現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年7月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
3 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
4 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
5 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
6 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
7 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
10 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
11 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
12 | 分け入つても分け入つても青い山 |
13 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
14 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
15 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
16 | 芋の露連山影を正しうす |
17 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
18 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
19 | せきをしてもひとり |
20 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
21 | 彎曲し火傷し爆心地のマラソン |
22 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
23 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
24 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
25 | 旅に病で夢は枯野をかけ廻る |
26 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
27 | 餅搗きの男朱鳥と還り来む |
28 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
29 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
30 | 墓のうらに廻る |
31 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
32 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
33 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
34 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
35 | 黄金田の方へ曲がりし鼓笛隊 |
36 | 寒鴉己が影の上におりたちぬ |
37 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
38 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
39 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
40 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
41 | 綿の実を摘みゐてうたふこともなし |
42 | 水入れて壺に音する秋の暮 |
43 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
44 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
45 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
46 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
47 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
48 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
49 | 手をあげて此世の友は来りけり |
50 | 久々の朝寝の自分うれしくて |
2025年3月9日 22時22分更新(随時更新中)