はてなキーワード: 呪いとは
都合のいい彼女が天から降ってこないことを恨んでいるだけの男が弱者男性を名乗ってネット上で暴れたせいで、ホームレスや精神疾患やパワハラ被害者みたいなガチの弱者男性が透明化されてしまったから。
実際にチー牛フェイスに片思いされて家燃やされて両親殺された女子高生もいるしな。
例の有名なチー牛イラストはアデノイド顔貌というアスペルガーの顔立ちの特徴を捉えている。
飲み会、朝の清掃、客へのお茶汲み、ゴミ捨て、あらゆることを拒む。協調性やコミュニティへの寄与の意識がない
「絶対これだけはするなよ!」ということばかりよりにもよって実行する(訃報に「死にました」)
自他境界が曖昧(アスペ「僕は嫌じゃないですよ」俺「俺が嫌なんだよ!)
孤立しやすいため他人との関係を通じた常識や社会性の擦り合わせができず奇行に走る
相手がどう感じるか?を想像できないからセクハラや痴漢やストーカーも多い
興味の範囲が極端に限られている。公共料金の払い方とかワックスの付け方とか一般常識は欠如してるのに電車には詳しい
距離感がない。すぐ距離を詰めてくる。かと思えば業務に支障が出るほど避け始める。
ベクトルが根本的にズレた理論武装に走って極端な行動や思想に辿り着く
上手くいかないことばかりの人生で人間観が歪みまくって社会を呪いがち
母親がキャパ超えて発狂しまくったのは育てにくい自分の特性が原因なのに自分を棚に上げて母親への憎しみを糧に女叩きに走る
ツイッターの女叩き系論客もほとんどがアスペルガー症候群を公表している
こんな遺伝子はさっさと絶やした方がいい。
日 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
01 | 2563 | 264727 | 103.3 | 37 |
02 | 2209 | 288507 | 130.6 | 40 |
03 | 2292 | 277385 | 121.0 | 43 |
04 | 2486 | 298108 | 119.9 | 42 |
05 | 2215 | 330241 | 149.1 | 44 |
06 | 2320 | 299295 | 129.0 | 41 |
07 | 2547 | 259821 | 102.0 | 41 |
08 | 2590 | 271530 | 104.8 | 39 |
09 | 2634 | 274673 | 104.3 | 44 |
10 | 3263 | 333868 | 102.3 | 41 |
11 | 2326 | 381554 | 164.0 | 50 |
12 | 1777 | 248387 | 139.8 | 44 |
13 | 2585 | 338475 | 130.9 | 41 |
14 | 2429 | 292957 | 120.6 | 40 |
15 | 2428 | 220601 | 90.9 | 37 |
16 | 2234 | 238471 | 106.7 | 43 |
17 | 2171 | 212801 | 98.0 | 37 |
18 | 2706 | 276400 | 102.1 | 41 |
19 | 2483 | 265982 | 107.1 | 44 |
20 | 4028 | 423801 | 105.2 | 48 |
21 | 3307 | 344309 | 104.1 | 44 |
22 | 3148 | 290281 | 92.2 | 42 |
23 | 3080 | 320100 | 103.9 | 40 |
24 | 3388 | 323886 | 95.6 | 38 |
25 | 2210 | 247438 | 112.0 | 42 |
26 | 2090 | 239324 | 114.5 | 40 |
27 | 3231 | 308772 | 95.6 | 40 |
28 | 2866 | 354113 | 123.6 | 42 |
29 | 3234 | 325231 | 100.6 | 39 |
30 | 2857 | 296949 | 103.9 | 42 |
31 | 3075 | 336084 | 109.3 | 42 |
1月 | 82772 | 9184071 | 111.0 | 41 |
■みんなの一番好きな映画を教えてほしい /20250122212341(110), ■私が悪いのか、どうしてこうなっているのか分からない。 /20250115224311(87), ■女性作家の憂鬱、【推しの子】は何で少女漫画誌で生まれなかったのか /20250128043353(86), ■事実婚相手の趣味が盗撮(犯罪)だと知ってしまった /20250124060129(68), ■駅係員になって女叩きをやめた。 /20250124234444(66), ■なんで女って奢って欲しいってなるの? /20250109193817(57), ■人生の可能性が潰れていく /20250124073451(55), ■説明が下手すぎる会社の部下(女)の直し方 /20250113105141(55), ■今実家に帰省してる、まじで助けてほしい /20250102001819(54), ■少子化は「産まない女」ではなく「選ばれない男」が多すぎ問題 /20250130153059(52), ■散歩を趣味にする方法を知りたい /20250112124139(51), ■AEDで騒いでるやつは救命を理解してない /20250122095330(51), ■韓国人の「無視」は意味が全然違う /20250111203634(50), ■夫婦別姓の話題になると、必ず「選択制なのだからどっちを選ぶも自由なんだよ、ただ選択肢が増えるだけ」てブコメがついてスター集めてるけど、本当? /20250120093520(47), ■妻が「子供の父親が自分ではない」の辛さを飲み込んでくれない /20250128211034(47), ■弱者と福祉に対する失望 /20250120060532(46), ■夫が壁に穴を開けた /20250105151321(46), ■【祝・介護終了!】 