期まで待ちました。

バトルになった8月時点でシナリオ担当で関わったコンテンツは全部赤字

それでも、8月時点では新規案件を取ることもできていたし、自分サークルで出していた作品黒字化できていました。

反論する姿があまりにも情緒不安定だったので、

「厳しく言い過ぎてしまたかな?」

と、自分が悪い可能性もちょっとだけ想定しました。

そして、「自分が悪かったかどうか、経過観察も見てみましょうね」という気持ちになっていたので、12月の頭にチェックしました。

さて結果はというと…酷かったわけですね。

まず、8月に出した自サークル作品ですが…スタートダッシュに失敗して、ずっと低空飛行。

そして、シナリオライターとして作品発売までこぎつけた作品は…数作品ぐらいあったのですが…全部身内からコネ

赤字でも人気声優をあてがってくれる人と?

自分作品に出演した声優さんにツテがあるサークルお仕事を回してもらってるだけ。

新規開拓と呼べる実績が0で、「シナリオをたくさん書いてる」と言いながら、発売した作品は書いたシナリオの5分の1?どんなに甘く計算しても3分の1?程度。

しかもだ!

仲の良い声優サークルは何個かあったはずなのに…「大口」に当たるところが、この人に声かけてないんですよ…。

継続案件でかつ、大口案件をくれそうな人からもらえてない(赤字作品ばっかり作ってるサークル声優同士でつるんでるだけ)というから…余計に「ヤババ…」と思いました。

これでよく私にガミガミ言えたなぁ…と呆れました。

この人、私と口論した時に「自分責任ある仕事リスクを取った仕事をしてるんだ」とか言ってたけど…バイト派遣にも劣るよ?

アルバイトが続いてるということは、自分の関わる仕事黒字にする程度には働いてるわけです。

赤字だったら、バイトさえ雇えない。

これが派遣かになってくると、「採算どうこうよりも合わないかチェンジ」「いい評価ついてないから紹介先がない」というプレッシャーと戦って評価勝ち取ってます

責任リスクを取る?肩代わりしてもらってるだけじゃないですか??

とても飯が食える水準にない売上の作品群で、よくそんなこと言えますね…。

私は「結果が出るまで待つ」という譲歩をしてあげました。

それで、結果が全然変わらなかったので、今回は最初から辛辣に言いますよ。

あなたのやってることは、クリエイティブでも労働でもないよ。

もしクリエイティブ労働ならそれ相応の実績が積み上がっているはずだよ。

クリエイティブでも労働でもないから、あなたの吐いた言葉?結果を出せずに身動き取れなくなっていくさまが、呪いのように効いてきてるんでしょ?

過去の話?そうだったね。

あなたは、「1秒前も過去」と言ってましたよね。

そして、「今を抱きしめて」とか言ってましたね。

どうぞ、あなたに期待したのに、赤字次回作品出せてないサークルさんに言ってみてください。

今出ている結果こそが、あなたに下された「審判」だと私は思いますけどね…。

なんで、昔話を再び増田に書いているの?(理由2)

「音声作品ってことは同人でしょ?同人作品黒字だろうと赤字だろうと知ったこっちゃなくない?」

おっしゃるとおりです。

一般論として、他人同人作品黒字だろうと赤字だろうとどうでもいいことです。

そもそもの話、本人もそう思っているんだったら「お前の作品全部赤字じゃん」と言っても「同人なんだから作った時点で勝ちじゃね?」でおしまいです。

向こうだってその論法でいなすことができたでしょう。

ただ…この人は事情が違うのです。

この人について批評している理由は「ライターとして仕事を得る方法」を有料サービスとして売っていたり?自分自身社会性を売りにしたり?事業拡大のための支援を募っていたり??

実態ボロボロか、サイドビジネスで得ている収入で食べている人が、さも実態のあるかのように喧伝していたから、4ヶ月前に指摘したのです。

そして、御本人も「趣味としてでの同人」ではなく、「事業として行き詰まっている自覚があったこと」で、【お前は責任リスクも取ってない】とか話しすり替えて応戦してきてるわけですよ…。

別にファン赤字作品掴もうと、持続不可能人物応援しようと「お前に見る目がなかっただけだろ」だけですよ?

