エモを爆発させるのは真顔?──柴田聡子が伝えないと死ねないと語る新作に迫る
柴田聡子が1年半ぶりとなる4thアルバム『愛の休日』を完成させた。プロデュースに岸田繁(くるり)、山本精一が参加。さらに伊藤大地、かわいしのぶ、石橋英子、どついたるねんなど錚々たるミュージシャンたちと紡いだ柴田聡子の新境地。「これぞ柴田聡子!」な弾き語りからバンド・サウンド、さらにはマシンビートにまで拡大した柴田ワールド全13曲をハイレゾ配信。そして、この素晴らしい作品を少しでも多くの人に聴いてほしいという願いから、5月30日までの期間限定でプライスオフ販売!! 本作について迫った柴田聡子へのロング・インタヴューとともにぜひアルバムをじっくりとご堪能ください。
1年半ぶりの4thアルバムをハイレゾ配信スタート
柴田聡子 / 愛の休日
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/96kHz) / AAC
>>>ハイレゾとは?
【配信価格】
単曲 324円(税込) / アルバム 2,700円(税込)
アルバム価格 2,160円(税込) ※5月30日までの期間限定プライスオフ
【収録曲】
1. スプライト・フォー・ユー
2. 後悔
3. 大作戦
4. あなたはあなた
5. 天使を見てる
6. 遊んで暮らして
7. ゆべし先輩
8. 思惑
9. 忘れたい
10. さばーく
11. リスが来た
12. コーポオリンピア
13. 愛の休日
【参加ミュージシャン 五十音順】
石橋英子、一樂誉志幸、伊藤大地、伊藤名佳子、うーちゃん(どついたるねん)、かわいしのぶ、岸田繁(くるり)、ゴンドウトモヒコ、須藤俊明、DaBass(どついたるねん)、山本精一、ラミ子 etc
INTERVIEW : 柴田聡子
新幹線の窓から景色を観たことがあるという人は、アルバム冒頭の「スプライト・フォー・ユー」をぜひ聴いてみてほしい。景色をみつめながら個人的な想い出に浸ったり、それによって浮かんでくる感傷的な気持ちが見事に収められている。柴田聡子の描く楽曲は、そうしたふとした瞬間に強く感じるけれど一瞬のうちに忘れてしまうような気持ちを思い起こさせてくれる。本作において、そうした彼女の特色は具体的な音楽技術によってさらに強化され、伝えないと死ねないという気持ちによって聴くものの気持ちを揺りうごかす。そんな本作について、筆者がとくに強く心揺さぶられた楽曲から話を訊いてみた。
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
私はくそみたいな青春を送ってきたから、こんな甘酸っぱい出来事はなかった
──アルバムの中でも「ゆべし先輩」のインパクトが特に大きいんですけど、これは実在する人をモチーフにしているんですか?
柴田聡子(以下、柴田) : いや、架空の先輩です。作った当時は全然反響がなくてお蔵入りにしてたんですけど、2、3年位前にライヴでやったら反応がよくて、徐々に復活しました。なんか切ないけどわかる!! って言われることが多かったんですけど、1番多かったのは「ゆべし先輩って誰ですか?」って感想で。ギャグだと思うんですけど「ゆべし先輩って俺のことですか?」って聞かれたこともあります(笑)。
──あははは。「ゆべし先輩」は岸田(繁)さんがプロデュースを務めていますけど、どういう経緯でこの曲が選ばれたんでしょう。
柴田 : 去年、サンフジンズ(※カイ・ギョーイ(奥田民生)、ジューイ・ラモーン(岸田繁 / くるり)、ケン・シューイ(伊藤大地)からなるスリーピース・バンド)と対バンさせてもらったときに、岸田さんが「ゆべし先輩って… 」みたいに言いながら口ずさんでくれていて。今回アルバムを作ることになり、それを思い出して頼んでみようと思い切って突撃しました。そしたら「もう1曲やろう」って言ってくださって「遊んで暮らして」もプロデュースしていただいたんです。
──そもそも「ゆべし先輩」は、どういう発想から書いた曲なんでしょう。
柴田 : 私がゆべしを好きすぎて、友だちと2人で「全日本女子ゆべし研究会」っていうものを組んでいたんです。私たちがゆべし好きだってことを言っていたら、周りもゆべしをすごく好きになっていって、「全日本ゆべし連合」っていうグループを組んでライヴをしたんですよ。そのときの課題で「1人2曲くらい作ってこよう」ってなり、10分くらいで作った曲が「ゆべし先輩」なんです。だから語るべきところがないんですよ(笑)。
──あははは。ゆべし先輩の人物像が出来上がっていたわけでもないんですね(笑)。
柴田 : 漠然と青春を描きたかったんです。私はくそみたいな青春を送ってきたから、こんな甘酸っぱい出来事はなかったんですよ。憧れの青春って感じがします。
──柴田さんはくそみたいな青春を送っていたんですか(笑)?
