現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年4月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋の航一大紺円盤の中 |
2 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
3 | 思考から生死薄らぐ花万朶 |
4 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
5 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
6 | 東は暗く西へ明るき鷺の空 |
7 | 東にかくも透徹の月耕す音 |
8 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
9 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
10 | 行く所又行く所花万朶 |
11 | 白桃を水に浮かべている時間 |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 四阿は木漏れ日の中池小春 |
14 | 安曇野や窓近くまで田水張る |
15 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
16 | 四阿の会話二言雨遍路 |
17 | 四阿に人影もなし寒雀 |
18 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
19 | 安曇野は闇こそ夏やみづぐるま |
20 | せきをしてもひとり |
21 | 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか |
22 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
23 | 還らじの人指折りて花朧 |
24 | 凩や海に夕日を吹き落す |
25 | 麻薬かも知れぬ桜のオーラ浴び |
26 | 人間になりすまします花の闇 |
27 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
28 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
29 | 近づけば視野をはみだす滝桜 |
30 | 木のあらば一本の櫂削るべし |
31 | ぬかづけばわれも善女や仏生会 |
32 | 大雪の岸ともりたる信濃川 |
33 | 伸び過ぎのアスパラガスほどな粗忽 |
34 | 清明や街道の松高く立つ |
35 | 夕桜ひとひらごとに死を語る |
36 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
37 | 死にたれば人来て大根煮きはじむ |
38 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
39 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
40 | 牡蠣買ふや不意に時間がうしろから |
41 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
42 | 初夢や貰ひて困る城一つ |
43 | 方丈の大庇より春の蝶 |
44 | 大根を水くしやくしやにして洗ふ |
45 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
46 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
47 | 千眼の一眼みちて射初の矢 |
48 | ちるさくら海あをければ海へちる |
49 | 憂鬱の真ん中を来る初燕 |
50 | 棉の花ひらく両掌をしてみたり |
2025年1月22日 21時43分更新(随時更新中)