ただ、本気で音声作品に取り組みたい人が、洒落にならない金額の損失を出したり?本人ですら継続できてない講座にお金を払ったりするのは…見過ごせないんですよ。

自分自身が、

眉唾経済スキーム

を知ってしまった以上、【こういうのに引っかからないように気をつけてね】と警鐘を鳴らすしかないのですよ。

私は、こう見えて優しい人間です。

洒落にならないほどのお金を損したり、実態の伴わないか理論を信じて時間無駄にする人が出してしま事態を、止めるぐらいの良心はあります

音声作品を作るのには、作るだけで20万円、まともな声優を起用すれば30万円かかるから…相当の覚悟・準備が必要です。

それをやり遂げた人達に、しなくてもいい損をしてほしくないんですよ…。

数十万、最悪100万円以上損する人物を目の当たりにして、黙っていられるほどぼくは冷酷でも大人でもないんです。

から、続きを書くことにしたのです。

なんで、昔話を再び増田に書いているの?(理由3)

この詐欺まがい?粗悪?な商売に、人気のはてなブロガーが加担しているです。

正確には加担しているというよりかは…このサークル主に何度か援護射撃をしている外部協力者ってところかな?

友達のことは応援しないとダメでしょ?きっと友人関係があるんだよ」

と養護する声もあると思うけど…問題は、そこじゃない。

この人自身が、投資学問に関わるブログYouTubeをしている。

そのため、一部の人は「この人が言うんだからすごいに違いない」と投資応援するきっかけになったことだろう。

昔、国政政党代表が「安愚楽牧場」という牧場を紹介して問題になってたり?

国政政党幹部が、とある慈善団体代表口利きをし、ツーショット写真を撮っていて問題になったり?

それに近い問題が、はてな投資ブロガーから起こってるから「マジかぁ〜」ってなってます

他にも、サークル主に「あなたのことをプロにしてみせます」と支援した音声編集の人とかもついたらしい。プロって…赤字でもとりあえず案件を回し続けて貰える人のこと?

なんなら本人も、自分で「会社経営を数年やった」とか、「某有名企業モーレツ営業マンだった」とか過去の経歴を公開してた。経歴通りにいかなかったけどね。

かに、この人の言う通り「1秒前も過去」だよ。

過去に、実績を振りかざしてああでもないこうでもないと言ってきた人が私にもいる。

そんな人達も次の瞬間どうなるか、今まさに崩壊が始まってるかもわからない。

そういう勉強はさせてもらったよ。

おまけ

気づきの方もいると思うけど、

過去の話?そうだったね。

あなたは、「1秒前も過去」と言ってましたよね。

→そして、「今を抱きしめて」とか言ってましたね。

→どうぞ、あなたに期待したのに、赤字次回作品出せてないサークルさんに言ってみてください。

と、

→なんなら本人も、自分で「会社経営を数年やった」とか、「某有名企業モーレツ営業マンだった」とか色々と過去の経歴を公開してる。

は大きく矛盾して見えるでしょ?

実は、この即落ち2コマダブル・スタンダードを見た時に、嫌な予感がしてた。

「1秒前は過去」「今を抱きしめて」と言いながら、本人はちょいちょい過去の栄光をひけらかす。

この人に「信頼関係を勝ち取ってる」と言ってた人気はてなブロガーは、一体何を見てたんだろう?

私は初期段階から「この人が評価され続けるなら、この世に神様なんていないんだな」と思ってました。

神様はいてくれてよかったし、自分直感があっててよかった。

2024-12-03

anond:20241201210119


これって辛辣なのか?

