ここが2015年で一番汚い場所!!ーー2015年5月4日新宿LOFT〈SCUM PARTY!〉でぐっちゃぐっちゃになれ!!
時はきた! 5月4日新宿LOFTでおこなわれるライヴ・イベント〈SCUM PARTY!〉。Have a Nice Day! &おやすみホログラム組、NATURE DANGER GANG&せのしすたぁ組に分かれ、プロレスよろしく対決姿勢を露わにしている両陣営。その来るべき対決に向けて、それぞれが推す演者の魅力をほとばしる情熱でぶつけ合うべく、各演者のセコンドとしてトップ・ヲタ4人が集結! とはいえ、全員現場では顔見知りの有名ヲタさんたち。意外と和気あいあいと集まった4人。こんなことでいいのか!? お前らやれんのか!? プロレスなめんなよ(そもそもプロレスではないが)!
というわけで、徐々に白熱した好試合となった座談会「トップ・オブ・ザ・スーパー・ヲタ」!! 2015年、東京アンダーグラウンドNO.1アンセム「エメラルド」の1週間先行ハイレゾ配信とともに、じっくり読み込んでほしい。とにかく5月4日は新宿LOFT集合で!! なにが起こるかわからないけど、東京で一番ヤバい現場になることだけは約束する。アイドル? ロック? スカム? なんでもいいから全員やってこい!! 2015年、一番おもしろい現場を一緒に作って、目撃しようじゃないか!!
東京アンダーグラウンドNO.1アンセムをハイレゾで
Have a Nice Day! × おやすみホログラム / エメラルド
【配信形態】
ALAC / FLAC / WAV / AAC
【価格】
単曲 200円 まとめ価格 1,000円(税込)
【収録曲】
1. エメラルド(Have a Nice Day! × おやすみホログラム)
2. Drifter(Have a Nice Day! remix)(おやすみホログラム)
3. ロックンロールの恋人(Have a Nice Day!)
4. 夜、走る人(Have a Nice Day!)
5. フォーエバーヤング(おやすみホログラム cover.)
SCUM PARTY!
2015年5月4日(月・祝)@新宿LOFT
時間 : OPEN 16:00 / START 17:00
料金 : 前売り 2,500円 / 当日 3,000円
出演 : Have a Nice Day! / おやすみホログラム / NATURE DANGER GANG / せのしすたぁ
チケット :
・ぴあ Pコード : 260-372
・LAWSON Lコード : 75470
・eplus
・LOFT
トップ・ヲタ座談会 : Tume × ながちゃん × コロリ × ダーヨシ
出席トップ・ヲタ
Tuma : おやすみホログラム
ながちゃん : せのしすたぁ
コロリ : Have a Nice Day!
ダーヨシ : NATURE DANGER GANG
興行主 : 望月慎之輔
レフェリー : スカムライター西澤くん
ゴーストライター : ヴィクトリー岡本
笑顔で人を蹴っているのを観て、ヤベェ奴がいるって思ったんですよ(笑)
ーー本日は、5月4日新宿LOFT〈SCUM PARTY!〉に向けて出演者4組のトップ・ヲタのみなさんにお集まりいただきました。まずは自己紹介からお願いします!
Tuma : Tumaです。トップ・ヲタなのかはわからないですけど、おやすみホログラム(以下、おやホロ)さんのファンです。おやホロさんを最初におもしろいと思ったきっかけは、せのさんとかぱいぱいでか美さんが出た新宿LOFTの入場フリー・イベントを観に行ったときです。物販にいた八月ちゃんに話しかけてみたらおもしろかったので、“この人をいじり倒してみよう”ということで今に至ります(笑)。
ーーそのときライヴは観なかったんですか?
Tuma : ライヴは観れなかったんですけど、金髪で猫背のヘンな立ち方の八月ちゃんが物販に出ていたんですよ。… 込み入った話なんですけど、昔地下アイドルにd-tranceというグループがあって、そこのヴォーカルの人にそっくりだったんです。地味にその人のファンだったから、“時を経てここで話しかければ仲良くなれるかもしれない”って。
一同 : あはははは!
