現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年1月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
2 | 蟹の目の大きくなりて波浴びる |
3 | 早苗饗や神棚遠く灯ともりぬ |
4 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
5 | 雪・躰・雪・躰・雪 跪く |
6 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
7 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
8 | 甕たのし葡萄の美酒がわき澄める |
9 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
10 | その貌に老子棲みつき枯蟷螂 |
11 | 凩の果はありけり海の音 |
12 | ひらひらと夜はしんしんと六つの花 |
13 | 虎杖の花からからと無才なり |
14 | そめゐよしののくるめきに人問はず |
15 | 虹に謝す妻よりほかに女知らず |
16 | ひと仰ぐたび殺気立つ寒の滝 |
17 | 屈原の詩朗々と冬の月 |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | 時ものを解決するや春を待つ |
20 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
21 | 去年今年貫く棒の如きもの |
22 | 胸ぬちに棲む人のあり遠花火 |
23 | 水戀ふは母戀ひなりし冬霞 |
24 | 後二日の命を灯す蛍かな |
25 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
26 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
27 | 落ちさまにを伏せたる椿哉 |
28 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
29 | 不如意なき紫陽花寺や滅相な |
30 | しらぬまにつもりし雪のふかさかな |
31 | おもうさまふりてあがりし祭かな |
32 | 老鴬や煖炉は灰をつめたうす |
33 | 栞して山家集あり西行忌 |
34 | 黄泉路の路銀は芒一束斬れば足る |
35 | 本読めば本の中より虫の声 |
36 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
37 | せきをしてもひとり |
38 | さびしさよ馬を見に来て馬を見る |
39 | 雛あられ妻には指輪なかりけり |
40 | 亡き友の遺著また届く師走かな |
41 | 雪国に子を生んでこの深まなざし |
42 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
43 | 耳にいつもあの時の声草いきれ |
44 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
45 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
46 | 海に出て木枯帰るところなし |
47 | 帰るのはそこ晩秋の大きな木 |
48 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
49 | 何事も知らずと答へ老の春 |
50 | 汝が胸の谷間の汗や巴里祭 |
2025年2月11日 10時09分更新(随時更新中)