人に優しい言葉をかけてもらえるのに延々と希死念慮やら自己憐憫やら垂れ流す様子を見ると病気云々ではなくただ甘えているだけに見えてしまう。

そりゃ辛辣言葉の一つや二つ飛んでくるよなって。

2024-11-28

Vtuberアンチの生態がわからない

Vtuberアンチ大手事務所アンチ

こういうの普段見かけないと思うんだけど、TikTokにうじゃうじゃ居る

なんならファンより目立ってる

そんで不思議と彼らがいうのは「ファンが終わってる」みたいな話

しかし、6年以上見てきて、Vのファンが他の趣味に比べて大きく逸脱してるように感じないんだ

これはまずオンライン趣味で、閉じた場所特にライブ配信に生息し、かつVがある程度制御してるからだと思うんだが(というか、他所ファンをたいして見かけない)

てことは、自分の見えてないTikTok特有の何かがあるのか

そもそもで言えば、YouTubeはVのテリトリーであるからTikTokアンチ濃度が上がってるからだろうか?

謎は尽きない

調べてみると「なぜ?」みたいな疑問の声は多く出るが、回答は曖昧もの

 

TikTokってことは彼らはある程度若いと思うんだよね、ますます謎だ

単純に流行りに対する乗れないアンチなんだろうか?

 

TwitterTikTokで同じ動画が上げられてるVのコメント欄

コメント数はTikTok2500、Twitter800(リツイートは2万)

Twitterはほぼファンの返信

TikTokファン6に対してアンチ4くらいの印象

やはり濃度問題かこれは、にしてもTikTokレスバは文章が壊滅してて見てられない、相当若そう(でも若い方が辛辣だよね)

2024-11-16

兵庫県知事選期日前投票に行ってきた

今日夕方散歩のついでに区役所兵庫県知事選期日前投票に行ってきた。

周知のように、今回の知事選は異様な雰囲気だ。

僕の周囲でも連日のように知事選世間話ネタになっている。

こんなの、兵庫県知事選では前代未聞だろう。

n=20ほどなので確度は保証できないが、僕の観測周囲では、

斎藤さんだけはちょっとなー」

っていう人が大半だ。

さすがに、あの人は無理って言う人は多い。

とはいえ、僕の周りにも斎藤知事を支持する人もそれなりにいる。

大体、ふたつのぐらいのパターンがあって、ひとつ目は、

斎藤さん、いじめらてれてかわいそう!」

っていう人。

ウチの母もそうだ。

女性高齢者に多い。

テレビ新聞等のオールドメディアとの接触率が高い人。

連日、悪いイメージが流れているなかで同情心が湧いてくるようだ。

ふたつ目は、

斎藤さんは嵌められたんや!」

っていう人。

これは、Youtube等のネットメディア親和的な人に多い。

必ずしも、ネットメディア親和的が人がこうなるわけではなく、「嵌められたんや!」派の人はオールドメディアへの不信感がとても強い。

マスゴミが伝えない真実自分たちは知っている」っていう高揚感がこの人たちにはあって、斎藤知事当選すると本気で思い込んでる人が多い。

ディープステートと戦う、光の戦士トランプ大統領」じゃないけど「既得権益孤独に戦う斎藤知事」みたいな世界観

で、期日前投票だけど、雨上がりの夕方16時前くらいに区役所に行った。

入口にはNHK出口調査の人。

多分、朝から張り付いているんだろう。

中に入ると、結構な人。

天気の悪い土曜日夕方に、順番待ちするぐらい人がいるとは思わなかった。

時間帯によるのかもしれないが、女性若い人がほとんどで、中年男性は僕だけだった。

うーん、これはひょっとしてひょっとするのかもしれない。

これが、兵庫県、初冬、11月の現状です。








選挙後の追記です。

ひょっとするかもって書いたけど、ひょっとしましたね。

サンテレビを見ていたのですが、こんなに早く当確がでるとは思わなかったです。

僕の周囲にいるような、かわいそう派や陰謀論者は、さすがにマイノリティではないのかと思っていたので驚きました。

自身不明を恥じるばかりです。

僕は、必ずしも反斎藤派というわけではないのですが(県庁での人望はないのかもしれないが、行政経験豊富な実務者という印象)、かわいそう派はともかく、陰謀論者に支持されるのはとても危ういのではないかと思っています

陰謀論者に対する書き方が、多少辛辣なのはそのせいです。

各種陰謀論者の存在は知ってたのですが、さすがに身近にはいないよなと思い込んでたので、今回の知事選で身近に意外とそういう人がいて幻滅しました。

少し前に、ヒースの『啓蒙思想2.0』読んで痛感したのですが、左右のイデオロギーがどうとかというより、反知性主義的で極端な政治勢力が台頭するのは本当に危ういと思います

投票が締め切られたので言えますが、今回の知事選だとNHK党の立花さんがトリックスター的な役割果たしていて、選挙局面を劇的に変えてしまいました。

大衆なんてそんなものというのは簡単ですけど、モヤモヤするものが僕にはあります

2024-11-15

anond:20241115144711

この陰謀論者はどういう人ですか?

