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「コンセンサス」を含む日記 RSS

はてなキーワード: コンセンサスとは

2025-01-14

仮想通貨終わった

 「仮想通貨はもう終わった」と、ここ数年で仮想通貨界隈に興味を持っていた人なら誰しも一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。ビットコインをはじめとした仮想通貨価格は、2017年末の爆発的な盛り上がりや2021年の再ブームを経て、乱高下を繰り返してきた。そのたびに高騰を期待して飛びついた投資家が痛手を負い、あるいは莫大な利益を得たという劇的なニュースメディアで取り上げられてきた。しかし、近年では大口投資家撤退規制強化の影響もあって、「仮想通貨バブル崩壊した」「もう仮想通貨で儲かる時代は終わった」といった声が再び強まっている。だが、本当に仮想通貨終焉を迎えたのだろうか。それとも、新たな局面に向けた再編が進んでいるのだろうか。本稿では、仮想通貨価格乱高下の背景や、利用者が幻滅に至った要因、そして今後の可能性について考察してみたい。

 まず、仮想通貨市場が大きく盛り上がった要因として注目されるのが、ビットコイン価格高騰である2017年のいわゆる“ビットコインバブル”は、多くの投資家メディアの関心を引きつけ、一夜にして億万長者を生み出したという話が世間を駆け巡った。当時、ビットコイン価格わずか数年の間に何十倍もの値上がりを見せ、「仮想通貨さえ持っていれば誰でも儲かる」というような“仮想通貨神話”が広まり一種の狂騒状態になったことは記憶に新しい。しかし、その後には一転して価格が大幅に下落し、多くの投資家資金を失った。この極端な値動きが「バブル」という表現裏付け仮想通貨に対する世間の印象は「儲かるかもしれないが危険すぎるもの」へと変化した。さらに、2021年にはテスラCEOであるイーロン・マスク氏の発言や、コロナ禍での金融緩和政策により、ビットコインをはじめとする仮想通貨に再び資金流入。驚異的な価格上昇を見せたものの、その後の金融引き締めや各国の規制強化を受け、またも急落するというシナリオが繰り返された。

 一方で、こうした価格変動だけではなく、詐欺的なICOInitial Coin Offering)やハッキング事件マネーロンダリングへの利用など、仮想通貨が抱えるさまざまな問題投資家の信頼を損ねた要因ともなった。特に知名度の低い仮想通貨プロジェクトが「世界を変える新技術」とうたって資金を集めたものの、開発が停滞したり運営者が失踪したりするケースは後を絶たない。こうした状況を目の当たりにした投資家一般ユーザーにとっては、「仮想通貨は結局、詐欺投機の温床ではないのか」といった疑念が強まるのも無理はない。また、仮想通貨の送金やウォレット管理のための仕組みを理解することが難しいという点も、初心者には大きなハードルとなってきた。その複雑さは一部で「自己責任」という形で美化されがちだが、実際にはセキュリティ知識運用リスクへの意識が低いまま参入した場合ハッキングパスワード紛失などで資産を失う危険性が高い。実際に被害に遭った人々のニュースを見聞きすると、仮想通貨に対して「難しくて危ないもの」というイメージが固まってしまうのも仕方がないだろう。

 さらに、国や金融当局による規制強化の動きも「仮想通貨終わった」と言われる一因として挙げられる。特に中国のようにビットコインマイニング事実上禁止したり、大手取引所に対して厳格な規制を課したりする動きは、マーケットに大きなショックを与えた。また、アメリカでは仮想通貨関連の事業に対して納税義務を徹底する法律が整備され、これまでグレーゾーンだった税務処理をきちんと行わなければならない流れが急速に進んでいる。日本でも、金融庁が仮想通貨交換業者監視登録制とするなど、利用者保護観点から取り締まり検閲が厳しくなった。これらの規制強化は、一見すると仮想通貨ネガティブな影響を与えるように思われるが、実は健全市場を育てるためには避けて通れない過程だという見方もある。詐欺プロジェクトマネーロンダリングなどの不正摘発し、利用者安心して取引できる環境を整えることは、仮想通貨の長期的な発展には欠かせない。しかし、過度な規制によってイノベーションの芽が摘まれリスク否定できず、ここにはバランスの難しさがある。