柴田 : くそみたいっていうか、こういうことにはまったく縁がなかったんです。バスケばかりしていたから髪もすごく短かったし、今より10kgくらい太っていて。着る服とかも本当にイケていなくて、恋とかもなかったんです。スポーツをして、ひょうきんに生きていました。
──ひょうきん?
柴田 : クラスに、小さなグループに属している変な女子っていたじゃないですか? 私の学校には学校祭で浴衣を着てねぶたと行進するという風物詩みたいな行事があったんですけど、直前に女子の間でどういう浴衣の着方がかわいいとか着崩れしないための情報とかが出回っていて。私の元にはそれが全く入ってこなかったので、すごく着崩れしていたこともあって。恥ずかしい…。
──あははは。この曲は曲調からしてなんだか切ない雰囲気ですよね。
柴田 : ちょっと切ない状況ですよね。先輩が卒業しちゃって、それまでも眼中にも入れてもらえなかったし、卒業しても会えないんだろうなっていう諦めと受け入れが混ざっている。叶わぬ恋って感じです。もしかしたら恋にもなってなかったのかもしれないですし、恋に対してちょっと憧れを抱いているみたいな曲ですよね。
──「スプライト・フォー・ユー」もそうですけど、柴田さんは大切な気持ちなんだけど、ふとすると忘れちゃうようなことを歌詞にするのがうまいですよね。岸田さんがプロデュースすることになり、実際どういうことから始めたんでしょう?
柴田 : 1回会って話したとき「この曲のよさを失わずにやりたいんですけど、どうしたらいいですか?」って聞いたら、「弾き語りが1番いいと思う」って言ってくれて、コード・ワークを指摘してくれたんです。このコードはちょっともったいないとか、こうしたらもっとグっとくるとか。そういうことを教えてもらったのが初めてに近かったし、それでパって変わったからすごいなと思って。曲自体の構成とか音楽のことを教えていただきながら、やりたいと思ったことを全部やってみようって感じでやらせてもらいました。
──「ゆべし先輩」で、特に大きく変わったところってどこなんでしょう。
柴田 : 〈指でぷにぷにできないの〉〈もう外で運動しないから〉のコードを、ぐっと特盛りにできるコードにしてもらったんです。それでちょっとしたことで大きく変わるんだなってことを実感して。佐久間正英さんの「ギターを反対向きに弾いたほうがいい音がするよ」「ネックをあまり動かさないように」ってエピソードがくるりの本に書いてあって。岸田さんも今回のレコーディング前のチューニングで「1弦を髪の毛一本分くらい上げてください」っておっしゃっていて、そういうことが表現に直結することを知ったので、すべては具体性なんだなっていうこともすごく思いました。
「リスを信じる力」があったんです
──一方で、「リスが来た」をプロデュースされた山本精一さんの楽曲の作り方はまた大きく違いそうですね。
柴田 : 全然違います。最近ぴったりの表現を思い付いたんですけど、よくわからないふにゃふにゃの豆腐とかの上に布が敷かれていて、「はい、ここに乗ってください!!」って言われて、ゆらゆらしながら目の前で布を持たれている感じというか。最後の最後の布をぱって剥がされると「あ、リスがいたっ!!」って感じ。私と山本さんは何度か録音をご一緒したことがあったのでそれを存分に楽しんだんですけど、エンジニアの葛西さんはすごくハラハラしたって言っていました。「リスが来た」をレコーディングの最初にやったんですけど、いきなり山本さんがドラムを叩き始めちゃったりして(笑)。ベースの須藤(俊明)さんもフレキシブルな人なので、それに全部のってきてくださって。オーバーダビングのアイデアとかも浮かんできて、トランプ・タワーをすごいバランスで築き上げている感じでした。
──その場で浮かんだアイデアを、すぐに実践していったわけですね。
柴田 : イメージがあったものを1日で思いつくだけやったんですけど、ミックスされるのは最後の最後だったので、その場では前が見えない感じでした。でも、きっとこの先にはすごくいい景色が広がってるだろうっていうのは共通の認識としてあった。絶対にリスがいるだろう!! って。リス感を出そうってだけで、その場は進みました。
──「リス感」というワードがあったんですね(笑)。