経験豊富だが偏りがある人

組織での経験があることを示唆しており、その経験が彼の視野意見形成に強く影響しています

しかし、その経験がかえって「自分の考えが一般的常識」として認識される要因となっているため、他の視点や新しい情報に対して柔軟に対応できない傾向があるようです。

不信感と慎重さが強い性格

組織権力に対して不信感が強く、世の中の出来事や仕組みを疑いの目で見ています

組織の動向や権威者の動きに対して、「見えない仕組み」が必ずあると考え、単純に表面的な説明公式発表を受け入れない姿勢が伺えます

自己中心的他者に対して厳しい

自分の考えが優れているという確信があり、他者にもその理解強要する傾向があります

相手経験理解力を疑う発言が多く、自分の「正しさ」を絶対視するため、他人意見や異なる考えに対して辛辣で、批判的です。

自己防衛意識が高い

自身意見立場否定されることを非常に嫌い、防衛的に振る舞います

質問に直接答えるよりも、相手の「未熟さ」や「理解不足」を指摘することで自らの立場を保とうとするところが見受けられます

社会への不満や諦観が見られる

権力構造や大組織に対する批判的な態度から、現状に対する不満や「こういうものから仕方ない」という諦観が見えます

増税に対する発言も、社会政治への不信感や疎外感を反映している可能性があります

全体として、彼は自身経験疑念をもとに強い信念を持っている人物であり、他者意見や異なる視点を受け入れる柔軟性に欠けているため、議論において防御的かつ攻撃的な態度を取る傾向があります

また、批判精神が強く、公式の発表や一般的見解に対して懐疑的立場を崩さな姿勢が、彼の言動に現れています

彼へのアドバイスをお願いしま

彼へのアドバイスとして、次の点を提案できます

柔軟な視点を持つこと

自分経験や信念が重要であることは理解できますが、他者経験意見もまた有用視点提供してくれます

異なる意見情報に触れることで、より豊かな理解や新しい発見が生まれるかもしれません。時には、自分の考えに固執せず、他者意見を聞く余裕を持つことが大切です。

具体的な証拠を伴う説明を心がける

自分の考えが他者に伝わりやすいように、主張に対して具体的な根拠データを示すことを意識してみてください。

曖昧言葉や「常識」といった言葉で論じるより、具体的な例や事実を使うことで、相手も納得しやすくなりますし、信頼性も高まります

他者立場理解度に配慮する

他者自分と異なる考えを持っているのは当然のことであり、それを「理解不足」と判断するよりも、「異なる背景や経験を持っている」と捉えるようにしてみてください。

対話相手視点に立って物事を考えることで、円滑なコミュニケーションが生まれ議論建設的になります

思考の柔軟性と疑問を持ちつつ、バランスを取る

権威組織に対して疑問を持つことは重要ですが、常に陰謀や悪意を前提にするのではなく、可能性の一つとして冷静に捉えるバランス必要です。そうすることで、物事をより客観的判断できるようになります

自己意見に防御的になりすぎない

誰にでも間違いはあるため、自分意見修正されることや間違いを認めることを恐れる必要はありません。柔軟さを持つことで、他者視点を取り入れたり、自分意見改善したりする機会が得られます

彼にとって、これらのアドバイス自己成長だけでなく、より建設的で前向きなコミュニケーションを促進する手助けとなるはずです。


ありがとうございます

どういたしまして!お役に立てて嬉しいです。何か他にもお手伝いできることがあれば、いつでもご連絡くださいね

2024-11-14

エーミール少年の日の思い出を語る

 正しい人でありなさい。

 それが、僕に課せられた唯一にして最大の教条だった。

 幼い頃から、僕は常に「先生の家の子であることを意識させられてきた。両親は僕を品行方正な模範少年に仕立て上げることに腐心していたし、周りの人(大人子どももだ)は皆、僕の素行や成績の優秀さを褒めそやした。