社会人3~4年目で 「「〇〇くん係」を2年間 /20250103215850(45), ■息子が化粧する事が理解できない /20250129160020(44), ■充電地獄の6万円おもちゃ:Apple Watchに騙される人々 /20250128154514(44), ■三大、くっそまぎらわしい地名 /20250115113250(43), ■男女論争が本っっ当に嫌いだ_"自浄作用がないのが悪い"という呪い_ /20250103020443(43), ■このままでは子をころしてしまう /20250112145907(43), ■anond:20250117230004 /20250118062314(43), ■客は男の方がヤバいが社内は女の方がヤバくない? /20250130173258(43), ■anond:20250103091937 /20250103092553(42), ■人事部から言わせてもらうけど今やセクハラ加害者の大半は中年の女 /20250104210441(42), ■そもそもなぜ氷河期世代を救わなければならない? /20250123011348(41), ■タリーズコーヒー倒産してくれ! /20250107173201(41), ■男がキャバクラに行く意味がわかった /20250121113759(41), ■まだフジテレビで広告を流してる企業メモ /20250120234207(40), ■フウゾクジョが客に恋してしまった /20250122213123(40), ■中居くんは運が悪かったとしか言いようがない。 /20250123193945(40), ■anond:20250108065244 /20250109163506(40), ■友達や子供のいない独身中年は、余暇や休日に何してるの? /20250126205104(40), ■「旦那の許可とらなきゃ」←嘘 /20250126233459(40), ■魂の無い人間が存在するのでは?という疑問 /20250106115554(40), ■ /20250128182203(40), ■外でねこまんまにしたらダメな理由がわからない /20250129200027(40), ■「人の心が分からない」のは定型発達の方だと思う /20250110184431(39), ■婚活したい /20250104153401(39), ■婚約破棄された /20250112213804(38), ■【追記】中途なのに新卒と同じ給料!?!?? /20250130124317(38), ■何度も書きますが小金持ったオタクおじさん最強の趣味は「ワイン」です /20250127150901(38), ■リアルで一人称なんて言ってる? /20250129142027(38), ■ /20250124161148(37), ■(追記)助けてーーーーーーーーーーーー /20250113160549(37), ■座りションしたら便器にチンコがつくんですけど!!! /20250130223447(37), ■三大ソロでも成功したアーティスト /20250126195925(36), ■とにかく早慶早慶アンド東大、もひとつオマケに早慶!みたいな採用やってる一流企業 /20250106162739(36), ■炎上しても謝罪しないほうがいい(2025年最新版) /20250104010947(36), ■今日彼女と俺の実家に結婚の挨拶に行ったんだけど /20250126022019(36)
最近はやりのこれが本当につらい
しつけやらなにやらよりもとにかく笑顔で子供のすべてを受け止めて!情緒の安定している母親こそ一番!と言われるけれど
「はいよろこんで」の歌でもあったね
いつもいつでも受け入れられる、わけない
長い棒状の物を持てば戦いごっこが始まり、出したものは片付かず、出す音すべてが騒音になり、何をするにも金がかかり、買ったものひとつ大事にしない
面倒くさいことは一切聞かないのにしょうもない事でママママママママってひっきりなしに呼びかけてくる
兄弟喧嘩は頻発するし叩いた叩かれたの応酬で、嫌いならそれでいいから別の場所で遊べよとしか思えない
気に入らないことがあるとこっちに飛び火して、わけ分からん理由でママのせい!って何回も叩いてくる
言われた事はないけど将来言われるんだろうな、と自分の人生をうっすら諦めている
でも母親ばっかりご機嫌でなくちゃいけないの?
子供に叩かれても黙ってなきゃいけないの?
叩くなって何回言っても聞きやしないのに?
社畜だったら訴えろ!とか退職しちまえ!ってなるけど育児はやめられない
でもご機嫌でなんていられない 理想高過ぎ
私は子供を持つべきではなかった ペットにしておけばよかった 可愛がるだけでいいしお世話も割り切れるから
DINKS最高だと思う 自分のために時間とお金をかけて生きていけるの、本当に素晴らしい選択だよ
