Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

「観劇」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 観劇とは

2024-12-18

ジャニオタワイ

時短が出る舞台ミュージカルはよく見に行くものの、いわゆる舞台観劇趣味の人ってどこから入って何を見ているのかよくわかんない

やっぱ宝塚とかなのかな?

2024-12-07

anond:20241206120752

男だけど、観劇は一切しない(他人の「演技」を観るということ自体が耐え難いので誘われても断るレベル)し、好きなマンガや専門書には金落とすけどそれ以外の世間一般的エンタメコンテンツにはほぼ落とさないな。当然「推し活」も一切しない。他人を「推す」行為理解できない。あとスポーツ観戦も全くしない(オリンピックもほぼ観たことがない)。

2024-12-06

anond:20241206120752

観劇ってお笑いもお芝居も男客少ないからな

向いてない

anond:20241206144321

「とかく女の好むもの 芝居浄瑠璃 芋蛸南京」と井原西鶴が言った通り

江戸の昔から観劇は女の趣味とされている

anond:20241206144321

土日にやってるアイドルとか声優ライブ普通に男で埋まってる。

2.5次元だののミュージカルは連日やってて平日の割合が多い

男は平日働いてる

女性社会進出が進んだとは言え以前としてまだそういう勤務状態の差はある

物理的に男は観劇にいきにくい

業界もそんなことは把握してるから男向けのミュージカルも少ない

そりゃいくわけない

anond:20241206120752

お金を落とすかどうかは別にして男って確かに観劇しないよな。

なんでなんだろ。

男って好きなコンテンツでも金落とさない。ソース2.5次元舞台

感覚的には逆だけどな。男って好きなコンテンツでも金落とさなイメージあるし、直ぐに飽きるイメージある。

女は好きなコンテンツに金落とすし年単位で好きで居続けるからコンテンツが生き続けられるのは女のおかげであることが多いと思う

https://x.com/ezezezzn/status/1864290920952381757

めちゃくちゃ分かりやすいのが2.5次元舞台だと思うんだけど、男ってコンテンツに金払わないから1回1万以上する観劇なんてする気ないしだから男性向けの2.5は流行らない。女はメディミにも興味もってちゃんと金払って見に行くから2.5が流行る。これがジャンルが生き続けるデカ理由になるんだよね。

https://x.com/ezezezzn/status/1864292013484724543

腐媚びや恋愛要素が増えたり女性への配慮表現を工夫するようになる事を「腐る」と表現してるのは分かってるんやけども、じゃあ公式がそういう方向に舵を切るようになるのは何故か?という話なんすよ。本誌読むだけで終わる男の意見より、グッズやイベントで金を落とす女の意見の方が大事になるよね

https://x.com/ezezezzn/status/1864520798742221157

あと2.5は元々女性向けというのも違うと思う。「演劇」「役者」というカテゴリ性別の差は無い。別に男性向けジャンル舞台化する事だってできるしあるにはある。でも男性向けの舞台化は採算取れないから増えない。1万払って見に行く男性ファンほとんど居ないから。そういうことなんすよ

https://x.com/ezezezzn/status/1864521882051260825





「女オタクプラモデルを買わないから明らかなように好きなコンテンツに金を落とさない」なんていう男がいたら狂人だけど、男女を逆にすると1万いいねは草なのだ

2024-11-23

ケンジ・ニイヌマールとエンカのちから

いま、凄い夢を視た。

どこかの文化ホールのような所。視点ステージ側。そこに居る。味噌汁の注がれたお椀を両手で受けて立っていた。なんだかナーロッパに出て来そうなカタカナ名前風貌フォーマルな格好、いや典型的ステージ衣装青年歌手がこれからオンステージなのだ。(ま、たまにはこういうのもいいやね)とおもいつつ、彼の斜め後ろ位置視点で立ち見のようにして観劇?するのがきょうの私の立場()らしい。それにしても若手というのにエラく人気者のようで、歌い始める前の挨拶の段階でさかんに声をかけられ、いちいちそれに個別に丁寧に返事をしている。お、そろそろ歌唱スタートしそうだぞ。ん?んん?そのナーロッパ風の洋風青年歌手の両脇から新沼謙治五木ひろしが寄り添うように、忽然とステージに現れた。ケンジ・ニイヌマールは言う「すみませんねぇ、彼、正規の手順?教育?(筆者:この辺り上手く聴きとれなくて不明)を受けていないので」唐突しかしごくさりげなくでも素早くマイクロフォンの先を口に近づけて、コ、コォーンと音を発した。するとまるで水面上を衝撃で輪が拡がってゆくように私と会場の観客の意識は吸い寄せられて、たたみかけるように続いた怒濤のような伴奏と彼等の歌声に、濁流に呑まれて流された聴衆は、会場の壁を通り抜けて!ますます大きくなる音の奔流と共に!青年歌手五木ひろしケンジ・ニイヌマール歌声演奏と聴衆はみんな渾然一体となって文化ホールから外へ外へと去って行く!!そうかそうなのか!私もゆくのだな!しかしなかなか存在ホールの壁を通り抜けてくれないッ!とくにこの味噌汁?!豚汁ッ?!のなみなみとそそがれて両手で捧げ持ったお椀がァッ!!妙にそれが意識されるからだめなのか、壁の材質に引っ掛かるようで、なかなか通り抜けてくれない。どんどん遠ざかって聴こえる音楽になんとか意識と身を任せようと焦っているうちに、無理やり居場所から引きちぎるようにして、会場の外、山の中を切り拓いて造成したのか未だ未舗装山道土地が開けた場所に、ドサりと転がり落ちるように転移できた。周囲には、やはり私と同様に苦労して抜け出てこられた方々が、疎らにクルマに乗ってあの音楽を追い掛けようとアタフタとしている。それの最も手前に居たのに私も同乗しようと駆け寄ろうとしたが、どうもそれは会場の計らいではなく、その方の家族?の方のものらしい。なんだって?!焦ってキョロキョロして私は事の次第を説明してくれそうなスタッフを探して目線で訴えると、疎らに立って応対していた人たちのひとりから「ええ、行きたくても行けなかったということは、そういうことですから」暗に察して欲しいという含みのこもった声をかけられた。あっ、そーゆーことね…