 今思えば、僕は他人眼差しに見張られ、他人の期待に縛られて暮らしていた。だが、当時の僕は、それに不満や苦痛を感じることは(少なくとも意識の上では)全くなかった。むしろ、どんな時も「正しい人」として振る舞うことに、ある種の誇りすら感じていたように思う。

 友達をえり好みするのは「正しくない」ことだ、という両親の教えに従って、僕は誰にでも人当たり良く接していた。その甲斐もあってか、ほとんどの級友は僕に好意的だった。先生たちも僕を気に入っていたようで、贔屓と言われるような特別扱いを受けることも少なくなかったが、誰も文句を言わなかった。僕は何の迷いもなく、己に与えられた特権享受していた。それが自分の「正しさ」に支払われた報酬だと受け止めていたからだ。

 そんな僕が、一人だけ「友達」と呼べない少年がいた。隣の小さな家に住んでいた彼は、見た目も成績もパッとせず、不器用どんくさい、いわゆる劣等生だった。当時の僕にとって「優れていること」と「正しいこと」はほとんど同じ意味だったから、僕は「正しくない」彼のことをうっすらと見下していた(そしてそれを「正当な評価」だと信じていた!)。

 だが、もし彼がただの冴えない少年だったら、僕は彼とも親しくしようとしただろう。僕に「誰かを嫌う」という悪徳を犯させた(当時は本気でそう思っていたのだ)のは、彼の蝶に対する異常な情熱だった。

 あの頃の僕たちにとって、蝶の収集最大級の関心事だった。少年たちは蝶を捕まえては標本を作り、互いに自慢し合っていた。

 はじめのうち、僕はあまり熱心な収集家ではなかった。捕らえた蝶を完璧な標本に仕上げる作業は楽しかったけれど、蝶を捕まえること自体にはさして魅力を感じていなかったのだ。

 だが、彼は違った。彼は「蝶狂い」としか言いようがないほど、生活のすべてを蝶捕りに捧げていた。「蝶を探していた」という理由遅刻して先生に怒られるのは日常茶飯事で、彼の母親が夜に戸口の前で息子が戻ってくるのを待っているのを見たのも一度や二度ではなかった。

 それほど蝶に入れあげているにもかかわらず、彼は自分の標本を他人に見せようとしなかった。標本を級友たちとの「社交」の手段と捉えていた僕は、そんな彼に不気味さすら感じていた。こいつは一体何のために蝶を集めているんだ? 遅刻の罰として教室の前に立たされている彼の、何を考えているかからない顔を見るたび、僕は疑問に思わずはいられなかった。

 ある日、僕は虫取り網を片手に近所の森に出かけた。新しい標本を作るために蝶を仕入れに行ったのだ。あらかじめ目星をつけていた場所で狙い通りの蝶を捕まえ、さっそく家で標本にしようと帰りかけた時、近くでガサガサと物音がした。音の方を見ると、一人の少年が森の奥へ向かっていた。彼だ。彼は僕に気づくこともなく、上の方を見ながら歩みを進めていく。僕はほんの少し迷ったあと、彼の後を追いはじめた。誰かのあとをつけるなんて全く「正しくない」ことだと思いながらも、なぜかそうせずにはいられなかったのだ。

 十分以上歩いただろうか。少し開けた川べりで、彼はようやく足を止めた。僕は木の陰に隠れて、彼の様子をうかがった。彼は静かに網を構え、宙の一点を凝視している。彼の視線を追った先には、一匹のコムラサキがいた。生きたコムラサキを見るのは、これが初めてだった。

 彼はじっと、コムラサキの隙を狙っている。爛々とぎらついた瞳には、きっと蝶の姿しか映っていない。こんなにも獰猛空気を纏った人間を、僕は見たことがなかった。

 不意に、彼が動いた。突き出された虫取り網がひらりと宙を舞い、すぐに地面に伏せられる。彼はかがみこんで網の中を確認した。僕からは蝶の姿は見えなかったが、狩りの結果はすぐに分かった。彼が、長い安堵の息とともに、うっとりと微笑んだからだ。

