Aureole、2年ぶりのニュー・アルバム『Reincarnation』が完成!
レーベル・kilk recordsを主宰し、「Deep Moat Festival」、「skim kilk sounds」などのフェスを主催している森大地が率いる、東京インディ・シーンを牽引するセクステット、Aureoleが、2年ぶりのニュー・アルバム『Reincarnation』を完成させた。本作の完成までに彼らが歩んできた道は、決して平坦ではなかった。レコーディングが終わったのも束の間、ベースの岡崎竜太が、くも膜下出血で倒れてしまう。岡崎を心配しつつも、Aureoleは歩みを止めなかった。サポート・ベースを入れながら、岡崎が戻ってくる体制を作り続けた。そして、岡崎が奇跡的に回復・復帰。Aureoleは再び6人で歩みをスタートさせた。本作『Reincarnation』は、そんな物語と想いがつまったアルバムである。OTOTOYでは、完成を記念して、2回に渡りメンバー全員にインタビューを掲載する。第1弾となる今回は、リーダーの森大地、奇跡の回復を遂げた岡崎竜太、中澤卓巳を迎えて話を訊いた。そして、アルバム発売に先駆けて、アルバム収録曲から「Dark Adaptation」のShort Editを、フリー・ダウンロードでお送りする。この熱き作品にぜひ触れてみてほしい。
2012年9月12日リリース!!
Aureole / Reincarnation
【Track List】
01. Live Again / 02. Spirit Wander Field / 03. Dark Adptation / 04. Pass The Past / 05. Tales / 06. Dell / 07. Suicide / 08. Scare / 09. Destination / 10. Leave
【販売形式】
mp3 / wav(16bit/44.1kHz) / HQD(24bit/48kHzのwav)
>>「Dark Adaptation (Short Edit)」のフリー・ダウンロードはこちら
INTERVIEW : 森大地 × 岡崎竜太 × 中澤卓巳
2012年4月1日の虚弱。レコ発@新代田FEVERで初めて見たAureoleのライヴは、あまりにもバランスが崩れており、驚いてしまった。そのライヴの後、リーダーでありkilk recordsのオーナーでもある森大地から、ベースの岡崎竜太がくも膜下出血で倒れてしまったことを伝えられた(完全に治癒する確率はくも膜下出血を起こした人の中で2割!)。バンドのメンバーは家族のようなもの。そして、ベーシストは、母親のようなものである。「何故、キャンセルしなかったんだ? 」「何故、Aureoleはそれでもライヴをやろうと思ったんだ? 」。 森大地がステージで放った言葉は、「秋頃には、岡崎君もこの場所に帰ってきてくれると思います」との、迷いのない強い言葉。バランスが崩れてしまったAureoleのこの日のライヴで、唯一メンバーの意思が一つになった瞬間だった。
何とか一命をとりとめた岡崎竜太が、森大地と中澤卓巳(Dr)と共にOTOTOYにやってきた。絞り出すように話す彼の言葉の重みを感じながら、2回にわたって行うAureoleの特集ページの主役を、彼にしようと決めた。Aureoleのニュー・アルバムのタイトルは、『Reincarnation』=『再生、生まれ変わり』。この物語は、Aureoleに実際に起こった、そして、とても、とても、とても大切なバンド・ストーリーである。
インタビュー&文 : 飯田仁一郎(OTOTOY/Limited Express(has gone?))
取材写真 : 畑江彩美
その一音に岡崎君っていう人間そのものが詰まっている(森)
――まずは、Aureoleの結成について聞かせてください。
森大地(Vo、G、Pro/以下、森) : 元々別のメンバーと違う名義でやっていたんですけど、そこに岡崎竜太(B)と矢野彩子(Flute、Piano)、今とは違うドラマーとシンセサイザーに、サポートのギタリストを加えて、2007年にAureoleとしてスタートしました。半年後には中村敬治(G)が加わって、2009年にファースト・アルバム『Nostaldom』を出すんですけど、その後リリース・パーティーの時にドラムとシンセが方向性の違いからほぼ同時に抜けまして。それから中澤卓巳(Dr)と佐藤香(Vibraphone)が加入して今の形になりました。
――なるほど。岡崎さんが加入する前と後ではどう変わったか覚えていますか。
岡崎竜太(Bass/以下、岡崎) : 最初は、もっとアンビエントな曲ばかりやっていたんですけど、僕が入って『Nostaldom』のリリースが決定して曲を練り直したんです。そこからはアップ・テンポな曲が増えましたね。
――結成当初とやりたい音楽が変わっていったと?
