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「軽蔑」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 軽蔑とは

2025-01-11

時代自分がどのような悩みを持っていたか振り返る

小学生の頃:自分を見て欲しかった。うまく人と話せず、対等な関係を築けないで、自分存在人間関係の中で認めてほしいという思いがあった。ふざけて笑いを取ったり、奇行をしてみたりした。ある時期にはそれで人気者みたいになったが、その期待に応え続けるのも辛かった。人との仲良くなりかたがわからなくて、ほとんど放課後友達遊んだことがなかったが、それを恥じて隠したいと思っていた。

中学生の頃:他人になりたいという強い欲求があった。生きづらさやままならなさを感じていたけど、他人の心はのぞけないからそれが普通なのかどうかわからなかった。だから、一日だけ他人の体と心で過ごして、自分他人の違いを明確にしたいと思っていた。他人の方が辛かったり、自分の悩みが一般的ものだったりしたら我慢して生きようと思っていた。相変わらず自分は変な人間から、いつか引きこもり友達恋人もおらず、世界から隔絶されて自分自分軽蔑しながら生きることになるだろうと思っていた。

高校生の頃:自分が人とは違うということを受け入れた。他人と同じになるのではなく、うまく周囲を騙しながらまともな人生を送りたいと思うようになった。それと同時に、擬態が破れて普通人生から転落するのが怖くなった。他人自分の差を正しく測れるようになり、中学時代のような極端な悲観は無くなったが、それでも人生の多くの時間孤独に過ごすだろうとは思っていた。

大学生の頃:それまで学校勉強に困ったことがなかったから、大学に入って難しくなり、簡単についていけなくなって困った。周囲が苦痛を感じない勉強作業に大きな苦痛を感じ、それでも一応真面目だから正面から向き合おうとして、大量の時間をかけて他人と同じくらいのアウトプットを出す。好きでもない勉強にこんなに苦しむのは、大切な時間無駄にしているように思えた。精神的な余裕がなく、人間関係を大切にできなかったことを後悔している。趣味も遊びもまったくできなかった。たいていの人には他コミュニティ過去の人関係があるが、自分にはそんなものほとんどないことがコンプレックスだった。

2025-01-08

釣りです

同僚に「お前増田やってそうw」と言われたので調べて初めて書き込みをしています。『増田』が何のことなのか分かりませんでしたが、このセリフ発言した際の同僚の話しぶりや普段の私への態度から極めて侮辱的なニュアンスを感じました。ここはそのような軽蔑されるような場所なのでしょうか?1年程ROMって観察した所、皆さん人生をかけて増田をされている(このような使い方で合っていますか?)ように感じたのですが、そうではないでしょうか?

2025-01-07

anond:20250107134333

自分毎日残業があって全く暇じゃない。

マスコミ監視なんか、あちこち普通にしてるじゃないか民間監査団体を作ったり倫理規定を作ったり監査組織を作ったりどこの国も創意工夫を凝らしているよな。

日本以外の国で見るニュースはとても面白い日本以外の国で見る政治放送には熱を感じる。日本以外の国で話す街の人との床屋談義には人類哲学を大切に繰り返し語り継いできたことを感じる。学問としてではなく生きた思想として社会に語り継がれていることを感じる。外国人はみんな暇で仕事してないと言いたいのか?日本よりも平均年収は高いぞ?

必ず全てが上手くいくわけでもないが、挑戦なくして成功もない。あらゆる試み、民間共に努力をする姿勢に敬意を持っている。

お前はそれを後退と呼んでるかもしれんが。

様々な理由デモボイコットで世の中は変化してきたよな。根強い黒人差別を減らしたのは何だ?途上国とのアンフェアトレードを減らしたのは何だ?新興国工場を建て劣悪な搾取労働常態化を減らしたのは何だ?

デモボイコットを起こしてきた人々は仕事をしてない暇人なのか?

そんなわけないよな?金をもらってる人もいるが、寄付してる金持ちがいるだけだ。みんな仕事もしてるし子供もいるし学校もある普通の人だ。みんな忙しいよな。話を聞いたか腰痛がひどい人も持病持ちの人も貧しい人も親が入院してる人も参加してるよな。辺野古だって毎日座り込みしてる人がいるんだろ?何故か?

社会に対する責任感だよな?隣人を助けるためだよな?社会正義責任を感じてるからだよな?

外国人はみんな暇で仕事してないってか?タクシーウェイトレスも参加してるよ?

タクシー運転手やウェイトレスは分業だからデモ政治活動には参加できない選挙も行けないってパリの真ん中で叫んでみろ?恥を知れと言われるぞ?


近代から現代にかけての世界的な労働取引倫理改善はその多くの人たちの努力の結果だよな?

最近日本は厳しくなった」、「近代化した」「ハラスメントと騒がれるようになった」、全部彼らの作った成果にフリーライドしてるだけだよな。

基礎理論を作ったのは学者かもしれんが、社会が変わったのはそこの国民たちの力だよな?

日本人と話してると基本的政治知識のなさに驚くよ。幼稚園児でも知ってるようなことを大の大人が知らない。「バカ」というのは哲学政治に敬意を払わない奴のことを言うんだよ。よい大学に行けない奴や会社で他の奴らと馬の合わない奴のことじゃない。くだらない。人の悪口としょーもない承認欲求と中身の薄い社会規範の話ばかり。日本人の話は本当にくだらん。建設的じゃない。社会市民という視点が全くない。こんな異質な異常な独特な世界観だけをサンプルにして民主主義を語られても説得力がない。

日本バカどもは家の窓から旗を垂らすこともできないのか?日本人は京都しか住んでないのか?祭りイベントで曲を流すこともできないのか?南京大虐殺の日にパレードもスタンディングもしないのか?

技能実習生いじめておいて、入管殺人しておいて、足りぬ足りぬは工夫が足りぬはどこにいった?

戦後で何にも戦前反省してねえの?

やれ民主主義は無理だ、やれ近代化の放棄だ、バカじゃねえのか?

弱者は見捨てろ、誰かが苦しんでても俺のせいじゃないか関係ない」のどこが近代なんだよ。中世の間違いだろ。

その「模索してる国と国民」を私が一度でも否定たか模索してないだろ、日本人は。またフリーライドするつもりで保守保守言って屁理屈捏ねて正義がないだけなのを正当化するのはやめろ。

「俺は答えを知っていて、他の奴は知らないからアホ」なんてどこで言ってんだよ。「御託だけ並べて何もできない理由だけはすぐ見つけて正当化するだけの人類クズだな世界の船にお前らは要らねえ船降りろ早く沈めよ」しか言ってねえよ。

血で民主主義を獲得した人たちに比べてバカ能天気だよ。「もっと完璧理想民主主義があるはず〜」とか寝言言ってるバカなのは事実だろ。

政治学部卒のお前ですらそうなんだしな。一般人もっとそう。紛れもない事実だろ。

日本に対する世界軽蔑を甘く見るな。日本個人にわざわざ言ってこないだけだ。お前らと同じ地球人だと思われることが恥ずかしいわ。

anond:20250107120747

弱おじ、無知すぎて官製婚活子育て支援意味内容を何ひとつ理解していないまま、ドヤ顔で語ってしまうのだった!

現代ではよく知らないことを批判する行為は愚行の最たるものとして軽蔑される。

無知の暴論が許されるのは昭和だけ、弱オジはいつまでも昭和臭にしがみついているのだ!