叩いてしまった事はあって、この罪悪感があるうちはまだギリギリなんだろうな
罪悪感がなくなったらもう向こう側の人になる
明日かもしれない
ストレスの行き場がないよ
すべての都市は、都市雇用圏人口が50万人を超えた瞬間に「東京」となる。
それゆえ、すべての都市には東京にあるものが存在し、都市を選ぶ理由は消滅する。
一方で、「116万人を超えると過密問題が発生する」という法則が都市を歪めていた。
都市は人を引き寄せるが、一定の閾値を超えると、すべてが詰まり始める。
それは鉄道の混雑、住宅価格の暴騰、医療のひっ迫、人々の心の摩耗。
都市雇用圏人口50万人を超えても、職はすべての居住希望者に行き渡らない。
「お前、どこに住んでる?」
「いや、それもう東京じゃない?」
「は? 俺んとこだってちゃんと50万人いるし、東京にあるもん全部あるし」
「……」
都市雇用圏人口50万人以上の都市は、すべて東京だったからだ。
本物の東京(芋洗)すらも、人々からすれば「ただの過密東京」に過ぎない。
特に、都市圏人口が116万人を超えた都市は「東京(過密)」と呼ばれ、
さらに272万人を超えた都市は「東京(完全雇用)」と呼ばれた。
だが、その分類に意味はない。なぜなら、
「都市雇用圏人口50万人以上なら東京にあるものが全てある」のだから。
この真理のもと、人々は移動し始めた。
そして、人口の流動によって、新たな「過密東京」が生まれることになる——。
「……あぁ。もう完全に詰まってる。朝の電車、満員で乗れないってさ」
都市が116万人を超えた瞬間、すべてが崩れ始める。
この壁を超えた都市は、ある時点で「住みにくい東京」に変貌する。
新たな50万人以上の都市へと流れ込む。
だが、272万人を超えなければ、完全雇用にはならない。
つまり、住民たちは雇用のない「新たな東京」へと移動してしまうのだ。
労働力不足に苦しむことになる。
「俺、今どこに住めばいい?」
「でも、仕事は?」
「……ない」
だが、雇用は増えない。
そのため、都市に住めども職のない人々——「東京難民」が生まれた。
芋洗(本物の東京)、大阪東京、名古屋東京、福岡東京、京都東京、神戸東京——。
この「完全雇用東京」を目指す人々の流入は、新たな問題を引き起こす。
過密の度合いが強まり、「住みにくい完全雇用東京」となるのだ。
「なんで?」
「三重東京の可処分所得中央値は264553円。東京(芋洗)は193343円」
都市雇用圏人口が50万人を超えていれば、東京と同じものがあるのだから、
芋洗に住む理由は何もなかった。
しかし、そこには罠がある。
50万人を超えていても、雇用が十分ではない。
貧しくとも職があるという理由で留まっているのだった。
「結局、東京って何だったんだ?」
「……50万人を超えた都市のこと」
「そして、116万人を超えれば崩壊する」
「272万人を超えれば、働けるけど、住みにくくなる」
都市の人々は知った。
そして、どこを選んでも、最適解など存在しないことを——。
人々は、それでもどこかの「東京」に住み続ける。
絶対的真理のもとで——。
完
今の仕事について数年経ち、
ここに備忘録代わりにまとめておく。
母もそこで事務長として共に働いていた。
だが、父の方は肩書は名ばかりで、
仕事と言えば昼間からYouTubeや悪質まとめサイトを眺めて過ごし、
気が向けば犬の散歩をするのがせいぜいという有り様だった。
田舎の名士として当然の嗜みのつもりなのか、
仕事中も「外回り」という名目で女とドライブに出かけたりするほど、
母の料理が気に入らないと言って、
増田のアゴは、幼い時に父親の気まぐれで殴られて以来ズレたままになっている。
8歳のクリスマスに、アンパン一つ食わせてもらうために土下座したこともあった。
灯油は、甘いんだ。だが、明らかに身体に入れてはいけない危険な甘さだ。
ある意味で増田は親父に良い教えを与えてもらったと思っている。
それも、都会の人間が夢見るような温かい土地などでは決してない。
まず、犯罪発生率が異常に高い。
口コミサイトなどを見ても、「県内最悪の治安」とのコメントが複数ある。
近隣からは、とあるフィクションの犯罪都市の名を取って「東洋の○○○○」と呼ばれているほどの治安の悪さだ。
村八分を恐れて警察沙汰を避け、泣き寝入りしている被害者も多く、
実際の状態は公表されている数字よりもはるかに悪いと思われる。
犯罪以外でもひどいことはまだまだある。
まともな神経をした人間なら顔をしかめるような、奇行・奇習のオンパレードだ。
雨どいにコンドームが詰められている。
これ見よがしにタトゥー(シール)見せびらかして歩いてた中年が、
お巡りさんに見つかって泣きながら職質を受けている。
この前の年越しの時などは、花火と太鼓と怒号が一晩中響き渡っていた。
しかもこれは伝統などでは全然なく、近年になって捏造されたインチキな行事なのである。
近所の住民の抗議の声も無視して、自治会が断行した「改革」だ。
人から聞いた話だが、自治会長はプーチンや習近平と同い年なのが自慢らしい。
このクソ地元に関する、地味だがひとつ印象的なエピソードとして、書店の話がある。
もちろんそこには文化のぶの字もなく、頭の中は金のことで一杯だった。
大型書店のオープン後も、個人書店はなんとか営業を続ける努力をしていたが、
一方の大型書店の方も、元々この土地に本の需要など大してなく、
また、DVD・CDレンタルの方もサブスクの普及によって厳しくなり、