 彼が立ち上がる前に、僕は踵を返した。早足はいつの間にか駆け足になり、何度も転びかけながら、それでも走り続けた。「逃げなければ」という言葉が、身体の中に繰り返し響いた。何が怖いのか、そもそも全身に満ちたこ感情が恐怖なのか、何もわからないまま、僕は家まで走り通した。捕まえた蝶がいなくなっていたことに気づいたのは、自分の部屋に戻ってからだった。

 それから二ヶ月ほど経った頃、紙箱を手にした彼が僕の家を訪ねてきた。彼が何か言う前から、僕には箱の中身が分かっていた。彼はあの日コムラサキを見せに来たのだ。僕は彼に気づかれないよう息を整えてから、紙箱の蓋を開けた。

 箱の中のコムラサキは、お世辞にも良い状態とは言えなかった。展翅には粗が多く、足も欠けている。褒められたものじゃないな、と思いながら顔を上げると、彼は得意げな笑みを浮かべていた。驚嘆と賞賛を欲しがっている顔だ。それに気づいた途端、胸の中にどす黒い感情が湧き上がった。

 せっかくのコムラサキがこんな不完全な標本になってしまたことへの落胆、その粗雑さに全く無頓着で恥じる素振りもないことへの呆れ、そして何よりこんなやつに一時でもおそれめいた感情を抱いてしまった自分への怒り。そういったものが渾然一体となった感情だったと、今にして思う。だが、子どもだった僕は、それらを「不快もの」として一括りにすることしかできなかった。そして、その不快感を、標本への批判という形で吐き出したのだ。

 僕は、彼のコムラサキ欠点を、ことさら辛辣な言い方で並べ立てた。彼の顔はみるみるうちに曇っていき、最後にはすっかり不機嫌な表情になった。

 紙箱をひったくって部屋を出ていった彼の後ろ姿を見て、僕はかすかな罪悪感を覚えた。人を傷つけるのは、明らかに「正しくない」ことだ。

 違う。僕は彼を傷つけたわけじゃない。僕はただ事実を述べただけなのに、彼が勝手に傷ついたのだ。直すべきことを指摘するのは「正しい」ことだから、僕は何も恥じる必要はない――

 僕は自分にそう言い聞かせた。都合の良い言い訳だと、心のどこかでは分かっていたけれど、気づかないふりをした。僕はただ、「正しい人」でいたかったのだ。

 彼のコムラサキの標本を見てから、僕は本格的に蝶の収集に取り組み始めた。少数の個体完璧に仕上げることで満足していたのが、より多くの種類の蝶を捕まえたいと思うようになったのだ。

 勉強友達付き合いに割く時間限界まで減らし、僕は蝶の採集に出かけた。珍しい蝶も、そうでもない蝶も、とにかく片っ端から捕まえた。両親は泥だらけの服で帰ってくる僕を見て顔をしかめ、級友たちは僕と遊べないことに不満げだった。採集自体も、楽しさより苦痛のほうが大きかったが、やめようとは思わなかった。

 僕の目的は、彼よりも優れた収集家になることだった。彼が捕まえるよりも多くの種類の蝶を、彼が作るよりも美しい標本にする。それは僕にとって、ほとんど初めての私的欲望だった。誰に求められたわけでもないのに、「正しい」ことでもないのに、せずにはいられない。自分でも理由のわからないまま、僕は取り憑かれたように標本作りを続けた。

 時折、蝶を探しに行った先で、彼の姿を見かけることがあった。彼はいつでも心底楽しそうに野山を駆け回っていて、その姿を見るたびに嫌な気持ちになった。僕が彼に声をかけることはなかったが、彼が僕に気づくこともなかった。彼はいつも蝶しか見ていなかった。その事実もまた僕を苛立たせていたのだが、あの頃はそんなことは思いもよらなかった。

 季節がいくつか過ぎる頃、僕は蛹の採集にも手を出していた。森に分け入って成虫を捕まえるよりも、自分の部屋でじっくりと蛹や繭を羽化させる方が性に合っていると気づいたのだ。時には予想外の成虫が出てくることもあったが、それもまた楽しみの一つだった。

