現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月17日のデイリーキーワードランキング
1 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | 簾捲く明治・大正・昭和生き |
4 | 今生の今芒照る鯖街道 |
5 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | 月光に深雪の創のかくれなし |
8 | 大根を積んで落ち着く猫車 |
9 | 一葉の心の秘密秋惜しむ |
10 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
11 | 夕顔の一つの花に夫婦かな |
12 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
13 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
14 | 秋雨前線僕ら滞りなくすれ違う |
15 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
16 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
17 | 船霊や風吹けば来る漢たち |
18 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
19 | われも老い妻も老いけり桜餅 |
20 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
23 | 小鳥くる秋耕のわが休むたび |
24 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
25 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
26 | 雁やのこるものみな美しき |
27 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
28 | 椎茸を干して足腰強くなる |
29 | 菊咲けり陶淵明の菊咲けり |
30 | 梅干して誰も訪ねて来ない家 |
31 | うしろ手に一寸紫式部の実 |
32 | つまみたる夏蝶トランプの厚さ |
33 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
34 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
35 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
36 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
37 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
38 | 家をめぐりて今年の夕日おくるなり |
39 | 弥撒の庭蚯蚓が砂にまみれ這ふ |
40 | 六月の女すわれる荒筵 |
41 | 白樺のまれにはななめ秋晴るる |
42 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
43 | 冷夏なりくすぐったいほど夫婦老い |
44 | 昼顔の蔓の虜となりしもの |
45 | 人の手がしづかに肩へ秋日和 |
46 | 暖炉灼く夫よタンゴを踊ろうか |
47 | 病棟に仕掛けられたる濃紫陽花 |
48 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
49 | 谿深く流れし溶岩やむら紅葉 |
50 | 北風やつひにたちとまり吸ふたばこ |
2025年1月6日 13時52分更新(随時更新中)