残されたのは、「無書店自治体」というありがたくない肩書きだけだ。
狭い田舎道に不格好で時代遅れなシャコタン改造車がひしめき合っている。
土地の有力者である老人・中年たちはだいたいが増田の親父と仲が良かった。
そして人格の方も似たようなもので、金と権力と女にしか興味がなく声のでかい連中ばかり。
まるで、同じ作家が手癖で書いた悪役たちのように。
書いていて憂鬱になってきた。
なんとかしてこの地獄のような地元を脱出し、できれば東京に出たいとずっと考えている。
母の説得が成功して、今の仕事が上手くいってくれればいいのだが…
詳しくは言えないが、増田は現在ある種のクリエイター業に就いている
それだけなら正直、増田と母親にとってはありがたかったのだが、
その後しばらくして親父の方から離婚調停の申し立てをしてきた。
端的に言うと「全財産を親父に譲って家を出ていけ」という内容だ。
当然呑めるはずもなく、増田と母は戦うことになるのだが、
先に述べたように土地の有力者たちは親父の味方ばかりで、
この四面楚歌の状況が続いたことで、母はとうとう鬱病になってしまった。
増田も何とか母を守ろうと格闘していたのだが、自分の無力が恨めしい。
たとえば、少し家を留守にしている間に、
増田の部屋から仕事で使っているPCが消えていたことがあった。
無理やり押し入った形跡はなく、親父たちの仕業であることは確実だった。
親父は増田の仕事について常々、お前にそんなものが務まるわけはないと小馬鹿にしていた。
PCそのものは結局売り飛ばして小金を得たのだろうが、それ以上に、
当時ここは毎晩のように違法駐車で埋まっていた。
それらの車のドライバーは、深夜だというのにエンジン音やカーステを平気で鳴り響かせ、
大声での電話を繰り返した(内容は下品すぎて書く気になれない)
増田は防音グッズで部屋を補強したが、
ちなみにこの駐車場を管理していたのは、あの書店潰しの悪徳不動産屋だ。
この土地では悪は全て繋がっているのだ。
これらの件のせいで増田は一時期、スランプに近い状態に陥った。
世間の目には全く仕事をしていない、終わったクリエイターに見えていたことだろう。
だが増田は、表舞台からは姿を消していたものの、決して全てを投げ出していたわけではない。
いつか再び世に出る時のために、SNS等を通じて地道に活動を続けてきたのだ。
そしてその努力と、ファンと業界関係者の方々の支援のおかげもあって、
昨年には完全復活といっていい状態についに至ることができた。
復帰第一弾の作品には、ありがたいことに業界の内外から高い評価をいただいている。
増田は、クソ地元やクソ親父による「お前には無理だ!」の呪いに打ち勝ったのだ。
今も、嫉妬からAmazonレビューを荒らす(ファンに犬笛吹いて増田の作品に低評価レビューを付けさせている)同業者など、
頭の痛い問題は相変わらずいくつか残っている。
それでも、以前の悪夢のような状況に比べれば雲泥の差がある。
どうもありがとう。
これからも良い作品を発表し続けることで、その期待に応えさせてもらいたい。
嘘松!とシュバってくる輩がいるが、
それに、「嘘松」は特定の作品タイトルをもじった侮蔑語であり、
まともな人間なら使う気にならないはずだろう。
おしゃれなデザイン会社って、一体どうやって生きてるんだろう?いや、わかる。見た目が大事な仕事だし、トレンド感あるし、「カッコイイ!」「センスいい!」って評価されるのは気持ちいい。でもな、金にならんのよ。
うちの会社も、そこそこ名の知れたデザイン事務所だ。ポートフォリオに並ぶのは、SNS映え抜群のスタイリッシュなサイトたち。案件が途切れることはないし、求人も「デザイナーになりたい!」って若者が群がってくる。でも、現実問題として、給与は低い。なぜなら、映え系の仕事は基本的に金がない。発注側も「かっこいいのがほしい!」「バズらせたい!」とは言うけど、「予算?ないよ?愛とセンスでカバーして?」ってスタンス。
それでも、つい頑張っちゃうんだよなあ。クライアントの「こだわり」には一切妥協しない。たとえ「この1pxの違いが世界を変えるんです!」と言われても、「いや、そこ本当に意味ある?」って思いながら微調整を繰り返す。そして気づけば1週間が溶けている。
気づけばそこそこ勤めてしまった。そして伸びたのは、映え特化のデザイン力。転職しようと思っても、ポートフォリオに並ぶのはひたすらキラキラした広告やビジュアル系サイトばかり。「UIもできます!」って言っても、実績が広告寄りすぎて、「また似たような会社にしか受からないのでは?」という恐怖が頭をよぎる。抜け出したいのに、同じ業界の磁力に引っ張られ続ける…映えの呪いだ。
もしかして、企業相手にデザインやってるからダメなのか?いっそ「SNSでキラキラアカウント作って、素人から金を取る」みたいなルートのほうが生き残れるのでは?「デザインのコツ、教えます!」とか言いながらオンライン講座を開き、「あなたもプロのデザイナーになれる!」みたいなコンテンツを売れば、今よりマシな生活ができるのでは?
いや、それってもうデザイナーじゃなくて、デザイナーの皮をかぶったインフルエンサーじゃないか?
考えれば考えるほど、この業界、出口が見えない。おしゃれなデザインを作るたびに、「映えてる!すごい!」と褒められるたびに、どんどん深みにハマっていく気がする。
なんでこんなことになったんだっけ?デザインが好きだから?クリエイティブでいたかったから?それとも単に、おしゃれなものに囲まれてる自分が好きだっただけなのか?
