現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年6月3日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 浮草の流浪はじまるいま日の出 |
5 | 祭笛吹くとき男佳かりける |
6 | 梅雨入りの囁き羅漢石の耳 |
7 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
11 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
12 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
13 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
14 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
15 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
16 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
17 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
18 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
19 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
20 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
21 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
22 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
23 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
24 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
25 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
28 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
29 | しぐるるや死なないでゐる |
30 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
31 | こんなよい月を一人で見て寝る |
32 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
33 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
34 | 干足袋の天駆けらんとしてゐたり |
35 | 抜きん出しことを悔いてる今年竹 |
36 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
37 | 乳房や少し大きめ水羊羹 |
38 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
39 | 虹の骨泥の中より拾ひけり |
40 | 重ね着の中に女のはだかあり |
41 | ヘヤピンの沈む防火用水走り梅雨 |
42 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
43 | 取り終えて畦に這い出す田草取り |
44 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
45 | ショパン流れ夜空に残る青春譜 |
46 | 春紅葉昔乙女の声華やぐ |
47 | 入れものが無い両手で受ける |
48 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
49 | 泉への道後れゆく安けさよ |
50 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
2025年3月7日 07時30分更新(随時更新中)