ながちゃん : 僕、その一部始終を見てました(笑)。
Tuma : そんなきっかけでどんどんハマってしまった感じです。その後ライヴを観にいこうとしたら、メンバーさんの解雇騒動が立て続けに起こったので、僕は前のメンバーさんのライヴをちゃんと見ていなくて。現在の2人での一発目のライヴは知り合いの人たちもいっぱい来ていて超おもしろかったです。この現場はなんか遊べる、という気持ちが生れてきて。本当はそういうのを熱心に行くのをやめようと思っていたんですが、やっぱり出会ってしまっちゃったみたいで(笑)。
ーーTumaさんは、BiSの最古参の研究員でもあるじゃないですか? BiSの解散以降は少し現場から離れてたんですか?
Tuma : まあ、行かないわけではないですけど、頻度も減ってたし。出ている人目当てで行くというのは、おやホロさんが久々になっちゃいましたね。
ーー続いてコロリさんお願いします!
コロリ : Have a Nice Day! ファンの妹尾ころりと申します。僕はACID PANDA CAFE(通称・アシパン)というクラブでよく遊んでいたんですけど、BOOLくん主催のイベントでNATURE DANGER GANG(以下、ネイチャー)を観て、“うわ~おもしろい人たちがいるなあ”と思って〈スカムパーク〉に足を運びだしたんです。そこでHave a Nice Day!(以下、ハバナイ)を観て、これはすごいなと。もともと僕もドルヲタなんですけど、地下バンドのライヴに行ってた時期があって、新宿Motionとかに通い詰めていたんです。その頃の気持ちと、ドルヲタで厄介になった気持ちというのが2つ合わさって、これはおもしろいなと。僕は(ハバナイの)内藤さんとか浅見(北斗)さんのことをアイドル視しているところもあって、本当にカッコイイな、ロマンチックだなって思うんです。去年は月2回ぐらいしか行けなくて悔しかったんで、今年になってからハバナイの現場は全部行こうと思ったんですけど、ハバナイの現場の回数が増えてきちゃって。それでも9割方は行ってますね。
ーーハバナイにもトップ・ヲタという概念があるとは思いませんでした!
一同 : あははははは!
コロリ : いや、ないと思いますよ(笑)。ドルヲタだからということだと思います。
ーーでは、ダーヨシさんお願いします。
ダーヨシ : ネイチャーが大好きなダーヨシです。2013年6月23日に南池袋ミュージック・オルグの〈スカムパーク〉にチミドロを観に行ったとき、初めてネイチャーを観たんです。もともと、初ライヴで全裸になった話を聞いていて、そういうのは得意じゃないので懐疑的だったんですけど、「theme of NDG」という曲が特撮の曲を元ネタにしてトラックを作っていて。私はもともとガレージ音楽が好きなので、そこに繋がるなと思って目からウロコ的な衝撃を受けたんです。もともとモッシュも好きじゃないし、むしろモッシュやってる奴嫌だなくらいに思っていたんですけど、そのときだけはモッシュをしちゃって。やっぱり蹴られたりとか拳が飛んで来たりするんですけど、逆に“モッシュで殴られたら殴る権利を得られるな”と思って。
一同 : ははははは!
ダーヨシ : これ最高だな! と思って、終わったあと関ちゃんに「人を殴っていいんだって思いました!」って言ったら「そうなんすよ!!」って言われて(笑)。この人たちいいなあって。初期衝動しかないライヴを常にやっていて短期間で伝説を作るバンドだから追いかけないとと思って現場に行くようになりました。お客さんが1人、2人のときでも、お客さんがたくさんいるイベントと同じくらいのテンションでやってるんで、そこがもうカッコイイし痺れるなと思います。あと野村くんとかユキちゃんがよく“お客さんを楽しませてなんぼ”って言っているんですけど、こんなことなかなか言えないよなって思って、ずっと行けるときは行っています。
ーー想いのすべてが伝わってきますね(笑)。
コロリ : 僕、じつは去年の〈ぐるぐる回る〉のときに、ダーヨシさんが笑顔で人を蹴っているのを観て、ヤベェ奴がいるって思ったんですよ(笑)。
ダーヨシ : ははははは!
コロリ : モッシュピットでぶつかるんじゃなくて人を蹴ってたんで、クソヤベェなと。
ながちゃん : じつはそこに俺もいて。まさかこんな早い時間からこの場所でネイチャーが!! と思って見に行ってみたんです。
ダーヨシ : あれ痺れません!? あの時間にネイチャーが観れるっていうのがもうね。
ながちゃん : しかも全然お酒も入ってない状態でいきなりモッシュに入ったら30分くらいで汗だくになって、もうこの日は駄目だなって。
コロリ : そのあと、廊下みたいなところで寝ましたもんね(笑)。
ーーそれでは、ながちゃんさんお願いします!