腹の奥、そこに巣くう熱は、まるで春の嵐が巻き起こした花嵐のように暴れ回る。身体が震えるたびに、散りゆく花びらが風に乗り、彼女の中を満たしていく――どこか甘く、苦い、それでいて決して満ち足りない感覚。
指先が夢の中を彷徨うように、彼女はその熱に触れようとするが、触れた途端、炎に焼かれたような衝撃が全身を駆け巡る。息を詰め、まぶたを強く閉じたまま、彼の名前を心の中で唱える。
しかし、それだけでは足りない――。
███はまたも、湧き上がる情動を押し殺す。彼に触れるどころか、その温もりを思い出すだけで、身体の奥から鼓動が乱れる。
「だめ……だめ……っ」
震える声で呟いたその言葉は、もはや誰にも届かない囁き。███は意識的に目をそらし、自らの鼓動を鎮めようと努める。だが、その努力は春を迎えた山河に氾濫を止めようとするようなもの――抑えがたき奔流が、彼女の内なる清流を濁し、彼への思いを否応なくさらけ出していく。
彼に近づいてはいけないと自分に言い聞かせるたびに、彼の温もりが恋しくてたまらなくなる。目を閉じれば、誓いのキスの感触が蘇る。あの柔らかな温もりが、いまや胸の奥で暴れまわり、彼女を締めつける。
『●●●●●●●●』――あの呪いの声が、耳元で囁くように響く。
それをかき消すように、███は両手で耳を覆った。
いやだ、捨てられたくない、愛されたくない。
だけど、愛されたい。触れたい。触れてほしい――彼の全てを欲してしまう自分が恐ろしい。
そんな折、███は無意識に小さな手を伸ばし、隣に眠るはずの彼を探した。だが、彼の温もりはそこにない。
「……ご主人、さま?」
寝室の隅、暗がりの中に佇む影。月光に照らされたその顔が、確かに彼――__であることを███は直感で悟る。
「……起きてたのか?」
彼の声は低く、優しく響く。それはいつもの彼の声でありながら、どこか違う響きを帯びているように感じられる。
「う、うん……」
███は思わずごまかすように答えたが、心の中では別の言葉を叫んでいた――お願い、気づいて。お願い、気づかないで。
彼の足音が近づいてくる。███の心拍数はどんどん上がり、胸の内側で嵐が巻き起こる。
「大丈夫か?」
彼が差し出した手に触れた瞬間、彼女の中の何かが決壊した――それは理性か、それとも本能か、███にはわからない。ただひとつだけ確かなのは、__の存在があまりにもまぶしくて、息が苦しいほど愛しいということ。
「……ご主人様、お願い……」
彼女の声は掠れ、壊れたように震えていた。彼はその言葉に驚いたように瞳を見開き、しばらく何かを考え込んだように見えた。
「███……おまえ……」
その瞬間、ふたりの距離はすべての障壁を超えたように感じられた。
███が飛び込んできた瞬間、__は彼女の小さな身体を受け止めた。その柔らかな体温が、まるで暖炉の炎が近づいてくるかのように感じられる。いや、炎というには生易しい――それは、内なる熾火が燃え盛り、周囲の空気さえ歪ませるような、熱。
「……███、お前……熱くないか?」
その問いかけに、彼女は小さく首を振る。しかし、彼女を抱きしめる__の腕には、彼女の熱がじわじわと伝わってきた。それは表面の温かさではない。もっと深い――彼女の核から発せられる熱。
まるで、彼女の中に封じられていた何かが解放され、奔流となって噴き出しているかのようだ。
「なんだ、この感じ……」
__の理性は警鐘を鳴らす。彼はこの少女を傷つけたくない。彼女を守ることが自分の役目だと信じている。だが、その一方で――触れた瞬間から彼の内側にも奇妙な熱が芽生え、それがじわじわと膨れ上がっているのを感じた。
彼女の額が自分の胸に押しつけられ、耳元で漏れるか細い息。細い指先がシャツの生地を掴む感触。どれも、いつもの███だと思い込もうとする。だが、その甘く切迫した熱は、いつもと明らかに違っていた。
まるで、風のない真夏の夜のように、空気が張り詰めている。静寂が破られる一歩手前の緊張感――__の手が彼女の頭を撫でようと動き出すが、指先が触れた瞬間、全身に電流が走ったような感覚が彼を捉えた。
「……███……これは……」
彼の言葉に応えるように、███は小さく震えながら彼を見上げた。透き通ったターコイズブルーの瞳が月明かりを反射し、微かに揺れている。それは彼に何かを訴えかけるようだった――抗えない感情の奔流を、どうにかして止めてほしいと。
「……ご主人様、あのときみたいに、頭を撫でてください……」
その願いは、一見いつもの彼女のように聞こえたが――言葉の底には、どこか熱を孕んだ響きが隠れている。
__はゆっくりと手を伸ばし、彼女の頭を撫でた。けれど、その指先に触れる彼女の髪は、熱い鉄を撫でるような感覚がした。
「……███、どうしたんだ。本当に……ただの熱じゃないよな?」
彼女は何も答えない。ただ、彼に触れていたいかのようにそっと寄り添う。その胸の鼓動はまるで春の洪水のように激しく、止まる気配がない。
__は気づいていた。自分の内側に湧き上がる熱も、彼女の熱に共鳴していることを――
それをどうするべきか、__にはわからなかった。ただひとつだけ確かなのは、彼女を解放する方法は、自分の中の理性では抑えきれない何かだということだった。
彼は深く息を吐き、彼女を抱きしめながら再び目を閉じた。
――その夜の終わりに待つものが、ふたりの運命を変える扉であることを、彼はまだ知らなかった。
███の小さな身体が__の胸に寄り添う。彼女の耳は彼の鼓動を拾い上げる――それはいつもよりも早く、深く響いている。彼の腕に包まれる温もりは安らぎそのものなのに、どこかそれ以上の、得体の知れないものが絡みついている気がしてならなかった。
