現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年12月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 使い捨てカイロ山積み日本男児 |
2 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
3 | 月蝕のしづかにすすむ金屏風 |
4 | はなやぎて月の面にかかる雲 |
5 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
6 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
7 | 咳をしても一人 |
8 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
9 | 月光に深雪の創のかくれなし |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | ばつた翔つ弧の入りまじる中をゆく |
12 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
13 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
14 | ものの種にぎればいのちひしめける |
15 | 十六夜のきのふともなく照らしけり |
16 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
17 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
18 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
19 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
20 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
21 | 甲斐信濃呑みつくしたる谷若葉 |
22 | 神仏の顔など知らずどんど焚く |
23 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
24 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
25 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
26 | 月蝕下大根おろしがうまくすれた |
27 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
28 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
29 | 老いし身にいつか童心寒雀 |
30 | まんさくや微笑みたまふ磨崖仏 |
31 | 流鏑馬の名残りめでたき春の雨 |
32 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
33 | 春潮に巌は浮沈を愉しめり |
34 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
35 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
36 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
37 | 月蝕まつみずから遺失物となり |
38 | をととひのへちまの水も取らざりき |
39 | 春曙何すべくして目覚めけむ |
40 | まんさくの終った空気持ちはこぶ |
41 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
42 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
43 | 枯蘆原オリュウノオバを連れて来し |
44 | 語部となりて上布を守る嫗 |
45 | 去年今年貫く棒の如きもの |
46 | 湘南の風のざらつく油照り |
47 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
48 | 冬麗のまんなかにある床柱 |
49 | 野良猫に大きな帽子冬柏 |
50 | 蹠より梅雨のはかなさはじまりぬ |
2025年2月11日 10時09分更新(随時更新中)