現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年6月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
5 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
6 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
7 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
12 | こんなよい月を一人で見て寝る |
13 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
14 | 白馬を少女れて下りにけむ |
15 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
16 | 生る生らぬ実生り問答旧正月 |
17 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
18 | 時の記念日 コトコトこんぴら電車です |
19 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
22 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
23 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
24 | 紐引きて灯す枕頭梅雨寒し |
25 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
26 | あぢさゐの花より懈くみごもりぬ |
27 | 倒れしは一生涯のガラス板 |
28 | 秋の航一大紺円盤の中 |
29 | 天帝のこころ尽しや梅雨晴間 |
30 | どこまでも水田日本は水の国 |
31 | 山開きたる雲中にこころざす |
32 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
33 | かたちなきものを見つむる楸邨忌 |
34 | 孤独感つのる日傘の円の中 |
35 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
36 | 子のあらばつけたき名あり花石榴 |
37 | 夏布団ふわりとかかる骨の上 |
38 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
39 | しつかりと降りしつかりと梅雨晴間 |
40 | 咳をしても一人 |
41 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
42 | 秋風とともに流れて水強し |
43 | 初雀送電線の高さから |
44 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
45 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
46 | 千年杉千年前の夏の雨 |
47 | 噴井愛しぬ噴井に眼鏡落すまで |
48 | 裏切者それは見事に日焼けして |
49 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
50 | 梅雨晴れ間オレンジ色の過去にじみ出す |
2025年3月7日 04時00分更新(随時更新中)