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Negiccoが、結成10周年にして初のオリジナル・フル・アルバム『Melody Palette』を、タワーレコードのアイドル専門レーベル、T-Palette Recordsより7月17日にリリースする。彼女たちの活動を10年間支えてきたconnieが全体のプロデュースを務め、小西康陽、西寺郷太、サイプレス上野とロベルト吉野、tofubeats、長谷泰宏(ユメトコスメ)、吉田哲人、RAM RIDER、grooveman Spot、banvoxという豪華アーティストが制作に参加。ジャケット・アートワークのクリエイティヴ・ディレクターにはTomato n' Pineを手掛けた音楽プロデューサーのジェーン・スーを起用。まさにNegiccoが満を持して発信する最高傑作といえるだろう。本作のリリースを待ちきれないOTOTOY編集部は、tofubeatsのもとで行われたレコーディング現場に潜入取材を決行!! レコーディング直後のNao☆とKaede(Meguは体調不良のためダウン。気合いのレコーディングでした)、tofubeatsに話を訊いた!!
Negicco / Melody Palette
2013年7月17日(水)リリース
※OTOTOYではWAV配信
【Track List】
01. 愛のタワー・オブ・ラヴ(作詞・作曲・編曲 : 西寺郷太)
02. あなたとPop With You!(作詞・作曲・編曲 : connie)
03. アイドルばかり聴かないで(作詞・作曲・編曲 : 小西康陽)
04. イミシン☆かもだけど
(作詞・作曲・編曲 : 長谷泰宏(ユメトコスメ))
05. 相思相愛(作詞・作曲・編曲 : tofubeats)
06. 恋のEXPRESS TRAIN(作詞・作曲・編曲 : connie)
07. GET IT ON!(作詞・作曲・編曲 : connie)
08. ナターシア(作詞 : サイプレス上野、connie
作曲・編曲 : サイプレス上野とロベルト吉野、connie)
09. ルートセヴンの記憶(作詞・作曲・編曲 : connie)
10. ネガティヴ・ガールズ!
(作詞 : Negicco & connie 作曲 : connie 編曲:吉田哲人)
11. Negiccoから君へ(作詞・作曲・編曲 : RAM RIDER)
12. スウィート・ソウル・ネギィー
(grooveman's Jack Bounce Mix) remixed by grooveman Spot (ENBULL/Jazzy Sport/TettoryBLK)
13. ニュートリノ・ラヴ(banvox remix) remixed by banvox
OTOTOYでシングル2作をHQDで絶賛配信中!!
左) Negicco / 愛のタワー・オブ・ラヴ
【販売価格】 : 単曲 200円 / まとめ購入 800円
右) Negicco / アイドルばかり聴かないで
【販売価格】 : 単曲 200円 / まとめ購入 800円
INTERVIEW : Nao☆ & Kaede(Negicco)
ーーレコーディング、おつかれさまでした。tofubeatsさんから直接指導を受けての歌入れはどうでしたか?
Nao☆ : 緊張しました。tofubeatsさんに曲を作っていただけてることが嬉しくて。今回のアルバムは、全曲A面みたいな感じなので、すごい1枚ができるんじゃないかなって、いまからワクワクしています。
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ーー曲ごとに色が違う感じになりそうですね。
Nao☆ : そういう意味でも『Melody Palette』っていう名前にしたんです。
ーータイトルなどのアイデアはメンバー同士で出しあったりするんですか。
Nao☆ : メンバーでご飯食べてるときにしました。
ーーへえ、ちなみになにを食べていたときですか?
Nao☆ : えっと、ハンバーグ(笑)。
Kaede : よくハンバーグ食べながらミーティングするんですよ。
ーー(笑)。Kaedeさんは、歌入れをやってみてどうでしたか?
