現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年3月6日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
3 | 伊予柑の手秤でよし朝の市 |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 捨舟の水漬く纜葦の角 |
6 | 凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり |
7 | 筍や雨粒ひとつふたつ百 |
8 | シャボン玉ひとつ壊して地に還す |
9 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
13 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
14 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
15 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
16 | 春ショールするり汽笛が遠ざかる |
17 | 夏帽子ひとつ残りぬ戻り舟 |
18 | 凩や海に夕日を吹き落す |
19 | 春近し雪にて拭う靴の泥 |
20 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
21 | 眠たくて蒼に届かぬ春の川 |
22 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
23 | 菜の花に未練の夕日及びけり |
24 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
25 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
26 | 不揃いの青春が好き蘆の角 |
27 | うす目して汗ばむ死者をうべなへり |
28 | 古き世の火の色うごく野焼かな |
29 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
30 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
31 | 名残雪一片一人ひとりかな |
32 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
33 | 桐一葉山河も欠伸したからう |
34 | 少年や六十年後の春の如し |
35 | 百幹の青そそり立つ竹の秋 |
36 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
37 | とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな |
38 | 雀子や走りなれたる鬼瓦 |
39 | 菊膾会津の一と日暮れにけり |
40 | 水神の光を放つ猫柳 |
41 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
42 | 老境の静謐といふ梅日和 |
43 | 雪晴れてわが冬帽の蒼さかな |
44 | 大安吉日らっきょうの飴色 |
45 | 万蕾の梅や鎌倉波の音 |
46 | 明日植うる藍の宵水たつぷりと |
47 | 春雷や暗き廚の桜鯛 |
48 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
49 | 水枕ガバリと寒い海がある |
50 | 枯木立月光棒のごときかな |
2025年1月8日 02時20分更新(随時更新中)