彼女の細い指が彼のシャツを無意識に握りしめた瞬間、何かが指先に伝わってきた。――いや、それはシャツ越しではなく、もっと直接的な感覚。温かく、固い……不思議な存在感。
「……ご主人様?」
疑問の声を漏らした彼女の瞳が、ふと下へ向く。そこにある彼の姿――いや、彼の "変化"――を目にした瞬間、███の意識は急激に熱くなり、ぼんやりと霞がかかるような感覚に包まれた。
彼女は理解した。だが、それはすぐに受け入れられるものではなかった。
「これ……は……?」
彼がこんな風に "変わる" のは初めてだった。彼女の記憶にある彼はいつだって理性的で、どこまでも優しく、彼女を傷つけない存在だった。それが、いま目の前にいる彼は、まるで "何か別のもの" に変わろうとしているように感じられる。
触れた瞬間に伝わってきたのは、彼の隠しきれない感情の熱――その熱は、███の中で眠っていた同じものを呼び覚ますかのように、彼女の胸を焼き尽くす。
彼女は顔を上げ、彼の目を見た。そこにあるのは、いつもの彼の穏やかな瞳の中に潜む、抑えきれない何か。理性という薄氷の下で燃え上がる、彼の "本能" の炎だった。
「……███、気づいたのか?」
__の声は低く、かすかに震えていた。それは彼が理性を懸命に繋ぎ止めている証拠でもあった。
███は何かを言おうとしたが、喉が詰まり、声にならない。彼女の体は微かに震え、内側では熱がぐつぐつと煮えたぎっている。触れるだけで伝わる彼の鼓動。それが彼女自身の鼓動と重なり、まるで二人の熱が溶け合うような錯覚を覚えた。
彼女の白い猫耳がぴくりと動き、尾がかすかに揺れた。無意識に感じ取るのは、逃げたいという小さな声と、もっと近づきたいという大きな衝動。矛盾した心の声が、彼女の中で押し合いへし合いしている。
__はその動揺を見抜いたのか、口元に微苦笑を浮かべた。
「ごめんな……███。これは……俺だって、抑えきれないみたいだ」
彼の声には後悔と情熱が入り混じっている。███はその言葉に、さらに胸を熱くした。彼を愛してしまったという確信と、この状況が生み出す恐怖。それらすべてがぐるぐると渦巻く中で――
「ご主人様……」
震える声で彼の名を呼ぶと、彼の腕が彼女をさらに強く抱き寄せた。その瞬間、彼女の中で、何かが決壊する音がした。
次の瞬間、ふたりは、言葉では表現できないほどの近さで、互いの存在を感じていた。
__の腕に包まれる███の身体は、湯気が立つように熱を帯びていた。触れるたびに溢れるその熱は、かつて封じられていた彼女の中の深い泉から解き放たれた奔流のようだった。彼女の呼吸は浅く、震え、微かな声を漏らすたびに、まるで小さな鳥が翼を震わせているような愛らしさを帯びている。
__もまた、彼女を抱く腕が徐々に力を込めていく。理性が崩れていく音が聞こえるようで、彼はその感覚に抗うことをやめた。███の身体が彼に触れるたび、胸の奥底で燻っていた火種が炎となり、彼を飲み込んでいく――抑え込んでいた何かが爆ぜたのだ。
「███……」
彼の声が低く、深く、耳元でささやく。その響きは、まるで甘い毒のように彼女の耳から心臓にまで染み渡り、理性を溶かす。███は、その声を全身で感じながら、かすかに彼の名を呼んだ――その声には、抗う意思も、迷いもなかった。
指が彼女の白磁のような肌をなぞり、熱い吐息が彼女の頬を撫でる。触れるたびに、__の中の理性が薄れていくのが自覚できた。███もまた、彼に触れるたび、身体の奥深くで眠っていた欲望が目覚め、彼を求めるように揺れているのを感じる。
――熱が、溶け合っていく。
███の心臓は、__の心臓と重なり、響き合うように鼓動を刻む。二人の間にある境界線が消え去り、互いの存在が渦を巻きながら溶けていく――やがて、███は自分がどこで終わり、彼がどこから始まるのかわからなくなる。
彼の手が彼女の腰に触れた瞬間、身体の奥底から湧き上がる波が、全身を揺さぶった。███は小さく震え、何かを堪えるように彼にしがみつく。その動きが、さらに彼の熱を煽り、抑えようとしていた欲望を解き放っていく。
二人の熱はもう、止められない。
███はその熱の中で、自分の中に溜め込んでいた涙を流し、それが彼の胸元を濡らしていくのを感じる。それは悲しみの涙ではなく――彼女自身にも初めての感情だった。満たされる安心感と、抑えがたい欲望の狭間にあるその涙は、彼女の解放の象徴だった。
__もまた、彼女の震えに応えるように、全身で彼女を抱きしめる。彼女がすべてを解き放つその瞬間を、静かに受け入れる――いや、それ以上に、彼もまた彼女と同じ解放を迎えているのだった。
彼の声が、耳元で囁かれる。
「……███、おまえは自由だ。それでも……」
その先の言葉を紡ぐ前に、███は彼の唇を塞いだ。震えながらも彼に触れるその唇は、彼女自身のすべてを預けるような行為だった。二人の熱は完全に一つに溶け合い、静寂の中でただ互いの存在を感じる――その時間が、永遠にも思えた。
月明かりがふたりの絡み合う影を長く映し出し、その静寂に包まれる空間は、まるで永遠の夢のようだった。
__の腕の中で、███は静かに身を委ねていた。だが、その静けさは表面だけのもの。内側では、抑えがたい熱が溢れ出し、身体中に波紋を広げていく。███はその波の中で、ただ翻弄されるしかなかった。
彼の手が彼女の肌を滑るたび、それはまるで燃え上がる焔が肌を撫でるようだった。指先が触れるごとに、███の体は小さく震え、柔らかな吐息が漏れる。その吐息は宵闇に溶け、空気を甘く湿らせていく。