ながちゃん : はい、せのしすたぁファンのながちゃんと言います。僕はもともとアイドルヲタでもない状態から入ってきていて。ちょっとアイドルを否定してた部分があったんですけど、たまたまBiSさんを観たあとに、せのしすたぁさんを観たら、めっちゃおもしろくて、よく観に行くようになったんです。もう一回観に行きたいなと思って〈TOKYO IDOL FESTIVAL〉(TIF)に行ったんですけど、せのしすたぁさんが出れないときだったんです。そのときの周りの状況とか空気感とかがものすごくて、せの自体も「ここがTIFの本会場だ」みたいなことを言っていて。“ローカルアイドルがめっちゃデカいこと言ってるし”みたいな感じなんですけど、みている人を黙らせるくらいのステージングを見せてくれて、そこから一気にハマっていって。マネージャーの森永さんもなぜかステージに出てきて、演者じゃないのに2、3分熱いことを語り出して泣き出しちゃって。酒が入っていたせいかそこにめっちゃ共感したんです。
一同 : ははははは。
ながちゃん : 行ったことないのに昔から行ってた空気感になっちゃって(笑)。そこから関東でやるライヴは全部行くようにして、気付いたら福井とか地元のようでやっている定期ライヴも観に行くようになっていました。… 僕けっこう話が浅いんですけど、今日なんで呼んで頂いたのか申し訳ないなって…。
一同 : ははははは!
ーーいやいや(笑)。浅くないですよ!
Tuma : ながちゃんさんは、もともとヒップホップの界隈のすごい人だっていう話を聞いたことがあるんですけど。
ながちゃん : もともとクラブで早い時間からアイドルさんがライヴをやっているのを知らなくて、だいたい12時からイベントをしていると思っていたから、知らなかったショック感もあるし、こんだけ熱量をぶち込める人たちがいるのか、と。でも、ちょっと観て興味ないものだと、だいたいバーカウンターで酒しか飲んでいないです(笑)。その中でおもしろいなと思ったひとつにせのしすたぁさんがあって、行くうちにいつでも楽しめるなあ、みたいな感じになっていきました。
“やべぇめっちゃ汚ねえ現場だ超おもしろいぞ”って
ーー自己紹介が終わったところで、中立の立場の望月さん(今回のブッキング担当で新宿LOFTの副店長、そしてオモチレコードのオーナー)に訊きますけど、5月4日〈SCUM PARTY!〉の対立構図が生まれたきっかけを教えていただけますか?
コロリ : Twitterからですよね?
望月 : 浅見さんがたきつけたのかな?
コロリ : いや、「エメラルド」が生まれたとき、“本当はハバナイにはせののために作ってほしかった”という気持ちが、僕とか他のヲタにはすごくあったんです。はっきり言ってそのときまでは“おやホロって誰だよ!?”と思っていたので。10月くらいにおやホロを観ていたんですけど、そのときはピンとこなくて。でもハバナイと曲をやるからというので高崎まで観に行ったんですね。徐々におやホロも良くなってきたんですけど、そのときは“こんないい曲はせのに書いて欲しかったな”って(笑)。
一同 : ははははは!
コロリ : 1回、Twitter上で、森永さんに浅見さんが「俺が作ろうか?」って言ってたんですよ。その流れがあったので、森永さん本当あれを逃したよね、それだったらせのとネイチャーがやるならやるしかないでしょっていう流れにTwitterでなって。それをバンバン言い続けてたらついに形になったんです。
望月 : まあ、完全にそれ見てブッキングしたんですけどね(笑)。
一同 : あははははは!!
ーーじゃあ「エメラルド」の誕生が、このイベントのきっかけになっている?
コロリ : このイベント自体はそうだと思います。おはホロとやることがなければこうなっていなかっただろうし。
ながちゃん : あのタイミングで、ちょいちょい浅見さんが関くん(NATURE DANGER GANG)とかにたきつけたようなことがはじまったよね。
コロリ : ビーフを仕掛けて行って、それで関くんも“やるしか”みたいな感じになって。
ながちゃん : おやホロが「エメラルド」でハバナイとつながった感じがあるように、せのがネイチャーとつながったきっかけは、younGSoundsとライヴをやったときなのかと思って。
コロリ : ああ、9月ですね。
ながちゃん : あのときに、せのがだいぶ感化された感があって。あそこらへんからまおさんがものすごくネイチャー、ネイチャーって言うようになった。
ダーヨシ : あ~、そうなんだ。
コロリ : ネイチャーが出るイベントに普通に来るようになって。まおさんはああいう子なんで、「ネイチャーみたいになりたい!」みたいに言っていて。森永さんも、ああいう風に人を楽しませるグループになりたいってずっと言っていたから、もう一緒にやるならネイチャーだよねって。
ダーヨシ : そういえば、せのしすたぁの人がネイチャーがすごく好きっていうのをTwitterで見た。
コロリ : そうです、そうです。だからおやホロとハバナイなんだったら、ネイチャーとせのだよねっていうことです。
ダーヨシ : それだったら逆に、おはホロとせの vs ハバナイとネイチャーの方がいいんじゃないの?