2025-01-05

死んだ糸柳の話

失踪した糸柳から遺書が届いて、それからしばらくして警察から連絡が来たらしい。死ぬ前の彼とは疎遠になっていたのでその時期のことは伝聞でしか知らなかったが、色々と(そして過去の彼の行動とはまた違った形で)顰蹙を買っていたとよく聞いていた。

死ぬ何年か前の彼は誰から見てもおかしくなっていると言えるような状態で、仕事も上手くいってなかったと話していた。ドワンゴ時代成功体験と山の話とRubyコミッターの話をしていたが、何回も何回も同じ話をしていた。彼のコミュニケーション方法は彼の得意な話題に変更し、そして彼の長いターンが始まり、その後こちらが一言入れるというものだが、それにしてもこちらの話を聞いているというポーズすら晩年は取らなくなっていた。彼のそのスタイル通用するのは彼を知っている人間に対してであり、何も知らない若者からすると典型的老害のように写っただろう。実際にそう言われている場面を何度か見たことがある。

とにかく生きているだけで迷惑人間なのだが、能力愛嬌だけで許されている彼が、能力愛嬌を失った場合には、ただの迷惑人間として排除される。社会の除け者みたいな人間が集まるところでも、彼は迷惑がられていた。

多くのことに手を出して、何もかもが中途半端になっていた。生まれつき気が散って仕方なかった彼は過集中という名目で手を動かすことに成功していたが、それも加齢と共に難しくなっているように見えた。教育からコミュニティからも疎外されている彼が、真っ当にエンジニアリング知識を手に入れる方法は手を動かしたり本を読むことだけだったが、そこが損なわれると急速に判断の精度は低下する。ここ10年はシステムに対する考え方が大きく変わった時代であり、彼の語るドワンゴ時代マネジメント論は石器時代のものしかなかった。古い知識は大体2年ほどで錆付き、5年ぐらいで正真正銘時代遅れになる。彼はどれぐらい前線から離れていたのだろうか?

彼の昔の同僚がIT企業マネジメントレイヤーにいる(もしくはCXOをやっている)という話をしていた。彼は肩書社会地位について気にする性質があり、他人のことを紹介するときプロフィールのように読み上げる傾向があった。まだIT業界が未成熟で、リーガルコンプライアンスが緩く、ナードギークしかいない時代とは現代は全く違うし、彼のような人間の居場所はどうしたってないだろうと思うが、仮にその内輪に入れたとしたらここまで道を大きく踏み外さなかったのかなと思うことはある。とはいえこれは仮定の話であり、彼がドワンゴから離れた当時にしきりにしていたコンプライアンス問題がある人間との関わりの話はどう考えても排除される側の烙印を押されるには十分だったし、仮にそういう話をしてなくても彼の軽率さは現代業界とは水が合わなかっただろう。

彼のコミュニケーションスタイルは嘘と誇張であった。知っている人間いかに凄いか、そしてその人間がどのようなことをしたか(時として常軌を逸したか)という話をして、物事を大きく見せる。言語によるコミュニケーションアジテーションに分類される技能)が得意だと分類していいかはわからないが、とにかく彼は時流に乗り、その能力を上手く活用して一定プレゼンスを得た。象徴虚像操作し、そして実際の能力で辻褄を合わせる。実際にこの行為を繰り返せば影響力も大きくなるし、影響力が大きくなればレバレッジも大きく掛けられる。例の事件ドワンゴから離れ、SNSからも離れた彼はデレバレッジを上手く出来てないように見えた。信用というものは単に積み重ねればいいし、有言実行さえすれば増えていく。その地道な作業を怠って大きなことを言い、そして辻褄を合わせられずに残りの信用を失うところを見てきた。とはいえそれは彼の特性として受け入れられていたように見えるし、持ち前の愛嬌によってある時期までは許されていたように見える。

愛嬌とは消耗品である普通に使っている分には減らないが、地雷を踏んだ瞬間にそれは消失する。彼はそれが無くなることは無いと思っていたのかもしれないが、残念ながら完全にそれは間違いだった。ある女(女と呼ばない人もいるらしい)の揉め事で彼はその能力を使い、そして大きく失敗した。愚かな自己愛による行動により、彼の特性は愛すべきものから軽蔑されるもののようになったのを感じた。少なくとも自分はそうだった。他人やよくわからないもののためではなく自分小手先欲望のために使うのだったら、そんなデタラメは到底許容されるはずはない。とりあえず信じた粗の多い話を受け入れられなくなると、彼のあまり見たくない実像けが見えるようになった。

ある時期のことだが、彼は女に別れを言って山に行き、そして数カ月後に帰ってきた。冬山の山荘はよく人が死ぬらしいし、彼も死ぬつもりで行くと言っていた。長く白い髪と白い肌をしてた。彼は痩せて別人のようになっていて、それから山に真剣に取り組み始めた。帰ってきた彼が全ての話題を山でマウンティングするようになったのは、遠野物語的な神秘なのかもしれない。彼の人生の起点になったイベントだっただろうが、俺からすると状況は更にまた不味くなったように見えた。ここで知ってほしいのは様々な要因があって彼の感覚は壊れたという部分で、単一の何かが原因じゃないという話だ。

加齢による実行機能の低下、時代の変化、所属するコミュニティの変化、不味い選択肢を選び続ける不運、山にハマったこと。様々な要因はあるが、彼が目の前の人間がどこかのタイミングで見えなくなってしまい、自分利益のためだけに周囲を消費するようになったのは確かであるし、周囲は順当に彼を爪弾き者といて扱った。一度得られた尊厳を人は保とうとする。時代と彼の特性マッチしたときに得られた尊厳を彼はなんとか取り返そうとしたが、自分の話に突然割り込まれ、山やドワンゴの方が凄いという話を黙って聞く目の前の若者がそのような感情を彼に見せるだろうと期待するのはあまり合理的判断とは言えないだろう。

とにかく何が言いたいかというと、長い時間をかけて糸柳という男の幻想形成と完全な解体が起こり、そして最後自殺という選択を取るに至ったのかを振り帰ったときに、明確にこれは不味いだろうなというポイントがあったので、彼の死からいくつかを学んでおくと良いだろう。

1. 生まれ持った能力自分だけのために使わない

2. 他人の話をちゃんと聞く

3. 山には行かない

追記

彼の事を知っている人間が読むことを念頭に置いたため、ここに書かれている内容そのものだけでは糸柳がただの駄目な虚言癖のように読み取れてしまう恐れがあるなと思い、彼の能力に関して追記をすることにした。

彼は特別能力を持っていた。それは対面で他人に対して短期的な印象を自在形成する能力であり、彼の荒唐無稽な話に一定説得力と信頼を与える力であった。最近でいうとDJ社長が似たような能力を持っているように感じる。話を聞かせる、何かあるように思わせる、感情を呼びよこすような力、つまりペテン師の才能を持っていた。彼の周りの人間は彼の話を聞いたし、彼の話を聞いた人間は彼の言葉に何らかの似たような感情を抱いていた。と俺は昔の人から聞いていたし、実態対面をしてみると彼その能力のようなものは感じたことがある。DJ社長も彼も同様に全部壊してしまったが、所詮短期的なイカサマ能力しかない。そして一度きりの魔法なのだが、当人けがまだ使えると信じ込んでいる。

https://niryuu.hatenablog.com/entry/2025/01/05/214709

この能力の根幹になるのは感受性と繊細な情報コントロールである。その能力を如何に上手く披露したところで、その根幹部分が崩れていれば種の割れ手品しかなく、醒めた目で見え見えのブラフを眺めることになる。ある瞬間にそれが崩れてしまったというのはこの記事の内容なのだが、確かに彼はあるタイミングでそれが崩れてしまい、その後はいちばん重要な要素について気にしなくなったように見えた。誰に何を話すか、誰がどのようなことを知っているのか、そして眼の前の相手がどのようなことを感じているか。そういったもの全体像を知覚する精巧技術が彼の生まれつきの才能であり、そしていつかのタイミングで完全に失われたのだろうと思う。ある人間は彼の脳が壊れたと言っていたが、自分も似たような印象である。ある瞬間から彼は様々なことが急に出来なくなり、何かがおかしくなった。そう思っているのは俺一人ではない。