Kaede : 今回の曲は、特にテンポがミディアムな感じだったので、音程をとるのもリズムとるのも難しかったです。
ーーでも今日は大分スムーズに進みましたね。2時間くらいで歌入れが終わっちゃいました。
Nao☆ : 今日はかなりスムーズ。
Kaede : うん、はやいと思う。
ーーやっぱり曲によって進み方は違いますか?
Nao☆ : 違いますね。特に難しかったのは、長谷(泰宏)さんの曲。ここはこうしてこうしてって、すごい細かくて。
Kaede : 歌詞の他に2枚分、こういうふうにしたいっていう紙があって。
ーーコンセプトみたいな?
Kaede : コンセプト。メールが来て、こうしてくださいって。
Nao☆ : これです。(クリアファイルに入った赤字のいっぱい入った資料をみせる)
ーーなにこれ!?
Nao☆ : これ全部ぶわ~~って。すごく細かく書いてあるの。
ーーすごいね。へえ。
Kaede : 歌詞より説明が長い(笑)。
ーーどういうことが書いてあるんですか?
Kaede : 例えば、小泉今日子さんの歌い方や雰囲気がいいから、これを聴いておいてね、みたいな。
ーーかなり細かくイメージができているんですね。
Kaede : 細かくきてましたね。メールも。
ーー一気にシングルを何曲も録るみたいな感じですね。
Nao☆ : はい。なので、やっていくうちにプロデュースしてくださる方の気持ちっていうか、ここをこうしたいっていうのが速くつかめるようになってきたのかなって。
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ーーNegiccoが生まれ変わってくみたいな感じはしますか?
Nao☆ : いまのNegiccoを見てもらえる曲だと思うので、アルバムを沢山の方に聴いてもらいたいなって。名前でなかなかわかってもらえないので、そういうことがちゃんと伝わるかなって。
ーーいまは、かなり強く未来を感じてんじゃないですか?
Nao☆ : うーん。マネージャーさんは、「よくなってきてるんじゃないか」って言ってくれるんですけど、期待されてる分不安も多いかな。
ーーKaedeさんはどうですか? そういう、不安みたいな部分もありますか。
Kaede : 全然未来が見えないっていう状況でも、完全に売れたっていう状況でもなくっていう、すごい中途半端なところにいるので、不安もあります。どっちにでも転ぶ可能性があるので。
ーーそのなかでやれることを一つずつ丁寧にやっていくしかないですからね。
Kaede : 環境的には恵まれていると思うので、いただいているチャンスを活かせるように、がんばっていきたいなと思います!!
Nao☆ : Negiccoを応援してくださっている方とか、やる気、気持ちが伝わってくるのに感動することが多いので、よりいっそうがんばりたいです!!
INTERVIEW : tofubeats(「相思相愛」作詞・作曲・編曲で参加)
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ーーレコーディング前、どういうイメージをNegiccoに持っていましたか?
tofubeats : 3人それぞれにキャラ立ちがあって、声も違うし、たぶん性格も違うだろうし、でも昔から仲がよさそうでいいなあと思ってました(笑)。
ーーNegiccoの楽曲を1曲プロデュースするにあたり、心がけたことってどういう部分でしょう。
tofubeats : Negiccoさんって他のアイドルにはないピュアさがあって、それはすごく大事にしたいと思っていました。ただ、あまりカワイすぎることはさせたくなかったので、そのバランスをずっと取り続けていたって感じですかね。
ーーバランスを取り続ける、というのはどういうことですか?
tofubeats : カワイイに寄せるでもなく、アイドルアイドルさせるわけでも、アーティストに寄せすぎるでもなく、どうやって重心を置こうかなと。最初はもう少しカッコいい寄りに作っていたんですよ。そこからカワイイほうに寄せつつも、カワイすぎるところまでは持っていかないようにしました。
ーーバランスをとりながらって難しいですよね。
tofubeats : アンビヴァレントな部分がいいと思うんですよ。
ーー歌詞はtofubeatsさんが書いたんですか?
