福岡出身のジェフ・バックリィ!? 戸渡陽太がメジャー・デビュー作で描く「世界が一瞬で変わって見える瞬間」
福岡出身のシンガー・ソングライター、戸渡陽太が、メジャー・デビュー・アルバムを東京スカパラダイスオーケストラのレーベル"JUSTA RECORD"よりリリース。楽曲プロデュースに深沼元昭、高桑圭(Curly Giraffe)、mabanua、阿部芙蓉美、レコーディング・ミュージシャンに茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)、白根賢一(GREAT 3)、渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)といった錚々たるアーティストを迎え、約1年をかけて制作されたこれ以上ないデビュー作。同作をハイレゾ配信するとともに、戸渡陽太のパーソナルに迫るインタヴューを掲載する。自分自身リスナーへ向けて楽曲を届けることに意識的になった戸渡の変化とは? 期待の新人が、いま羽ばたく!!
1stフル・アルバムを配信
戸渡陽太 / I wanna be 戸渡 陽太
【配信形態 / 価格】
[左]24bit/48kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
単曲 540円(税込) / アルバム 3,348円(税込)
[右]16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC / MP3
単曲 257円(税込) / アルバム 2,100円(税込)
【トラック・リスト】
1. Beautiful day
2. Sydney
3. SOS
4. Nobody Cares
5. ギシンアンキ
6. Nora
7. さよならサッドネス
8. 青い人達
9. 木と森
10. すべては風の中に
11. 世界は時々美しい
12. グッディ
INTERVIEW : 戸渡陽太
自分の話で恐縮だが、僕は福岡という街が好きだ。年に2、3回は遊びにいく。2年前くらいの話。天神のライヴハウス、ブードゥーラウンジを訪れたとき、たまたま見たフライヤーに戸渡陽太の名前をみつけた。ほぼ同時期、インディ時代の音源流通をしていたスペースシャワーネットワークの担当者からも「俺の人生を変えるアーティスト」という形容のもと、戸渡陽太の名前を聞くことになった。気になって観たYouTubeでの弾き語りの様子は、しゃがれた声とギラギラとした殺気を帯びたような雰囲気で、たしかに独特なミュージシャンだと思ったものの、はたしてオーバーグラウンドで活躍することができるのか、その未来はみえなかった。
それから約2年後。取材のために戸渡陽太と対面した場所は、六本木にある泉ガーデンタワー内にあるavexのインタヴュー・ルームだった。目の前にいる彼は、見た目からして洗練されていて別人のように見えた。そして、今回取材する対象となるメジャー・デビュー・アルバムもまた、当時のイメージとは違うものだった。もちろんもともと彼が持っていたイメージーー初MV「マネキン」のギター侍と形容されるような和な雰囲気、MV「世界は時々美しい」に映る朴訥とした青年ーーの楽曲もこのアルバムには収録されている。しかし、その変化の理由は、メジャー・デビューという外的要因よりも戸渡の意識の変化によるものだった。まだ見たことのない人は、「世界は時々美しい」のMVを見たあとに下記のインタヴューを読み始めてみてほしい。
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
自信を持って「僕はこう思うけどどうかな?」と投げかけられるようになった
ーー久しぶりにお会いしての第一印象なんですけど、垢抜けたというかイメージが大きく変わりましたね(笑)。
戸渡陽太(以下、戸渡) : よく言われます(笑)。自分では意識が外に向かっているからなのかなと思っていて、1年かけて制作していく中で自分が作った作品を「聴いてほしい」「共有したい」という気持ちになっていったんです。インディ時代の2作は内に向かってた感じがあったけど、今作はリスナーのことを意識して書いた詞も多いし、ベクトルが外に向かっているから印象が変わったのかなと思います。
ーーそもそも戸渡くんは高校生のころに三味線のような音がする3万円のギターを買って地元の橋の下で暗闇に向かって歌っていたんですよね。
戸渡 : 地元に宗像ユリックスっていう天然リバーヴがかかるような場所があるんですけど、夜中に「わー!」って1人で誰もいないところで歌っていました(笑)。
ーーあははは。それにしても好きな音楽にトム・ウェイツや浅川マキ、エリオット・スミス、ショパンなどをチョイスしているところが24歳としては通ですよね。
戸渡 : 最初に仲良くなったのがブラック・ミュージックが好きな人で、そこからいろんな話を聞いてアル・グリーンなどのアーティストを掘り下げていったんです。自分でも福岡のタワーレコードとか新星堂によく行って試聴機にかじりついて、少ないおこづかいをはたいて買ったりとかしてましたね。
ーー高校生時代からブラック・ミュージックはしっくりきたんですか? もっとわかりやすい音楽に耳がいく時期なのかなとも思うんですけど。
戸渡 : いやー、当時は自分の楽曲制作のために見聞を広げたくて、いいと言われている音楽を無理矢理にでも聴いていく感じでした。不思議なもので、そうこうしているうちに好きになっていくんですよね。僕はジェフ・バックリィがすごく好きなんですけど、高校生の頃に渋谷のチェルシーホテルでライヴをしたとき、後にすごく仲良くなるカメラマンさんから「ジェフ・バックリィに似てるね」みたいなことを言われて聴いてみたんです。最初はふーんと思うくらいだったんですけど、3、4ヶ月後くらいに「ジェフ・バックリィっていうすごい人がいて」みたいに福岡の地元の友だちに言われてもう1回聴いてみたら、これはすごい!! ってなって。そういう感じでブラック・ミュージックも1回聴いたあとに、とにかく聴きまくりました。
ーーそもそも、どういうきっかけで自分で曲を作りたいと思ったんでしょう?
戸渡 : もともと音楽を聴くのも好きだったし、別に自意識過剰とかではないんですけど自分でも作れそうだなって思っていたんですよ。詞が頭のなかに浮かんでいたので、言葉をのせたらどうなるんだろうっていうのが始まりでしたね。
ーー当時はフラストレーションみたいなものを吐き出すことが多かった?
戸渡 : 多かったと思います。学生時代はあまりいい経験がなくて。自分の中にある「名前のない感情」みたいなものを1つ1つ言葉にして歌うというか。つい最近までそうやって歌っていることが多かったと思うんですけど、最近は外に向かって歌うようになってきて。ライヴに関しても、今まではステージ上で自分との戦いをお客さんに見てもらうみたいな感じだったんですけど、いまはすごく共有したくなっていて、そこからライヴが変わったなと思います。
ーーそれって内に向いていたものを全部出し尽くしちゃったところもあったり、その反動だったりもするんですかね?
戸渡 : その感覚もあるかもしれないですね。ただ、内に向かって一生懸命掘り下げて見つけてきたものを出せるようになったのかもしれないなと思っていて。例えば「Beautiful Day」っていう曲は「僕が思う美しい瞬間ってこうだと思うけど、こうじゃない?」みたいな感じで提示している。前までは自信がなかったり、提示する活力がなかったから内に向かっていたと思うんですけど、今は自信を持って「僕はこう思うけどどうかな?」と投げかけられるようになったんです。
欲に忠実に生きるようになった
ーーそういう変化のきっかけとして、福岡から東京に出てきたっていう環境の変化もあるんじゃないですか?
戸渡 : それはあるかもしれないですね。ただ正直、出てきた頃はあまり人と関わりたくない時期で、ミュージシャンから避けるために辺鄙なところに住んでいました(笑)。
ーーわかります!! プライベートで知り合いに会いたくないってことありますよね。
戸渡 : あと、僕はお酒が好きなので、お酒がある生活から逃れるためというのもありました(笑)。今は人と関わりたいというか、音楽系以外の人と遊ぶことが増えましたね。話は変わるんですけど、この前、ソフトクリームがすごく食べたくてイライラしていたときに、食べたら不思議とスっとして。そういうことってあると思うんですよ。人と関わりたくない時期があったら関わりたくない何か理由があるんだろうし、人と関わりたい時期は関わりたい時期で自分の欲する何かがあるんだろうし。そういう欲に忠実に生きるようになったというところは変わりましたね。
ーー自分の気持ちに素直になれたのって、何がきっかけだったんでしょうね。
戸渡 : それがわからないんですよね。東京に出てきて制作で人と関わることが増えたんですけど、楽しいことと辛いことはフィフティで(笑)。「Sydney」っていう曲は詞を何度も書きなおしたりして辛いことも多かったんですけど、楽しいこともあって。今回、新たにプロデューサーにCurly Giraffeさんとmabanuaさんが参加してくれて、阿部芙蓉美さんは曲も書いてくださって。あとは白根賢一さんと渡辺シュンスケさん、茂木欣一さんというすごいミュージシャンが関わってくださって、そういう方たちと間近で関わることですごく面白いことが多かったし、もっと話したいということも多くて。スタッフ陣と話し合いを進めていくことも多くて、そういうなかで自然と外に向いていったのかなと思います。
ーー第一線で活躍されているミュージシャンの方と関わられたっていうのは、すごく大きな経験ですよね。
戸渡 : 財産だと思いますね。さっき、1人で橋の闇の中で歌っていたって言いましたけど、僕の肩書きはシンガー・ソングライターなんですよ。その呼び方はあまり好きじゃなかったんですけど、それっていままでは1人だったから化学反応を体験したことがなかったからなのかなと思って。今回はそこが違って、例えばですけど、白根さんとの会話で「これどうなってるの?」「あー、あれがあれです!」「そうです!」で通じるってことも多くて(笑)。そういうのすごい楽しかったですね。
ーー「水曜日のダウンタウン」という番組で空手家が「押忍」だけで日常会話をしている回がありましたけど、それに通じるものがありますね(笑)。ブログでも書いてましたけど、引き算で曲を作るんじゃなくて、自分以外の要素を足していくことで今回のアルバムは完成したところもあるんじゃないですか。
戸渡 : そうですね。それって、外だけじゃなくて内にも探してたんだなという感じがします。今回で見つけ終えたわけじゃないんですけど、自分のなかに向かう段階を終えて、外に探しにいくようになったのかもしれないなって。
茂木欣一さんに録ってもらったドラムの音だけ聴いて泣いてしまった
ーー外に探しにいくといえば、戸渡くんはワールド・ミュージックだったり、非西洋圏の音楽もよく聴かれたりしていますよね。
戸渡 : 好きですね。ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンとかマリアム・ハッサン、アイリス・ケネディっていうアイリッシュの人とかもすごく好きでよく聴いています。
ーーそれも見聞を広げるっていう動機から始まってるんですか?
戸渡 : 見聞を広げるという段階は終わったあとの話ですね。洋楽とか日本の音楽って、なにかしらの音楽から影響を受けて出来上がったものが多いじゃないですか? 僕もそうだと思うんですけど、そういう音楽しか知らなかったときにヌスラットと出会って、1曲1時間くらい尺がある曲を聴いたら、他の音楽が華奢に聴こえるなと思うくらいすごかったんです。なんでかな? と思ったとき、それが純血だからだと思ったんですよ。多少なり異文化とのコンタクトがあるとは思うんですけど、昔からずっと続いている音楽が現世まで受け継がれている。そういう太古から続いている音楽のパワーみたいなのを感じた気がしました。
ーーそういう意味では、今作に収録されている「ギシンアンキ」は和のテイストを感じる曲ですけど、伝統音楽のようなものを意図的に取り入れたりしたんですか?
戸渡 : たぶん、これまでに聴いてきたものが自分の中に入って無意識にミックスされて出ちゃったのかなと思うんですよ。もちろん意図的に作る場合もあるんですけど、そういう和の部分は無意識だったと思いますね。
ーーそもそも「マネキン」のようなギター侍的な和のイメージが戸渡くんにはあったから、今回のリード曲「Beautiful Day」を聴いたときのギャップは大きかったです。
戸渡 : 「Beautiful Day」は僕がピアノを弾いて作った曲なんです。1年半前くらいから譜面を見ないで本格的にショパンを練習していて。実はフラれたきっかけで始めたんですよ。それだけが理由ではないんですけど、失恋を忘れられるかなみたいなところではじめた部分もあって。音楽ってそういう切なさと密接に関係してるのかなと思う時があるんですよ。僕の知り合いにギターは上手いけど全然響かないなって人がいたんですけど、とある日、めっちゃいいギターを弾いていて。なにかあったんですか? って聞いたら、あんまり言えないんですけどけっこう大きな出来事があって。それでいいギター弾いてるんだ! と納得しました(笑)。
ーー気持ちとプレイは密接に関わっていると。
戸渡 : 音楽って目に見えない何かがあるじゃないですか? そういうものを大切にしたいなと思っていて。「Sydney」はサウンドも歌録りもフィックスしているなかで、最後にレーベルの先輩である茂木欣一さんにドラムを録ってもらってトラック・ダウンしようって流れだったんですよ。そしたら本当にすごいプレイで、ドラムの音だけ聴いて泣いてしまったんです。結果パワー・バランスがおかしくなっちゃって、トラックのギターも歌も録り直したんですよ。だからといって紆余曲折したことが無駄じゃなくて、全部がバックグラウンドになっている。
幸せって実は目の前にあって、探せばいろんなベクトルの幸せがあるはず
ーー今作に収録されている12曲は1年かけて録られたわけですけど、コンセプトを持って作ったってよりも、これまでの戸渡陽太を表すような作品になっていると考えていいんでしょうか。
戸渡 : アルバムのタイトルが『I wanna be 戸渡陽太』で、へんてこって言われるんですけど、大きなコンセプトがあって作ったアルバムではなくて、今まで長い間作ってきた曲たちと今聴いてほしい曲を作って収録した作品なんです。質問の答えとしてあっているのかわからないんですけど、自分が自分じゃない感覚がずっとあって。名前のない感情に一つ一つ歌詞なのか詞なのか名前をつけていって、作曲を通して自分というものを解明していく。そうしていくうちに戸渡陽太が形成されていっている気がするんです。作曲自体が「戸渡陽太になるための行為」なのかなという思いがあって、そういう曲が多く入っています。
ーー曲を作り始めたきっかけの一つとして、自分がなにものなのか? を探るという動機もあったんですね。
戸渡 : みんな少なからずそういう感覚はあると思うんですよ。24、5歳って、わりと大人になる年齢じゃないですか? ぼやけてたものにピントがあってくるというか。「すべては風の中に」って曲は、高校を卒業したくらいにピアノでAメロとBメロだけ完成させていたんですよ。でもサビだけはずっと完成しなくて、去年の10月にやっとサビが完成したんです。曲にもタイミングがあるんだと思って、曲がそう言っているみたいな感じでした(笑)。今の時代はピリピリしていると思っていて、それはきっと皆自分自身に対しての不甲斐なさとかを抱えているからだと思っていて、でもそんな自分さえ許していこうよとか、愛していこうよってことを言いたくて。そうやって周りの人も自分さえも許して愛していけたら人生ってよりよく変われるんじゃないかなっていうアルバムになっています。あと、作り終えた後に気がついたんですけど、「イントゥ・ザ・ワイルド」っていう映画が僕はすごく好きなんですね。主人公がすごく魅力的な人なんですけど、両親が不倫している家庭で育った為に主人公の青年は斜めからしか物事を見れない。だけどすごく真っ直ぐな情熱を持っていて、その情熱で自分が火傷しそうなほど熱い子なんですよ。ある日、お金や自分の名前、自分を証明するものを全て燃やし、自分のことをアレキサンダー・スーパートランプと名乗ってヒッチハイクで移動して、アラスカを目指すんですが、皮肉にも最後にアラスカの地で自分の求めてた答えを見つけて死んじゃうんですよ。それは全てを許した時に愛を知るという事。僕もそうやって自分に対して求めているのかはわからないんですけど、このアルバムを総括するものは許していこう愛していこうってことなのかなと思っていて。
ーー『I am 戸渡陽太』ではなく、『I wanna be 戸渡陽太』というのが象徴的ですよね。戸渡くんは、まだまだ自分の追い求めている最中なんだなって。
戸渡 : そうですね。アレキサンダー・スーパートランプはヒッチハイクで自分を探していたんですけど、僕は作曲という旅をして自分を探しているのかもしれない。まだ完璧に見つけきれたわけじゃないけど、発信だったり共有ができるわけじゃないですか。そういった中で僕はメジャー・デビューをするのは不思議だなって。
ーーといいながら、最後の楽曲「グッデイ」は阿部芙蓉美さんの作詞・作曲です(笑)。これがまた意外で。
戸渡 : カヴァーも好きなんですよ。この曲も今の時代にすごい響く歌だなと思っていて。今ってSNSとかもあって、すごいめまぐるしいじゃないですか。これはあんまり言いたくないんですけど、熊本の震災も忘れられるのが早いなと思っていて。僕は地元が近いし、友だちもいるし、すごく心配で。さらに言えば、東北の震災だって忘れるスピードが早いよなって思うんです。それくらいめまぐるしくて。でも忘却できないと人は進めないんだろうなっていう気持ちもある。忘れることが悪いことではないと思うんです。ただ、幸せって実は目の前にあって、探せばいろんなベクトルの幸せがあるはずなんです。「グッデイ」はここにある幸せを気づかせてくれる歌だなと思うんですよ。なので毎回のライヴで会場にいる人がそういうことに気づくように歌っています。ちなみに、僕バージョンより阿部芙蓉美さんバージョンの方が好きなんですけど(笑)。
ーーあはははは。
戸渡 : 本当にアルバムの最後のトリしめくくるのにふさわしい曲だと思っていて。最初、アルバムの真ん中に入れるって案もあったんですけど絶対最後がいいですって言って、そうしました。この曲には「世界」っていうワードが出てくるんですけど、こういう優しい側面の世界は僕の曲の中にはないなと思っていて。君が〈何気ない日々を過ごすことがいちばんのしあわせ〉〈君が泣くたびにいつもそう思っているよ〉って。自分で歌っていても、たしかにそう思う瞬間があるんですよね。一瞬で世界の見え方が変わることってあるんじゃないかなって。
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LIVE INFORMATION
戸渡陽太10番勝負 ~Vol.7~
2016年6月18日(土)@渋谷STAR LOUNGE
時間 : OPEN / START 17:00 / 17:30
料金 : 前売 2,500円
PROFILE
戸渡陽太
枠に収まらない感性の放出で歌を紡ぎ出し、唯一無二な声を武器に独自の世界へと引き込むシンガー・ソングライター。
高校に入り、歌を作り、歌うことに興味を持ち、ギターを弾き始める。 ギターを弾き始めてすぐにオリジナル曲作り、地元福岡のライヴハウスのステージに立つようになる。 その後、「閃光ライオット」をはじめとする各種オーディションを受け、全国各地のライヴハウスでの経験も積みながら、 徐々にその演奏スタイルとパフォーマンスを身につけ、注目を集めるようになる。
2013年、〈MINAMI WHEEL」に初出演。
2014年、ロッキング・オン主催のコンテスト〈RO69JACK〉にて入賞。
同年11月には初の全国流通盤となる『プリズムの起点』を発売。
地元・FM福岡「Hyper Night Program GOW!!」のマンスリーレギュラー出演を始める。
2015年、iTunes「NEW ARTIST スポットライト」に選出。
3月にデジタル・シングル『世界は時々美しい』、 6月には2nd EP『孤独な原色たち』を発売。
〈SUNSET LIVE〉〈MUSIC CITY TENJIN〉〈HAPPY JACK〉〈MUSIC CUBE〉〈NEKOFES〉〈SAKAE SP-RING〉〈SWEET LOVE SHOWER〉 〈MINAMI WHEEL〉など全国各地の大型フェスへも出演を果たす。 10月からは、名だたるミュージシャンとの一対一の“勝負”をコンセプトにした自主企画「戸渡陽太10番勝負」を開催。
そして、2016年6月15日、JUSTA RECORDSよりメジャー・デビュー。