森 : 曲は意図的に変えたんじゃなくて、今のバンドの編成になって、自然に変わっていきましたね。昔は“ど・エレクトロニカ”とでもいうようなインストで、歌もなくバンド・サウンドでない時もあったんですけど、「やるんなら、デカイ花火を上げようぜ! 」って思っていました(笑)。
――「デカイ花火を上げようぜ! 」というのは、Aureole結成時に岡崎さんに言ったんですか?
森 : そうですね。「今までの方向性を全部なくして、変えようか」って話はしましたね。
岡崎 : アルバムを作るにあたって「歌ものにするか、インストにするか」って話したんです。でも歌ものの方が音楽をあまり知らない人にも聴きやすいんじゃないかと思いまして。
――新譜を聴いても前回の作品を聴いても、良い意味で誰かの影響は受けているな、という気がしたんですけど、そう言われるのはどうですか。
森 : 僕が高校生の頃に読んだベックのインタビューで、彼が当時出したアルバム『Odelay』も「僕は新しい音楽を作っていると言われるけど、全くゼロから新しいわけではなくて、既存の音楽を3つ4つ組み合わせて、その組み合わせが全く新しいオリジナルに見えるだけなんだ」って言っていて。それはすごく同感で。だから僕も1つというよりは、いくつかの作品に影響を受けていると思います。
――それは、特定のアーティストに強く影響を受けたというわけではなくて?
森 : そうですね。良いアルバムを聴いたり、ライヴを観たりした後に曲を作ると、強烈にインスパイアされると思うんです。僕は「これを入れつつ、こっちも入れよう」って作り方が今までも多かったですね。
――今作を聴いても、色んな物を吸収しているのがわかるし、このメンバーにしか出来ないものを生み出そうとしているのかなと思いました。
森 : 僕の曲の良さを出してくれるのはこのメンバーしかいないし、メンバーの良さを引き立てるのも僕の曲だと思っているんです。
――なるほど。色んなベーシストなりドラマーがいる中で、森さんにとって岡崎さんと中澤さんはどういう存在なんですか?
森 : (Dr.の中澤)卓巳君に関しては、歌心があると思いますね。例えば、打込みで「ここのテンポは99にして、ここのスネアは105にすると、こういうノリが生まれる」ってことピッタリにやるドラマーもいるんですけど、卓巳君のドラムはそれが絶妙な所で成り立っているんです。
――絶妙?
森 : つまりは人間味溢れるドラムなんですよね。
――岡崎さんは以前倒れられたんですよね?
岡崎 : くも膜下出血で…。
――この作品に岡崎さんは参加しているんですか?
岡崎 : 参加しています。レコーディングが終わってから倒れたので(苦笑)。レコーディング後に、壊れたコントラバスを修理に出して、その何日か後に倒れたんです。それは凄く覚えています。
――森さんにとって岡崎さんはどんな存在ですか?
森 : 岡崎君は素直で、それが音に端的に表れていて。勉強家で研究熱心だし、真の音楽家って感じです。尚且つムード・メイカーでもあって、全てひっくるめて音に現れているなと。例えば、くも膜下出血で倒れた時も、岡崎君と同じベースとアンプを鳴らしてみたんですけど… やっぱり同じ音は全然出ないんですよね…。
――岡崎さんが持っている音というのは、どういうものなんでしょう?
森 : 一音「ボーン」って出しただけで何故か岡崎君だってわかるんです。それはその一音に岡崎君っていう人間そのものが詰まっているというか。その一音が好きだし、岡崎君でしか成り立たないんですよね。
ライヴが良くなければ存在価値がないと思って(森)
――岡崎さん、中澤さんから見て、森さんはどんなアーティスト・コンポーザーなんでしょう?
