現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
2 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
3 | 木曽のなあ木曽の炭馬並び糞る |
4 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
5 | バス来るや虹の立ちたる湖畔村 |
6 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
7 | てのひらで風あたためる花八つ手 |
8 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
9 | ものの種にぎればいのちひしめける |
10 | 青木の実朱をこぞりたり家低く |
11 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
12 | ごつたがえす雪靴雪下駄わが喪なり |
13 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
14 | 冬薔薇や賞与劣りし一詩人 |
15 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
16 | 星近づけて馬洗う流域富ますべく |
17 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
18 | 胸もとにみづうみ匂ふ星まつり |
19 | 樽酒に白魚泳ぎ来りなば |
20 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
21 | 大寒や一痕もなき穂高嶽 |
22 | 胸の上に雁行きし空残りけり |
23 | 枯木立月光棒のごときかな |
24 | 喪主といふ妻の終の座秋袷 |
25 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
26 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
27 | 鯉老いて真中を行く秋の暮 |
28 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
29 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
30 | 騙されてみたき男や夏芝居 |
31 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
32 | 胸やけのお盆すたすた人過ぎゆく |
33 | 冬の雨嫁がぬひとの眉こゆし |
34 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
35 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
36 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
37 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
38 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
39 | 胸の上聖書は重し鳥雲に |
40 | 星空へ店より林檎あふれをり |
41 | 柚子湯して妻とあそべるおもひかな |
42 | 啓蟄のそとから家の中を見る |
43 | しぐれふるみちのくに大き仏あり |
44 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
45 | 鯛あまたゐる海の上盛装して |
46 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
47 | にぎやかな妻子の初湯覗きけり |
48 | 山桜 雪嶺天に 声もなし |
49 | 冷酒澄みコツプにきざす夕茜 |
50 | 寒見舞したたむ墨のかんばしき |
2025年1月22日 20時38分更新(随時更新中)