コロリ : どうなんだろうな~。
ダーヨシ : ネイチャーって、ユキちゃんとチャッカちゃんとメグちゃんの「女御三家」がいるから、アイドルと組む必要がないっていうか、私の中ではアイドルがあの3人で完結されちゃってる。今アイドル戦国時代で、バンドとアイドルが関わることって多いじゃないですか。そこをあえてアイドルだけが音楽グループに果敢に挑戦するっていうのもおもしろいんじゃないかなって今思っちゃいました。
ーーダーヨシさんはあんまり乗り気じゃない感じですか(笑)?
ダーヨシ : いや、ていうかごめんなさい、おやホロとせのしすたぁを調べる時間がなくて、あまり知らなくて…。たぶん、ネイチャーが好きすぎるから、懐疑的になってしまうところがあって。“なぜ組むのか?”とか。
ながちゃん : う~ん(苦笑)。
ダーヨシ : せのしすたぁが、とかいうことじゃなくて、ハバナイとおやホロがなぜ組むのかというのも、理由が自分の中で見出せなくて。
望月 : それは自分の方から説明させて下さい! なんで組んだかというと、昔からアイドルとバンドが組むっていうのはあるけど、正直どれもおもしろくないなと思っていて。でもおやホロとハバナイ(の曲を)作ってみて、おやホロ側からもハバナイ側にもいろいろ提案があるわけじゃないですか? アイドル側がバンド側となんかやるにあたって、前向きに組んでるのがすごくおもしろくて。だいたいどっちかがどっちかに乗っかる構図だけど、なんかお互いに音楽的なやりとりがあるというところでこの4組ならおもしろくなるなって組んだんですよ。
ダーヨシ : 今聞くまで全然わからなかったから、“乗っかってんの!?”みたいな(笑)。
望月 : ははははは。
Tuma : おやホロさん的な流れで行くと、僕らは超おもしろくて。おやホロさんって、2人になってからライヴがそんなにおもしろくなかったんですよ。
ダーヨシ : え、そうなの?
Tuma : はい、メンバーがかわいいし、ふざけられるからおもしろいなって行っていたんですけど、ライヴが毎回おもしろいわけじゃなくて。だけど、たまにみんな酔っ払って集まって泥酔すると、酷いことするという(笑)。それを見たベルハー・ヲタの人が「めっちゃ汚ねえ現場だな」ってTwitterで言ってて、それに本気で怒った人もいたんですけど、“やべぇめっちゃ汚ねえ現場だ超おもしろいぞ”って。スカムだスカムだって言ってたら、なんかいつの間にかハバナイさんと組んでいて(笑)。汚ねえ現場って言われたから、これは乗っかるしかないなと(笑)。メンバーさんたちはどうかわからないですけど、僕ら観に行っている方はこんなにおもしろいことはない。
コロリ : そういうことだったんだ! 僕ら〈スカムパーク〉側の立場から言うと、“何がスカムなんだよ!?”と思っていた(笑)。
一同 : (笑)。
コロリ : でも言われてみれば確かに通常のアイドル現場というのを考えればまあねって(笑)。あのTwitterの時期はおもしろかったね。
ーー汚ねえっていうのは、具体的にはどういう風に汚かったんですか?
Tuma : みんな酔っ払って上を脱いだりとかグシャグシャになってて。アイドル現場って、それなり統率があるじゃないですか? それがまったくなかった(笑)。
一同 : ははははは!
Tuma : 普通のアイドル現場なら「そういうのは駄目です」とか言われるんですけど、別に運営の人も何も言わないし「おもしろいからいいと思います!」って言うから、じゃあいいんだって。
ーー普通、アイドルと触れあうとか、かわいい子を観るとかっていうのが現場に通う理由になると思うんですけど、Tumaさんは何をアイドル現場に期待して行っているんでしょうか?