柴田 : 全員が「リス感ね!」っていう感じで、コーラスを入れたときに「リス来ましたね!」っていうやりとりをしていたんです。途中、須藤さんがリスに似てるとか言い出したりして、そうやって勢いだけで進んでいったものを、ミックスで葛西さんに全部頑張ってもらいました。そこは葛西さんの力が大きかったですね。
──この曲の作詞は山本さんがされています。どういう経緯でできた楽曲なんでしょう。
柴田 : 去年の秋口に、WWW Xのオープニングシリーズで〈山本精一NITE〉っていうイベントがあったんです。その前に一緒にバンドで行った富山のライヴの打ち上げで「新しい曲やりましょうよ」って言われて。「今、リスの曲があるので、それに曲をつけてほしい」ってコソコソ嬉しそうにひひひって感じでおっしゃるんですよ。そのとき「OKです!!」って言ったら、イベントの近くになって歌詞が送られてきて。一言一句そのままの歌詞なんですけど思った以上に深い歌詞だなと思って。どうにかしてそれに見合う曲をつけたいと思って、おかしな感じにしたいと思いながら夜中に書きました。
──詞があった上で曲を書いたんですね。
柴田 : やったことなかったんですけど、上手くいくんだって発見でしたね。
──さっき話してくれた「リス感」ですけど、抽象的な言葉じゃないですか。柴田さんの描いていたリス感って、どういうものだったんですか?
柴田 : 頭でリスを思い描いていればうまくいくんじゃないかっていう思い込む力というか。「リスを信じる力」があったんです。
──「リスを信じる力」(笑)。
柴田 : 森の奥からやってくる感じがあるといいなと思っていたら、須藤さんのベース・プレイも山本さんのドラム・プレイもちょっと森っぽかったので、森きた! と思って。あと、リス感を出すってなったときに、例えば私がコーラスのアレンジとかをぽって出したら、「それ、めっちゃリスっぽい!」みたいになる瞬間が結構ありましたね。レコーディング以来、絵文字でリスをめっちゃ使うようになりました(笑)。
私が大ファンで天才のうーちゃんに力を借りたんです
──あははは。アルバム最終曲の「愛の休日」は、どついたるねんのうーちゃんとDaBassが参加しています。
柴田 : 私の中でアルバムの最後はだーん!! って爆発するように終わりたくて。とにかく抜けのいい感じに終わりたかったんです。これにぴったりなのはうーちゃんだろうと思って、私が大ファンで天才のうーちゃんに力を借りたんです。自分でも打ち込みしてみたんですけど全然やりたいことに足りなくて、とにかく気持ちいい感じで終わらせたいってお願いしました。
──実際、うーちゃんってロマンチックなところありますよね。
柴田 : うん、あるある。
──どついたるねんが赤坂ブリッツで行ったワンマン・ライヴに柴田さんはゲスト出演しましたけど、そのときの照れている反応おもしろかったですよね(笑)。
柴田 : そうそう(笑)。なんかイケメンですよね、モテてきた人間なマインドな気がする。「大嫌い」の歌詞も1番スターだし。どつはスター揃いだけど、1番イケメンなんじゃないかなって思う。実はあのライヴで私は膝をやっちゃって…。はしゃぎすぎてジャンプしすぎました…。
──(笑)。なんだかんだで、柴田さんはどつとの付き合いも長いですよね。どういうところでどついたるねんと共鳴してるのかなっていうのはずっと気になってます。
柴田 : 私も謎です(笑)。最初出会ったのはPV撮影で、私のMVやジャケットも撮ってくれている西光祐輔さんという人から呼ばれて行ったんですけど、絶対いい人たちだけど、かっこよすぎたので友達になれるかな? と思っていて。そしたら私のアルバムも聴いてくれていて、私の音楽を大事にしてくれている感じがめっちゃして嬉しかったんです。どこで共鳴しているんですかね? 性格とかやっていることはまったく違うから、私がステージに出ていくとき、ごめん感もすごくありますし。でもいざ一緒にやるとめっちゃ楽しいんです。
──しかも「愛の休日」はアルバムの最終曲で、アルバム・タイトルにもなっています。
柴田 : そうなんです。タイトル曲になってしまいました。この曲だけタイトルがずっと決まらなくて。最終的に「愛の休日」ってアルバムタイトルに決まったとき、これは最後の曲にぴったりだと思って。あと、葛西さんがダンス・ミュージックのミックスがうますぎて、1番楽しかったって言っていました。