今回はそこでがっかりして目が醒めたら、敷布団の下にセットしてたホットカーペット温度調整が効き過ぎてたみたいで、背中からふくらはぎの裏まで汗かいてた。

ナーロッパ青年エンカ歌手君のことはわからんけど、五木ひろしは、一昨日の休日田原俊彦と『ハッ!として、Good』を唄ってたYouTube動画を視ていたのと、だいぶ以前に何かの拍子でたまたまみつけた、彼が若手の頃にソウルミュージックを、それもガチのをステージで汗だくで熱唱するアルバムがあるのを知って、それも捜して聴いていたからだとおもう。新沼謙治は、なぜかゲームサントラに関わったのをどこかで調べたら出て来たのでインタビューもみつけて読んだら自分普通演歌歌手ではない!(あと「演歌の前はドラムやってた」て言っていた)と盛んに発言していた記述をおぼえていたのと、やっぱりおとつい視てたYouTubeCMまとめ動画に出て来たからだとおもう。

By 増田♂54歳の まあこんなもんですわ)

2024-11-19

マジで本文一切読まず脊髄反射ブコメしてる奴おるよな

「私は9年間、性奴隷だった」観劇後に泥酔させられ太客の相手を…全裸写真で脅された被害者が「大衆演劇の闇」を決死告発画像あり】 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/smart-flash.jp/showbiz/317184/1/1/


kohgethu 日本の「文化」とされている、男色、陰間、衆道、の現実男色に夢見過ぎている輩も多いけど、所詮権力ある男からセクハラに過ぎない。/権力者による性加害は「男女関係無い」。それはそう。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4762180553688163328/comment/kohgethu


客の女性飲み会に誘って泥酔させて乱暴、それをネタに脅して太客の相手をさせているという告発

男色だの衆道だの一切関係ないんだけど一体何が見えてるんだ?

大衆演劇」「性被害」ってキーワードだけで勝手ジャニーズ問題みたいなの想像したんだろうか…

2024-11-10

官製婚活でびっくらこいた話

田舎の地上で働いてる増田だけど

官製婚活参加者女性がいない、誰か参加してくれって指導があったので

この前行って来ました


開催場所カフェに行ってみると、当然の如く女男ともちょ待てよって感じでしたね

婚活イベントなのに、ジャケットも来てこずパーカーを来てる人までいて驚きました)

女性参加者が足りないのもわかります


男性参加者プロフィールをみてると、高卒専門学校卒が多かったです

(世にも珍しい普通科なのに高卒がいてたのは驚きました)

大卒も何人かいてましたが後で調べると偏差値45前後大学でしたね


そこで自己紹介や会話をして趣味の話をしました。私はミニシアター観劇趣味なので、研修会議東京出張に行った時に次の日や週末休んで見て楽しんでくるんですよ

と言うと参加者の男は、東京に行かない、そもそも県外出張がないと言い出してカルチャーギャップに衝撃を受けました

昔、放送大学貧困論のテキスト地方貧困層は東京新幹線電車仕事に行く場所ではなく

車に乗って冒険がてら遊びに行く場所みたいな表現がありましたが然もありなんって思いました

2024-11-07

ライブ】20241107 (生)林檎博'24−景気の回復

・ふーん、静岡椎名林檎ライブやるんや ほなちょっと応募してるみるかウィンとサンドウィッチマンのノリで応募したら当たったので当日まで半信半疑半分・夢見心地半分で過ごし今日…ってワケ…

・当日の午前中、思ったより心が落ち着いてるな…と思ったけどなんかいつもより世界キラキラしとるな…ってなった

愛野駅エスカレーターの時点で心臓がドキドキしとる…自分って認識してるより椎名林檎の事、好き、なんや…って思ったけど愛野駅階段ハード過ぎるだけだわ

ライブティシャツ買おうとしたけど生地があまりペラ過ぎてやめた ¥4000までならわかるけどこの生地デザインで¥6000は価値観に合わなかった

チケット代も今まで参加したライブで一番高いチケ代+手数料計¥14080+新幹線代でえれえ金額かけてるから冷静になってしまった…

ライブ本体感想

VIP席のうしろ ナイス席や!

東京のでっけえ箱に比べるとそもそもキャパが小さめなのでどの席もステージを見やす良席でスナイパーの席は無かったが、

「より近い席」人を羨んでしまう心が無いと言ったら嘘になるのでこれが「上を見続け、羨み続けてしま人間の心…」ってなった 己の恵まれた現状を認識に現状で目一杯楽しめ!と己に言い聞かせた 人生

・オープニングの映像で「生の椎名林檎がこの世に存在あまつさえ生歌を聴くことができる」という事実に感動し、今まで椎名林檎の歌を聴き続けた己の人生にうっとりし涙したがその後は割とスンッとしてた

エコパアリーナ椅子があるし座っての観劇やろなぁと思ったらみんな普通に立ってた…

キョロキョロして立った

面白くは無かったけど、

決してクオリティか低いとかいう訳ではなく

私は「今」の椎名林檎じゃなくて「昔」の椎名林檎が好きだったんだな…と思った

3/5は「し、知らない曲ですね…」ってなり1/5は「聴いたことはありますがそこまで刺さらなかったのでそんなにリピはしてない曲ですね…」ってなった

・貝のベッドで歌ってくれてる段階でスンッてなって女豹のレオタードの段階で上記の気付きを得た

・19:00上映で、18:20頃に会場に入って「19:00になったら本当に椎名林檎が目の前に現れる…?!」ってソワソワハァハァしてる時間がいっちゃんおもろかった

・赤安が大爆破する前に緋色弾丸曲の生歌…聴きたかった…という気持ち半分と生歌聴けて嬉しすぎて呼吸数爆増〜!が同時に来た

・油(聴衆)が大炎上(熱狂)したくてフツフツしているが決定的に沸く火種が投下されずフツフツした状態継続したライブだった 

アンコールの2曲(自由に道連れ・東京オリンピック映像の曲)を序盤にやってたらもっと沸いてた

主語デカくしてんじゃねーぞ」と思ったけど椎名林檎旗の振りが明らかになんか…こう…揺蕩う川のような…各々一生懸命フリフリしてるような…スポーツとかライブで盛り上がった聴衆の動きの一体感は… やっぱ途中盛り上がってなかったんやなってなった