 次に、仮想通貨が「終わった」と言われる背景には、NFT(非代替トークンブームの盛衰や、メタバース関連銘柄の失速も大きく影響している。2021年前後には、デジタルアートゲームアイテムをNFTとして売買し、天文学的価格がつくケースが相次いだ。多くの企業クリエイターがこぞって参入し、「これからはNFTの時代だ」と大々的に報じられた。しかし、NFTマーケット熱狂は長くは続かず、投資対象としてはリスクが高すぎるうえに、実際の利用用途限定的であることが次第に明らかになった。加えて、メタバースも同様に、2022年頃にはFacebook(現・Meta)の社名変更きっかけに大ブームが起きたものの、実際にビジネスとして収益を上げられる企業はごく一部に限られ、その多くが苦戦を余儀なくされている。こうしたNFTやメタバースの失速が「Web3」や「分散型の未来」といったキーワードに対する期待感を急速にしぼませ、結果的に「仮想通貨なんてもう流行らない」という声が再燃しているのだ。

 また、環境への配慮無視できない課題となっている。ビットコインマイニングには膨大な電力が必要とされ、その電力需要CO2排出量を増加させるとして批判されてきた。近年ではイーサリアムコンセンサスアルゴリズムプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に移行するなど、省エネルギー化の取り組みを進めているプロジェクトもあるが、依然として「仮想通貨環境に悪い」というイメージ払拭しきれていない。世界的に脱炭素再生可能エネルギーへのシフトが加速するなかで、この問題クリアにできなければ、仮想通貨社会的評価を高めることが難しいだろう。投資家としても、ESG投資意識するファンド企業が増えるなか、環境負荷の大きなビットコインには投資しにくいという声が高まっている。

 もっとも、これらの要因をもって「仮想通貨は終わった」と結論づけるのは早計かもしれない。なぜなら、価格の乱高下や投機的なブームが落ち着いたあとにこそ、ブロックチェーン分散型台帳技術の“本質的価値”が見極められるからだ。実際、金融サービスデジタル化が進むなかで、国や大手金融機関が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を検討する動きは続いている。これは、仮想通貨の根幹にあるブロックチェーン技術が“使えない”わけではなく、むしろ国家レベルでの採用可能性が議論されている証左でもある。また、分散金融DeFi)の領域では、スマートコントラクトを使った新しい金融サービスが着実に開発されており、既存銀行システムでは実現が難しいとされてきたサービス提供し始めている例もある。こうした動きは、仮想通貨投機的な側面とは一線を画し、技術的・社会的価値を追求する流れといえるだろう。

 ここで言えるのは、「仮想通貨が一度ブームになって、その後価格暴落するからといって、その技術やコンセプトが消滅するわけではない」ということだ。インターネットの普及初期にも、“ドットコムバブル”と呼ばれる株式市場の大暴落が起きたが、それを経てネット企業が淘汰され、生き残った者たちがその後のIT産業をけん引してきたという歴史がある。ブロックチェーン技術についても、同様のプロセスを辿る可能性は十分に考えられる。つまり、“仮想通貨バブル”の崩壊を機に詐欺的なプロジェクトが淘汰され、セキュリティ面や実用性が高い技術けが生き残り、社会インフラとしての地位確立していくシナリオがありうるのだ。実際に、世界各地でブロックチェーンを使ったトレーサビリティシステムや、分散型のデータ管理システムなどが実装され始めている。そこでは仮想通貨の“価格”よりも、トラストレス相手を信用しなくても取引できる)で改ざん耐性の強い仕組みによるメリット評価されている。