ダーヨシ : あはははは。
Tuma : 単純におもしろいものが観たいです。ちゃんと踊れるとか、歌えるのが観たいなら、そういうところに行くけど、LOFTさんに出ている以上はそうじゃないだろうっていう(笑)。だんだんそういうのができる人たちなんだ、っていうのがわかってきて。
コロリ : おやホロに関しては、成長速度がすっごく速いなと思うんですよ。高崎で「エメラルド」をやったときは、正直、結構残念な気持ちだったんですよ。
Tuma : はあ~。
コロリ : おやホロのヲタの人たちはやりたい放題やってたんですけど、僕は内藤さんと「足んねえよ、こんなんじゃ」って言ってて。まあちょっとどうかなって思ってたんですけど、成長の速度がというか、ちゃんと合せにいくところがすごくて。それで、かなりおはホロ好きになったんですよ(笑)。
Tuma : 僕、とりあえず5月4日はせのしすたぁのファンの方を怒らせたいんですよね。
ながちゃん : まあ、今噂のあの話の後ですからね。ファンとつながってましたっていう中で(※ファンと連絡先を交換したことで炎上・謝罪した)。その後も僕が観に行く理由の一つとして、ここ最近知ってる中でも、ファンとつながったときって、メンバーが卒業したり、首切りがあったり、解散だったり、終わっていくんですけど、森永さんは残すって道を選んで。敢えてさらされる立場の中で、どうやっていくのかなっていうのがめちゃめちゃおもしろい。どこまで観客を盛り上げていけるのかって。実際、偶像的なものを求めている人が、アイドルヲタさんには多いじゃないですか? それを崩されることをやられているのに、残ってその後があるというのが僕的にはめっちゃおもしろい。それで昨日、大阪初ワンマンも行ってきたんですけど、よくまおさんが言うパーティーっていう状態で終わっていて。あれをすでに乗り越えたのかなというのがあって。
コロリ : まあ残ってるのはパーティー野郎ですもんね。
ーーながちゃんさんも、偶像的にせのしすたぁをおもしろいと感じていたわけではなかった?
ながちゃん : 僕は変な偶像を持ってないです。この後も楽しいライヴを観せてくれるなら一ファンとして観に行きたいです。もちろん、そうじゃなくて離れちゃった人もいっぱいいますけど。
Tuma : 僕らは、別につながりたいと思ってないですから(笑)。
ながちゃん : Tumaさんと共通点があるとしたら、単純におもしろいところにいたいっていうことですね。
コロリ : それは僕も一緒ですよ。
演者さんは、なかばどうでもいいんですよ(笑)
ダーヨシ : おやホロとせのしすたぁのファンの方って〈スカムパーク〉とか〈SCUM PARTY!〉の雰囲気に馴染めると思いますか?
Tuma : たぶん、おやホロさんは大丈夫だと思いますね。
コロリ : せのはどうすかね?
ながちゃん : せのさんは、一部のファンの方たちは駄目かなって思います。でも半分くらいの人は順応できるとは思います。
コロリ : うん、パーティー好きな人が多いんで、そこは問題ないかなって。たぶん5月4日に来る人たちには反対意見を表明するファンの人たちもいるんですよ。
ダーヨシ : へえ~そうなんだ?
コロリ : すごく煽っているけどなんなの? みたいな。そういう意見もあるんですけど、5月4日に来る人たちはある意味覚悟を決めて、そういうパーティーだと思ってくるはずなんで、そこは別に問題ないと思いますけどね。
ダーヨシ : ネイチャーは別に関係ないですけどね(笑)。
一同 : わははははは!
ダーヨシ : ネイチャーは、いつでも別にネイチャーなんで。
コロリ : 立場が一貫してるなあ(笑)。
ダーヨシ : いや、ネイチャーは唯一無二の存在だから、どの現場でも大丈夫なんですよ。どんな現場でもネイチャーにしてくれるんですよ。変な話、落語と一緒にやってもネイチャーになっちゃうし。
ながちゃん : その言葉を借りると、せのもそうなんですよ。ネイチャーとやっても感化はされるけども、その1個上に行きてえなっていうか、せのしすたぁはせのしすたぁのライヴをやる。そこに熱量を感じて、アゲられる部分はあると思う。それが前シェルターでyounGSoundsとネイチャーを観たあとに、まおさんの“こいつらこえーよ”って言った一言で。
ダーヨシ : ちょっとせのさんに申し訳ないんですけど、「オレたち!」をなぜカバーしたのかというのがあって。YouTubeで観たんですけど、やるなら、せのしすたぁなりの「オレたち!」ってあると思うんですよ。ぶっちゃけいうと「オレたち!」をやるのはいいんですよ。この前、ネイチャーの新メンバー・オーディションがあって、出てきた子がネイチャーの魅力って何? って訊かれたときに“ライヴ”って言って、好きな曲は「オレたち!」って言ってて。そんな普通の回答いらねえんだよ! と思って。
一同 : ははははは!
