現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年2月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
4 | うしろ姿の時雨てゆくか |
5 | 芋の露連山影を正しうす |
6 | 藍壺に寝せある布や明易き |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | こんなよい月を一人で見て寝る |
9 | 強霜の富士や力を裾までも |
10 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
11 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
12 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
13 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
14 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
15 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
16 | 去年今年貫く棒の如きもの |
17 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
18 | 絵手紙をはみ出している猫柳 |
19 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
20 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
21 | 白波を繰り出してゐる霞かな |
22 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
23 | 銀婚や旅の駱駝に春の月 |
24 | 拍子木を打つてみるなり冬の星 |
25 | 耕して高き欅を野に残す |
26 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
27 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
28 | 逃げ水やポルシェが横を駆け拔ける |
29 | 死蛍に照らしをかける蛍かな |
30 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
31 | 霜夜更け佳境に入りぬ大宇宙 |
32 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
33 | 焼き立ての佛闌西麺麭や涅槃西風 |
34 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
35 | 忘れられた小学校の夏みかん |
36 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
37 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
38 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
39 | 水枕ガバリと寒い海がある |
40 | 記念樹の小さな裸木陽を集め |
41 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
42 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
43 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
44 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
45 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
46 | 海に出て木枯帰るところなし |
47 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
48 | 寒雷の音高ければ地軸揺る |
49 | 薫風や来し方行く手祥気満ち |
50 | かたまつて薄き光の菫かな |
2025年1月8日 02時20分更新(随時更新中)