現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年12月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 早乙女の夕べの水にちらばりて |
2 | ほのかなる少女のひげの汗ばめる |
3 | 北上の空に必死の冬の蝶 |
4 | 義士の日に探し回りし頭痛薬 |
5 | 松かさの落ちる椿や浄土かな |
6 | 山又山山桜又山桜 |
7 | 寒波急日本は細くなりしまま |
8 | 方丈の大庇より春の蝶 |
9 | 近江らしく水光ゐて明け易き |
10 | 葛城の山懐に寝釈迦かな |
11 | 大雪のあとのかんばせおもんみる |
12 | 残生の何に追はるる虎落笛 |
13 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
14 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
15 | 音絶えしこの音が雪降る音か |
16 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
17 | むさしのの空真青なる落葉かな |
18 | 芋の露連山影を正しうす |
19 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
20 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
21 | 去年今年貫く棒の如きもの |
22 | あをあをと年越す北のうしほかな |
23 | レノン忌や学徒の軍靴雨しぶく |
24 | 綱長き犬のふり向く枯れ木立 |
25 | 昼酒や切子小鉢の陽も啄む |
26 | 実朝の歌ちらと見ゆ日記買ふ |
27 | 斑鳩や塔とれんげと宅急便 |
28 | 生きてゆくさゝえのいびき冴えかえる |
29 | 日だまりに透き恍惚の冬の蝶 |
30 | 火の奥に牡丹崩るるさまを見つ |
31 | 春や昔十五万石の城下哉 |
32 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
33 | 商店街まるでサンタの国なりし |
34 | 冬薔薇ころころ笑う貴女いる |
35 | 雪の日の浴身一指一趾愛し |
36 | 石くれ仏ひしめくかぎり冬茜 |
37 | 凩や海に夕日を吹き落す |
38 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
39 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
40 | ひとひらの凍てつく闇を子が炎やす |
41 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
42 | 縁者みな似た鼻をもち冬ざるる |
43 | どちらさまのお犬も愛され年賀状 |
44 | 本屋には本屋の匂い金木犀 |
45 | 海の日の沖へ届ける白い椅子 |
46 | 大雪の岸ともりたる信濃川 |
47 | 野の虹と春田の虹と空に会ふ |
48 | 干蒲団男の子がなくてふくらめり |
49 | まほろばの真の花に心映え |
50 | 胎動は氷河きらめくときにあり |
2025年1月8日 02時20分更新(随時更新中)