岡崎 : 本人に言ったことはないんですけど、やっぱり天才だと思います。僕も色んなバンドをやってきて「こういうバンドが好きなんだな。じゃあこういうベースを弾けばいいんだな」って他の人からインスパイアされたものを感じる人が多かったんですけど、(森さんの場合は)凄くオリジナルなものを感じるし、デモを貰ってすぐに風景が浮かぶんです。だから曲作りについては天才的だなと感じています。
――森さんの曲に対してベーシストとして意識することはなんでしょうか?
岡崎 : 曲で直接伝えたいことってあると思うんですけど、そういうのってボーカルとか、上物って言われるギター、ビブラフォン、フルートの人がやることだと思っていて。ベースって、自分で伝えたいことがあるとして、それを託すっていうことが出来る楽器だと思うんです。それは、くも膜下出血で倒れる直前位から思い始めたんですよ。自分のベースを聴いて欲しいというよりは、もっと曲全体を聴いて欲しいって。
――例えばコンポーザーが作ってきた曲を壊して良くするんだっていう人もいるし、後押しするんだっていう人もいます。聞いていると、歯抜けのパズルがやって来た時に、それを埋めているのが岡崎さんなのかなと思うんですけど。
森 : それはあると思います。このバンドで特徴的なのは「俺が、私が、表現する」ではなくて「俺が、私が“この音楽”を表現する」ところだと思うんです。だから岡崎君も自分を前に出すんではなくて、音楽として表現したい気持ちがあるんだと思います。
岡崎 : うん、そうだね。
――中澤さんにとって、森さんはどんな存在ですか?
中澤卓巳(Drums / 以下、中澤) : 曲に関しては本当に器用だなって思いますね。あと、森大地の歌が実は好きなんです。自分は2枚目から参加しているんですけど、2枚目の時と今回のアルバムではかなり毛色が違うし。畑違いではあるけれど共通している部分もありつつ、そのレベルが高いんです。
――今、聞いて面白かったのは、森さんのことを中澤さんは“器用”だと表現して、岡崎さんは“天才”と表現しました。でも器用と天才って表裏一体だと思うんです。
中澤 : 器用は器用なんですけど、他のバンドのエッセンスを混ぜ込んで、かなり高いレベルで上手く作ることができると思うんです。そういう意味では天才っていう要素はあると思います。
森 : 僕は、ツールそのものを音楽の目的地としてしまっているバンドが多すぎると思っているんです。それって、最悪の文化だと思うんですよ。
――どういうことでしょう?
森 : 要は、ライヴでキメを入れるとか、轟音になる展開が特徴ですみたいな。ライヴでカッコイイというのが終着点のバンドが多すぎて。例えばシンセを弾きながらギターを弾くとか。それは、あくまでもツールであって、音楽の素晴らしさを抜きにしてはいけないと思うんですよ。確かに僕らもそういう部分は利用しているんですけど、変わったエフェクターをかけたり、轟音を出すのが目的っていうのには興味がなくて、むしろそういう文化を壊したいと思っているんです。
――他のお2人は、今の森さんのお話をどう思いますか?
中澤 : ここのオカズを削ろうとかってことは考えるんですけど、森君の曲に対して1番考えるのは、曲を壊さないようにってことなんで、そういう意味で通じていると思います。
岡崎 : アレンジに関して、森君は結構皆に振るようになったんですけど、前は1人でやっていたんですよ。本音を言うと、1人でやっていた曲の方が好きなんです。熱量が全然違うというか。
――熱量って?
岡崎 : 問答無用で曲に引きつけられるというか。例えば、アンビエントな曲で最後に少し展開する曲があるんですけど、30分で作ったって言っていて。それが神がかっていて、すごくいいんです。みんなでアレンジをしてバンド感を出すのも大事だと思うんですけど、そういう側面も捨てずにいられればいいなと思うんですよ。
森 : 昔の曲は、引き籠ってオタク的に作っていたので、今の方が開放的な作り方になっていると思います。
岡崎 : ファーストの頃は曲調もそうだけど、緊張感があったような気がします。
――曲の作り方が大きく変わったんでしょうね。そこに至ったきっかけはありますか?
森 : それはバンド・メンバーとの相互関係というか、お互いを良く見せたいって思ったのと、ライヴを重要視するようになったからですね。
中澤 : ライヴは、最初だいぶディスられたよね。評判が悪かったですよ。僕が入ってすぐとか。
――へぇ~! それは何故?
