現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年3月21日のデイリーキーワードランキング
1 | たいせつな憲法九条五月来る |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | ロダンの首泰山木は花えたり |
5 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
6 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
7 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
8 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
9 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
10 | 寒星や神の算盤ただひそか |
11 | 経師屋に撫でられてゐる寝釈迦かな |
12 | 憲法九条泡立草も考える |
13 | 雪解川名山けづる響かな |
14 | ひく波の跡美しや桜貝 |
15 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
16 | 在るという朝のはじまり花三分 |
17 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
18 | ひとつづつ谺の巣かも根開け橅 |
19 | つねに一二片そのために花篝 |
20 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
21 | こでまりのこぼれんとしてこぼれざる |
22 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
23 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
24 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
25 | ぼたもちにへんなうわさがもちあがる |
26 | 発熱に似るさんしゅうの花月余り |
27 | 死ねば野分生きてゐしかば争へり |
28 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
29 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
30 | 水系の絆どろどろ田を植える |
31 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
32 | 湯上りの肌の匂へり夕ざくら |
33 | 猛春や素読の一と日となりにけり |
34 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
35 | 白魚のいのちもらひし姉弟 |
36 | 飯強し母の着給ふ白絣 |
37 | 彼岸西風いづれ行く道此岸の身 |
38 | 芋の露連山影を正しうす |
39 | 羅をゆるやかに著て崩れざる |
40 | 葉牡丹の渦かサラファンの唄か |
41 | 川底は闘っており松の花 |
42 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
43 | 祇園会や千の乙女に千の櫛 |
44 | 祇園会の真只中のポストかな |
45 | 女と来て休日の校庭戦うものなし |
46 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
47 | 葛城の山懐に寝釈迦かな |
48 | 六道のどの道をいま春の泥 |
49 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
50 | 花あれば西行の日とおもふべし |
2025年2月11日 09時51分更新(随時更新中)