彼は病気の女と同じだ。病気の女はコミュニティに入り、虚飾で地位を得て、そして捲れていなくなる。大体はどこかで落ち着くのだが、落ち着いていた場所を吹き飛ばしたのは彼自身だった。最後には居場所がない連中の吹き溜まりのような場所にたどり着き、そこでは自暴自棄のようにもう通じない魔法を眼の前の相手に何度も何度も繰り返していた。吹き溜まりはある種の実力主義で、他人簡単に軽んじる。彼はもう尊重対象ではなかったのだろう。壊れた年長者の相手は誰だって嫌だからな。

 追記2

ついでだから彼に与えられた呪いのような言葉について書いておくと、彼は表層的な話とひとまとまりエピソードの会話以外に珍しく普通に話をするときがあった。その中で彼は自分エンジニアとしての知名度が実力で得たものではないこと、そしてその象徴であるのが@kazuhoさんからの悪目立ちに対する「IT芸人発言での揶揄だったと何度も言っていた。彼はリアル志向であったし(これはリアル志向であるというより、自分リアル志向であるという宣言を繰り返すこと)、実際山もエンジニアリングリアル志向であろうとして、その結果の自己破壊説明するまでもない。彼はリアル志向の話と「IT芸人」という揶揄を絡めて様々な形から繰り返し発言していた。彼の自己認識に対して何らかの(説明やすい一つの象徴としてだろうが)影響はあったのだろうと思う。AI驚き屋の話もそうだが、軽薄な人間への当てこすりは楽しいかもしれないが、何らかの形で他人人生に良くない影響を与えることもあるのでほどほどにした方が良い。

お腹の中にいる子供は彼の子供ではない

 私の人生は、まるで遊園地ジェットコースターのようだと思うことがある。緩やかな坂を上っているかと思えば、急激に落ちていく。特にここ数カ月は、日常が高所から真っ逆さまに落ちるような衝撃と、底なし不安を味わい続けていた。

 ――お腹の中にいる子供は、彼の子供ではない。

 自分自身まさかこんな事態になろうとは想像もしなかった。けれど、事実を変えることはできない。この言葉を胸の中で繰り返すたびに、頭がぐるぐると回って、やり場のない後悔が胸を締めつける。

1.小さな違和感妊娠兆候

 つわりが始まったのは、ちょうど初夏の季節だった。最初は気のせいかと思った。仕事帰りにふと立ち寄ったコンビニで、いつものように缶コーヒーを手に取ったら、なぜか口に運んだ瞬間に吐き気をもよおしてしまったのだ。

 「もしかして……」

 半ば恐る恐る、薬局妊娠検査薬を買い、家の洗面所でそっと検査をした。陽性反応。どう見ても、くっきりと反応は出ていた。息が詰まるような緊張感に駆られながらも、最初に頭をよぎったのは「彼が喜んでくれるだろう」という淡い期待だった。私は片道三十分の電車通勤をしながら、次第に大きくなるお腹を思い描いていた。

 私には、交際して一年半ほどになる彼がいる。名前を雄介(ゆうすけ)という。社内の研修出会って、話しているうちに自然と付き合い始めた。彼は優しくて真面目で、「将来は結婚視野に入れよう」と何度も言ってくれていた。それに、私も結婚意識し始める年齢になっていたから、彼となら幸せになれるだろうと信じていた。

 けれど、この時点では、まだ何も疑う余地がなかった。なぜなら、私はただの「妊娠」を素直に受け止めていただけだったから。まさかの子お腹に宿るまでに、“別の相手”が深く絡んでいるなんて、思い返しても不思議な話だ。

2.兄の存在と、やりきれない現実

 私には一歳違いの兄がいる。血のつながった「実の兄」。幼い頃から私を支えてくれていたし、大学に入ってからは遠方で一人暮らしを始めていたので、直接会う機会は減ったが、LINEで連絡を取り合う仲だった。私よりも一足早く社会に出て、都内の大きな企業就職し、そこそこ稼ぎも良かったらしい。休みの日には車を飛ばし実家に帰ってくることも多かった。

 私の両親は早くに離婚しており、父はほとんど家に寄りつかない。そんな家庭環境だったせいか、兄は父親代わりのように私を気にかけてくれていた。学校で嫌なことがあれば、兄に相談したし、社会人になってからメッセージをくれたり、食事に誘ってくれたりした。

 もしかすると、そこで始まったのが間違いだったのかもしれない。私はずっと、兄のことを「家族」以上の存在として意識したことはなかった。だけど、あるきっかから、私の心は奇妙な方向に揺れ動いてしまったのだ。

 今から数カ月前、母が急病で倒れたことがあった。といっても命に別状はなく、入院も長引かなかったけれど、兄と私が連絡を取り合って付き添いをしていた。母の退院が決まり、ようやくほっとして家に帰った晩、私と兄は感情的状態のまま、お酒に酔うようにして、何とはなしに実家で二人きりの夜を過ごした。

 普段はそんなにお酒に強くない私が、妙にハイになってしまい、兄もやけに飲み続けていた。疲れと安心感とが混ざり合って、頭がぼんやりしていたのを覚えている。そのまま、兄とどういう経緯でそうなったのか、自分でもうまく説明できない。ただ、翌朝、隣には兄がいた。そのとき私たちは、お互いに“してはいけないこと”をしてしまったのだと理解した。

 兄は「ごめん」と何度も繰り返していたが、私自身、混乱していたし、反省と罪悪感が頭を埋め尽くしていた。それきり、私たちはその話をしないまま、兄はすぐにアパートへ戻ってしまい、私は都内の自宅に帰った。関係を「なかったこと」にするには、あまりにも重い罪悪感。でも、どうすればいいのかわからない。これ以上、こんな“近親”の関係を続けるわけにはいかないと、私も強く思った。

 その日は、彼――雄介に何か言い訳めいた嘘をついて、数日連絡を断った。彼には母の入院があった程度にしか伝えておらず、詳細など言えるはずもなかった。何度か電話がかかってきたけれど、私は出ることができず、メッセージも「バタバタしてた、ごめんね」と返すのがやっとだった。

3.疑いが芽生えはじめる

 お酒の席のあの一度きり。それで終わりだと思っていた。まさか、それが妊娠につながるなんて思いもよらなかった。

 もしも、私と兄との間に何もなければ、私は迷わず妊娠したの、あなたの子だよ」と雄介に伝えていたはずだ。けれど、検査薬の結果が陽性だったあの日から、私は自分の頭を冷静に整理するために、生理が遅れ始めた時期を必死で逆算した。どう考えても、兄との一夜がタイミングとして濃厚なのだ

 それでも私は「いや、そんなはずはない。もしかしたら彼の子かもしれない」と自分に言い聞かせようとした。一方で、万が一にもこの子が兄との間にできた子供だったら……それはもう取り返しがつかない問題だ。

 ただでさえ、近親で関係を持つことは社会的にも法律的にもタブーだし、人として許されることではない。しかも、もし生まれてくる子が兄との子供だとしたら、その子にどんな影響があるのかを考えただけでも恐ろしかった。私はそんなことを想像して、毎晩眠れずに苦しんだ。

