現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋の川真白な石を拾ひけり |
2 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
3 | 春や昔十五万石の城下哉 |
4 | ちるさくら海あをければ海へちる |
5 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
8 | 小諸なる古城に摘みて濃き菫 |
9 | 青高原わが変身の裸馬逃げよ |
10 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
11 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
12 | 椅子一つずらして見ゆる寒椿 |
13 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
16 | 夏の夜のどぶ板が鳴る身に近し |
17 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
18 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
19 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
20 | 海に出て木枯帰るところなし |
21 | トマト苗支柱添へられてより自由 |
22 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
23 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
24 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
25 | 庭隅を彩る一本曼珠沙華 |
26 | 火はわが胸中にあり寒椿 |
27 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
28 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
29 | 分け入つても分け入つても青い山 |
30 | 照り昃る信濃つらぬく露軌条 |
31 | 帽子屋の三寒四温やや四温 |
32 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
33 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
34 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
35 | 鬼は外福は内とめどなく真面目 |
36 | 凩や海に夕日を吹き落す |
37 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
38 | 磯鷲はかならず巌にとまりけり |
39 | 怒濤岩を噛む我を神かと朧の夜 |
40 | 土匂う待春のホース緑色 |
41 | 寒椿老いゆくことの自負ひとつ |
42 | 桜の芽待ちきれなくてルビをふる |
43 | 陽へ病む |
44 | 虫螻蛄と侮られつつ生を享く |
45 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
46 | あかつきの機関車となる大毛虫 |
47 | コスモス一本残す神様の都合 |
48 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
49 | うしろ姿の時雨てゆくか |
50 | 十二月八日かがみて恥骨あり |
2025年1月8日 02時20分更新(随時更新中)