中澤 : う~ん… なんなんでしょうね。CDと全く違ったっていうのが結構あったのかな?
森 : いや、単純にヘタクソだとか、そういうのもあったんです。ファーストを出した時のリリース・パーティーも僕の中ではコケたなって思っていて、それでメンバーも外れてしまったんです。その時、ライヴが良くなければ存在価値がないと思って。今でも、とにかくライヴを良くしたいっていうことは強く思っています。バンドをより有名にしたかったんで、ライヴは避けて通れないなって。
ベースしか自分の存在意義がないような気がしたんです(岡崎)
――最初にデカイ花火を打ち上げたくてAureoleを結成したって仰いましたけど、それは具体的にはどんなことなんでしょう? 音楽で食うことを目指したのか、それともフジロックのグリーン・ステージを目指したのか?
森 : 例えば、レディオ・ヘッドがフジロックに来たら大トリじゃないですか? でも、内向的な音楽性を持った日本のバンドが大トリになることはないと思うんですよ。だから、デカイ花火っていうのは、わかりやすくいうとレディオ・ヘッドやビョークみたいに内向的で精神的な音楽でも「世界に出ていけるバンドを作ろうぜ」ってことなんです。
――それを聞いた岡崎さんはどう思ったんですか?
岡崎 : 一昨年、サンディレイと対談した時に「自分の好きな音楽を真摯にやっていけば、その力でシーンを変えていけることを証明したい」って言ったんです。それは今も変わってなくて。だから森君がデカイ花火を上げたいって言った時も僕はそう思っていたはず。具体的にフジロックとかサマソニに出たいってことが目標じゃなくて、長い間良い音楽をやっていけば日の目を見るっていうことを証明したいと思っています。
――そのモチベーションになっているのは、今も変わっていませんか?
岡崎 : そうですね。入院している間に、音楽を「やる」か「やらない」の分岐点があったんです。その時に「やる」っていう覚悟を決めたんです。自分が良いと思う音楽をやることが、自分の大事な表現方法というか、人とのコミュニケーション・ツールというか。
――分岐点というのは?
岡崎 : え~と… 手術をして、その後、スパズム期っていって、脳血管攣縮っていう脳に血が行かなくなっちゃう症状が出て、その時点で時間の記憶がなくて、起こったことは覚えているけどいつ起こったかわからない。あと一番ひどい時は、言葉を聴いても「ガー」としか聴こえないんですよ。話そうとしても「アーアー」としか言えなくて。で、その一番酷い時期が終わったけど、言葉がうまく喋れなかった時に、自分に出来る表現って楽器しかないんじゃないかなって。そのときに、楽器を弾きたいと強く思ったんですよ。でも、弾けるかもわからなくて…。この病気になったら、大抵の人は弾けなくなるって聞いたんです。でも弾けるならやりたいと思っていたから、やるんだったらベースを最初に買った時みたいに「ここがG、ここがA」っていう風に戻ってやらなきゃいけないんだろうなって思ってて、凄く怖かったんですよ。それでもやると覚悟を決めたんです。
――メンバーは、岡崎さんが倒れられた時はどんなお気持ちだったんですか?
中澤 : いや~、それは気が気じゃなかったです。バンドのメンバーっていう以前に普通に友達だったんで。生きてて欲しいなって。そっちの方が大きかったですね。
――森さんはどんな気持ちでしたか?