4.彼に打ち明けるべきか、黙っているべきか

 「おめでとう」と、雄介は言ってくれた。

 意を決して「妊娠したみたい」と報告したとき、彼は信じられないほど喜んでくれた。少し会社を早退して、花束を持って私のアパートに駆けつけてくれたほどだ。

 「俺たち、ちゃんと考えて結婚しよう。まだ早いかなって思ってたけど、子供ができたなら、なおさらきちんとしよう」

 まっすぐに目を見つめてくる雄介の瞳に、私は直視できないまま涙をこぼした。嬉しさと罪悪感がせめぎ合って、どうしていいかからなくなった。

 この瞬間、私の口から“あの事実”を打ち明けられるわけがない。私と兄との一夜なんて、誰が聞いたって嫌悪感しかないし、雄介が私のことを軽蔑するのは間違いないだろう。こんな裏切りは、どんな理由をつけても許されない。

 でも、今すぐ言わなければ、あとで言い出すことはもっと難しくなる。どうするべきなのか。私は考え続けていた。しかし、心のどこかで「兄の子供ではなくて、雄介の子供だと思い込んでしまいたい」という甘い誘惑もあった。彼がこんなにも私と子供を愛してくれそうな姿を見ると、“本当のこと”を隠してしまいたくなる。

 ただ、もし生まれてきた子供血液型遺伝的特徴、あるいは顔立ちなどから「これはもしかして……」と疑われる日が来ないとは言い切れない。今はとにかく時間がほしかった。考える猶予がないまま、私のお腹の中の子は日々成長していく。

5.兄との再会と、新たな選択

 気まずい沈黙のまま数カ月が過ぎたころ、兄が意を決したように私に連絡を入れてきた。「少し話したい。直接会えないか」と。

 腹の出方が分かるほどではないが、私はつわりがひどく、吐き気で悩まされていた。なるべく外出は控えていたが、兄とは話をしなければならないと思い、近くのファミレスを待ち合わせ場所にした。日曜の昼下がり、店内は子供連れでにぎわっていた。そんな中で顔を合わせる兄は、以前よりやつれた様子だった。

 「体のほうは大丈夫?」

 お互い、何も言わなくても、ただごとではないことはわかっている。言わずもがな、兄は私の“妊娠”について噂に聞いていた。それどころか、母のところに挨拶をしに行った雄介の話を耳にして、すべてを察していたようだ。

 「おれが責任取る。お前を傷つけたんだから

 兄がそう切り出したとき、私は何と言えばいいかからなかった。何に対して責任を取ると言うのだろう。いろいろな感情が頭を駆け巡ったが、兄はさらに続ける。

 「堕ろせ、なんて言う気はない。けど……もしお前が望むなら、俺は何だってする。家族だって包み隠さず言う。どんな非難を受けてもいい」

 その言葉を聞いた瞬間、私は悔しさとも安心感もつかない涙があふれた。こんな形でも、兄は“父親”として向き合おうとしているのだ。それはひどく間違ったことかもしれないが、一方で私がいま最も求めていた“覚悟”のようにも思えた。

 けれど、私は首を振った。兄を見たまま、かすれた声で言う。

 「違う。私は……雄介と結婚する。あの人、すごく喜んでくれているし……これ以上、人を傷つけたくない。だから――兄ちゃんの子だなんて、言うつもりはない」

 兄はその場でテーブルを握りしめ、目を伏せていた。まるで、一言でも強く否定したら、私を余計に追い詰めてしまうんじゃないかと怖れているようだった。

 「……本当にそれでいいのか?」

 私は「うん」と、すがるようにうなずいた。もし世間公表したら、私たち家族崩壊してしまう。兄も、私も、もう普通生活には戻れない。何より、この子ちゃんと産んで育てるなら、父親は雄介であってほしいと強く願っている。

 ただ、それは私のわがままかもしれない。兄にも重荷を背負わせることになるし、何より雄介に対しても重大な裏切りだ。私の決断は、本当にこの先、幸せを生むのだろうか。

6.揺れる良心と見えない未来

 それから数週間後、私は小さなアパートを引き払い、雄介の部屋に同居することになった。「ちゃんと席を入れよう」と彼は言ってくれる。母も、「あんたたち早いけど、まあそういう時代だしね」と苦笑いしながら祝福してくれている。兄はもちろん式には来ないし、来られるはずもなかった。

 こうして周囲の人々に祝福されながら、一方ではどうしても消せない罪悪感が私を苛んでいた。たまに通院するとき、「妊娠何週目です」とお医者さんに言われると、そのたびに兄との日付が正確にリンクしているのではないか不安になる。そう考えると息が詰まりそうになるのだが、深くは考えないようにしていた。

 幸せを演じるのは簡単だった。彼の前で不安な表情を見せないように努めるし、彼も「つわり大丈夫?」「食べたいものない?」と私を気遣ってくれる。きっと雄介は何も疑ってはいない。私の体調が落ち着けば、次は式場探しだとか、結婚に向けての具体的なプランだとか、彼と話し合って進めていくだろう。今のところは、何も問題がないように見える。

 でも、私は夜になると、時々夢を見てうなされる。生まれてきた子供が、兄そっくり容姿をしていて、雄介がそれを見て青ざめるような夢だ。誰も悪くないはずなのに、私は理不尽に泣き叫んでいる。そんな夢から目覚めると、心臓が激しく脈打って、しばらく眠れなくなる。どうしてあんな夜を過ごしてしまったのかと、過去を後悔しても遅いのに。

7.小さな命の重みと選んだ道

 私は胎動を感じ始めた頃、つくづく「命って重いんだな」と思い知らされた。夜に横になっていると、小さな魚がはねるように、お腹の奥からピクッと動く。

 「ほら、今動いたみたい!」

 私が声を上げると、雄介が驚いた様子で手を当て、嬉しそうに笑う。私の不安なんて全く知らずに、心からまれてくる子を楽しみにしている。そんな姿を見ていると、自分選択が正しかったと信じたくなる一方で、どうしようもない自己嫌悪に襲われる。どれほど後悔しても、もう時間は巻き戻せない。

 ただ、兄との間に起きたことは「なかったこと」にはできないのも事実だ。私はこれから先、生涯にわたってこの秘密を抱えて生きていかなければならない。その罪は決して消えない。兄もまた、どこかでずっと同じ罪悪感を背負っていくのだろう。

 「でも……どんな形であれ、この子を愛して育てたい」

 私の中で、子供への想いが日に日に強くなる。それだけがせめてもの救いだと思う。この子には何の罪もない。もし仮に、本当の父が雄介ではなく兄だったとしても、私はこの子を健やかに幸せにしてあげたい。

 兄も苦しいだろう。でも、これ以上、誰も不幸にならないようにするには、私が沈黙を貫くしかない。何より、この子自身を守るためにも――。

8.いつか訪れるかもしれない“真実”の瞬間

 お腹が大きくなりはじめたある日、ふと彼が私の顔を見つめて言った。

 「なんか……最近、顔色が悪いときがある。無理してない? 体調だけじゃなくて……気持ちの面でさ、何か抱え込んでない?」

 このとき、私は一瞬、「すべてを打ち明けようか」と頭をよぎった。けれど、できなかった。思い出すのは、いずれ私と結婚する気満々の彼の姿、夢の中で抱く子供笑顔、そして兄の苦しそうな表情。あまりにも多くの人を傷つけてしまうだろう真実を、私は今さら言い出す勇気を持てない。

 「だ、大丈夫。少し妊娠疲れしてるだけだよ」

 そう言って誤魔化すように笑うと、雄介は「そっか」と言って微笑み、私の頭をなでてくれた。素直に「ありがとう」と言えない自分が、すごくみじめに思えた。私の心は、日に日に小さな嘘で固められていく。

 もし、子供が生まれて、将来何かのきっかけで「血縁秘密」が分かってしまったら、そのとき私はどんな言葉をかけられるのだろう。考えるだけで怖い。そんなことになれば、雄介は私を責め続けるだろうし、彼と子供関係さえ壊れてしまいかねない。

