アイドルがオルタナティヴ・ロックで描く2ndアルバム、おやすみホログラム初ハイレゾ配信&インタヴュー
八月ちゃんと望月かなみ(カナミル)からなる2人組ユニット・おやすみホログラムが、前作より約半年ぶりとなる2ndアルバムをリリース。キクイマホ(HOMMヨ、ex.うみのて)、小林樹音(THE DHOLE)、高石晃太郎、吉嶋智仁、タカスギケイ、上野翔(毛玉、箱庭の室内楽)といったインディ・ロック・シーンを支える重要なミュージシャンたちがアルバムに参加、アイドル・シーンの中で異彩を放つオルタナティヴ・ロック・サウンドとグッド・メロディーに磨きがかかった作品となっている。そんな本作をハイレゾ配信。そして、おやすみホログラムの2人とプロデューサーの小川晃一へインタヴューを行った。アイドルとオルタナティヴの融合の先に見えるものとは?
おやホロ、2ndアルバムを先行ハイレゾ配信
おやすみホログラム / 2(24bit/48kHz)
【配信形態】
ALAC / FLAC / WAV、AAC
【価格】
単曲 250円 / まとめ購入 1,500円
【トラック・リスト】
1. 帰り路
2. too young
3. 11
4. underwater
5. our future
6. strawberry
7. ニューロマンサー
※アルバムまとめ購入のお客さまには、歌詞ブックレットがデータでついてきます。
INTERVIEW : おやすみホログラム
おやすみホログラムが、前作よりわずか半年たらずで2ndアルバムを完成させた。初期衝動に満ちたガレージ・ロック調の1stから一転、箱庭的な世界を描いた歌詞とループ・サウンドなどを取り入れた作品となっている。プロデューサーで楽曲製作者の小川晃一に訊けば、すでに3rdアルバム、その先のアルバムまで構想しており、本作はその流れにおける2ndアルバムっぽさを追求したのだという。ライヴではアイドルらしいダンスをするわけでもなく、客席にダイブしクラウドサーフしていく。そんなおやすみホログラムの姿勢について、楽曲について、メンバーの2人と小川に話を訊いた。
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
写真 : 雨宮透貴
アイドル活動自体をアート・ワークにしたい気持ちがずっとある(カナミル)
ーーおやすみホログラムのオルタナティヴ・ロックをベースにした楽曲や、客席にダイブしていくような激しいライヴを観ていると、もはやアイドルということにこだわっていないのかなとも思うんですけど、2人はどういう感覚でやっているんでしょう。
八月ちゃん : もちろん前提としてはアイドルだと思っています。ただ、一般的なイメージとは違うアイドル像を作るのがおやホロの役割かなとは思っていて。壊すっていうよりも広げていくと私は思っているんですけど、どうですかカナミルさんは?
カナミル : 同じだと思います!
一同 : (笑)。
カナミル : 自分の考えを話すのが難しいのでわからない。あまり考えていません。もともと私はアイドルがよくわからないから。
八月ちゃん : 逆に私はほとんど音楽のことを知らなくて、ライヴハウスに足を踏み入れたのもおやホロが初めてなくらいなんです。アイドルに関してもAKB48とかを聴いたことがあったくらいで、でんぱ組.incを聴いたときにアイドルができることの幅の広さにびっくりして。当時、私は美大の油絵を描く学科にいたんですけど、絵を描くことに対して限界を感じていたこともあって、自分の幅を広げるためにアイドルを始めたんです。なので、アイドル活動自体をアート・ワークにしたい気持ちがずっとあって、今もその途中って感じです。
ーー1stアルバム『おやすみホログラム』の反響は大きかったんじゃないですか。
八月ちゃん : 周りの人が安心していました(笑)。アンダーグラウンドでアイドルをやっているって伝えていたので心配されていたんですけど、CDを出したことで周りの友だちから「買ったよ」とか「こういう音楽やってるんだね」って言ってもらえて。私の父と母も安心していました(笑)。
カナミル : 私は周りに(おやホロを)やっているってことは言っていなくて。友だちにも親にも言っていないし、本当にごくわずか3人とかにしか言っていない。だから、周りの反応は全くわからないですね。
ーー周りにあまり知られたくなかった?