エモを1番大爆発させるのは真顔だと思ったんです
──そういえば、「コーポオリンピア」では、エンジニアリングに柴田さんの名前もクレジットされてます。この曲で柴田さんはどんなことをしたんですか。
柴田 : これは家でカセットMTRで1人で録った曲なんです。
──それでカセットMTRならではの、ざらざらっていう質感がするんですね。
柴田 : 実はですね、カセットって結構きれいに録れちゃうんですよ。そこで葛西さんが、シガー・ロスが愛しているというディストーションをマスタリング前にかけ直してくれていて。それがないとシガー・ロスじゃないっていうディストーションをかけてくれている。それで、ちょっとざらざらしているんです。これをやってみて、事実は小説より奇なりって感じなんだなって思いました。あと、音楽って何をやっても自由なんだなって。私も本当に自由にやっています。
──このアルバムにはいろんな隠し味だったり楽しみ方がいっぱいあるんですね。こうやって話していても思うんですけど、柴田さん自体、すごくひらけた感じがしますよね。
柴田 : 今回は「曲を伝えねば!」っていう気持ちが全体を通してすごくあったんです。伝えないと意味ないと思っちゃったし、伝えるには!! ってなったときにたどり着いたのが真顔で。エモに負けてちゃダメだ!! って思った。もちろんエモがある前提だけど、エモを1番大爆発させるのは真顔だと思ったんです。なので、「真顔」っていう紙をレコーディングマイクの前に貼って録音していました。
──それは文字通りの真顔という意味もありつつ、歌い方にも通じるってことですか?
柴田 : さっきの「リス力」じゃないですけど、「この曲を伝えるんだ!! 歌詞に入り込み伝えるぞ!!」ってことを真顔で考えたら、歌詞にある感情を思って歌うんじゃなくて、ただ息を大きく吸って吐く、それだけだと思ったんです。真顔っていうのと息を吸って吐くっていうことが、レコーディングの最初に掲げたものですね。ただ、リスを録った後に「ゆべし先輩」をやって、どんどん他の曲も録っていったんですけど、伊藤大地さんとか石橋英子さんとやった「後悔」や「あなたはあなた」は真顔だけでもいけないなと感じるようになって。そこからは、息の吸い方をエモく、吐き方をエモくって感じで歌うようにしました。
──単純に気持ち的に曲に入り込んで、エモく歌うってことじゃないんですね。
柴田 : その曲に酔うんじゃなくて、とにかく息の吐き方をエモくってことを意識しました。レコーディングの後半戦はギリギリの状態になってしまって、ちょっと声が出なくなったりもして。そんなことも初めての体験だったんですけど、とにかく髪の毛一本みたいな具体的な行動に起こそうと思って。ギターだったら真っ直ぐ爪を弦にぶつける! とりあえず音を出す! みたいに具体的にしていきました。
──岸田さんから学ぶことが多かったんですね。
柴田 : 岸田さんからは音をちゃんと出すっていうことも学びました。私はちょっと弱く弾くことも表現の一部としていいことだと思ったんですけど、岸田さんはとにかく音をちゃんと出している気がしました。ギターでもドラムでも、音がどかって感じで鳴っている。音をちゃんと出すのが演奏では1番いいなと私は思って。岸田さんは、ヘレン・ケラーのサリバン先生みたいな感じでした。見えないものを見えるようにしてくれたり、聴こえないものを聴こえるようにしてくれる。本当に、すべてのミュージシャンの人からめちゃ学びました。
──今作になって、どうしても曲を伝えねばという気持ちになったのはなぜなんでしょうね。
柴田 : 個人的な話なんですけど、大いに表現していかないとダメだなと思ったんです。伝えたいテーマっていうのはそんなにないんですけど、ここにいる人に何かしら感じてもらわなきゃヤバいと思って。そのためには、やりすぎるくらいがちょうどいいのかなって。どんなことを感じてもらってもいいんですけど、何かを伝えなきゃと思った。私は今歌ってやってます!! ってことを伝えたい。みんなそれぞれ生きていると思うんですけど、私はこういう感じで生きていますって伝えないと死ねない。テーマみたいなものはあまりないけど、とにかくなんかしら感じてほしい。なんでもいいので伝えたいなと思っています。
柴田聡子の過去作もあわせてチェック!