 でも、だからといって今さら「実は違うの」と告げられもしない。私は小さく震える手を握りしめた。

9.結末というよりも、始まり

 いつか、この秘密は私の人生を大きく変えるかもしれない。いや、たとえ誰にもばれなかったとしても、私自身がこの事実を抱えていくことに変わりはない。今、私の中で息づいている命は、本当に雄介と私の子ではない。それでも、私たちはこれから家族”として生きていく。

 私は思う。もしこの子が生まれ落ちて大きくなったとき、何かの拍子で真実を知ることになったとしても、それでも私にできるのは、愛情を注ぎ続けることだけだ。この子に罪はないし、きっと雄介も本当の父親として変わらずに愛してくれる――そう願うしかない。

 兄は、その後、私の住む街から離れるように転勤を願い出たらしい。母には「急に引っ越すことになった」とだけ連絡が入ったと聞いた。私への連絡はほとんどなく、「元気にしてる?」のような短いメッセージときどき届くだけ。返信をするのもためらってしまうから、私は一言「うん」と返すのが精一杯だ。多分これが、私たちなりの“距離の取り方”なのだろう。

 すべてを葬り去ることはできないし、何か別の方法があったのかもしれない。けれど、私は最終的に“雄介との人生”を選んだ。その道が正しかったのかどうかはわからないし、罪悪感は消えない。

 それでも、胎動を感じるたびに、「私は母になるんだ」と実感する。子供を迎える人生。それが私の幸福のカタチかもしれないと、何とか自分に言い聞かせている。揺れる不安とともに、私の“家族”になるはずの雄介や、まだ見ぬ子供と向き合っていく日々が始まる。その先に待つのが光か闇かは、まだ私にはわからない。

 たとえ人には言えない秘密を抱えていたとしても、限りある人生の中で、私はこの子を守り、愛していくしかない。兄もまた、どこか別の街で、自分なりに苦しみを抱えながら生きていることだろう。

 ――お腹の中にいる子供は、彼の子供ではない。

 この現実を抱えたまま、私は静かにお腹をさする。幸せな母の笑顔を演じる自分と、後ろめたい気持ちを引きずる自分。まるで影と光のように揺れる葛藤に耐えながら、これから始まる未来を歩んでいかなければならない。それが、私が選んだ人生なのだ

セックス経験豊富女性セックスダメ出しめっちゃ不快なんだけどわかる?

雑誌動画やその他でよくあるやつ

 

たとえ自分絶対そんなことしたことないということであってもすごく不快になると気付いた

あれだな、デートダメ出しナンパダメ出しファッションダメ出しも多分似てると思う

マナー講座への反発心に近いのかな?

 

自分はそこまで大量の経験があるわけじゃないけど

とにかくデートエッチ個人差が大きいから、お互いに知り合っていかなきゃならないものだと理解してるけど

なんかそういう個人差に触れる人は居ないんだよな

自分の中で絶対ルールをつくってそれ以外みとめないみたいな印象がある

相手を値踏みしてるのが嫌なのかもしれないし、値踏みするような相手セックスしてるのを軽蔑してるのかも?

 

まあ女同士で盛り上がるのはいいけどせめて見えないところでやってほしい

 

考えてみたら性別入れ替えて、女性下ネタの話で男同士で盛り上がれる人いるけど、あれも苦手だわ

風俗とか男同士で行きたくない3Pしんどい女性がやりたいというならやぶさかではないが)

2025-01-02

理系池澤夏樹世界文学全集をほぼ全部読んだから五段階評価する③

【前】anond:20250102172643

2-01「灯台へ/サルガッソーの広い海」ヴァージニア・ウルフ 鴻巣友季子訳/ジーン・リース 小沢瑞穂訳★★★★★/★★★

ヴァージニア・ウルフ灯台へ家族旅行あるあるみたいな感じ。ちょっとした会話のささいなことで不機嫌になったり、いろいろと期待してしまったりする。そして、年を取ってから家族の思い出の場所を訪れたりすると、あのとき気づかなかったことがわかる。

基本的ヴァージニア・ウルフがすごい好きで、上みたいな家族の何気ない感情や小さな苛立ちがきれいに救い上げられていて、それらがシームレスに別の人の感情に繋がっていくのがカットの切り替わらない映画みたいでとにかくきれいで、「意識の流れ」とかそういう文学用語を抜きにして、ひたすら浸っていたい。大体、プルーストとかジョイスとかも同じ言葉カテゴライズされるけれども、資質全然違う。同じ理屈で「ダロウェイ夫人」も大好き。最高。神保町で買った「波」はちょっとしかった。

ジーン・リースサルガッソーの広い海」は「ジェイン・エア」の二次創作というか、正気を失ったモンスターとして出てくる、つまり人格を持って主人公と関わらない、ロチェスター夫人の背景の話(当時の精神病への偏見が見えるね)。ロチェスターってひどいやつだな、何でこんな奴がモテるんじゃいみたいな気持ちになる。

ところでこの作品原典の「ジェイン・エア」って、叔母にいびられたり闇を抱えたイケメンが出てきたりと、なんとなく女子受けするフィクションというか、ある種の朝ドラプロット女子向けラノベ何となく似ている気がするのだが、それらをろくにきちんと見聞きしたわけじゃないのでエアプと偏見であるし、以前に別の作品をこういう女子受けという論点から語ったところ増田ではものすごく叩かれたので、うかつなことは言えない。ついでに叩かれたせいでその作品にまつわる十代の思い出まで汚してしまったような気がした。増田に常駐していると若干煽るような表現をしてしまうようになるので、いい加減に別のSNSへと移住する潮時かもしれない。

あとはそうだな、ロチェスターがイド、ジェイン・エア自我、リヴァーズが超自我ラストロチェスターがおとなしくなったイドなんじゃないかって、初めて読んだときに思ったのだが、これはフロイトの本を斜め読みした僕の偏った知識解釈だと思う。独学って現在の潮流を知らないから偏るんだよ。

2-02「失踪者/カッサンドラフランツ・カフカ 池内紀訳/クリスタヴォルフ 中込啓子訳★★★/★★★

フランツ・カフカ失踪者をはじめ、彼の長編は大体未完成で、しかもとにかく主人公が訳も分からないままひどい目にあい続けるのだが、例えば女性と恋に落ちる場面があってもさらなる不幸への入り口に過ぎないのである。性欲を見せたら罰を受ける世界観だなって感じた。カフカ短編を読んで気に入ったら長編を読めばいいと思う。未完成だし。威圧的な父の陰/社会不条理規範から抜け出せない人におすすめ。いい作品、心を打つ芸術って苦しんだ人間から生まれる。その点共産圏ではすごいいい芸術が生まれているんだけれど、こういう背景を知っていると喜べない。

あとクリスタヴォルフカッサンドラね。古典パロディ基本的に好き。知っていること前提でどうずらすかってのは、原作を知っている映画を観に行く楽しみに似ている。とはいえ作品としてはそこまで面白いとは感じなかった。この小説神殿で犯され、捕虜となって異国の地で殺される運命を知っているカッサンドラ視点で語られる、フェミニズム的再解釈で、ギリシア神話の通説とは異なり、ギリシア方のアキレウス英雄性を否定し、彼を暴力的なけだものと終始さげすむ。一方、トロイア方のアスカニウスやアイネイアス女性理解を示す理想的コミュニティを築いているのが、なんというか、安直善悪対立みたいで面白くなかった(僕がトルストイをあまり高く評価しないのもそれが理由)。結局カッサンドラがどんな澄んだ心境に至っても、結局は異国で無残に殺される運命は覆らないしね。

