昭和ピンク歌謡界の生きた伝説、リバーシブル吉岡ーークリトリック・リスよりベッド・インより早かった男
尼崎が生んだ昭和ピンク歌謡界の生きた伝説にして貴公子(既婚)、リバーシブル吉岡が、4年ぶりの新作『ノーリターン』をリリース。スーツ姿に仮面という怪しいルックスで展開する独自のピンク歌謡の世界と下ネタを華麗に歌い上げるイケメン・ヴォイスは唯一無二の世界観。キュウソネコカミやアルカラ、ミズタマリがコメントを寄せるなど、音楽業界にもファンが激増中?! そんな隠れファンの1人であるケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)によるリミックス「CKB-ニコタマミッドナイトRemix-」も収録した同作をOTOTOYでは完全独占でハイレゾ配信!! そしてリバーシブル吉岡へのロング・インタヴューも敢行。リバーシブル吉岡を知りたかったら、まずはこのページから。想像以上にイイです!!
ハンカチとティッシュなしには聞けない今最も涙腺と腰にくる日本の歌
リバーシブル吉岡 / ノーリターン(24bit/48kHz)
【配信形態】
ALAC / FLAC / WAV (24bit/48kHz)、AAC
【価格】
単曲 270円(税込) アルバム 1,944円(税込)
1. さきっちょだけAから
2. CKB -乳首の呪縛-
3. 誘ってる
4. 慈悲心
5. ふるさと
6. ラヴ・インスパイア
7. AM2:00
8. KEJIME
9. CKB -ニコタマミッドナイトRemix-
※「CKB -ニコタマミッドナイトRemix-」のみ、16bit/44.1kHzの音質となります。
INTERVIEW : リバーシブル吉岡
歌謡曲調のメロディ、下ネタを盛り込んだ歌詞、あえてカラオケのようにチープなサウンド。それらが三位一体になった究極的にナンセンスな音楽が、リバーシブル吉岡の発明した世界観である。聞き覚えのある90年代J-POPのメロディをギリギリの力技で引用していく様は、もはや下ネタ界の嘉門達夫と言ってもいい。ところどころに隠された90年代J-POPへのオマージュにクスリとさせられながら、下ネタからのどんでん返しにハラハラし、なぜだか一瞬感動させられてしまうこともある。スルーしたくても耳に入ってきてしまう妙な中毒性を持ったアルバムを作り上げたリバーシブル吉岡とは何者なのか? 彼のキャリアにおいて、ほぼ初のロング・インタヴューをお届けできることを光栄に思う。
インタヴュー&文 : 西澤裕郎
写真 : 関口佳代
エロに関する執着がすごかったんですよ
ーーリバーシブル吉岡がどのように誕生したのかを探っていきたいんですけど、もともと音楽活動をしていたことはあるんですか?
リバーシブル吉岡(以下、吉岡) : 大学3年生までバンドをやっていたんですけど、周りにかっこいいバンドがたくさんいすぎて勝てる気がせず、眠れない日が続いたんです。最終的に「かっこいいロック」がなんなのかわからなくなって、メンバーに話して解散しました。ただ、すぐにでも音楽活動自体はやりたかったので、いまのスタイルを1人ではじめたんです。
ーー1人になる前のバンドは、ピンク歌謡の要素を盛り込んでいたんですか?
吉岡 : エロさの微塵も感じさせない爽やかなギター・ロックでした。
ーーあはははは。なぜ、またこのスタイルに転換を(笑)?
吉岡 : エロに関する執着がすごかったんですよ。毎月エロ本を買っては溜めていっちゃうタイプで、あまりに増えすぎた結果、隠すところがなくなり本棚に並べているくらいの感じでした。それらのエロ本から得た知識を発散するために、やり始めたといっても過言ではないです。
ーー(笑)。女の子と接するのは苦手だったんですか?
吉岡 : まさにそうですね。20歳まで性行為をしたことがなかったので、遅れてきた青春というか、そういう部分は楽曲にも出ていると思っています。ハッピーな曲より、性に対する内気な欲求が出ていたんじゃないかな、と。
ーー当時、GOING STEADYの「童貞ソー・ヤング」みたいに童貞をモチーフにした曲もあったわけじゃないですか? 童貞を失いたいという気持ちとともに、失うことで自分らしさを喪失してしまうような気持ちもありませんでしたか?
吉岡 : 今でこそ、戻れるなら戻りたいって気持ちもありますけど… そのとき僕は、めちゃめちゃ包茎だったんですよ。
ーーはい(笑)?