カナミル : 知られたくないっていうか、うーん… いろいろ言われるのが面倒臭いなと思って。出身が田舎のほうだから、こういう夢を追いかけるような仕事をしていると、親とかもそうなんですけど、ちゃんとした目で見てくれない人も結構いるから。なので私にとっては、ファンの人の反応が全部です。
ーー4月10日に新木場スタジオコーストで開催された〈ギュウ農フェス Road To 栃木!!! 栃木県への道 大キックオフ~満開!春のギュウ農アイドル祭り~〉では「古臭いアイドル・ソングなんて聞いてないでさ!」とMCで言っていましたよね。
八月ちゃん : あの日はアイドル・フェスだったじゃないですか? もちろん、いろんなアイドルさんがいていいんですけど、私たちはそこの枠からちょっとはみ出ないといけないって気持ちが強い。そういう想いからの言葉だったと思います。
ーーカナミルさんも「はみ出す」っていう気持ちは持っていますか?
カナミル : そうですね。アイドルっていう括りになると詳しくないので偉そうなことは言えないんですけど、最近のロック・バンドはおもしろくないと思っていて。本来ロック・バンドがやることをアイドルがやったら、また違う感覚でおもしろくなるんじゃないか。そういう気持ちから始めたので、他のアイドルに対抗するというよりは、かっこいいバンドと張り合えるようになりたいって感じです。
ーー先日(4月9日)の六本木Super Deluxeでは、アヒトイナザワさんと一緒に演奏をしていましたよね。それこそナンバーガールはオルタナティヴの象徴的バンドですし、それが実現したこと自体に驚きました。
カナミル : 私はナンバーガール世代ではないんですけど、ずっとYouTubeで観ていたような人だから緊張しちゃって。でも、テンションが上がりましたね。グッときちゃったし、今までのライヴで1番楽しかった。アヒトさんは、アイドルに関わるなんて… っていうレベルの人だから、すごく胸が熱くなりました。
急に狂いだして太鼓を叩き始める動画を見せられこれですって(カナミル)
ーーおやすみホログラムはプロデューサーの小川さんと二人三脚でやってきているのも大きな特徴ですよね。なんだったらライヴのステージに小川さんもいますから。もはやメンバーですよね。
カナミル : ライヴの様子を画像で見るとめっちゃウケる。後ろにおっさんがいるから(笑)。
小川晃一(以下、小川) : オケだけ流すのってライヴ感がないじゃないですか。ライヴ感を出すために機材をいじっているんですけど、暇なときはTwitterとかも見ています(笑)。
カナミル : は~? ほんとにクソですね(笑)!
小川 : 「Drifter」とかは、いじる必要がないんですよ。あと、アイドルってリハがないから、ライヴ中にサウンドを調整しています。
ーー(笑)。最初に八月ちゃんが言ったように、前提がアイドルである以上、アイドル的な活動もするわけじゃないですか。その1番象徴的だったのがバス・ツアー(※)で、ネット上で話題を呼びましたよね。
(※2016年3月5日から6日にかけて開催されたおやすみホログラムと共に行くスキー・スノーボード・バス・ツアー。参加費は4万円。メンバーの2人が参加者とは別の車での移動、質素すぎる夕食、タイトすぎるスケジュールなど、参加費に見合わない内容がTwitterを中心にネットで話題となった。)
カナミル : 私たちがバス・ツアーをやったのは、みんなでスキーに行ったら楽しいよねっていうのが発端で、スノボをやってみたいって話になって車で行こうというところからはじまったんです。
八月ちゃん : ライヴがいっぱい入っていてスケジュール的に休むのも難しいから、お仕事にしちゃえばみんなで行けるし楽しいしって単純な理由でした。
ーーそれがTwitterでも大きな話題になってましたね。
小川 : で、話題になってテレビにも出てしまうという(笑)。
ーー(笑)。今作は前作のリリースから短いスパンで完成したイメージがあるんですけど、いつぐらいからレコーディングをやられていたんですか。
カナミル : 2月後半からですね。
小川 : かなりいっきに録ったよね。
カナミル : 1日で全部録りました。
八月ちゃん : 1人ずつだから、2人合わせたら2日。
カナミル : ノイローゼになりました…。
ーー楽曲自体、前作と大きく色が変わったなと思うんですけど、実際に歌ってみていかがでしたか。
八月ちゃん : 前回は明るい感じだったけど、今回は暗い感じと思いました!