 では、今後仮想通貨ブロックチェーンはどのように進化していくのだろうか。おそらく、投資対象としてはこれまでほどの激しいブームは起こりにくくなる一方で、緩やかな形で日常生活に浸透していくと考えられる。たとえば、デジタル通貨ウォレットによる支払いが徐々に普及し、銀行口座を持たずともスマートフォン一つで送金や決済ができる社会現実味を帯びてくる。SNSオンラインサービスログインアイデンティティ管理ブロックチェーン技術活用されるケースも出てくるかもしれない。そうなれば、従来の仮想通貨投資対象というイメージが薄れ、あくまで「便利なインフラの一部」として受け入れられていく可能性がある。もちろん、それにはユーザー技術意識せずに使えるようなUI/UX改善や、各国の法整備国際的合意形成必要だ。しかし、より実用的で幅広い人々に恩恵をもたらす技術としてブロックチェーンが発展していけば、仮想通貨が“終わった”と思われた先に、実は新しい常識が形作られているかもしれない。

 結論として、「仮想通貨終わった」という言葉メディア投資家の間でささやかれる背景には、価格の乱高下や詐欺被害規制強化、環境への批判など、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることが挙げられる。確かに2017年2021年のような爆発的な“仮想通貨バブル”は終息し、市場全体の熱狂が冷めた印象はあるだろう。しかし、それと同時に、ブロックチェーンの持つ革新的ポテンシャルまでもが失われたわけではない。むしろ、過度な投機マネー市場から抜けることで、本来技術価値実用性に目を向けやすくなるという見方もできる。

 ネット業界歴史を振り返っても、バブル崩壊を経てこそ本質的な利用価値が磨かれるという事例は枚挙に暇がない。ブロックチェーンの普及も同じような道筋を辿る可能性は高いだろう。詐欺まがいのプロジェクトが淘汰され、信頼性と実績を備えたプロダクトが浸透していくプロセスこそが、この先の仮想通貨ブロックチェーン業界の“成熟期”を形作るのではないか。もちろん、その間には法的な課題技術問題社会的理解の不足など、乗り越えるべきハードルがまだまだ存在する。だが、「仮想通貨なんてもう古い」という決めつけだけでは、新しいテクノロジー社会変革の萌芽を見落としてしまうかもしれない。

 結局のところ、「仮想通貨終わった」という声は“単なる終焉”を意味するものではなく、“新たな段階への移行”を予感させるものだ。投資対象としてだけではなく、社会インフラとしての仮想通貨ブロックチェーン活用例が増えれば、私たち日常における“当たり前”が変わっていく可能性は充分にある。これまでのような一攫千金物語が表舞台を賑わすことは減るかもしれないが、同時に詐欺投機目的プロジェクトも萎縮していくことで、技術としての真価を発揮する土壌が生まれるだろう。あくまで冷静に長期的な視点をもって、ブロックチェーン技術とその社会的役割を見極めることこそが、私たちに求められているのではないだろうか。

 今後も仮想通貨が“終わった”と言われる局面は幾度となく訪れるだろうが、そのたびに生き残ったプロジェクトや新たに生まれ技術が、社会にどのようなインパクトを与えるかを見逃してはならない。乱高下やバブル崩壊は、あくまで通過点の一つであり、次の発展を芽吹かせる土壌づくりでもある。もし仮想通貨が本当に終わったのであれば、いまさら各国の中央銀行デジタル通貨検討したり、大企業ブロックチェーン技術研究したりする理由はないはずだ。したがって、「仮想通貨終わった」と言われる今日この頃からこそ、過剰な熱狂に流されることなく、技術本質や長期的なビジョンをしっかりと見据えることが重要である。そして、もし実際にこの領域が再び脚光を浴びる日が来るとすれば、それは表面的な値上がりではなく、実用的な側面や社会インフラとしての定着が評価されるタイミングであるに違いない。私たちはその日を、“仮想通貨の第二幕”として迎えることになるのだろう。

2025-01-12

anond:20250112113211

これ、本気で言ってるやつらがたくさんいるんだけど、いじめ強姦みたいな本質的に立証困難な犯罪はそれでもカバーできるような広すぎる要件にするのではなく被害者犯罪回避するべきだ、っつーのがコンセンサスなはずなんだが。