森 : 「このまま死んじゃうかもしれない」っていう選択肢は自分の中でなくしていました。岡崎君は色々運が良さそうなので。だから当然戻ってくるもんだって思い込んで、全てをやっていたんです。ただ、丁度その頃に歌詞を考えていたので、その辺のことは歌詞にでちゃっているかなって。このアルバム・タイトル(『Reincanation』)にしても。
――なるほど。
森 : でも「このまま死んじゃうかもしれない」って選択肢はないって言いつつ、逃げ道的に「Spirit Wander Field」の歌詞で「生命は羽ばたいて身は煙になって 神殿の内部へ」って歌っていて。
岡崎 : (笑)。
森 : その選択肢はないと言いつつ、出ている部分はあるんです。だから、他の曲も「生と死」とか「前世 / 現世 / 来世」とか書いています(笑)。でも、それは岡崎君だけじゃなくて、今まで亡くしてきた友達とか、逆にこの時期に出産を控えている人がいたりしたというのもあって。この1年間、考えさせられることが多くて、必然的にそうなっていきました。ジャケットも、デザイナーのジェロエン(Jeroen)さんが上手く結び付けてくれて。最初から『Reincanation』ってアルバムになるからね、って言ってこのジャケが出来てきたわけじゃなくて、歌詞も出来ていない段階で音だけ聴かせてこういうジャケットになったんですよ。本当に誕生っていう感じで、全てが上手くリンクして、なるべくしてこのアルバムが出来た気がします。
――岡崎さんにとって、本作は、どういうアルバムになりましたか?
岡崎 : 僕にとって、思い入れは本当に一番強い。まだ外出も出来なかったのでミーティングも途中参加だったんですけど、コンセプトが生命とか死生観、輪廻転生、再生、時間とかって知ったときに単純に嬉しかった。皆で一生懸命レコーディングして作ったっていうことの思い入れもあるんですけど、それ以上に… 本当に… これは2人に反感買うかもしれないんですけど、これ俺の為に作ったアルバムなのかなって(笑)。
森・中澤 : おお~!(笑)
岡崎 : そう思った瞬間があって。
――嬉しいですよね。
岡崎 : 外出出来ない時も、本当にベースにすがってるような状態で練習していて。もうそれしか自分の存在意義がないような気がしたんです… 本当に狂ったように弾いていたんです。だから、本当に嬉しいし、一番好きなアルバムになりました。きっとジャケットを見る度に、この時期のことを思い出すと思うんです。単純に思い出すと辛い思い出だったりするんですけど、このアルバムをフィルターとして通すことで、良い思い出になる気がして。
――岡崎さんと中澤さんのお2人に伺います。未来のAureoleをどうしていきたいですか?
中澤 : フジロックに出たいです。バンドの舵を取るのはリーダーに任せていれば間違いないと思っているんで。
岡崎 : 僕は60歳のヨレヨレのおじいちゃんになってもAureoleは続けたいなって。その道程の中にフェスに出たり、「ワ~」って売れる時期があればいいなって思います。出来るだけ長く続けたいです。30年後も同じメンバーでやりたいんです。
――じゃあ最後に森さんはAureoleをどうしたいですか?
森 : 僕は「やりたいことがもう尽きた」ってことは今までも、多分これからもないんで。まだまだやりたいことも沢山あるし、今から次の作品を早く出したいですし、ライヴも明日にでもやりたい。そのモチベーションを長く持ち続けたいですね。それでフェスも出たいですし、60歳になってもやっていたいです。で、人気も出たいですね(笑)。
――モテたい?(笑)
森 : モテたい(笑)。とかお金持ちになりたい、とかいうことを抜きにしても… 皆に聴いてもらいたいです。
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PROFILE
Aureole
2007年結成。森大地(Vo.Gt&Prog)、岡崎竜太(B)、中村敬治(G)、中澤卓巳(Dr)、saiko(Syn & Flute)、佐藤香(Vibs & Glocken)の6人組バンド。ポスト・ロック、エレクトロ、クラシカル、ミニマル、プログレ、サイケや民族音楽などを通過した奥深いサウンドと「歌モノ」としての側面、この2つの要素が矛盾することなく融合を果たしている。2009年にNature Blissよりデビュー・アルバム『Nostaldom』をリリース。青木裕(downy、unkie)をゲストに迎えたこの作品は、各方面から多くの支持を得た。2010年には森大地が主宰するレーベル“kilk records”より2ndアルバム『Imaginary Truth』を発表。「今後の日本の音楽シーンのキーマン」と称され、一層の注目を集めた。尚、両作品とも全国のTSUTAYAでレンタルCDとしても取扱いを行っている。ライヴ活動も精力的に行っており、kilk records主催のフェス「DEEP MOAT FESTIVAL」や「skim kilk sounds」ではNATSUMEN、LOSTAGE、unkie、no.9 orchestra、sgt.らと共演。