現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
3 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
4 | 底がぬけた柄杓で水を呑まうとした |
5 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
6 | 外套の裏は緋なりき明治の雪 |
7 | 戦争と畳の上の団扇かな |
8 | 光年の月日はながれ冬銀河 |
9 | おそるべき君等の乳房夏来る |
10 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
11 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
12 | 雪女見しより瘧をさまらず |
13 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
14 | 梨の花郵便局で日が暮れる |
15 | 花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく |
16 | ゴンドラの唄で締切る女正月 |
17 | ルノアール風紫陽花の表現力 |
18 | 夕顔の一つの花に夫婦かな |
19 | また一つ風の中より除夜の鐘 |
20 | 田遊びのあめのうずめのひろびたひ |
21 | 咲き切つて薔薇の容を越えけるも |
22 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
23 | 天瓜粉しんじつ吾子は無一物 |
24 | 眼鏡拭く夏うぐひすを聴くために |
25 | 渚白い足出し |
26 | 霊山の真清水はぐくむ鱒幾万 |
27 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
28 | 木苺の花や人にも狐窓 |
29 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
30 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
31 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
32 | 汗くさき背を慈しみつつ憎む |
33 | 時代劇橋のたもとに柳あり |
34 | いそがしきことのさみしきみそさざい |
35 | 麗しき春の七曜またはじまる |
36 | 生誕の血煙向こうから春の月 |
37 | 首伸ばし己たしかむ羽抜鶏 |
38 | シチュー鍋叩いてみせるおォー雲雀 |
39 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
40 | 台本になき母の死や天の川 |
41 | 雪女郎おそろし父の恋恐ろし |
42 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
43 | 方丈の大庇より春の蝶 |
44 | 蝸牛ときどき自問自答する |
45 | 間髪を入れずして年改まる |
46 | 蝶追ふて春山深く迷ひけり |
47 | 空谷や詩いまだ成らず虎とも化さず |
48 | 春の水とは濡れてゐるみづのこと |
49 | 今年藁みどりほのかに新娶り |
50 | 障子あけて置く海も暮れきる |
2025年1月21日 14時26分更新(随時更新中)