「なぜ被害者が逃げなければならないのか」

2025-01-10

anond:20250110055036

恐らく「払わない」と選択すると、老人が消滅するようなそんなイメージでいるのでしょうか。

実際には、適切なときに適切な資金を投入しないと、自体悪化していき、必要リソースは増えていきます

早期発見早期治療はまさにその一つですし、骨折などは骨折後できるだけ早くに専用の金具で固定する事により、その後の医療費が大幅に削減できる事が分かっています

そう言った状況になっていく親などの親族を見捨てられるサイコパスが増えている、その説がひとまずマクロに影響するぐらいの率で存在すると仮定しましょう。


するとどうなるかというと、それでも死ぬのではなく、最後生活保護代表されるセイフティネットにたどり着きます

高価な医療介護費がかかる状態で、施設などに収容され、そこに税金が投入されます

当たり前ですが、日本では殺人非合法ですし、それについては人類というレベルコンセンサスが取れています

実際に老人などと接する機会の無い経験の無い方々は、意思の疎通もできないようなもの想像されるのでしょうが、実はそれはごくわずかの人数が、ごくわずかな期間そうなるだけなのがほとんどです。


この状態になると、社会負担は大きくなってしまますからマクロ政策としては、意図的にこれを増やすような方向に向かって政策をとることはあり得ません。

今回遡上に上がっているのはマクロ政策の話なので、個人個別にこんな話があったといって煽るのは分断煽りであり、本質的には意味がありません。

そして、親などの親族を見捨てられるサイコパスが増えている、と言う事実はないことを改めてここで勘案すると、あなたの言っているような事を前提とした政策は有り得ないと言うことになります

2025-01-09

anond:20250109125757

まあそう思うならそれでいいんじゃない

コンセンサスの取れた概念だけで作られた機械コンセンサスの取れない事物で溢れた世界を正しく分析できると思うのならそうなんだろう

科学史は200年前に万能論を捨てたから、10年前さぼってた大学の授業を今からでもしっかり学び直してくれ

君の同胞はみんな大学でしっかり勉強たから君を冷笑したんだよ、としかいうことができないが・・・

anond:20250109125330

コンセンサスが取れていない”

この発言自分無限を認めてるようなもんじゃない

会話するうえでコンセンサスの取れた言葉を使うのは前提だろ

その言葉意味することがお互い共有できてなかったら会話が成り立たないじゃん

それは相手AIでも一緒だぞ???まりAI無限になれるぞ???

不可能ものをたった一つでも認めた時点で君の発言は全てが破綻してしま

俺の主張は

生き物だって化学反応連続で成り立っている単なる分子機械じゃん

どう破綻するの?

anond:20250109123424

コンセンサスが取れていない”

この発言自分無限を認めてるようなもんじゃない

試しに一本線を引いて、真ん中で線をひいて、またその半分で、というのを繰り返してみるといいよ

アキレスパラドクス2000年上前に考えられた話

その頃から世界無限だと認識されていた

もし有限だと思うのなら、コンセンサスが取れないことはない

2つから1つを選ぶことができるなら有限個の選択肢から有限か無限なのか判断することはできるだろう

不可能ものをたった一つでも認めた時点で君の発言は全てが破綻してしま

anond:20250109120521

人間にとっての世界無限だけど機械のとっての世界は有限

人間世界無限」でコンセンサスが取れてないんだから確定事項のように持ち出されても困る

時間的な制約は子孫を残すことで解決できるけど、ないものを見ることはできない

「ないものを見ることができない」の主語分からん

からその制限機械しかない

その制限って何?時間的制限

今まで絶滅した生物だって大量にいるんだから生物時間無限じゃないよ

2025-01-02

ミンス至上主義とは?