小川 : 小学生か(笑)。
ーーあははは。曲を歌う際、小川さんから指示みたいなものはあるんですか? この曲はこういう曲だからみたいなのって。
カナミル : 私はトム・ヨークの動画を観せられました。急に狂いだして太鼓を叩き始める動画とかを見せられて「これです」って言われて「は?」って(笑)。アイドルにそんなこという人いないんじゃないかって。
八月ちゃん : 私、その動画観せられてないです! 完全に何の情報もなかった。
小川 : 最初に歌入れしたのがカナミルだったから。最初に録るほうが大変なんですよ。イメージを作ってから、それに合わせて次のヴォーカルが入るんで、八月ちゃんはカナミルのイメージに合わせているというか。
カナミル : 大変だったんですけど、私はヴォーカルとして曲の枠組みを作るのは嫌いではなくて。小川さんの理想の仮歌とかも含めて、ここで息継ぎをしたほうがかっこいいかも、ってことは言いながら歌いました。
ーー試行錯誤しながら1日で7曲も録ったから、かなり疲弊したんじゃないですか。
カナミル : 疲れました。しかも、小川さんは感覚でやっているから、音の指示とかもピアノの鍵盤じゃないんですよね。音符じゃなく、なんとなくこうって言われてハモったりするので超大変というか。
小川 : わざとズレたりするもんね。
カナミル : そう。ちょっと不協和音っぽくなっているところもあるから難しい。そういう人とやるのって難しいなって思います。
ーーそういう苦労もありながら、小川さんが望むものと2人のいいと思う部分がクロスしてできていったと。
小川 : そうですね。それがないとおもしろくないですね。
家でもイヤホンでちゃんと聴いて涙が出てきてしまったんです(カナミル)
ーーそれぞれ1番思い入れのある曲だったり、大変だった曲を教えてもらえますか。
八月ちゃん : 大変だったのは「too young」かな。小節がわからなくて大変だった。私、曲を流れで覚えているから、これは7小節目だよって言われても「は?」ってなって、ブチ切れました!
ーーブチ切れた(笑)?
八月ちゃん : ちゃんと教えてください! と思った(笑)。「ニューロマンサー」もそうなんですけど、タイミングがつかめない。 今までは「あー、くるぞー」って感じで歌っていたんだけど、今回はそうもいかなくて。ちょっとずつ歌っていくうちにできるようになっていったんですけど、初めてレコーディングで歌った時は「どうしよう…」ってなりました(笑)。
ーーなるほど(笑)。好きな曲はあります?
八月ちゃん : 好きな曲は「ニューロマンサー」です。踊れそうな曲なんだけど、何にもない人たちの話で。ちょっと悲しさもある歌詞だから、グッとくるというか。気持ちを入れて歌いたくなるけど、あまり歌に表情をつける感じの曲でもないし、そこらへんが好きですね。小川さんの歌詞って自分のこと歌ってるわけじゃないから、誰にでも当てはめられると思うんですよ。そのなかでも特に「ニューロマンサー」がぐっときました。
ーーカナミルさんはどうですか?