吉岡 : 真性包茎だったんです。それが原因で女性に対して臆病になっていたというか、コンプレックスが半端なかったんですよ。「ホットドッグ・プレス」(※若者男性のための情報雑誌。2004年休刊)に「包茎は悪だ」「すぐに病院に行って手術をしろ」っていう感じで書いてあって。親に言ってお金を出してもらうわけにもいかないから、死ぬまで包茎で女性に対して臆病なままだと思ったんです。でも、僕は克服することができたんです。自分の努力で。
ーー努力で克服できるんですか!?
吉岡 : できます!! 包茎で悩んでいる人に声を大にして言いたいんですけど、頑張って剥く癖をつければ、ちょっとずつ解消していきます。僕の場合、18、19歳くらいに克服したんですけど、それによって初めて自信がついて。振り返ってみると、中学校の頃とかにギターを弾けるのが僕しかいなかったので、休み時間には音楽室で女の子に囲まれて歌っていたんですよ。でも、自分は真性包茎だっていう気持ちがあったので、一切女の子に手を出すこともなく、告白されてもすべて断っていました。18、19くらいの時に、ようやくそこから解放されたんです。
ーー人知れず、そんなターニングポイントを迎えていたわけですね(笑)。大学卒業後は、仕事をやりながら音楽活動を続けていったんですよね。
吉岡 : そうですね。某楽器店で3年間くらい正社員として楽器を売りつつ、月1本くらいのペースでコツコツとライヴをしていました。リバーシブル吉岡の活動自体は2003年くらいからやっているんですけど、最初の5年くらいは神戸から出ずにやっていたんです。なので、神戸に魔物がいる!! みたいな感じで、ツアーで対バンするバンドがことごとく崩れていくみたいに噂が広がっていって。
ーーそこから活動範囲を広めたきっかけはなんだったんでしょう。
吉岡 : BM.3(※本作のリリース元でもある流通などを行う会社)さんから「1枚目のCDを出そう」っていう話をもらった時に、CDを出すならちゃんとやらなきゃダメだなと思ったんですよ。神戸にとどまってるっていうこと自体がダメというか。それまではオファーが来てもコミュニケーション能力が低すぎて全部断っていたんです。SMのイベントに誘われても「すみません、僕そういうのじゃないんで…」って丁寧に断わり続けていて。ちょっとずつそういうのも受け入れるようにして柔軟にイベントに出だしたら、外に向かって紹介される機会が増えていったんです。
ーーそれこそ、クリトリック・リス(※1)のデビュー前から活動しているんですよね?
吉岡 : そうなんです、スギムさんより全然前なんですよ。僕は家庭もあるので細々とやってきた結果、新人みたいに見えているだけで。
※1 クリトリック・リス : 下ネタのナポレオン。光る黒パンツ一丁で、全国津々浦々をめぐるスギムによる魂の叫びは、笑いながら胸を打たれる熱さを持つ。
「トラックがかっこいいよね」って言われるのは意味がない
ーーリバーシブル吉岡のサウンドは、カラオケっぽい感じがするというか、マニアックにならないよう気をつけているのかなとも思ったのですが、そのあたりどういうこだわりがあるんでしょう。
吉岡 : 僕は自分のことをヴォーカリストだと思っていて。歌の表現とか内容や言葉に8割くらい力を入れていて、オケに関しては2割くらいしか重きを置いていないんです。DTMとかでちゃんと作ればもっといい音源も作れると思うんですけど、「あの人はすごく音がいいよね」とか「トラックがかっこいいよね」って言われるのは僕の活動としあまり意味がなくて。僕が聴いてもらいたいのは、そこよりも歌詞であったり歌のメロディであったり展開で。ドラマを見てほしいんです。だから、あれ以上クオリティも上げることもないし下げるつもりもないんですよね。
ーー2003年に活動をはじめて、今回がようやく3rdアルバムとなります。わりと曲を作るのに時間がかかるんでしょうか。
吉岡 : 前のアルバムを作ってから4年間経つんですけど、3年くらい曲ができなかったんです…。2枚目を出した時に、楽曲の展開や雰囲気をおもしろいねってたくさんの方に言ってもらえたんですけど、それを勝手にプレッシャーに感じてしまっていて。お客さんに喜んでもらえるような曲を作らなきゃ意味がないと思っちゃったんです。要するに、お客さんに視線が向いちゃったんですよ。そんな状態がしばらく続いていたとき、実家に帰って昔作ったデモを聴いてみたら、尖り過ぎていて手がつけれない音楽だったことに気がついて。まさに、対バンしたら嫌なアーティスト。笑える要素よりも、怖いって要素のほうが強かった。それを聴いたとき、人に認められるとか云々よりも、自分が持っているものを形にしたいって気持ちでやり始めたことを思い出したんです。そこから、「こういうのがほしいでしょ?」とか「こういうのが好きなんですよね?」みたいな、お客さんを向いた曲の作り方をやめたんです。
ーー自分の過去のデモ・テープを聴いたことにより、リバーシブル吉岡の本質を思い出したわけですね。
吉岡 : そうですね。自分でも知らず知らずのうちに曲に意味をもたせようとしてしまっていたんです。本来、意味なんてなくていいと思っていたんですよ。自分がおもしろいなと思ったことをやればいいと思ってからは、すらすらって書けましたね。もちろん、1つ1つにはドラマがあって、100人のうち1人くらいは何十年か後に口ずさめるような引っ掛かりのある曲になればいいなと思って作っています。
ーーただ… 聞き覚えのあるメロディだったりフレーズがいくつかあったのですが(笑)。
吉岡 : そういうのも、昔はけっこう多かったんです。4年前にアルバムを出したときに、人様に迷惑がかかるからオリジナリティでいこうという気持ちも出てしまっていて、それが僕の中で障害になっていたんです。今回は、BM.3さんが怒られるだけだと思うことにして(笑)、初心にかえって僕がおもしろいと思ったフレーズはそのまま使うことにしました。お客さんの予想を裏切りたいし、期待にも応えたい。さらに、期待を超えて予想も裏切っていきたかった。たぶん、お客さんは、僕の楽曲にはエロい要素があるという想像の上で聴いているんですよ。だから、ある程度はお客さんの求めているものは与えてあげたい気持ちもあって。予想できることって気持ちがいいんですよ。僕も映画を観ていて、どんでん返しがありますっていう前フリのあとに、自分の思っていた通りのどんでん返しがきたら、ああ、やっぱりね!! っていう気持ちよさがある。それに加えて、気持ちよさをもう一歩飛び越えたものも今回のアルバムには絶対に入れたくて。ある程度はこうなるだろうなっていう予想もさせつつ、絶対にそれを越えるっていう要素を全曲に入れました。
エロい話に持っていくんだろうなっていう予想を確実に覆す
ーー歌詞にはかなりのこだわりを感じますね。
吉岡 : そうですね。歌詞に一番時間がかかってますね。僕の歌詞の書き方は、小説のように全部文章を書いてから楽曲に当てはめていくやり方が多いので、シナリオを考えるのに時間がかかりますね。まずは身近な人だったり、全然知らない人、芸能人、誰か1人をペルソナ化して、その人だったらこういう歌を歌うかなとか、こういうことを考えるだろうなっていうことを想像しながら組み立てて、一つの物語を作っていくんです。
ーー今作では「AM2:00」が、すごく意外性に富んでいて笑いました。
吉岡 : この曲は難産だったんですよ。ネタばらしになっちゃうんで直接聴いてほしいんですけど、絶対にこのフレーズでやりたかったんです。もともとオカルティックだったりホラー要素が好きなので、そういうものこのフレーズと組み合わせたかったんです。
ーー想像を超えてくる部分が強烈ですよね。突然、湘南乃風っぽいコーラスが入ってくるのには吹き出しました(笑)。
吉岡 : あれは、レコーディングで7人分くらいのヴォーカルを録っているんです。何回も「もう1人分いきましょう」と言われて、いろんな声で歌っていて。僕はそんなにヴォーカルを重ねる気なかったんですけど、エンジニアさんに言われてどんどん重ねていくうちに、合唱団みたいな感じになりました(笑)。曲の出だしで、オマージュ系が好きな人がずっこける感じになり、ああなるほどね、そういう話なんだとなってから、エロい話に持っていくんだろうなっていう予想を確実に覆す。さらにあと1回、楽曲自体をひっくり返すっていう(笑)。
ーー途中で一瞬、めちゃめちゃシリアスになりますよね。えっ… て。
吉岡 : あの瞬間、正気に戻させられると思うんですけど、お客さんを1回ひかせたいんですよ。それを最終的にばかばかしく消化していく。
ーー「ふるさと」も、最初のフレーズは懐かしいですよね(笑)。きっと、リバーシブル吉岡さんが10代で耳にしたものがベースになってるんだろうなって。
吉岡 : そこは大きいですね。僕ら世代の人がワン・フレーズを聴いたときに、「これ、聴いたことがある!!」ってなる曲が1番いいと思うんですよね。音楽がバブルだった90年代に流行った曲って、ど頭のフレーズとかサビのフレーズのインパクトがすごく強い。それを使いたかったし、くすりとできると思ったんですよ。もちろん、それらはパクろうと思ってパクったわけじゃなくて、自然と出てきたんですよね。自分のフレーズのように、結果的に似ちゃったんです。
ーーいやいや、最初の1フレーズの歌詞がまるまる一緒ですよ(笑)。
吉岡 : あのメロディにはあの歌詞しか入らないことになってるんだと思います。普遍的なんですよ(笑)。他にも、「CKB-乳首の呪縛-」は、楽曲を通してサカナクションを意識して作っているんです。誰にも理解されないですけどね。僕がサカナクションだったらこういう曲を作るかな、っていうペルソナ化をしたんですよ。結果的に、誰に聴いてもらっても「それは違うと思うよ」って諭されますけど(笑)。
ーー「KEJIME」には○○の「○○」のコーラスが入っていますよね(笑)?