ミンス至上主義」っていうのは、民主的原則の優位性を間違って強調する政治思想のことやね。

ほんで、しばしば民衆意志理想化する傾向があるんやけど、これがほんまにエリート主義的な傾向を持ってて、本物の民主的な関与を損なう可能性があるんや。

エミリー・B・フィンリーみたいな学者は、民主至上主義民衆の声を高めようとする一方で、反対意見や少数派の視点排除することにつながることもあるって指摘してるんや。

左翼自称インテリたち

最近議論では、特に左翼サークル内で、自称インテリたちが公共意見に大きな影響を持つ傾向が目立つようになってきたんや。

こういう人たちは、自分たちイデオロギーに合った特定ストーリーを選んで広めて、他の意見無視することが多いんや。

この選択的な表現は、コンセンサス幻想を生み出して、自分たちが選んだ意見を「民意」として提示することになるんや。

重要ポイント:

結論

ミンス至上主義っていう概念は、民主的理想エリート主義との間で絡み合いを見せてるんや。

左翼自称インテリたちの影響力は、現代民主社会における緊張関係を浮き彫りにしていて、特定グループ集団意志代表するふりして議論支配する可能性があるんや。

このダイナミクスは、民主主義が目指す包摂性を毀損するだけでなく、公共意見がどんなふうに形成されて表現されるか再評価せなあかんことも示唆してるんや。

anond:20250102170650

もはや

生活必要なことをするのは下賤な下級国民から薄給激務でもいい

スポーツとかエンタメとかタレントとか生活不要仕事をしてるのは高貴な上級国民から保護する必要がある

という社会コンセンサスが出来上がってる

2024-12-22

anond:20241222213109

性欲の強度が男の間でもかなり違うのでそのあたりコンセンサス取りにくい

性欲強い奴は本当になんで?と思うほど性欲で失敗する

2024-12-20

男は40超えると狂うみたいなやつさ

女は年齢問わず狂ってるのがコンセンサスになってない?

2024-12-12

anond:20241212152147

俺が言っている”議論”というのは”初めに元増田提示した議題に関する議論”のことです。

戦争はやむを得ない側面もあるけど、テロ絶対に認められない

と書いてるけど、増田認識

①:今やってるイスラエルパレスチナの抗争は戦争ではない

②:イスラエルテロ国家ではない

ということだと思うけど(違ったら訂正してね)、これらの解釈一般的コンセンサスを得ている訳ではないですよね?

①と②の同意を得ていない相手に”戦争はやむを得ない側面もあるけど、テロ絶対に認められない”と主張しても無意味ではないですか?

と聞いています。(最も①については俺も戦争ではなくイスラエルによるパレスチナに対する一方的虐殺だと思いますが)

2024-12-08

anond:20241119183211

車の運転免許必要刑法道路交通法で裁かれるように

ネットにも個人訴訟対応に頼らず社会的コンセンサスが得られるまずい行為刑法で裁かれた方がいい

車で例えるなら今のネットはまだ無秩序インド道路環境みたいなものだと思う

2024-12-05

×ネトウヨは何故天安門が好きなのか→△何故嫌いであるべきか

ネトウヨはすぐに他国軍事弾圧肯定するくせに、なぜ天安門とか六四天安門とかbioに書くのか」という話をしばしば見かける。何か妙な勘違いなのだが、ネトウヨの連中は「敵国に迷惑がかかる行為称揚し、自国迷惑がかかる(と思い込んでいる)行為を批難する」という点において一貫しているだけであり、何も矛盾はない。中国の現体制に対して何かしら迷惑ダメージがある現象なら何でもいいのであり、つまり軍事弾圧の是非や民主主義イデオロギー最初から問題としていない。要は一昔前の、自由民主主義の国アメリカがその辺の独裁国家支援していたのと同じである(ピノチェトとかフセインとか)(パフラヴィー朝なんかは話がちょうど良い具合にややこしくなると思う)。

軍隊による民衆弾圧親和的なのもある意味当たり前の話で、むしろ軍人は何のために銃を握るのか」という議題に対し、少なくとも日本人歴史観においては「国民を守るために銃を握ることはありえない。それは異常である国体または軍隊自身を守るために銃を握るのが一般的であり、その目的達成のために国民に各種の危害を加えるのは比較的当然のことである」という認識のはずだ。そもそもそれこそが日本国憲法第九条の前提そのものではあるまいか。恐らく「普通の日本人」とやらにとって、軍隊自国民を守るために存在し行動する、という「印象(コンセンサスと言い換えてもよいだろうか)」そのもの存在しないはずだ。それは案外、「普通の」どころか左右両翼の共通認識ではないだろうか。

