現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2025年2月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 悔の字に母を見つけし夜寒かな |
2 | 熱燗に噎せて老残窮まれり |
3 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
4 | 鴨の陣一騎が水尾を逸れゆけり |
5 | 秋嶺の闇に入らむとなほ容 |
6 | ヒロシマに残したままの十九の眼 |
7 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
8 | 月夜の葦が折れとる |
9 | 草川のそよりともせぬ曼珠沙華 |
10 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
11 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
12 | 白魚のいのちもらひし姉弟 |
13 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
14 | 一芸と言ふべし鴨の骨叩く |
15 | 八月の鬱を突き出すところてん |
16 | 嫁ぎゆき芍薬の花咲きつづく |
17 | ふくらんでいるよ祭のかるめ焼 |
18 | 殺めては拭きとる京の秋の暮 |
19 | くちぶえのけむりとなりぬ冬木の芽 |
20 | 蟇歩く到りつく辺のある如く |
21 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
22 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
23 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
24 | 春めきてものの果てなる空の色 |
25 | 頂きし椿咲きそむ義仲忌 |
26 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
27 | 疲れっぽくって忘れっぽくって冬桜 |
28 | 年越蕎麦待てばしきりに救急車 |
29 | ひとひらの雪となるまで祈りけり |
30 | 春泥や心変りのする程に |
31 | 空谷や詩いまだ成らず虎とも化さず |
32 | 寒鳩が啼く母の三十三回忌 |
33 | 気負いなき詩の頁繰る夜の蟬 |
34 | 今年この桜と縁結びけり |
35 | 罠かけるとき鯖色の千切れ雲 |
36 | 有明の月の淡さを目で量り |
37 | 大鯉のぎいと廻りぬ秋の昼 |
38 | 薄氷の下を激しく流れけり |
39 | 人ひとり描く一月のエレベーター |
40 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
41 | 少年は一人の枯野選びけり |
42 | 少年や六十年後の春の如し |
43 | まんじゆしやげ昔おいらん泣きました |
44 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
45 | 魂を天に預けて瀧凍てる |
46 | 天の川わたるお多福豆一列 |
47 | 水ゆれて鳳凰堂へ蛇の首 |
48 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
49 | 疲れなき槐多の南風掛時計 |
50 | 木雫は雨より太し青楓 |
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2025年2月4日 11時02分更新(随時更新中)