カナミル : 「帰り路」のドラムって歌入れのあとに録ったんでしたっけ?
小川 : あれはドラムを先に録ってる。
カナミル : そっか。ミックスが終わって出来上がった曲を聴いた時、「帰り路」がすごくよくて。キクイさんがドラムを叩いているんですけど、すごくはまっていて。今までのおやホロでは、女性のドラマーが叩くことはなかったんですけど、しっくりときて感動して。家でもイヤホンでちゃんと聴いて、涙が出てきてしまったんです。すごくいい曲なんで聴いてください!
ーーちゃんと聴いて取材してますよ(笑)。歌を入れる前に聴いても感動したんですね。
カナミル : そう。歌を入れる前もはまっていたんですけど、歌を入れてミックスもされて完成したのを聴くと、やばかったですね。聴く状況とか歌う場所にもよると思うんですけど、それぞれの曲にいいところがあって、歌詞もそれぞれ世界がある。別にどれがすごい特別とかは私はあまりないんですけど、「帰り路」にはそういう思い出があります。
INTERVIEW : 小川晃一
ーー1stアルバムのガレージっぽい音作りと比べると、今作は大きくサウンドが変わりましたね。
小川晃一(以下、小川) : 前作は1stアルバムらしい1stを作ろうと思って、今作は2ndらしい2ndアルバムを作ろうと思って作ったんです。
ーーガレージっぽいサウンドからシンセっぽいウエットな質感への移行は、ストロークスの1stから2ndへの移行に近いなとも思ったんですけど、今作はレコーディングしたバンド・メンバーも前回とは違いますよね。
小川 : 音源とライヴは別物だと思っていて。今まで人にウワモノを任せたことはなかったんですけど今回はたくさん任せています。1曲目の「帰り路」以外の生ベースはほとんど(小林)樹音くんが弾いていて、「帰り路」に関しては、下手なベースが必要だと思って僕が弾いたんです(笑)。これは、アイドルが羅針盤(※元BOREDOMS、現在はROVO、PARAなどで活躍する山本精一が中心となって結成されたフォーク・ロック・バンド)を演奏したらどうなるのかってことをやりたかった曲です。
ーー2曲目「too young」は、歌詞で描かれている世界と時間軸が最終曲の「ニューロマンサー」と同じになっているということですね。
小川 : 去年、Have a Nice Day! に作ってもらった「エメラルド」のアンサー・ソングにしたかったんですよ。ディストピアのなかで前向きな歌を作ろうと思って作った曲です。
ーー続く「11」は雨上がりに夜明けを歩き海に辿りつく話ということで、かなり楽曲に対して細やかなイメージを持たれているんですね。
小川 : これはイメージがありますね。何も歌っていないようなんですけれど、3曲目で「11」ってタイトルを付けていて、そこから8ヶ月後の話っていう裏設定があります。でも、それは僕のスタンスであったり題材を書いているだけで、おやすみホログラムとしての指標ってわけではないんですよ。
ーーいくつかのインタヴューでも答えていますけど、小川さんは中学時代に受けたヒップ・ホップ・カルチャーの影響が大きいですよね。それと同時にオルタナティヴ・ロックの影響もすごく感じていて。おやホロを通してオルタナティヴなスタンスを出したいって思いもありますか?
小川 : さっきカナミルも言っていたけど、バンド・カルチャーが今はおもしろくないから、それを塗り替えてくような存在としてのオルタナティヴになっていきたい気持ちはあります。でも今って、アイドルとかバンドとかあまり意識しないで来るお客さんもけっこういるんですよ。
ーー4曲目の「underwater」は「Drifter」の別視点の楽曲ということですね。
小川 : 僕の歌詞って世界観が全部一緒なんですよ。箱庭の中で起きてることを描いている。要するに、頭の中で描いている世界で起きてることを歌詞にしているような感じなんですよ。なので、「Drifter」と同じような場所で起きてることなんだろうな? と想像して書いてたりしているんですよね。
ーー抽象的な質問ですけど、小川さんが見てる箱庭ってどういう世界なんですか?