かに明治以降旧軍侵略戦争か、なんとなくその場のノリでその辺の戦争に参戦するか、いずれかの経験ばかりだったわけで、直接的に国民を守るための軍事行動というのは教科書に載るレベルでは存在しない(占領地に住んでる人を守るというのも、そりゃまず占領してんだし……という話が先に来る。まあスタコラサッサと逃げた関東軍は流石にちょっと凄い気はするが)。当然、ここで元寇災害救助の話をしても仕方ない。それは過去の話ではないのか、現代にあってミャンマーシリアと同レベルで恥ずかしくないのか、ではない。軍隊とは本質的に恥ずかしくて危険もの、できればこの世に存在しない方がいいものなのだ。繰り返すが9条はそういう話のはずで、ここに論理の飛躍は一切ない。

話をあえて脱線させるが、日本人は恐らく「尊敬に値する軍隊」を近現代において認知したことがなく(自衛隊は日々努力し結果も出しているものと思うが、まあ個人単位で時々変なの沸いてはいるしなとも)、また「軍隊に対する正しい尊敬の仕方」も習得していない。これらは良い手本となる先達国があるのか、またそこから学ぶだけでどうにかなるものなのか、は良く分からないが、これからでも議論はあっても良いと思う。国民に銃を向けない軍隊や近似組織は当たり前ではなく、どうにかして作り続けなければいけないものではなかろうか。「デモ中に鉄砲を掴んだら危ないぞ」ぐらいは正直それはそう程度の反射的感想でもありえるところで、大事なのはわざわざそこを起点にしてまで危険発言をすること等を阻止することであろう。

また別の方向に脱線させれば、日本人はまた「イデオロギーの基に生きて、時々うっかりイデオロギーのために死ぬ」という生活想像できないのではないか国益になるなら自他のイデオロギーを問わない、というのはネトウヨ根底の(ごく一部ではあろうが)どこかにあるし、本来それ自体はあまり頭ごなしに否定するものでもない気がする。

逆に言えば、日本国民ネトウヨの「9条のせいで日本が駄目になる」という妄言を、妄言ではなく実際に真剣に実現する義務を怠っている。9条を守って国体崩壊日本国民財産生命が著しく損害を受ける事態になれば、それは国際社会において極めて重宝される歴史や教訓となるはずであり、「お国のために死ぬ」より数十段もマシな「お世界のために死ぬ」が実現するにはする。これは割と皮肉冗談ではなくて、一国の利益がために他国侵略するという不正義の対極である以上、国際社会はそこに何らかの価値と教訓を見出し称揚する責務が存在するはずだ(責をさぼる可能性は大分あるが)。国際社会への貢献とはそのようなものであり、できないのであれば素直に「すみません終戦時点ではアジア諸国マジで見下していて方々に攻め入るだけの国力を持つに至るとは思っていませんでした。完全に大東亜共栄圏脳のまんまでした。これからは行きすぎない程度の暴力装置自由民主主義のために集団的自衛権とかPKFかぐらいはします」と謝罪したうえで改憲議論でもしたほうがよろしい。

話をタイトルに戻せば、価値観を共有できない国とどう向き合うのか、というより「友好的に向き合ってはいけない」という、普通世界各国と仲良くするのは良いことでは……?という直感に反するイデオロギー準拠の行動指針にどう向き合えばいいのか、(すぐ撃てばいいという話では断じてないことこそをも含め)考えなければいけない訳である。もちろん「考えなければいけない」などというみっともない文末はよろしくないのだが、これはもう完全にしようがない。

2024-11-29

anond:20241129084250

低学年の頃、授業参観に行ったら、授業中なのに廊下側の席の子と窓側の席の子が(教室を間に挟む形で)大声で会話をしてた

子供の声は騒音ではないというのが令和のコンセンサス

アップデートしてこっ☆

2024-11-25

anond:20241125223042

男性から下りる、の定義がブレてるんだがね。

だいたいコンセンサスが取れてるのは

男性ジェンダー役割を果たさない(弱い女性を護ったり、家庭を支えたりしない)