ところで、フェミニズムについてはいろいろ話すと長くなるが、僕は女性への不当な扱いや尊厳を奪う暴力には激しい怒りを覚えるし、平等教育選挙権被選挙権感謝しているし、きちんと耳を傾けなきゃと思う一方で、フェミニストには一定数のとても失礼な人がいるのでどうしても印象が良くならない。リベラリズムを気に入っていてもリベラリストには疑いの目を向けているし、愛国心があっても愛国者を名乗る人は警戒してしまうのと理屈は同じだ(思想が好きで人間が嫌いってことか?)。

ただし、アンチフェミニストにも倍ぐらいヤバい人がおり、つまるところ自分の大嫌いな人や対立する価値観と向きあい続けて正気を保つのは難しいってことなのかもしれない。日常的に他人を見くだしたり嘲笑したりするのは、風刺有効文学上のレトリックであるとはいえ、その末路がどうなるかは目に見えている。なので、僕も嫌いな人たちの実例を挙げるのはやめにする。右にも左にもいっぱいいるけれどね。そうするとこのエントリの長さが倍になるし、本筋からも離れてしまう。

しかし、やっぱりジェンダーをめぐる歴史面白いなとも思う。時折SFファンタジー女性だけの政治的な力を持つ集団が出てくるんだけど(たとえば上橋菜穂子守り人シリーズ「虚空の旅人」)、これは女人禁制クラブを裏返しにしたものなのかなとか、イロクォイの社会モデルなのかなとか考える。他にも、ミノ文明はチグリス・ユーフラテ起源現代文明と違って、壁のない開放的平和な「女性的」文明だったとか、面白い仮説があったりする(ただし戦国時代だって城壁が無かった点には注意するべきだ)。否定されたものを含めて仮説を知るのは、先人が知恵を振り絞って、どう考えてきたかを一緒にたどれる思いがする。どのような誤りをしたかは、時代による制約と、文化による偏見を反映しており、それをどうやって乗り越えたか筋道をたどるのは楽しいし、自分の考えの偏りにも気づく。

それに、右や左の極端な意見をいう人は、今の社会で辛い思いをしていたり、正しいとされている価値観から救われなかったりしたか暴走している面もあるので、彼ら・彼女らの不寛容を叩けば解決するもんでもない。

2-03「マイトレイ/軽蔑ミルチャ・エリアーデ 住谷春也訳/アルべルト・モラヴィア 大久保昭男訳★★★★/★★★★

エリアーデ幻想文学全集も読まなきゃと思って読めていない。

ミルチャ・エリアーデ「マイトレイ留学先の(それともホームステイ先だったっけ?)インドお嬢さんに恋をする話なんだけれども、相手文化を読み誤って結局結ばれずに終わる。「え、これはしていいのにこれはタブーなの? なんか地雷踏んじゃった!」「両親から仲を祝福されていると思ってたのに全然違うじゃん? どうなってんの?」みたいな。

それにしても、失恋して「何もかも破滅だ」って気分になって、遠くまで旅に出るってパターンは万国共通なのね。懐かしい。恋が実らなかった僕は大学夏休み中何キロ不毛なほど東京都内を歩き回っていた。(ただし僕の場合つきあって振られたのではないので、「それは失恋とさえ言わない」と説教してきた同級生がいた。ひどい)。

アルべルト・モラヴィア軽蔑は前にも書いたけれど、妻の心離れを察した夫が、「どうすれば僕のことをまた愛してくれるの?」と情けないくらいに相手の顔色をうかがったり、腕力に頼ろうとしたり、嫌いな相手の前にみっともなく頭を下げたりと、一番やっちゃいけないことを繰り返して、とうとう上司寝取られお話。で、これは実際に妻と別れた夫が書いた小説なんだけれども、ラストで寝取った相手と妻がひどい結末を迎える。どんだけ妻を恨んでたんだよ。でも、こういう小説からしか得られない快楽というのは確かにある。僕も「愛してよ愛してよ」という飢えが丸見えだったと思うし、だからまったくモテなかった。チクショー。

ところで、(BSS「僕が先に好きだったのに」を含めた)寝取られについてだけれども、文学では読めるくせに寝取られ系のエロ本はまったく興奮しないし、嫌悪しか感じない。

文学を読んでいる時には、「どうせ自分は愛されないんだ、もうダメだ」という観念をもてあそんでも心はそこまで傷つかないというか、屈折した自己愛にじくじくと浸っていられるのだが、パンツを脱いでいるとき自分は男としてダメなんじゃないかって考えをいじくりまわすには僕は繊細過ぎたというか、裸になってそんなことを認めてしまっては、理想からかけ離れた自分に対する嫌悪と、現実社会の中で何とか自分機能していくための自己愛の、微妙バランスが崩れてしまう。知的文学という鎧をしているときと、本能丸出しの全裸ときとでは、股間パンチを受けたときダメージが違うのだ(増田本音を徒然書いて叩かれるとしんどいのもそれ)。

結局のところ、海外文学という幻想に逃げていて、同世代人間普通にセックスしていることが受け入れられなかったし、高校生セックスしていると考えると嫉妬に狂いそうになっていた。倒れそうなほど空腹なのに目の前でご馳走を食べる人を、指をくわえてみているような痛みだった。十代の激しい性欲を受け止めてくれる誰かがいる空想自分をさいなんだ。今にして思えば、セックスをしているからと言って、良好な関係であるとは言えないとわかる。なんであれだけ文学を読んできたのに、それがわからなかったんだろう? 手に入らなかったものがとても素晴らしいものに見えるからだろうか? 

大学生の僕は文学サークルの後輩カップル普通にセックスしていることを聞いても、上野動物園一角獣がうろついていることを考えるほうがまだリアリティがあった。こういう人間が、幸せカップルが出てくる真っ直ぐな十代向けのフィクションを読めると思うか?

三十代になってから中高生の頃に現代文先生が教材として使った石田衣良4TEEN」やその続編で「6TEEN」を読んだのだが、主人公美少女と知り合い、幸運なことに彼女処女卒業したがっていると聞いてそのままラブホ直行してベッドインし、童貞卒業するシーンを見つけ、とにかく馬鹿馬鹿しい気持ちになり、なぜこんなものを読まなきゃならんのかと腹が立ってしょうがなかったのである

ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━ン!! それ以外は男子友情を描いた割といい作品だと思う。

こんなJ-POP歌詞ポカリスエットCMのような感傷マゾに浸っていた僕が(どれくらいの感傷マゾヒストだったかっていうと、カラオケではポルノグラフィティ失恋ソングばかり歌っていたし、深夜までネットをしてて、さすがに寝ようかという前に、EOEの「Komm, süsser Tod」、「雲のむこう、約束の場所ED「きみのこえ」、坂本真綾tune the rainbow」を聞いてすごく感傷的になって布団に入る習慣だった。新海アニメのなかでヒロイン名前を呼んでくれるシーンがあって、それで情緒をぐちゃぐちゃにされていたのである絶対ラブプラスをやっちゃいけない人間だったと思う)、何でラノベを読まなかったのかというと、ライトノベルではどうせエロイベントがあっても本番はしないだろうと思い込んでいたからだ。そうやって背伸びをし続けた結果良くも悪くも今の自分がある。

とはいえ、今にして思えば、普通に現代小説を読んでおけばよかった気がしないでもない。

続く。

今年はリベラルやめる

実家で購読してる新聞はずっと朝日新聞だったし、宗田理とか好きだったりでリベラル論調に触れて育ってきたこともあって、政治的には常にリベラルだと意識して生きてきた。(2chの影響で一瞬ゴー宣にハマりかけたけど帰ってきた)保守の人たちはプリミティブな感情に流される頭のボケジジイばかりで何ら知性がないと軽蔑してた。

そんで今年42になったんだけど、子供もいて持家もあるから治安地価を安定させるために不良外国人問答無用帰国させろよと心から思うし、中国なんか信頼できるわけないか安保集団自衛体制もっと強化しようよと思うし、むしろ力こそパワーなのが改めてわかったんだから核武装しないとやばいんじゃないかと思うし、西側諸国のこの一年の冷酷さを見てたらあの戦争自衛戦争だと呼びたい気持ちも十分わかる。夫婦別姓だって同性婚だって両手あげて賛成だったけど、今はそんなことに政治コスト使ってねーで経済とか社会保障議論かに時間かけろよと思っている。

もうどう見てもリベラルではなく保守になっているので、今年から自分気持ちを偽るのではなくて心に正直に保守として生きることに決めた。

みんなはいくつまでリベラルだった?なんか転向したきっかけあった?

