現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年8月4日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 死にし人別れし人や遠花火 |
3 | 月さして一ト間の家でありにけり |
4 | 山窪は蜜柑の花の匂ひ壺 |
5 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
6 | ねぶた絵の女がひとり雪下す |
7 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
8 | 颱風をきし足拭けどしめりとれず |
9 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
10 | 喜雨の中しずかに漁火をつゞりけり |
11 | ゆるぎなく妻は肥りぬ桃の下 |
12 | 月涼し僧も四条へ小買物 |
13 | セレベスに女捨てきし畳かな |
14 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
15 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
16 | 貧交の誰彼とほし春の雁 |
17 | あと戻り多き踊りにして進む |
18 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
19 | 暾にぬれて露七宝のあかざかな |
20 | 汝が胸の谷間の汗や巴里祭 |
21 | 初冬の竹緑なり詩仙堂 |
22 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
23 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
24 | 寝床まで月を入れ寝るとする |
25 | 永き日のにはとり柵を越えにけり |
26 | 暗き湖より獲し公魚の夢無数 |
27 | 塋域はまかせ給へと道をしへ |
28 | 平和おそれるや夏の石炭蓆かぶり |
29 | 岬に集る無言の提灯踏絵の町 |
30 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
31 | 天の川水車は水をあげてこぼす |
32 | 稲妻をふみて跣足の女かな |
33 | 西銀座風鈴売りが風を売る |
34 | 京都駅下車迷はずに鱧の皮 |
35 | すばらしい乳房だ蚊が居る |
36 | ライオンは寝てゐるわれは氷菓嘗む |
37 | 風呂吹に舌一枚の困るなり |
38 | 夜の餅海暗澹と窓を攻め |
39 | 少年一人秋浜に空気銃打込む |
40 | 足のうら洗へば白くなる |
41 | 重ね着の中に女のはだかあり |
42 | 東風吹くや耳現るるうなゐ髪 |
43 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
44 | 鴬や洞然として昼霞 |
45 | 手術後の医師白鳥となる夜の丘 |
46 | 約束は確か北口風花す |
47 | ?挿すや陸の雪景日に穢れ |
48 | 金網の目に目に羽毛油照り |
49 | 風がうす青くてお祭ごろのスカンポの茎 |
50 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
2025年2月11日 09時51分更新(随時更新中)