まさかの「二次創作」で強めの流れ弾が来たわ…そして「二次創作はいくらクオリティが神、ましてや椎名林檎日本で指折りのトップアーティストだが二次創作元ネタが刺さっていなければ刺さらないのはどんなに作り手が神でもそういうものなんだな」かつ「目茶苦茶楽しそうに二次創作する椎名林檎」「二次創作は本人が楽しくて公式様にお目溢し頂ければそれでええんじゃ!」(椎名林檎ほどの神アーティストになると二次創作から二次創作を依頼されるかもしれませんが…)といつ二次創作の「核」を再認識させて頂いた

最初椎名林檎も、齢かな…と思って見てたけど、

ライブライブ生中継(表情アップ)してくれたんだけど、椎名林檎の目を伏せて口を横に引き結ぶ笑い方、目茶苦茶魅力的な表情だな…と思った

特にアンコール金髪ボブボクサー、目茶苦茶可愛かった1番好き YUKIみたいなビジュアル髪型衣装も目茶苦茶似合ってた

やきう

やきうそもそもまり…とクサクサしていたが「青春の輝き」生歌+背景の雷鳴轟く野球グラウンド萌えに直撃(通常の晴天の野球グラウンドにしないところが流石椎名林檎ライブ背景作る神クリエイターさんの仕事やでぇ!ってなった) というか野球ジャンルの◯◯◯◯のイメソンに「青春の輝き」は妄想してると感情が溢れすぎてしまうため禁止カードとして封印していたのに椎名林檎から最高の環境で直撃させられてしまうと…椎名林檎声帯、直撃すると生歌一曲でもう心揺さぶられて泣いちゃうからほんまダメ

椎名林檎の呼吸音とか口のニチャ音をきけたので「マジ実在する人間なんだ…」って思った

・えっ紙吹雪排出口が1箇所だけ?

・おまいら、「熱狂した」ってことにしようとしてねえか?

まさか浴室をやってくれると思わなんだ

ありがたすぎて拝んだ

緋色弾丸の曲と浴室と青春の輝きはハンチョウパフェ回の「甘いものロックオンした幼児の眼」で自我シャットダウンして視覚聴覚をひたすら研ぎ澄ませていた 興奮しすぎて呼吸数が異常に多くなっていた

・新アルバムコラボアーティストライブに来るんやろうなぁ…と思ってた AIが来てた?

トークとかするんやろなぁ…椎名林檎たそはどんなトークするのかな?ニチャア…してたけどトークはなく「歌唱100%」の密度が凄まじい時間が目の前を通り過ぎていった プ、プロ仕事すぎる

・色々ゆうとりますけど「椎名林檎ライブに行く」のは死ぬまでにやりたいことリストのかなり上位だったので行けてよかった 

あとは倉橋ヨエコライブに言ったら本当に「ライブに行きたいアーティストコンプリートだが倉橋ヨエコチケとれんからコンプは難しそう

(それも「昔」の倉橋ヨエコが好きなんであって「今」の倉橋ヨエコの事は「普通」と思っていないか?)

2024-11-04

anond:20241103230838

仕事でやってる舞台の上で観劇に来た客へ私生活情報あげてくるなというのはわかるんでない?