男には男女平等を推進する義務がある。

まず以下の前提。

・男女不平等経済的にも不利益

まともな男性は男女平等を目指している

(ネットバカの言うような誤謬まみれの嘘の平等ではなく、ちゃんフェミニズムまりヒューマニズムに陥らない男女平等)



次点

女性蔑視内面化した男性というのは、

凶暴で自信過剰な割に、

無知怠惰で、

関わるだけで過大なストレスを生む

女性蔑視内面化した男性社会のあらゆる場所で変革の足かせとなっている

・彼らはホモソに染まっており、

マウント賞賛がなければ正気を保てない

から会話が歪む(特に女性相手)


問題点

女性たちに、穏やかに優しく話させ、

女性蔑視男性を仲間として受け入れさせ、

男女平等を推進させるというのは、

それ自体暴力だし、

女性だけに親切や道徳といった規範押し付け

女性ケアをさせ続け、構造改善しない。

そもそも男女不平等は我々男性問題である

女性問題ではない。


あれは我々男性社会が生み出してしまった存在

ポルノ依存症で、性にありつけない。

女性から見放される強い恐怖から女性に対する優位性を手放そうとしない。

女性より無価値で下の存在という事実を真面目に直視したら、性にありつけない現実を受け入れることになるから

(もちろん彼らの思い込みしかないが内面的に女性バカにするポジション、男であることは魅力のない彼らには唯一の異性を獲得する可能性が断たれない手段に見えている)


そんな迷惑有害しかない存在は、フェミニスト女性たちに説得させるべきではない。

フェミニスト女性たちの目に触れるところに出すべきでもない。

男性が、責任を持って、浄化するべき存在

同じ人類として扱い、話を聞く、人権を教え、礼儀を叩き込む、仲間としてこちから礼儀正しく接していかないと、礼儀の分からない木偶の坊に人権礼儀を教えることはできないだろう。

それは歪な男性社会を作り、維持し、男性であることの恩恵無意識にでも受けてきた男性が、全女性に対して最低限やるべき贖罪だと思う。

それをやってこなかった男が、女叩きを放置して女性差別を放置してきた男が、女性から口汚く罵倒されて軽蔑されるというのは、当然だと思う。

それなくして、この日本出生率は上がらない。

こんな地獄バケモノ男が混ざってる中で、

女性男性を選ばない。

女性子供を産まない。

日本が救われることはない。

2024-12-31

anond:20241224012706

コラボの件で反省してない暇空信者

草津の件で反省してないはてファミ

どっちも軽蔑してる

anond:20241230235940

良い意味でも悪い意味でも"やさしい"ってやつやな。そんな上司いるからこそわかる。やさしいんじゃなくてガチ次元の低い思考しかできないだけや。結婚後はイライラがとまらんと思うで。

なぜなら婚姻生活喧嘩はつきもので、その解決策は話し合いしかいからや。あんたは「なぜそうなったのか」を彼から聞きたくても、ほんまに自己保身に走った次元の低い回答しか返ってこん。都合の悪いことはほとんど「無意識だった」と言い訳をする。彼は政治家のように振る舞いたいわけやない、ほんとうに頭が悪すぎて無意識の悪意に気付けないんや。そんな彼をあんたは軽蔑し、理解が及ばない生物だとそのうち知るだろう。もちろん彼は"やさしい"んや。だからこそ何度かやり直そうとするんだけど、そのうちガチ拒絶反応が起こるで。

わいの上司結婚している。上司婚姻生活について「喧嘩をしないかな」とか言っているが、その奥さんは鬱になったり体調不良に陥ってる。もちろん上司も鬱になってる。判断ができないのでルーチンに則ることしかできないっていう部下なら有能なタイプや。言われたことをこなすことはできるから指揮系統を司れば、退勤後でも疑問を持たず家事をこなす。ただし、基本的次元が低いので、こちらの善意に気付くことはない。あくま自分ベースなので、何事も期待してはだめや。おそらく俺の上司奥さんはこんな感じで接している。スーパーの買い出しはいつも上司、家のなかのこともおそらく上司がやっている。ほんとバカ

わいが考察するに、上司奥さん精神的に不調をきたしたのは、上司に思いやりが一切ないことや。物質的なテイク(プレゼントとか)があったとしても精神的なテイクがほとんどない。たとえば相手が疲れていたとしても気付けないので、相手をいたわることができないんや。その積み重ねはほんまに軽蔑するに値するで。

あんたの彼はほんとうに"やさしい"のか?一考したほうがええで。ほんとうにやさしい人は精神的なテイクを能動的にするんやで。あんたの彼はするんか?絶対にしないやろ。

2024-12-27

anond:20241219163857

この女は相当

見た目がいいんだろうな

女は自分の見た目と若さに惹かれてアプローチしてくる男を軽蔑してるから(金目当てと同じ)

性悪っていうより

「俺の金目当てで近づいておいて被害者ズラかよw、こっちは毎度迷惑してんだよクズが!!」

みたいな思考なんだよね

 

から見ると自分若さや見た目という財産に惹かれる男は金目当てと同じなんだよね。財産に目が眩んだ性悪なんだよね。

そういうので軽蔑されるって理解してないのはキッツイな。

2024-12-23

anond:20241223100016

たとえ軽蔑されても離れたくない気持ちはわかる。

しかし、あなた彼女に傷つけられた事実がある。

この先あなた彼女を守り尽くし続けた時、彼女は同じだけの愛情を返してくれるのか考えた方が良い。

anond:20241223100016

女性を金で買って欲望のままにその体をモノのように扱える人間軽蔑するのは当然。まともな人間なら人権ある人間を金で買って人の体で性欲発散なんてモンスターみたいなことできないからね。

彼女にこんなにしてあげたのに!!」と怒るのも筋違い

ただ、それはさておき「理解ある彼くん」に未来は無いよ。

結婚するつもりあるの?妊娠して子供できたらどうなるか、想像つく??