小川 : 松本隆さんの『風街ろまん』の歌詞で描かれていたような雰囲気が1番わかりやすいかな。パラレル・ワールドっぽい世界ですね。僕の歌詞って、たぶん誰のことも歌っていないんですよ。そして何をしろとも言っていない。だから、そこに感情移入することができる人もいるだろうし、いろんな解釈があっていいと思います。僕もよくわからないで書いているので、どう捉えてもらってもいいなって。
ーー「our future」は、元ネタの映画がある曲なんですね。
小川 : ありますね。それも、元ネタを箱庭に持ってきて、その中でその人が考えていることを描写している感じです。楽曲的にもその映画をトレースしたらこんな感じになった。さっきカナミルがトム・ヨークっぽくって言われたのはこの曲です。
ーー「strawberry」は、V6の「WAになっておどろう」のアンサー・ソングということを言ってらっしゃいましたけど、どういうことなんでしょう(笑)。
小川 : 歌詞に出てくる〈We dance alone〉って、僕のソロ名義での3rdアルバムのタイトルなんですよ。むしろ、そのラインにしか意味がない。そこだけ意味があって、歌詞や他の部分は意味がないんですよ。
ーー1人で孤独で踊るってことですか?
小川 : 我々はそれぞれの場所で1人で踊り続ける。人生を生きるみたいな意味なんです。
ーーそれは、小川さんがおやホロにかぎらずテーマにしていることですか?
小川 : テーマですね。1人っていうのは。
ーー楽曲的にはベース・ラインが、ザ・ラプチャー「ハウス・オブ・ジェラス・ラヴァーズ」を想起させるポスト・パンク的な楽曲ですね。
小川 : あとは、!!!(チック・チック・チック)とかのイメージですよね。ああいう曲を最近やっている人があまりいないなと思って、普通に4つ打ちのブリブリした曲が聴きたくて作った曲です。
ーーそして最後が「ニューロマンサー」です。これは、残されたものの歌ということですが、小川さんが1人だったり孤独をテーマにしているのはどうしてだと思います?
小川 : 嬉しかったり楽しかったら、曲なんで書かないからじゃないですかね。
ーーこれだけ曲を作っても満たされない?
小川 : いやー、全然満たされないですね。次のアルバムの曲も6曲ぐらいできちゃいましたし(笑)。
ポップでバカで3分の名曲が15曲分入っいてるアルバムを作りたい
ーー(笑)。小川さんにとっての3rdアルバムってどういうイメージですか?
小川 : グリーン・デイの『Dookie』みたいにめっちゃポップな作品が僕のなかでの3rdアルバムなんですよね。ポップでバカで3分の名曲が15曲分入っいてるみたいな。そういうアルバムをすごく作りたいなって。ただ、2ndが思ったよりまともにできたんで、ちょっとまたイメージが変わるのかなって。完成度を上げるのは4枚目かなとも思ってたんですけど、どうなるかはやってみないとわからないですね。
ーーちなみに、いま何作目くらいまで見据えてる感じなんですか?
小川 : 5作目くらいまで考えてるんですけど、おやホロも形態がいくつかあるので。アコースティック・ギターだけのアルバムも今作っていて、それを出したときは別の扱いにするので、それがどうなるかにもよりますね。
ーーアルバム・タイトルを『2』というシンプルなものにしたのは、何か理由はあるんですか?
小川 : 本当は名前を付けたくないんですよ。あぶらだこ(※1983年に結成された日本のロック・バンド。オリジナル・アルバムのタイトルがすべて『あぶらだこ』であり、それぞれジャケットのアートワークに即した通称がある)みたいにしたいというか。ただ、それだと管理がめっちゃめんどくさいんで『2』にしたんです。
ーー名前を付けたくないのは、なんでなんですか?