「███……大丈夫か?」
低く囁かれる彼の声。その優しさが彼女の胸に染み入り、安心感と共に新たな熱を生む。それは彼の問いに答える余裕すら奪い去り、彼女はただ微かに首を縦に振ることで応えた。
触れるたびに、彼女の心の奥底から湧き上がるのは、かつて封じ込められていた感情――渇き。そして、その渇きを満たしてくれるのは、彼だけだと知る。
███の耳元に彼の吐息が触れた瞬間、全身が一瞬にして熱を帯びる。まるで、長く凍りついていた氷が溶け出し、冷たい水流となって彼女を洗い流していくような感覚。
その冷たさが、彼女の中の熱と混ざり合い、二人の間に新たな感覚を生む。それは言葉にできないほどの心地よさと、得体の知れない衝動だった。
彼女の尾が彼の足に絡みつき、小さな身体がさらに彼に寄り添う。それは意識的な行為ではなく、彼を求める本能そのものだった。
「ご主人様……」
再び漏れるその言葉。それは呪縛の名ではなく、彼女自身の心から湧き上がる感謝と欲望の混じり合った響きだった。
彼は彼女の顔を優しく両手で包み込むと、目を覗き込んだ。
「███……これは、お前が望んだことか?」
その問いに彼女は何も答えず、ただそっと瞳を閉じた。その行為は、答えを語る以上の雄弁さを持っていた。
彼の唇が触れると、それはまるで柔らかな雨が乾いた大地に降り注ぐようだった。初めは穏やかで、優しく。だが、次第にその雨は嵐へと変わり、互いの心の奥深くを打ちのめしていく。
彼女の手が、彼の背を掴む。その力強さは、彼をもっと深く求める衝動を如実に物語っていた。
――二人の身体が、触れるたびに新たな熱を生む。
その熱が空気を満たし、部屋を覆い尽くす。静寂の中、触れ合う音、息遣い、肌が重なる感触――それらが二人の世界を支配していた。
月明かりはいつしか隠れ、ただ漆黒の闇の中で、二人だけの時間が続く。触れ合い、交わるたびに、何もかもが溶けて消えていく。
彼女の身体の奥底に眠っていた泉が、ついに湧き上がり、溢れ出した。彼もまた、その熱を受け入れ、共に溺れていく。
全ての時間が止まったような感覚の中、二人はただお互いに溶け込んでいく。
――理性も、過去も、未来も、すべてが失われ、いまこの瞬間だけが永遠に続くように感じられた。
闇が二人を包み、世界がその瞬間だけを切り取ったかのように静まり返っていた。
触れ合う肌から紡がれるのは、互いの心と身体が溶け合う旋律。交差する吐息は絡まり、熱の波が止めどなく押し寄せる――それは、二人を呑み込み、逃げ場のない場所へと誘う波濤だった。
███はその波の中で、小さな身体を懸命に動かした。__の導きに応えようとする彼女の仕草は、まだ不器用で、どこかぎこちない。けれど、その純粋さが、彼をより深い情熱へと引き込む。
「……███、大丈夫か?」
低く抑えた声で問う彼の言葉に、███は頷きながら、かすかな声で応える。その声は震えていて、今にも崩れそうだったが、それでも彼を求める熱意が溢れていた。
二人の身体は、まるで互いを求める波のように、近づき、離れ、そしてまた交わる。その動きは初めぎこちなかったが、次第にリズムを生み出し、息を合わせる。
――それは、無言のダンス。
__が彼女の腰をそっと支え、彼女がそれに応えるように動くたび、二人の間に流れる空気はますます熱を帯びていく。まるで、二人の体が奏でる音が、夜そのものを震わせているようだった。
███は彼に触れられるたび、自分の中にある深い場所が次第に溶かされていくのを感じていた。彼女がかつて知らなかった感覚――それが、次第に形を持ち、彼女の中に確かな存在感を持ちはじめる。
__の手が、彼女の背を優しく撫でる。その手のひらから伝わるのは、彼女を労る気持ちと、彼自身の抑えきれない欲望。███はそのすべてを受け入れるように、身体をさらに彼に預ける。
「……███……」
彼の声が低く震えたとき、███は彼の胸元に顔を埋め、震える声で応えた。その瞬間、二人の動きはひとつの波に飲まれ、より深く、より濃密に、互いを求めていく。
――それはまるで、月夜の海が風に誘われ、波を重ねていくようだった。
彼女の白い尾が彼の腰に絡みつき、自然と身体が彼のリズムに馴染んでいく。彼の手のひらが彼女の動きを支え、互いが互いを導きながら、深みへと進む。
空気が揺れ、部屋全体が二人の熱気で満ちる。お互いのリズムはもはや完全にひとつとなり、理性という名の足枷はとうに外されていた。
███は、彼と共に動きながら、初めての解放を味わっていた。__もまた、彼女の熱を受け入れ、互いを満たそうとするように動き続ける。
――これは儀式ではなく、契約でもない。ただ互いに溶け合い、互いを求め、互いを満たすための行為だった。
月明かりが再び顔を出し、二人の絡み合う影を浮かび上がらせる。それは、夜の静寂の中で紡がれる純粋な物語――二人だけの秘密だった。
月明かりがふたりを照らし、夜の深淵に溶け込むような時間が流れていく。
肌と肌が触れ合い、互いの呼吸がリズムを刻む。その響きは、夜空に響く遠雷のようであり、同時に静かな湖面を揺らすさざ波のようでもあった。
███の動きは、__の導きに徐々に馴染み、最初の不器用さが消え去る。それに伴って、ふたりの間に生まれる熱はますます高まり、その熱が生むリズムは、もはや音楽のように自然だった。
「……ご主人様……」