ライオンキングのシンバ誕生場面で「〇〇(役者名)さんお子さま誕生おめでとう」って札つけて掲げられたら入場料は返せって客もいるだろう

それ以外ならいいと思うけどVって私生活明かさないのが前提だからさない方が無難だという意味では出さない方がいいだろうね

でもチラチラ私生活出して引っ張ってこれる客もいるだろうから事務所商品としてどういうスパンで見てるかを分析して楽しんだらいいんじゃない

2024-11-01

現場からの帰り道、我に返り今後を考える

ライブ会場からの帰りの電車でこの記事を書いている。

何ヶ月もまえから決まっていた予定で、グッズ代に交通費お金も沢山かけた。

明後日にも同じ現場に行く、全通というものではないが違う日付を取れたから行くのだ。一緒に来た友人とは明後日よろしくね、楽しみだね、と言って別れた。

しかった、夢のようだった。この瞬間のために働くしそのためにはなんだってしたいと思った。また行きたい、この趣味絶対にやめたくないと思った 。

だがしかし明日姉の結婚結納があるため、早くかえって眠り準備をしなければならず現実に引き戻されていという状況だ。

基本的楽しい時間を過ごしたあと、次の日は仕事普段日常に戻るものから、みんな同じような気持ちを抱えるだろう。

私は今後、この趣味を続けていけるのか、そもそもそも分不相応趣味ではないのか、この場所には二度と行かない方が良いのではないかと思っているのだ。

私は現在25歳で実家暮らしだ。家に5万家賃として払っているが、家事の多くを母に任せているし貯金もほぼない、むしろ自転車操業だ。自立とは程遠い甘ったれである

明日仕事ではなく姉の結納儀式の日。

5歳上の姉は結婚をして家庭を持つのだ。友人の殆ど彼氏持ち。今日一緒に現場に行った友人もそうだ。

そう、私だけが彼氏もおらず、実家暮らしで将来の展望も何も無いまま、余裕もないのにお金をかけて、何も生み出せないまま生きているということに気がついてしまったのだ。

明後日同じ現場に行くし、12月には別の公演のチケットもとってある。お金は支払い済だ。

こんな夢から冷めてしまった状態で、私は一体どんな気持ち現場に行けばいいんだろうか。

今後のことを真剣に考えれば観劇ライブに行く趣味をやめて、他のことに費やした方がよっぽど有意義だ。

でもまた現場に行ってしまえば、グッズもかってしまい、続編の公演のチケットも買ってしまうのだ。

オタク特有の誇張表現ではなく、本当に麻薬のように辞められない趣味なのだ

この先私は一体どうすれば良いのだろう、先のことなど全く考えずに楽しさだけ享受すればいいのだろうか。

それか仕事を頑張って給料をあげて観劇ライブに行くような趣味が見合うような人間になるしかない。

他のオタクたち我にかえってしまった時、どのような思いで次の現場にいくのか、果たしてすっぱり趣味を諦めるのか、問いたい。

とにかくこの気持ちを切り替えられるような答えを誰か教えてくれないだろうか。

2024-10-28

〇〇を知らない□□担の葛藤

Xを見ていたらとある男性アイドルグループデビュー前に主演を飾った舞台使用していた楽曲音源化されるという話題を見かけた。

自分はそこのグループファンではないし、舞台存在自体認知しているものストーリー楽曲は全く知らない他人であるが、吸い寄せられるようにこのトピックを覗いていた。

数年前から応援しているファンは喜んで当時のことを懐古していた。しかし私が大きく共感したのはその舞台観劇できていない側のファン言葉である

なぜなら自分他人事ではないと思ったからだ。

自分は昨年とあるアイドルファンになった。それまでは失礼ながら彼には無関心だったため、彼が出演しているステージほとんど知らなかった。彼のファンになろうと決断して様々なことを調べていくと「自分は彼のファンとして知っていて当たり前なことを何も知らない」ことを自覚せざるを得なかった。

知らないことの中で特にきついと感じたのは彼は自分ファンになる数ヶ月前に本人が「人生を変えた」「一生の財産」と言い切るような大舞台に出演していたことだ。

出演してから1年半近く経過し、その間にも様々なステージに立っていたが彼はどのメディアに出てもだいたいその舞台の話をしているし、ブログでも毎月話題に出てくる。ファンしょっちゅう「あの舞台の□□に会いたい」と語っている。その舞台が本人にとってもファンにとっても、非常に大きなものであったかなんて容易に想像できた。話についていけないし個人的蚊帳の外感が拭えないので現在進行形で困っている。

自分と同時期に好きになった人は他にもいると思うけれど、自分性格同担と関わることに少し抵抗があるため誰にも相談ができない状況である

話を過去に戻すが、とある時期にいわゆる「懐古イベント」が発生した。当時を懐かしむファンは懐古イベントのためにその場所へ足を運んでいたが自分は当時を知らないため足を運ばなかった。同じ□□担なはずなのに同じコンテンツで楽しむことができない。大きな壁を感じていたときに「あんな素晴らしい舞台に立てた□□くんと□□担は幸せ者だ」という呟きを見た。もうここで心が折れてしまった。

自分は彼のファンにはなれても□□担になれるわけではない。一生自分は「お客さん」にしかなれないんだ。絶望を感じたので彼を追いかけるのを本気でやめたいと思った。でもできなかった。同時期に彼のステージを観て、やはり彼のパフォーマンスが大好きで、この人にしか出せない輝きが存在たからだ。彼から得られる幸せが大きすぎたんだ。もう後戻りできないと同時に自分はこの「〇〇を知らない□□担」という十字架を背負いつづけることになってしまった。

好きになってから約1年、少しでも彼のファンらしくなりたいから、彼のパフォーマンスが大好きだから自分が満足できるぐらいには彼の立つステージに沢山足を運んだ。でもやはり「お客さん」感は拭えないし、彼の話す言葉が少し怖い。何度も何度も疎外感を植え付けられてしまたからだ。

文頭で語った某アイドルグループのようにまた大きな懐古コンテンツが度々発生するたびに壁を感じて苦しむこともあるだろう。きっと私より先にファンになった人からは「〇〇を知らない□□担がいるんだ」と言われているだろう。思い出を大切にする彼だからこそ、きっと何年経ってもその舞台を一生の宝物として語っていくだろう。

しかし、まだ彼は若い。未だに達成できていない大きな夢が沢山あるから自分はそこに立ち会いたい。一緒に嬉し涙を流したい。一緒に幸せになりたい。この先自分以上に「彼の立ったあのステージライブを知らない」人たちが増えても一緒に幸せになれるような環境があればいいなと思う。

□□くんが「あのとき幸せだった」と言い切ってくれるような大切な時間が増えていきますように。

きっとそうなれば自分も胸を張って□□担を名乗れると思う。そんな日がくるといいな。頑張るね。

2024-10-11

人生を愛されてきたであろうご婦人たち。

普段リモートワークだが、お客さんと打ち合わせするときだけ、自宅からそれなりに長い時間在来線に乗って都心部に出る。

平日の日中は、どこかにお出かけするご婦人を見かける頻度が多い。お友達とだったり、親御さんとだったり、長期休み中のお子さんとだったり。日中仕事でなくお出かけする方は(あくまで見た目だけでの判断だけど)比較的裕福そうな方が多い。

ぼんやり座ってると、綺麗な身なりをした品のいいご婦人はやはり目につく。私が乗る電車では50代以降の方が多い印象。お年を召しても変わらずキレイな肌ツヤ、年齢に合わせつつも品の良さや可憐さが伝わる服装、屈託のない小鳥のような話し方。

お金に苦労しまくってきた私の実母とはまた違う、何というのだろう、困った表情や疲れた表情、怒った顔をした経験があまりいであろう素敵なシワの刻み方。

彼女たちを見ていると「きっと親御さんや旦那さんに愛されて、可愛がられて生きてきたのだろうな」と感じる。年齢的に(会話の内容的にも)専業主婦として生きてきたであろう方が多いだろうし、

なんかね、ほんわかぽやんとしてて可愛いの。しっかりした話し方をされてる方もいるけど、なんとなくバリバリ仕事してきた人とは違う、ゆるふわ感。

普段仕事バリバリ働いてる人と接してるから余計に珍しさを感じるのか、花のような雰囲気のご婦人には自然と目が惹かれてしまう。

なんか、そーゆー人いない?