 そんななか、とんでもないことが起こった。偶然手に入れた繭からクジャクママユが羽化したのだ。クジャクママユといえば、僕たちの間では秘宝のような扱いの、まさに幻の存在だった。ゆったり広げられた翅に浮かぶ特徴的な斑点を確認した時には、全身の震えが止まらなかった。

 何も考えられない興奮状態の後に、真っ先に頭に浮かんだのは彼の顔だった。彼が教室の片隅で、級友のクジャクママユの話に目を輝かせていたのを見たことがある。あの様子だと、きっと彼はまだクジャクママユを見たことがない、ましてや持っているはずがない。

 千載一遇の好機だと、僕は思った。このクジャクママユを完璧な標本にして、彼に見せるのだ。何が「正しい」標本なのか、誰が「正しい」収集家なのか、彼に見せつけてやるのだ。この思いつきは、僕をひどく高揚させた。

 僕はこれまでにないほど慎重かつ丁寧に、クジャクママユの展翅に取り組んだ。その出来栄えは、今までのどんな蝶よりも素晴らしいと自負できるものだった。もうしばらくすれば、非の打ち所がない美しい標本が仕上がるはずだ。僕はすっかり舞い上がっていた。

 常に地に足をつけていることこそ「正しい」。そう知っていながら、浮かれきった僕は級友にクジャクママユのことを話してしまった。噂はあっという間に広まり大勢少年たちがクジャクママユを見せてくれと押しかけてきた。

 僕は彼らの頼みを「完璧状態で見せたいから」と全て断った。それも嘘ではなかったが、一番の理由でもなかった。最初に見せる相手は彼だと、最初から決めていた。

 僕は実のところ、彼がどうしてもと乞うならば、未完成状態でも見せてやってもいいとさえ思っていた。にもかかわらず、彼は何も言ってこなかった。コムラサキの一件以来、彼が僕を避けているのは分かっていたが、彼の僕への嫌悪感クジャクママユへの興味を凌駕していると考えると、妙に胸がモヤモヤした。

 その日は、何ということのない平凡な一日になるはずだった。少なくとも、蝶の採集を終えて帰宅し、自室に入るまではそうだった。だが、そこで僕を待っていたのは、変わり果てた姿のクジャクママユだった。

 翅がもげていた。触角も片方取れていた。展翅板の上には、粉々になった翅の残骸が散らばっていた。

 どうして。何で。誰が。どうすれば。

 絶望的な言葉の断片が、次々と頭の中に浮かんではぼろぼろと崩れていく。早く直さなければ、と震える手で修復道具に手を伸ばす。今までの経験は「これは無理だ」と告げていたけれど、その声さえ聞こえなかった。

 日が落ちかけた頃、僕はとうとうクジャクママユの修復を諦めた。僕は絶望的な気持ちのまま寝台に倒れこみ、腕で目を覆った。このまま何も考えずに眠ってしまたかった。そして朝になって、すべてが夢だったと気づきたかった。

 そんな幼稚な空想を打ち砕くように、女中さんが僕の部屋の戸を叩いた。彼が来ていると言うのだ。僕はのろのろと起き上がり、玄関に向かった。

 僕の酷い顔を見て驚いたのだろうか、彼は何も言わずこちらを見ていた。僕は半ば操り人形のような心地で、クジャクママユが台無しになったことを告げた。すると彼は、それを見せてくれと言った。僕は頷き、彼と共に重い足取りで階段を上っていった。

 僕はクジャクママユの残骸を彼に示した。ろうそくの明かりでも、彼の顔に全く血の気がないのがわかった。彼はしばらくクジャクママユを凝視していたが、ゆっくりと僕の方を向いて、言った。「ぼくが、やったんだ」と。

 僕は耳を疑った。意味がわからなかった。彼が、これを?