② 強がるのを止める(負けを認めて、同性に甘える)

メイク少女漫画を読むなど女性文化を取り入れる

④ 男女分け隔てなく、性別関係ない付き合い方をする

性的消費を止める(女性エロ目線で見ない)

要するに、男性的な側面を切り落としてプレーンな the 人間 に生まれ変わること。

パイプカットは⑤を実現するためには十分ではないだろうね。

追記・というか「はてな女子」のように不当に性別でくくるのも、④に違反するね)

2024-11-18

anond:20241118131756

コミュニティ性格によるだろう

民度の高いホワイト企業なら、そもそも参加したくない人をむりやり参加させることはしない

会社の同僚の会話だと、お互いあまりよく知らないわけで、手の内を小出しにしながらキャラ認知し合ってしていくんだろう

それをマウンティング合戦と呼ぶなら、そうなのだろう

中小企業なら体育会系元ヤンが幅を利かせていることも多い

会社での立ち位置ベース容姿や声の大きさなどだいたいの序列コンセンサスがとれていて、それから大きく離れるキャラを主張すると違和感を持たれて、場合によってはいじめられる

陰キャに許されるのは、自分序列承知の上で人を傷つけない笑いをとることだろう

話のネタにするためだけに、市民ミュージカルなどに参加してみておいてもいいかもしれない

2024-11-13

anond:20241113141935

リベラルっていうのは明日自分が弱い立場になっても後悔しない世界にしていこう、という思想です。

違います

もちろんリベラルって言葉定義は揺らいではいるけど

さすがにお前のその定義は違います

俺流過ぎます

辞書を引くなり本読むなりしてください

保守っていうのは、今の人生自分属性に都合の良い世界にしていこう、

強者(男、白人異性愛者、金持ちの家)に生まれたからには既得権益守っていこう、という思想です。

違います

辞書を引くなり本読むなりしてください

コンサバティブ、でも検索してみるのをお勧めします 

保守的→男は女に従うべき 子供大人に歯向かわな

だとして

じゃあ自分の娘が、親友が、男に媚びなきゃ仕事もらえない状況とかすげえいやだなって思うと、俺は男だけど女性人権大事にしたほうがいいんじゃない?とか

黒人に生まれたってだけで女に生まれたってだけで、学校に入るな、政治家になるな、投票権を取り上げろ、とかおかしいよね?というのがどんどん認められてきたのが近代

アメリカの強固なリベラルでもお前には賛同できないと思います

単純にコンテンツ定義が違うため

    

  

自分が信じてた配偶者に裏切られたら嫌だろ?→リベラル でも妻を保持して巨乳セックスできるならしちゃいたい→保守 という話です。

定義コンセンサスのある言葉俺流解釈で延々掘り下げるのはやめた方がいいと思います

知的障害精神障害っぽいです

 

あなた文章保守批判にすらなってません

2024-11-12

anond:20241112210908

経済誌のコーナーが男性向けってコンセンサスがあるのかも

勿論雑誌自体のターゲッティングもありはするでしょうけど

結果として、女性誌金融ネタをやる余地が出たとか

2024-11-11

カップルでイチャついてその後自然な流れでセックスするのは犯罪です

コンセンサス取ってねぇだろ。夫婦間ですら性暴力は成立するから強姦だよ。

定例MTGストップワードだけ先方に決めてもらって、そしたら着手しちゃっていいから。あとは走りながら決めようか。

グリーです。

2024-11-10

anond:20241110213139

コンセンサスも何も権威論証が詭弁扱いされてる等のことを逆に考えたら自動的に導かれる定理みたいなものだろ

コンセンサス取れてないこと言ったら論破されたことになるってことこそコンセンサスどこにあるんで?

anond:20241110212727

それ貴方意見ですよね。コンセンサス取れてないのを持ち出すあたり論破されましたって事で良いですか?

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