「愛されてるご婦人」。

会話の内容も小鳥みたいなの。ハンドメイドの話だとか、先日見観劇や通ってるお稽古事の話、遠くに住む娘さんの話とか、愚痴愚痴言わない感じ。

そーゆーものを楽しむのに十分な稼ぎのある旦那さんがいて、好きなとこをしてても受け入れてもらえて。

自分の生まれ育った家族とはまるで違うその華やかさがとてもまぶしい。

もちろん、彼女たちがなんの苦労もしてこなかったとは思わない。でも、たくさん愛されてきた人であることは伝わってくる。

私もそーゆーものになりたいなあと思うけど、まあもう無理だろうなーと思う。

いや、旦那さんはすごーーーくわたしのことを愛してくれてるから、まだワンチャンあるかな。めちゃくちゃ共働きだけどな。クライアントとめちゃくちゃ守秘義務の話してるし。なんか、なんかちゃうんよ。

ニコニコぽやんなあのオーラを、私も手に入れたいな。

2024-10-06

なにわ男子結成6周年によせて

10月6日

この日が巡る度、毎年思い出す。

しんどかったな~って笑


ハッシュタグの飛び交う中、嬉しいのに純粋に120%この日を喜べない思いを消化し、きちんと喜べる日にしようとこの日記を書きました。

そもそも何故なにわ男子の結成日が『6日』なのかと言うと、Duet、POTATOWink UP所謂『3誌』の発売日だからである

なにわ男子の結成は上記3誌で発表された為、発売日の2018年10月6日と相成った。

どこのユニットもほぼそうだと思うが、結成日と言いつつ正確には結成『発表』日である


2018年10月5日

早売り情報が流れて来たり、見ない様に流れて来ない様にしたりの毎月であるが、この日この情報を見なかった関ジュオタクはいないと思う。

関ジュに新ユニット『なにわ男子』』。

メンバー西畑大吾大西流星道枝駿佑高橋恭平長尾謙杜、藤原丈一郎大橋和也

今と同じ7人である


メンバーが発表されたことで、この短文の情報がありとあらゆる関ジュオタクに混乱をもたらせてしまった。

·MAIN活動していたのは西畑大吾向井康二大西流星室龍太の4人だったのに4人中2人の名前が無い。

関ジュMAINの2人が。

年齢的にオタクも焦っていたと思うので、下から下克上を起こされ、省かれた様な空気が流れた。


·藤原丈一郎·大橋和也公式ユニット加入も、Funky8と言う屋良朝幸くんの作ってくれたユニット事実上自然解散を思い知らされない訳にはいかなかった。

ちゃんFunky8の赤なのだから

『リューン』の時に丈ちゃんが言っていた『3列目の逆襲』が本格的に始まったのである


·当時の関ジュ結構明確に下記の序列があった。

西畑大吾

⬇️

向井康二

⬇️

大西流星·室龍太

⬇️

高橋恭平·道枝駿佑·長尾謙杜(信号トリオ)

⬇️

正門良規·小島健(もんビバ)

⬇️

西村拓哉·大西風雅·嶋﨑斗亜·岡﨑彪太郎·當間琉巧(ちび5)

⬇️

藤原丈一郎·大橋和也·林真鳥·古謝那伊留·朝田淳弥·今江大地·末澤誠也·草間リチャード敬太

⬇️

※は場合によって入れ替わっていた様に思う。

此処のもんビバを飛び越えてしまたことにより、もんビバ担にも衝撃が走った。

こじけんは兎も角、この年はれんれんのデビュー年でもあり、当時の関ジュからするとユニットもないのに『デビュー』なんて言葉が思いついている訳もなく、同期の正門くんも『早くデビューしてほしい』どころか『やめないで』と言った不安気持ちが何処と無く漂っている時期であった。


そんなこんなで、なにわ男子と言うたった7人のユニットが結成されたことにより、ほぼ関ジュオタク全員をゆるがす大事件となってしまった。


当時私は関ジュ担のTwitterに住んでいたが、あの日の凍った空気は忘れられない。

オタク同士のTLなので激昂する様なヤバいはいなかったが、

·なにわ男子以外の担当ツイートできない。

(今後の自担が何も見えていない中でとてもじゃないけど『おめでとう』等言える心境ではない)


·なにわ男子担当ツイートできない。

(そんな空気の中でとてもじゃないけど喜べない)

正に文字通り突然地獄の様なTLとなった。

私は当時からなにわ男子メンバー担当であったが、例に漏れず誰からも『おめでとう』とは言ってもらえなかったし、自分自身も何も発信出来る空気感ではなかった。

(兄組の担当さんはまた違ったのかもしれない)


色々書いたが空気的にはやはり『康二くんは?』と言うみんなの思いが1番強かった様に思う。


そんな一夜にして訪れた問題の数々をオタク解決出来る訳も無く、私達にはその時『Fall in Love』と言う梅芸公演が迫っており、常に目の前に見えていながらその問題は一旦見ない、と言った本当に無理矢理な方法で終わった。


勿論なにわ男子に入る入らないで関ジュオタク同士がお互いを好きになる訳でも嫌いになる訳でもなく、複雑なその問題は受け止めつつ華麗にスルーする運びとなった。


関西Jr.バリバリサウンド、略して関バリと言うラジオ番組は当時藤原丈一郎·大橋和也·正門良規·高橋恭平の4人がレギュラーメンバーとして放送されていた。

丈くんの面白さ、正門くんのフォロー、橋橋のおバカ加減が絶妙バランスで、この中に担当がいない私も当時は毎週楽しみに聴いていた。

メンバーを見てお分かりのことと思うが、4人中3人がなにわ男子となった。

此処もまた地獄絵図である

生放送だったので同じ時間軸で進んでおり、なにわ男子が結成されて初めての放送を固唾を飲んで聞いていた。

挨拶は変わらず、『関西ジャニーズJr.藤原丈一郎』『大橋和也』『正門良規』『高橋恭平です!』で始まった。

ユニット名を名乗らないどころか、その日の放送ではなにわ男子が結成された話は1mmも出なかった。

こんな大きなニュース近年の彼等に無かった筈なのに。

彼等もまたオタクと同じ様に、『なにわ男子を一旦スルー』することを、なにわ男子も、なにわ男子以外も、選択していた。

彼等もきっと、苦しんでいた。

私は、『あの大らかそうな正門くんでもこんな空気になってしまうのか』とことの重大さを改めて思い知ることとなった。


一方で、その頃丈くんは『タイヨウのうた』と言うふぉ~ゆ~辰巳くん主演の舞台にも出演していた。

当時なにわ男子は勿論関ジュも今みたいな爆発的人気はなかった為、この舞台も当日券で、大阪初日観劇することが出来た。

そこには、最後カーテンコールで『なにわ男子藤原丈一郎です。』と挨拶をする丈くんがいた。

『僕、今初めてお客様の前で『なにわ男子』って言いました』と嬉しそうに言っていた。

関西ジャニーズJr.が他に誰もいないこの空間で、初めて丈くんは何にもとらわれず自由に『なにわ男子』を出すことが出来ていた。


話は戻るが、SNSでの反応が芸能人に届かない時代でもなく、恐らくなにわ男子自身が1番反対されている空気感を感じ取っていた(SNSでは応援より批判の声が常に大きいしね)。

