現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年4月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 白梅や老子無心の旅に住む |
2 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | 七十路や新しき事弥生道 |
5 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
6 | ちるさくら海あをければ海へちる |
7 | 蛇穴を出て見れば周の天下なり |
8 | 結び目のすんなり解けし花菜風 |
9 | 西行に倦み冬蝶に誘わるる |
10 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
11 | 提げ来るは柿にはあらず烏瓜 |
12 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
13 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
14 | 黄泉の国 国花はシロバナヒガンバナ |
15 | 埋み火を掘り起こしゐる妣を見し |
16 | 花筵立たされている紙コップ |
17 | 戻らねば地球が回る揚雲雀 |
18 | 死は春の空の渚に遊ぶべし |
19 | 棹さして月のただ中 |
20 | てんと虫一兵われの死なざりし |
21 | 天窓に朝露つたふブルターニュ |
22 | 覗く子にスクラムを解く蝌蚪の国 |
23 | 猫の髭花菜の風をゆりかごに |
24 | 重ね着の中に女のはだかあり |
25 | 夏風や昼寝さめたる刺青師 |
26 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
27 | 日にいちど入る日は沈み信天翁 |
28 | 蛇いでてすぐに女人に会ひにけり |
29 | 日の本の男の子かなしも業平忌 |
30 | 新聞紙揉めば鳩出る天王寺 |
31 | 夕花野ことば何処へも飛び立てず |
32 | 星既に秋の眼をひらきけり |
33 | 雨脚の音のみ残し 蔓桔梗 |
34 | ありがとう握手の余韻朧の夜 |
35 | 初ひばり胸の奥處といふ言葉 |
36 | 逃げ水を追う老体の力こぶ |
37 | 日の鷹がとぶ骨片となるまで飛ぶ |
38 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
39 | 早乙女を船より上げぬ最上川 |
40 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
41 | かりそめに燈籠おくや草の中 |
42 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
43 | 天文や大食の天の鷹を馴らし |
44 | 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか |
45 | 灰のように鼬のように桜騒 |
46 | 冬麗の水に靨や流れをり |
47 | 満月光 液体は呼吸する |
48 | 枯山に鳥突きあたる夢の後 |
49 | 逃げ水のすべて出雲にあつまれり |
50 | 青天や白き五弁の梨の花 |
2025年1月22日 21時43分更新(随時更新中)