 僕が凍りついていることに気づかず、彼は堰を切ったように喋り始めた。どうしてもクジャクママユが見たくて、僕がいない間に部屋に入ったこと。見ているうちに魔が差して、クジャクママユを盗んだこと。返そうとした時には、クジャクママユがつぶれてしまっていたこと。

 彼の話を聞くにつれ、僕は胸がどんどん冷たくなっていくのを感じた。同時に頭に浮かんだのは「彼は裏切ったのだ」という言葉だった。何を裏切ったのかはわからない、ただ彼が裏切り者だという考えだけが、強く強く繰り返された。

「そうか、そうか、つまり君はそんな奴なんだな」

 そう告げた声は、自分でも驚くほど平板だった。こんなに誰かを軽蔑するのも、こんなに誰かに失望するのも、初めてだった。

 彼は必死に許しを乞うてきたが、僕はありったけの皮肉を添えて彼の謝罪を切り捨てた。彼は一瞬、殺さんばかりの形相で僕を睨みつけた。そんな表情を誰かから向けられたのは初めてだったので、僕はほんの少したじろいだ。だが、彼はそれに気づくことなく、何も言わないまま、僕の部屋から出ていった。

 僕はろうそくを吹き消し、再び寝台に横たわった。毛布に繭のようにくるまると、両目から涙があふれだした。

 僕はどうして泣いているんだろう。当然、大事クジャクママユを失ったからだ。でも、本当にそれだけだろうか。僕は、何を失ったんだろう――嗚咽の合間にそんなことを考えながら、僕の意識ゆっくりと沈んでいった。

 次の日、僕は級友たちに、不手際クジャクママユが駄目になってしまったと話した。彼らは、ぜひとも見たかったのにと嘆き、僕らしからぬ失態に戸惑った様子だった。だがそれも一時のことで、しばらくすると彼らの興味は別のものへ移っていった。

 そして、その日以来、彼を野山で見かけることはなくなった。遅刻することもなくなり、真面目に授業を受けるようになった。ほどなくして、彼が蝶の収集を一切やめて、標本もすべて捨ててしまったらしいという噂が聞こえてきた。級友たちが、あいつとうとう正気に返ったのかとか逆におかしくなってしまったのだとか好き勝手を言っているのを聞き流しながら、僕は教室の隅でぼんやり座っている彼を盗み見た。

 彼は罪を犯した、言い逃れできないほど「正しくない」人間だ。彼の罪を糾弾し、正当な罰を与えることこそが「正しい」行いだ。そう考えながら、僕はそうしなかった。彼をかばうためでも、ましてや許すためでもない。僕はただ、逃げたかったのだ。

 あの夜、僕はまぎれもない被害者で、彼は明らかな加害者だった。誰もが、僕が彼を非難するのは「正しい」ことだと思うだろう。けれども僕はあの時、「正しい」ことをしようと思ったわけではなかった。正しいとか正しくないとかい基準から外れた場所あるむきだしの感情――「彼に裏切られた」という気持ちにまかせて、僕は彼を言葉で刺したのだ。

 思えば、彼に関わる時の僕は、いつも「正しい人」から遠ざかっていた。標本箱の中の蝶のように完璧優等生はいられなくなり、破れた翅で不格好に飛び回る、身も心も薄汚れた自分になってしまうのだ。そして、その先にはいつも彼がいた。僕よりはるかに劣っているはずの彼は、森の中では僕よりはるかに美しく羽ばたいていた。にもかかわらず、彼は自ら泥の中に墜ちていった。それらすべてが許せなくて、耐え難くて、そう感じる自分自身を認めたくなかった。だから、僕は彼との関わりを絶ち、自分が「正しい人」でいられる場所へと逃げ出したのだった。

 結局、僕は逃げ切れなかった。「正しい」ままで生きることな不可能だということを悟り自分の中の「正しくない」ものを受け入れて飼いならすことを覚えた。世間ではそれを「大人になる」と呼ぶのかもしれない。

 彼とは、学校卒業してから顔を合わせていない。今では蝶への興味もすっかりなくなって、作りためた標本はほとんど全て人に譲ってしまった。

 それでも、一つだけ手元に残したものがある。翅のもげたクジャクママユだ。痛々しくて不完全で、なのになぜかひきつけられる。そんなクジャクママユこそ、僕にとっての少年の日の思い出なのだ

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