それが梅芸初日に立ってみて『応援されていることが分かって安心した』と言う様な彼等の当時の発言に繋がっていたと思う。


梅芸が終わり、クリパが終わり、序列が変わったことをオタクは口に出さずに徐々に受け入れて行くしかなかった。


そんな時にまたしても大事件が勃発する。

それが、『向井康二Snow Manへの加入』である


2019年1月4日18時公演。

私は入っていなかったが、同日に3公演もあり、それぞれを観ていたオタク10人近くと夜に打ち上げと言う名の新年会をすることになっていた。

終演後、出て来たオタク達は精神状態がかなりボロボロであった。

ROTでも取り上げられているし、素顔4でも発売されたが、公演があんな状況であった。

マイドリでみんなが泣いている。

楽しくみんなで呑む筈が、まるでお通夜である

今迄ああ言う時の関ジュは誰かが辞める時であり、『この人が辞める訳では無いと思う』『こっちかなぁ?』『何だったんだろう?』と解散する迄ひたすら答えの出ない議論が繰り広げられた。


そこから約2週間後、私達は涙の意味を知ることになる。

康二くんのSnowMan加入は彼に残された最後のチャンスであったことは誰の目にも明らかであり、喜ばない人はいなかった半面、あんなに関西を愛して来た彼が何故東ジュにならないといけないのか。

しょおれんのトラウマもあり、またなにわ男子は叩かれた。


そんな中、希望が見え始めたのが『Lilかんさい』の結成である

私はユニットが『なにわ男子』だけでなくなったことに心底安堵した。

元々『ちび5』として非公認ながら5人でいることが多かった為、こちらは誰も増えず欠けず、すんなり受け入れられた様に思う。


そして『Aぇ!group』の結成。

Funky6の行方が知れない中での末澤·草間、そして間にいたもんビバの活動保証されたことで、なにわ男子担的にも自担の長年のツレが多いユニットであり、『良かったね』と言う雰囲気であった。

立て続けのユニット結成であり、非加入組担にも既に『関ジュは変わってしまった。仕方がない』と言う空気も流れていた。

こうして、『一方的に叩かれ続けたなにわ男子』はこの辺でふんわりと歴史を閉じることとなる。


その後、龍太くんも俳優専業となり、真鳥くんも振付師への転向朝田くんは3月の春松竹で退所と、徐々にみんなの道が決まって行った。


夏の8·8で、康二くんは加入から7ヶ月でデビュー組への階段を昇ることが決まり、同じく夏にAぇ!groupはなにわ男子より先に単独関西ツアーを回ることになった。

なにわ男子デビュー発表はそこからおよそ2年先である


何だ、普通にお互いちゃんとしたライバルだったんじゃん。

(しかも結果康二くんにはデビュー、Aぇには単独で負ける)

叩かれたのは何だったのか。

Aぇが出来たことによりこれで叩かれなくて済む、と言う安堵感と、モヤッと感と。

そこから何年も経ち、なにわ男子が出来てからファンデビューしてからファンがもりもり増え、何のしがらみもなく純粋に喜ぶ人が沢山増えた。


10月6日は、私にこの1年弱の色々な感情を思い出させる日にちなのであった。

数年のもやもやを書ききって浄化させたので、これからは私も幸せ気持ちだけでお祝いしたい。


読んでいただきありがとうございました。

2024-10-04

anond:20241003121307

一人でディズニー行くおばさんは間違いなくそう。非現実ドーパミンがドバドバ出る。ちなみに観劇オタクとかも同じカテゴリだと思っている。

2024-09-29

日本人デジタル音痴は根治不可能だと再確認する

デジタル化に抵抗ある人がいるのは理解するが

そのほとんどがこの記事のように「マイナカードに発信機があり使ったらデータが蓄積し政府に筒抜けになる」そんな事実誤認妄想を拗らせており

批判するなら最低限の知識をもって批判してほしいものだ。ロジカルシンキング放棄して批判してる異様さに呆れ返ってしまった

少し考えればわかるが

仮にチケット販売者マイナンバーを渡して、国が民間チケット販売者サーバをどういう理屈でみるのか?

民間業者チケット作るたびに国に申請して参加者を一覧をマイナンバーとセットで提出させる気なのか?

そもそもインボイス+消費税があるからマイナンバーなんて不要徴税できると考えられない点で終わってる。

チケット転売防止策として、Jリーグ提携してサッカーチケット販売マイナカードを利用する方法も、試行するそうだ。

 これらが実現し普及してゆけば、国民の誰が年に何回サッカー野球を見に行ったか観劇ライブに足を運んだか、徴税側は把握できる。年間に一定回数(10回とか)以上、サッカー野球を見に行った人からは「スポーツ振興協力税」を、観劇ライブに行った人からは「芸術助成協力税」を徴収するすることも可能になるだろう。

なぜ政府が本人認証マイナカードを使うか?

政府発表みれば裏表なんて無く、犯罪集団精巧な偽造免許証を作り最早既存本人確認方法陳腐化してるのが問題になってるとわかる

マイナカードICを使った本人確認が今のところ鉄壁であるから利用するのである

実は本人確認マイナンバー自体は全く関係なく、マイナカード更新部会では本人確認に使われる場面のほうが多いなら表面から消してしまえばという話まである言うので国民デジタルアレルギー対策も大変だとつくづく思うのである

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/83318

2024-09-18

anond:20240918103359

田舎町だから、たまに市が呼んで演劇やるんよね。ある時奮発したのか劇団四季が来たのよ。

みんな喜んで楽しみにしてさ。

駅前で店やってたか四季若い劇団員さんが買いに来たから言わずにいられなかったよ

「この町の人のほとんどは、あなたたちの演劇人生最初最後舞台観劇です」

たまに市が呼んで演劇やるんだから演劇自体はたまにやってるんだろうね。

あの有名な劇団四季なら観るけど、そうではないなら観ない人が大半なんでしょう。

田舎町に劇団四季が来た時に「この町のほとんどの人は、人生最初最後舞台観劇です」と劇団員に伝えた話

って記事が上がってたけど、うちの街にも実は劇団がある

商店街の中にひっそりと劇団があって年に2回くらい何かやってるようだ

劇団四季みたいな大物が来たら記念に見るかもしれんけど地元でやってる劇団なんか誰も興味はない

舞台なんてそもそもほとんどの人は興味がなくて記念に見てるだけ

下手したらうちの街は田舎から劇団なんかないって気がついてない人もいるか

そんなもんだろう

東京観劇料金が上がって困っているらしい

おやおやどうしたんですか?