小川 : うーん。名前をつけるほど、曲のすべてが繋がっていないんですよね。繋がっていたらアルバム・タイトルを与えるんですけど、コンセプト・アルバムじゃないからタイトルを付けないって感じですかね。
ーー小川さんは、今後のおやホロをどういう方向に持っていきたいと考えていますか。
小川 : よくわからないまま2人をおやすみホログラムというグループに引きずり込んだという思いがあるので、まずは2人がちゃんと食えるようにしなきゃなと思っています。自分たちでいろいろ仕事がとれるとか、いろいろな人と一緒に仕事ができるような活動の仕方をしていくのが第一ですね。
ーー小川さん自身はどうしていきたい?
小川 : そこを踏まえた上で、やりたいことを好き勝手やりたいなと(笑)。
ーー(笑)。3rdアルバムは名盤といわれるものが多いので、次作がいまから楽しみです。
小川 : 今年はいろんな名義でめっちゃ音源を出そうと思っていて。アコースティック・スタイルもそうだし、ジャズ・セットもレコーディングしたくて。今年中に3rdも着手して出したいなと思います。さあ、どこまでいくかなっていう感じですね(笑)。
関連作品も配信中
おやホロ、初フル・アルバム
おやすみホログラム / おやすみホログラム
【配信形態】
ALAC / FLAC / WAV、AAC / MP3
【価格】
単曲 250円 / まとめ購入 2,000円
【トラック・リスト】
1. Plan
2. Before
3. Drifter
4. Machine song
5. note
6. 揺れた
7. 夜、走る人
8. forever young(Have a Nice Day! cover)
9. tab song
10. 誰かの庭
※アルバムまとめ購入のお客さまには、歌詞ブックレットがデータでついてきます。
「エメラルド」のレコ発にして封印パーティをハイレゾにて配信スタート!!
おやすみホログラム / エメラルド〜おやすみホログラム×Have a Nice Day! "エメラルドEP" リリースパーティー@渋谷WWW(24bit/48kHz)
【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC
【配信価格】 まとめ価格 1,000円
収録曲 :
1. Befotr
2. 夜走る人
3. Last Dance
4. Note
5. Machine Song
6. Drifter
Have a Nice Day! / エメラルド〜おやすみホログラム×Have a Nice Day! "エメラルドEP" リリースパーティー@渋谷WWW(24bit/48kHz)
【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC
【配信価格】 まとめ価格 1,000円
収録曲 :
1. ソンビパーティー
2. too long vacation
3. fuck yesterday
4. 秘密警察
5. Are You Ready?(suck my dick)
6. フォーエバーヤング
7. エメラルド
ハイレゾについてはこちらから
「エメラルド」のハイレゾ配信もしています!!
Have a Nice Day! × おやすみホログラム / エメラルド(24bit/44.1kHz)
【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC
【配信価格】 単曲 200円 / まとめ価格 1,000円
収録曲 :
1. エメラルド
2. Drifter(Have a Nice Day! remix)
3. ロックンロールの恋人
4. 夜、走る人
5. フォーエバーヤング(おやすみホログラム cover.)
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LIVE SCHEDULE
おやすみホログラム セカンド・ワンマン・ライブ「2」
2016年6月15日(水)@渋谷TSUTAYA O-WEST
時間 : OPEN 19:00 START 20:00
料金 : 前売 3,500円 当日 4,000円
PROFILE
おやすみホログラム
2014年9月より現体制で活動を開始。
八月ちゃんと望月かなみからなる二人組ユニットだが、オルタナティヴなバンド・セットやアコースティックセット、ラッパーのハハノシキュウとのコラボなど、ライムベリーのMC MIRIと八月ちゃんのユニット「8mm」など、様々なジャンルをまたいで活動中! また個人として八月ちゃんは美術家として個展やTシャツなどのデザインを手がけ、望月かなみは趣味のゲームを活かしたイベントを組んでいる。