現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年1月6日のデイリーキーワードランキング
1 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
2 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
3 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
4 | 海ほおずき写真届けに来ただけです |
5 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | にぎはしき雪解雫の伽藍かな |
8 | いちまいの皮の包める熟柿かな |
9 | あめつちを俄かに思ふくさめして |
10 | 春浅き麒麟の空の飛行雲 |
11 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
12 | 表札に隷書の雅号七変化 |
13 | 立春大吉イージス艦がやって来る |
14 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
15 | しみじみと水に味ある孟蘭盆会 |
16 | 雪降るよ障子の穴を見てあれば |
17 | 時鳥女はものの文秘めて |
18 | 物の芽のほぐれほぐるる朝寝かな |
19 | ジャスミンの歩道清しい富士の裾 |
20 | しみじみと病夫は優し蜆汁 |
21 | 栴檀の花散る那霸に入學す |
22 | 厄日なり護符の真神の尾がふさふさ |
23 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
24 | 三枚におろされている薄暑かな |
25 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
26 | 梅雨のポストより達筆のはみ出せり |
27 | やわらかき母にぶつかる蚊帳の中 |
28 | 紅葉明るし手紙よむによし |
29 | 夕桜あの家この家に琴鳴りて |
30 | 若者には若き死神花柘榴 |
31 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
32 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
33 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
34 | ころぶすや蜂腰なる夏痩女 |
35 | 凍夜この山より山と山とかさなりてあり |
36 | コスモスを拔けてゆくまで見送りぬ |
37 | 雪後にて天翔ける腋鮮しや |
38 | やわらかな白富士をのむ茶の湯かな |
39 | ものの種にぎればいのちひしめける |
40 | あの世まで煤逃げし人喚ばうなり |
41 | コカコーラ持つて幽霊見物に |
42 | 父子寒く湖の昼と夜とびちがふ |
43 | 白雲のうしろはるけき小春かな |
44 | 霧氷ならざるは吾のみ佇みぬ |
45 | 寒落暉その淋しさを食い繋ぐ |
46 | 今朝の秋目覚のように眼鏡拭く |
47 | 亀鳴くや皆愚かなる村のもの |
48 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
49 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
50 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
2025年2月11日 09時43分更新(随時更新中)