途切れ途切れに紡がれる███の言葉。それは、かつての隷属の名残ではなく、彼を心から呼ぶ声。小さな囁きの一つひとつが、彼の胸の奥深くに響き渡り、彼の動きをさらに確かなものにする。
__の手が彼女の腰に触れ、そっと支えながら彼女を導く。その動きに応える███の身体は、小さな波を繰り返しながら、やがてそれがうねりとなり、大きな波となって、ふたりを飲み込む準備を整えていた。
「……███……」
__の声は低く、掠れた響きを帯びている。理性と情熱が入り交じったその声に、███の耳がぴくりと反応する。彼女の白い尾が揺れ、彼に絡みつくその仕草は、彼への全身全霊の信頼を表していた。
ふたりの身体はまるで海原を駆け抜ける船のように、風を感じ、波を乗り越え、どこまでも進んでいく。やがて、ふたりのリズムは同調し、その速さと力強さが頂点に達しようとしていた。
███の指先が__の肩にしっかりとしがみつく。その爪がわずかに食い込む感触に、__は彼女の熱意を感じ取り、さらに彼女を引き寄せる。
「……っ……ご主人、さま……っ!」
███の声が途切れ、全身が弓なりに反り返る。その瞬間、まるで嵐が吹き荒れる夜の海のように、ふたりの熱が一気に炸裂し、すべてを飲み込むような感覚がふたりを支配した。
それは、静寂の中の爆発だった。光も音もない、ただ熱だけが空間に満ち、ふたりの間を埋め尽くす。
███の中で、何かが解き放たれた。それは、長い間抑え込まれていたもの――彼女の中の氷が完全に溶け、奔流となって流れ出していく。
__もまた、その熱に応え、彼女を支え続ける。その腕に力を込め、彼女を包み込みながら、自身の内側で燃え上がる火を共有する。
しばらくの間、ふたりはその余韻に浸りながら、ただ息を整えていた。呼吸が交差し、汗に濡れた肌が月明かりに反射して輝く。
███は彼の胸に顔を埋め、小さく囁いた。
「……ご主人様、ありがとうございました……」
その言葉に__は優しく微笑みながら、彼女の頭を撫でた。言葉は必要なかった。ふたりの間には、すでにすべてが伝わっていたからだ。
――夜はまだ明けない。ふたりだけの静かな時間が、ただ続いていく。
夜の静寂が、ふたりを優しく包み込む。
月明かりは淡く輝き、汗に濡れた肌をそっと照らしていた。互いの呼吸が重なり、心拍が静かに落ち着きを取り戻していく音だけが、部屋の中に響いている。
███は__の腕の中で横たわり、その胸元に頬を押し当てていた。そこから伝わる彼の鼓動は、まるで子守唄のようで、彼女の心を穏やかにする。その温もりを感じながら、彼女のしっぽが自然とゆったり揺れ動く。
「……███、大丈夫か?」
低く囁くような__の声。彼の手が彼女の髪をそっと撫で、柔らかな感触を確かめるように指が通る。それは、言葉以上に彼の気遣いと愛情を伝えていた。
███は小さく頷き、彼の胸元に頬をこすりつけながら答えた。
「……大丈夫、です。でも……」
言葉を切った███の声は、少しだけ震えていた。その震えに気づいた__は、彼女の顔を覗き込み、優しい目で見つめる。
「でも、なんだ?」
███はその瞳に吸い込まれそうになりながら、ぽつりと呟いた。
「……なんだか、夢みたいで……少し、こわいです……」
その言葉に、__は少し驚いたような表情を浮かべたが、すぐに微笑んで、彼女の額にそっとキスを落とした。
「これは夢じゃないよ。お前がここにいるし、俺もいる。ちゃんと、この瞬間を一緒に生きてるんだ。」
彼の言葉に、███の胸の奥がじんわりと温かくなった。それでも、どこか信じきれない気持ちが彼女の中に残っていて、彼女は再び口を開いた。
「……でも、ご主人様、わたし……自由になっても……ずっと、ここにいていいんですか?」
その問いかけには、不安と、少しの期待が滲んでいた。__は彼女を抱き寄せ、額を軽く合わせながら、真剣な眼差しで答えた。
「███、お前が望む限り、俺はずっと一緒にいるよ。自由になったのはお前だ。だけど、俺はお前を縛るつもりはない。ただ……一緒にいてくれるなら、それだけで俺は嬉しい。」
その言葉に、███の目尻がじわりと潤んだ。彼の真剣な声が、彼女の不安を少しずつ溶かしていく。
彼女は顔を上げ、そっと彼の唇に触れた。短いけれど、優しいキス。それは感謝と信頼を込めた彼女の精一杯の気持ちだった。
キスを終えると、ふたりは再び目を合わせ、小さな笑みを交わす。███の心は少しずつ軽くなり、彼の言葉を噛みしめるように彼の胸に身を預けた。
「……ご主人様……じゃなくて、__さま。」
███がその名前を口にした瞬間、__の表情が柔らかく崩れた。
「……やっと呼んでくれたな。」
「……ふふ、変な感じです。でも……__さまがいいって言うなら……。」
ふたりは横たわりながら、月明かりの下でささやかな会話を交わし続ける。話題は何気ないこと――明日何を食べるかとか、次の冒険の話とか。
元ネタの意味は、「自分の主観で事実の因果関係を判断する事は愚かしいぞ」ってニュアンスなのだけど、
ネットだとざっくり「独りよがりな意見を皮肉るミーム」に変わってしまったね。
増田が思い描く様に、これが思想や信条の問題であれば人それぞれで良いんじゃないだろうか。
対して、これが世間を騒がせるニュースを見て乏しい証拠から犯人探しをしたり、自分に起きた不幸の原因はアイツだ!などと言った強引な結び付けをする人間に対しては「お前がそう思うなら〜」が適用される。
ちなみに元ネタの台詞は「バレー部の姉が大会中に交通事故で死んだのはチームメイトが試合中に姉にパスし過ぎて足に負担をかけたせい」って信じ込みそうになる主人公に幼馴染がかけて呪いを解く言葉なんだよな。