現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
3 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 花に酔う人のうしろの馬笑う |
6 | ほんの気持ちですと白菜ひとかかえ |
7 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 風待ちの椿一花や青年僧 |
10 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
13 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
14 | 或高さ以下を自由に黒揚羽 |
15 | 炎帝のさびしき起重機あそびかな |
16 | ところてん煙のごとく沈みをり |
17 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
18 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
19 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
20 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
21 | いなびかり北よりすれば北を見る |
22 | 青信濃鐘鳴るときも踏切越す |
23 | あぢさゐや防犯カメラ垣根越し |
24 | 四月馬鹿字の見つからぬ電子辞書 |
25 | アンタレスの食てふ過ぎて夜の桜 |
26 | 涼風の一塊として男来る |
27 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
28 | 金木犀季節ふりむく空がある |
29 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
30 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
31 | 岬まで続く花野に一輛車 |
32 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
33 | 凍蝶や橋の真中で振り返る |
34 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
35 | 手花火を命継ぐ如燃やすなり |
36 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
37 | 勝ち負けをすぐ云ふをとこ茗荷の子 |
38 | 絶壁のほろほろ落つる汐干かな |
39 | 沈みゆく海月みづいろとなりて消ゆ |
40 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
41 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
42 | 熟れそめて細枝のしなふ柘榴かな |
43 | 愛しきを抱けば鏡裏に蛍かな |
44 | 音楽の氷柱の家にとどまりぬ |
45 | 芭蕉高し雁列に日のありどころ |
46 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
47 | 鳶の輪のまなかを歩くスキーかな |
48 | 啓蟄やうぞうむぞうの土竜どち |
49 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
50 | 読めぬ字を父来て読みぬ夏休み |
2024年12月3日 05時46分更新(随時更新中)