観劇とは東京大事大事文化資本でしょう?

あなた達が最も尊ぶ文化資本

その文化資本の核をなす観劇ピンチなのですよ。

物価が上がって料金が上がるのは当たり前じゃないですか。

あなた達が文化資本大事に思うのであれば、

子どもたちにどんどんお金を出して観劇に行かせればいい。

東京の高い高い賃金マウントを取っているあなた達なら、

造作もないことでしょう。

たかだか1万や2万の端金、あなた達の大層な年収からすれば、

誤差みたいなものです。

大事文化資本を守ってください。

あなた達なら分かっているはずです。

文化資本地方東京の差を決定づける重要ファクターだと。

東京から文化資本が消えたら一体何が残るんです。

守らなきゃいけない。

あなた達は金を出すべきだ。

高給取りのあなた達なら可能だ。

さあ、守りなさい。

2024-09-17

英文学科を選ぶ上での一つの視点

予備校勤務の立場から、「英文学科で後悔しない視点」をまとめた。

関東限定で、多少厳しめに書いたが、これらをクリアすれば楽しい学生ライフが待ってると思う。

1.就活対策のメッキに惑わされない

多くの英文学科が、TOEIC受験必須にしたり、観光メディアも学べるコースを配置して、受験生の親に「就活対応していますPRしている。

しかし、注意して欲しいのが、英文学科の学びの中核は、「イギリスアメリカ文化を学ぶこと」であって、TOEIC対象としているビジネス英会話も、オーストラリアシンガポールカナダと言った国々の文化も中心ではないことだ。

対策

メディア観光業界に惹かれるなら、それらの要素が強い学科検討しよう。専門にする国を時間をかけて選びたいなら、国際系学部もあわせて検討しよう。

2.シェイクスピア演劇や、映画が好きか?

英文学を専攻するにあたり、演劇映画の授業はついて回る。演劇映画専攻ではない、文学部での演劇映画の学びは独特であることを理解しよう。

演劇映画専攻の場合、実際の創作や演技がカリキュラムに組み込まれており、他の大学生協働して作品を作り上げる。それぞれの嗜好や制約の中でロジカルに考え、ベストを尽くす経験は、色々な業界に行っても役に立つ社会人基礎力が得れる。しかし、英文学科の場合、学ぶのは一人で行う批評であり、これが得意なタイプの人もいる。

対策

高校生のうちに、シェイクスピア演劇複数回観て、観客か、提供者側のどちらが向いてるかを考えよう。関東場合さいたま芸術劇場(今度やる真夏の夜の夢は18歳以下無料!)神奈川芸術劇場(今度やるリア王高校生以下1000円!)シェイクスピアカンパニーなどが公演をやっている。観劇前に無料ミニレクチャーがあったり、劇場の裏側見学ツアーもセットになってるのも楽しい

アニメゲームに関心がある場合作品づくりという点で演劇映画専攻のほうが興味に近い場合もある。

3.キャンパスの立地を意識しよう

これは持論で恐縮だが、文学部の学びは、キャンパスの立地が重要だと考えている。

理想京都洛内のような、面積あたりの知識人職人割合が多く、学生に優しい街だ。

東京場合、ふらっと行ける帰り道に、映画館や劇場があることや、寝床が近いことが重要なのではないかと思う。文学部の学びは、偶然の作品との出会いや、夜通し学友と語り明かしたりすることを通して洗練化されるので、通学時間が長かったり、郊外生活が完結してしまうのは少し難しいと思う。

対策

•これは少しズレるが、大学の四年間、「週五日、オンライン英会話教室を続け、年に6回、演劇を観にいく」と仮定してみよう。それを差し引いて学びたいことがありそうかを、志望学科教員の専門から探してみよう。

大学教員と楽しく話せそうな目処があることが、中退留年を防ぎ、大学生活を楽しむ上で特に重要だと思う。

ちな、自分文学部演劇専攻。大学舞台があり、学生公演では照明などを担当し、卒論では某有名漫画ストーリー分析した。

演劇学科は、クセ強が揃ってて笑い転げることが多く楽しいぞ!

2024-09-11

歌舞伎ファングロいと思うこと

1 歌舞伎ファングロいと思うこと

数年来の歌舞伎ファンだけれど、ネットに放流される歌舞伎感想を見ていると、グロっ!と思うときがある。

いちばんそれを思うのは、歌舞伎の家に生まれ子ども特に未成年)に対しての、「お父さん(orお爺さんその他親戚)に似てきたね!」っていう感想。そういう感想には、ふと見ていて自分で思い至ることもあるけれど、一方で、自ら振り返ってみると、又は他の人の感想として見ると、うわっ!グロっ!と思ってしまう。

思っているだけだとモヤモヤするから、何がグロいか言語化してみると、それは、本人が決めるべきこと(将来の職業選択、そこで役者選択するとしてその芸風・方針)について、生まれや血族といった本人の意思ではどうしようもできない事実評価基準として、第三者にすぎないいちファン勝手判断して評価しているから、だと思う。

もっと踏み込んで言うと、無限職業選択の自由が拓けているはずの子どもに対して、第三者がその子もの将来を(職業だけではなく芸風まで)決めつけてしまっているという点について、無意識であるしろものすごく高慢に見える。