柴田聡子 / 柴田聡子
弾き語りを中心にライヴを行いつつ、これまでにアルバム2枚をリリース。ゲストを迎え、初のバンドセットによる楽曲も収録した最高傑作3rdアルバム完成。眼鏡の似合う彼女がうたう。ピュアで豊潤で深くて美しすぎる辛口世界。100%山本精一監修。
柴田聡子 / しばたさとこ島
浅草橋天才算数塾からのリリースとなる本作には全10曲を収録。参加ミュージシャンには、同作のプロデュースも手掛けた三沢洋紀(真夜中ミュージック)とDJぷりぷり(金太郎)をはじめ、君島結、植野隆司(テニスコーツ)、パウロ野中(占い師)、貝和由佳子、じゅんじゅん(MAHOΩ)、須藤俊明(石橋英子 with もう死んだ人たち、uminecosounds etc)、山本達久(NATSUMEN etc)が名を連ねている。
RECOMMEND
先日メジャー・デビューを発表した“どついたるねん”の9thアルバム。前作確立したR&Bや、ルーツとなるPUNK / HARDCOREをベースに、様々なジャンルの音楽を独自に咀嚼し詰め込んだ彼らの最新作。柴田聡子が出演している「Dear ガチンコ」のミュージックビデオも最高ですよ!
カネコアヤノ / ひかれあい
飾らない言葉と心地よい歌声、ポップネス満載のメロディーを奏でるシンガー・ソングライター“カネコアヤノ”。ギタリストとして林宏敏(ex.踊ってばかりの国)がバンド・メンバーに加わり、さらに飛躍を遂げた彼女の最新EP。
ムーンライダーズのキーボーディストにして稀代のメロディ・メーカーとしても知られる岡田徹。ムーンライダーズ楽曲のセルフ・カヴァーを含む全曲を岡田自らのヴォーカルで聴かせる初の歌モノ・アルバム。柴田聡子をはじめ、ムーンライダーズのメンバー、山本精一、姫乃たま、3776など多彩なゲストが参加。
LIVE SCHEDULE
柴田聡子 ツアー2017 “愛の休日”
2017年6月2日(金)@山口 防府bar印度洋
2017年6月3日(土)@福岡 風街珈琲店
2017年6月4日(日)@大分 アトホール
2017年6月5日(月)@熊本 NAVARO
2017年6月9日(金)@岡山 岡山禁酒会館
2017年6月10日(土)@島根 大根島HOME
2017年6月16日(金)@京都 UrBANGUILD
2017年6月17日(土)@大阪 FOLK old book store
2017年6月18日(日)@富山 Hotori × ほとり座
2017年6月19日(月)@富山 スケッチ
2017年6月20日(火)@愛知 金山ブラジルコーヒー
2017年6月24日(土)@神奈川 鎌倉moln
2017年6月27日(火)@秋田 café Epice
2017年7月6日(木)@東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO
神保町ひとりぼっち 2017 『愛の休日発売日スペシャル』
2017年5月17日(水)@東京 神保町試聴室
銀杏BOYZ presents「仙台のロック好きの集まり」
2017年6月28(水)@宮城 仙台Rensa sold out!
PROFILE
柴田聡子
1986年札幌市生まれ。大学時代の恩師の一言をきっかけに、2010年より都内を中心に活動を始める。
ギターの弾き語りでライヴを行う傍ら、2011年夏と冬に自身で録音した2枚のデモCD(計20曲)、2012年6月三沢洋紀プロデュース多重録音による1stアルバム『しばたさとこ島』を、2013年8月にはバンド・サウンドによる12インチ・アナログレコード・シングル『海へ行こうかEP』を、2014年6月には再び自身で録音した2ndアルバム『いじわる全集』を発売。演劇の祭典、フェスティバル / トーキョー13では1時間に及ぶ独白のような作品『たのもしいむすめ』を発表するなど、歌うことを中心に活動の幅を広げつつある。2015年は6月に2種類のライヴ・アルバム発売を経て、9月、山本精一プロデュースによる3rdアルバム『柴田聡子』を発売。2016年6月、初の詩集『さばーく』を発売。同年、第5回エルスール財団新人賞〈現代詩部門〉を受賞。雑誌『文學会』『すばる』などにも詩を寄稿するなど、詩人としても注目を集めている。2017年、青森県立美術館の美術展「ラブラブショー2」テーマ・ソングを提供し、インスタレーションへも参加。小島みなみと紗倉まなのユニット・おとといフライデーにシングル曲「もしやこいつはロマンチックのしっぽ」を提供。岸田繁(くるり)、山本精一のプロデュース参加を始め、錚々たるミュージシャンたちと紡いだ待望の4thアルバム『愛の休日』が5月17日にリリース。