吉岡 : あ! わかりました!? それわかったの、すごいですね!! ははははは(笑)。自分で歌って、忘れてました。
ーーもうね、ほんと細かいところに間違い探しがあるみたいで、聴いてて楽しいですよ(笑)。「昭和ピンク歌謡界の貴公子」って名乗ってらっしゃいますけど、今回のアルバムは、昭和歌謡というジャンルから少し離れた感じがしますよね。
吉岡 : 離れたっていうよりは、広がっていったっていうような感じではあるんです。昭和歌謡も大好きなんですけど、J-POPやニュー・ミュージックだったり、いい意味でダサかった音楽がすごく好きで、そういったものも出せたらなと思っているんです。僕のサウンドだったり、言葉や表現を含めて歌謡曲だと思っています。
少なくとも、クリトリック・リスよりは売れたい気持ちがある
ーーリバーシブル吉岡として楽曲を世に出すことで、期待することってありますか?
吉岡 : う〜ん。考えたことがなかったですね。でも、自分が死んだあとでも聴いてもらえるような音源でありたい。ブックオフでもずっと1000円以上で売られてるようなアルバムになればいいなと思います。ただ、どう考えても売れないんでこのアルバムは(笑)。売れたらまずいというか… いろいろバレて、いろんなところにお金を払わなくちゃいけなくなってしまうかもしれないので(笑)。そういう意味でも、1人で音楽をやっている人の勇気になったり、悩んでいるバンドマンや若い子、音楽に限らずとも何を表現したらいいかわからない子に聴いてもらえたら、「表現って自由なんだな」っていうことを感じてもらえるかと思います。
ーーこのアルバムは売れる売れないの前に、お店に置いてもらえるのかって心配もありますからね(笑)。
吉岡 : そうなんですよー。どうなんですかね。
ーーちゃんと店に置かれるといいですね。
吉岡 : せっかく出すからには、売れたいんですよ。少なくとも、クリトリック・リスよりは売れたい気持ちがある。打倒クリトリック・リスですよね。ただ、岡崎体育よりは売れないと思いますけど。
ーーあははは。岡崎体育は、いますごい勢いでキテますからね。
吉岡 : これだけは言っておきたいんですけど、ロック・バンドの中に、へんてこなソロ・アーティストっていう枠を作ったのは僕なんですよ。それなのにすすすっと、スギムさんとか岡崎体育とか入ってきちゃったから。
ーーそこは堂々と「俺がいなかったら、お前らもいないんだぞ」ってことを押し出していきましょうよ。
吉岡 : そうですね。パイオニアとしてね。芯をブレずにやっていきたいですね。
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2016年4月23日(土)@タワーレコード渋谷店 4Fイベントスペース
時間 : START 20:00
料金 : 観覧フリー
PROFILE
リバーシブル吉岡
尼崎市が生んだピンク歌謡界最後のカリスマ。トライポフォビア持ちのオーバー・サーティー。
2003年、活動開始。新しすぎる音楽性のため、世間に受け入れられず孤独な日々を送る。これまでにアルバムを2枚全国流通で発売、自主制作でセミヌード写真集を発売。スーツケース1つで全国に歌い踊りトーク・ライヴにも出演。サラリーマンとの二足のわらじの為、頻繁にライヴは行われていないが1度見てしまうと数週間鼻歌が止まらなくなってしまう中毒性があるパフォーマンス。ファン層はなぜか圧倒的に女性が多く、共演したバンドマン、芸人、アイドルからも多大な支持を得る。