この所感は、古典演目を、比較若い役者が、過去の大役者確立したような型に倣ってやるような場合に、当該大役者親族(又は、その中でも風貌が似ている者)にやらせないとおかしい、みたいなコメントが出てくる場合にも同じことを思ってしまう。結局それは、今の演者ではなく、過去演者を求めているに過ぎないし、(こういう鑑賞態度は歌舞伎とあるあるではあるけれど、)個人的には、そのような鑑賞態度である限り、今の演者を(自ら理想化した過去演者比較して)批判的な目でしか見ることができないから、観劇が辛いものしかならず、実りのある観劇体験にならないんじゃないかと思う。

(逆に、役者に対する「〇〇屋に生まれたんだから(or所属しているんだから)、△△さんから指導を受けて××(演目)をやらないとおかしい」みたいなファン意見も同じ。言ってるファンは、親祖父母から指導を受けて同じ仕事やってるんだろうか……。)

2 世襲制度がこれからどうなるか

いや、そもそも上記のようなことを言ったら、御曹司かわいい初舞台で、ベテランのお弟子さんがセリフもなく後ろに座っているという構図自体、あたりまえだけど普通にグロい。

もっとも、もうこういう家による階級制度は、あと20年(いや、10年?)経ったら、消えて無くなってるんじゃないかなあと思う。そして、そういう兆候がちらちらと現実にも顕れていることは、今の歌舞伎ファンならば分かると思う。

まりは、これからの中心的なファン層は、歌舞伎への入り口が、刀剣乱舞歌舞伎その他の2.5次元歌舞伎、又は、大河ドラマその他の映像作品である人が多いと思われる。そういう人たち(そうでなくても、これからファンになる若者層)に、「お家」とか「名跡」とかに重きを置いて、扱いに差を設けることを正当化するような価値観は、もう通じないんじゃないかなあ、ということだ。ただでさえ、「親ガチャ」が流行語を超えて浸透しているような世代だし。

個人的に、初報が発表されたとき刀剣乱舞歌舞伎は今できる最高のコラボ歌舞伎だと思った。和の世界観親和的で、既存ファンの方の数が多くて、しか観劇抵抗がなく、むしろ積極的であるというのがすごい。これから若い歌舞伎ファン殆ど刀剣乱舞入口、ということは、普通に起きるんじゃないかなあって思う。いや、もう起きている?)

一方、上記で、階級制度が無くなるという兆候が顕れている、とは言ったけれど、現状は、それは、名家御曹司座頭を務める舞台で、実力のある弟子を大役に抜擢することがある、という形にしかなっていないとは思う。つまり「使う側」(座頭)と「使われる側」(大役に抜擢される弟子)がある、という権力構造には変わりはなく、単に「使う側」のお慈悲が発揮される回数が増えただけ、という状況にしかないようには思う。すなわち、従来の力関係にはそこまで変わりはないんじゃないかっていうことだ。

(あと個人的には、そういう「抜擢」をした役者/「抜擢」をされた役者のことを、美しいストーリーとしてSNS等で賞賛する行為は、度が過ぎると、上記権力構造再確認になりかねないし、弟子の苦しい立場ごと消費しているような感じがして、あまり乗り切れないところがある。歌舞伎御曹司の感動ドキュメンタリーと消費の仕方が同じというか。但し、そういう風潮が抜擢を後押ししていることは否めないし、全部を否定はできない。結局、観劇というのは突き詰めると観客による役者の消費ではあるし、役者バックグラウンドごと観客に消費させるのは、歌舞伎が今まで取ってきた手でもある。)

さらに言うと、一部SNSによる一部の役者・家への軽率DISも好きではない。ちゃんと芸単体を見て評価できる人が評価しているならともかく、SNS(というか、その人が構築しているタイムラインに流れてくる限られた情報)の、この人なら批判対象としてもいいんだ、という雰囲気に流されて、大した芸の批評もせず批判をしてるんじゃないかって気もするし、自分が「見巧者」であることのアピールとして軽率に使われてるだけな気がする。)

じゃあどうするんだという話だけれど、近い将来、御曹司弟子キッパリ区別して取り扱うような現行制度について、どこかのタイミングアナウンスがあって形式的な解消がなされる、という事象が起きてもおかしくないんじゃないかなあとは思っている。あくまで、上場企業である松竹が、今の門閥制度上場企業に相応しくない、とか言って形式的にやることかなとは思うけれど。具体的には、まずはポスター名前を載せる基準とか、筋書きの後ろの方の写真の大きさとか、動静表のあの色分けとか、あそこら辺の形式的な取り扱いから(一律、名代試験幹部昇進で区別するとか。)。

もっとも、役付きも、それに伴って柔軟になっていくってこともあるかもしれない。ただし、私は幕内事情は全く知らないし、上記権力構造は変わらないのかもしれないし、この考え方も全くの的外れかもしれないけれど。そもそも歌舞伎名家権力(私から見えるのは、歌舞伎古典の大役の配役くらいだが)がどこに裏打ちされているのかもよく分からないし(メンツを見てると、必ずしも集客じゃない気がする。そうすると、本当に“名家であることの一点のみで権力たりうるということなのかもしれないけれど、平成生まれ自分にはピンと来ない。)。

3 終わりに

最近御曹司はみんな上手いなあと思う。やっぱり、現代になって、色々な選択肢が拓けている中で、今の若手世代御曹司の皆は、自ら歌舞伎役者になることを選んだんだと思うし、やはりその覚悟に見合うだけの実力がある。これから歌舞伎がどうなっていくか全くわからない中で、歌舞伎を将来の道として選択してくれたことは、歌舞伎ファンとしてとてもありがたい。そんな御曹司たちとそうじゃない人達とで切磋琢磨していくのが健全なんじゃないかなあと思う。

そして、冒頭に戻ると、「お父さん(orお爺さんその他親戚)に似てきたね!」といった一連のグロ感想も、今の価値観にそぐわないものとして自然と淘汰されていくんじゃないかなあ。そして、価値が大き過ぎて空席になっていたはずの大名跡の価値は、空席のまま忘れ去られることになり、古典演目歌舞伎座でかかるとネット上でもかろうじて見受けられる、あの動作過去に誰々が始めたものだ、みたいなコメントマウントと、それを把握しなければならないという価値観も、良くも悪くも間もなく消えていくんだろう。

――最近研修所への入会やお弟子さんの入門自体微々たる数しかいから、まずそこから増やさないと、歌舞伎文化継続自体がかなりマズい? それはそう。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん