
6ヶ月間、6回に渡ってロック・パーティのFREE THROWを追っかけた。『成り立ち』『軌跡』『未来』『クラブ・カルチャー』、そして何故か『神啓文』まで(笑)。とてもクールなのにどこか変テコな弦先誠人、スター性バリバリなのに家もない神啓文、屋台骨なのにOTOTOYにさえ辿りつけないタイラダイスケ。会う度に個性的キャラクターの3DJが好きになった。ロック・パーティの最高峰とえらそうに銘打ったこの企画。何故最高峰なんだろう? それは愛すべき3DJが、音楽を楽しんでいること、そして人にとても優しいからだった。DJは人を表す。こんな単純なことを彼らは気づかせてくれた。願わくば、あと10年は続いて欲しい。何故なら、こんな最高のパーティは、いつの時代だって必要だからだ。彼らは、THE BLUE HEARTSの「人にやさしく」が良く似合う。
インタビュー&文 : JJ(Limited Express (has gone?))
FREE THROWが紹介する今月のバンド!
Message from タイラダイスケ まだFREE THROWで一緒にやった事はないんですが、人間的にも音楽的にもすごくParty感あるんで、いつかやりたいなぁと思っているバンドです。バキッとした部分とPOPな部分がすごくバランス良いなぁと思います。
thatta Profile
もはや成熟した感のあるいわゆるJ-ROCKシーン。thattaはその枠の中で音楽をやることに魅力を感じなくなった。そして今、ロック地政学的にみてUK、USのロックを対等に咀嚼できる日本という環境を最大限に活かした音楽を作り出している。マッドチェスターや'90年代USオルタナを通過して、結果出来上がった日本人離れした日本人らしいバンド。これが正解であることを体感してほしい。
様々なジャンルを消化させた楽曲とステージ上の3台のシンセサイザーがトレード・マーク。海外バンドのようなダイナミックなライヴ・パフォーマンスで都内で活動中。
official website
thatta『Penetration』のフリー・ダウンロードはこちらから!

最終回『FREE THROWのかっこよさ』
――さて、今日のテーマなんですが… 。
タイラダイスケ(以下、タイラ) : 前回は誠人さんがいかに変わっている人かってところで終わってましたよね。
――その話は後でゆっくり聞くとして(笑)、日本のロック・シーンについて話を伺いたいと思います。FREE THROWの3人が日本のバンドを聴いてグッとくるラインはどこにあるのでしょう?
タイラ : 説明しにくいんですけど、FREE THROW的な価値観があるんですよ。the telephonesとかのダンス・ニューウェーヴっぽいものばかりが好きという訳ではなく、過去にFREE THROWに出てもらったバンドだとsleepy.abやSEBASTIAN X、出てないけどオワリカラも好き。そこの基準が何なのかと言われると… 何でしょう。
弦先誠人(以下、弦先) : 新しい日本のバンドを見る時に俺が一番重視するのは、音楽的なジャンルがどうこうよりもフックがあるかないかですね。
――ひっかかるかひっかからないかってこと?
弦先 : それもあるけど、要は残るか残らないかなんです。FREE THROWが絡むバンドはジャンル関係なくみんなフックがある。
タイラ : うん、説明できないけどありますよね。
神啓文(以下、神) : 俺もそうですね。「これ頂戴」って言って欲しいものをくれるバンドも好きなんだけど、思ってたのと違うものをくれるバンドも好きなんです。「あら? 何だこの人たちは」ってなるんだけど、その時にひっかかる感じがある。
――逆にひっかからないのはどういうバンド?
タイラ : 俺は第一印象が結構大きいですね。初見でどんなにヘタクソなライヴをしてても「これいいな」って思ったら2人に紹介するし。何でもFREE THROWに出てほしいという訳ではないんですよね。
――では、DJの目線から見て今の世界の音楽シーンをどう思いますか?
タイラ : これだ! っていうのは今はないかな。
弦先 : 焼き増しばっかりな気がする。その焼き増しの連続の中でドンっと何かが生まれたり起きたりすればいいけど、その衝撃もしばらくないですよね。
神 : 確かにつまんないのかもしれないけど、それも結局は個人の趣味ですしね。自分の趣味に合わなかったらつまんないだろうし。でも「なんじゃこりゃー! 」って何かに衝撃を受ける感覚は、若い子達に比べてどうしても俺らは薄くなってる気がする。
タイラ : よっぽど斬新じゃなきゃないですよね。この年代に音楽聴いてた人は誰しも通るって代名詞的なバンドもここ5年ぐらい出てきてない気がするし。その意味では3人揃って「うおっしゃー! 」ってなる曲も年に数曲ぐらいしかないような気がしますね。
弦先 : でも、こないだのCOLDPLAYは来たね。
――COLDPLAY(笑)?
弦先 : いやいや、新曲超いい!
タイラ : 俺、今まで一回もCOLDPLAYをちゃんと聴いたことがなかったんですけど、凄まじく良い!
弦先 : いわゆるまったりな歌ものではなくて、もっとアッパーなんですよね。かといって下品でもなく… ああ、もう(笑)!
神 : ダンスっぽいし上もの綺麗だし、途中テムズっぽくもなるし、一曲で美味しいところ全部持ってった感じ。これをこの人たちがやるのかと考えると、かなり新鮮に聴こえますよ。

――そういうアンセムみたいなのって、最近のバンドはある?
神 : ないですね。フロアをまとめ上げるような曲は。
弦先 : 曲がないというよりかはもっと全体的な話だと思う。単純にセールスが伸びないかじゃないですかね。みんなが聴いていないからどんなに良い曲でもアンセムにはならない。
神 : 「アンセムかけるのださい」みたいなのない? 「それかけるんかい! 」みたいな。アンセムも変な期限がある気がする。出てすぐだともちろんハマるんですけど、4、5カ月経ってから「イエ―イ! 」ってやるのは、果たしてださいのかかっこいいのか。かけ方にもよるか。
弦先 : おれ、こないだ久々にDaft Punkの「One more time」をかけたんですよ。
一同 : 笑
弦先 : 自分で「だっせー」って思いながらかけてたんだけど、若い人だときっと知らないから新鮮に聴けるかなと思って。
――さすがにその曲は聴いたことがあるでしょう(笑)!
弦先 : いやいや、知らない人いますよ?
タイラ : 一周回ったポイントの見極めが難しいんですよね。俺、Oasisをちゃんと聴き始めたのって最近なんですよ。だから今、すごい素直で新鮮な気持ちでOasisかけてますからね(笑)。
――(笑)。Oasisはダサい、ダサくないのギリギリのラインをもう超えてる?
神 : 超えたと思う。
弦 : うん。
――RADIOHEADは?
神 : 全然かけます。
弦先 : 元々がフロア向けの音楽じゃないから、そういうのをやるかっこよさはある。
タイラ : Klaxonsとか最近全然かけてないですよね。
弦先 : あの時期のが一番危ない!
タイラ : それこそ、ニューレイヴは今かけちゃだめなんですよ! OTOTOYさんのFREE THROW連載の見出し「3DJが切り開いた日本のニューレイヴ・ムーブメント」なんですけど(笑)。
――(笑)。The Chemical brothersは?
弦先 : 無いなー… 新譜だったら全然オッケー。
――Blurは?
弦 : かっこいいから大丈夫!
タイラ : どっちも個人の趣味じゃないですか(笑)!
――Klaxonsの前となると… 。
弦先 : The LibertinesやThe Strokesなら、今上手にかければ逆に新鮮。FRANZ FERDINANDはどうだろうね?
タイラ : この前新宿ROLLING STONE(以下、ストーン)でFRANTZがかかった時に「やっぱ良い曲だなー」って思いましたよ。
――FRANZもありなのか。
タイラ : 感覚的なものですけどね。でもこれがFREE THROWの感覚なのかもしれない。他のパーティーだったらニューレイヴかけてももしかしたら全然盛り上がるのかもしれないし。そこは分からないですね。
――The Stone Rosesは?
弦先 : 永遠ですよ。
タイラ : The Smithsは?
弦先 : かけちゃだめです!
神 : いや、かけますよ。
タイラ : 誠人さん、The Smithsには思い入れ有り過ぎで逆にかけれないっていう(笑)。
トータル・パッケージとして筋が通ったものにしたい(タイラ)
――やっぱりそういうラインってあるんですね。3人が思うDJのかっこよさって何なんでしょう?
弦先 : 音楽をよく知っている人のDJはかっこいいなって思います。この人はこういうのが好きなんだろうなっていうのが見えてきたところで、その歴史を辿って軸を作っていったり、流行りものを取り入れたり、1時間のDJで大体そういう顔って見えてくるんですよね。そういう幅のあるDJができる人は音楽を知ってる人なんだと思います。例えばチャーベさん(松田岳二)にうちでやってもらったことがあったんですけど、基本四つ打ちなんだけどふとした瞬間にWeezerをかけるんです。それですごい盛り上がって、これって音楽に対する愛情が無いと出来ないことだなって思います。
――神さんは?
神 : ぴょんぴょん自分の好きな曲をかけてしまうから、もっとお客さんの目線に立ってDJできるようにならないとなって思います。お客さんが酒飲んでDJに身を任せてる中で、きっちり流れ作って一曲、二曲でボン! とピークつくれる感じ。その人の一時間を任せてもらえるようなDJはかっこいいですよね。
タイラ : トータル・パッケージですよね。DJの内容だけじゃなくてマイクを入れたり立ち振る舞いも全部含めて。
――みんなが知っている曲と知らない曲のバランスってどう考えてます? 俺は「DJなんだから知らない曲を聴かせてくれよ」って思う方なんですけど。
神 : どうなんでしょうね。そういう人がFREE THROWの現場にどれぐらいいるのかにもよる。最近はたまにリクエストをとったりするんですけど、それは逆の行為ですよね。知ってる曲を確かめてからかける。でもこれが好きだったらあれも好きだろうなっていうリサーチにもなるんだけど、それをやっちゃうとフロアの反応が見られなくて寂しくなるんですよね。
――タイラさんにとってのDJのかっこよさは?
タイラ : 色んなかっこよさのパターンがあると思うんですけど、共通して言えるのはオリジナリティかなあ。俺が好きな曲であれば有名か無名かは気にしない。自分の音楽に対する気持ちに正直で、それが下世話にならないように見せる。これはバンドを見る時と同じ基準なんですけど、本気っぽい人が好きなんです。だから俺もできるだけ素直に、本気で好きなものだけかけようと思ってます。それをトータル・パッケージとして筋が通ったものにしたいというのはありますね。

――3人が思う日本で一番かっこいいDJって誰?
弦先 : FREAK AFFAIRというパーティーで回している大沢睦生さん。お客さんの時からずっと見てて、すごい憧れている先輩ですね。打ち込みのセンスもあるし、アンセムをぶっ放す感覚がすごいんですよ。
――神さんは?
神 : それこそ色んなパターンがあるんですけど… 誰だろう。
タイラ : 一人ってなると難しいですね。
神 : ストーンの社長とか、かっこいいですよ。
――えっ!? ストーンの社長ってDJなんですか!?
神 : 未だに現役です。The Rolling Stones多めにかけるんですけど(笑)、かっこいいんですよ!
――結構な年齢ですよね!?
神 : 69歳で、このあいだ「やっとロックになった」って言ってました。
――何を言うてはるんですか(笑)!
タイラ : 去年ストーンの38周年PartyにDJで呼んでもらって回した時に、社長がストーンズをリクエストしてくれたんです。するとストーンのDJたちが「社長のリクエストはすぐかけなきゃいけない! 」って言って、前の曲がかかってたんですけどミッチー(西村道男)が走ってレコード持ってきて「すぐかけろ! 」って(笑)。で、かけると「タイラくん、見て! 社長めっちゃ踊ってる! 」
一同 : 爆笑
タイラ : 「タイラくん、社長踊ってるの見るのあがるでしょ? 」「うん、あがる! 」つって(笑)。そこからちゃんとリズムを合わせて次の曲をかけると、「タイラくん、見て! 社長まだ踊ってる! 」(笑)。
神 : ちゃんといい感じに繋げるとそのまま踊ってくれるんです。あとストーンのアニバーサリーで、社長がDJする時に機材がトラブってみんな焦ってばたばたしてたら、どーんって社長がマイク持って「いくぜベイベー」て言って曲をかけたらしい。「いくぜベイベー」が似合うのはベンジーかチバユウスケか社長ぐらいですね(笑)。
弦先 : かっこいいなー!
タイラ : うん、かっこいい!
神 : それもかっこよさですね。
――もちろん、完璧なかっこよさです! ではタイラさんは?
タイラ : チャーベさんのDJは技術的にもアイディア的にもすごいですよね。コアな方もマスな方も喜ばせることができる。あと、LONDON NITEも昔から好きで、大貫憲章さんがSEX PISTOLSをかけて、シンプルなんだけど「でもこの人がかけると何か違う… 」っていうかっこよさもある。どっちも憧れますね。
「どん! 」と何かが来るだろうなっていうのを感じてる状態(神)
――みなさん、FREE THROWをあと何年続けようとかは考えてますか?
弦先 : どうですかね。俺、FREE THROWが初めての自分のパーティーだったから、始めた頃は「これがダメだったらDJやめよう」ぐらいの気持ちだったんです。かと言ってこれから10年続けたいとかいう気持ちがある訳でもなくて、もしかしたら明日辞めてるかもしれない。わかんないですね。
――神さんは?
神 : 俺もいつまでDJやってるかわかんないですよね。俺が一番危ういかも。先の事は何も考えてません。
タイラ : とりあえずうちに引っ越してくるってことは決まってます。
一同 : 爆笑
弦先 : 神くんが家に居るメリットは、掃除をすごいしてくれるとこだよ。うちに来た時は風呂掃除してくれた。家事好きなんだよね?
神 : 違う違う、行ったら俺しばらく居ちゃうから悪いなと思って。
――何でしばらく居ちゃうつもりなんですか(笑)! … 今そんな話でしたっけ?
タイラ : 10年後のことはわからないけど、来週中に俺んちに来ることは決まってるってところですね(笑)。
――(笑)。神さんはFREE THROWのこれからをどう考えてますか?
神 : どうしようとかはないですね。待ってる状態です。
――何を?
神 : どん! って降りてくるのを。
――何が(笑)?
神 : 何か… 待ってるんですよね(笑)。何かが起きるのを。何も起きないままやってるのが常で、もう一回「どん! 」と何かが来るだろうなっていうのを感じてる状態。

――FREE THROWをやっていて、過去にそういうのが一回あったってこと?
神 : うん、最初の方に。明らかにベクトルが上がった瞬間があったんですよ。
タイラ : 動員の話ではなく、それよりも「来たー! これだー! 俺らこれやる! 」って思わせてくれるものですよね?
神 : それも急に来るんじゃなくて、今やってることの流れの中に必ず来るはずなんですよ。悩む事もあるけど、その時のための今なんだって思いながら続けてる。来年までにはこれをやってあれをやってっていう流れを作ってくれるのは、この人(タイラ)がちゃんと掴まえてくれるから大丈夫。じゃないととっちらかっちゃう。
――タイラさんは?
タイラ : 最初から大きなものを目指そうというのではなく、毎月続けていく流れの先に、自然な形で大きなイベントがあるという感じなんですよね。地震で流れちゃったけど3月に予定していたSTUDIO COASTもそんな感じで、「今の勢いならやれる」「ちょうど50回目だし」「じゃあコンピも出そう」というのが重なったんですよね。今年の下半期もたくさん地方に行く予定が立ってるんですけど、それもたまたま声かけてもらえたから。でも流れに身を任せるだけじゃなくて、やるならちゃんといいものを作る。そんな中でブラッシュ・アップされていって、この流れの先にまた来年STUDIO COASTでリベンジを、と考えています。
――年内は地方を回りつつ、来年にSTUDIO COASTがあるという状態。
タイラ : やりたいですね。そのためにはもう一つ何か知名度が上がるアイディアを出さなきゃいけないし、ただ焼き直しするのはつまらないので、何か要素を付け加えたいんですよね。野外イベントとかもやりたいし、色々と考え中です。
受話器から聞こえてくる自分の声が他人の声に聞こえた(弦先)
――では最後に、誠人さんの強烈なエピソードを話してください。
タイラ : 俺もあんまり知らないから聞きたいんですよ、誠人さんが引きこもりだった時代の話(笑)!
――引きこもってたんですか!?
神 : 2年ぐらい人と喋ったことがなかったっていうのは聞いた事がある。
弦先 : 聞いても何も面白くないですよ(笑)。18歳で高校を卒業して、大学も決まって上京したんだけど、その親からもらった入学金でとりあえず暮らせるなって思って、結局大学は行かなかったんです。
神 : 学校行かないでその金で暮らしてたの?
弦先 : そうですね。親は大学行きながらバイトしてると思ってたんじゃないかな。そこからずっと音信不通だったから。
――(笑)。
弦先 : で、部屋の中でずっと音楽を聴いてた。
タイラ : 何を聴いてたんですか?
弦先 : その時はThe Stone RosesからThe Smiths、Oasisももちろん聴いた。

――家から出ないでずっと音楽を聴いてたんですか?
弦先 : 飯食う時は外に出ましたよ。
タイラ : その時も音響は今の誠人さんの家にあるボロボロのラジカセですか?
弦先 : ちゃんとスピーカーだったよ。でも小さい部屋だから大きい音を出すと怒られるんですよ。で、気分よくなるとOasisを熱唱する。
一同 : 爆笑
弦先 : するとアパートに「最近この辺りにうるさい部屋があります」って貼り紙がされてて、明らかに俺の事で肩身の狭い思いをしてましたね。
タイラ : 誰のせいですか(笑)?
神 : オアシスのせい(笑)。髪が腰ぐらいまであったんだよね?
弦先 : ちょうどオウムの事件があった頃だし、外出たらつかまるんじゃないかってぐらい怪しい風貌だった。で、途中でもちろん金が無くなるじゃないですか。家賃半年ぐらい溜まって「居るのは分かってるんだよ! 」ってドアをドンドンされて、そういうのをやり過ごしながら生活してました。
――やり過ごせるものなんですか?
弦先 : やり過ごしました(笑)。でもいよいよ生活も出来なくなって髪を切ってバイトを始めたんですけど、電話で面接の応募をするじゃん。2年ぐらい自分の声を聞いてなかったから、受話器から聞こえてくる自分の声が他人の声に聞こえた(笑)。
一同 : 笑
弦先 : 俺、標準語じゃん。田舎に居る時は方言だったんですけど、2年経って喋ったら標準語になってた(笑)。テレビ見てたせいかもしれないけど。
タイラ : 誰とも喋んないで、2年?
弦先 : お店で店員に「これください」ぐらいは言ってたけど。でも引きこもりとかそういう暗いイメージじゃないですよ。
タイラ : その2年間はめっちゃ楽しかった?
弦先 : 退屈でしかたがなかった。
神 : 18、19の頃でしょ? 毎日悩んでばっかりの年頃じゃん。
弦先 : いつ死のうかぐらいのことは考えてたね。
――暗いじゃないですか(笑)!
弦先 : 暗くないですよ(笑)。
――で、バイトし出してまっとうになった?
弦先 : でもなあー… やっぱりちょっといかれたままだったと思います。この傷とかも… 。
神 : 「HATE」って刻んでるんですよ。若い時に。だから酔うと赤くなってHATEって出てくるんです(笑)。
一同 : 爆笑
――何でHATEなんですか?
弦先 : いや、なんかそういう気分だったんですよ。そこからバイト始めて健全に生きて、CLUB SNOOZERに行くようになって、そこから人生が開けてきた。
神 : パーティーに遊びに来てる所を俺がヘッドハンティングした。「こっちにきなよ」って(笑)。
――で、今度はタイラさんが神さんを家にヘッドハンティングしたんですね!
タイラ : いや、「こっちにきなよ」じゃなくて「君んちに行くから」っていう逆ヘッドハンティング(笑)。
弦先 : 色々真面目に話したのに、最後の最後で台無しになったんじゃないですか?
――神さんの引っ越しの話で既に台無しなんで大丈夫です(笑)。 6ヶ月間ありがとうございました!
一同 : ありがとうございました(笑)。

FREE THROW /// NEWS!

2011/08/26(fri)@江ノ島 鎌倉湘南腰越海岸海の家KULA
open / start 14:00(予定)
close 21:00
adv. 2000yen(1drink別)
door. 2300yen(1drink別)
GUEST LIVE : 岩本岳志(QUATTRO)、ヒサシthe KID、Dorian、and more!!
DJ : 弦先誠人(puke!)、神啓文(Getting Better)、タイラダイスケ(soultoday)
【応募方法】
件名に「『FREE THROW ENOSHIMA』に行きたい! 」、本文に氏名、住所、電話番号をご記入の上、info(at)ototoy.jpまでメールをお送りください。
応募締切 : 2011/08/22(mon)
当選者の方には、追ってメールにてご連絡します。
※あらかじめinfo(at)ototoy.jpからのメールを受信できるよう、設定ください。
『Kings Vol.3』
2011/08/23(tue)@新木場STUDIO COAST
OPEN 16:00 / START 17:00
adv. 3000yen(1drink別)
door. 3500yen(1drink別)
LIVE : The Brixton Academy、QUATTRO、the telephones、PILLS EMPIRE、THE BAWDIES
DJ : FREE THROW
『COLOURS×FREE THROW』
2011/08/31(wed)@新宿ROLLING STONE
19:00~21:00… CHARGE FREE!!
21:00~ALL NIGHT… 200yen + 1Drink Order
DJ : 小倉健一、神啓文
GUEST DJ : 弦先誠人(FREE THROW)、タイラダイスケ(FREE THROW)
『the chef cooks me BAND 「PASCAL HYSTERIE TOUR」』
2011/09/04(sun)@新代田FEVER
open 17:30 / start 18:30
adv. 2500yen(1drink別)
door. 3000yen(1drink別)
LIVE : the chef cooks me BAND
GUEST LIVE : cero
DJ : FREE THROW
『HighApps20110907』
2011/09/07(wed)@新代田FEVER
open 18:00 / start 18:30
adv. 2500yen(1drink別)
door. 2800yen(1drink別)
LIVE : avengers in sci-fi、white white sisters、The Flickers、and more!!
DJ : FREE THROW
『タイトロープ10周年記念 Synchronized Rockers Q』
2011/09/09(fri)@名古屋タイトロープ
OPEN / START 22:00
ticket : 2500yen(1drink込)
Free Drink : +2000yen
LIVE : TWOFOUR
DJ : 野垣内 (Synchronized Rockers)、M!-Ke(Synchronized Rockers)
GUEST DJ : 弦先誠人(FREETHROW/puke!)、神啓文(FREETHROW/Getting Better)、タイラダイスケ(FREETHROW/soultoday)、Shinsuke(Stereo Genes)、Shohei(Stereo Genes)、Yoshimura(Stereo Genes)、TAMAYAMAN(KaTie)、DCO(FIX!!)、SaHo(FIX)
『BAYCAMP 2011』
2011/09/10(sat)ALLNIGHT@川崎市 東扇島東公園
open 14:00 / start 15:00
adv. 6000yen(1drink別)
door. 6800yen(1drink別)
LIVE : あらかじめ決められた恋人たちへ、Dragon Ash、MO'SOME TONEBENDER、MONICA URANGLASS、OGRE YOU ASSHOLE、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、PENPALS、POLYSICS、rega、SHERBETS、SuiseiNoboAz、つしまみれ、ART-SCHOOL、the HIATUS、THE BACK HORN、The Mirraz、MAN WITH A MISSION、BREMEN、0.8秒と衝撃。
DJ : FREE THROW(弦先誠人、神啓文、タイラダイスケ)
『FREE THROW SAITAMA』
2011/09/19(mon)@北浦和KYARA
open / start 17:00
adv. 2000yen(1drink別)
door. 2300yen(1drink別)
DJ : 弦先誠人(puke!)、神啓文(Getting Better)、タイラダイスケ(soultoday)
LIVE : Fragment
GUEST DJ : 伊藤文暁(another sunnyday)、アサノタカヒロ(grass code)、tkn(tri-)、モルタルヤマザキ(MORTAR RECORD)
『TWOFOUR presents“SHOWDOWN”FES!』
2011/09/23(fri)@新宿MARZ
open / start 13:00
adv. 2500yen(1drink別)
door. 3000yen(1drink別)
LIVE : アナ、鴨田潤(a.k.a.イルリメ)、キム.ウリョン(ex-cutman booche)、夕暮レトロニカ、MOROHA、AWAYOKUBA、TWOFOUR、and more!!
DJ : FREE THROW
FREE THROW /// PROFILE!
2006年5月に下北沢Daisy Barにて弦先誠人、神啓文により始動。
2006年12月タイラダイスケの加入により現在の3DJに。
2007年4月から新宿MARZにホームを移し、DJ×LIVEという従来のCLUBシーンではほとんど成立例の無かった新しいパーティーのスタイルを確立させ、クラブ・シーンとライブハウスの垣根を無くし、その距離を縮める。3人によるジャンルや洋邦新旧問わないDJプレイは幅広い音楽ファンから高い評価を受けている。
また、有名無名問わず自分達のアンテナに引っかかったバンドには助力を惜しまず、それをきっかけとして台頭をあらわしたバンドも少なくない。その活動は東京だけに止まらず、これまでに名古屋・大阪・新潟・長野・柏・水戸・仙台・札幌・静岡とその活動の幅を広げている。