ダーヨシ : こいつ全然ヲタじゃねえじゃん、全然愛がないじゃんよと思って。「オレたち!」はいい曲だけど、あれは入門編だから。とっかかりでしかないんで、そこから聴き込んで「カフカ」とか「BIG BOOTY BITCH」とかを聴いて欲しい。このオーディションの回答マジないわと思って本当にイライラしてて… すいません(笑)。ネイチャーをカバーするんだったら「オレたち!」じゃなかったんじゃないの?
ながちゃん : でも「オレたち!」は超楽しいんですよ。
Tuma : あれ、言いたくなっちゃうんですよ、どうしても。
ダーヨシ : でもそれカラオケで良いから! カラオケで「戦メリ」(「戦場のメリークリスマス」)入れて歌えばいいだけだから!
Tuma : 僕ら界隈は、他の現場で歌って怒られるっていうことをしてます(笑)。
ーーちなみに今の状況で、ハバナイとおやホロは「エメラルド」があるじゃないですか? ネイチャーとせのの曲は出来ているんですか?
望月 : トラックはできていて、歌詞を野村(NATURE DANGER GANG)が必死に考えてます。できれば5月4日の前にサンクラに上げたいんですけどね。
ながちゃん : じゃあ本番までに1回も合せられないんじゃないですか? 「エメラルド」は場数を踏んで完成しつつあるじゃないですか?
望月 : まあ、分が悪いとは思う(笑)。
ダーヨシ : でも、そこはついてきてもらわないと(笑)。
ながちゃん : 上からだな(笑)。
ダーヨシ : 関ちゃんは、基本自分で考えてこいっていう人だから。考えてこないヤツは嫌だってインタヴューでも言ってるし。
望月 : でも正直、5月4日で終わりだと思っていないんで。
ながちゃん : 単純に1回で判断しちゃったらおもしろくないですよね。せっかくここまでたきつけて、Twitter上でもここまで上がっているから、みんなそれなりに楽しみにしてるんだなって。
ダーヨシ : 1回コケたくらいがおもしろいというか、そこからどう乗り越えていくかみたいなことがありますよね、アイドル・グループって。だから最初から舞台を整えちゃうよりは、何回かやったほうがいいのかも。
Tuma : そうですね、おやホロさんの場合は順調にいってても、僕らが勝手に「順調すぎておもしろくない」って言っちゃうんですよ。みんな大人げないから。正直申し訳ないんですけど、おやホロさんはファンが振り回し過ぎてるなとは思います(笑)。
コロリ : それは思ってます。それを彼女たちも自覚してるのがおもしろいなと思って。
Tuma : なんか、それにすげえ対応し始めてるのがいいなと。
ダーヨシ : 一時期ネイチャーの現場もすごい荒れてて、お客さんが泥酔して暴れているのが嫌だなと思っていて。ネイチャーのメンバーがそれを制御できてなかったからだと思うんですよ。それで機材故障させて何万円とか。命の危険をさらされてるみたいで嫌だなって思ってたんだけど、今はお客さんをメンバーが制御して、なおかつ楽しませてっていう関係性が成り立ったから。それってネイチャーがスキルを上げたんだって思ってて。そこもグッと来ていて。
Tuma : おやホロさんのメンバーさんが僕らを制御し出したら、僕ら怒ると思います。“嫌だ!”って(笑)。
ダーヨシ : でも、そういう構図が出来上がって関係性が成り立って行くというのはおもしろくないですか? お客さんだけが盛り上がるとか、演者だけが盛り上がるとかっていう関係性だけじゃなくて。
ながちゃん : 客観的に見て毛色が違うのが、せのしすたぁだと思うんですよ。アイドル界ではそこそこ暴れてパーティーやるアイドルって言われているけど、この中に入ると1つだけ別のジャンルじゃないかなと。その中でどれだけ見せてくれるのかなっていうのが唯一の楽しみですね。4つのライヴを観に行ってる感覚で、毛色が違う中でどれだけ上がってくれるかなっていうのが、せのヲタとしての見解としてありますね。変に張り合っても張り合えないし、ハバナイとおやホロだったら一つのジャンルになるけど、せのとネイチャーって今はまったく想像もできないし、そこを無理矢理一緒にするというのもプロレスの抗争上ありだと思うけど。
ダーヨシ : キャノンボールができたらいいと思うけど。スカムキャノンボールとか(笑)。
Tuma : う~ん。それよりも、今回の4組が北海道のどこかでライヴをやるからみんな勝手に来てくれって言われてこっちが勝手に行くっていうのは?
コロリ : ああ、それはおもしろいですね。
ーーそこの、おもしろいおもしろくないの線引きってどこにあるんですか…?
ながちゃん : 先が見えない期待値じゃないですか? 今はキャノンボールをやってもゴールが見えちゃうけど、見えないところにはわくわくがあるじゃないですか? そういう期待値ですね。
ダーヨシ : キャノンボールっていうフォーマットがいまは知れ渡っているから?
Tuma : 要は演者さんが主役じゃないですか? でももうこの辺(座談会に参加している男性ヲタ)って、演者さんは、なかばどうでもいいんですよ(笑)。
一同 : わははははは!
ダーヨシ : え~~!? それはダメだよ、演者さんに対してリスペクトがなければ。ダメですよそんなの(怒)!
Tuma : いや、ないわけじゃないですけど、そこまでじゃないかも…。
ダーヨシ : え、なんでなんで? 全然理解ができない(笑)。やっぱり客と演者の関係性って、演者に対するリスペクトがないと。
コロリ : 愛がないわけじゃないんですよ、愛の形の違いです(笑)。
ーー本当にどうでもよかったら現場にいかないですもんね。
ながちゃん : まず行かないと思います(笑)。
ダーヨシ : そうかあ。
Tuma : あと単純に、おやホロさんのメンバーがキャノンボールをやったとしてそんなにおもしろくならなそうだと思って。例えば、おやホロさんが自ら酷い目に遭うとか、わけわかんないことをやるっていうのが想像できないんですよ。でも僕たちは、たぶんやるだろうなって(笑)。
一同 : ははははは!
ミックスを潰すというのがファンの流行っているんですよ
ダーヨシ : 5月4日、ハバナイがどうなるんだろうって思っちゃいました。結構お兄さん感があるじゃないですか。ハバナイ兄さんというか。
コロリ : まあ〈スカムパーク〉では、そういう感じですよね。
ダーヨシ : ネイチャーもハバナイ兄さんありきのところがあるんで。ハバナイって世界観が結構確立されているじゃないですか? その辺はどうなんですか? どういう立ち位置でライヴをやるんですか?
コロリ : おやホロに関しては、完全に率いる立場でやると思うんですけど、ハバナイをやるときには完全に暴動なんで、そういう雰囲気に持って行くとは思います。ずっと言ってるんですけど、浅見さんは一番盛り上げたい人なんですよ。そこは期待しているところですね。そこに照準を合わせてやってやるっていうときのライヴは毎回めちゃくちゃおもしろいので。
ダーヨシ : ネイチャーは結果ハッピーエンド感があるんですけど、ハバナイってどちらかと言うとバッドエンド感があるじゃないですか(笑)? 切なさが倍増するというか。まあそれは「フォーエバーヤング」という名曲がそうさせてるというのもあるんですけど。
コロリ : 僕は望月さんに、毎回ハバナイをトリにしてくれって言ってるんです(笑)。なんでかと言うと、それでパーティーを終わりたい。あれって終りの曲なんですよね。最近、おやホロさんとやるときには、先にハバナイがやって「エメラルド」をやって、おやホロがやるって流れが出来ているんですけど、その逆の流れも僕は期待していて。それで最後「フォーエバーヤング」で終わりたいなっていうのはずっと思ってますね。トリだとパーティーの余韻を残したまま会場を後にできるっていう気持ちよさがあるんですよ。
Tuma : おやホロさん界隈の人は、最後はやっぱり「俺たち」をやりたいと思ってると思います。なぜならグチャグチャにして、せのさんヲタとかを怒らせて、それで最後「オレたち!」を歌いたいなって(笑)。
ダーヨシ : ああ~でもそれは勝手にやってもらって。そこに乗っかってほしくないなって(笑)。そんな甘えさせませんよ(笑)。
コロリ : あと、おやホロ、ハバナイの間では、ミックスを潰すというのがファンの中で流行っているんですよ。おやホロのヲタさんは、ハバナイのライヴでもミックスを打つんですけど、僕らはそんなにそれが必要ないと思っているんで(笑)。それが見えたら、やるかっていって潰していて。それが最近表面化してきて、おやホロのヲタさんたちに“あいつらわざとやってる”ってバレてきたんですよ(笑)。
Tuma : おもしろいからあれが見たいという声もあって。今の地下現場だと、「パーンパーン」って2回手を打つとミックスが入るっていうの知っているので、ミックス打たないけど、その現場が見たいがために2回手を打って逃げるというのをやっていて(笑)。
ーーちなみに、どうやって潰すんですか(笑)?
コロリ : 単純に体当たりというのもありますけど、この前のベースメントバーでは口を押さえるという(笑)。
ながちゃん : そういう流れが、おやホロ、ハバナイはできているじゃないですか。それを見た他のヲタの人たちがどういう目線で見るのかなって。正直言いうと、心配でしょうがない(笑)。
一同 : はははははは!
コロリ : ミックス打とうとしたら潰されるんじゃないかって(笑)。
ーーせのヲタの人が一番次々と試練があって大変そうですね(笑)。
ながちゃん : 今日代表で呼んで頂いているのが申し訳ないくらい、僕は楽しめればいいと思っているんで。
Tuma : 先にグチャグチャになってミックスを潰されたりしているのを見たせのヲタさんが、せのしすたぁさんのライヴのときに、ミックスをどうするのかは楽しみですね(笑)。
コロリ : ああ、それ超観たいな(笑)。じゃあもうやるしかないな。
望月 : これはタイムテーブルが重要ですね。
ながちゃん : できれば、限界まで発表しないで頂きたい(笑)。
ダーヨシ : そっちのほうがいいと思う。
ながちゃん : 行かないとわからないくらいの方がね。
コロリ : せのヲタがハバナイをどう受け入れるかっていう問題が大きいなって思います。
ながちゃん : でもなんか、誰を観に来ていてもどのバンドのときでも結果、みんな沸くんじゃないですかね。
ーーこれは、望月さんの役割が重要ですね。
望月 : 今の話を聞いていてタイムテーブルをどうするか思いついたので、楽しみにしといてください。
ーーこの座談会を呼んで行こうと思う人も行くのやめようと思う人もたくさんいる気がするんですけど(笑)。
一同 : わはははは。
Tuma : おやホロさんヲタは、せのさんにミックスで本気ではがされるのを見せられるんだったら、いくらでもやると思います!
コロリ : ただ、ミックスを潰す界隈も4、5人しかいないんで、そこをせのヲタにどれだけ見せられるかというおもしろさはありますね(笑)。
ダーヨシ : ネイチャーはすべてを受け入れます!
一同 : わははははは!
ダーヨシ : やっぱりネイチャーが最強だということで! ありがとうございます!
決戦の日時は2015年5月4日、新宿LOFTにて!!
SCUM PARTY!
2015年5月4日(月・祝)@新宿LOFT
時間 : OPEN 16:00 / START 17:00
料金 : 前売り 2,500円 / 当日 3,000円
出演 : Have a Nice Day! / おやすみホログラム / NATURE DANGER GANG / せのしすたぁ
チケット :
・ぴあ Pコード : 260-372
・LAWSON Lコード : 75470
・eplus
・LOFT
RECOMMEND
眠らない街、新宿歌舞伎町。怪しげなキャッチで溢れる街中の地下2Fに居を構えるライヴハウス・新宿LOFTにて、1月11日(日)24時より開催されたイベント〈NATURE DANGER GANG presents High Tension Party!〉にOTOTOYライヴ・レコーディング・チームが潜入。ライヴ中に服を脱いじゃうとか、暴れまくるとか、巷で噂の8〜10人の集団・NATURE DANGER GANGのライヴをハイレゾでレコーディングしちゃいました。こちとら負けてられないということで、レコーダーを持って客席でモッシュしながらレコーディングを決行。ハードコア、パンクのエッセンスをレイブ、ベース・ミュージックといった音楽に落とし込み、快楽的な部分のみ濃縮還元させた音楽と深夜のテンションが合致したThis is LIVE音源!!
無駄に派手なダーク・シンセ・サウンドと死ぬほど気だるいラップが炸裂するナード・日本語ラップ!!
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