現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年5月26日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
4 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
5 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
6 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
13 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
14 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
15 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
16 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
17 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
18 | 海髪靡くあれは人魚か乙姫か |
19 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
20 | 瑞照りの蛇と居りたし誰も否 |
21 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
22 | 重ね着の中に女のはだかあり |
23 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
24 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
25 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
26 | 手捌きの軽き美容師風涼し |
27 | 碧き眼の人力車夫や夢二の忌 |
28 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
29 | 卯の花や縦一文字ほとの神 |
30 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
31 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
32 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
33 | 根開きの空ふかぶかと鳶の笛 |
34 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
35 | 天の川鷹は飼はれて眠りをり |
36 | 夏鶯風は木綿の肌ざわり |
37 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
38 | 分け入つても分け入つても青い山 |
39 | れんげ田は母の胎内白昼夢 |
40 | 輝やかに草の花咲く弥陀ヶ原 |
41 | 不可解な夢にこだわり葱刻む |
42 | 往来の大手門址楠若葉 |
43 | こんなよい月を一人で見て寝る |
44 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
45 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
46 | 停年を迎えし生活柳絮飛ぶ |
47 | 帰還せりただ俯いて花として |
48 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
49 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
50 | 冬山やどこまで登る郵便夫 |
2024年12月3日 05時44分更新(随時更新中)