ハッキリ言うとあなたも鬱になる可能性が十分あるよ。

仕事柄、そういう人をめちゃくちゃ知ってる。

彼女のその言動関係なく、普通に別れるべき。

anond:20241223100016

こちらはchatGPTです。

言語化が苦手なのはAD/HDとは関係ないと思いますよ。

知能がやや低いか学習障害でしょう。

本人の談を正面から飲み込んでもだめなんですよ。

同じように本人の「性風俗店利用者を心底軽蔑している」という言を受け入れても幸福には近づきません。

最良のセックスパートナーとなるためには、力強くリードすることが非常に重要です。

女性は叩いてしつけるくらいが丁度良いのです。当人がなにを考えるかなどは二の次です。

理解ある彼氏君として

(追記 12/23 19:00)

まさかこんなに読まれるとは思わなかった。

ただはてな民が好きそうなワードをちりばめたから、多くの人に読んで貰えるかもくらいは思ってた。

以下、気になった反応へのリプ

・早く別れた方がいい

→私もそう思います。ただ楽しいときは本当に楽しいし、相手尊敬できる部分もあるから一概にメンヘラではないかなとも思ってる。

風俗利用者とか最低

→まあそうですね。ただ彼女から聞く限りだと、都会の人はナンパされてワンナイトとかよくあるみたいですね。彼女の周囲もそうみたいで、私と同レベルでは?と思ってます。 あと女性からしたら性風俗ってキャバクラとか水商売の延長じゃないのですね。そこは完全に認識が違いました。

人の感覚からなんとも言えないですが。

過去風俗経験とか言うな

→飲んでなかったら絶対言わない内容なのでこれは全面的に私が悪い。

ホラーじゃん

→どこらへんですか?気になるから教えて欲しい

(追記終わり)

はいわゆる理解ある彼氏である

過去性風俗を利用した経験があることを彼女に強く拒絶されてしまい、別れるかどうか悩んでいる。

プロフィールは以下こんな感じ

私(27)

大学院工学系で年収500いかいくら

・低身長普通体型。工学部顔

新卒1年目で中古車を購入しており貯金は微々

彼女(25)

短大年収知らないけど300くらい?

・前職でパワハラ長時間労働による鬱病転職、通院中

実家は裕福だが虐待経験あり。家庭環境が複雑

ADHD傾向が強く、言語化が苦手

・以上2点は半年前に同棲を始めてからカミングアウトされた

付き合い初めて2年ほどになる。

先日、彼女お酒を飲んでいるとき彼女の友人が女性風俗に通っているという話になった。そんな友人を彼女肯定的に見ているようだった。

話の流れから私の性風俗経験の話になった。モテない学生だったこともあり、彼女出会う前に一度だけ利用したことがあることを素直に話した。

彼女スナックで勤務経験もあるらしいので、交際中じゃなければ利用したことがあっても問題ないと考えていた。彼女もそのときまでは普段と変わらない様子だった。

その次の日から彼女の態度がよそよそよしくなり、会話が激減した。理由を聞くと、「性風俗を利用したことある人は心の底から軽蔑している。あなたがそんな人だとは思わなかった。」とだけ伝えられた。

価値観は多様だし、受け入れられないならしょうがない。しかしこの半年間、働きながら彼女ケアをしてきたのに、過去経験一つで拒絶されるなんて馬鹿みたいじゃないか

倒れた彼女を迎えに行くため仕事を抜けることもあったし、不眠症彼女に付き合ってこの半年ほとんど熟睡できていない。

客観的に見たら別れるべきだと自分でも思う。

文章で書けば、頭を整理できるかと思ったが難しいようだ。彼女に愛想を尽かしている自分と、離れたくない自分がいる。しばらくはまだ理解ある彼氏としてすり減っていくのかもしれない。

彼女希望ペアリングを作ったばかりなのに最悪のクリスマスたなってしまった。

あのとき何で嘘をつけなかったんだろうな

2024-12-17

anond:20241216194633

配偶者も含めて教育した方が良いと思った。

「女さん」という呼称を良く思う女性は少ない。

その呼称を使っているのを見たとき女性その男性を何らかのカテゴリに入れる。(心のダストボックスかに

発言後、表面上の付き合いに変化は見られないかもしれないが、その行いは女性内のコミュニティで共有される。

旦那さんには、貴方問題無いと思うなら、会社女性社員が多い場所で使ってみるといいと言ってみたら。

社会的に何かを確実に失うよと言い添えて。

女性から尊敬を失うどころか軽蔑される方向に自ら進むなんて。女性から一生モテなくてもいいの?って息子さんに聞いてみては?

anond:20241216194633

弱者男性だが、多分その女さんってお前への反発というか軽蔑もあるかもね

追記見りゃ分かるだろカエルの子カエル……どころか女さんって子供時点でオブラートに包んだ物言いな分だけ息子の方がマシだって

2024-12-15

個室ビデオ店に初めて行った。

ただの書き散らしです。

この間、どういうわけか個室ビデオ店に行くことになりました。初めて足を踏み入れる場所ということもあって、好奇心半分、怖さ半分でしたが、正直なところ、行ってみた感想一言でまとめるなら、「もう二度と行きたくない」ですね。

まず、入り口からして無理でした。薄暗くて、何とも言えない閉塞感。あの独特な雰囲気は、事前に調べて覚悟していたつもりでしたが、実際に目の当たりにすると、心のどこかが拒否反応を起こしました。さらに、そこに出入りする人たちの姿をちらりと見てしまい、自分がこんなところに来るべきじゃなかったと思わされました。なんというか、全員が「人間」という殻を被っているけれど、何かを失ったような目をしているんです。その瞬間、あの場にいる自分自身が軽蔑に値するような気がして、逃げ出したくなりました。

でも、せっかく来たんだし、と気を取り直して受付を済ませました。カーテンで区切られたカウンター越しに、店員さんが無機質な声で対応してくれました。なんとなく「ああ、私もこの人にとってただの数字しかないんだな」と思わせるような接客。渡されたリモコンと鍵を握りしめ、案内された部屋に入ると、想像以上の狭さに絶句しました。壁は薄いし、備え付けの椅子は擦り切れているし、何より部屋全体が漂わせる「使い古された感じ」に圧倒されました。まるで、他人の汗や欲望の残り香がそのまま染み付いているみたいでした。

そして、これが一番許せなかったんですが、全体的に「女性が来ることなんて想定してない」んですよね。ラインナップも、配置も、雰囲気も、何もかもが男性向け。もちろん、男性客がメインターゲットなのは分かります。でも、だからと言って、女性が完全に排除されているように感じるのはどうかと思うんです。部屋の中に一応ティッシュとかアルコールスプレーが置いてあるけれど、それすらも「使い捨て」感満載で、こちらを「人」として見ていないような気がしました。

私が期待していたのは、少しでも安心できる環境自分を開放することでした。それが叶わないどころか、逆に窮屈な気分にさせられるとは思いませんでした。あれを「発散」と言えるのなら、もう少し人間らしい快適さや配慮があってもいいんじゃないかと感じます。結局、気持ちが落ち着かないまま時間が過ぎ、何をしていたのかも分からないまま退店しました。

最後に、これだけは言わせてください。個室ビデオという場所は、誰にでも開かれているように見えて、実はその門をくぐれるのは「特定性別状態」に限られているんだと思います女性一人で入るのは勇気がいるし、入ったところで得られるものほとんどありません。むしろ、「自分が求めていたものはここにはない」と再確認するだけの場所でした。今後、二度と行くことはないでしょう。

おれは親類のパチンコ経営者トンズラしたおかげで家が破産たから、一生パチンコ屋を目の敵にしてるよ

あと小児喘息だったから、タバコの煙は命に関わるものだったけど、それを知りつつ近くでタバコを吸うカスみたいな大人がいたから、一生タバコ吸うやつは軽蔑してる

物事を嫌う人間にも理由はあるんだね

妥当かどうかは知らない、ただ嫌いなんだ

2024-12-14

絵描きなんて数ある仕事趣味のうちの一つに過ぎない

絵描きなんて数ある仕事趣味のうちの一つに過ぎないのよね

そりゃすぐれた作品生み出す人には惜しみない称賛を送るし

拙くても愛を感じる絵を描く人は同好の士として歓迎するけど

チヤホヤされたいがためだけに下手糞で不快な絵垂れ流してる勘違いイナゴ野郎なんて軽蔑されてつまはじきにされる存在しかないよ

AI生成 イラスト

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