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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2024年8月13日のデイリーキーワードランキング

1

海に出て木枯帰るところなし
2

流灯のひとつと数え蛇いちご
3

鱚釣りや青垣なせる陸の山
4

夏の河赤き鉄鎖のはし浸る
5

跳箱の突き手一瞬冬が来る
6

木曽路ゆく我も旅人散る木の葉
7

露の幹静かに蝉の歩きをり
8

うごかざる一点がわれ青嵐
9

人生に悔あり夕焼一人見て
10

真向ひの野菊の枯れて一枚に
11

秋彼岸まだ呼ばないで倶会一処
12

白桃のかくれし疵の吾にもあり
13

うなずいて和解の兆し蜆汁
14

鍋の中にやはらかきもの寒に入る
15

銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく
16

五時間の時差ある夫婦木の芽和
17

はくれんの花に打ち身のありしあと
18

北欧の船腹垂るる冬鴎
19

まず口をあけて暑き日始まりぬ
20

地球儀のうしろの夜の秋の闇
21

夏真昼死は半眼に人をみる
22

海くれて鴨のこゑほのかに白し
23

春風やわたしのほほは左利き
24

揚羽蝶おいらん草にぶら下がる
25

ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない
26

水まわり爺は夕映えつれあるく
27

凍港や旧露の街はありとのみ
28

合流をはたしての緩冬芒
29

老いてこそなほなつかしや雛飾る
30

十六夜の竹ほのめくにをはりけり
31

火美し酒美しやあたためむ
32

水を煮てこころ濁れり建国祭
33

貝の名に鳥や桜や光悦忌
34

生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉
35

霜夜子は泣く父母よりはるかなるものを呼び
36

青柿のたわわに峡のとの曇り
37

秋暑し戦後吾に馴る跼みぐせ
38

ただ灼けて玄奘の道つづきけり
39

鮮やかに蘇るはず茄子の馬
40

鈴おとのかすかにひびく日傘かな
41

盆三日仏と同じものを食べ
42

銀河濃し水の宅急便届く
43

秋空へ大きな硝子窓一つ
44

十五夜に寝静まる屋根続きけり
45

木の実入れるまでポケツトに風騒ぐ
46

燃せば鳴る幼時の川も寒の入り
47

鱗粉をこぼして夏が飛び立てり
48

真向かひに雪降りつづく杉の鉾
49

花杏受胎告知の翅音びび
50

闇深し子を看る夜の寒さかな


2025年1月6日 13時35分更新(随時更新中)
 

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