tofubeats : そうです。全部自分ですね。
ーーなぜ相思相愛というテーマを持ってきたんでしょう。
tofubeats : 歌詞を見たら相思相愛ではないじゃないですか? しかも二度三度、(恋愛を)失敗している。だから逆にタイトルとして置いているっていうのもあって。
ーー通じ合っていていることを単純に示し合わせる曲名ではないんですね。それってNegiccoのイメージからできたものなんですか?
tofubeats : そうですね。別に、失恋しているイメージがあるってわけじゃないんですけど(笑)、Negiccoさんも僕と同じく地方にいらっしゃる方なので、相思相愛とか伝達みたいな感じがはまるかなと思って。東京に行って(地元に)戻ってくる感じを恋愛に例えるとこうなったという感じなのかなって。あと、新潟のことはconnieさんが書いてくれるので、僕はこういう感じの曲を作ろうと。彼女たちのことを一番わかっているのはconnieさんなんで、「僕がやるんだったら」みたいな感じで書きました。
ーーtofubeatsさんもNegiccoも、普段は東京で生活しているわけじゃないですからね。
tofubeats : その感じがテーマに合っているかなと。
ーー今日も不思議ですよね。新潟と神戸から来て、東京のスタジオでレコーディングしているという。
tofubeats : なんで東京の人がいないんだと(笑)。
ーーあははは。歌入れでは、具体的にいろいろな指示を出されていましたが、tofubeatsさんの中で明確なイメージができていたんですか?
tofubeats : いや、僕は行き当たりばったりで作るんです。決めずに歌ってもらって、何回もテイクを録るんですけど、その場でテイクはほとんど選んじゃって、吟味して選んで持って帰ります。パッと聴いてよくなければよくないので。
ーー素材はたくさん録るけれど、選ぶものは感覚的に選ぶんですね。
tofubeats : もちろん他の素材ももらうんですけど、補助的に使うだけで、いま決めたテイクでやることが多いですね。
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ーー歌入れが終わってから、「イエー」と「ねえ」をいろんなパターンで好き勝手にとってもらっていましたけど、そこも使うんですか。
tofubeats : あれは毎回やっているんです。ああいうのでポロっとでてくるのが一番カワイかったりするので。女の子と録音するときは絶対やるようにしています。
ーーそれがどういうふうにちりばめられるかも楽しみです。
tofubeats : 使わないときもあるんですけど、録っておくと後から思い出にもなるというか(笑)。あとはレコーディング・スタジオって緊張するじゃないですか。だから最後に気持ちを解放して帰ってもらおうかなと思ってやっています。
ーーかなり相性のいい感じで進んでいったので、完成が楽しみです!
tofubeats : 僕も仕上がりが楽しみです。
取材 & 文 : 西澤裕郎
写真 : 雨宮透貴
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PROFILE
Negicco
2003年7月、やわ肌ネギ・キャンペーンのユニットとして「Negicco」を結成。キャンペーン・ソング「恋するねぎっ娘」でCDデビュー。NHKのポップジャム出演をきっかけに全国的に注目される。2005年、古町音楽祭で古町をイメージした「Falling Stars」がグランプリを受賞。2006年~2009年「Team ECO」(地球環境を整える)のCMに出演。2009年新潟国体のイメージ・ソング「がむしゃらな風になれ」の歌とダンスの啓蒙で国体を盛り上げるインターネットTV、GyaOの「勝ち抜きアイドル天国」に出演、計6週のチャレンジで見事グランプリを獲得。2010年7月『プラスチック☆スター』『ねぎねぎROCK』を全国リリース。 11月埼玉県深谷市で行われた「全国ネギサミット」に出演、全国のネギ産地にNegiccoの名を知らしめる。12月都内で行われた地方アイドルNo.1決定戦でグランプリ受賞、見事地方アイドルの頂点に君臨。NHK「Bizスポ」「はなまるマーケット」「ワイドスクランブル」に取り上げられる。